JP3472434B2 - 電気自動車の始動回路 - Google Patents

電気自動車の始動回路

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JP3472434B2 JP10189497A JP10189497A JP3472434B2 JP 3472434 B2 JP3472434 B2 JP 3472434B2 JP 10189497 A JP10189497 A JP 10189497A JP 10189497 A JP10189497 A JP 10189497A JP 3472434 B2 JP3472434 B2 JP 3472434B2
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    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車の始動
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、低公害、省エネルギーを図った電
気自動車が注目されている。電気自動車は、搭載された
バッテリから供給される電力によって走行用モータが回
転してその駆動輪の駆動が行われる。この場合、バッテ
リから走行用モータへの電力の供給は電力供給用のスイ
ッチがオンとなったときに可能になる。
【0003】換言すれば、電力供給用のスイッチがオフ
のときにはバッテリからは、走行用モータへの電力の供
給も、車体電装品の電力の供給も行われないようになっ
ており、反対に、電力供給用のスイッチがオンのときに
は、バッテリから走行用モータへの電力の供給、車体電
装品の電力の供給の双方が行われるようになっている。
尚、走行用モータに電力を供給するバッテリ(走行用バ
ッテリ)と、車体電装品に電力を供給するバッテリ(電
装用バッテリ)とは、通常、別個に設けられている。
【0004】このように電気自動車において、特に、走
行用バッテリ、電装用バッテリから走行用モータ、車体
電装品への電力の供給が、電力供給用のスイッチの単な
るオン/オフのみの切替で行われるのは、始動時に、デ
ィーゼルエンジン等の内燃エンジンを搭載した自動車
(エンジン搭載車)のようにスタータモータの動作によ
るエンジン始動が特に必要ないからである。
【0005】しかしながら、このように電気自動車にお
いて、特に、走行用モータに走行用バッテリから電力を
供給するに当たり、単に、電力供給用のスイッチをオン
/オフのみで、当該電気自動車の走行可能状態を達成さ
せていたのでは、電力供給用のスイッチがオンに切り替
わったときに、即座に、走行可能になってしまう。しか
して、運転者が仮に車体電装品の使用のためにのみ電力
供給用のスイッチをオンした場合には、運転者の意思と
関係なく、走行可能な状態となってしまう。
【0006】特に、日常、エンジン搭載車を使用してい
る運転者が、電気自動車を運転する場合には、エンジン
搭載車のイグニッションスイッチの操作と電気自動車の
電力供給用のスイッチの操作との混同が生じてしまい、
電気自動車の運転を円滑に行うことができなくなる。こ
のような電気自動車とエンジン搭載車との操作、特に始
動時の操作の差異を考慮して、電気自動車において、電
力供給用スイッチのオン時に一定期間、ブザーを鳴らし
たり、警報ランプを点灯させて運転者に、当該電気自動
車が運転可能状態にあることを知らせるようにした始動
回路が従来より提案されている(例えば、特開平5−2
52602号公報)。
【0007】このような電気自動車の始動回路では、そ
の電力供給用のスイッチが、エンジン搭載車のイグニッ
ションスイッチと同じように3段階(オフ位置、オン位
置、スタート位置)に切替可能に構成されて、運転者に
なじみ深い切替動作が行えるようになっている。尚、こ
のように構成された電気自動車の電力供給用スイッチ
も、一般に、イグニッションスイッチと呼ばれているた
め、以下「イグニッションスイッチ」と称する。
【0008】この従来のイグニッションスイッチを用い
た電気自動車の始動回路10を、図10に示す。図に示
すように、従来の電気自動車は、走行用モータ1と、イ
ンバータ2と、走行用バッテリ3と、車体電装品5と、
電装用バッテリ6と、始動警報回路8とを備え、該電気
自動車の始動回路10は、コンタクタ14と、イグニッ
ションスイッチ17とを備えている。
【0009】このうち始動回路10のコンタクタ14
は、イグニッションスイッチ17がスタート位置(STAR
T)又はオン位置(ON)のときに、前記電装用バッテリ
6からの電流によって当該コイル14aが通電されて、
その接点P1,P2が閉じ、走行用モータ1と走行用バッ
テリ3とがインバータ2を介して電気的に接続される。
又、イグニッションスイッチ17は、エンジン搭載車に
倣って、人為的に、3段階(オフ位置、オン位置、スタ
ート位置)に切り替え可能に構成されているが、オン位
置の端子a1とスタート位置の端子a2とは、図10に
示すように、見かけ上、別々に形成されているが、両方
の端子a1,a2は電気的に接続されているため、この
イグニッションスイッチ17は、実質的に2段階の切替
となっている。
【0010】そして、この2段階の切替位置に応じて、
走行用バッテリ3又は電装用バッテリ6から電気自動車
の各部にその動作に必要な電力を供給できるようにす
る。即ち、イグニッションスイッチ17がオフ位置(OF
F)のときには、走行用バッテリ3から走行用モータ1
への電力の供給も、電装用バッテリ6から車体電装品5
への電力の供給も行われないようになっている。
【0011】又、イグニッションスイッチ17が、スタ
ート位置(START)又はオン位置(ON)のときには、走
行用バッテリ3から走行用モータ1にインバータ2を介
して駆動用の電力が供給されると共に、電装用バッテリ
6から車体電装品5に当該車体電装品5を駆動するため
の電力が供給される。このように構成された始動回路1
0においては、イグニッションスイッチ17をスタート
位置又はオン位置に切り替えた時点より所定期間に亘っ
て、始動警報回路8の警報ランプ8aやブザー8bが動
作して、運転者に、当該電気自動車が運転可能状態とな
ったことを知らせるようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにエンジン搭載車に倣って、電力供給用スイッチを
イグニッションスイッチ17にて構成し、特に、スター
ト位置(START)において電気自動車が走行可能状態と
なったことを運転者に知らせるようにしても、依然、運
転者がイグニッションスイッチ17をオン位置(ON)又
はスタート位置(START)に回動した時点より、走行用
バッテリ3から走行用モータ1への電力の供給が可能に
なって電気自動車が走行可能状態となる。しかして、エ
ンジン搭載車の運転に慣れている運転者は、特に、イグ
ニッションスイッチ17を単にオン位置にしただけで
(スタート位置まで回動していないとき)走行可能状態
となることに戸惑いを感じる等、運転がし難くなると云
う不具合があった。
【0013】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、内燃エンジンを搭載した自動車におけるイグニッ
