JP3542926B2 - 光コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、雌側ハウジングに挿入することで、内蔵した光コネクタフェルールを雌側ハウジング側の光コネクタフェルールと突き合わせ接続する光コネクタに関わり、特に、雌側ハウジングと係脱可能に係合するラッチを備える光コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11は、従来例の光コネクタ1を示す。
この光コネクタ1は、JIS C 5981に制定される、いわゆるMT形光コネクタフェルール2(Mecanically Transferable:以下、「フェルール」)をプラスチック製ハウジング3内に収納してなるものであり、例えば、光コネクタアダプタ4等の雌側ハウジングに挿入することで、フェルール2を別のフェルールと突き合わせ接続するようになっている。光コネクタアダプタ4に両側から光コネクタ1を挿入して、フェルール2同士を突き合わせ接続すると、このフェルール2によって突き合わせ接続可能に成端された光ファイバ5(主として多心光ファイバ)が相手側フェルールの光ファイバと光接続される。この時、光コネクタ1は、ラッチ6と光コネクタアダプタ4とが係合して、光コネクタアダプタ4からの引き抜きが規制される。具体的には、例えば、ラッチ6から突設された係合突起6aが、光コネクタアダプタ4の係合穴4aに、光コネクタアダプタ4内面側から入り込んで係合することで、光コネクタ1の引き抜きが規制される。ラッチ6と光コネクタアダプタ4との間の係合構造は、係合突起6aと係合穴4aとの係合に限定されず、各種構成の採用が可能である。
【0003】
前記ラッチ6先端の操作端6bは、光コネクタ1を光コネクタアダプタ4に挿入した時であっても、光コネクタアダプタ4の外側に露出されるようになっており、この操作端6bを光コネクタ1のハウジング3内に押し込むようにしてラッチ6を弾性変形させると、係合突起6aと係合穴4aとの係合が解除され、光コネクタアダプタ4から光コネクタ1を引き抜くことが可能となる。
なお、図11中、符号1aはブーツであり、ハウジング3先端に保持されたフェルール2から筒状のハウジング3を貫通してハウジング3後端から引き出された光ファイバ5を収納、保護する。フェルール2の接合端面2aには、光ファイバ5端末に引き出された裸ファイバ5aが複数本、配列状態に露出されている。フェルール2が光コネクタアダプタ4側のフェルールと突き合わせ接続されると、両フェルールの裸ファイバ同士が突き合わせ接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のような光コネクタ1では、係合穴4aと係合突起6aとの係合状態の維持を、ラッチ6のバネ力に頼っているため、操作端6bに不用意に接触しただけでも、操作端6bがハウジング3側に押し込まれてしまい、係合穴4aと係合突起6aとの間の係合が解除されやすいといった不満があった。
前記問題に鑑みて、例えば、ラッチ6とハウジング3との間にスライド移動自在のキーを挿入して、ラッチ6がハウジング3側に押し込まれることを防止することが提案されている。しかしながら、この場合、係合突起6aを含むラッチ6全体について、ハウジング3方向への押し込みを規制してしまうので、キーによってラッチ6をロックしたまま、この光コネクタ1を光コネクタアダプタ4に無理に挿入すると、ラッチ6を破損する可能性がある。
【0005】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、
(1)キーによりラッチをロックすることにより雌側ハウジングの係合部と係合突起との係合状態を維持できる、
(2)キーによりラッチをロックした状態であっても、ラッチに設けられている変形部の弾性変形によって、ラッチを傷めることなく雌側ハウジングへ挿入できる、
(3)キーによりラッチをロックしたまま雌側ハウジングに挿入しても、係合突起を雌側ハウジング側の係合部に係合させることができる
