JP3447196B2 - 光コネクタ離脱機構および光コネクタ接続工具 - Google Patents

光コネクタ離脱機構および光コネクタ接続工具

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JP3447196B2
JP3447196B2 JP11322397A JP11322397A JP3447196B2 JP 3447196 B2 JP3447196 B2 JP 3447196B2 JP 11322397 A JP11322397 A JP 11322397A JP 11322397 A JP11322397 A JP 11322397A JP 3447196 B2 JP3447196 B2 JP 3447196B2
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    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
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    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタ接続工
具に係り、特に光コネクタフェルール同士を接続するこ
とで組み立てられる光コネクタに適用して好適な光コネ
クタ接続工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ同士を切替可能に接続する光
コネクタとしては、例えば、JISC 5981に制定
されるような、いわゆるMT形光コネクタ(Mechanicall
yTransferable)が提供されている。しかしながら、前記
MT形光コネクタには、(1)接続や接続切替等の作業
に専用の治具を必要とするため、作業性に不満がある、
(2)光コネクタフェルールがむき出しになることを防
止するためにキャップ等の保護手段を設ける必要があ
り、扱いが面倒である、といった不満があった。また、
この問題に鑑みて、近年では、JIS C 5981等
に制定される光コネクタフェルールをプラスチック製ハ
ウジング内部に収納した構造のプラスチック光コネクタ
(いわゆるMPOコネクタ)が提供されている。しかし
ながら、このプラスチック光コネクタには、(3)部品
点数が増大して組み立てに手間がかかり、コストも増大
する、(4)大型化するため、実装密度を向上できない
といった問題が新たに生じてしまう。
【0003】本出願人は、前記(1)〜(4)の問題を
解決するべく、例えば特願平8−325730号等の光
コネクタをすでに出願している。図1は、この種の光
コネクタの一例を示す。この光コネクタは、JIS C
5981に制定される光コネクタの光コネクタフェルー
ル1を二つ割り形状の分割体2a、2b内に収納するハ
ウジング2と、収納した光コネクタフェルール1をハウ
ジング2外側に向けて付勢するコイルスプリング3と、
該コイルスプリング3による付勢方向に沿ってハウジン
グ2から突設した一対の弾性爪4、4とを備え、外側か
ら押し込んで光コネクタフェルール1と突き合わせ接続
した別の光コネクタフェルール5をコイルスプリング3
と弾性爪4、4との間に挟み込むことで、両光コネクタ
フェルール1、5間の接続状態を維持するようにしたも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な光コネクタでは、ハウジング2内にてサイズの小さい
光コネクタフェルール1、5同士の接続、接続解除を簡
便に行うための専用の工具の開発が求められていた。す
なわち、専用の工具が無い場合、光コネクタフェルール
5を手で押し込んで光コネクタフェルール1と接続させ
ることになるため、作業性が低下する。また、接続状態
の光コネクタフェルール5をハウジング2から引き抜く
ためには、光コネクタフェルール5と弾性爪4、4との
係合状態を手動で解除しなければならず、この場合には
一層細かい作業となるため作業性の低下が懸念されると
ともに、必要以上の力がかかって弾性爪4、4や光コネ
クタフェルール5を傷付けてしまう心配もある。したが
って、光コネクタフェルール1、5同士の接続解除作業
は、接続作業以上に難しい作業になっていた。
【0005】また、光コネクタフェルール5と係合可能
な係合爪を先端に備える工具をハウジングに挿入し、
前記係合爪に係合させた光コネクタフェルール5を工具
とともにハウジングから引き抜くことも考えられる
が、ハウジングの弾性爪4、4が作業の邪魔になるこ
とが避けられない上、今度は係合爪から光コネクタフェ
ルール5を離脱させることに手間がかかり、光コネクタ
フェルール5を傷めてしまう懸念がある。しかも、ハウ
ジングの弾性爪4、4が作業の邪魔になることを考慮
すると、係合爪を大型化する等の対策によって光コネク
タフェルール5との係合力を高めて容易には離脱しない
