JP3462763B2 - 収納体付き光コネクタ及びそれに使用する治具 - Google Patents

収納体付き光コネクタ及びそれに使用する治具

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JP3462763B2
JP3462763B2 JP26252998A JP26252998A JP3462763B2 JP 3462763 B2 JP3462763 B2 JP 3462763B2 JP 26252998 A JP26252998 A JP 26252998A JP 26252998 A JP26252998 A JP 26252998A JP 3462763 B2 JP3462763 B2 JP 3462763B2
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和人 斉藤
守 兵藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アダプタ等を別に
準備することなく、接合相手の光コネクタと簡単に接合
が可能な収納体付き光コネクタとその装着、脱着用治具
に関する。
【0002】
【従来の技術】架に配線モジュール、分岐モジュール等
を収容する場合、架のパネル面に多数の光コネクタを配
列固定して、架内及びパネル前面側に配線される光コネ
クタ付き光テープ心線等との光コネクタによる接続を可
能ならしめる必要がある。この要求に対応する光コネク
タとしてJIC C 2982に規定するF13形多心
光コネクタがある。これは、いわゆるMPO(Mult
ipass PushOn)コネクタと呼ばれるもの
で、アダプタを介して2個のプラグを対向させて結合す
るものである。
【0003】図13はMPOコネクタの例を示す斜視図
であって、41a、41bはフェルール、42aは光フ
ァイバ、43はガイドピン、44a、44bはハウジン
グ、45a、45bは光テープ心線、46はアダプタ、
47aは係止爪、47bは爪受け、48はM型プラグ、
49はF型プラグである。
【0004】M型プラグ48は、光ファイバ挿通孔及び
ガイドピン孔を有するフェルール41aの外側にハウジ
ング44aを設けたものであって、アダプタ46の孔の
片方からアダプタ46内に差し込むことが出来る。な
お、M型プラグ48をアダプタ46に差し込んだ時、ア
ダプタ46に設けた係止爪47aがハウジング44aに
設けた爪受け47bに係合して係止される。なお、M型
プラグ48のフェルール41aのガイドピン孔にはガイ
ドピン43が挿入され、その一部が突き出している。
【0005】また、F型プラグ49は、光ファイバ挿通
孔及びガイドピン孔を有するフェルール41bの外側に
ハウジング44bを設けたものであって、アダプタ46
の孔の片方からアダプタ46内に差し込むことが出来
る。なお、F型プラグ49をアダプタ46に差し込んだ
時も、M型プラグと同様にアダプタ46に設けた係止爪
47aがハウジング44bに設けた図示しない爪受けに
係合して係止される。なお、F型プラグ49のフェルー
ル41bのガイドピン孔は空孔のままである。
【0006】また、このMPOコネクタを使用するに当
たっては、M型プラグ及びF型プラグに光テープ心線を
取付ける。光テープ心線45a、45bは、それぞれ端
末の被覆を除去して光ファイバを露出させ、光ファイバ
の先端面がフェルールの先端面と一致するようにフェル
ール41a又は41bの後方から光ファイバ挿通孔に光
ファイバを挿通させて接着剤等で固定する。
【0007】図13におけるフェルール41aは、光テ
ープ心線45aの光ファイバ42aをフェルール41a
の光ファイバ挿通孔に挿通固定したところを示す。な
お、光ファイバの先端面及びフェルールの先端面は光フ
ァイバの挿入固定後、必要に応じて研磨する。そして、
フェルール41a、41bをハウジング44a、44b
にそれぞれ収容する。
【0008】そして、アダプタ46の両側からM型プラ
グ48とF型プラグ49を差し込むことによって、M型
プラグ48側のガイドピン43の突き出し部が、F型プ
ラグ49側のフェルール41bのガイドピン孔に挿入さ
れ、2個のフェルール先端面とそれぞれの光ファイバ先
端面が対向して光結合がなされる。また、M型プラグ4
