JP3472921B2 - 記録装置における排紙スタッカ及び記録装置 - Google Patents

記録装置における排紙スタッカ及び記録装置

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JP3472921B2 JP2000220045A JP2000220045A JP3472921B2 JP 3472921 B2 JP3472921 B2 JP 3472921B2 JP 2000220045 A JP2000220045 A JP 2000220045A JP 2000220045 A JP2000220045 A JP 2000220045A JP 3472921 B2 JP3472921 B2 JP 3472921B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写機
等の記録装置における排紙スタッカ及びそれを備えた記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機等の記録装置における
従来の排紙スタッカの一例としては、剛性材料で構成さ
れた回動部材を、使用時にはほぼ水平状態に回動して排
紙スタッカとして利用できるようにし、非使用時にはほ
ぼ垂直状態になるように回動してプリンタ本体の前面を
閉鎖する構造となっている。また従来の排紙スタッカ
は、用紙の大きさに応じて回動部材から引き出し可能な
延長スタッカを備えており、該延長スタッカを引き出す
ことによりサイズの大きい用紙を受け止めるようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年の商品開
発においては、機能面の充実を図るばかりでなく、ユー
ザーニーズに合ったデザインを機能面との融合を図りな
がら実現していくことが商品提供側に課せられた一つの
課題となっている。特に近年では、商品がユーザーのラ
イフスタイルにマッチしていることが要求され、同時に
商品のファッション性も要求される傾向にあるため、
「ソフトなイメージ」を商品コンセプトの1つに掲げて
多様化した商品を開発することが必要となる。
【0004】しかしプリンタの上記剛性材料で構成され
た排紙スタッカは、「ソフトなイメージ」を具備する商
品設計を進める上で設計の自由度が制約されがちであ
る。例えば排紙スタッカをハウジングに収納できるよう
なプリンタでは、剛性材料でできた排紙スタッカの形態
が決定されると、自らハウジングの形態も排紙スタッカ
の形態に合わせて限定せざるを得なかった。
【0005】そこで本発明の課題は、従来のように剛性
材料でできた排紙スタッカに捕らわれることなく、「ソ
フトなイメージ」という商品コンセプトを基に設計の自
由度を高めることができる構造を備える排紙スタッカ及
びそれを備えた記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の記録装置における排紙スタッ
カは、湾曲変形可能な排紙受け面を備え、排紙スタッカ
使用時における前記排紙受け面の形状と排紙スタッカ収
納時における前記排紙受け面の形状とが異なると共に、
前記排紙受け面の紙幅方向両端部には、排紙スタッカ使
用時に前記排紙受け面に平坦面を形成維持するための平
坦面維持部が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0007】本発明によれば、排紙スタッカ使用時には
排紙された用紙を保持できる形態になり、排紙スタッカ
収納時にはハウジングの外形形状に沿って変形すること
ができる。従って排紙スタッカと記録装置の外観形状と
の組み合わせ自由度が増すため、排紙スタッカの形状に
捕らわれることなく、商品コンセプトに沿った商品開発
をしやすくなる。そして、本発明によれば、当該平坦面
維持部により、排紙スタッカ収納時に湾曲していた排紙
受け面の湾曲ぐせを取りやすくすることができるととも
に、排紙スタッカ上に用紙が積み重ねられたときに、用
紙の重量による排紙スタッカの排紙方向での撓みをより
一層発生しにくくすることができる
【0008】また、本願請求項2に記載の記録装置にお
ける排紙スタッカは、請求項1において、排紙受け面が