ようする必要が生じるため、係合爪からの離脱作業性に
係る問題が一層顕著になる。
【0006】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、 (a)解除用係合爪をハウジング内に挿入し、該ハウジ
ング内にて光コネクタフェルールと係合した後、ハウジ
ングから引き抜くだけで、光コネクタフェルール同士の
接続を解除して一方の光コネクタフェルールをハウジン
グ外に簡便に取り出すことができる光コネクタ離脱機構
を提供することを目的とする。 (b)また、本発明は、解除用係合爪と該解除用係合爪
によってハウジングから取り出された光コネクタフェル
ールとの係合を操作片によって簡便に解除することがで
きる光コネクタ離脱機構を提供する目的も有する。 (c)また、前記光コネクタ離脱機構と接続用工具部と
を具備することで、光コネクタフェルール同士の接続作
業、接続解除作業を自由に行うことができる光コネクタ
接続工具を提供する目的も有する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、光ファイバを突き合わせ接続可能に成端す
る一対の光コネクタフェルールの一方を収納支持し、か
つ該一方の光コネクタフェルールに対して着脱可能に突
き合わせ接続した他方の光コネクタフェルールと係脱可
能に係合する弾性爪を備えるハウジングに対して挿抜す
ることで光コネクタフェルール同士の接続を解除する光
コネクタ離脱機構であって、前記ハウジングに挿入され
る延在部の先端に突設され、外側から光コネクタフェル
ールが係合される弾性変形可能な1本の解除用係合爪
と、前記延在部先端の両側壁に突設され前記解除用係合
爪を前記ハウジングに差し込んだ時に前記ハウジングの
前記弾性爪に当接して弾性変形させ該解除用係合爪に係
合支持した光コネクタフェルールから離間させる変形用
突部と、前記解除用係合爪あるいはその近傍に設置され
駆動されることにより前記解除用係合爪を弾性変形させ
て該解除用係合爪と光コネクタフェルールとの係合を解
除する係合解除手段とを備えることを特徴とする光コネ
クタ離脱機構を前記課題の解決手段とした。
【0008】この光コネクタ離脱機構では、解除用係合
爪をハウジング内に挿入し、該ハウジング内にて突き合
わせ接続状態の光コネクタフェルールの一方と係合した
後、ハウジングから引き抜く。解除用係合爪をハウジン
グに挿入すると、変形用突部が弾性爪と当接して弾性変
形させ、解除用係合爪が目的の光コネクタフェルールに
到達して係合した時には、弾性爪が光コネクタフェルー
ルから離間して係合状態が解除される。ここで、工具本
体をハウジングから引き抜くと、変形用突部によって弾
性爪が光コネクタフェルールに係合することを規制しつ
つ、解除用係合爪と係合した光コネクタフェルールをハ
ウジングから抜き取ることができる。また、ハウジング
内にて突き合わせ接続状態の光コネクタフェルールの他
方はハウジング内に収納支持されハウジング内に留まる
ので、解除用係合爪をハウジングから引き抜くことで、
該解除用係合爪に係合した光コネクタフェルールだけを
ハウジング外に簡便に取り出すことができる。解除用係
合爪に係合した光コネクタフェルールは係合解除手段を
操作することで係合解除爪から簡便に取り出すことがで
きる。解除用係合爪としては各種形態が採用可能であ
り、例えば、光コネクタフェルールに形成された穴や凹
所に係合する形態等を採用することができる。但し、い
ずれの形態においても、係合解除手段によって光コネク
タフェルールとの係合を解除可能である必要がある。係
合解除手段としては、解除用係合爪を弾性変形させて光
コネクタフェルールとの係合を解除する構成であれば各
種構成の採用が可能である。
【0009】前記係合解除手段を駆動するための手段と
しては、手動、電動等、各種構成の採用が可能である。
請求項記載のように、解除用係合爪から突設した操作
片を採用すると、解除用弾性爪を手動によって容易に弾
性変形でき、しかも、構成を単純化できるので小型化、
低コスト化が可能である。
【0010】光コネクタフェルールとしては、例えばJ
IS C 5981に制定されるいわゆるMT形光コネ
クタ(Mechanically Transferable)等のフェルールを
採用する。この場合、解除用係合爪をMT形光コネクタ
の光コネクタフェルールと係合可能な形状に形成する。
ハウジングや弾性爪の形状を適宜変更すれば、例えば、
JIS C 5973等に制定されるいわゆるSC形光
コネクタのフェルール等の各種光コネクタフェルールへ
の適用も可能になる。
【0011】請求項記載の、光ファイバを突き合わせ
接続可能に成端する一対の光コネクタフェルールの一方
を収納支持し、かつ該一方の光コネクタフェルールに対
して着脱可能に突き合わせ接続した他方の光コネクタフ
ェルールと係脱可能に係合する弾性爪を備えるハウジン
グに対して挿抜することで光コネクタフェルール同士の
接続および接続解除を行う光コネクタ接続工具であっ
