JP3471185B2 - 光コネクタ接続工具 - Google Patents

光コネクタ接続工具

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JP3471185B2
JP3471185B2 JP04651797A JP4651797A JP3471185B2 JP 3471185 B2 JP3471185 B2 JP 3471185B2 JP 04651797 A JP04651797 A JP 04651797A JP 4651797 A JP4651797 A JP 4651797A JP 3471185 B2 JP3471185 B2 JP 3471185B2
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    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3898Tools, e.g. handheld; Tuning wrenches; Jigs used with connectors, e.g. for extracting, removing or inserting in a panel, for engaging or coupling connectors, for assembling or disassembling components within the connector, for applying clips to hold two connectors together or for crimping

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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタ接続工
具に係り、特に光コネクタフェルール同士を接続するこ
とで組み立てられる光コネクタに適用して好適な光コネ
クタ接続工具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】光ファイバ同士を切替可能に接続する光
コネクタとしては、例えば、JISC 5981に制定
されるような、いわゆるMT形光コネクタ(Mechanicall
yTransferable)が提供されている。しかしながら、前記
MT形光コネクタには、(1)接続や接続切替等の作業
に専用の治具を必要とするため、作業性に不満がある、
(2)光コネクタフェルールがむき出しになることを防
止するためにキャップ等の保護手段を設ける必要があ
り、扱いが面倒である、といった不満があった。また、
この問題に鑑みて、近年では、JIS C 5981等
に制定される光コネクタフェルールをプラスチック製ハ
ウジング内部に収納した構造のプラスチック光コネクタ
(いわゆるMPOコネクタ)が提供されている。しかし
ながら、このプラスチック光コネクタには、(3)部品
点数が増大して組み立てに手間がかかり、コストも増大
する、(4)大型化するため、実装密度を向上できない
といった問題が新たに生じてしまう。 【0003】本出願人は、前記(1)〜(4)の問題を
解決するべく、例えば特願平8−325730号等の光
コネクタをすでに出願している。図10は、この光コネ
クタの一例を示す。この光コネクタは、JIS C 5
981に制定される光コネクタの光コネクタフェルール
1を二つ割り形状の分割体2a、2b内に収納するハウ
ジング2と、収納した光コネクタフェルール1をハウジ
ング2外側に向けて付勢するコイルスプリング3と、該
コイルスプリング3による付勢方向に沿ってハウジング
2から突設した一対の弾性爪4、4とを備え、外側から
押し込んで光コネクタフェルール1と突き合わせ接続し
た別の光コネクタフェルール5をコイルスプリング3と
弾性爪4、4との間に挟み込むことで、両光コネクタフ
ェルール1、5間の接続状態を維持するようにしたもの
である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な光コネクタでは、サイズの小さい光コネクタフェルー
ル5をハウジング2に対して簡便に挿抜するための専用
の工具の開発が求められていた。すなわち、専用の工具
が無い場合、光コネクタフェルール5を手で押し込んで
光コネクタフェルール1と接続させることになるため、
作業性が低下する。また、接続状態の光コネクタフェル
ール5をハウジング2から引き抜くためには、光コネク
タフェルール5と弾性爪4、4との係合状態を手動で解