可撓性材料で構成されていることを特徴とするものであ
る。本発明によれば、排紙受け面が排紙スタッカ収納時
の所定形状に比較的自由に変形して、コンパクトなスタ
ッカ収納状態を実現できる。
【0009】また、本願請求項3に記載の記録装置にお
ける排紙スタッカは、請求項1または2において、排紙
スタッカ使用時における前記排紙受け面は、略平坦な形
状であることを特徴とするものである。本発明によれ
ば、記録装置の排紙部から排出された用紙が何ら変形す
ることなく排紙受け面上に支持される。
【0010】また、本願請求項4に記載の記録装置にお
ける排紙スタッカは、請求項1または2において、排紙
スタッカ使用時における前記排紙受け面の紙幅方向の中
央部が両端部よりも、排紙方向に沿って下側へ若干湾曲
していることを特徴とするものである。本発明によれ
ば、前記湾曲構造によって、排紙スタッカ上に用紙が積
み重ねられたときに荷重が増すが、その荷重による排紙
スタッカの排紙方向での撓みを発生しにくくすることが
できる。ここで、「若干湾曲」とは、排紙スタッカとし
ての基本的な平坦形状を維持した状態で、前記用紙の荷
重に対して全くの平坦形状より撓みにくくした状態を意
味する。解りやすく言えば、ほぼ平坦に近い湾曲を意味
し、その湾曲の程度は、排紙受け面を成す素材や大きさ
によって変わり、画一的には規定できない。
【0011】
【0012】また、本願請求項に記載の記録装置にお
ける排紙スタッカは、請求項1〜4のいずれかにおい
て、前記平坦面維持部は、前記排紙受け面を構成するシ
ートの両端を上下方向に屈曲して形成されていることを
特徴とするものである。本発明によれば、請求項1〜4
のいずれかに記載の発明の作用効果に加えて、シート両
端を上側に屈曲させた場合には排出された用紙の両端ガ
イドの機能も果たす。またスタッカ収納状態からスタッ
カ使用状態への変更時に、シート両端を折り曲げるだけ
で、容易に且つ迅速に排紙スタッカを使用可能な状態に
することができる。
【0013】また、本願請求項に記載の記録装置にお
ける排紙スタッカは、請求項1〜5のいずれかにおい
て、前記下側への若干の湾曲は、前記排紙受け面を構成
するシート自体が湾曲して構成されていることを特徴と
するものである。本発明によれば、他の補助部材を使用
することなく湾曲状態を達成することができるため経済
的である。
【0014】また、本願請求項に記載の記録装置にお
ける排紙スタッカは、請求項1〜6のいずれかにおい
て、前記下側への若干の湾曲は、前記排紙受け面の基端
を支持するホルダにおける凹面部に沿って規定されるこ
とを特徴とするものである。本発明によれば、排紙受け
面の基端において下側へ凹状に強制的に撓ませることに
より、該撓み状態が排紙受け面の先端側へも及ぼされ
て、排紙受け面の排紙方向全体に亘り排紙スタッカの排
紙方向での撓みを防止することができる。また排紙受け
面自体に幅方向の撓み状態を維持するための部材をあら
ためて設ける必要がないため、より簡易な構造により経
済的に排紙受け面の下側への若干の湾曲状態を実現する
ことができる。
【0015】また、本願請求項に記載の記録装置にお
ける排紙スタッカは、請求項において、前記排紙受け
面の基端の中央部は、前記凹面部に押し付けられた状態
で前記ホルダに支持されていることを特徴とするもので
ある。本発明によれば、排紙受け面の基端の中央部を凹
面部に押し付けるだけで、排紙受け面の幅方向に沿って
平均的に撓むようなる。またホルダに排紙受け面の基端
の中央部を押し付ける箇所を形成するだけで簡易に排紙
受け面の幅方向での若干の撓み状態を実現することがで
きる。
【0016】また、本願請求項に記載の記録装置にお
ける排紙スタッカは、請求項1〜のいずれかにおい
て、排紙スタッカ収納時における前記排紙受け面は、記
録装置のハウジングの外形形状に沿って変形可能である
ことを特徴とするものである。本発明によれば、記録装
置のハウジングの外形形状を種々設計変更することがで
きる自由度が増すとともに、排紙スタッカ収納時に排紙
スタッカの記録装置全体のデザインへの適合性が優れる
ようになる。
【0017】また、本願請求項10に記載の記録装置に