て、細長形状の工具本体の長手方向一端に前記ハウジン
グにて光コネクタフェルール同士を接続するための接続
用工具部を備え、前記工具本体の長手方向他端に前記請
求項1〜5のいずれかに記載の光コネクタ離脱機構を備
えた構成の光コネクタ接続工具では、接続用工具部およ
び光コネクタ離脱機構を使い分けることで、光コネクタ
フェルール同士の接続作業、接続解除作業を自由に行う
ことができる。
【0012】本発明の光コネクタ接続工具や光コネクタ
離脱機構を適用するハウジングは、差し込まれた工具本
体方向に光コネクタフェルールを付勢する付勢手段を有
することが好ましく、これにより、ハウジングに支持し
た光コネクタフェルールおよび該光コネクタフェルール
と突き合わせ接続した光コネクタフェルールとが弾性爪
と付勢手段との間に挟み込まれ、付勢手段の付勢力が両
光コネクタフェルール間の突き合わせ力を付与し、両光
コネクタフェルール間に目的の接続損失が得られる。付
勢手段の付勢力は、接続した光コネクタフェルールを光
コネクタ接続工具によって抜き取る時に、光コネクタフ
ェルールおよび工具本体をハウジングの外側に押し出
す。これにより、変形用突部が弾性爪に当接して光コネ
クタフェルールと弾性爪との係合を解除した時には、付
勢手段の付勢力により光コネクタフェルールが変形用突
部から突出しない位置まで工具本体ごと押し出されるの
で、光コネクタフェルールを簡便に抜き取ることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図1か
ら図13を参照して説明する。
【0014】まず、ハウジング10について説明する。
図1に示すように、ハウジング10は、光コネクタフェ
ルール1を収納する内部ハウジング11と、この内部ハ
ウジング11の外側に装着される外部ハウジング12と
を備えて構成される。これら内部ハウジング11および
外部ハウジング12はいずれも合成樹脂から形成され
る。
【0015】内部ハウジング11は二つ割り形状であ
り、図1および図3に示すように、内部に形成された収
納溝13内に光コネクタフェルール1、ピンクランプ
8、コイルスプリング14を収納する。光コネクタフェ
ルール1は収納溝13内で移動自在であり、かつコイル
スプリング14によって収納溝開口部15から外方に向
けて常時付勢される。光コネクタフェルール1のガイド
ピン穴9aにはピンクランプ8によって抜け止めされた
ガイドピン9を嵌合し、さらにガイドピン9の先端を接
合端面1bに突出させる。また、図1に示すように、前
記収納溝開口部15の対向する両側からは、一対の弾性
爪16、16を突設している。図8に示すように、各弾
性爪16の先端からは、前記光コネクタフェルール1と
突き合わせ接続した別の光コネクタフェルール5の後端
フランジ部5aと係脱可能に係合する爪本体16aを弾
性爪16、16の対向する内側に向けて突設している。
【0016】図1に示すように、外部ハウジング12
は、内部ハウジング11を収納するための収納筒17を
備える。内部ハウジング11は収納筒17へ差し込むよ
うにして収納することで、収納筒17によって外側から
拘束されるので一体化状態が維持される。また、収納筒
17に収納した内部ハウジング11は、該内部ハウジン
グ11の係止爪17aが収納筒17の係止穴17bに係
止されることによって定位置に係止される。この収納筒
17に収納した内部ハウジング11の弾性爪16、16
は、外部ハウジング12両側面に開口した側部開口溝2
0、20に収納される。また、収納筒17内の光コネク
タフェルール1に対して接続する光コネクタフェルール
5が挿入される収納筒開口部18の両側からは一対の工
具ガイド部19、19を突設して収納筒開口部18に連
通する工具差込溝21を形成している。前記側部開口溝
20はこれら工具ガイド部19、19にまで延在して工
具差込溝21と連通しており、側部開口溝20に挿入さ
れた弾性爪16先端の爪本体16aは、側部開口溝20
から工具差込溝21へ突出される。工具ガイド部19、
19の工具差込溝21を介して対向する内面には、該工
具ガイド部19、19の長手方向に沿って延在するキー
溝22、23を形成している。
【0017】このハウジング10は、図3および図7に
示すように、内部ハウジング11および外部ハウジング
12を一体化させて組み立てて使用される。図2は、こ
のハウジング10の組み立て方法を示す。このハウジン
グ10は、まず、外部ハウジング12内にて収納筒開口
部18近傍に突設した一対のフェルールガイド壁24、
24間に光コネクタフェルール1を挟み込んだ後、収納
筒17に内部ハウジング11を差し込むようにして収納
するだけで、簡便に組み立てられる。フェルールガイド
壁24、24は、収納溝13、工具差込溝21に沿って
延在し、光コネクタフェルール1の後端フランジ部1c
以外の部分をスライド移動可能に挟み込むので、光コネ
クタフェルール1の後端フランジ部1cと係合すること
で該光コネクタフェルール1の収納筒開口部18から工