光コネクタを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では、光ファイバを突き合わせ接続可能に成端した光コネクタフェルールを先端部に収納、保持する筒状のハウジングと、このハウジング側部から突設され、当該ハウジング側面に沿って前記先端部に対向する後端部へ向けて延出する弾性変形可能なラッチとを備え、前記ハウジングを先端部から雌側ハウジングに挿入することで、前記光コネクタフェルールが、前記雌側ハウジングに収納された別の光コネクタフェルールと突き合わせ接続され、かつ、前記ラッチから突設された係合突起が、前記雌側ハウジング側部の係合部に係脱可能に係合することで、前記光コネクタフェルール同士の突き合わせ接続状態が維持されるようになっている光コネクタにおいて、前記ラッチは、前記ハウジングからの突出基端部から突出先端の操作端までの間に備えた変形部の弾性変形によって、前記突出基端部および前記操作端に対する前記係合突起の変位が可能とされ、しかも、前記ハウジングの側部にて、ハウジング後端部側からハウジング先端部に向かって進退自在に設けられたキーが、前記ラッチの操作端と前記ハウジングとの間の隙間に挿入されることで前記操作端のハウジング方向への押し込みが規制されるように構成されており、前記キーは、前記ラッチの操作端と前記ハウジングとの間の隙間に挿入されることで前記操作端のハウジング方向への押し込みを規制する係合片を有し、前記係合片は、挿入方向前方へ行くほどハウジングからの突出寸法が小さくなるテーパ形状であり、キーによって前記操作端のハウジング方向への押し込みを規制した後、雌側ハウジングへ押し込むと、前記操作端が乗り上げた前記キーの前記係合片と前記突出基端部との間で前記ラッチが両持ち状態を維持したまま、雌側ハウジングに当接したラッチの変形部が弾性変形することで前記係合突起が適宜変位しつつ雌側ハウジング内に滑り込むようになるため、雌側ハウジングに対する挿入を実現でき、前記係合片のテーパ形状が、キーと突出基端部との間のラッチの弾性変形が大きくても係合片との接触部分が点接触や線接触になりにくくする機能を果たすようになっていることを特徴とする光コネクタを前記課題の解決手段としている。
この光コネクタによれば、キーをハウジング先端部に向けて移動して、前記ラッチの操作端と前記ハウジングとの間の隙間に挿入すれば、前記操作端のハウジング方向への押し込みが規制されるから、雌側ハウジング側の係合部と係合突起とが係合された状態であれば、両者の係合状態を安定に維持でき、雌側ハウジングからの引き抜きが規制される。キーによって前記操作端のハウジング方向への押し込みを規制した後、光コネクタを雌側ハウジングに挿入すると、雌側ハウジングに当接したラッチの変形部が弾性変形することで係合突起が適宜変位しつつ雌側ハウジング内に滑り込むようにして挿入されるため、ラッチを損傷すること無く光コネクタを雌側ハウジング内へ挿入できる。挿入完了後には、変形部の弾性復帰により、係合突起が係合部と正常に係合するため、雌側ハウジングからの光コネクタの引き抜きが規制される。
また、本発明では、請求項2記載のように、前記係合突起は、前記ラッチの前記ハウジングからの突出基端部から前記操作端までの中央部に突設され、少なくとも前記係合突起近傍の数mmの範囲に前記変形部が設けられている構成も採用可能であり、この構成によっても、変形部の変形によって係合突起が変位しつつ雌側ハウジング内面に沿うようにして雌側ハウジング内に挿入される。係合突起近傍の少なくとも数mmの範囲に変形部が設けられていれば、雌側ハウジングに対する当接によって係合突起に作用した押圧力が変形部に効率良く作用し、変形部の変形によって係合突起が変位するため、ラッチの他の部分に無用な変形力を与えて傷めるといった不都合を防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の光コネクタの1実施形態を図1から図10を参照して説明する。
図1は、本実施形態の光コネクタ20を示す全体斜視図、図2は図1の光コネクタ20を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は挿入方向先端側から見た側面図、図3は光コネクタ20のハウジング23を示す正断面図、図4は光コネクタ20を示す正断面図である。
図1および図2に示すように、この光コネクタ20では、光ファイバ21を突き合わせ接続可能に成端した光コネクタフェルール22を、筒状のハウジング23の先端部23aに収納、保持している。このハウジング23側部から突設されたラッチ24は、弾性変形可能であり、当該ハウジング23側面に沿って前記先端部23aに対向する後端部23bへ向けて延出する。このハウジング後端部23b近傍には、前記ハウジング23内を通って後端部23bから引き出された光ファイバ21を保護収納する柔軟性のブーツ20aが取り付けられている。
【0008】