ションスイッチの回動操作と同じ操作手順で、当該電気
自動車の走行可能状態を達成してその運転をし易くした
電気自動車の始動回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、走行用モータと、第1の
電池と、車体電装品と、第2の電池とを備えた電気自動
車の始動回路において、前記始動回路は、前記走行用モ
ータと前記第1の電池とを電気的に接続/遮断する電力
供給切替手段と、前記電力供給切替手段による接続/遮
断の動作を制御する制御手段と、前記制御手段に、前記
電力供給切替手段による接続/遮断を行わせる制御信号
を出力すると共に、前記車体電装品と前記第2の電池の
接続/遮断を行うスイッチ手段とを備え、前記制御手段
は、前記スイッチ手段が、第3の切替位置(スタート)
であることを示す制御信号を受けたときにオンとなっ
て、前記第1の電池と前記走行用モータとを電気的に接
続し、オンの状態を前記スイッチ手段が第1の切替位置
(オフ)になるまで保持し、前記スイッチ手段が、第1
の切替位置(オフ)となったときにオフとなって、前記
第1の電池と前記走行用モータとを電気的に遮断するリ
レーによって構成され、前記スイッチ手段は、その切替
位置を規定するスイッチ部材と、前記スイッチ手段が第
3の切替位置(スタート)から第2の切替位置(オン)
に切り替わる方向に前記スイッチ部材を付勢する付勢手
段を有し、前記スイッチ手段は、その切替位置が、第1
の切替位置(オフ)のとき、前記制御手段に制御信号を
出力して前記電力供給切替手段に前記走行用モータと前
記第1の電池とを電気的に遮断させると共に、前記第2
の電池と前記車体電装品とを電気的に遮断し、第1の切
替位置(オフ)から第2の切替位置(オン)となった
き、前記制御手段に制御信号を出力して前記電力供給切
替手段に前記走行用モータと前記第1の電池とを電気的
に遮断させる共に、前記第2の電池と前記車体電装品と
を電気的に接続し、第2の切替位置(オン)から第3の
切替位置(スタート)となったとき、前記制御手段に制
御信号を出力して前記電力供給切替手段に前記走行用モ
ータと前記第1の電池とを電気的に接続させると共に、
前記第2の電池と前記車体電装品とを電気的に接続し、
第3の切替位置(スタート)から第2の切替位置(オ
ン)となったとき、前記制御手段に制御信号を出力して
前記電力供給切替手段に前記走行用モータと前記第1の
電池とを電気的に接続した状態を保持させると共に、前
第2の電池と前記車体電装品とを電気的に接続し、第
2の切替位置(オン)から第1の切替位置(オフ)とな
ったとき、前記制御手段に制御信号を出力して前記電力
供給切替手段に前記走行用モータと前記第1の電池とを
電気的に遮断させると共に、前記第2の電池と前記車体
電装品とを電気的に遮断するようにしたものである。
【0015】又、請求項2に記載の発明は、請求項1記
載の電気自動車の始動回路において、前記スイッチ手段
は、該スイッチ手段が第3の切替位置(スタート)と
なったときから所定期間に亘って作動する始動警報回路
を接続するようにしたものである
【0016】又、請求項に記載の発明は、請求項1又
は請求項2に記載の電気自動車の始動回路において、前
記スイッチ手段と前記制御手段との間には、アクセルペ
ダルが踏み込まれていないときにオンする第1のスイッ
チと、駐車ブレーキがかかっているときにオンする第2
のスイッチとが設けられ、前記第1のスイッチと前記第
2のスイッチが共にオンのときにのみ前記スイッチ手段
が、前記制御手段に前記スイッチ手段が第3の切替位置
(スタート)であることを示す制御信号を出力するよう
にしたものである。
【0017】又、請求項4に記載の発明は、請求項1か
ら請求項3の何れかに記載の電気自動車の始動回路にお
いて、前記制御手段は、フリップフロップ回路によって
構成され、前記フリップフロップ回路は、前記スイッチ
手段が第3の切替位置(スタート)であることを示す制
御信号を受けたときにオンとなって、前記第1の電池と
前記走行用モータとを電気的に接続し、オンの状態を前
記スイッチ手段が第1の切替位置(オフ)になるまで保
持し、前記スイッチ手段が、第1の切替位置(オフ)と
なったときにオフとなって、前記第1の電池と前記走行
用モータとを電気的に遮断するようにしたものである。
【0018】又、請求項5に記載の発明は、請求項1か
ら請求項4の何れかに記載の電気自動車の始動回路にお
いて、前記制御手段は、電子コントロールユニットによ
って構成され、前記電子コントロールユニットは、前記
スイッチ手段が第3の位置(スタート)であることを示
す制御信号を受けたときにオンとなって、前記第1の電
池と前記走行用モータとを電気的に接続し、オンの状態
を前記スイッチ手段が第1の切替位置(オフ)になるま
で保持し、前記スイッチ手段が、第1の切替位置(オ
フ)となったときにオフとなって、前記第1の電池と前
記走行用モータとを電気的に遮断するようにしたもので
ある。
【0019】
【0020】(作用)上記請求項1の発明によれば、ス
イッチ手段が、第3の切替位置のとき第1の電池から走
行用モータへの電力の供給が可能になって当該電気自動
車が走行可能になり、その後、第3の切替位置から第2
の切替位置となっている間も第1の電池から走行用モー
タへの電力の供給が可能になって走行可能状態が保持さ
れ、この走行可能状態が、スイッチ手段が第1の切替位
置に戻されるまで継続されることになる。
【0021】又、請求項の発明によれば、運転者がス
イッチ手段を人為的に第3の切替位置に切り替えた後、
その人為的な操作を休止したとき、付勢手段によってス
イッチ手段が第3の切替位置から第2の切替位置に自動
的に切り替わるようになる。又、請求項の発明によれ
ば、スイッチ手段の第1から第3の切替位置に応じた、
電気自動車の始動時の動作制御が、リレーを用いた簡単
な回路構成で達成できる。
【0022】又、請求項の発明によれば、電気自動車
が走行可能状態に推移する時に行われるスイッチ手段の
第3の切替位置への切替時に、走行可能状態に推移した
ことを示す警報動作が行われるようになる。又、請求項
の発明によれば、アクセルペダルが踏み込まれず、且
つ、駐車ブレーキがかかっている状態でのみ、当該電気
自動車の走行可能状態が確立される。
【0023】又、請求項の発明によれば、スイッチ手
段の第1から第3の切替位置に応じた、電気自動車の始
動時の動作制御が、ディジタル回路を用いて容易に達成
できる。又、請求項の発明によれば、スイッチ手段の
第1から第3の切替位置に応じた、電気自動車の始動時
の動作制御が、電子コントロールユニットが所望のプロ
グラムを実行することにより容易に達成できる。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態) 以下、本発明の第1の実施形態について、添付図面を参
照して説明する。尚、この第1の実施形態は、請求項
及び請求項2に対応する。第1の実施形態の電気自動車
は、図1に示すように、走行用モータ1と、インバータ
2と、走行用バッテリ(第1の電池)3と、車体電装品
5と、電装用バッテリ(第2の電池)6と、始動警報回