具差込溝21方向への移動を規制するストッパとしても
機能する。
【0018】次に、本実施の形態の光コネクタ接続工具
50を説明する。図4に示すように、この光コネクタ接
続工具50は、細長形状の工具本体51の長手方向一端
にハウジング10にて光コネクタフェルール1、5を接
続するための接続用工具部52を備え、同他端に光コネ
クタフェルール1、5同士の接続を解除して光コネクタ
フェルール5をハウジング10から抜き取るための光コ
ネクタ離脱機構53を備え、全体が樹脂から一体的に形
成されている。
【0019】図4および図5に示すように、工具本体5
1は長手方向中央部に屈曲部54を有し、前記接続用工
具部52や光コネクタ離脱機構53は前記屈曲部54を
介して互いに反対方向に延在する長尺の延在部55a、
55b先端にそれぞれ設けられている。前記延在部55
a、55bは断面コ字状であり、それぞれ、工具本体5
1のほぼ全長にわたって延在する底板部56とこの底板
部56から突設した側壁57、57とによって構成され
る。なお、図5に示すように、底板部56からの側壁5
7、57の突設方向は両延在部55a、55b間で逆に
なっている。
【0020】図4に示すように、各延在部55a、55
bにおいて、側壁57、57の間には、接続用工具部5
2や光コネクタ離脱機構53に係合支持した光コネクタ
フェルール5から引き出された光ファイバ1a(光ファ
イバテープ心線)を収納する光ファイバ溝58を形成し
ている。この光ファイバ溝58は各延在部55a、55
bをその長手方向に沿って貫通している。また、これら
延在部55a、55bの側面(側壁57外面)には、接
続用工具部52、光コネクタ離脱機構53の別を示す表
示59が設けられている。この表示59は、図4におい
ては刻印であるが、延在部55a、55bに別途接着し
たプレート等であっても良い。
【0021】接続用工具部52はフェルール収納溝74
を備えている。このフェルール収納溝74は延在部55
a先端に開口し、光コネクタフェルール5の後端フラン
ジ部5aを前記延在部55a先端から外側へ取り出し可
能に収納する。図5に示すように、フェルール収納溝7
4内には、後端フランジ部5aを対向する両側から挟持
する押さえ面75、75を備えている。対向する押さえ
面75、75間の離間距離tは3.0〜3.1mmの範
囲であり、このフェルール収納溝74では、JIS C
5981に制定される規格品の光コネクタフェルール
5の後端フランジ部5aを位置ずれを生じさせること無
く安定収納することができる。
【0022】延在部55a先端の両側壁57、57外面
には該延在部55aに沿って細長く延在する弾性爪溝6
4、64が形成され、接続用工具部52をハウジング1
0に差し込んだ時には、図8に示すように、前記弾性爪
溝64、64に弾性爪16、16が係合して接続用工具
部52がハウジング10に対して位置決めされる。ま
た、図4に示すように、弾性爪溝64、64の上下(図
4上下)には、弾性溝64、64に沿って延在するフラ
ンジ状のキー64a、64aを突設している。接続用工
具部52をハウジング10に差し込んだ時には、これら
キー64a、64aが、工具ガイド部19のキー溝2
3、23(図7参照)に挿入されるため、接続用工具部
52がハウジング10に対して精密に位置決めされる。
【0023】図6に示すように、光コネクタ離脱機構5
3は、延在部55b先端から突設された解除用係合爪6
5および押さえ片66を備え、これら解除用係合爪65
および押さえ片66とによって、光コネクタフェルール
5の後端フランジ部5aを係合支持するようになってい
る。解除用係合爪65は、図5に示すように、その突出
方向先端に形成された傾斜面67と、その後ろ側(図5
中右側)の垂直面68とを備え、解除用係合爪65と押
さえ片66との間に係合された後端フランジ部5aは前
記垂直面68と係合して、工具本体51長手方向への離
脱が規制される。
【0024】図6中符号77は操作片(係合解除手段)
であり、解除用係合爪65の下側(図6中下側)から工
具本体51の屈曲部54方向に向かって斜めに突出して
いる。使用者が手動操作によりこの操作片77を延在部
55bに接近させると、解除用係合爪65が図6中矢印
方向に弾性変形して押さえ片66との離間距離が増大す
るので、光コネクタフェルール5の後部フランジ部5a
と係合しない状態になる。
【0025】延在部55b先端の両側壁57、57外面
には変形用突部69、69を突設している。この変形用
突部69、69は、延在部55bに沿って延在する突条
であって、図11に示すように、光コネクタ離脱機構5
3をハウジング10に差し込んだ時に爪本体16a、1
6aに当接して弾性爪16、16を互いに離間する方向
に弾性変形させる。また、変形用突部69、69外面は
解除用係合爪65および押さえ片66に係合支持した前
記後端フランジ部5a外面と面一かやや外側であり、し
かも変形用突部69、69には後端フランジ部5aが密