おける排紙スタッカは、請求項において、前記排紙受
け面が排紙スタッカ収納時に沿う前記記録装置のハウジ
ングの外形形状は曲面であることを特徴とするものであ
る。本発明によれば、「ソフトなイメージ」を具備する
記録装置を提供することができ、近年のユーザーニーズ
にマッチした商品を提供することができる。
【0018】また、本願請求項11に記載の記録装置に
おける排紙スタッカは、請求項9または10において、
前記排紙受け面は透明乃至半透明部分を備えることを特
徴とするものである。本発明によれば、スタッカ収納状
態においてハウジングのデザインを排紙スタッカの上か
らでも認識することができる。また排紙受け面が有色透
明であれば、排紙受け面自体が意匠的効果を生じること
ができ、あるいはハウジングの色彩との融合による新た
な色彩の発生やハウジング上のデザインとの調和によ
り、例えばユーザーの家庭内やオフィスにおいてインテ
リア的存在として価値が生まれる。また排紙受け面の色
彩のバリエーションを揃えることにより、ユーザーは部
屋の色彩にマッチしたイメージの記録装置を選択するこ
とができるため、新たな需要を喚起する効果がある。
【0019】また、本願請求項12に記載の記録装置に
おける排紙スタッカは、請求項1〜11のいずれかにお
いて、前記排紙受け面は、排紙スタッカ収納時に、前記
ハウジングに形成され外部に面した機能部分を被覆可能
であることを特徴とするものである。本発明によれば、
ハウジングに形成された給紙口や排紙口など、外部に面
した機能部分を被覆することで、非使用時における給紙
口や排紙口への異物の侵入を防止することができ、さら
に排紙口などを隠すことで記録装置全体としての意匠的
価値を向上させることができる。
【0020】また、本願請求項13に記載の発明にかか
る記録装置は、請求項1〜12のいずれかに記載の排紙
スタッカを備えることを特徴とするものである。本発明
によれば、ユーザーのライフスタイルにマッチしたソフ
トなイメージの記録装置を提供することができる。また
設計の自由度が上がるため、ユーザーニーズに合った多
機種の記録装置を容易に市場に提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る排紙スタッ
カを備えたプリンタ1を示す。プリンタ1は、全体が幅
方向に長く延びるほぼドーム型をした形状のハウジング
3を備え、該ハウジング3の後方側には給紙部5が形成
され、前方側には排紙スタッカ6を備える排紙部7が形
成されている。ハウジング3の上部から前面にかけて窓
部9が形成されており、該窓部9は透明な湾曲したプラ
スチックカバー11によって開放可能な状態で閉鎖され
ている。因みに上記のような幅方向に長く延びるドーム
型をしたプリンタ1は、排紙スタッカの収納形態を考慮
した場合、従来はデザイン設計上の無理があったため、
このような形態のものは存在しなかった。
【0022】排紙部7には排紙口13が形成されてお
り、該排紙口13の左右両端には軸突起受入孔15と該
軸突起受入孔15の周囲に円弧状に形成された案内溝1
7とが形成されている。
【0023】また排紙口13には、上下方向に回動可能
なホルダ19が取り付けられている。図3に示す如く、
ホルダ19は下ホルダ部材21と上ホルダ部材23とか
ら構成されており、下ホルダ部材21のほぼ中央には2
つの立ち上げ部25が形成されている。また下ホルダ部
材21の左右両端にはそれぞれ2つの突起部、即ち軸突
起部27と案内突起部29とが形成されている。軸突起
部27は、軸突起受入孔15内に挿入されることにより
ホルダ19の回動軸となり、また案内突起部29は、案
内溝17内に受け入れられることによりホルダ19が回
動するときの案内となる。
【0024】下ホルダ部材21の排紙方向側は長く延び
ており、そこに延長支持部31が形成されている。延長
支持部31を含め下ホルダ部材21は全体として下側へ
若干湾曲することにより凹面部33を構成している。延
長支持部31の作用及び凹面部33の作用については後
述する。
【0025】図4に示す如く、上下のホルダ部材23、
21の間には排紙スタッカ6が支持されている。排紙ス
タッカ6は、一枚の可撓性のプラスチックシート35を