路8とを備えている。そして、この電気自動車の始動回
路20は、コンタクタ24と、リレー29と、イグニッ
ションスイッチ27とによって構成されている。
【0025】電気自動車のインバータ2は、走行用バッ
テリ3から供給される電圧に基づいて交流出力を得て、
走行用モータ1の回転数を、図示省略のアクセルペダル
から入力される信号(アクセル踏込量を表す信号)に応
じて制御するものである。又、始動回路20のコンタク
タ24は電力供給切替手段として機能する。そして、こ
のコンタクタ24のコイル24aに電流が流れたとき
(通電時)にその接点P1,P2が閉じるようになってい
る。しかして、コイル24aに流れる電流を制御するこ
とによって、走行用バッテリ3と、インバータ2更には
走行用モータ1とが電気的に接続/遮断される。
【0026】又、始動回路20のイグニッションスイッ
チ27は、図2(A)〜(C)に示すように3段階(オ
フ位置(OFF),オン位置(ON),スタート位置(STAR
T))に切替られるもので、この切替位置に応じて、走
行用バッテリ3から走行用モータ1への電力の供給を可
能にしたり、始動警報回路8を所定のタイミングで作動
させたり、電装品用バッテリ6から車体電装品5への電
力の供給を可能にするためのものである。
【0027】この場合、3段階に切り替わる切替位置の
うち、オフ位置が請求項1に記載の第1の切替位置、オ
ン位置が第2の切替位置、スタート位置が第3の切替位
置となる。尚、このイグニッションスイッチ27は、運
転者によって回動させるスイッチ部材27aと、該スイ
ッチ部材27aがスタート位置(図2(C))にあると
きに該スイッチ部材27aをオン位置(図2(B))側
に付勢する復帰バネ(付勢手段)27bが設けられてい
る。この復帰バネ27bの作用によって、運転者が、ス
イッチ部材27aをスタート位置まで回動した後、運転
者がスイッチ部材27aから手を離したとき、当該スイ
ッチ部材27aがオン位置に自動的に復帰されるように
なっている。
【0028】又、リレー29は、詳細は後述するよう
に、イグニッションスイッチ27がスタート位置となっ
たときにこれをトリガとして(このとき生じる電気信号
を制御信号として)コイル29aに電流が流れるように
構成されている(通電)。そして、このリレー29は、
一旦、その接点P3が閉じた後(リレー29のオン)、
接点P3が閉じた状態(オン状態)が保持され、イグニ
ッションスイッチ27が運転者によってオフ位置に戻さ
れるまでそのオン状態を保持し続ける(自己保持作
用)。しかして、このリレー29がオン状態のとき上記
したコンタクタ24のコイル24aに電流が流れ続け
て、その接点P1,P2が閉じたままの状態(オン状態)
に保持させる。
【0029】又、始動警報回路8は、イグニッションス
イッチ27とリレー29との間の電流路に接続され、後
述するように、イグニッションスイッチ27がスタート
位置となったときに生じる電気信号(制御信号)をトリ
ガとして、一定期間、当該始動を知らせるべく、当該始
動警報回路8に設けられた警報ランプ8a,警報ブザー
8bを作動させる。
【0030】次に、上記構成の始動回路20による電気
自動車の始動時の動作について説明する。始動回路20
において、上記したイグニッションスイッチ27が図2
(A)に示すオフ位置(第1の切替位置)にあるときに
は、電装用バッテリ6からは、リレー29及び車体電装
品5等の何れにも電力が供給されない(図1に示す状
態)。
【0031】特に、リレー29のコイル29aに電流が
流れることがなく、更に、コンタクタ24のコイル24
aにも電流が流れることがなく、従って、走行用バッテ
リ3の電力が走行用モータ1に供給されることはない。
このとき電気自動車は走行不能状態となる。運転者によ
ってイグニッションスイッチ27が人為的に、オフ位置
から図2(B)に示すオン位置に切り替わると、電装用
バッテリ6から、イグニッションスイッチ27、始動回
路20内のノードAを介して、車体電装品5への電力の
供給が行われ、当該車体電装品5の電気的な動作が可能
になる。
【0032】しかし、このようにイグニッションスイッ
チ27がオフ位置からオン位置に切り替わったときに
は、未だ、リレー29のコイル29aに電流が流れるこ
とがないので、接点P3が開いたままで、コンタクタ2
4のコイル24aにも電流が流れない。従って、このと
き走行用バッテリ3の電力が走行用モータ1に供給され
ることもなく、電気自動車は依然、走行不能状態のまま
である。
【0033】運転者によってイグニッションスイッチ2
7が、オン位置から更に、図2(C)に示すスタート位
置に切り替わると、電装用バッテリ6から始動回路20
内のノードD,ノードCを介して、コンタクタ24のコ
イル24aに電流が流れる。このようにコイル24aに
電流が流れるとその接点P1,P2が閉じて、走行用バッ
テリ3からの電力がインバータ2を介して走行用モータ
1に供給可能な状態、即ち、電気自動車が走行可能状態
になる。そして、このようにコンタクタ24の接点P
1,P2が閉じた状態において、インバータ2がこれに入
力されるアクセルペダル踏込量を表す信号に基づいて走
行用モータ1の回転数を制御する。
【0034】一方で、上記のようにイグニッションスイ
ッチ27がスタート位置に切り替わることで、電装用バ
ッテリ6からノードD、ノードC、ノードEを介してリ
レー29のコイル29aにも電流が流れる(通電)。こ
のようにコイル29aに電流が流れるとその接点P3が
閉じ、電装用バッテリ6からイグニッションスイッチ2
7、始動回路20内のノードA、ノードB、リレー2
9、始動回路20内のノードC、コンタクタ24のコイ
ル24aに至る電流路が別途形成され、以後、この電流
路をも介して、電装用バッテリ6からコイル24aに電
流が流れるようになる。
【0035】又、上記のようにイグニッションスイッチ
27がスタート位置に切り替わったとき、始動回路20
内のノードDに接続された始動警報回路8は、イグニッ
ションスイッチ27のスタート位置で生じる電気信号
(制御信号)をトリガとして、一定期間その警報ランプ
8a,警報ブザー8bを作動させ、運転者に、当該電気
自動車が走行可能状態となっていることを知らせる。
【0036】イグニッションスイッチ27が、上記のよ
うに運転者によって図2(C)に示すスタート位置まで
回動された後、運転者が、その手を離すと前記したよう
に復帰バネ27bの作用によって、当該イグニッション
スイッチ27は、図2(B)に示すオン位置に自動的に
戻される。
【0037】このようにイグニッションスイッチ27
が、スタート位置からオン位置に戻されると、電装用バ
ッテリ6からノードDを介したコンタクタ24のコイル
24aへの通電が遮断される。しかしながら、一方で、
既に通電(オン状態)されているリレー29が、電装用
バッテリ6からノードA、ノードB、リレー29の接点
P3、ノードE、ノードCを介してそのコイル29aに
電流が流れるようになっている。
【0038】従って、イグニッションスイッチ27が、
スタート位置からオン位置に戻された場合には、このよ
うにコイル29aに電流が流れる限り当該リレー29が
オン状態を保持し(自己保持作用)、電装用バッテリ6
からイグニッションスイッチ27、始動回路20上のノ
