JP4678293B2 - 記録装置および液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ファクシミリやプリンタ等に代表される記録装置及び液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
以下、記録装置及び液体噴射装置の一例としてのインクジェットプリンタを例に説明する。インクジェットプリンタは、印刷用紙にインクを吐出する記録ヘッドをキャリッジに備えている。このキャリッジは、主走査方向に延びるガイド軸に案内されるとともに、例えば無端ベルトの一部に固定され、当該無端ベルトに牽引されることで主走査方向に往復動作する様に構成されている。
このキャリッジの主走査方向における位置は、例えばリニアエンコーダによって検出される。リニアエンコーダは、主走査方向に延びるリニアスケールと、このリニアスケールに対して発光する発光部とその透過光を受光する受光部とを備えたセンサと、を備えて構成されている。即ち、キャリッジに前記センサが取り付けられて、当該センサがキャリッジの動作に伴う矩形波信号をインクジェットプリンタの制御部に送出することにより、制御部が、キャリッジの主走査方向における位置や速度を取得可能となっている。
ところで、印刷用紙には種々の厚さがあり、用紙厚が異なると印刷面と記録ヘッドとの距離(ペーパーギャップ:以下「PG」と略称する)が変化して適切な印刷品質が得られなくなることから、用いる印刷用紙の厚さ(種類)に応じてPGを調節する調節手段を設けることが好ましい。特に近年、光ディスクのラベル面に直接インクジェット記録可能に構成されたインクジェットプリンタが多く出回っており、この様なインクジェットプリンタではPGの調節手段が必須となる。その様な調節手段としては、キャリッジを主走査方向に案内するガイド軸を上下に変位させるものが一般的である。
しかし、ガイド軸を上下に変位させると、リニアエンコーダを構成するリニアスケールに対するセンサの位置が変化し、適切な検出結果が得られなくなる場合がある。この様な問題を解消する手段の一例として、特許文献1には、ガイド軸の変位に連動してリニアスケールを変位可能に構成した記録装置が開示されている。
特開2002−127534号公報
ところで、インクジェットプリンタには、装置の制御部から記録ヘッドへ電気信号を送信する為のフレキシブルフラットケーブル(以下適宜「FFC」と略称する)が設けられている。FFCは、一端側がキャリッジに入って記録ヘッドと接続され、他端側がプリンタの基体を構成するフレームに設けられたケーブル固定部に保持されて、制御部へと延びる。FFCは、キャリッジと、ケーブル固定部との間でU字状に引き回され、そしてキャリッジの主走査方向への往復動作に伴い、その引き回し状態が変化する様になっている。
しかし、PGを調節する方向、即ちガイド軸の変位方向が、例えばFFCの平坦面と平行な方向であると、ケーブル固定部とキャリッジとの相対位置が変化する、つまりFFCの一端側保持位置と他端側保持位置とが相対的に変化することによって、FFCの引き回し部分に不自然な捻れ傾向が生じる。その結果、例えばキャリッジが主走査方向へ移動した際に、FFCが引き回し面と交差する方向に動き、当該FFCがプリンタの構成要素と干渉してしまう虞がある。
特に、リニアスケールとFFCとが隣接した位置に設けられている場合、キャリッジの移動動作に伴ってFFCがリニアスケールと接触し、その結果リニアスケールが振動してキャリッジの速度や位置を正確に検出できなくなる虞がある。加えて、FFCに捻れ傾向が生じることにより、キャリッジが移動する際の負荷が増大する等の不具合を招く虞もある。
そしてPG調節に伴ってFFCの引き回し状態が不適切となることによるこの様な問題については、上記特許文献1記載の記録装置においては考慮されていなかった。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、PG調節に伴ってFFCの引き回し部分に捻れが生じることに起因する不具合を防止することにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを有するとともに主走査方向に往復動可能なキャリッジと、前記キャリッジを主走査方向にガイドするキャリッジガイド軸と、一端側が前記キャリッジに入り他端側が前記キャリッジの往復動領域と対向する位置に設けられるケーブル固定部に保持され、前記キャリッジの主走査方向への移動動作に従って、前記キャリッジと前記ケーブル固定部との間で変形可能なフレキシブルフラットケーブルと、前記キャリッジガイド軸の軸芯の位置を変位させることにより、前記記録ヘッドと被記録媒体との間のギャップを調節するギャップ調節手段と