JP3994619B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ(印字部)内蔵の電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ内蔵のワープロやパソコン等の電子機器がある。
このようなプリンタ内蔵の電子機器において、手前側に表示部を備える本体の後側に、本体と別体のキーボードを収納する形態のもの、もしくは、キーボードを本体に収納しない形態のものがある。そして、印字後の用紙の排出方向を本体の後側とした形態のものが一般的であった。
また、本体の手前側にキーボードを収納する形態のものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本体の手前側にキーボードを収納する形態とし、更に、そのキーボードの手前側に表示部が重なるような形態とすることが考えられる。
このように、本体の手前側にキーボードを収納する形態において、用紙排出方向を本体の手前側にする場合、キーボードを収納した状態でも用紙の排出が行えるような実装をしなければならない。
そのため、キーボードを用紙排出口より上方に配置したり、印字時にはキーボードを本体より取り外すようにすることが考えられる。
しかし、キーボードを用紙排出口より上方に配置した場合、キーボードを取り外す際に、キーボードの手前側に位置する表示部を本体に対し大きく開くようにしなければならず、不便なものとなってしまう。そして、用紙排出口より上方にキーボードを配置することにより、機器全体の高さが高くなってしまう。
【0004】
また、キーボードを本体の手前側(表示部の後側)でなく別の場所に収納する実装も考えられる。
しかし、例えば、キーボードを本体の後側に収納する形態では、キーボードを使用したいときに、用紙排出方向が本体の手前側であるにも拘わらず、本体の後側を覗き込むような動作が必要となり、不便なものとなってしまう。
従って、利便性の面からは、本体の手前側において、用紙排出を行い、かつ、キーボードを収納する形態とすることが望ましい。
【0005】
本発明の課題は、印字用の用紙が通る開口部とキーボードの収納部を利便性を考慮して本体の手前側とした電子機器の印字部構造において、本体の手前側に収納するキーボードに工夫を施すことにより、機器全体の高さをコンパクトにしながら、本体の手前側にキーボードを収納状態のまま用紙を通せるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、本発明に係る電子機器は、内蔵した印字部により印字される用紙を通す開口部を手前側に有し、かつ、手前側に起立させてキーボードを保持する本体と、この本体の手前側に起立させた状態で前記開口部に対向して用紙を通す貫通口部を有するキーボードと前記貫通口部を覆うカバー部材と、前記キーボードを前記本体に対し起立させて保持する際とその保持を解除して取り外す際に連動して、前記カバー部材に前記貫通口部を開閉動作させる開閉動作機構とを具備することを特徴とする。
【0007】
発明によれば、印字部を内蔵した本体の手前側に起立状態で保持されるキーボードには、本体の手前側に設けた用紙を通す開口部に対向して用紙を通す貫通口部を設けたため、本体の手前側において、キーボードを収納状態のまま用紙を通せる。従って、機器本体の高さのコンパクト化が図れる。また、キーボードの貫通口部を覆うカバー部材と、キーボードを本体に対し起立させて保持する際とその保持を解除して取り外す際に連動して、前記カバー部材に前記貫通口部を開閉動作させる開閉動作機構を設けたため、キーボードを本体に対し起立させて保持する際とその保持を解除して取り外す際に前記貫通口部を前記カバー部材により開閉することができる。
【0008】
ここで、電子機器としては、代表的なものとしてワープロやパソコンが挙げられるが、印字部を備える電子機器であれば何でも良い。
開口部及び貫通口部は、印字用の用紙が通るもので、用紙排出用でも用紙供給用でも良い。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】