ードA、ノードB、リレー29、ノードE、ノードCを
介して、コンタクタ24のコイル24aに電流が流れる
ことになる。
【0039】このようにイグニッションスイッチ27
が、スタート位置からオン位置に戻された場合でも、引
き続き、コイル24aに電流が流れ、走行用バッテリ3
からの電力がインバータ2を介して走行用モータ1に供
給可能な状態、即ち、走行可能状態となる。このときも
インバータ2に入力されるアクセルペダル踏込量を表す
信号に応じて走行用モータ1の回転数制御が行われる。
【0040】最後に、運転者によってイグニッションス
イッチ27が人為的に、オン位置から図2(A)に示す
オフ位置に戻されると、電装用バッテリ6からの電力
は、車体電装品5、リレー29、更には、コンタクタ2
4の何れにも供給されず、コンタクタ24のコイル24
a、リレー29のコイル29aの何れにも電流が流れる
ことはなくなる。従って、コンタクタ24、リレー29
の各々の接点P1,P2,P3の何れもが開いた状態(オ
フ状態)になる。
【0041】特に、リレー29の接点P3が開くとそれ
までオン状態を保持していた該リレー29の自己保持作
用が消滅し、接点P1,P2が開いてコンタクタ24がオ
フ状態となる。このときバッテリ3からの電力は、イン
バータ2、走行用モータ1側に供給されることがなくな
り(走行不能状態)、インバータ2に入力されるアクセ
ルペダル踏込量を表す信号に拘わらず、走行用モータ1
が回転しなくなる。
【0042】以上説明したように、この第1の実施形態
の始動回路20によれば、イグニッションスイッチ27
が、オフ位置からオン位置に切り替わったときに電装用
バッテリ6から車体電装品5にのみ電力を供給するよう
にし、イグニッションスイッチ27がオフ位置からオン
位置を経てスタート位置に切り替わったときに電装用バ
ッテリ6から車体電装品5に電力を供給すると共に走行
用バッテリ3から走行用モータ1に電力を供給して当該
電気自動車の走行を可能にする。そして、イグニッショ
ンスイッチ27がスタート位置からオン位置に戻された
ときにも依然として、電装用バッテリ6から車体電装品
5に電力を供給すると共に走行用バッテリ3から走行用
モータ1に電力を供給して当該電気自動車の走行を可能
にし、その後、イグニッションスイッチ27をオフ位置
に戻したときに初めてその走行を不能としているので、
内燃エンジンを搭載した自動車における周知のイグニッ
ションスイッチと同一の操作で、当該電気自動車の始動
を行うことができるようになる。
【0043】図3は、第1の実施形態の第1の変形例を
示す電気自動車の始動回路30の回路図である。この第
1の変形例は、第1の実施形態と同様に請求項1及び請
求項2に対応する。この図に示すように始動回路30
は、発電機用エンジン33を備えたハイブリッド式電気
自動車の始動回路として用いられるものである。
【0044】ハイブリッド式電気自動車では、コンタク
タ24とインバータ2との間(ノードF,ノードG)に
コンバータ(交流/直流コンバータ)31が接続され、
このコンバータ31に更にジェネレータ32が接続さ
れ、このジェネレータ32に発電機用エンジン33が機
械的に接続されている。尚、上記した第1の実施形態の
始動回路20と対応する部材,部品等には、同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0045】このハイブリッド式電気自動車に用いられ
る始動回路30では、発電機用エンジン33が上記した
イグニッションスイッチ27に接続され(図には現れて
いない)、このイグニッションスイッチ27がスタート
位置となった後、当該発電機用エンジンの始動が開始さ
れる。そして、この発電機用エンジン33の回転によっ
てジェネレータ32がその発電を開始する。このジェネ
レータ32にて発生した電力は主にインバータ2を介し
て走行用モータ1に供給され、走行用モータ1で消費さ
れなかった残りの電力はコンタクタ24を介して走行用
バッテリ3に充電されるようになっている。
【0046】この第1の変形例に係る始動回路30にお
ける、イグニッションスイッチ27の切替位置に応じた
動作に関しては、イグニッションスイッチ27がスター
ト位置となった後上記した発電機用エンジン33が始動
すること以外(特に、コンタクタ24、リレー29の動
作)は、上記した第1の実施形態の電気自動車の始動回
路20と同様であり、その動作に係る詳細な説明は省略
する。
【0047】図4は、第1の実施形態の第2の変形例を
示す電気自動車の始動回路40の回路図である。尚、こ
の第2の変形例は請求項1から請求項5に対応する。こ
の図に示すように、始動回路40では、イグニッション
スイッチ27からリレー29に至る電流路の途中(ノー
ドCとノードDとの間)に、アクセルペダルスイッチ
(第1のスイッチ)41と駐車ブレーキスイッチ(第2
のスイッチ)42が直列に接続されている点が、上記し
た第1の実施形態の始動回路20と異なる。従って、他
の部材、部品等は、第1の実施形態のそれと同一であ
り、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0048】この始動回路40では、運転者の人為的な
操作によって、上記したイグニッションスイッチ27が
スタート位置となったときであっても、更に、図示省略
のアクセルペダルが全く踏み込まれず(アクセルペダル
スイッチ41がオン)、且つ、図示省略の駐車ブレーキ
がかかっているとき(駐車ブレーキスイッチ42がオ
ン)にのみ、電装用バッテリ6からコンタクタ24のコ
イル24a、リレー29のコイル29aに電流が流れる
ようになっている。
【0049】このようにイグニッションスイッチ27が
スタート位置に切り替わったときであっても、アクセル
ペダルスイッチ41と駐車ブレーキスイッチ42が共に
オンとなることを条件に、コンタクタ24のコイル24
aとリレー29のコイル29aに電流を流すようにする
ことによって、運転者が電気自動車を始動させるとき
に、アクセルペダルを踏み込まずに、且つ駐車ブレーキ
をかけていない限り、電気自動車が走行可能状態となる
ことがなく、走行時に、より慎重な始動操作が要求され
ることになる。
【0050】(第2の実施形態) 次に、本発明の第2の実施形態について説明する。尚、
この第2の実施形態は、請求項1、請求項2及び請求項
に対応する。この第2の実施形態の始動回路50は、
図5の回路図に示すように、イグニッションスイッチ2
7がスタート位置からオン位置に切り替わった後、コン
タクタ54をオン状態に保持する手段として、第1の実
施形態のリレー29に代えて、フリップフロップ回路5
9を用いた点が異なる。従って、第1の実施形態と同一
の他の構成要素については、同一の符号を付してその詳
細な説明は省略する。
【0051】この第2の実施形態の始動回路50は、図
5に示すように、主にコンタクタ(電力供給切替手段)
54と、フリップフロップ回路(制御手段)59と、イ
グニッションスイッチ27と、リセットパルス発生回路
51とによって構成されている。このうちコンタクタ5
4は、コイル54aに電流が流れたときにその接点P
1,P2が閉じるようになっている。しかして、コイル5