8及びF型プラグ49とアダプタ46とは、係止爪47
a及び爪受け47bによって係止される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図13に示すMPOコ
ネクタの場合、フェルールをハウジングに収容してM型
プラグ又はF型プラグを形成し、2種のプラグをアダプ
タに両側から差し込んで結合するため、部品点数も多く
価格も高くなる。また、フェルールの上にハウジングと
アダプタが二重に配置されるものであるため、全体の形
状が大きくなり、パネルへの実装密度を高め難いという
問題がある。
【0010】そこで、図14、図15に示す収納体付き
光コネクタが開発されつつある。図14(A)は収納体
付き光コネクタの部品展開平面図、図14(B)は収納
体付き光コネクタの部品展開側面図、図15は組み立て
た収納体付き光コネクタを使って相手コネクタと接続す
る例を示す縦断面図である。図14、図15において、
50は収納体、50aは係止爪、51は第一フェルー
ル、52はガイドピン、53はガイドピン保持部材、5
4は押圧バネ、55はバネ押え、56は収納体付き光コ
ネクタ、57は光テープ心線、58は第二フェルール、
59は接続相手側の光テープ心線である。
【0011】収納体付き光コネクタ56は、プラスチッ
ク樹脂等の成形体からなる収納体50と、その中に収納
された第一フェルール51と、第一フェルール51のガ
イドピン孔に挿入された2本のガイドピン52と、ガイ
ドピン52が第一フェルールの貫通したガイドピン孔を
通して後部から抜けないように保持するガイドピン保持
部材53と、第一フェルール51及びガイドピン保持部
材53を後部から押圧する押圧バネ54と、バネ押え5
5とからなる。
【0012】また、この収納体付き光コネクタ56は、
光テープ心線57に取付けて使用する。光テープ心線5
7への取付けに当たっては、光テープ心線57の端末に
おいて光ファイバを露出させ、第一フェルール51の光
ファイバ挿通孔に露出した光ファイバを挿通させて固定
し、第一フェルール51及び光ファイバの先端面を研磨
し、図15のように収納体50に第一フェルール51等
を収納して組み立てる。一方、接続相手となる光テープ
心線59の端末においても、光ファイバを露出させ、光
ファイバを第二フェルール58の光ファイバ挿通孔に挿
通固定して、第二フェルール58及び光ファイバの先端
面を研磨して、接合相手側光コネクタを形成する。
【0013】そして、収納体付き光コネクタ56と接合
相手側の第二フェルール58との結合を行なうときに
は、図15に示すように収納体付き光コネクタ56の収
納体50内の第一フェルール51の先端側にある空間に
第二フェルール58を差し込むことによって、押圧バネ
54に抗して第一フェルール51を後退させながら、第
一フェルール51と第二フェルール58との先端面同志
を当接させる。またこの時、ガイドピン52の先端突出
部分は第二フェルール58のガイドピン孔に挿入され、
位置合わせが行われる。
【0014】また第二フェルール58の差し込み時に
は、収納体50の先端に設けた2つの係止爪50aは、
弾性を持っているため、第二フェルール58の挿入によ
ってその間隔が広がり、第二フェルール58が収納体5
0の内部空間に収納された時点では先端間隔が狭くなっ
て第二フェルール58を係止する。
【0015】この収納体付き光コネクタ56を架のパネ
ルに配列固定して使用する場合は、収納体50の側面に
図示しない固定爪とストッパを固着して、パネルに設け
た矩形孔に挿入して固定するか、収納体の外周面に図示
しないフランジを固着してフランジをパネルにネジ止め
することによって固定する。
【0016】またパネルに配列固定した収納体付き光コ
ネクタ56に対しては、パネルの前面側から第二フェル
ール58を取付けた光テープ心線の接続、切替え等が行
われるが、その時収納体50への第二フェルール58の
挿抜が繰り返えされるため、その繰り返し挿抜によっ
て、収納体50の係止爪50aが破損することがある。
【0017】収納体50の係止爪50aが破損した場合
は、収納体付き光コネクタ56全体をパネルから外し
て、収納体付き光コネクタを分解して収納体を新しい収
納体と交換する必要がある。この時、パネルに配列固定