光コネクタフェルール22は、JIS C 5981に制定される、いわゆるMT形光コネクタフェルール(Mecanically Transferable)であり、接合端面22aから突出するガイドピン22bを備えている。また、この光コネクタフェルール22の後端(図4中右側)の鍔部22c近傍には、前記ガイドピン22bをクランプ固定するピンクランプ22dが一体的に設けられている。本実施形態では、光ファイバコードである光ファイバ21端末に引き出した多心の光ファイバテープ心線21aを光コネクタフェルール22に挿入し、さらに、この光ファイバテープ心線21a先端に露出した複数本の裸ファイバ21b(図1参照)を、光コネクタフェルール22の接合端面22aに配列状態に露出、固定して成端した構成を示すが、本発明に係る光コネクタフェルールとしては、これに限定されず、単心あるいは3心以上の多心の光ファイバコードを成端するもの、コード化されること無く、ハウジング23内に直接引き込まれた単心あるいは多心の光ファイバ心線を成端するもの等、各種構成が採用可能である。
【0009】
図4に示すように、光ファイバコードである光ファイバ21は、端末に露出させた抗張力体21c(ケブラ)を、ハウジング後端部23bに固定した押し輪25と、その外側のリング26との間に挿入して、両者の間に挟み込むようにして、かしめや接着剤等により固定することで引き留められる。押し輪25は、ハウジング後端部23bの押し輪固定部23c(図3参照。凹所)に係合または嵌合して固定される。前記リング26の外側には、ブーツ20aが嵌着、接着等により固定される。
図4において、光ファイバ21端末から引き出された光ファイバテープ心線21aは、前記リング26、押し輪25を貫通し、さらに、押し輪25とピンクランプ22dとの間に収納されたコイルスプリングである付勢部材27、ピンクランプ22dを貫通して、光コネクタフェルール22に到達されている。
【0010】
ハウジング23内に収納された付勢部材27は、前記押し輪25に反力をとり、ピンクランプ22dを介して光コネクタフェルール22を接続方向前方(図4中左側)へ付勢する。光コネクタフェルール22は、ハウジング先端部23a内部に形成された支持部23dに鍔部22cが当接することで(若干押し込み可能)、それ以上の接続方向前方への移動が規制され、ハウジング先端部23aからの抜け落ちが防止される。また、支持部23dに当接した鍔部22cは、ぐらつくこと無く拘束されるため、この状態では、光コネクタフェルール22は安定に位置決めされる。
【0011】
逆に、光コネクタフェルール22が、相手側の光コネクタフェルール(例えば、雌側ハウジング29側の光コネクタフェルール31)との突き合わせ接続の際にハウジング後端部23b側に押し込まれ(図4中、仮想線参照)、支持部23dと当接する位置から移動した鍔部22cがハウジング23の内部空間23f内に入り込むと、この内部空間23f内での鍔部22cの若干の変位が許容されることで、光コネクタフェルール22にも若干の変位が許容される。支持部23近傍は、光コネクタフェルール22の鍔部22c以外の部分(鍔部22cから接合端面22aまでの本体部)を収納可能な筒状になっており、しかも、その大きさは、光コネクタフェルール22本体部を若干の変位を許容して収納する程度になっているから、この変位の許容範囲と、内部空間23f内での鍔部22cの可動範囲とによって光コネクタフェルール22の可動量が決まる。
【0012】
光コネクタフェルール22の押し込み状態は、光コネクタフェルール同士の突き合わせ接続完了後にも、接続解除するまで継続されることが普通である。例えば、光コネクタ20後端部から引き出されている光ファイバ21にハウジング23側方への引張力(いわゆるサイドプル)が作用してハウジング23に若干の変形が生じたとしても、内部空間23f内での鍔部22cの変位によって光コネクタフェルール22の変位が許容された状態では、変形したハウジング23内面によって光コネクタフェルール22が押圧されても、その押圧力が直接的に作用することを避けることができ、光コネクタフェルール22を破損したり、光特性を損なわせたり、光コネクタフェルール同士間の接続状態に変動を来すと不都合を回避できる。
【0013】
図3中、支持部23dにて前記内部空間23fに連通させて形成された小溝23gは、光コネクタフェルール22の樹脂成形時に生じるパーティング部を収納する。これにより、ハウジング23に収納された光コネクタフェルール22は、光コネクタフェルール22外側へのパーティング部の突出が多少大きくても、ハウジング23内に拘束されること無く、筒状のハウジング23の軸方向へ自由に移動することが可能である。
図4において、付勢部材27は、コイルスプリングであるが、これに限定されず、例えば、板バネ、ゴム等の弾性体等の、各種構成が採用可能である。
【0014】
ハウジング23は、ラッチ24を含めて、全体がプラスチック等の樹脂から一体成形されている。