除しなければならず、この場合には一層細かい作業とな
るため作業性の低下が懸念されるとともに、必要以上の
力がかかって弾性爪4、4や光コネクタフェルール5を
傷付けてしまう心配もある。 【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、(a)ハウジングに対して挿抜するだけで、ハウ
ジングに支持したフェルールに対して別のフェルールを
着脱して、光コネクタの接続、接続解除等の作業を簡便
に行うことができる、(b)部品点数が少なく、低コス
トで製造することができる、(c)フェルール支持部品
から突設状態のホルダ部をハウジングに挿抜して作業を
行うようになっているので、周囲の部品との干渉を回避
することができ、ハウジングを複数集合している場合で
あっても、目的のハウジングに対して光コネクタフェル
ールを容易に接続、接続解除することができ、作業性が
向上する、光コネクタ接続工具を提供することを目的と
するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、光ファイバを突き合わせ接続可能に成端す
る光コネクタフェルールを支持したハウジングに挿抜可
能に差し込むことで、前記光コネクタフェルールに対し
て別の光コネクタフェルールを接続する光コネクタ接続
工具であって、工具本体と、該工具本体に進退動自在に
支持され光コネクタフェルールを着脱自在に支持するホ
ルダ部が前記ハウジングへの挿入方向に向けて突設され
てなるフェルール支持部品と、前記ハウジングに対する
挿抜方向と同じ方向で工具本体に進退動自在に支持され
ホルダ部に支持された光コネクタフェルールと係脱可能
に係合する係合爪が突設されてなる引掛部品と、前記フ
ェルール支持部品および引掛部品を付勢してホルダ部に
支持した光コネクタフェルールおよび係合爪を前記ハウ
ジングへの挿入方向に向けて押圧する付勢部材と、該付
勢手段により付勢されたフェルール支持部品および引掛
部品が当接されることで移動を規制するストッパとを備
え、ホルダ部に支持した光コネクタフェルールにはハウ
ジングに差し込まれた時に該ハウジングから突設された
弾性爪と係脱可能に係合する係合部を設け、工具本体に
はハウジングに差し込まれた時に弾性爪と当接して係合
部との係合を解除する方向に弾性変形させるテーパ状の
変形用当接部を突設してなり、前記フェルール支持部品
および引掛部品が付勢部材の付勢力によりストッパに押
し付けられることにより、ホルダ部に支持した光コネク
タフェルールの係合部および係合爪が変形用当接部から
出没自在に突出されることを特徴とする光コネクタ接続
工具を前記課題の解決手段とした。 【0007】光コネクタフェルールとしては、例えばJ
IS C 5981に制定されるいわゆるMT形光コネ
クタ(Mechanically Transferable)等のフェルールを
採用する。フェルール支持部品には光コネクタフェルー
ルを支持するための支持手段を設ける。例えば、前記M
T形光コネクタの光コネクタフェルールを採用した場合
では、ガイドピンとガイドピン穴とによって光コネクタ
フェルールの対が精密に位置決めされるので、フェルー
ル支持部品では突出状態に支持したガイドピンを光コネ
クタフェルールのガイドピン穴に差し込むことでこの光
コネクタフェルールを支持する構成を採用する。ハウジ
ングやフェルール支持部品の形状を適宜変更すれば、例
えば、JISC 5973等に制定されるいわゆるSC
形光コネクタのフェルール等の各種光コネクタフェルー
ルを収納することができる。引掛部品としては、樹脂等
によって弾力性を有するように形成したものを採用す
る。これにより、係合爪が引掛部品自体の弾性力により
光コネクタフェルールと係脱可能に係合する。また、係
合爪は、光コネクタフェルールに設けた係合部に係脱さ
せるようにすることが好ましく、これにより、係合部を
弾性爪および係合爪の係合対象として共用することにな
り、光コネクタフェルールの構造が単純になる。付勢部
材としては、コイルスプリングや板バネ等のバネ類の
他、ゴム等の伸縮性の高い素材などの採用が可能であ
る。 【0008】この光コネクタ接続工具では、光コネクタ
フェルールをフェルール支持部品に支持してハウジング
に差し込むことで、ハウジングに支持した光コネクタフ
ェルールに対して接続する。光コネクタ接続工具は、ハ
ウジングに差し込む前では、付勢部材によってフェルー
ル支持部品が付勢されて該フェルール支持部品に支持し
た光コネクタフェルールの係合部が変形用当接部から突
出した状態に位置している。また、係合爪が光コネクタ
フェルールと係合することによって、光コネクタフェル