された多数の収納体付き光コネクタの中から、収納体が
破損した1個の収納体付き光コネクタの取外しが出来る
ようにするため、収納体付き光コネクタの配列間隔を大
きくしておく必要がある。
【0018】図14、図15に示す収納体付き光コネク
タの場合、収納体50が図13のMPOコネクタの場合
のアダプタとハウジングの機能を兼ね備えているので、
高さ、幅は図13のMPOコネクタに比べて小さくする
ことは出来、それなりにパネルへの実装密度を高くする
ことは出来る。しかし、収納体への第二フェルールの挿
抜作業を行なうに当たっては、手指で第二フェルールを
持って挿抜作業を行なうため、光コネクタの配列間隔に
は、手指が入るスペースが必要である。
【0019】本発明は、以上説明したような従来技術の
問題点を解消した小型でパネルへの実装密度を高くする
ことが可能で、かつ取扱いも容易な収納体付き光コネク
タとそれに使用する治具を提供するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の収納体付き光コ
ネクタは、収納体と第一フェルールとを有する光コネク
タであって、前記収納体は分離可能な接合手段により接
合された本体部分と先端部分とからなり、前記収納体は
本体部分と先端部分に渡って連続して設けられた内部空
間を有し、前記第一フェルールは前記収納体の本体部分
側の該内部空間内に収納され、該第一フェルールの先端
側には第二フェルールを収納し得る前記内部空間の空部
分を有し、前記収納体の先端部分の先端には前記内部空
間の空部分に該第二フェルールを収納した時に第二フェ
ルールを係止する弾性を有する係止部と、該係止部に連
結して該係止部を解除するための先端に向かって広がる
係止解除用傾斜部とを有するものである。
【0021】また、本発明の光コネクタ装着用治具は、
前記第二フェルールをその軸方向と垂直な2方向から把
持し該第二フェルールの鍔部に当接する押し込み用突起
を有する装着用把持手段と、第二フェルールの軸方向に
対して垂直方向側に前記第二フェルールが位置ずれしな
いように保持しながら前記装着用把持手段と第二フェル
ールを前記収納体の内部空間の空部分に案内するフェル
ールガイド手段と、該フェルールガイド手段に連結され
前記収納体先端部分の外側面上を摺動する治具案内手段
を備えたものであって、光テープ心線の端末に取付けた
接合相手側の第二フェルールを本発明の光コネクタへ装
着する時に使用する。
【0022】また、本発明の光コネクタ脱着用治具は、
前記第二フェルールをその軸方向と垂直な2方向から把
持する脱着用把持手段と、第二フェルールの軸方向に対
して垂直方向側に前記第二フェルールが位置ずれしない
ように保持しながら前記脱着用把持手段を前記収納体の
内部空間の空部分内に収納された第二フェルールの位置
に案内するフェルールガイド手段と、該フェルールガイ
ド手段に連結され前記収納体先端部分の外側面上を摺動
する治具案内手段とを備え、前記フェルールガイド手段
の先端には前記収納体の先端部分に設けた係止解除用傾
斜部に当接して該係止解除用傾斜部の間隔を拡幅するた
めの拡幅用傾斜部を備えたものであって、本発明の光コ
ネクタに挿入結合した第二フェルールを脱着する時に使
用する。
【0023】また、本発明の光コネクタ装着・脱着用治
具は、幹体の一方の端部に、前記光コネクタ装着用治具
の装着用把持手段、フェルールガイド手段及び治具案内
手段と同様のものを備え、前記幹体の他方の端部に、前
記光コネクタ脱着用治具の脱着用把持手段、フェルール
ガイド手段及び治具案内手段と同様のものを備えたもの
であって、本発明の光コネクタへ接合相手側の第二フェ
ルールを装着する時、脱着する時、いずれにも使用可能
である。
【0024】
【発明の実施の形態】図1、図2、図3、図4は、本発
明の収納体付き光コネクタの実施形態を示すものであ
る。図1(A)(B)は収納体付き光コネクタの各部品
の斜視図で、図1(A)は外部に配置される部品を、図
1(B)は内部に配置される部品を示す。図2(A)は
各部品の平面図、図2(B)は各部品の側面図である。
また、図3は収納体の先端部分の詳細図であって、図3
(A)(B)(C)はその側面図、正面図、平面図であ
る。また、図4は収納体付き光コネクタを組み立てたと
ころを示す図で、図4(A)はその平面図、図4(B)