ラッチ24は、ハウジング先端部23aから後端部23bに向けて突出され、ハウジング23側面に沿って、このハウジング23側面との間に隙間28を介して延在し、この隙間28の範囲で弾性変形可能になっている。このラッチ24は、前記ハウジング23からの突出基端部24aから突出先端の操作端24bまでの中間位置に、前記雌側ハウジング29(ここでは、光コネクタアダプタ)側の係合部29aと係脱可能に係合する係合突起24cを備えている。
なお、光コネクタ20を挿入する雌側ハウジング29としては、光コネクタアダプタ以外、光コネクタレセプタクル等、各種構成が採用可能である。
【0015】
ハウジング23の材質としては、例えば、ポリエーテルイミドにガラスフィラーを10%程度混入したもの等が好適に用いられる。具体的には、ゼネラルエレクトリック社の商品「ウルテム(Ultem)211OR」が好適である。
ポリエーテルイミドにガラスフィラーを10%混入してなる素材の一般的性質としては、比重1.27、熱変形温度HDT200℃、引張強さ1,070kgf/cm2、曲げ強度200MP、曲げ弾性率4500MP、アイゾット衝撃強さ130kgf・cm/cmである。また、耐熱性、耐薬品性等にも優れる。しかも、成形加工性にも優れ、特に、射出、押出し、吹き込み成形などで製品を容易に製造できる。最適な加工温度340〜410℃にて加工、成形した場合、成形収縮率は0.5〜0.7%であり、高精度の加工が可能である。また、ガラスフィラーの添加により、成形収縮率をさらに抑えることができ、成形精度を確保できる。これにより、雌側ハウジング29に挿入した光コネクタ20の位置決め性や、光コネクタ20のハウジング23内での光コネクタフェルール22の位置決め性等を確保できる。
【0016】
前記ハウジング23側部に設けられたキー30は、前記ハウジング先端部23aに向かって進退自在であり、前記ハウジング先端部23aに向けて移動すると、前記ラッチ24の操作端24bと前記ハウジング23との間の隙間28に挿入することができ、逆方向へ移動すると、隙間28から引き抜くことができる。キー30は、ハウジング23両側のガイド壁23eから離脱すること無く、このガイド壁23eに沿って移動する。
キー30を隙間28に挿入すると、ラッチ操作端24bのハウジング23方向へ押し込み操作(図4中下方への押し込み)が規制され(ロック状態)、キー30を隙間28から引き抜いた状態でのみ、ラッチ操作端24bの押し込み操作が可能である(ロック解除)。
【0017】
図5は、キー30の詳細を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
図5(a)、(b)、(c)において、キー30は、樹脂等から形成された小片であり、両側部に突設されたリブ状のガイド片30aが、それぞれガイド壁23e側のガイド溝23hに挿入されることで、一対のガイド壁23eに沿ってスライド移動するようになっている。また、キー30の一側部から突設された一対の係合片30bが、各ガイド壁23eに形成された段部23iに突き当たることで、キー30のハウジング先端部23a方向への移動限界が設定される。両係合片30bは、それぞれ弾性力を以ってガイド壁23eに付勢されており、段部23iに突き当たると同時に、両ガイド壁23eに形成されている係合凹所23jに係脱可能に係合するので、キー30を強制的にハウジング後端部23b方向へ引き戻さない限り、隙間28への挿入状態は解除されない。
両ガイド壁23eのガイド溝23hは、ハウジング後端部23b近傍にて、該ハウジング後端部23bに装着されたブーツ20aによって塞がれるため、これによりキー30のハウジング後端部23b側への移動限界が設定される。但し、ハウジング後端部23bからブーツ20aを離脱すると、ガイド溝23hの端部が開放され、キー30を取り出すことが可能である。
なお、キー30をガイド壁23eに沿ってスライド移動自在とする構成、キー30の隙間28への挿入限界を設定する構成等は、前述に限定されず、例えば、ガイド壁23e側に突設されたガイド片が、キー30側のガイド溝にスライド可能に挿入される構成等、各種構成が採用可能である。
【0018】
キー30の操作部30cのガイド壁23eから外側への突出寸法t(図5(b)中上方への突出寸法)は、ラッチ24の操作端24bのガイド壁23e外側への突出寸法とほぼ同じになっている。したがって、キー30は、ハウジング23からの露出部分が充分に確保されるため容易に操作することができ、隙間28に対する進退動作を簡単に行うことができる。