ールがフェルール支持部品から離脱することが防止され
る。光コネクタフェルール同士を接続するには、フェル
ール支持部品に支持した光コネクタフェルールをハウジ
ングに挿入し、変形用当接部は弾性爪と当接させない。
これにより、係合部に弾性爪が係合して光コネクタフェ
ルールが保持され、ハウジングに支持した光コネクタフ
ェルールとの突き合わせ状態が維持される。 【0009】光コネクタフェルール同士の接続が完了し
たら、光コネクタ接続工具はハウジングから引き抜く
が、この時、光コネクタフェルールと係合爪との係合を
解除する。係合爪からの光コネクタフェルールの引き抜
き抵抗を、弾性爪からの係合部の引き抜き抵抗よりも小
さく設定している場合には、光コネクタ接続工具をハウ
ジングから引き抜くだけで光コネクタフェルールと係合
爪との係合が解除され、引き抜いた光コネクタ接続工具
から光コネクタフェルールが分離され、分離された光コ
ネクタフェルールが弾性爪に係合支持される。また、光
コネクタフェルールと係合爪との係合解除は、光コネク
タ接続工具を目的の位置までハウジングに差し込んだ時
に当接した係合爪を弾性変形させる変形用突起等により
行うことも可能である。なお、前記変形用突起は、後述
の光コネクタフェルール抜き取り時に鑑みて、ハウジン
グに変形用当接部を差し込んだ時には係合爪を弾性変形
させない構成とする必要がある。 【0010】また、この光コネクタ接続工具は、ハウジ
ングに支持した光コネクタフェルールと接続した光コネ
クタフェルールをハウジングから抜き取る場合にも使用
される。この場合には、変形用当接部が弾性爪に当接し
て弾性変形させる位置まで光コネクタ接続工具をハウジ
ングに差し込む。これにより、弾性爪と係合部との係合
が解除されて、光コネクタフェルールがハウジングから
抜き取り可能な状態となる。また、係合爪が光コネクタ
フェルールと係合するので、これにより、光コネクタ接
続工具をハウジングから引き抜くだけで光コネクタフェ
ルールが光コネクタ接続工具とともにハウジングから抜
き取られる。光コネクタ接続工具をハウジングから引き
抜く際には、係合部が弾性爪と係合しない位置まで抜き
出されるまで弾性爪と係合部との係合を規制しておく必
要がある。したがって、光コネクタフェルールに引掛部
品を係合させた後には、係合部を変形用当接部から突出
しない位置に引き込んで弾性爪との係合を規制してお
き、この状態を維持しつつ光コネクタ接続工具をハウジ
ングから引き抜く。 【0011】この光コネクタ接続工具を適用するハウジ
ングは、差し込まれたホルダ部に方向に光コネクタフェ
ルールを付勢する付勢手段を有することが好ましく、こ
れにより、ハウジングに支持した光コネクタフェルール
および該光コネクタフェルールと突き合わせ接続した光
コネクタフェルールとが弾性爪と付勢手段との間に挟み
込まれ、付勢手段の付勢力が両光コネクタフェルール間
の突き合わせ力を付与し、両光コネクタフェルール間に
目的の接続損失が得られる。付勢手段の付勢力は、接続
した光コネクタフェルールを光コネクタ接続工具によっ
て抜き取る時に、光コネクタフェルールおよび引掛部品
をハウジングの外側に押し出す。これにより、変形用当
接部が弾性爪に当接して係合部と弾性爪との係合を解除
した時には、付勢手段の付勢力により光コネクタフェル
ールが変形用当接部から突出しない位置まで押し出さ
れ、この状態を維持したまま、係合部が弾性爪と係合し
ない位置まで光コネクタ接続工具が引き抜かれるので、
光コネクタフェルールを簡便に抜き取ることができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下本発明の光コネクタ接続工具
の実施の形態を図1から図9を参照して説明する。図1
符号10は光コネクタ接続工具であり、工具本体11、
フェルール支持部品12、引掛部品13、付勢部材14
を備えて構成されている。この光コネクタ接続工具10
は、図10に記載の光コネクタの光コネクタフェルール
1に別の光コネクタフェルール5を接続、接続解除する
ためのものである。 【0013】工具本体11は充分な剛性を有する素材か
ら細長形状に形成されたベース15と、フェルール支持
部品12、引掛部品13を前記ベース15との間に挟み
込んで長手方向に移動自在に支持する細長形状の押さえ
蓋16とを有している。押さえ蓋16はネジ17によっ
てベース15と着脱可能に固定される。ベース15は長
手方向一端部にストッパ18を備えている。また、図2
に示すように、ベース15とこのベース15に固定した
押さえ蓋16との間には、フェルール支持部品12、引