接するので、解除用係合爪65および押さえ片66間に
光コネクタフェルール5を係合支持した光コネクタ離脱
機構53をハウジング10に挿抜しても、解除用係合爪
65および押さえ片66間に係合支持した後端フランジ
部5aに弾性爪16、16が係合することは無い。
【0026】図10に示すように、両側の変形用突部5
7、57の上下(図10上下)には、変形用突部69、
69に沿って延在するフランジ状のキー76、76を突
設している。光コネクタ離脱機構53をハウジング10
に差し込んだ時には、これらキー76、76が、工具ガ
イド部19のキー溝23、23に挿入されるため、光コ
ネクタ離脱機構53がハウジング10に対して精密に位
置決めされ、解除用係合爪65がハウジング10内の光
コネクタフェルール5に対して正確に位置決めされる。
【0027】次に、この光コネクタ接続工具50の作用
および効果を説明する。まず、光コネクタ接続工具50
を使用した光コネクタフェルール1、5同士の接続作業
と、接続解除作業とを説明する。
【0028】(接続作業)まず、図7に示すように、後
端フランジ部5aをフェルール収納溝74に挿入するこ
とにより光コネクタフェルール5を接続工具部52に支
持し、接合端面1bを接続用工具部52からハウジング
10への差し込み方向前方へ突出状態にする。ここで、
フェルール収納溝74に後端フランジ部5aを挿入する
構成は、爪に組み付けるような構成に比べて光コネクタ
フェルール5を簡便にセットできる。
【0029】次に、図3に示すように、接続用工具部5
2を工具差込溝21に差し込み、光コネクタフェルール
1、5の接合端面1b、1同士を突き合わせる。接続
用工具部52が工具差込溝21に差し込まれると同時
に、該接続用工具部52のキー64a、64aがキー溝
23、23(図7参照)に係合して接続用工具部52が
位置決めされ、光コネクタフェルール1、5同士も精密
に位置決めされるので、ここで接続用工具部52をさら
に深く差し込むだけで、ハウジング10側の光コネクタ
フェルール1に予め嵌合しておいたガイドピン9、9に
光コネクタフェルール5のガイドピン穴9a(図3参
照)を嵌合させることができ、これにより、光コネクタ
フェルール1、5の接合端面1b、1同士が高精度に
位置決めされる。この時、光コネクタフェルール5はフ
ェルール収納溝74によって安定支持され、これによ
り、光コネクタフェルール1、5同士の位置決め作業性
が向上するので、ガイドピン9、9に光コネクタフェル
ール5のガイドピン穴9aを嵌合させる作業を効率良く
行うことができる。なお、ハウジング10にて、光コネ
クタフェルール1の接合端面1bはフェルールガイド壁
24、24間に挿入可能に位置されるので、光コネクタ
フェルール5の接合端面1b近傍をフェルールガイド壁
24、24間に差し込むだけで、光コネクタフェルール
1、5同士が突き合わせ接続可能に位置決めされる。
【0030】ガイドピン9、9に光コネクタフェルール
5のガイドピン穴9aを嵌合したら、さらに接続用工具
部52をハウジング10に深く押し込んで光コネクタフ
ェルール1、5の接合端面1b、1同士を突き合わせ
接合する。そして、さらに押し込みを継続してコイルス
プリング14を若干押し縮めると、図8に示すように、
後端フランジ部5aが弾性爪16、16を図8中2点鎖
線に示すように弾性変形させつつ乗り越えてハウジング
10の奥側(図8中右側)に入り込み、乗り越えたと同
時に自身の弾性力で元の形状に復帰した弾性爪16、1
6が弾性爪溝64に入り込んで後端フランジ部5aと係
合する。これにより、一対の光コネクタフェルール1、
5が弾性爪16、16とコイルスプリング14の間に挟
み込まれ、コイルスプリング14の付勢力により両光コ
ネクタフェルール1、5間の突き合わせ力が確保され
る。なお、後端フランジ部5aは当初は爪本体16aの
テーパ面16bに当接するので、ハウジング10奥側に
押し込むに伴って弾性爪16、16を容易に弾性変形さ
せることができる。この時、図9に示すように、接続用
工具部52先端に突出した先端突部60が外部ハウジン
グ12内の当接壁25に当接することで接続用工具部5
2の挿入限界が設定されるので、過度の押し込みによっ
て光コネクタフェルール1、5を損傷するといった心配
は無い。
【0031】弾性爪16、16を光コネクタフェルール
5の後端フランジ部5aに係合させたら、接続用工具部
52をハウジング10から引き抜く。この時、図8に示
すように、弾性爪16、16の爪本体16a、16aが
後端フランジ部5aに強固に係合しているので、接続部
工具部52がハウジング10外方へ移動しても光コネク
タフェルール5がハウジング10から外へ出ることは無
く、これにより、フェルール収納溝74から後端フラン
ジ部5aから離脱して接続用工具部52がハウジング1
0から引き抜かれ、光コネクタフェルール5は光コネク
タフェルール1と接続状態を維持したままハウジング1
0に残る。また、フェルール収納溝74から後端フラン