〔第1の実施の形態〕
この実施形態において、電子機器は、図1に示すように、携帯型のワープロまたはパソコンであり、機器本体1、表示装置(表示部)2、マウス4及びキーボード5等により構成される。
キーボード5は、手前側に備える表示装置2の後側において、起立した状態で機器本体1に収納して保持される。そして、機器本体1には、図2に示すように、プリンタ(印字部)3が内蔵されている。なお、マウス4とキーボード5は、何れもコードレスタイプのものであるが、コードレスに限らずコード付きでも良い。
【0019】
具体的には、機器本体1の後側の給紙用開口部11から用紙Pが機器本体1の内部に差し込まれてプリンタ3に供給される。給紙用開口部11は、蓋部材を兼ねたペーパーガイド12により開閉自在となっている。機器本体1の手前側には、下部突出部13が設けられて、前面部14の上部を除く部分が凹部によるキーボード収納部15となっている。このキーボード収納部15の下部に沿って排紙用開口部16が形成されている。
用紙Pは、給紙ローラ31とその上方のローラ32との間を通ってプリンタ3内に送られ、所定の印字処理後に排紙ローラ33とその上方のローラ34との間を通って排紙用開口部16から機器本体1の手前側に排出される。
【0020】
キーボード5は、図4に示すように、上面に操作キー51を備えており、その操作キー51を有する上面を後側に向けて機器本体1のキーボード収納部15に起立して収納され、その収納状態は図示しないマグネットにより保持される。なお、収納状態の保持手段は、マグネットに限らず任意である。
また、機器本体1には、キーボード5を起立して収納した前面部14に重なるようにして表示装置2が備えられている。すなわち、表示装置2は、表示画面21を有するケース22が機器本体1の上面にアーム23を介して結合されている。
【0021】
そして、キーボード5には、機器本体1のキーボード収納部15に起立した収納状態において、機器本体1の排紙用開口部16と対応する位置に沿って排紙用貫通口部52が形成されている。
更に、キーボード5の排紙用貫通口部52に沿った端面側部分は可動部材53となっている。可動部材53は、キーボード5を起立させて本体1に収納保持した状態において、上面が手前下がりとなる傾斜面53aとなっていて、この傾斜面53aの中央に指掛け用小凹部53bが形成されている。
また、可動部材53は、図6に示すように、両端部において、キーボード5の側部に形成した案内溝54に図示しない係合凸部が係合している。案内溝54の両端部は、幅広部54aとなっていて、可動部材53端部の係合凸部が図示しないばね部材の付勢力によって幅広部54aに係合状態に保持される。
【0022】
次に、以上の電子機器の使い方について説明する。
先ず、機器本体1から外したキーボード5を机等に平面的に置いた使用状態においては、機器本体1内のプリンタ3による印字後の用紙Pが排紙用開口部16から手前側に排出される。
この場合、キーボード5に設けた可動部材53は、図5に示すように、キーボード5の下面と面一のままの状態の他、図6に示すように、キーボード5の下面から突出させた脚として平面上に置くことで、キーボード5の角度調整用のアジャスターとして使用できる。また、キーボード5を立てて機器本体1に収納する場合も、キーボード5下面から突出した可動部材53を元に戻すことなく収納でき、キー操作が必要な場合に再度角度調整することもない。
【0023】
そして、キーボード5を使用することなくマウス4を使用する操作状態、例えば、インターネットのサイトを閲覧等する場合、図1に示したように、キーボード5を機器本体1のキーボード収納部15に起立した収納状態で、表示装置2の表示画面21を見ながらマウス4を操作する。
このように、キーボード5を機器本体1の手前側に起立した収納状態において、表示画面21中の印刷ボタンをマウス4のクリック操作で選択することにより、プリンタ3による印字が行われる。
印字後の用紙Pは、図2及び図3に示したように、排紙用開口部16からキーボード5の排紙用貫通口部52を通って手前側に排出される。この時、可動部材53上面が手前下がりの傾斜面53aとなっていることにより、用紙Pが手前下方に向けて排出される。