図8、図9に示すように、隙間28に挿入したキー30の操作部30cは、ラッチ操作端24bと並んで近接されるため、誤ってラッチ操作端24bのみをハウジング23方向へ押し込み操作することが困難であり、この場合、キー30の引き抜き操作が必要であることが喚起される。雌側ハウジング29近傍では、別の光コネクタから引き出されている光ファイバの錯綜等によって、目的の光コネクタ20の位置が確認しにくい状況が生じやすいが、ラッチ操作端24bと同様に、ガイド壁23e外側への突出寸法の大きいキー操作部30cでは、ハウジング23の外側からも位置を明瞭に確認でき、ラッチ操作端24bの押し込み操作の可否が簡単に判るため、光コネクタ20の引き抜きを効率良く行うことができる。
【0019】
この光コネクタ20を雌側ハウジング29に挿入する方法としては、隙間28からキー30を引き抜いておく方法(キー30使用しない挿入方法)と、隙間28にキー30挿入しておく方法(キー30を使用する挿入方法)のいずれも採用可能である。
【0020】
(キー30を使用しない挿入方法)
図6は、光コネクタ20を雌側ハウジング29に挿入した初期状態を示す正断面図、図7は、雌側ハウジング29に挿入した光コネクタ20の係合突起24cが雌側ハウジング29側の係合部29aに係合した状態を示す正断面図である。図6および図7に示すように、この光コネクタ20は、先端部23a側から雌側ハウジング29の筒部29bに挿入することで、先端の光コネクタフェルール22が、前記雌側ハウジング29側に支持された別の光コネクタフェルール31と突き合わせ接続されるようになっている。光コネクタフェルール31の接合端面31aに開口されたガイドピン穴31bに、光コネクタフェルール22側のガイドピン22bが挿入、嵌合されることにより、両光コネクタフェルール22、31間の位置決め精度が確保される。
【0021】
この挿入方法では、隙間28にキー30を挿入していないため、ラッチ操作端24bのハウジング23方向への押し込みが可能であり、光コネクタ20は、操作端24b近傍を除くラッチ24のほぼ全体をも含めて雌側ハウジング29にそのまま押し込むことができる。雌側ハウジング29の筒部29bへの光コネクタ20の押し込み力によって雌側ハウジング29bの筒部29bに当接したラッチ24は、主として突出基端部24a近傍の弾性変形によって、この突出基端部24aから操作端24bまでのほぼ全体がハウジング23側へ押し込まれる。このため、光コネクタ20は、楽に、雌側ハウジング29に挿入することができる。この時、ラッチ24の係合突起24cは、ラッチ24自身のバネ力によって雌側ハウジング筒部29b内面に押し付けられつつ摺接しながら押し込まれ、筒部29bに形成された穴である係合部29aに入り込んで係合する。これにより、雌側ハウジング29からの光コネクタ20の引き抜きが規制され、光コネクタフェルール22、31同士の突き合わせ接続状態が維持される。また、光コネクタ20内蔵の付勢部材27の付勢力が、光コネクタフェルール22、31同士の突き合わせ力として働くため、目的の低接続損失が安定に得られる。
【0022】
なお、雌側ハウジング29側の光コネクタフェルール31も図示しない付勢部材によって付勢されているため、雌側ハウジング29に挿入された光コネクタ20の光コネクタフェフール22からの押圧力によって、若干、押し込むことが可能である。
光コネクタ20側の光コネクタフェルール22は、雌側ハウジング29側の光コネクタフェルール31に突き合わせ接続されると、雌側ハウジング29側の光コネクタフェルール31から作用する付勢力によってハウジング後端部23b方向へ若干押し込まれた位置(図7中、仮想線)で安定することが普通であり、この状態では、内部空間23f内での鍔部22cの若干の変位によって、光コネクタフェルール22に若干の浮動が許容される。
【0023】
ラッチ操作端24bは、光コネクタ20の雌側ハウジング29への挿入完了時でも、雌側ハウジング29の外側に露出するので、いつでも容易に操作することができる。ラッチ操作端24bをハウジング23方向(隙間28を縮小する方向)へ押し込み、ラッチ24全体をハウジング23方向へ向けて変形させると、係合部29aから係合突起24cを離脱させることができる。この状態では、雌側ハウジング29から光コネクタ20を引き抜くことができる(図4の状態に戻る)。
