JP3473275B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

Info

Publication number
JP3473275B2
JP3473275B2 JP16127696A JP16127696A JP3473275B2 JP 3473275 B2 JP3473275 B2 JP 3473275B2 JP 16127696 A JP16127696 A JP 16127696A JP 16127696 A JP16127696 A JP 16127696A JP 3473275 B2 JP3473275 B2 JP 3473275B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
cable
recording
carriage
flat cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16127696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH106614A (ja
Inventor
光平 大沢
敏雄 中田
久幸 小池
一郎 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP16127696A priority Critical patent/JP3473275B2/ja
Publication of JPH106614A publication Critical patent/JPH106614A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3473275B2 publication Critical patent/JP3473275B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドと制御
部とを電気的に接続するためのケーブルを備え、記録媒
体に対して記録ヘッドを往復移動させながら記録媒体へ
記録を行う記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体に対して記録ヘッドを往復移動
させながら記録を行う記録装置においては、記録ヘッド
を駆動および制御するために、記録ヘッドと制御部とを
電気的に接続するケーブルを有している。該ケーブルと
して、複数の箔状の電線を平面状に並列させて配置し、
ポリエステルなどの樹脂フィルムではさんで帯状に成形
した一般にフラットケーブルと呼ばれるケーブルが用い
られる場合が多い。このような構成は、例えば、特開平
6−320835号公報に開示されているように、フラ
ットケーブルの一端はキャリッジに固定され、U字形に
湾曲されて弛みを有し、途中でフロントガイドに固定さ
れているものと同様である。このような構成において、
フラットケーブルは記録ヘッドの往復移動を妨げない様
に十分な長さを持たせる必要がある。またフラットケー
ブルの湾曲部および固定部にはキャリッジの往復移動に
より繰り返し応力が作用し断線することがあり、湾曲部
には十分な曲率を設け、特に固定部では屈曲が起こらな
いように弛みを設定する必要がある。ここで、屈曲とは
フラットケーブルが固定部で折れ曲がった状態を指す。
【0003】上記構成の記録装置に印字データが入力さ
れると、キャリッジが待機位置から記録媒体上の記録開
始位置へ移動し、キャリッジに搭載された記録ヘッドに
より印字を行う。記録装置は、通常、キャリッジの待機
位置を規定するために、キャリッジの位置を検出するセ
ンサーまたは該センサーの状態を変化させるセンシング
部材をキャリッジの移動範囲に備えており、該センサー
または該センシング部材の位置をキャリッジの移動方向
に対して相対的に移動させることにより、前記待機位置
を基準位置として記録媒体に対する記録開始位置を調整
することができる。また、キャリッジの移動距離は前記
基準位置に対して一定の距離に設定されている。
【0004】上記構成において、フラットケーブルの長
さは、キャリッジがキャリッジ移動動範囲の最端位置に
移動したとき、フラットケーブルの固定部(特開平6−
320835に図示のキャリッジ2のA部およびフラッ
トケーブル1の途中のB部)において屈曲せずキャリッ
ジ移動の妨げにならないようにU字形に湾曲されて弛み
を有している必要がある。図5は前記従来構成における
センサーまたはセンシング部材の位置の調整に伴うフラ
ットケーブルの状態を示した図で、実線1aは矢印a方
向への最端位置にキャリッジが移動した場合のフラット
ケーブルの状態、破線1bは矢印b方向への最端位置に
キャリッジが移動した場合のフラットケーブルの状態を
示している。ここで、記録開始位置を調整しない、すな
わち前記センサーまたは前記センシング部材の位置を調
整しない場合には、フラットケーブルをキャリッジの移
動範囲の中央(ポジションP2)でフロントガイドに固
定すれば、フラットケーブル長さは固定部Bから最も短
く設定できる。すなわち、図5において、センサーまた
はセンシング部材の位置を調整しない場合のキャリッジ