4aの一方の端はトランジスタTrを介して接地され、
他方の端は始動回路50内のノードA,ノードB、イグ
ニッションスイッチ27を介して電装用バッテリ6に接
続されている。しかして、コンタクタ54のコイル54
aは、トランジスタTrのベースに印加される電圧と、
イグニッションスイッチ27の切替位置に応じて、その
通電/遮断が制御される。尚、図に示すダイオードD1
は、サージ吸収用のダイオードである。
【0052】又、始動回路50のイグニッションスイッ
チ27は、第1の実施形態と同様の構成(図2)であり
3段階(オフ位置,オン位置,スタート位置)に切替ら
れる。そして、この切替位置に応じて、走行用バッテリ
3から走行用モータ1への電力の供給を可能にしたり
(走行可能状態)、始動警報回路8を所定のタイミング
で作動させたり、電装品用バッテリ6から車体電装品5
への電力の供給を可能にする。
【0053】又、フリップフロップ回路59は、詳細は
後述するように、イグニッションスイッチ27がオフ位
置からオン位置に切り替わったときに、始動回路50内
のノードDに接続されたリセットパルス発生回路51か
らのリセット用のパルス信号を受けてその出力Qがロー
レベルに固定され、イグニッションスイッチ27がオン
位置からスタート位置に切り替わったときにシュミット
・インバータINVを介してそのクロック端子に入力さ
れる電気信号(制御信号)をトリガとして、その出力Q
がローレベルからハイレベルに反転されるようになって
いる。
【0054】このようにフリップフロップ回路59で
は、出力Qが一旦入力Dにセットされているハイレベル
に切り替わると、その状態が保持される(自己保持作
用)。しかして、このとき出力Qからのハイレベルの信
号は、トランジスタTrのベースに引き続き供給され
て、当該トランジスタTrがオン状態を保持する。尚、
このときのトランジスタTrのオン状態は、リセット端
子CLRに信号が入力されるまで(イグニッションスイ
ッチ27がオフ位置に戻されるまで)保持される。
【0055】しかして、このフリップフロップ回路59
の出力Qがオン状態に保持されているときには、トラン
ジスタTrもオン状態を保持し、これによってコンタク
タ54のコイル54aに電流が流れ続ける(接点P1,
P2が閉じてオン状態となる)。
【0056】ところで始動警報回路8は、この第2の実
施形態では、始動回路50内のノードEに接続され、後
述するように、イグニッションスイッチ27がスタート
位置となったときに供給される電気信号(制御信号)を
トリガとして、一定期間、走行可能状態となったことを
知らせるべく、当該始動警報回路8に設けられた警報ラ
ンプ8a,警報ブザー8bを作動させる。
【0057】次に、上記構成の始動回路50による電気
自動車の始動時の動作について説明する。始動回路50
において、上記したイグニッションスイッチ27がオフ
位置(第1の切替位置)にあるときには(図5に示す状
態)、電装用バッテリ6から始動警報回路8、車体電装
品5等への電力の供給は行われない。又、フリップフロ
ップ回路59のリセット端子CLR、クロック端子CL
Kの何れにも信号が入力されない。
【0058】このときフリップフロップ回路59に接続
されたトランジスタTrはオンとなることはなく、コン
タクタ54のコイル54aに電流が流れることもない。
従って、走行用バッテリ3の電力が走行用モータ1に供
給されることがなく、電気自動車は、走行不能状態とな
っている。次いで、運転者によってイグニッションスイ
ッチ27が、オフ位置からオン位置に切り替えられる
と、電装用バッテリ6から、イグニッションスイッチ2
7を介して電力がリセットパルス発生回路51に供給さ
れ、これを受けたリセットパルス発生回路51は、フリ
ップフロップ回路59のリセット端子CLRにリセット
用のクロック信号を出力する。フリップフロップ回路5
9はこのクロック信号を受けて、その出力Qをローレベ
ルに固定する。
【0059】又、イグニッションスイッチ27がオン位
置となることで、電装用バッテリ6から、車体電装品
5、電子回路用電源52への電力の供給が行われ、当該
車体電装品5や電気自動車の動作制御を行う各種電子回
路(図示省略)の動作が可能になる。
【0060】ところで、イグニッションスイッチ27が
オフ位置から単にオン位置に切り替わったときには、未
だ、フリップフロップ回路59のクロック端子CLKに
クロック信号が入力されることはない。従って、フリッ
プフロップ回路59の出力Qはローレベルのままであ
る。一方で、イグニッションスイッチ27がオン位置に
なると電装用バッテリ6からイグニッションスイッチ2
7、ノードD、ノードB、ノードA、ノードC、コンタ
クタ54のコイル54aに至る電流路が形成される。し
かし、上記したようにフリップフロップ回路59の出力
Qがローレベルのままであるから、トランジスタTrも
オフ状態を保持するため、コンタクタ24のコイル24
aに電流が流れることがなく、走行用バッテリ3の電力
は走行用モータ1に供給されることはない(走行不能状
態)。
【0061】運転者によってイグニッションスイッチ2
7が、オン位置から更にスタート位置に切り替えられる
と、電装用バッテリ6から始動回路20内のノードE、
抵抗R3、シュミット・インバータINVを介して、フ
リップフロップ回路59のクロック端子CLKに電気信
号(制御信号)が入力される。このようにイグニッショ
ンスイッチ27がスタート位置となったときには、クロ
ック端子CLKには、ハイレベルからローレベルに変化
する立下り信号が入力されることになって、これを受け
たフリップフロップ回路59はその出力Qがハイレベル
となる。この出力Qからのハイレベルの信号は、トラン
ジスタTrのベースに出力されて当該トランジスタTr
をオン状態にする。
【0062】一方で、イグニッションスイッチ27がス
タート位置にあるときには(図2(C))、電装用バッ
テリ6、イグニッションスイッチ27、始動回路50内
のノードB、ノードA、ノードCを介したコンタクタ5
4のコイル54aへの電流路も形成されるため、当該電
装用バッテリ6からの電流がコイル54に流れる。この
ようにコイル54aに電流が流れるとその接点P1,P2
が閉じて、走行用バッテリ3からの電力がインバータ2
を介して走行用モータ1に供給可能な状態になる(走行
可能状態)。この走行可能状態では、インバータ2は、
これに入力されるアクセルペダル踏込量を表す信号に応
じて走行用モータ1の回転数を制御する。
【0063】一方で、イグニッションスイッチ27がス
タート位置に切り替わることで、電装用バッテリ6から
ノードEに接続された始動警報回路8に電力が供給され
て、一定期間その警報ランプ8a,警報ブザー8bが作
動され、運転者に走行可能状態を知らせるようになって
いる。このようにイグニッションスイッチ27がスター
ト位置まで回動された後、運転者がその手を離すと、復
帰バネ27bの作用によって、当該イグニッションスイ
ッチ27は、オン位置に自動的に戻される(図2
(B))。
【0064】しかして、イグニッションスイッチ27
が、一旦スタート位置になった後、オン位置に戻される
と、電装用バッテリ6からの電気信号(制御信号)が抵