、を備えた記録装置であって、前記ギャップ調節手段による前記キャリッジガイド軸の変位動作に追従して、前記ケーブル固定部が、前記キャリッジガイド軸の変位方向に変位動作する様構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、記録装置において、ギャップ調節手段によるキャリッジガイド軸の変位動作に追従して、FFCを保持するケーブル固定部が、キャリッジガイド軸の変位方向に変位動作する様構成されていることから、FFCの一端側保持位置と他端側保持位置の相対変化を防止或いはその程度を低減することができ、これによってギャップ調節に伴ってFFCに捻れを生じさせることなく、或いは捻れの程度を軽減することができる。その結果、例えばFFCに捻れ傾向が生じることに起因する、キャリッジ移動の際の負荷増大を防止することができる。
本発明の第2の態様は、前記ケーブル固定部が、前記キャリッジガイド軸の変位量と同じ量変位する様構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記ケーブル固定部が、前記キャリッジガイド軸の変位量と同じ量変位する様構成されているので、FFCの一端側保持位置と他端側保持位置とが相対的に変化せず、FFCの適切な引き回し状態を常に維持することができ、FFCの捻れを確実に防止することができる。
本発明の第3の態様は、上記第1のまたは第2の態様において、前記キャリッジの主走査方向における位置を検出する為の検出手段を構成する、主走査方向に延びるリニアスケールが、前記フレキシブルフラットケーブルと隣接して設けられ、前記リニアスケールが、前記ギャップ調節手段による前記キャリッジガイド軸の変位動作に追従して、前記ケーブル固定部とともに、前記キャリッジガイド軸の変位方向に変位動作する様構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、リニアスケールとFFCとが隣接して設けられていることから、FFCの引き回し部分に捻れ傾向が生じると、当該FFCがリニアスケールに接触してリニアエンコーダの検出結果に悪影響を及ぼす虞があるが、リニアスケールが、キャリッジガイド軸及びケーブル固定部の変位動作に追従して変位するので、FFCとリニアスケールとの相対位置変化が防止され或いはその程度が軽減されて、FFCがリニアスケールに接触することを防止することができる。その結果、リニアエンコーダの検出結果に悪影響を及ぼすことを防止することができる。
本発明の第4の態様は、上記第3の態様において、前記リニアスケールが、前記キャリッジガイド軸及び前記ケーブル固定部と同じ量変位する様構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記リニアスケールが、前記キャリッジガイド軸及び前記ケーブル固定部と同じ量変位する様構成されていることから、FFCとリニアスケールとの相対位置が変化せず、FFCがリニアスケールに接触することを確実に防止することができる。
本発明の第5の態様は、上記第1から第4の態様において、前記キャリッジガイド軸の左右の軸端の側に、フレーム面が前記キャリッジガイド軸と直交するサイドフレームが立設されるとともに、当該左右のサイドフレームの間に、当該左右のサイドフレームのフレーム面と直交するフレーム面を有するセンターフレームが設けられ、前記左右のサイドフレームには、当該左右のサイドフレームのそれぞれのフレーム面に沿ってスライド可能なスライド部材が、前記キャリッジガイド軸の軸端と係合状態に設けられ、前記ケーブル固定部が、前記センターフレームのフレーム面に沿ってスライド可能に設けられるとともに、左右の前記スライド部材と係合状態に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、ケーブル固定部がセンターフレームのフレーム面に沿ってスライド可能に設けられるとともに、キャリッジガイド軸の軸端と係合するスライド部材と係合状態に設けられているので、前記ケーブル固定部を構造簡単にして且つ安価に変位動作可能とすることができる。
本発明の第6の態様は、上記第5の態様において、前記リニアスケールが、左右の前記スライド部材の間に掛架されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記リニアスケールが、左右の前記スライド部材の間に掛架されているので、前記リニアスケールを構造簡単にして且つ安価に変位動作可能とすることができる。また、前記スライド部材に、キャリッジガイド軸と、ケーブル固定部と、リニアスケールと、が直接係合した状態となるので、これら構成要素間の位置関係をギャップ調節手段によるギャップ調節に拘わらず常に一定とすることができる。