ジ部5aを離脱する際には、後端フランジ部5aに対し
て押さえ面75、75がスライドしつつスムーズに移動
するので、接続用工具部52は途中で引っ掛かること無
くハウジング10から確実に引き抜くことができる。こ
れにより、接続作業が完了する。
【0032】(接続解除作業)接続解除作業では、ま
ず、図10に示すように、光コネクタ離脱機構53を工
具差込溝21に差し込む。光コネクタ離脱機構53を工
具差込溝21に差し込むと、工具ガイド部19、19の
キー溝22、22に変形用突部69、69が挿入され、
キー溝23にキー76が挿入されて光コネクタ離脱機構
53が位置決めされるため、解除用係合爪65は正確に
位置決めした状態で後端フランジ部5aまで差し込むこ
とができる。また、変形用突部69、69は、キー溝2
2、22内をハウジング10奥側に向かって移動するに
したがって、図11に示すように、途中で爪本体16
a、16aのテーパ面16b、16bに当接して弾性爪
16、16を弾性変形させて互いに離間する方向に押し
開く。これにより、光コネクタフェルール5の後端フラ
ンジ部5aに解除用係合爪65が係合する位置まで光コ
ネクタ離脱機構53を差し込んだ時には、弾性爪16、
16が光コネクタフェルール5の後端フランジ部5aか
ら離脱し、この離脱と同時にコイルスプリング14の付
勢力が光コネクタ離脱機構53をハウジング10から押
し出す方向に働く。また、操作片77は、工具差込溝2
1からハウジング10外方に突出するので、光コネクタ
離脱機構53をハウジング10に挿入する作業の邪魔に
は支障にならない。
【0033】解除用係合爪65が後端フランジ部5aに
到達した後、さらに光コネクタ離脱機構53の押し込み
を継続すると、図12に示すように、解除用係合爪65
の傾斜面67が後端フランジ部5aを乗り越え、該後端
フランジ部5aに垂直面68が係合する。そして、光コ
ネクタ離脱機構53を工具差込溝21から引き抜くと、
図13に示すように、後端フランジ部5aと垂直面68
との係合によって光コネクタフェルール5が離脱するこ
と無く光コネクタ離脱機構53と一体的にハウジング1
0から抜き出される。この時、変形用突部69、69に
よって後端フランジ部5aに弾性爪16、16が係合す
ることが継続して規制されるので、光コネクタフェルー
ル5は途中で弾性爪16、16と係合すること無く、ス
ムーズに抜き出すことができる。光コネクタフェルール
5と係合した光コネクタ離脱機構53をハウジング10
の外に抜き出したら、操作片77を手動操作して後端フ
ランジ部5aから解除用係合爪65を離脱させ、光コネ
クタ離脱機構53から光コネクタフェルール5を取り出
す。
【0034】したがって、この光コネクタ接続工具50
によれば、以下のような優れた効果が得られる。 光コネクタフェルール5を係合支持した接続用工具部
52をハウジング10に差し込むだけで、光コネクタフ
ェルール1、5同士を接続することができ、また、光コ
ネクタフェルール1、5の接続状態を解除するには、光
コネクタ離脱機構53をハウジング10に差し込んで引
き抜くだけで良いので、極めて簡単な作業により光コネ
クタフェルール1、5同士の接続と接続解除とを行うこ
とができる。 一体成形品であるので、部品点数が極めて少なく、製
造も容易であるので、低コスト化できる。 全体が細長形状になっているので、ハウジング10へ
の挿抜に有利であり、これにより、接続や接続解除の作
業性が向上する。 刻印59等の表示によって接続用工具部52、光コネ
クタ離脱機構53の判別が容易である。 接続作業では、キー64a、64aとキー溝23、2
3との係合により、ハウジング10側の光コネクタフェ
ルール1に対して接続する光ファイバフェルール5が位
置決めされるので、ガイドピン9とガイドピン穴9aと
の嵌合作業が容易になり、作業性が大幅に向上する。 変形用突部69、69とキー溝22との係合によって
解除用係合爪65が後端フランジ部5aに位置決めして
係合させることができるので、作業性が大幅に向上す
る。 操作片77を操作するだけで、光コネクタ離脱機構5
3から光コネクタフェルール5を短時間で簡便に取り出
すことができる。 により、取り出し作業の際に光コネクタフェルール
5を傷める心配が無いので、次の光接続に使用すること
ができる。 により、解除用係合爪65を後端フランジ部5aと
確実に係合する形状に形成する(大型化する等)ことが
可能になり、接続解除作業の作業性を大幅に向上するこ
とができる。
【0035】なお、光コネクタ離脱機構は、接続用工具
部を有していない離脱専用の工具に適用することも可能
である。光コネクタ接続工具50を構成する各部品の形
状等は、前記実施の形態に限定されるものではなく、各
種構成が採用可能であることは言うまでも無い。例え
ば、樹脂で成型することを有利にするための設計変更等
が可能である。このことは、ハウジング10についても
同様である。また、本発明の光コネクタ接続工具の適用