なお、このような排紙の際も、図7に示したように、可動部材53をキーボード5の下面から手前側に突出させた状態にして使用できる。
【0024】
以上の通り、機器本体1の手前側にキーボード5を立てて収納状態のまま印字後の用紙Pを排紙用貫通口部52から排出できる。
しかも、キーボード5の収納位置を上方にずらす必要がないことから、機器本体1の高さもコンパクトにできる。
【0025】
〔第2の実施の形態〕
この実施形態では、図8に示すように、機器本体1のキーボード収納部15に左右の本体側取付部55で回動自在に結合したキーボード5において、前記排紙用開口部16と対応する位置に沿った排紙用貫通口部52のみを形成したものである。
このように、機器本体1の手前側に立てた収納状態から手前側に回動して使用するキーボード5の場合には、排紙用貫通口部52だけを形成しておけば良い。
【0026】
〔第3の実施の形態〕
この実施形態では、図9に示すように、機器本体6の手前側の下部突出部63の上方の前面部64がキーボード収納面となっており、この前面部64の下部に沿って排紙用開口部66を形成している。また、前面部64の上部中央にマグネット67を設けている。
そして、下部突出部63の上面には左右のロックアーム68を突設している。
一方、図10から図12に示すように、キーボード7には、機器本体6の前面部64に起立して重ねてマグネット67により保持した状態で前記排紙用開口部66と対応する位置に沿って排紙用貫通口部72を形成している。また、キーボード7の排紙用貫通口部72に沿った端面(機器本体6の前面部64に起立した収納状態での下端面)の左右にロックアーム挿入穴73を形成している。
【0027】
更に、排紙用貫通口部72の内部には、キーボード7を平面上に置いた状態で上面に位置するカバー部材75と下面に位置するカバー部材76とを設けている。これらカバー部材75、76は、キーボード7に支軸75a、75bを中心に回転するもので、かつ、支軸75a、76aを中心とする断面円弧状をなしている。図示例では、キーボード7を平面上に置いた状態で上面に位置するカバー部材75の方が下面に位置するカバー部材76よりも小さいものとなっている。
そして、図14に示すように、一方のカバー部材75には、機器本体6の一方のロックアーム68と対応する位置に係合片75bを設けている。また、図13に示すように、他方のカバー部材76にも、他方のロックアーム68と対応する位置に係合片76bを設けている。
なお、何れのカバー部材75、76においても、排紙用貫通口部72を閉鎖方向に付勢する図示しないばね部材が設けられている。また、キーボード7を平面上に置いた状態で下面に位置するカバー部材76には、図12に示すように、脚部材77が一体的に設けられている。
【0028】
以上のキーボード7は、機器本体6から外した状態では、ばね部材の付勢により両方のカバー部材75、76が排紙用貫通口部72を常時閉じている。従って、キー操作時に必要とされない排紙用貫通口部72をカバー部材75、76により隠しておける。
そして、下面側のカバー部材76に設けた脚部材77によりキーボード7を机等の平面上に置いて使用できる。なお、脚部材77は必ずしも必要でなく、カバー部材76の外側に膨らんだ円弧形状によっても脚部材として機能する。
【0029】
次に、キーボード7を機器本体6に収納する場合について説明する。
この場合、キーボード7の左右のロックアーム挿入穴73に機器本体6のロックアーム68を挿入して、機器本体6の前面部64に起立させてキーボード7を重ねてマグネット67により保持状態にする。
ここで、図13(a)から(b)に示すように、ロックアーム68に係合片76bが係合して、カバー部材76が支軸76aを中心に上方回動することで、排紙用貫通口部72の片面を開放する。なお、この時、脚部材77は、キーボード8の排紙用貫通口部82の開放面上方に形成した図示しない溝を通って内部に入る。
また、図14(a)から(b)に示すように、ロックアーム68に係合片75bが係合して、カバー部材75が支軸75aを中心に上方に回動することで、排紙用貫通口部72の残る片面を開放する。