本発明の第7の態様は、上記第6の態様において、前記スライド部材が、前記サイドフレームのフレーム面に加えて、前記センターフレームのフレーム面に沿ってスライド動作する様構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、スライド部材が、サイドフレームのフレーム面に加えて、センターフレームのフレーム面に沿ってスライド動作する様構成されているので、キャリッジガイド軸を、より一層安定した状態で変位動作させることができる。
本発明の第8の態様は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドを有するとともに主走査方向に往復動可能なキャリッジと、前記キャリッジを主走査方向にガイドするキャリッジガイド軸と、一端側が前記キャリッジに入り他端側が前記キャリッジの往復動領域と対向する位置に設けられるケーブル固定部に保持され、前記キャリッジの主走査方向への移動動作に従って、前記キャリッジと前記ケーブル固定部との間で変形可能なフレキシブルフラットケーブルと、前記キャリッジガイド軸の軸芯の位置を変位させることにより、前記液体噴射ヘッドと被噴射媒体との間のギャップを調節するギャップ調節手段と、を備えた液体噴射装置であって、前記ギャップ調節手段による前記キャリッジガイド軸の変位動作に追従して、前記ケーブル固定部が、前記キャリッジガイド軸の変位方向に変位動作する様構成されていることを特徴とする。
以下、図1乃至図8を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。ここで、図1及び図2は本発明に係るインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の装置本体(外装部品を外した状態)の斜視図、図3は記録ヘッド22近傍の側断面概略図、図4はガイド軸Assy5の斜視図、図5はキャリッジガイド軸6の右側軸端近傍の斜視図、図6(A)、(B)は同左側軸端近傍の斜視図、図7(A)はスライド部材右7の斜視図、図7(B)はスライド部材左8の斜視図、図8はメインフレーム4の正面図である。
図1及び図2に示す様にプリンタ1は、装置本体の基体をサイドフレーム右2、サイドフレーム左3、メインフレーム4、によって構成されている。サイドフレーム右2及びサイドフレーム左3は、主走査方向(x方向)と直交する面を成し、主走査方向に平行に延びるキャリッジガイド軸6の左右軸端に立設されて、キャリッジガイド軸6を支持する。メインフレーム4は、サイドフレーム右2及びサイドフレーム左3のフレーム面と直交するフレーム面を成し、サイドフレーム右2及びサイドフレーム左3とともに平面視略コの字形の形状を形成してプリンタ1の基体を構成する。
キャリッジ21はキャリッジガイド軸6を軸通し、キャリッジガイド軸6によって主走査方向に案内される。このキャリッジ21は記録ヘッド22(図3)及び図示しないインクカートリッジを搭載するとともに、無端ベルト17(図5)の一部に固定される。無端ベルト17は、メインフレーム4に取り付けられたキャリッジモータ15(図5)の駆動プーリ16と、図示しない従動プーリとの間に掛架され、キャリッジモータ15の駆動により稼働し、キャリッジ21を主走査方向に移動させる。
無端ベルト17の上部近傍には、キャリッジ21の主走査方向における位置を検出する検出手段を構成する、主走査方向に延びるリニアスケール10が設けられている。リニアスケール10には透光部と遮光部とが主走査方向に交互に配置されて成る検出パターンが形成され、キャリッジ21に設けられた、発光部と受光部とを備えたセンサ部(図示せず)の前記発光部と受光部との間にリニアスケール10が配置される。キャリッジ21が主走査方向に移動すると、センサ部は図示しないプリンタ1の制御部に矩形波信号を送出し、これにより、プリンタ1の制御部は、キャリッジ21の主走査方向における位置や速度を取得することが可能となっている。
このプリンタ1の制御部と、記録ヘッド22とは、フレキシブルフラットケーブル(FFC)20によって接続される。FFC20の一端側は、キャリッジ21に入って記録ヘッド22へ至り、他端側は、「ケーブル固定部」としてのケーブル固定部材9(図4)に保持されて、前記制御部へ至る。FFC20は、図1及び図2に示す様にキャリッジ21とケーブル固定部材9との間でU字状に引き回される。
