JP3473994B2 - 多段組み多層銅張積層板の製造方法 - Google Patents

多段組み多層銅張積層板の製造方法

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JP3473994B2 JP18037394A JP18037394A JP3473994B2 JP 3473994 B2 JP3473994 B2 JP 3473994B2 JP 18037394 A JP18037394 A JP 18037394A JP 18037394 A JP18037394 A JP 18037394A JP 3473994 B2 JP3473994 B2 JP 3473994B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は多層銅張積層板の製造方
法に関し、更に詳しくは1回の加熱加圧成形で多数枚を
寸法精度良く積層成形する方法に関するものである。 【0002】 【従来技術およびその問題点】多層銅張積層板におい
て、多層化成形する際に層間の位置精度を確保すること
が必要であるが、(6層以上の)高多層になるとマスラ
ミの際の内層間のずれの許容範囲が狭くなり、許容範囲
を超えると層間をスルーホール鍍金で電気的に接続する
際にショートするなどの重大不良の原因になり、層間の
位置ずれ精度の確保が大変重要な課題になる。特に多層
銅張積層板構成体を、間に鏡面板を介して、多段に組み
合せ、全体を加熱加圧して積層成形する多段組み多層銅
張積層板の製造方法の、最下段と最上段の多層銅張積層
板構成体の外側に(金型を使用せずに)鏡面板を使用す
る場合において、最下段と最上段の加熱加圧して積層成
形された多層銅張積層板が内層間の位置ずれが大きいと
云う問題がある。この問題は時間をかけて加熱加圧成形
すれば層間の位置ずれの少ない高精度の多層銅張積層板
を得ることができるであろうが、極めて生産性に欠ける
と云う問題点がある。発明者等は、係る課題に鑑み、積
層成形時間を長くせずに1回の加熱加圧積層成形で多数
枚を層間の位置ずれが少ない積層成形品を得ることを目
的にして鋭意検討している際に、本発明をなすに至っ
た。 【0003】 【問題点を解決するための手段】本発明は、上記問題点
を解決するために、鏡面板の上に、積層成形用の内外層
製材が積み重ねられてなる多層銅張積層板構成体を、間
に鏡面板を介して多段に積み重ね、更にその上に鏡面板
を積み重ねて、全体を加熱加圧して積層成形する多段組
み多層銅張積層板の製造方法において、多段組みの最下
段と最上段を積層板構成体又は4層までの銅張積層板構
成体とし、最下段と最上段との間の中間段を6層以上の
銅張積層板構成体とするようにしたのである。最下段と
最上段との間に挟まれる中間段の各段には6層以上の構
成のため少なくとも複数枚の内層用回路板、接着用のプ
リプレグ、外層用の導電箔が含まれており、最下段と最
上段に4層までの銅張積層板構成体を用いる場合には少
なくとも接着用のプリプレグが含まれていることにな
り、0層の積層板構成体には少なくともプリプレグを含
めるものとし、このプリプレグは常温では固形であるが
加熱によりその樹脂成分が溶融軟化して反応硬化するこ
とが必要である。多段組みの各段は一体的にピンなどで
内外層製材が位置決め固定されていてもよく、また各段
の構成体毎にハトメなどで内外層製材が個別に位置決め
固定されていてもよい。 【0004】 【作用】多層銅張積層板構成体を多段組みにして加熱加
圧する際の温度上昇時の各段における温度差は最下段と
最上段が熱盤に近いため最も大きく、中央になるほど小
さくなり、最下段と最上段を積層板構成体又は4層まで
の銅張積層板構成体にするので内層用回路板が1枚以下
となり内層用回路板相互の層間の位置精度の問題は回避
できる。また最下段と最上段との間の温度差の少ない中
間段を6層以上の多層銅張積層板構成体とすることによ
り、昇温過程における2枚以上の内層用回路板間に生じ
る温度の時差を少なくでき、このことにより接着用プリ
プレグが溶融軟化して硬化するまでの時間における熱膨
張と圧力の偏り等によるずれや回転を少なくできて、内
層用回路板相互の層間の位置ずれを小さくできる。最下
段と最上段の4層までの銅張積層板構成体には少なくと
も一旦溶融軟化するプリプレグが含まれ、(0層)積層
板構成体には少なくとも一旦溶融軟化するプリプレグを
含めるので、最下段とその上の段の間の鏡面板、最上段
とその下の段の間の鏡面板は溶融軟化するプリプレグの