掛部品13に突設されたストッパ突部19、20を収納
する溝状の収納空間21が形成される。収納空間21は
ベース15および押さえ蓋16のの長手方向に沿って細
長く延在し、収納したストッパ突部19、20はその長
手寸法の範囲で移動可能になっている。ストッパ18は
収納空間21に臨んでベース15から突設され、ストッ
パ突部19、20が当接することで、フェルール支持部
品12、引掛部品13がベース15の長手方向一端部方
向移動する限界位置を設定している。なお、収納空間2
1では、フェルール支持部品12のストッパ突部19が
ストッパ18寄り、引掛部品13のストッパ突部20が
ストッパ突部19よりもストッパ18から離間した位置
に配置され、順序が逆転することは無い。 【0014】付勢部材14は、収納空間21を介してス
トッパ18と対向する支圧壁16aと前記ストッパ突部
19との間に介在されたコイルスプリングであり、スト
ッパ突部19をストッパ18方向に付勢する。したがっ
て、通常時では、この付勢部材14の付勢力によって、
ストッパ突部19、20がストッパ18に押し付けら
れ、フェルール支持部品12、引掛部品13がベース1
5の長手方向一端部方向移動する限界位置に位置される
ことになる。 【0015】図1に示すように、押さえ蓋16は、ベー
ス15に固定される固定部22と、光コネクタ接続工具
10を組み立てた時にベース15からやや離間した位置
でベース15長手方向に沿って延在するガイド部23
と、ストッパ18よりもさらにベース15の長手方向外
側に突出する変形用当接部24とを備えている。ガイド
部23は、ベース15の幅方向(長手方向と垂直の方
向)両端部に沿って互いに離間して一対配置され、両ガ
イド部23、23の間には隙間25を介在させている。
変形用当接部24は、ハウジング2に差し込まれた時に
弾性爪4、4と当接してこれらを互いに離間する方向に
弾性変形させるテーパ状の突壁である。なお、図10に
示すように、弾性爪4、4にもテーパ壁4aが形成され
ているので、変形用当接部24をハウジング2に差し込
むと、該変形用当接部24がテーパ壁4aと当接して弾
性爪4を確実かつ安定に弾性変形させる。 【0016】図1に示すように、フェルール支持部品1
2は充分な剛性を有する素材から細長薄板状に形成さ
れ、ストッパ突部19、ホルダ部26、光ファイバ溝2
7、スライドフランジ28を備えている。 【0017】ホルダ部26はフェルール支持部品12の
長手方向一端部に設けられ、光コネクタフェルール5を
着脱自在に支持する。すなわち、ホルダ部26は、光コ
ネクタフェルール5のガイドピン穴29に挿入されるガ
イドピン30、30を突出状態に保持した構造になって
いる。これらガイドピン30、30は、光コネクタフェ
ルール5をホルダ部26に保持したとしても光コネクタ
フェルール5の接合端面6には突出しない長さになって
いる。なお、接続される光コネクタフェルール1、5間
の位置決めは、図10に示すように、ハウジング2に内
蔵のピンクランプ8にクランプ支持されたガイドピン
9、9によりなされる。また、このホルダ部26は、図
2に示すように、光コネクタ接続工具10を組み立てた
時には、隙間25内で変形用当接部24の近傍に配置さ
れ、光コネクタフェルール5に形成した係合部7を変形
用当接部24から露出する位置に支持する。係合部7
は、フェルール支持部品12がベース15長手方向への
可動範囲内で移動することで、変形用当接部24から出
没する。なお、前記係合部7は、光コネクタフェルール
5の接合端面6に対向する位置に突設したフランジ状の
突起であり、ハウジング2に挿入した時には弾性爪4、
4が係合される。 【0018】図1に示すように、光ファイバ溝27は、
フェルール支持部品12をその長手方向全長にわたって
貫通し、ホルダ部26に支持した光コネクタフェルール
5から引き出された光ファイバ31が挿通される。この
光ファイバ31は、多心、単心のいずれでもよく、多心
の場合には光ファイバテープ心線等を採用する。スライ
ドフランジ28は、フェルール支持部品12の長手方向
中央部から光ファイバ溝27の幅方向両側へ突出し、光
コネクタ接続工具10を組み立てた時には、ガイド部2
3、23の外側に配置される。これにより、フェルール
支持部品12は、ベース15と押さえ蓋16との間に挟
み込まれた際に、ガイド部23、23にスライドフラン
ジ28、28が摺動可能に接することにより、位置ずれ
することなく安定に工具本体11に保持され、ホルダ部
26での光コネクタフェルール5の支持状態も安定す
る。 【0019】引掛部品13は全体が弾力性を有する樹脂