抗R3、シュミット・インバータINVを介してクロッ
ク端子CLKに、ローレベルからハイレベルに変化する
立上り信号として入力される。しかし、フリップフロッ
プ回路59は、クロック端子CLKに立上り信号が入力
しても、依然その出力Qから、リセット端子にリセット
信号が入力されるまで、ハイレベルの信号を出力し続け
る(自己保持作用)。
【0065】従って、イグニッションスイッチ27がス
タート位置からオン位置に切り替わったとき、既にオン
状態となっているトランジスタTrは、フリップフロッ
プ回路59の出力Q(ハイレベル)からの信号によって
オン状態を保持し、このとき電装用バッテリ6からノー
ドD、ノードB、ノードA、ノードCを介して、コンタ
クタ54のコイル54aに電流が流れ続ける(通電)。
【0066】このようにコイル54aに電流が流れる限
り、走行用バッテリ3からの電力がインバータ2を介し
て走行用モータ1に供給可能な状態になり(走行可能状
態)、インバータ2に入力されるアクセルペダル踏込量
を表す信号に応じた走行用モータ1の回転数制御が行わ
れる。
【0067】最後に、運転者によってイグニッションス
イッチ27が、オン位置からオフ位置に戻されると、電
装用バッテリ6からの電力は、車体電装品5、コンタク
タ54のコイル54a、フリップフロップ回路59につ
ながるシュミット・インバータINVの何れにも供給さ
れなくなる。従ってこのとき、コンタクタ54のコイル
54aに電流が流れることもなくなり、トランジスタT
rがオフ状態になる。
【0068】トランジスタTrがオフ状態になると、そ
れまでオン状態を保持していたコンタクタ54がオフ状
態となり、走行用バッテリ3からの電力は、インバータ
2及び走行用モータ1側に供給されることがなく、イン
バータ2に入力されるアクセルペダル踏込量を表す信号
に拘わらず、走行用モータ1が回転しなくなる(走行不
能状態)。
【0069】以上説明したように、この第2の実施形態
の始動回路50によれば、フリップフロップ回路59の
作用によって、イグニッションスイッチ27が、オフ位
置からオン位置に切り替わったとき電装用バッテリ6か
ら車体電装品5にのみ電力を供給するようになり、イグ
ニッションスイッチ27がオフ位置からオン位置を経て
スタート位置まで回動されたときに電装用バッテリ6か
ら車体電装品5に電力が供給されると共に走行用バッテ
リ3から走行用モータ1に電力が供給されて当該電気自
動車の走行が可能になる。そして、イグニッションスイ
ッチ27をスタート位置からオン位置に戻したときに、
フリップフロップ回路59の自己保持作用によって、電
装用バッテリ6から車体電装品5への電力の供給を行う
と共に走行用バッテリ3から走行用モータ1への電力の
供給をも可能にして当該電気自動車の走行を可能にして
いる。そして、イグニッションスイッチ27をオフ位置
に戻したときにのみ、その走行を不能としているので、
内燃エンジンを搭載した自動車における周知のイグニッ
ションスイッチと同一の操作で、当該電気自動車の始動
を行うことができるようになる。
【0070】図6は、第2の実施形態の第1の変形例を
示す電気自動車の始動回路60の回路図である。この第
1の変形例は、第2の実施形態と同様に請求項1、請求
項2及び請求項に対応する。この図に示すように始動
回路60は、発電機用エンジン63を備えたハイブリッ
ド式電気自動車の始動回路として用いられるものであ
る。
【0071】このハイブリッド式電気自動車では、コン
タクタ54とインバータ2との間(ノードF,ノード
G)にコンバータ(交流/直流コンバータ)61が接続
され、このコンバータ61に更にジェネレータ62が接
続され、このジェネレータ62に発電機用エンジン63
が機械的に接続されている。尚、その他の部材,部品等
は上記した第2の実施形態のものと同一であり対応する
ものには同一の符号を付してその説明を省略する。
【0072】このハイブリッド式電気自動車に用いられ
る始動回路60では、発電機用エンジン63が、上記し
たイグニッションスイッチ27がスタート位置となった
後にその始動が開始され、該発電機用エンジン63の回
転によって、ジェネレータ62がその発電を開始する。
このとき発生した電力は、主にインバータ2を介して走
行用モータ1に供給されて走行用モータ1で消費される
が、残った電力は、コンタクタ24を介して走行用バッ
テリ3に充電されるようになっている。
【0073】この第1の変形例に係る始動回路60にお
ける、イグニッションスイッチ27の切替位置に応じた
動作に関しては、そのスタート位置で上記した発電機用
エンジン63が始動可能な状態になること以外(特に、
コンタクタ54、フリップフロップ59の動作)は、上
記した第2の実施形態の電気自動車の始動回路50と同
様であり、その動作に係る詳細は説明は省略する。
【0074】図7は、第2の実施形態の第2の変形例を
示す電気自動車の始動回路80の要部を示す回路図であ
る。尚、この第2の変形例は請求項1から請求項及び
請求項に対応する。項1から請求項4及び請求項6に
対応する。
【0075】この図に示すように、始動回路80は、イ
グニッションスイッチ27からフリップフロップ回路5
9に至る電流路の途中に3入力のナンド回路NANDが
配され、その1の入力端子に当該イグニッションスイッ
チ27が、抵抗R4、シュミット・インバータINV
1、INV2を介して接続され、残りの2つの入力のう
ちの1の入力端子にシュミット・インバータINV3を
介してアクセルペダルスイッチ(第1のスイッチ)41
が、他の1の入力端子にシュミット・インバータINV
4を介して駐車ブレーキスイッチ(第2のスイッチ)4
2が接続されている点が、上記した第2の実施形態の始
動回路50と異なる点である。従って、他の部材、部品
等は、第1の実施形態のそれと同一であり、同一の符号
を付してその詳細な説明は省略する。
【0076】この始動回路80では、運転者の人為的な
スイッチ操作によって、上記したイグニッションスイッ
チ27がスタート位置となったときであっても、更に、
アクセルペダルが全く踏み込まれず(アクセルペダルス
イッチ41がオン)、且つ、当該電気自動車の駐車ブレ
ーキがかかっているとき(駐車ブレーキスイッチ42が
オン)のときにのみ、ナンド回路NANDからローレベ
ルの信号が出力されるようになっており、このローレベ
ルの信号がクロック端子CLKに反転されて入力される
ようになっている。
【0077】しかして、イグニッションスイッチ27が
スタート位置で、更に、上記した2つの条件が満たされ
たときにのみ、フリップフロップ回路59の出力Qはハ
イレベルとなる。このフリップフロップ回路59の出力
Qがハイレベルとなると、この出力Qに接続されたトラ
ンジスタTrのベースにハイレベルの信号が送られて、
オンする。
【0078】このように、イグニッションスイッチ27
がスタート位置に切り替わったときであっても、アクセ
ルペダルスイッチ41と駐車ブレーキスイッチ42が共
にオンとなることを条件に、コンタクタ54のコイル5
4a(図7には現れていない)に電流が流れるように構
成することによって、運転者が当該電気自動車を始動さ
せるときの条件として、アクセルペダルを踏み込まない
こと、及び駐車ブレーキをかけていることが追加して要