対象は、図1に示したハウジング10に限定されず、各
種構成の光コネクタや光コネクタアダプタ等が採用可能
である。この場合、対象となる光コネクタや光コネクタ
アダプタ等の構成に対応して、光コネクタ接続工具の構
成も変更されることは言うまでも無い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光コネク
タ離脱機構によれば、以下のような優れた効果が得られ
る。 (イ)光コネクタ離脱機構をハウジングに差し込んで引
き抜くだけで光コネクタフェルールの突き合わせ接続状
態を解除でき、しかも接続の相手側に対して離脱した光
コネクタフェルールをハウジングから簡便に取り出すこ
とができる。 (ロ)係合解除手段を駆動して解除用係合爪を弾性変形
させるだけで、解除用係合爪と光コネクタフェルールと
の係合を簡便に解除することができ、光コネクタ離脱機
構から光コネクタフェルールを容易に取り出すことがで
きる。 (ハ)(イ)により、光コネクタ離脱機構から取り出し
た光コネクタフェルールを傷める心配が無く、再度接続
作業に使用することができる。
【0037】前記係合解除手段が前記解除用係合爪から
突設した操作片である構成を採用すると、(ニ)光コネ
クタ離脱機構の小型化、低コスト化が可能になるといっ
た優れた効果を奏する。
【0038】本発明の光コネクタ接続工具では、細長形
状の工具本体の長手方向一端に前記ハウジングにて光コ
ネクタフェルール同士を接続するための接続用工具部を
備え、同他端に光コネクタ離脱機構を備えているので、
(ホ)接続用工具部、光コネクタ離脱機構を選択して使
用するだけで、光コネクタフェルール同士の接続と接続
解除とを自由に行うことができ、作業性が向上する、
(ヘ)同一の光コネクタフェルールに対応する接続用工
具部と光コネクタ離脱機構とを同一の工具本体に備える
ことができ、これにより作業の種類に応じて工具を選択
する必要が無くなるので、接続、接続解除の作業性を一
層向上することができるいった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光コネクタ接続工具を適用する光コ
ネクタを示す分解斜視図である。
【図2】 図1の光コネクタの組み立て方法を示す平断
面図である。
【図3】 図1の光コネクタを示す図であって、組み立
ての完了した状態を示す平断面図である。
【図4】 本発明の光コネクタ離脱工具および光コネク
タ接続工具の実施の形態を示す全体斜視図である。
【図5】 図4の光コネクタ接続工具を示す正断面図で
ある。
【図6】 図4の光コネクタ離脱機構を示す部分斜視図
である。
【図7】 図4の光コネクタ接続工具の作用を示す図で
あり、接続用工具部をハウジングに差し込む工程を示す
斜視図である。
【図8】 図4の光コネクタ接続工具の作用を示す図で
あり、弾性爪を光コネクタフェルールに係合させる工程
を示す平断面図である。
【図9】 図8の工程を示す正断面図である。
【図10】 図4の光コネクタ離脱機構をハウジングに
差し込む工程を示す斜視図である。
【図11】 図4の光コネクタ離脱機構の作用を示す図
であり、弾性爪と光コネクタフェルールとの係合を解除
する工程を示す平断面図である。
【図12】 図11の工程を示す正断面図である。
【図13】 図4の光コネクタ離脱機構の作用を示す図
であり、ハウジングから光コネクタフェルールを抜き取
る工程を示す平断面図である。
【図14】 従来例の光コネクタを示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…光コネクタフェルール、1a…光ファイバ(光ファ
イバテープ心線)、5…光コネクタフェルール、10…
ハウジング、16…弾性爪、50…光コネクタ接続工
具、51…工具本体、52…接続用工具部、53…光コ
ネクタ離脱機構、65…解除用係合爪、69…変形用突
部、77…係合解除手段、操作片。
フロントページの続き (72)発明者 百津 仁博 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ 佐倉工場内 (72)発明者 林 幸生 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ 佐倉工場内 (72)発明者 野村 義和 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ 佐倉工場内 (56)参考文献 特開 平10−186177(JP,A) 特開 平10−160969(JP,A) 特開 平7−20354(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/36

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ(1a、1a)を突き合わせ
    接続可能に成端する一対の光コネクタフェルール(1、
    5)の一方を収納支持し、かつ該一方の光コネクタフェ