これにより、図15に示したように、排紙用貫通口部72が開放状態となる。従って、機器本体6の手前側にキーボード7を立てて収納状態のまま印字後の用紙Pを排紙用貫通口部72から排出できる。
なお、機器本体6からキーボード7を外すと、前述したように、ばね部材の付勢により両方のカバー部材75、76が戻り方向に回動して排紙用貫通口部72を閉じる。
【0030】
〔第4の実施の形態〕
この実施形態では、図16及び図17に示すように、機器本体6の前面部64に重ねて収納されるキーボード8の排紙用貫通口部82の内部にも排紙ローラ83を設けている。
そして、機器本体6の内部には、前記プリンタ3の排紙ローラ33と同軸上のギア35を設けるとともに、このギア35と噛み合うギア36を設けている。このギア36は、機器本体6の前面部64から一部が露出している。
また、キーボード8の排紙用貫通口部82の排紙ローラ83と同軸上のギア84を設けている。このギア84は、機器本体6の前面部64から露出したギア36の一部に噛み合う。なお、キーボード8には、機器本体6側のギア36を内部に臨ませる図示しない溝を形成しておく。
【0031】
更に、キーボード8の排紙用貫通口部82の上部にスキャナ85を設けている。このスキャナ85は、キーボード8を機器本体6の前面部64に重ねた収納状態において、排紙用貫通口部82の機器本体6側の先端にあるセンサーにより用紙Pの有無を判別し、用紙Pが排紙用貫通口部82に挿入されてから動作するものである。
また、排紙用貫通口部82の内部に配置した排紙ローラ83は、図18に示したような軸移動構造となっている。
すなわち、キーボード8の排紙用貫通口部82の両側部には、図18(a)に示したような案内溝86が形成されていて、この案内溝86には、図18(b)に示したようなローラ軸受け部材87が組み付けられている。
案内溝86は、排紙用貫通口部82の貫通方向に沿ったもので、両端に大径円形部86a、86bを有している。
ローラ軸受け部材87は、案内溝86の両端の大径円形部86a、86bの各々に係合する大径円柱部87aと、案内溝86の両端の大径円形部86a、86bを除く一般部に係合する小径円柱部87bと、この小径円柱部87bの先端に設けたフランジ部87cとからなる。フランジ部87cと案内溝86の周縁部との間に圧縮コイルばね(ばね部材)88が設けられている。なお、大径円形部86a、86bに係合する大径円柱部87aが外側に抜けないように、図示しない適宜の抜け止め構造が施されている。
【0032】
以上の軸移動構造による排紙ローラ83を排紙用貫通部82に備えたキーボード8は、機器本体6の前面部64に重ねた収納状態に保持される。
この時、例えば、図18(b)に矢印を付して示したように、案内溝86の大径円形部86aに大径円柱部87aが係合しているローラ軸受け部材87のフランジ部87cを圧縮コイルばね88の付勢に抗して押し込んで、大径円形部86aから内方に大径円柱部87aを外す。
そして、図18(a)に矢印を付して示したように、案内溝86に沿って小径円筒部87bで移動させながらローラ軸受け部材87を機器本体6側の大径円形穴86bまで移動する。すると、圧縮コイルばね88の付勢により大径円形穴86bに大径円柱部87aが係合状態となる。
これにより、図16に示したように、キーボード8の排紙用貫通口部82の排紙ローラ83と同軸上のギア84が、機器本体6の前面部64から露出したギア36の一部に噛み合う状態となる。
【0033】
従って、機器本体6の前記プリンタ3の図示しないモータの駆動により排紙ローラ33が回転すると、この排紙ローラ33と同軸上のギア35と噛み合うギア36が回転し、更に、このギア36と噛み合うギア84と同軸上の排紙ローラ83がキーボード8の排紙用貫通口部82で回転する。この排紙ローラ83の回転方向は、図16の矢印のように、前記プリンタ3の排紙ローラ33と同一方向である。
このように、キーボード8の排紙用貫通口部82に設けた排紙ローラ83の駆動を、機器本体6に内蔵した前記プリンタ3の排紙ローラ33の駆動系から回転を取り出して行うので、キーボード8側に別の駆動機構を必要としない。
【0034】