折り曲げ加工して形成されており、プラスチックシート
35の上面側は排紙口13から排出された用紙を積み重
ねておくための排紙受け面37となっている。排紙スタ
ッカ6の基端側(排紙方向上流側)には上記立ち上げ部
25と対応する位置に、プラスチックシート35を切り
欠いた部分41を利用して被支持片39が形成されてい
る。
【0026】図3に示す如く、下ホルダ部材21におけ
る2つの立ち上げ部25に、切り欠いた部分41が貫通
するとともに、2つの立ち上げ部25の間に被支持片3
9が丁度嵌まり込むことにより、排紙スタッカ6の位置
が決定され、この状態で上ホルダ部材23が下ホルダ部
材21に組み合わされることにより、排紙スタッカ6は
ホルダ19に支持されるようになっている。
【0027】図4(b)に示す如く、2つの立ち上げ部
25の間に排紙スタッカ6の被支持片39が位置決めさ
れるとき、被支持片39の上部は立ち上げ部25の上辺
より僅かに突出した状態となる。そして、この状態で上
ホルダ部材23が下ホルダ部材21に組み合わされるこ
とにより、図5に示す如く、上ホルダ部材23の下面が
被支持片39の突出した部分を下側へ押し込み、排紙ス
タッカ6を凹面部33の形状に沿って強制的に変形させ
ることができる。
【0028】このように排紙スタッカ6を構成するプラ
スチックシート35の基端を強制的に湾曲させることに
より、排紙受け面37の紙幅方向の中央部が両端部より
も、排紙方向に沿って下側へ若干湾曲した状態となるた
め、複数枚の用紙が排紙スタッカ6の上に載っても、排
紙スタッカ6は排出方向下側へ撓みにくくなる。
【0029】排紙受け面37の紙幅方向両端部には、平
坦面維持部として機能する屈曲部43が形成されてい
る。本実施の形態では、屈曲部43はプラスチックシー
ト35を上側へ折り曲げることにより形成されている
が、下側へ折り曲げたり、斜め上方または下方に折り曲
げたり、丸めたりすることにより屈曲部43を形成して
も構わない。屈曲部43は排紙スタッカ6の使用時にの
み屈曲させ、排紙スタッカ6の収納時には排紙受け面3
7と面一な状態とすることができる。
【0030】排紙スタッカ使用時に屈曲部43を屈曲さ
せることにより、排紙スタッカ収納時に湾曲していた排
紙受け面37の湾曲ぐせを取りやすくして用紙を載せる
ための平坦面を形成維持することができるとともに、排
紙スタッカ6上に用紙が積み重ねられたときに、用紙の
重量による排紙スタッカ6の排紙方向での撓みをより確
実に防止することができる。更に排紙スタッカ収納状態
から排紙スタッカ使用状態への変更時に、プラスチック
シート35の両端を折り曲げるだけで、容易に且つ素早
く排紙スタッカ6を使用可能な状態にすることができる
という利点がある。
【0031】なお平坦面維持部として屈曲部43の代わ
りに、例えばプラスチックシート35の左右両端に剛性
を有する細長い部材を排紙スタッカ使用時に取付可能と
するなどの方法を採用することも可能である。
【0032】排紙スタッカ6の先端側の左右両端には係
止孔45が形成されており、該係止孔45は、排紙スタ
ッカ6の収納時にハウジング3の上面両端に形成される
係止突起47に係止することにより、収納状態を維持で
きるようになっている。
【0033】また本実施の形態における排紙スタッカ6
を構成するプラスチックシート35は有色透明であり、
排紙スタッカ6の収納時に該プラスチックシート35を
介してハウジング3が透けて見えるようになっている。
プラスチックシート35の色彩は種々選択することがで
き、また透明、半透明、不透明の選択もできるし、プラ
スチックシート35の色彩とハウジング3との色彩や模
様との融合を考慮して色彩や模様等を選択することもで
きる。
【0034】本発明の排紙スタッカ6は以上述べたよう
な構成を備えるものであり、以下排紙スタッカ6の使用
状態及びその収納状態について説明する。図1は排紙ス
タッカ6の使用時の状態を示している。図1に示す如
く、排紙スタッカ使用時には排紙受け面37は略平坦な
形状となっている。但し、図1では明瞭に示されていな
いが、図5に示す如く、上述したように排紙受け面37
の基端側が凹面部33に対して押しつけられているた
め、排紙受け面37の中央部は若干下側へ湾曲してい