しかし、図8に示すように、隙間28にキー30が挿入されていると、前記操作端24bのハウジング23方向への押し込みが規制されるため、係合部29aから係合突起24cを離脱させることはできない。雌側ハウジング29から光コネクタ20を引き抜くには、隙間28に挿入されているキー30をハウジング後端部23bへ移動、退避させて、隙間28から引き抜いてから、操作端24bの押し込み操作を行って雌側ハウジング29の係合部29aからラッチ24の係合突起24cを離脱させ、雌側ハウジング29から光コネクタ20を引き抜く。また、隙間28にキー30が挿入され、ラッチ24の押し込みがロックされている状態では、操作端24bへの不用意な接触等によって、係合部29aと係合突起24cとの係合が解除されるといった不都合が防止され、係合部29aと係合突起24cとの係合状態が安定に維持される。
【0024】
すなわち、予め、キー30をハウジング後端部23bに退避させた光コネクタ20を雌側ハウジング29に挿入、接続する作業は、従来例の光コネクタと同様であり、光コネクタ20を雌側ハウジング29に挿入するだけで良い。
【0025】
(キー30を使用する挿入方法)
一方、図9および図10に示すように、この光コネクタ20では、キー30によってラッチ24の押し込みをロックした状態(ハウジング23とラッチ24との間の隙間28にキー30を挿入した状態)であっても、雌側ハウジング29への挿入が可能である。
すなわち、この光コネクタ20では、キー30によって、ラッチ24の操作端24bの押し込みが規制されていても、全体が弾性変形可能なラッチ24では、雌側ハウジング29の筒部29b内面との当接によって破損せずに、弾性変形によって前記筒部29b内面に追従するようにして変形する。これにより、操作端24b近傍を除くラッチ24のほぼ全体が、係合突起24cをも含めて雌側ハウジング29に対して円滑に挿入できる。
【0026】
この時、ラッチ24は、操作端24bの押し込みを規制するキー30と突出基端部24aとの間で両持ち状態になっているが、しかし、ラッチ24は全体が弾性変形の容易な素材から形成された変形部として機能し、突出基端部24aおよび操作端24bのいずれに対しても係合突起24cが変位可能になっているため、光コネクタ20の雌側ハウジング29に対する押し込み力によって、キー30と突出基端部24aとの間の部分がハウジング筒部29b内面に対応して下方へ撓むようにして適宜弾性変形する。これにより、光コネクタ20の雌側ハウジング29への挿入が可能になっている。
なお、キー30の係合片30bは挿入方向前方へ行くほどハウジング隔壁23kからの突出寸法が小さくなるテーパ形状になっているから、設計上隙間28が狭い場合でも挿入が容易であり、奥まで確実に挿入できる。この係合片30b上に乗り上げた操作片24bは、キー30と突出基端部24aとの間のラッチ24の弾性変形が大きくても、係合片30bのテーパ形状により係合片30bとの接触部分が点接触や線接触になりにくく、応力集中による破損の恐れが小さい。
ウルテム211OR等の素材では、係合突起24cの挿入を可能とする程度のラッチ24の弾性変形を容易に実現でき、しかも、充分な強度を有するため、繰り返し使用(雌側ハウジング29に対する光コネクタ20の挿入と引き抜き)が可能であり、長期にわたって使用できる。
【0027】
なお、全体が、例えば、ウルテム211OR等の弾性変形容易な素材から形成されるラッチ24では、全体の湾曲変形が可能であるが、例えば、突出基端部24a近傍や、操作端24b近傍、係合突起24c近傍等のみを部分的にウルテム211OR等の素材からなる変形部とすることも可能である。
ラッチ24の弾性変形は、係合突起24cをハウジング筒部29b内に挿入可能とすることが重要であり、係合突起24cの挿入を可能とする構成であれば、必ずしも、ラッチ24全体を変形部として機能させる必要性は無く、一部のみ変形部として機能させるようにしても良い。但し、全体を同一の素材から形成する場合は樹脂一体成形が可能であり、部分的に異なる素材から形成する場合に比べて製造が容易であり、低コスト化できる利点がある。また、例えば、突出基端部24a近傍や、操作端24b近傍、係合突起24c近傍等のみを薄肉に形成して、弾性変形を一層容易にすることも可能である。
【0028】
キー30によってラッチ24をロックした光コネクタ20を雌側ハウジング29に挿入すると、図10に示すように、雌側ハウジング筒部29b内面に係合突起24cが当接し、ラッチ24がハウジング23方向へ若干押し込まれた状態となる。そして、このまま光コネクタ20の押し込みを継続することで、筒部29b内面に摺接しつつ係合部29aに到達した係合突起24cは、ラッチ24のバネ力によって係合部29aに押し込まれて係合する(最終的に、図8の状態に至る)。したがって、雌側ハウジング29への光コネクタ20の挿入前に、予め、キー30をラッチ24から退避させる作業は必要無い。この時、ラッチ24を傷める心配は無い。