の移動範囲をポジションP1からポジションP3とする
と、P1P2=P2P3となるポジションP2において
フラットケーブルをフロントガイドに固定すれば、フラ
ットケーブルは屈曲することの無い必要最小限の長さに
よってキャリッジがP1およびP3へ移動することがで
きる。しかしながら、センサーまたはセンシング部材の
位置を移動して記録開始位置を調整した場合、前記の最
短設定されたフラットケーブル長さでは、キャリッジの
移動範囲が全体に固定部Bに対してシフトされるため、
キャリッジが移動範囲の最端位置に移動するとき、フラ
ットケーブルの長さが不足し、固定部Aあるいは固定部
Bでフラットケーブルが屈曲してしまう。例えば、図5
に示すように、センサーまたはセンシング部材の位置を
矢印aの方向へ移動した場合、キャリッジが矢印a方向
の最端位置へ移動すると固定部Bにおいて屈曲が起き、
またセンサーまたはセンシング部材の位置を矢印bの方
向へ移動した場合、キャリッジが矢印b方向の最端位置
へ移動すると固定部Aにおいて屈曲が起きる。したっが
て屈曲によりキャリッジの移動が妨げられたり、あるい
は屈曲部に作用する繰り返し応力によりフラットケーブ
ルが断線することがあるため、その分は余分にフラット
ケーブルを長くして弛みを確保しておく必要があり、コ
スト的に不利であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術では、
前記センサーまたはセンシング部材の位置の移動により
記録開始位置を調整する場合、前述のように、フラット
ケーブルを最短長さに設定すると、キャリッジが最端位
置へ移動するとき、フラットケーブルの長さが不足しフ
ラットケーブルの固定部で屈曲を生じ、キャリッジ移動
の妨げとなったり、キャリッジの往復移動による繰り返
し応力が屈曲部に作用し断線する危険もあるため、前記
問題を回避するためにフラットケーブルを長くして弛み
を確保しなければならないという課題があった。本発明
はこのような課題を解決するためになされたものであ
り、前記センサーまたはセンシング部材の位置の移動に
より記録開始位置を調整した場合に、フラットケーブル
の長さを延ばすことなく最適な長さで、前記の問題を回
避することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の記録装置は、記
録媒体に対して相対的に往復移動させながら前記記録媒
体へ記録を行う記録ヘッドを有する記録装置であって、
前記記録ヘッドと制御部とを電気的に接続するためのケ
ーブルと前記ケーブルを支持するためのケーブル支持部
材と、少なくとも2つの状態を検出できるセンサーと、
前記センサーの状態を変化させるセンシング部材とを有
し、前記センサーまたは前記センシング部材のいづれか
一方を記録ヘッドに設け、他方を装置フレームに設け、
前記記録ヘッドの移動に伴って、前記センシング部材に
より前記センサーの状態を変化させ前記記録ヘッドの基
準位置を求めるように構成され、かつ、装置フレーム側
に設けられた前記センサーまたは前記センシング部材の
位置を前記記録ヘッドに対して相対的に移動して、前記
記録媒体に対する記録開始位置の調整を行えるように構
成された記録装置において、装置フレーム側に設けられ
た前記センサーまたは前記センシング部材の位置の調整
と同時に、前記ケーブル支持部材が連動して移動できる
ように構成されていることを特徴とする。本発明によれ
ば、記録開始位置の調整を行うために装置フレーム側に
設けられた前記センサーまたは前記センシング部材を移
動させるのに連動して、ケーブル支持部材とケーブルの
固定部が移動し、キャリッジが最端位置へ移動したとき
ケーブルは屈曲せず常にU字形の湾曲を保つため、ケー
ブルを延長することなく最適な長さで構成できるので、
上記の課題を解決することができる。
【0007】この場合において、装置フレーム側に設け
られた前記センサーまたは前記センシング部材と、前記
ケーブル支持部材が一体に構成されていることが望まし
く、これにより更に装置フレーム側に設けられた前記セ
ンサーまたは前記センシング部材と、前記ケーブル支持
部材を追従性よく連動させることができ、また構成も簡
単になる効果を奏する。
【0008】更に、前記ケーブル支持部材が配線基板に
より構成されていることが望ましく、これにより更に、
装置フレーム側に設けられた前記センサーまたは前記セ
ンシング部材を直接、前記の配線基板にはんだ付け等に
より取り付け、また前記ケーブルも前記配線基板にはん
だ付け等により接続すれば、前記センサーまたは前記セ
ンシング部材の固定とケーブルの支持を一部品で構成で
き、またケーブル長さも前記構成より短くできる効果を
奏する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて詳細に説明する。
【0010】図1は本発明を適用した記録装置の一実施
例の概略構成を示す斜視図である。図1においてキャリ
ッジ2には記録ヘッド(図示せず)が搭載され、該キャ
リッジ2は装置フレーム6に設置されたガイド軸3に沿
って主走査方向に往復移動が可能なように案内支持され
ている。キャリッジ2に搭載された記録ヘッドと制御部