    ルール(1)に対して着脱可能に突き合わせ接続した他
    方の光コネクタフェルール(5)と係脱可能に係合する
    弾性爪(16)を備えるハウジング(10)に対して挿
    抜することで光コネクタフェルール同士の接続を解除す
    る光コネクタ離脱機構であって、前記ハウジングに挿入される延在部(55b)の先端に
    突設され、 外側から光コネクタフェルール(5)が係合
    される弾性変形可能な1本の解除用係合爪(65)と、
    前記延在部先端の両側壁(57)に突設され前記解除用
    係合爪を前記ハウジングに差し込んだ時に前記ハウジン
    グの前記弾性爪に当接して弾性変形させ該解除用係合爪
    に係合支持した光コネクタフェルールから離間させる変
    形用突部(69)と、前記解除用係合爪あるいはその近
    傍に設置され駆動されることにより前記解除用係合爪を
    弾性変形させて該解除用係合爪と光コネクタフェルール
    との係合を解除する係合解除手段(77)とを備えるこ
    とを特徴とする光コネクタ離脱機構。
  2. 【請求項2】 前記延在部先端には、前記解除用係合爪
    と、この解除用係合爪の前記ハウジングへの挿入方向後
    側に配置され、前記解除用係合爪に係合された前記光コ
    ネクタフェルールを前記解除用係合爪との間に支持する
    押さえ片(66)とが突設されており、 前記解除用係合爪を前記ハウジングに押し込むことで、
    前記解除用係合爪と前記押さえ片との間に前記光コネク
    タフェルールを係合支持でき、前記係合解除手段を駆動
    させると、前記解除用係合爪と前記押さえ片との間から
    前記光コネクタフェルールを取り出せるようになってい
    ることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ離脱機構
  3. 【請求項3】 前記解除用係合爪は、前記ハウジングへ
    の挿入方向先端に形成された傾斜面(67)と、その後
    ろ側の垂直面(68)とを備え、前記解除用係合爪の前
    記垂直面と前記押さえ片との間に前記光コネクタフェル
    ールが係合されるようになっていることを特徴とする請
    求項2記載の光コネクタ離脱機構。
  4. 【請求項4】 前記光コネクタフェルールがMT形光コ
    ネクタであり、前記解除用係合爪と前記押さえ片との間
    には、前記MT形光コネクタの後端フランジ部(5a)
    が係合支持されるようになっていることを特徴とする請
    求項2又は3記載の光コネクタ離脱機構。
  5. 【請求項5】 光ファイバ(1a、1a)を突き合わせ
    接続可能に成端する一対の光コネクタフェルール(1、
    5)の一方を収納支持し、かつ該一方の光コネクタフェ
    ルール(1)に対して着脱可能に突き合わせ接続した他
    方の光コネクタフェルール(5)と係脱可能に係合する
    弾性爪(16)を備えるハウジング(10)に対して挿
    抜することで光コネクタフェルール同士の接続を解除す
    る光コネクタ離脱機構であって、 外側から光コネクタフェルール(5)が係合される弾性
    変形可能な解除用係合爪(65)と、該解除用係合爪の
    近傍から突設され該解除用係合爪を前記ハウジングに差
    し込んだ時に前記ハウジングの前記弾性爪に当接して弾
    性変形させ該解除用係合爪に係合支持した光コネクタフ
    ェルールから離間させる変形用突部(69)と、前記解
    除用係合爪あるいはその近傍に設置され駆動されること
    により前記解除用係合爪を弾性変形させて該解除用係合
    爪と光コネクタフェルールとの係合を解除する係合解除
    手段(77)とを備え 前記係合解除手段が前記解除用係合爪から突設した操作
    片(77)である ことを特徴とする光コネクタ離脱機
    構。
  6. 【請求項6】 光ファイバ(1a、1a)を突き合わせ
    接続可能に成端する一対の光コネクタフェルール(1、
    5)の一方を収納支持し、かつ該一方の光コネクタフェ
    ルール(1)に対して着脱可能に突き合わせ接続した他
    方の光コネクタフェルール(5)と係脱可能に係合する
    弾性爪(16)を備えるハウジング(10)に対して挿
    抜することで光コネクタフェルール同士の接続および接
    続解除を行う光コネクタ接続工具であって、 細長形状の工具本体(51)の長手方向一端に前記ハウ
    ジングにて光コネクタフェルール同士を接続するための
    接続用工具部(52)を備え、前記工具本体の長手方向
    他端に前記請求項1から5のいずれかに記載の光コネク
    タ離脱機構を備えたことを特徴とする光コネクタ接続工
    具(50)。
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