はその側面図である。
【0025】図1、図2、図3、図4において、1は収
納体、2は本体部分、2aは内部空間、2bは爪部、2
cはパネル係合溝、2dはバネ押え係合爪受け溝、3は
先端部分、3aは内部空間、3bは係止部、3cは爪
部、3dは係止解除用傾斜部、3eは溝、4はバネ押
え、4aはバネ押え係合爪、5は第一フェルール、6は
ガイドピン、7はガイドピン保持部材、8は押圧バネ、
9は光テープ心線である。
【0026】収納体1は成形樹脂等で形成され、分離接
合が可能な本体部分2と先端部分3とからなる。また収
納体1は、本体部分2と先端部分3に渡って連続して設
けられたほぼ直方体状の内部空間2a及び3aを有す
る。そして、本体部分2と先端部分3とは、爪部2bと
爪部3cとからなる接合手段によって接合されている。
また本体部分は、爪部2bと反対側の端部近くにバネ押
え係合爪受け溝2dを、外周側面に長手方向に対して垂
直方向のパネル係合溝2cを有する。
【0027】また先端部分3は、内部に内部空間3a
を、先端に2つの爪状の係止部3bと係止解除用傾斜部
3dを有する。係止部3bは2方向から中心軸側に向か
う爪状の弾性体であって、係止解除用傾斜部3dは該係
止部3bの両側に連設されており、先端に向かって広が
っている。なお、係止部3bの中央に軸方向に設けられ
た溝3eは、第二フェルールが係止部3bを押し広げな
がら通過する時の摩擦力を低減するために設けられてい
るものであるが、必ずしも必要なものではなく、溝3e
がない場合もある。
【0028】また、第一フェルール5の貫通したガイド
ピン孔に2本のガイドピン6を挿入し、収容体1の内部
空間2b、3c内に、第一フェルール5を収容する。ま
た、第一フェルール5のガイドピン孔は、第一フェルー
ルを貫通しているので、そのまま先端側からガイドピン
の突き出し部を押し込むと、貫通したガイドピン孔から
後端側にガイドピン6が抜け落ちる。従って、ガイドピ
ン6が後方に抜けないようにガイドピン保持部材7で押
える。そして第一フェルール5及びガイドピン保持部材
7の後方に、押圧バネ8及びバネ押え4を取付ける。収
納体付き光コネクタは、以上1から8の部品で構成され
る。なお、この収納体付き光コネクタは、光テープ心線
9の端末に取付けて使用する。
【0029】光テープ心線9への収納体付き光コネクタ
に取り付けに当たっては、光テープ心線9の端末におい
て被覆を除去して複数本の光ファイバを露出させ、露出
した光ファイバを第一フェルールの後端側から光ファイ
バ挿通孔に挿通して光ファイバの先端面と第一フェルー
ルの先端面を合わせて接着材等で固定し、第一フェルー
ルの先端面及び光ファイバの先端面を研磨する。MPO
コネクタと同様に弾性押圧接触によって屈折率整合剤を
使用せずに結合する場合は、研磨面は光ファイバ軸と垂
直方向から約8度傾斜させて研磨する。また、屈折率整
合剤を使用して結合する場合は、研磨面はファイバ軸と
垂直にすれば良い。
【0030】そして本体部分2と先端部分3を接合して
形成した収納体1の内部空間2a、3a内に、ガイドピ
ン6と光テープ心線9の光ファイバを取付けた第一フェ
ルール5を収納し、後部方向からガイドピン保持部材
7、押圧バネ8を挿入してバネ押え4にて収納体1の後
部に蓋をすることによって、収納体付き光コネクタを組
み立てる。なお、収納体1の内部空間2a、3a内で第
一フェルール5はほぼ半分の位置を占めるだけであり、
第一フェルール5の先端側には第二フェルールを収納す
るための内部空間の空部分が設けられている。
【0031】またこの収納体付き光コネクタは、組み立
てた後においても、先端部分3のみを分離解体すること
が出来る。また、本体部分2に第一フェルール5、ガイ
ドピン保持部材7、押圧バネ8等を収納して組み立てた
後に、本体部分2に先端部分3を接合して収納体1を完
成させることも可能である。
【0032】次に本発明の収納体付き光コネクタを取付
けた光テープ心線と、接続相手となる光テープ心線との
光コネクタ接続の方法について説明する。図5はその接
続状態を示す縦断面図であって、図1と同じ符号は同じ
ものを示す。10は接続相手となる光テープ心線、11
は接合相手側光コネクタとなる第二フェルールである。
第二フェルール11は第一フェルール5と同じ形式のフ