等の素材から細長薄板状に形成され、ストップ突部20
と、係合爪32とを備える。係合爪32は引掛部品13
の長手方向一端部に設けられ、光コネクタ接続工具10
の組み立て時には変形用当接部24よりもハウジング2
への差し込み方向外側(図1左下)に位置し、ホルダ部
26に支持された光コネクタフェルール5と係脱可能に
係合する。なお、係合爪32は、引掛部品13がベース
15の長手方向の可動範囲内で移動することで、変形用
当接部24から出没自在になっている。 【0020】以下、この光コネクタ接続工具10の作用
および効果を図を参照して説明する。この光コネクタ接
続工具10は、ハウジング2側の光コネクタフェルール
1と光コネクタフェルール5との接続作業、および接続
状態の光コネクタフェルール5をハウジング2から抜き
取る作業の二つの作業に使用される。 【0021】まず、接続作業について図3から図6を参
照して説明する。光コネクタフェルール1、5同士を接
続するには、図3に示すようにホルダ部26に光コネク
タフェルール5を装着支持した後、ホルダ部26を図4
に示すようにハウジング2に差し込んで、光コネクタフ
ェルール5とハウジング2側の光コネクタフェルール1
の接合端面6、6同士を突き合わせ接合する。図6に示
すように、光コネクタフェルール5は、コイルスプリン
グ2の付勢力に抗して係合部7に弾性爪4、4が係合す
るまでハウジング2に押し込む。また、図4に示すよう
に、光コネクタフェルール5のガイドピン穴29を光コ
ネクタフェルール1の接合端面6から突出させたガイド
ピン9に嵌合することで、両光コネクタフェルール1、
5を相対位置決めする。この時、光コネクタフェルール
5を或る程度ハウジング2に押し込むと、図5に示すよ
うに、係合爪32がハウジング2に当接するため、以降
は、付勢部材14を弾性変形させつつ工具本体11をハ
ウジング2に押し込み、弾性爪4、4が係合部7と係合
したと同時に押し込みを停止する。係合爪32がハウジ
ング2に当接した後の光コネクタ接続工具10の押し込
み量は微小であり、また、弾性爪4、4が係合部7と係
合した時には、変形用当接部24、24は弾性爪4、4
と当接しない。なお、係合爪32がハウジング2に当接
することで、光コネクタ接続工具10が必要以上にハウ
ジング2に押し込まれることが防止されるので、光コネ
クタフェルール1、5を傷める心配が無い。また、係合
爪32をハウジング2に当接させた後では、スライドフ
ランジ28をハウジング2に向けて押し込むことでも、
光コネクタフェルール5を弾性爪4、4と係合させるこ
とが可能である。 【0022】この光コネクタ接続工具10では、フェル
ール支持部品12がハウジング2への差し込み方向と反
対の方向に後退することを規制するストッパを設置し
て、係合爪32をハウジング2に当接させた後に工具本
体11をハウジング2に差し込んだ時に光コネクタフェ
ルール5を確実に弾性爪4、4に係合することができる
構成も採用可能である。但し、このストッパは、後述の
抜き取り作業に鑑みて、フェルール支持部品12の後退
の規制、許可が切り換え可能な構成とする必要がある。 【0023】光コネクタフェルール5を弾性爪4、4と
係合したら、光コネクタ接続工具10をハウジング2か
ら引き抜く。係合爪32からの係合部7の引き抜き抵抗
よりも、弾性爪4、4からの係合部7の引き抜き抵抗の
方が大きく設定されているので、光コネクタ接続工具1
0を引き抜くと同時に係合爪32が係合部7から離脱す
る。その結果、接続された光コネクタフェルール1、5
がコイルスプリング3と弾性爪4、4との間に挟み込ま
れ、コイルスプリング3の付勢力が両光コネクタフェル
ール1、5間の突き合わせ力として作用する。 【0024】次に、光コネクタフェルール5の抜き取り
作業について、図7から図9を参照して説明する。ハウ
ジング2にて接続状態になっている光コネクタフェルー
ル5を抜き取るには、まず、図7に示すように、ホルダ
部26をハウジング2に接近させて、光コネクタフェル
ール5のガイドピン穴29にガイドピン30、30を嵌
合する。 【0025】次に、図8に示すように、工具本体11を
ハウジング2にさらに押し込んで変形用当接部24を弾
性爪4、4に当接させ、弾性爪4、4を弾性変形させて
係合部7から離脱させる。この時、係合爪32がハウジ
ング2に当接してから付勢部材14の付勢力に抗して工
具本体11をハウジング2へ深く押し込むことになるの
で、この作業は、接続作業における図5に示す工程とは
異なる。また、変形用当接部24が弾性爪4、4と当接
した時には、コイルスプリング3の付勢力によってフェ