る。また排紙スタッカ6の左右両端は上側へ屈曲させて
おり、これにより排紙スタッカ6の排紙方向での剛性が
高められている。
【0035】このような状態で排紙口13から次々と印
刷された用紙が排出されると、用紙は排紙スタッカ6上
に積載されていく。排紙スタッカ6には積み重ねられた
用紙の重量が掛かるが、上記排紙受け面37の中央部が
若干下側へ湾曲していること、左右両端の屈曲部43が
上側に折り曲げられていることにより排紙方向の途中で
ほとんど撓むことなく用紙を支持できる。また下ホルダ
部材21に延長支持部31が形成されていることによっ
ても、排紙スタッカ6の撓みは抑制される。
【0036】一方図2は、排紙スタッカ6の収納時の状
態を示している。図2に示す如く、排紙スタッカ6を収
納する場合には、排紙スタッカ6の両方の屈曲部43の
屈曲状態を解除(即ち全体をほぼ平坦に)し、ホルダ1
9を上側へ回動した後、排紙スタッカ6をハウジング3
の曲面に沿うように押さえ付けて湾曲させる。この状態
で排紙スタッカ6の係止孔45をハウジング3の係止突
起47に係止させることにより、排紙スタッカ6はハウ
ジング3の曲面に沿って湾曲した状態が維持され、収納
状態となる。
【0037】本発明ではこのように排紙スタッカ6の使
用時と収納時とで排紙受け面37の形状が異なるため、
従来のように排紙スタッカの形態によってハウジング3
のデザイン設計に影響を与える度合いが小さくなり、よ
り自由な商品設計を行いやすくなる。
【0038】また排紙受け面37は、排紙スタッカ収納
時に、ハウジング3の形状に沿って変形することができ
るので、ハウジング3に形成された排紙口13及びその
他の部分を被覆することができる。これによりプリンタ
の非使用時に、例えば排紙口13からの異物の侵入など
を防止することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、排紙スタッカ使用時に
は排紙された用紙を保持できる形態になり、排紙スタッ
カ収納時にはハウジングの外形形状に沿って変形するこ
とができる。従って排紙スタッカとプリンタの外観形状
との組み合わせ自由度が増すため、排紙スタッカの形状
に捕らわれることなく、商品コンセプトに沿った商品開
発をしやすくなる。
【0040】また、排紙スタッカ使用時における排紙受
け面の紙幅方向の中央部が両端部よりも、排紙方向に沿
って下側へ若干湾曲するようにしたり、排紙受け面の紙
幅方向両端部に、排紙スタッカ使用時に排紙受け面に平
坦面を形成維持するための平坦面維持部を設けることに
より、排紙スタッカ上に用紙が積み重ねられたときに、
用紙の重量による排紙スタッカの排紙方向での撓みを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排紙スタッカの使用時の状態を示す斜
視図である。
【図2】本発明の排紙スタッカの収納時の状態を示す斜
視図である。
【図3】本発明の排紙スタッカを分解して示す斜視図で
ある。
【図4】(a)は本発明の排紙スタッカを示す側面図で
あり、(b)はホルダ周辺の縦断側面図である。
【図5】本発明の排紙スタッカを一部破断して示す背面
図である。
【符号の説明】
3 ハウジング 5 給紙部 6 排紙スタッカ 7 排紙部 9 窓部 11 プラスチックカバー 13 排紙口 15 軸突起受入孔 17 案内溝 19 ホルダ 21 下ホルダ部材 23 上ホルダ部材 25 立ち上げ部 27 軸突起部 29 案内突起部 31 延長支持部 33 凹面部 35 プラスチックシート 37 排紙受け面 39 被支持片 41 切り欠いた部分 43 屈曲部 45 係止孔 47 係止突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−61679(JP,A) 特開 平8−73050(JP,A) 特開 平4−308150(JP,A) 特開 平2−310217(JP,A) 特開 平11−180614(JP,A) 特開2001−302062(JP,A) 実開 平3−89051(JP,U) 実開 昭62−108366(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 31/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲変形可能な排紙受け面を備え、排紙