また、挿入を完了した光コネクタ20の雌側ハウジング29からの引き抜きは、キー30でラッチ24をロックしない方法で挿入した場合と、何等変わりは無く、隙間28からキー30を引き抜いてから行う。
【0029】
このように、この光コネクタ20によれば、ハウジング23とラッチ24との隙間28にキー30を挿入していない場合、前記隙間28にキー30を挿入した場合のいずれも、雌側ハウジング29への光コネクタ20挿入が可能であり、しかも、いずれの挿入方法でも、ラッチ24を傷める心配が無い。また、いずれの挿入方法で雌側ハウジング29に挿入した光コネクタ20も、挿入完了時には、係合突起24cが係合部29aに係合して引き抜きが規制され、この光コネクタ20内に収納した光コネクタフェルール22と雌側ハウジング29側の光コネクタフェルール31との突き合わせ接続状態が維持されることは同様であり、さらに、雌側ハウジング29からの引き抜き方法も同様である。
【0030】
雌側ハウジング29への挿入を完了した光コネクタ20において、ハウジング23とラッチ24との間の隙間28に挿入されたキー30は、ラッチ操作端24b近傍に位置し、しかも、このキー30の操作部30cの両ガイド壁23eからの突出寸法は、ラッチ操作端24bのガイド壁23e外側への突出寸法とほぼ同じであるから、前記ラッチ操作端24bは、雌側ハウジング29とキー操作部30cとの間に挟み込まれるようになり、例えば、作業者の不用意な接触等によって誤って押し込まれるといった不都合を極力防止できる。
また、ラッチ操作端24bは、キー30を隙間28から引き抜なければ押し込み不可能である上、キー操作部30cが邪魔になって操作しにくいから、ラッチ操作端24bの押し込み操作前に隙間28からのキー30の引き抜き操作が喚起される。これにより、キー30の引き抜き操作後にラッチ24引き抜き操作へ移行する手順で、確実に光コネクタ20の引き抜きがなされ、ラッチ24押し込み前の無理な引き抜きによりラッチ24(特に係合突起24c)を傷める等の不都合を防止できる。
【0031】
なお、本発明の光コネクタは、前記実施形態に限定されず、例えば、ハウジングの断面輪郭形状自体の変更を適用すること等、各種変更が可能であることは言うまでも無い。また、雌側ハウジング筒部29b内に形成した溝や、光コネクタ20側のラッチ24等が、キーとキー溝の機能を果たすことにより、所定の向き以外では、雌側ハウジング29に挿入できないようにすることが普通である。
雌側ハウジングの係合部としては、穴に限定されず、溝や、突壁、弾性爪等、各種構成が採用可能である。
弾性片の形状、大きさ、ラッチでの形成位置等は、適宜変更可能であることは言うまでも無い。
【0032】
前記実施の形態では、ハウジング全体をウルテム211ORで形成し、ラッチ24全体を変形部として機能させた構成を例示したが、請求項2記載のように、前記係合突起は、前記ラッチの前記ハウジングからの突出基端部から前記操作端までの中央部に突設され、少なくとも前記係合突起近傍の数mmの範囲に前記変形部が設けられている構成も採用可能である。前記変形部の範囲は、係合突起を中心としてラッチの基端側および先端側(操作端側)の両側に確保することがより好ましく、係合突起を中心としてラッチの基端側および先端側(操作端側)へそれぞれ3mm以上確保することが適切である。この構成によれば、雌側ハウジングに対する当接によって係合突起に作用した押圧力が変形部に効率良く作用し、変形部の変形によって係合突起が変位するため、ラッチの他の部分に無用な変形力を与えて傷めるといった不都合を防止できる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光コネクタによれば、ハウジング先端部に向けて移動したキーを、ラッチの操作端とハウジングとの間の隙間に挿入することで、前記操作端のハウジング方向への押し込みが規制されるから、雌側ハウジング側の係合部とラッチ係合突起との係合状態を安定に維持できる。しかも、キーによって前記操作端のハウジング方向への押し込みを規制した後、光コネクタを雌側ハウジングに挿入しても、ラッチの変形部の弾性変形範囲内での係合突起の変位により、ラッチを損傷すること無く挿入作業を行うことが可能であり、係合突起を雌側ハウジングの係合部と係合させることができ、雌側ハウジングへの光コネクタの挿入作業性、係合部への係合突起の係合作業性を向上できるといった優れた効果を奏する。
請求項2記載のように、係合突起近傍の少なくとも数mmの範囲に変形部が設けられていれば、雌側ハウジングに対する当接によって係合突起に作用した押圧力が変形部に効率良く作用し、変形部の変形によって係合突起が変位するため、ラッチの他の部分に無用な変形力を与えて傷めるといった不都合を防止できるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態の光コネクタを示す全体斜視図である。