ルール支持部品12のハウジング2への挿入限界が設定
されるため、工具本体11がフェルール支持部品12に
対して相対移動しつつハウジング2に押し込まれ、最終
的に変形用当接部24内にホルダ部26および係合部7
が収納され、係合部7が変形用当接部24から露出しな
い状態になる。また、係合部7には係合爪32が係合さ
れる。なお、係合爪32がハウジング2に当接した後で
は、工具本体11は、支圧壁16aがストッパ突部19
と当接するまでハウジング2に押し込むことが可能であ
り、支圧壁16aがストッパ突部19と当接すると、引
掛部品13とストッパ突部19、20とによって支圧壁
16aの押圧力が支持されて、ハウジング2への移動が
不可能になる。これにより、変形用突部24を過剰にハ
ウジング2に押し込むことが防止され、フェルール1、
5や弾性爪4、4等を保護することができる。 【0026】次に、図9に示すように、工具本体11を
ハウジング2から引き抜くと、光コネクタフェルール5
がホルダ部26に支持されたまま工具本体11と一体的
に抜き取られ、引き抜き作業が完了する。この時、光コ
ネクタフェルール5がコイルスプリング3の付勢力で押
圧されて、弾性爪4、4よりもハウジング2の外側に移
動するまで係合部7が変形用当接部24から露出しない
状態を維持するので、抜き取りの途中で係合部7に弾性
爪4、4が係合することは無い。なお、ホルダ部26が
変形用当接部24よりも固定部22(図1参照)方向に
引き込まれた状態に保持する保持手段を設置しておく
と、係合部7と弾性爪4、4との係合を一層確実に防止
することができる。 【0027】したがって、この光コネクタ接続工具10
によれば、ホルダ部26に光コネクタフェルール5を支
持してハウジング2に差し込むだけで、ハウジング2側
の光コネクタフェルール1に簡便に接続することができ
る。また、ホルダ部26をハウジング2に差し込んで該
ハウジング2に支持された光コネクタフェルール5を支
持した後ハウジング2から引き抜くことにより、光コネ
クタフェルール5をハウジング2から簡便に抜き取るこ
とができる。さらに、工具本体11、フェルール支持部
品12、引掛部品13が細長形状であるため、光コネク
タ(ハウジング2)を複数集合している場合であって
も、周囲の光コネクタと干渉すること無く目的の光コネ
クタに対して光コネクタフェルール5を簡便に挿抜する
ことができ、作業性が向上する。また、部品点数が少な
く簡便に構成することができるので、低コスト化が容易
である。 【0028】なお、光コネクタ接続工具10を構成する
各部品の形状等は、本実施の形態に限定されるものでは
なく、各種構成が採用可能であることは言うまでも無
い。また、本発明の光コネクタ接続工具の適用対象は、
図10に示した光コネクタに限定されず、各種構成の光
コネクタや光コネクタアダプタ等が採用可能である。こ
の場合、対象となる光コネクタや光コネクタアダプタ等
の構成に対応して、光コネクタ接続工具の構成も変更さ
れることは言うまでも無い。 【0029】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の光コネク
タによれば、(イ)工具本体に進退動自在に支持された
フェルール支持部品から突設したホルダ部に光コネクタ
フェルールを支持してハウジングに差し込むだけで、ハ
ウジング側の光コネクタフェルールと簡便に接続するこ
とができ、かつ接続後に工具本体をハウジングから引き
抜くと光コネクタフェルールをハウジングの弾性爪に係
合させた状態に預けることができるので、接続作業性が
向上する、(ロ)ハウジングにホルダ部を差し込んで、
ハウジングにて接続状態になっている光コネクタフェル
ールを支持した後、工具本体をハウジングから引く抜く
だけで、光コネクタフェルールと弾性爪との係合を解除
して光コネクタフェルールを簡便に抜き取ることができ
るので、抜き取り作業性が向上する、(ハ)フェルール
支持部品から突出したホルダ部に光コネクタフェルール
を支持する構成になっているので、ハウジングが複数集
合されている場合であっても、周囲のハウジングと干渉
すること無く目的のハウジングに対して光コネクタフェ
ルールを挿抜することができ、接続、抜き取りの作業性
が向上するといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の光コネクタ接続工具の実施の形態を
示す分解斜視図である。 【図2】 図1の光コネクタ接続工具を示す正断面図で
ある。 【図3】 図1の光コネクタ接続工具の作用を示す図で
あり、接続作業における光コネクタフェルールの支持工