以上のようなキーボード8の排紙用貫通口部82内の排紙ローラ83の回転によって、機器本体6の手前側に立てて収納状態のまま印字後の用紙Pを、図17に示したように、下面で送って排紙用貫通口部82から排出できる。
このような排紙の際、キーボード8の排紙用貫通口部82上部のスキャナ85によって、用紙P上に印字された罫線等の印字内容が読み取られる。この場合、排紙ローラ83がスキャナ85より排紙方向の後側に配置されているので、スキャナ85により読み取る用紙Pに対し余白部分を必要とせず全ての印字内容を読み取ることが可能である。
なお、スキャナ85により印字内容を読み取られた用紙Pは、再び前記プリンタ3に戻されて所望の印字が更に行われる。
【0035】
〔第5の実施の形態〕
この実施形態では、図19に示すように、機器本体6の前面部64の下部に沿って給紙用開口部66を形成して、機器本体6の前面部64に重ねて収納されるキーボード9に、給紙用開口部66と対応する給紙用貫通口部92を形成したものである。そして、キーボード9の内部には、給紙用貫通口部92に臨む給紙ローラ93とその上方のローラ94を設けている。なお、キーボード9には、給紙ローラ93の一部を外部に露出する図示しない溝を形成しておく。
また、機器本体6の内部には、プリンタ3の図示しない給紙ローラの駆動系の一部から回転が伝達される一対のスプロケット301、302と、この一対のスプロケット301、302に掛け渡した回転ベルト303と、この回転ベルト303の外周面にスプロケット302の周囲で密着する大径のローラ304と、この大径のローラ304と同軸上で小径のローラ305を設けている。これら大小のローラ304、305は、機器本体6の前面部64から一部が露出している。
なお、キーボード9には、更に、機器本体6側の大径のローラ304を内部に臨ませる図示しない溝を形成しておく。図中、37はプリンタ3の印字ヘッドである。
【0036】
以上において、給紙ローラ93を給紙用貫通部92に備えたキーボード9は、機器本体6の前面部64に重ねた収納状態に保持される。
そして、機器本体6の前面部64に一部が露出したローラ305の外周面に、キーボード9の給紙ローラ93の外周面が密着状態となる。
従って、機器本体6のプリンタ3の図示しないモータの駆動によりスプロケット301が回転すると、他方のスプロケット303とに掛け渡した回転ベルト303が回転し、更に、この回転ベルト303の外周面にスプロケット302の周囲で密着する大径のローラ304が回転する。そして、このローラ304を介して同軸上の小径のローラ305が回転し、このローラ305に互いの外周面が密着した給紙ローラ93が回転する。
このような給紙ローラ93の回転によって、手前側からキーボード9の給紙用貫通穴部93に挿入した用紙Pが、矢印で示したように、上方のローラ94との間で挟まれて機器本体6の給紙用開口部66からプリンタ3へと送られる。プリンタ3の印字ヘッド37により所定の印字が施された用紙Pは、機器本体2の後側に設けた図示しない排紙用開口部から排出される。
【0037】
なお、以上の実施の形態においては、ワープロまたはパソコンとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、他のプリンタ(印字部)内蔵の電子機器であっても良い。
また、印字部、開口部、カバー部材等の構成も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】
発明によれば、印字部を内蔵した本体の手前側に起立させた状態で本体の開口部に対向して用紙を通す貫通口部を有するキーボードとしたため、本体の手前側において、キーボードを収納状態のまま用紙を通すことができながら、機器本体の高さのコンパクト化が図れる。また、貫通口部を、キーボードを本体に対し起立させて保持する際とその保持を解除して取り外す際に連動するカバー部材により開閉できるといった利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態の構成を示すもので、第1の実施の形態の電子機器を示した概略斜視図である。