とを電気的に接続しているフラットケーブル1はU字形
に湾曲されケーブルガイド部材4に案内され、ケーブル
支持部材13によりB部で圧入、支持されている。装置
フレーム6の一端部にはキャリッジ2を駆動するための
キャリッジモータ7が取り付けられており、キャリッジ
モータ7には駆動プーリー8が取り付けられ、装置フレ
ーム6の他端部には従動プーリー9が装置フレーム6と
軸支により取り付けられている。そして、駆動プーリー
8と従動プーリー9の間にガイド軸3と平行にタイミン
グベルト10が張設され、タイミングベルト10の一部
はキャリッジ2に連結されている。なお、従動プーリー
9にはテンションバネ(図示せず)が設けられタイミン
グベルト10に所定の張力を付与している。
【0011】こうして、キャリッジモータ7を正転、逆
転させることによりキャリッジ2を往復移動させ、キャ
リッジ2に搭載された記録ヘッドによって、記録媒体5
に対して記録が行なわれる。記録媒体5は、装置フレー
ム6に取り付けられた紙送りモータ11により紙送り軸
16を回転駆動させ該紙送り軸16と同軸に圧入された
搬送ローラ(図示せず)を回転駆動させることにより供
給される。
【0012】図2は図1のフラットケーブル1の接続お
よび固定状態を示す図である。図示のようにフラットケ
ーブル1の一端はキャリッジ2とA部で固定され、U字
形に湾曲されて弛みを有してケーブルガイド部材4に案
内され、ケーブル支持部材13にB部で挟み込まれ圧入
により固定されている。ケーブル支持部材13はキャリ
ッジ2の移動方向xと平行にキャリッジに対して相対的
に移動できるように、キャリッジ移動方向xと平行に形
成された長穴131でネジ17によりケーブルガイド部
材4にセンサー固定部材15により取り付けられてい
る。該ケーブル支持部材13には、センサー14が取り
付けられており、センサー14は、図3に示すように光
を射出する送信部141と、該送信部141と対向配置
され、射出された光を受光する受信部142とを有して
おり、キャリッジ2に設けられた遮蔽物12が送信部1
41と受信部142との間に位置できるようにしてケー
ブル支持部材13に取り付けられている。キャリッジ2
は制御部からの印字命令が無いとき、遮蔽物12がセン
サー14の送信部141と受信部142の間に挿入さ
れ、送信部141が射出した光を遮蔽物12が遮り受信
部142は受光していない状態にある。以後、本状態の
キャリッジ位置を基準位置と呼ぶことにする。制御部か
ら印字データが入力されると、キャリッジモータ7が回
転しキャリッジ2を記録媒体5が配置された方向へ所定
量移動させ、記録開始位置にキャリッジ2の位置を合わ
せ記録ヘッドにより記録を行なう。そして、センサー1
4の受信部142は送信部141から射出された光を受
光している状態となり、キャリッジ2は記録ヘッドによ
る記録を行なった後、再び基準位置に戻り遮蔽物12が
送信部141と受信部142の間に挿入され受信部14
2は受光していない状態となる。
【0013】図4は本発明の記録装置におけるセンサー
14の位置の調整によるフラットケーブルの状態を示す
模式図である。記録開始位置はセンサー14が取り付け
られているケーブル支持部材13をケーブルガイド部材
4に取り付けているネジ17を緩め、長穴131に沿っ
てキャリッジの移動方向xと平行に移動させることによ
り調整することができる。
【0014】ここで、記録開始位置を調整するためにセ
ンサー14の位置を図4に図示のa方向へ移動する場
合、センサー14の移動に伴ってケーブル支持部材13
はセンサー14と同方向(a方向)に移動し、フラット
ケーブル1の固定部Bもセンサー14の移動と連動して
同方向(a方向)に移動する。またこのとき、キャリッ
ジが移動する最端位置P1およびP3はともにa方向へ
センサーの移動した距離だけ移動する。要するに、フラ
ットケーブルの固定部AおよびBは、常にセンサーの移
動と連動して移動させることができる。従来例では、図
5に示したようにセンサー位置を図4と同様にa方向へ
移動させた場合、フラットケーブルとの固定部Bは移動
しないため、キャリッジがa方向への最端位置へ移動す
るとき、キャリッジの移動距離はフラットケーブルの固
定部Bから、P2P1+(センサー移動距離)の長さと
なりセンサーの移動分が増加しているため、フラットケ
ーブルの長さが不足し、フラットケーブルの固定部Bで
屈曲が起こり、キャリッジ移動の妨げ(負荷)となった
り、キャリッジの往復移動により屈曲部に繰り返し応力
が作用し断線する危険があり、前記問題を回避するため
にフラットケーブルを延長しなければならなかったが、
本発明の形態によれば、図4に示すようにセンサー位置
をa方向に移動させても固定部Bはセンサーの移動と同
方向に連動するので、キャリッジがa方向の最端位置へ
移動したとき、フラットケーブルは屈曲せず常にU字形
に湾曲された一定の弛みを保つことができ、従来例のよ
うにフラットケーブルの長さを延長することなく前記の
問題を回避することができる。またセンサー14の位置
を図4に図示のb方向へ移動する場合も同様に、センサ
ー14の移動に伴ってケーブル支持部材13はセンサー