図1はキャリッジ21がホームポジション(1桁側)に位置する状態を示し、この状態では、FFC20はケーブル固定部9から、サイドフレーム右2の位置までメインフレーム4のフレーム面4aに沿って延び、小さい曲率の円弧を描いてキャリッジ21へと入る。図2はキャリッジ21がホームポジションとは反対側(80桁側)の端部まで移動した状態を示しており、この状態では、ケーブル固定部9を出たFFC20は直ちにメインフレーム4のフレーム面4aから離れ、大きめの曲率の円弧を描いてキャリッジ21へと入る。この様に、FFC20は、キャリッジ21の主走査方向への移動動作に従ってその引き回し状態が変化(変形)する様になっている。
記録ヘッド22の上流側には、図3に示す様に搬送駆動ローラ23と搬送従動ローラ24とが設けられ、図示しない給紙装置から給送された用紙Pは、これらローラによってニップされて下流側(図3の左側)へと搬送される。記録ヘッド22と対向する位置にはプラテン28が設けられ、当該プラテン28に用紙Pが下から支持されることで印刷面と記録ヘッド22とのギャップが規定される。記録ヘッド22の下流側には排出駆動ローラ26と排出従動ローラ27とが設けられ、記録の行われた用紙Pはこれらローラによって装置外部へ排出される。尚、符号25で示す補助ローラは、用紙Pのプラテン28からの浮き上がりを規制して印刷面と記録ヘッド22とのギャップを規制する。
続いて、図4乃至図8を参照しつつガイド軸Assy5の構成について説明する。図4に示す様にガイド軸Assy5は、キャリッジガイド軸6と、スライド部材右7と、スライド部材左8と、ケーブル固定部材9と、によって大略構成される。
スライド部材右7及びスライド部材左8は、図5、図6(A)、図7(A)、(B)に示す様に金属板材が略L字形状に曲げ加工されることによって形成されており、スライド部材右7はサイドフレーム右2のフレーム面2aに沿うプレート部7aと、メインフレーム4のフレーム面4aに沿うプレート部7bとを有している。また同様に、スライド部材左8は、サイドフレーム左3のフレーム面3aに沿うプレート部8aと、メインフレーム4のフレーム面4aに沿うプレート部8bとを有している。
即ち、スライド部材右7は、プレート部7aがサイドフレーム右2のフレーム面2aに、プレート部7bがメインフレーム4のフレーム面4aにそれぞれ摺接しつつ上下にスライドする様構成されている。同様に、スライド部材左8は、プレート部8aがサイドフレーム左3のフレーム面3aに、プレート部8bがメインフレーム4のフレーム面4aにそれぞれ摺接しつつ上下にスライドする様構成されている。従って、スライド部材右7、スライド部材左8が、安定した状態を維持しつつ、上下方向(z方向:本実施形態における、キャリッジガイド軸6の変位方向)にスライド可能となっている。
尚、スライド部材右7における符号7d及び、スライド部材左8における符号8dは、それぞれリニアスケール10を掛架するフックを示している。
また、スライド部材右7のプレート部7aには、上下方向に延びる長穴7cが形成されており、この長穴7cに、サイドフレーム右2に形成された突起2bが遊挿されている。また、スライド部材右7のプレート部7bには掛止片7fが掛止されており、この掛止片7fがメインフレーム4に形成された長穴(図示せず)に遊挿されている。以上により、スライド部材右7の姿勢が安定した状態に保持される。
同様に、図6(B)に示す様にスライド部材左8に形成された掛止片8cがサイドフレーム左3に形成された長穴3bに遊挿されるとともに、掛止片8fがメインフレーム4に形成された長穴(図示せず)に遊挿され、スライド部材左8の姿勢が安定した状態に保持される様になっている。
ここで、スライド部材右7に形成された掛止片7fと、スライド部材左8に形成された掛止片8fは、それぞれメインフレーム4の背面側でケーブル保持部材9と係合しており、これにより、スライド部材右7及びスライド部材左8のスライド動作に従って、ケーブル保持部材9も上下にスライド動作する様になっている。
ケーブル保持部材9は、図8に示す様にメインフレーム4に局在する様に形成された窓穴の周縁に、掛止片9a〜9gが掛止する様に設けられており、これによってメインフレーム4に保持されるとともに、メインフレーム4の背面に沿って上下にスライド動作可能に設けられている。キャリッジ21から延びるFFC20は、ケーブル保持部材9の舌片9h、9jに保持された後、メインフレーム4の背面側を沿って図示しない制御部へと延びる様になっている。
続いて、キャリッジガイド軸6の両軸端は、スライド部材右7及びスライド部材左8を挿通してこれらと係合するとともに、図5及び図6に示す様にサイドフレーム右2及びサイドフレーム左8にそれぞれ形成された上下方向に延びる長穴2c、3cにそれぞれ遊挿され、その両軸端には図示しないカムフォロアと係合するカム11が図4に示す様にそれぞれ取り付けられる。尚、図6(A)において符号13は、キャリッジガイド軸6の軸線方向(x方向)のがたを詰める為のスペーサ部材である。