    スタッカ使用時における前記排紙受け面の形状と排紙ス
    タッカ収納時における前記排紙受け面の形状とが異なる
    と共に、前記排紙受け面の紙幅方向両端部には、排紙ス
    タッカ使用時に前記排紙受け面に平坦面を形成維持する
    ための平坦面維持部が設けられていることを特徴とする
    記録装置における排紙スタッカ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、排紙受け面が可撓性
    材料で構成されていることを特徴とする記録装置におけ
    る排紙スタッカ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、排紙スタッ
    カ使用時における前記排紙受け面は、略平坦な形状であ
    ることを特徴とする記録装置における排紙スタッカ。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、排紙スタッ
    カ使用時における前記排紙受け面の紙幅方向の中央部が
    両端部よりも、排紙方向に沿って下側へ若干湾曲してい
    ることを特徴とする記録装置における排紙スタッカ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記
    平坦面維持部は、前記排紙受け面を構成するシートの両
    端を上下方向に屈曲して形成されていることを特徴とす
    る記録装置における排紙スタッカ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、前記
    下側への若干の湾曲は、前記排紙受け面を構成するシー
    ト自体が湾曲して構成されていることを特徴とする記録
    装置における排紙スタッカ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、前記
    下側への若干の湾曲は、前記排紙受け面の基端を支持す
    るホルダにおける凹面部に沿って規定されることを特徴
    とする記録装置における排紙スタッカ。
  8. 【請求項8】 請求項において、前記排紙受け面の基
    端の中央部は、前記凹面部に押し付けられた状態で前記
    ホルダに支持されていることを特徴とする記録装置にお
    ける排紙スタッカ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜のいずれかにおいて、排紙
    スタッカ収納時における前記排紙受け面は、記録装置の
    ハウジングの外形形状に沿って変形可能であることを特
    徴とする記録装置における排紙スタッカ。
  10. 【請求項10】 請求項において、前記排紙受け面が
    排紙スタッカ収納時に沿う前記記録装置のハウジングの
    外形形状は曲面であることを特徴とする記録装置におけ
    る排紙スタッカ。
  11. 【請求項11】 請求項9または10において、前記排
    紙受け面は透明乃至半透明部分を備えることを特徴とす
    る記録装置における排紙スタッカ。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかにおいて、
    前記排紙受け面は、排紙スタッカ収納時に、前記ハウジ
    ングに形成され外部に面した機能部分を被覆可能である
    ことを特徴とする記録装置における排紙スタッカ。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかに記載の排
    紙スタッカを備えることを特徴とする記録装置。
JP2000220045A 2000-04-17 2000-07-21 記録装置における排紙スタッカ及び記録装置 Expired - Lifetime JP3472921B2 (ja)

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