14と同方向(b方向)に移動し、フラットケーブル1
の固定部Bもセンサー14の移動と連動してb方向に移
動する。このとき、キャリッジが移動する最端位置P1
およびP3はともにb方向へセンサーの移動した距離だ
け移動する。従来例では、図5に示したようにセンサー
位置をb方向へ移動させた場合、フラットケーブルの固
定部Bは移動しないため、キャリッジがb方向への最端
位置へ移動するとき、キャリッジの移動距離はフラット
ケーブルの固定部Bから、P2P3+(センサーの移動
距離)の長さとなりセンサーの移動分が増加しているた
め、前記と同様にフラットケーブルの長さが不足し、フ
ラットケーブルはキャリッジとの固定部Aで屈曲が起こ
る。したがってキャリッジ移動の妨げ(負荷)となった
り、キャリッジ往復移動による屈曲部の断線という問題
が発生することがあるため、フラットケーブルを延長し
なければならないが、本発明の形態によれば、図4に示
すようにセンサー位置をb方向に移動させても固定部B
はセンサーと同方向に連動するので、キャリッジがb方
向の最端位置へ移動したとき、フラットケーブルは屈曲
せずU字形の湾曲を保持することができ、従来例のよう
にフラットケーブルを延長することなく、前記の屈曲に
よる問題を回避することができる。
【0015】要するに、記録媒体に対する記録開始位置
を調整するためにセンサー位置を移動させると、ケーブ
ル支持部材とともにフラットケーブルの固定部Bが連動
することにより、キャリッジが往復範囲の最端位置に移
動するとき、フラットケーブルは屈曲せずU字形に湾曲
を保つことができる。したがってキャリッジの移動に対
して負荷となったり断線する問題をフラットケーブルの
長さを延長する必要なく回避でき、フラットケーブルを
最適な長さに設定できるためコスト的に有利であり、従
来例に対して優位性がある。
【0016】以上は、ケーブル支持部材側にセンサーが
設けられ、キャリッジ側に遮蔽物が設けられた場合を説
明したが、ケーブル支持部材側に遮蔽物を設け、キャリ
ッジ側にセンサーを設けた場合も同様の効果があり、本
発明に含まれる。さらに本構成によれば、センサーの配
線をフラットケーブルに収めることもでき、配線処理が
簡略化されるためさらにコストを下げることができ、ま
た組み立てを簡便にできる効果もある。
【0017】また、図6はケーブル支持部材を配線基板
で構成した場合を示した部分斜視図であり、ケーブル支
持部材を配線基板18で構成して、フラットケーブルを
前記固定部Bの位置で前記配線基板18に形成された配
線パターンにはんだ付けにより接合し、前記配線基板1
8の配線パターンを制御部に接続して記録ヘッドと制御
部を電気的に接続する構成にした場合も同様の効果があ
り、本発明に含まれる。また、本実施形態によれば、フ
ラットケーブルは固定部Bまでの長さがあればよく、前
記の実施形態の場合よりもさらにフラットケーブルを短
くすることができ、更なるコストの低減効果がある。ま
た前記センサーを前記配線基板に直接はんだ付けして取
り付けることにより、前記センサーの固定とフラットケ
ーブルの支持を一部品で行なうことができ、部品点数を
減らせる効果もある。
【0018】また、センサーとセンシング部材は、光を
用いるものと遮光性を有するものとの組合せに限定され
るものではなく、電気的に接続される接点でセンサーを
構成し、その接点の接続を遮断させる絶縁物で遮蔽物を
構成してもよい。また、磁気的な結合を用いたセンサー
と、それを遮断するものとを用いてもよい。要するに、
少なくとも2つの状態を検出できるように構成されたセ
ンサーとセンシング部材の組合せであれば本発明に含ま
れる。
【0019】また、本実施形態では記録ヘッドと制御部
とを電気的に接続するケーブルとしてフラットケーブル
を用いたが、該ケーブルとして、ポリエステルなどの樹
脂フィルム上に銅箔を接着し、エッチングにより導通パ
ターンを形成し、その上を樹脂フィルムで覆って成形し
た一般にFPCと呼ばれるケーブルを用いてもよい。F
PCは前記のフラットケーブルよりも繰り返し応力に対
する耐久性に優れているため断線に対して有利である。
要するに、フラットケーブルは、記録ヘッドと制御部と
を電気的に接続することができ、柔軟性を有するケーブ
ルであれば本発明に含まれる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、記録
媒体に対する記録開始位置を調整するために設けられた
記録ヘッドの基準位置を検出するセンサーが、フラット
ケーブルを支持しているケーブル支持部材に取り付けら
れているので、センサー位置を移動させて記録開始位置
を調整した場合、ケーブル支持部材とフラットケーブル
の固定部がセンサーの移動と連動するため、キャリッジ
が移動範囲の最端位置へ移動したとき、フラットケーブ
ルは屈曲せず、キャリッジ移動に対して常にU字形の湾
曲を保つことができる。従来構成においてはセンサー位
置を移動した場合フラットケーブルの固定部で屈曲し
て、キャリッジの移動に対して妨げとなったり、断線す
る問題があるためセンサーの移動距離の分は余分にフラ
ットケーブルを長くしておく必要があるが、本発明の構