また、サイドフレーム左3の側の軸端には図示しないモータからの動力を受けて回転する歯車12が取り付けられ、これにより、カム11と図示しないカムフォロアとによるカム機構が稼働してキャリッジガイド軸6が上下方向(z方向)に変位する。
即ち、カム11、歯車12、歯車12を回転させる図示しないモータ、カム11と係合する図示しないカムフォロアとによってギャップ調節手段が構成され、このギャップ調節手段によって、用紙Pの印刷面と記録ヘッド22とのギャップが調節される。尚、本実施形態においてキャリッジガイド軸6の変位方向は、FFC20の平坦面に平行である。
ここで、キャリッジガイド軸6の両軸端において、スライド部材右7とスライド部材左8とが係合している為、キャリッジガイド軸6の変位動作即ちPG調節に伴って、スライド部材右7及びスライド部材左8が上下に変位する。そして、スライド部材右7とスライド部材左7とには、リニアスケール10が掛架されているから、キャリッジガイド軸6の変位動作に追従してリニアスケール10が、キャリッジガイド軸6の変位方向と同一方向に、キャリッジガイド軸6の変位量と同じ量だけ変位する。
また、ケーブル固定部材9は、スライド部材右7及びスライド部材左8と係合しているから、キャリッジガイド軸6の変位動作に追従してケーブル固定部材9がキャリッジガイド軸6の変位方向と同一方向に、キャリッジガイド軸6の変位量と同じ量だけ変位する。即ち、FFC20は、キャリッジ21の上下動と同期してケーブル固定部材9が上下動することにより、一端側と他端側の保持位置が相対的に変化せず、これによってFFC20に捻れ傾向等を生じさせることなく常に初期の適切な引き回し状態を維持することができる。その結果、例えば、FFC20に捻れ傾向が生じることに起因する、キャリッジ21移動の際の負荷増大を防止することができる。
また、FFC20の引き回し部分に捻れ傾向が生じると、キャリッジ21の主走査方向への移動動作に伴ってFFC20がリニアスケール10に接触し、リニアスケール10に振動が生じてキャリッジ21の位置や速度の検出精度を低下させる虞があるが、上記の通りFFC20におけるキャリッジ21とケーブル固定部材9との間の引き回し部分において、一端側保持位置と他端側保持位置の保持位置が相対的に変化しないので、FFC20とリニアスケール10との干渉が防止され、キャリッジ21の位置や速度の検出結果に悪影響を及ぼすことを防止することができる。
尚、上記構成は本発明の一実施例であり、ギャップ調節に伴いキャリッジガイド軸6とともにFFC20が変位動作するものであれば、FFC20の捻れに起因する、キャリッジ21の移動動作に伴う負荷の増大を防止できる。また、ギャップ調節に伴いキャリッジガイド軸6とともにFFC20及びリニアスケール10が変位動作するものであれば、キャリッジ21の移動動作に伴ってFFC20とリニアスケール10が干渉することを防止することができる。
本発明に係るインクジェットプリンタの装置本体の斜視図。 本発明に係るインクジェットプリンタの装置本体の斜視図。 記録ヘッド近傍の側断面概略図。 ガイド軸Assyの斜視図。 キャリッジガイド軸の右側軸端近傍斜視図。 (A)、(B)共にキャリッジガイド軸の左側軸端近傍斜視図。 (A)はスライド部材右の斜視図、(B)はスライド部材左の斜視図。 メインフレームの正面図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 サイドフレーム右、2a フレーム面、2b 突起、2c 長穴、3 サイドフレーム左、3a フレーム面、3b ガイド穴、3c 長穴、4 メインフレーム、4a フレーム面、5 ガイド軸Assy、6 キャリッジガイド軸、7 スライド部材右、7a、7b プレート部、7c ガイド穴、7d フック、7e 穴、8 スライド部材左、8a、8b プレート部、8c 掛止片、8d フック、8e 穴、9 ケーブル固定部材、9a〜9g 掛止片、10 リニアスケール、11 カム、12 歯車、13 スペーサ、15 キャリッジモータ、16 駆動プーリ、17 無端ベルト、20 フレキシブルフラットケーブル(FFC)、21 キャリッジ、22 記録ヘッド、23 搬送駆動ローラ、24 搬送従動ローラ、25 補助ローラ、26 排出駆動ローラ、27 排出従動ローラ、28 プラテン、P 印刷用紙

Claims (7)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを有するとともに主走査方向に往復動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジを主走査方向にガイドするキャリッジガイド軸と、
    一端側が前記キャリッジに入り他端側が前記キャリッジの往復動領域と対向する位置に設けられるケーブル固定部に保持され、前記キャリッジの主走査方向への移動動作に従って、前記キャリッジと前記ケーブル固定部との間で変形可能なフレキシブルフラットケーブルと、