【図2】図1の光コネクタを示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は挿入方向先端側から見た側面図である。
【図3】図1の光コネクタのハウジングを示す正断面図である。
【図4】図1の光コネクタを示す正断面図である。
【図5】図1の光コネクタのキーの詳細を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図6】図1の光コネクタの雌側ハウジングへの挿入工程を示す図であり、挿入初期段階を示す正断面図である。
【図7】図1の光コネクタの雌側ハウジングへの挿入工程を示す図であり、ラッチの係合突起を雌側ハウジングの係合部に係合した状態を示す正断面図である。
【図8】雌側ハウジングに挿入完了した光コネクタのラッチをキーでロックする工程を示す正断面図である。
【図9】図1の光コネクタを雌側ハウジングに挿入する工程を示す図であり、雌側ハウジングへの挿入前にラッチをキーでロックした状態を示す正断面図である。
【図10】ラッチをキーでロックした光コネクタを雌側ハウジングに挿入する挿入初期段階を示す正断面図である。
【図11】従来例の光コネクタを示す斜視図である。
【符号の説明】
20…光コネクタ、21…光ファイバ(光ファイバコード)、21a…光ファイバ(光ファイバテープ心線)、21b…光ファイバ(裸ファイバ)、22…光コネクタフェルール、23…ハウジング、23a…ハウジング先端部、23b…ハウジング後端部、24…ラッチ,変形部、24a…突出基端部、24b…操作端、24c…係合突起、28…隙間、29…雌側ハウジング、29a…係合部(穴)、30…キー、31…光コネクタフェルール。
Claims (2)
- 光ファイバ(21、21a、21b)を突き合わせ接続可能に成端した光コネクタフェルール(22)を先端部(23a)に収納、保持する筒状のハウジング(23)と、このハウジング側部から突設され、当該ハウジング側面に沿って前記先端部に対向する後端部(23b)へ向けて延出する弾性変形可能なラッチ(24)とを備え、前記ハウジングを先端部から雌側ハウジング(29)に挿入することで、前記光コネクタフェルールが、前記雌側ハウジングに収納された別の光コネクタフェルール(31)と突き合わせ接続され、かつ、前記ラッチから突設された係合突起(24c)が、前記雌側ハウジング側部の係合部(29a)に係脱可能に係合することで、前記光コネクタフェルール同士の突き合わせ接続状態が維持されるようになっている光コネクタにおいて、
前記ラッチは、前記ハウジングからの突出基端部(24a)から突出先端の操作端(24b)までの間に備えた変形部の弾性変形によって、前記突出基端部および前記操作端に対する前記係合突起の変位が可能とされ、
しかも、前記ハウジングの側部にて、ハウジング後端部側からハウジング先端部に向かって進退自在に設けられたキー(30)が、前記ラッチの操作端と前記ハウジングとの間の隙間(28)に挿入されることで前記操作端のハウジング方向への押し込みが規制されるように構成されており、
前記キーは、前記ラッチの操作端と前記ハウジングとの間の隙間(28)に挿入されることで前記操作端のハウジング方向への押し込みを規制する係合片(30b)を有し、
前記係合片は、挿入方向前方へ行くほどハウジングからの突出寸法が小さくなるテーパ形状であり、
キーによって前記操作端のハウジング方向への押し込みを規制した後、雌側ハウジングへ押し込むと、前記操作端が乗り上げた前記キーの前記係合片と前記突出基端部との間で前記ラッチが両持ち状態を維持したまま、雌側ハウジングに当接したラッチの変形部が弾性変形することで前記係合突起が適宜変位しつつ雌側ハウジング内に滑り込むようになるため、雌側ハウジングに対する挿入を実現でき、前記係合片のテーパ形状が、キーと突出基端部との間のラッチの弾性変形が大きくても係合片との接触部分が点接触や線接触になりにくくする機能を果たすようになっていることを特徴とする光コネクタ(20)。 - 前記係合突起は、前記ラッチの前記ハウジングからの突出基端部から前記操作端までの中央部に突設され、少なくとも前記係合突起近傍の数mmの範囲に前記変形部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
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