成では、フラットケーブルを延長することなく前記フラ
ットケーブル屈曲による問題を回避でき、過不足のない
最適な長さでフラットケーブルを構成することができ、
低コストになる。
【0021】また本発明によれば、装置フレーム側に設
けられた前記センサーまたは前記センシング部材と、前
記ケーブル支持部材が一体に構成されていることによ
り、更に装置フレーム側に設けられた前記センサーまた
は前記センシング部材と、前記ケーブル支持部材を追従
性よく連動させることができ、また構成も簡単になる効
果がある。
【0022】また本発明によれば、前記ケーブル支持部
材を配線基板により構成し、装置フレーム側に設けられ
た前記センサーまたは前記センシング部材を直接、配線
基板に取り付け、ケーブルも配線基板にはんだ付け等で
接続することにより、前記センサーまたは前記センシン
グ部材の固定とケーブルの支持を一部品で構成でき、ま
たケーブル長さも前記構成より更に短くできる。一般に
配線基板の方がフラットケーブルよりも安価なため、本
実施形態によってさらにコストを低減することができる
効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す記録装置の全体構成
を示す斜視図。
【図2】本発明の記録装置のフラットケーブルの接続お
よび固定状態を説明するための上面図。
【図3】本発明の記録装置のセンサーと遮蔽物の位置関
係を説明するための図。
【図4】本発明の記録装置のセンサー位置とフラットケ
ーブルの状態を説明するための図。
【図5】従来技術の記録装置のセンサー位置とフラット
ケーブルの状態を説明するための図。
【図6】本発明の他の実施形態を示す記録装置のフラッ
トケーブルの接続および固定状態を説明するための部分
斜視図。
【符号の説明】
1 フラットケーブル 1a キャリッジが矢印a方向の最端位置に移動した
場合のフラットケーブルの状態 1b キャリッジが矢印b方向の最端位置に移動した
場合のフラットケーブルの状態 2 キャリッジ 3 ガイド軸 4 ケーブルガイド部材 5 記録媒体 6 装置フレーム 7 キャリッジモータ 8 駆動プーリー 9 従動プーリー 10 タイミングベルト 11 紙送りモータ 12 遮蔽物 13 ケーブル支持部材 131 ケーブル支持部材に設けられた長穴 14 センサー 141 センサーの送信部 142 センサーの受信部 15 センサー固定部材 16 紙送り軸 17 ネジ 18 配線基板 A キャリッジとフラットケーブルの固定部 B ケーブル支持部材とフラットケーブルの固定部 a、b センサーの移動方向 x キャリッジの移動方向
フロントページの続き (72)発明者 中山 一郎 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−15918(JP,A) 実開 昭59−102355(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 29/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対して相対的に往復移動させ
    ながら前記記録媒体へ記録を行う記録ヘッドを有する記
    録装置であって、 前記記録ヘッドと制御部とを電気的に接続するためのケ
    ーブルと、 前記ケーブルを支持するためのケーブル支持部材と、 少なくとも2つの状態を検出できるセンサーと、 前記センサーの状態を変化させるセンシング部材とを有
    し、 前記センサーまたは前記センシング部材のいづれか一方
    を記録ヘッドに設け、他方を装置フレームに設け、 前記記録ヘッドの移動に伴って、前記センシング部材に
    より前記センサーの状態を変化させ前記記録ヘッドの基
    準位置を求めるように構成され、 かつ、装置フレーム側に設けられた前記センサーまたは
    前記センシング部材の位置を前記記録ヘッドに対して相
    対的に移動して、前記記録媒体に対する記録開始位置の
    調整を行えるように構成された記録装置において、 装置フレーム側に設けられた前記センサーまたは前記セ
    ンシング部材の位置の調整と同時に、前記ケーブル支持
    部材が連動して移動できるように構成されていることを
    特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録装置において、装置
    フレーム側に設けられた前記センサーまたは前記センシ
    ング部材を固定する固定部材と、前記ケーブル支持部材
    が同一部材により構成されていることを特徴とする記録
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の記録装置において、前記
    ケーブル支持部材が配線基板により構成されていること
    を特徴とする記録装置。