求されるので、運転者に、より慎重な始動操作が要求さ
れるようになる。
【0079】(第3の実施形態) 次に、本発明の第3の実施形態について説明する。尚、
この第3の実施形態は、請求項1から請求項及び請求
に対応する。項1から請求項4及び請求項7に対応
する。第3の実施形態の始動回路90は、イグニッショ
ンスイッチ27の位置に応じてコンタクタ94のオン状
態/オフ状態を切り替える制御手段として、電子コント
ロールユニット93を用いた点が、第1の実施形態と異
なる。従って、第1の実施形態と同一の他の構成要素に
ついては、同一の符号を付してその詳細な説明は省略す
る。
【0080】この第3の実施形態の始動回路90は、図
8に示すように、主に、コンタクタ(電力供給切替手
段)94と、電子コントロールユニット93と、イグニ
ッションスイッチ27とによって構成されている。この
うち電子コントロールユニット93には、アクセルペダ
ルスイッチ41、駐車ブレーキスイッチ42が接続され
て、アクセルペダル(図示省略)が踏み込まれていない
ことを示す信号と、駐車ブレーキがかかっていることを
示す信号が、当該電子コントロールユニット93に入力
されるようになっている。
【0081】このように構成された始動回90において
は、電子コントロールユニット93が、イグニッション
スイッチ27の切り替え位置(オフ位置、オン位置、ス
タート位置)と、上記したアクセルペダルスイッチ4
1、駐車ブレーキスイッチ42のオン/オフ等に応じ
て、図9に示すプログラムを実行することによって、コ
ンタクタ94のオン状態/オフ状態の切り替え制御、即
ち、走行用バッテリ3からインバータ2及び走行用モー
タへの電力供給の制御が行われる。
【0082】以下、電子コントロールユニット93内の
CPU(図示省略)が実行するプログラムについて、図
9のフローチャートを用いて説明する。本プログラムが
開始されると、先ず、ステップS1で、イグニッション
スイッチ(IG・SW)27が、オフ位置(OFF)から
オン位置(ON)に切り替わったか否かが判別される。
【0083】この判別結果が“No”であるうちは、運転
者による電気自動車の始動操作が未だ開始されていない
と判断して、ステップS1を繰り返して実行する。前記
ステップS1の判別結果が“Yes”のときには、ステッ
プS2に進んで、電装用バッテリ6から車体電装品5等
への電力の供給が行われる。続くステップS3、ステッ
プS4では、各々、前記した駐車ブレーキスイッチ4
2、アクセルペダルスイッチ41からの信号に基づい
て、駐車ブレーキがかかっているか否か、アクセルペダ
ルが踏み込まれていないか否かが判別される。
【0084】前記ステップS3、ステップS4の判別結
果の少なくとも一方が“No”であるうちは、ステップS
3に戻って、これらステップS3、ステップS4の判別
結果を繰り返す。そして、ステップS3、ステップS4
の判別結果が共に“Yes”に転じたとき、ステップS5
にてイグニッションスイッチ27が一定時間スタート位
置となったか否かが判別される。
【0085】このステップS5の判別結果が“No”であ
るうちは、再びステップS3に戻って、ステップS3か
らステップS5の判別を繰り返す。イグニッションスイ
ッチ27がスタート位置に切り替わって一定時間が経過
し、ステップS5の判別結果が“Yes”に転じると、ス
テップS6に進んで、当該電子コントロールユニット9
3に接続されたコンタクタ94にコイル94aに電流を
流してその接点P1,P2を閉じる。
【0086】次のステップS7では、一定時間に亘っ
て、始動警報回路8の警報ランプ8aが点灯され、警報
ブザー8bによる警報が行われる。更にステップS8で
は、インバータ2の働きに応じた走行用モータ1への電
力の供給が可能になる(走行可能状態)。このとき走行
用モータ1は、インバータ2に入力されるアクセルペダ
ルの踏込量に応じてその回転量が制御される。
【0087】続くステップS9では、イグニッションス
イッチ27がオフ位置に切り替わったか否かが判別され
る。この判別結果が“No”であるうちは、ステップS
8、ステップS9を繰り返し実行する。そして、ステッ
プS9の判別結果が“Yes”に転じると、そのまま本プ
ログラムを終了する。
【0088】以上説明したように、この第3の実施形態
の始動回路90によれば、電子コントロールユニット9
3の作用によって、イグニッションスイッチ27が、オ
フ位置からオン位置に切り替わったとき電装用バッテリ
6から車体電装品5にのみ電力が供給され、イグニッシ
ョンスイッチ27がオフ位置からオン位置を経てスター
ト位置まで回動されたときに電装用バッテリ6から車体
電装品5に電力が供給されると共に走行用バッテリ3か
ら走行用モータ1に電力が供給されて当該電気自動車の
走行が可能になる。そしてイグニッションスイッチ27
がオフ位置に戻されるまでの間、電装用バッテリ6から
車体電装品5への電力の供給と走行用バッテリ3から走
行用モータ1への電力の供給が行われ当該電気自動車の
走行が依然可能となる。そしてイグニッションスイッチ
27がオフ位置に戻されたときにその走行を不能として
いる。このような電子コントロールユニット93の働き
によって、内燃エンジンを搭載した自動車における周知
のイグニッションスイッチと同一の操作で、当該電気自
動車の始動を行うことができるようになる。
【0089】
【発明の効果】以上説明した請求項1から請求項に記
載の発明によれば、スイッチ手段が、第3の切替位置
(スタート)のとき第1の電池から走行用モータへの電
力の供給が可能になって当該電気自動車が走行可能にな
り、その後、第3の切替位置(スタート)から第2の切
替位置(オン)となっている間も第1の電池から走行用
モータへの電力の供給が可能になって走行可能状態が保
持され、この走行可能状態が、スイッチ手段が第1の切
替位置(オフ)に戻されるまで継続されることになるの
で、内燃エンジンを搭載した自動車におけるイグニッシ
ョンスイッチの回動操作と同じ手順で、当該電気自動車
の始動を可能にして、運転者にとって操作のし易い電気
自動車が提供できるようになる。
【0090】特に、請求項の発明によれば、当該電気
自動車が走行可能状態に推移した初期において、走行可
能である旨を運転者に最適なタイミングで知らせること
ができる。又、請求項の発明によれば、アクセルペダ
ルが踏み込まれていないことと、駐車ブレーキがかかっ
ていることを条件に、当該電気自動車の走行が可能にな
るので、安全性の更なる向上が図られる。
【0091】又、請求項の発明によれば、リレー、デ
ィジタル回路を用いた簡易な回路構成で、内燃エンジン
を搭載した自動車と略同一の始動操作によって、走行可
能状態が達成され、その操作性の向上が図られる。又、
請求項の発明によれば、電子コントロールユニットに
簡易なプログラムを実行させるだけで、内燃エンジンを
搭載した自動車と略同一の始動操作によって、走行可能
状態が達成され、その操作性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の電気自動車の始動回
路20を示す回路図である。
【図2】第1の実施形態のイグニッションスイッチ27