樹脂成分により自由に動ける状態になるために、圧力の
偏りが調整されて内層間の位置ずれが少なくなるものと
考えられる。 【0005】 【実施例1】鏡面板1の外周に位置決め治具2を配置
してピン3を立設し、このピン3に内層用両面回路板4
のみを位置固定しながら、平面上に3組の積層成形用の
内外層製材を並べ、間に鏡面板を介して上下方向に12
段に組み合せ、更にその上に鏡面板113を置いて、全
体を上下の熱盤により加熱加圧して積層成形した。尚、
この際に1段目(最下段)と12段目(最上段)の多層
銅張積層板構成体は、銅箔6、0.18mm厚のプリプ
レグ5を3枚、銅箔6の順に積み重ねた厚み0.54m
mの両面銅張積層板用とし、2段目〜11段目を両面回
路板を2枚含む6層の多層銅張積層板用の構成体とし
た。この12段組の多層銅張積層板の製造方法は、2段
目から11段目の6層銅張積層板の30枚に全て層ずれ
がなく良品であった。また1段目と12段目の6枚の厚
み0.54mm構成の両面銅張積層板は全て内層回路用
基板として使用可能であった。 【0006】 【比較例1】鏡面板1の外周に位置決め治具2を配置
してピン3を立設し、このピン3に内層用両面回路板4
のみを位置固定しながら、平面上に3組の積層成形用の
内外層製材を並べ、間に鏡面板を介して上下方向に10
段に組み合せ、更にその上に鏡面板111を置いて、全
体を上下の熱盤により加熱加圧して積層成形した。尚、
この際に1段目(最下段)から10段目(最上段)は内
層用両面回路板4を2枚含む6層の多層銅張積層板用の
構成体とした。この10段組の多層銅張積層板の製造方
法は、1段目と10段目の6層銅張積層板の6枚の内5
枚が層ずれを生じ、2段目から9段目の6層銅張積層板
の24枚は全て層ずれがなく良品であった。 【0007】 【比較例2】鏡面板1の外周に位置決め治具2を配置
してピン3を立設し、このピン3に内層用両面回路板4
のみを位置固定しながら、平面上に3組の積層成形用の
内外層製材を並べ、間に鏡面板を介して上下方向に12
段に組み合せ、更にその上に鏡面板113を置いて、全
体を上下の熱盤により加熱加圧して積層成形した。尚、
この際に1段目(最下段)と12段目(最上段)は1.
0mm厚の両面銅張積層板を用い、2段目〜11段目は
両面回路板を2枚含む6層の多層銅張積層板構成体とし
た。12段組の多層銅張積層板の製造方法は、2段目と
11段目の6層銅張積層板の6枚の内3枚が層ずれを生
じ、3段目から10段目の6層銅張積層板の24枚には
全て層ずれがなく良品であった。また1段目と12段目
の6枚の両面銅張積層板は全て再使用が可能であった。 【0008】 【発明の効果】この発明は、鏡面板を使った安価な方法
で、昇温速度を落とさず従って生産性を下げることなく
して、層ずれ不良のない6層以上の銅張積層板を製造で
きると云う効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の製造方法を説明する要部の斜視図で
ある。 【符号の説明】 1〜113 鏡面板 2 位置決め治具 3 ピン 4 内層用両面回路板 5 プリプレグ 6 銅箔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 H05K 3/46

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 鏡面板の上に、積層成形用の内外層製材
    を間にプリプレグを介して積み重ねてなる多層銅張積層
    板構成体を、間に鏡面板を介して多段に積み重ね、更に
    その上に鏡面板を積み重ねて、全体を加熱加圧して積層
    成形する多段組み多層銅張積層板の製造方法において、
    多段組みの最下段と最上段を一旦溶融軟化するプリプレ
    グを含む積層板構成体又は4層までの銅張積層板構成体
    とし、最下段と最上段との間の中間段を6層以上の多層
    銅張積層板構成体としたことを特徴とする多段組み多層
    銅張積層板の製造方法。
JP18037394A 1994-06-28 1994-06-28 多段組み多層銅張積層板の製造方法 Expired - Lifetime JP3473994B2 (ja)

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JPH0811259A JPH0811259A (ja) 1996-01-16
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