    前記キャリッジガイド軸の軸芯の位置を変位させることにより、前記記録ヘッドと被記録媒体との間のギャップを調節するギャップ調節手段と、を備えた記録装置であって、
    前記ギャップ調節手段による前記キャリッジガイド軸の変位動作に追従して、前記ケーブル固定部が、前記キャリッジガイド軸の変位方向に変位動作する構成を有し、
    前記キャリッジガイド軸の左右の軸端の側に、フレーム面が前記キャリッジガイド軸と直交するサイドフレームが立設されるとともに、当該左右のサイドフレームの間に、当該左右のサイドフレームのフレーム面と直交するフレーム面を有するセンターフレームが設けられ、
    前記左右のサイドフレームには、当該左右のサイドフレームのそれぞれのフレーム面に沿ってスライド可能なスライド部材が、前記キャリッジガイド軸の軸端と係合状態に設けられ、
    前記ケーブル固定部が、前記センターフレームのフレーム面に沿ってスライド可能に設けられるとともに、左右の前記スライド部材と係合状態に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記ケーブル固定部が、前記キャリッジガイド軸の変位量と同じ量変位する様構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2に記載の記録装置において、前記キャリッジの主走査方向における位置を検出する為の検出手段を構成する、主走査方向に延びるリニアスケールが、前記フレキシブルフラットケーブルと隣接して設けられ、
    前記リニアスケールが、前記ギャップ調節手段による前記キャリッジガイド軸の変位動作に追従して、前記ケーブル固定部とともに、前記キャリッジガイド軸の変位方向に変位動作する様構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置において、前記リニアスケールが、前記キャリッジガイド軸及び前記ケーブル固定部と同じ量変位する様構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置において、前記リニアスケールが、左右の前記スライド部材の間に掛架されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項5に記載の記録装置において、前記スライド部材が、前記サイドフレームのフレーム面に加えて、前記センターフレームのフレーム面に沿ってスライド動作する様構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドを有するとともに主走査方向に往復動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジを主走査方向にガイドするキャリッジガイド軸と、
    一端側が前記キャリッジに入り他端側が前記キャリッジの往復動領域と対向する位置に設けられるケーブル固定部に保持され、前記キャリッジの主走査方向への移動動作に従って、前記キャリッジと前記ケーブル固定部との間で変形可能なフレキシブルフラットケーブルと、
    前記キャリッジガイド軸の軸芯の位置を変位させることにより、前記液体噴射ヘッドと被噴射媒体との間のギャップを調節するギャップ調節手段と、を備えた液体噴射装置であって、
    前記ギャップ調節手段による前記キャリッジガイド軸の変位動作に追従して、前記ケーブル固定部が、前記キャリッジガイド軸の変位方向に変位動作する構成を有し、
    前記キャリッジガイド軸の左右の軸端の側に、フレーム面が前記キャリッジガイド軸と直交するサイドフレームが立設されるとともに、当該左右のサイドフレームの間に、当該左右のサイドフレームのフレーム面と直交するフレーム面を有するセンターフレームが設けられ、
    前記左右のサイドフレームには、当該左右のサイドフレームのそれぞれのフレーム面に沿ってスライド可能なスライド部材が、前記キャリッジガイド軸の軸端と係合状態に設けられ、
    前記ケーブル固定部が、前記センターフレームのフレーム面に沿ってスライド可能に設けられるとともに、左右の前記スライド部材と係合状態に設けられている、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
JP2005349647A 2005-12-02 2005-12-02 記録装置および液体噴射装置 Expired - Fee Related JP4678293B2 (ja)

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