JP16127696A 1996-06-21 1996-06-21 記録装置 Expired - Lifetime JP3473275B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16127696A JP3473275B2 (ja) 1996-06-21 1996-06-21 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16127696A JP3473275B2 (ja) 1996-06-21 1996-06-21 記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH106614A JPH106614A (ja) 1998-01-13
JP3473275B2 true JP3473275B2 (ja) 2003-12-02

Family

ID=15732035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16127696A Expired - Lifetime JP3473275B2 (ja) 1996-06-21 1996-06-21 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3473275B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002273911A (ja) * 2001-03-15 2002-09-25 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタ
JP4678293B2 (ja) * 2005-12-02 2011-04-27 セイコーエプソン株式会社 記録装置および液体噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH106614A (ja) 1998-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080068679A1 (en) Scanning device
EP0535557B1 (en) Printing head and printer incorporating the same
EP0542563B1 (en) Magnetic disc apparatus
US7224495B2 (en) Image reading unit and image reading apparatus using the same
JP3473275B2 (ja) 記録装置
JP4022800B2 (ja) 画像読取装置
US6927879B2 (en) Power supply cable having a simple structure and an image reading apparatus using such a power supply cable
US7466512B2 (en) Electric power supply device of a tape-end detecting sensor for a tape recorder
EP0479242B1 (en) Scanning head
US4902150A (en) Printing apparatus with an elongated signal-transmitting flexible member
JP3873915B2 (ja) 画像形成装置
JP4420010B2 (ja) プリンタ
JP2005070492A (ja) 画像読取装置
US6075960A (en) Image scanner pulley system for maintaining a constant distance between an optical sensor and a scanned document
JP3733243B2 (ja) 記録装置
JP2004271865A (ja) 画像読取装置
US6464416B1 (en) Apparatus having carriage scanning mechanism, and recording apparatus, information recording/reproducing apparatus, information recording apparatus, information reproduction apparatus, information reading apparatus and information erasing apparatus, each provided with apparatus having carriage scanning mechanism
JPH07321973A (ja) 画像形成装置
JP3282649B2 (ja) 原稿読み取り装置
JP2778551B2 (ja) 磁気ヘッド組立体
JP2518321Y2 (ja) 画像読取装置
JP2004082472A (ja) 記録装置
JP2004273435A (ja) 摩擦防止型フラットフレキシブルケーブル
JPH11314428A (ja) 平形多心ケーブルの取付け構造
JP2632387B2 (ja) 原稿読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 9