程を示す平面図である。 【図4】 図1の光コネクタ接続工具の作用を示す図で
あり、接続作業における光コネクタフェルールの差し込
み工程を示す平面図である。 【図5】 図1の光コネクタ接続工具の作用を示す図で
あり、接続作業において光コネクタフェルールを弾性爪
に係合支持した状態を示す正断面図である。 【図6】 図1の光コネクタ接続工具の作用を示す図で
あり、接続作業において光コネクタフェルールを弾性爪
に係合支持した状態を示す平面図である。 【図7】 図1の光コネクタ接続工具の作用を示す図で
あり、抜き取り作業において弾性爪に係合支持された光
コネクタフェルールをホルダ部で支持する工程を示す平
面図である。 【図8】 図1の光コネクタ接続工具の作用を示す図で
あり、抜き取り作業において弾性爪と光コネクタフェル
ールとの係合状態を解除する工程を示す平面図である。 【図9】 図1の光コネクタ接続工具の作用を示す図で
あり、抜き取り作業においてホルダ部に支持した光コネ
クタフェルールをハウジングから抜き取る工程を示す平
面図である。 【図10】 従来例の光コネクタを示す分解斜視図であ
る。 【符号の説明】 1…光コネクタフェルール、2…ハウジング、5…光コ
ネクタフェルール、7…係合部、10…光コネクタ接続
工具、11…工具本体、12…フェルール支持部品、1
3…引掛部品、14…付勢部材(コイルスプリング)、
18…ストッパ、24…変形用当接壁、26…ホルダ
部、31…光ファイバ、32…係合爪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 百津 仁博 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ 佐倉工場内 (72)発明者 林 幸生 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ 佐倉工場内 (72)発明者 野村 義和 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ 佐倉工場内 (56)参考文献 特開 昭64−66607(JP,A) 特開 平7−281056(JP,A) 特開 平7−20354(JP,A) 特開 平6−102433(JP,A) 実開 昭63−140505(JP,U) 実開 平5−21213(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/38

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 光ファイバ(31)を突き合わせ接続可
    能に成端する光コネクタフェルール(1)を支持したハ
    ウジング(2)に挿抜可能に差し込むことで、前記光コ
    ネクタフェルールに対して別の光コネクタフェルール
    (5)を接続する光コネクタ接続工具であって、 工具本体(11)と、 該工具本体に進退動自在に支持され光コネクタフェルー
    ルを着脱自在に支持するホルダ部(26)が前記ハウジ
    ングへの挿入方向に向けて突設されてなるフェルール支
    持部品(12)と、前記ハウジングに対する挿抜方向 と同じ方向で工具本体
    に進退動自在に支持されホルダ部に支持された光コネク
    タフェルールと係脱可能に係合する係合爪(32)が突
    設されてなる引掛部品(13)と、 前記フェルール支持部品および引掛部品を付勢してホル
    ダ部に支持した光コネクタフェルールおよび係合爪を
    記ハウジングへの挿入方向に向けて押圧する付勢部材
    (14)と、 該付勢手段により付勢されたフェルール支持部品および
    引掛部品が当接されることで移動を規制するストッパ
    (18)とを備え、 ホルダ部に支持した光コネクタフェルールにはハウジン
    グに差し込まれた時に該ハウジングから突設された弾性
    爪と係脱可能に係合する係合部(7)を設け、 工具本体にはハウジングに差し込まれた時に弾性爪と当
    接して係合部との係合を解除する方向に弾性変形させる
    テーパ状の変形用当接部(24)を突設してなり、 前記フェルール支持部品および引掛部品が付勢部材の付
    勢力によりストッパに押し付けられることにより、ホル
    ダ部に支持した光コネクタフェルールの係合部および係
    合爪が変形用当接部から出没自在に突出されることを特
    徴とする光コネクタ接続工具(10)。
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