【図2】図1の電子機器の縦断側面図である。
【図3】図2の開口部及び貫通口部付近の拡大図である。
【図4】図1のキーボードを平面的に置いた状態を示した概略斜視図である。
【図5】図1のキーボードの貫通口部付近を拡大した縦断側面図である。
【図6】図5の可動部材をキーボード底面に突出した状態を示した図である。
【図7】図3において、可動部材を手前側に突出した状態を示した図である。
【図8】本発明を適用した第2の実施の形態の電子機器を示した概略斜視図である。
【図9】本発明を適用した第3の実施の形態の電子機器の本体を示した概略斜視図である。
【図10】図9の本体に組み付けられるキーボードの貫通口部分を示した要部斜視図である。
【図11】図10のキーボードのロックアーム挿入穴を有する端面を示した斜視図である。
【図12】図10のキーボードを平面的に置いた状態を示した要部縦断側面図である。
【図13】図12のカバー部材のうち大きい方のカバー部材の開閉動作機構を示すもので、(a)はロックアーム挿入穴へのロックアームの挿入時を示した縦断側面図、(b)はロックアーム挿入によるカバー部材の開放動作状態を示した縦断側面図である。
【図14】図12のカバー部材のうち小さい方のカバー部材の開閉動作機構を示すもので、(a)はロックアーム挿入穴へのロックアーム挿入によるカバー部材の開放動作状態を示した縦断側面図、(b)はキーボードの上方への移動によるカバー部材の閉鎖状態への戻り動作状態を示した縦断側面図である。
【図15】図10のキーボードを起立させて本体に保持した状態でのカバー部材の開放動作状態における用紙の通し状態を示した縦断側面図である。
【図16】本発明を適用した第4の実施の形態の電子機器の要部を示した概略側面図である。
【図17】図16の貫通口部におけるスキャナとギア及びローラと用紙を示した縦断側面図である。
【図18】図16及び図17のローラの移動構造を示すもので、(a)は案内溝を示した側面図、(b)は案内溝とローラ軸受け部材の関係を示した縦断側面図である。
【図19】本発明を適用した第5の実施の形態の電子機器の要部を示した概略側面図である。
【符号の説明】
1 機器本体
14 前面部
15 キーボード収納部
16 開口部
2 表示装置(表示部)
3 プリンタ(印字部)
31、32、33、34、38、39 ローラ
35、36 ギア
301、302 スプロケット
303 回転ベルト
304、305 ローラ
4 マウス
5 キーボード
51 操作キー
52 貫通口部
53 可動部材
55 本体側取付部
6 機器本体
64 前面部
66 開口部
67 マグネット
68 ロックアーム
7 キーボード
72 貫通口部
73 ロックアーム挿入穴
75、76 カバー部材
75a、76a 支軸
75b、76b 係合片
77 脚部材
8 キーボード
82 貫通口部
83 ローラ
84 ギア
85 スキャナ
86 案内溝
87 ローラ軸受け部材
88 ばね部材
9 キーボード
92 貫通口部
93、94 ローラ

Claims (4)

  1. 内蔵した印字部により印字される用紙を通す開口部を手前側に有し、かつ、手前側に起立させてキーボードを保持する本体と、
    この本体の手前側に起立させた状態で前記開口部に対向して用紙を通す貫通口部を有するキーボードと、
    前記貫通口部を覆うカバー部材と、
    前記キーボードを前記本体に対し起立させて保持する際とその保持を解除して取り外す際に連動して、前記カバー部材に前記貫通口部を開閉動作させる開閉動作機構と、
    を具備することを特徴とする電子機器。
  2. 前記キーボードを平面的に置いた状態で所定角度に保持する脚部材を前記カバー部材と一体的に設けたことを特徴とする請求項記載の電子機器。
  3. 前記印字部により印字後の用紙が前記貫通口部から手前側に排出されることを特徴とする請求項1又は2の何れか記載の電子機器。
  4. 前記印字部で印字するための用紙が手前側から前記貫通口部に導入されることを特徴とする請求項1又は2の何れか記載の電子機器。
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