の3つの切替位置を示す説明図である。
【図3】第1の実施形態の第1の変形例の始動回路30
を示す回路図である。
【図4】第1の実施形態の第2の変形例の始動回路40
を示す回路図である。
【図5】本発明の第2の実施形態の電気自動車の始動回
路50を示す回路図である。
【図6】第2の実施形態の第1の変形例の始動回路60
を示す回路図である。
【図7】第2の実施形態の第2の変形例の始動回路80
を示す回路図である。
【図8】本発明の第3の実施形態の電気自動車の始動回
路90を示す回路図である。
【図9】第3の実施形態の電子コントロールユニットで
実行されるプログラムのフローチャートである。
【図10】従来の電気自動車の始動回路10を示す回路
図である。
【符号の説明】
1 走行用モータ 2 インバータ 3 走行用バッテリ(第1の電池) 5 車体電装品 6 電装用バッテリ(第2の電池) 8 始動警報回路 20,30,40,50,60,80,90 始動回路 24,54,94 コンタクタ(電力供給切替手段) 27 イグニッションスイッチ(スイッチ手段) 29 リレー(制御手段) 41 アクセルペダルスイッチ(第1のスイッチ) 42 駐車ブレーキスイッチ(第2のスイッチ) 59 フリップフロップ回路(制御手段) 93 電子コントロールユニット(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 3/00 B60L 11/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用モータと、第1の電池と、車体電
    装品と、第2の電池とを備えた電気自動車の始動回路に
    おいて、前記 始動回路は、 前記走行用モータと前記第1の電池とを電気的に接続/
    遮断する電力供給切替手段と、 前記電力供給切替手段による接続/遮断の動作を制御す
    る制御手段と、前記 制御手段に、前記電力供給切替手段による接続/遮
    断を行わせる制御信号を出力すると共に、前記車体電装
    品と前記第2の電池の接続/遮断を行うスイッチ手段と
    を備え、 前記制御手段は、 前記スイッチ手段が、第3の切替位置(スタート)であ
    ることを示す制御信号を受けたときにオンとなって、前
    記第1の電池と前記走行用モータとを電気的に接続し、
    オンの状態を前記スイッチ手段が第1の切替位置(オ
    フ)になるまで保持し、 前記スイッチ手段が、第1の切替位置(オフ)となった
    ときにオフとなって、前記第1の電池と前記走行用モー
    タとを電気的に遮断するリレーによって構成され、 前記スイッチ手段は、その切替位置を規定するスイッチ
    部材と、前記スイッチ手段が第3の切替位置(スター
    ト)から第2の切替位置(オン)に切り替わる方向に前
    記スイッチ部材を付勢する付勢手段を有し、 前記スイッチ手段は、その切替位置が、 第1の切替位置(オフ)のとき、前記制御手段に制御信
    号を出力して前記電力供給切替手段に前記走行用モータ
    と前記第1の電池とを電気的に遮断させると共に、前記
    第2の電池と前記車体電装品とを電気的に遮断し、第1の切替位置(オフ)から 第2の切替位置(オン)
    なったとき、前記制御手段に制御信号を出力して前記電
    力供給切替手段に前記走行用モータと前記第1の電池と
    を電気的に遮断させる共に、前記第2の電池と前記車体
    電装品とを電気的に接続し、 第2の切替位置(オン)から第3の切替位置(スター
    ト)となったとき、前記制御手段に制御信号を出力して
    前記電力供給切替手段に前記走行用モータと前記第1の
    電池とを電気的に接続させると共に、前記第2の電池と
    前記車体電装品とを電気的に接続し、 第3の切替位置(スタート)から第2の切替位置(オ
    ン)となったとき、前記制御手段に制御信号を出力して
    前記電力供給切替手段に前記走行用モータと前記第1の
    電池とを電気的に接続した状態を保持させると共に、前
    記第2の電池と前記車体電装品とを電気的に接続し、 第2の切替位置(オン)から第1の切替位置(オフ)と
    なったとき、前記制御手段に制御信号を出力して前記電
    力供給切替手段に前記走行用モータと前記第1の電池と
    を電気的に遮断させると共に、前記第2の電池と前記車
    体電装品とを電気的に遮断する ことを特徴とする電気自
    動車の始動回路。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ手段には、該スイッチ手段
    が第3の切替位置(スタート)となったときから所定期
    間に亘って作動する始動警報回路が接続されていること
    を特徴とする請求項1記載の電気自動車の始動回路。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ手段と前記制御手段との間
    には、アクセルペダルが踏み込まれていないときにオン
    する第1のスイッチと、駐車ブレーキがかかっていると
    きにオンする第2のスイッチとが設けられ、前記第1の
    スイッチと前記第2のスイッチが共にオンのときにのみ
    前記スイッチ手段が、前記制御手段に前記スイッチ手段
    が第3の切替位置(スタート)であることを示す制御信
    号を出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の電気自動車の始動回路。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、フリップフロップ回路
    によって構成され、 前記フリップフロップ回路は、前記スイッチ手段が第3
    の切替位置(スタート)であることを示す制御信号を受
    けたときにオンとなって、前記第1の電池と前記走行用
    モータとを電気的に接続し、オンの状態を前記スイッチ
    手段が第1の切替位置(オフ)になるまで保持し、 前記スイッチ手段が、第1の切替位置(オフ)となった
    ときにオフとなって、前記第1の電池と前記走行用モー
    タとを電気的に遮断する ことを特徴とする請求項1から
    請求項3の何れかに記載の電気自動車の始動回路。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、電子コントロールユニ
    ットによって構成され、 前記電子コントロールユニットは、前記スイッチ手段が
    第3の位置(スタート)であることを示す制御信号を受
    けたときにオンとなって、前記第1の電池と前記走行用
    モータとを電気的に接続し、オンの状態を前記スイッチ
    手段が第1の切 替位置(オフ)になるまで保持し、 前記スイッチ手段が、第1の切替位置(オフ)となった
    ときにオフとなって、前記第1の電池と前記走行用モー
    タとを電気的に遮断する ことを特徴とする請求項1から
    請求項4の何れかに記載の電気自動車の始動回路。
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