ェルールであって、第一フェルール5の場合と同じ要領
で第二フェルール11を光テープ心線10の端末に取付
ける。なお、第二フェルール11のガイドピン孔にはガ
イドピンは挿通されていない。
【0033】このようにして光テープ心線10に取付け
た第二フェルール11を、本発明の収納体付き光コネク
タの先端側から差し込んで、収納体2の空の内部空間内
に収納し、第一フェルール5と第二フェルール11の先
端面を対向させて突き合わせることによって光結合を達
成する。この第二フェルール11を差し込んだ時、第二
フェルール11の後端部は収納体1の先端部分3に設け
た係止部3bによって挟み付けられて係止する。
【0034】また、第二フェルール11の差し込みによ
って第一フェルール5が押圧バネ8に抗して少し後退し
て、押圧バネ8によって第一フェルール5と第二フェル
ール11間が押圧される。また、ガイドピン6の突出部
分は、第二フェルール11のガイドピン孔に挿入され、
光ファイバの精密な位置決めがなされる。
【0035】以上の図1、図2、図3、図4、図5に基
づく説明では、収納体1の先端部分3に設けられた係止
部3bは、第二フェルール11の後端部を上下2方向か
ら挟み込んで係止する形式のものを説明したが、第二フ
ェルールの後端部を左右2方向から挟み込む形式のもの
であってもかまわない。また、係止部3bは2方向から
中心軸側に向かう爪状のものを図示しているが、片側が
平板で片側のみ爪状の係止部とし、1方向から係止する
ことも出来る。その場合は、係止解除用傾斜部も図のよ
うな4箇所でなく、2個所で良い。また、係止解除用傾
斜部を係止部の両側でなく、係止部の更に先端側に連結
して1箇所に設けることも出来る。
【0036】また、収納体1の本体部分2と先端部分3
との接合手段の例として突起状の爪部2b、3cを図示
しているが、一方が突起で、他方が受け溝形式のもので
あってもかまわない。また、爪部2b、3cの位置も左
右2個所とは限らず、上下2箇所の場合もあるし、場合
によっては1箇所のものもある。
【0037】また、第一フェルール5及び第二フェルー
ル11のガイドピン孔は、フェルールの長手方向に貫通
する孔とした例を示しているが、フェルールの先端面近
くにのみ孔が設けられている不貫通孔形式のフェルール
も使用することが出来る。その場合は、ガイドピンがフ
ェルール後方に抜けることはないので、ガイドピン保持
部材7は不要である。また場合によっては、ガイドピン
を使わないで外筒で位置決めする形式の単心用フェルー
ルも本発明の収納体付き光コネクタとして使用が可能で
ある。
【0038】次に、光テープ心線9の端末に取付けた本
発明の収納体付き光コネクタの、筐体のパネルへの固定
方法について説明する。図6はその固定方法を説明する
斜視図であって、図1と同じ符号は同じものを示す。1
2はパネル、12aは切り欠きである。筐体のパネル1
2にはパネル面の方向に見て上部が開口したコの字型の
切り欠き12aを形成しておき、そこに収納体付き光コ
ネクタの本体部分2の側面に設けたパネル係合溝2cを
嵌め込んで固定する。なお、パネルの切り欠き12aの
開口部は、収納体付き光コネクタを嵌め込んだ後に、必
要によって蓋部材で塞ぐこともある。
【0039】また通常、パネル12の前面側に収納体1
の先端部分3が配置されるようにして、収納体付き光コ
ネクタが取付けられている光テープ心線9は、パネル1
2の背面側の筐体内に収容する。また、このようにパネ
ル12へ本発明の収納体付き光コネクタを嵌め込み固定
しておけば、収納体1の先端部分3はパネル12の外側
に突出しているので、収納体1の本体部分2をパネルに
固定して残したまま、先端部分3のみを分離解体するこ
とが可能である。従って、係止部3bが破損した場合、
先端部分3のみを分離解体して新しい先端部分を元の本
体部分に接合すれば、収納体全体を取り替えることなく
使用を継続することが出来る。
【0040】次に、本発明の光コネクタへ相手方の光テ
ープ心線付き第二フェルールを装着、脱着するための方
法とそれに使用する治具について説明する。
【0041】図7は本発明の光コネクタ装着用治具の実
施形態を示す図であって、図7(A)は側面図、図7
(B)は平面図、図7(C)は正面図、図7(D)は板
バネの先端部で第二フェルールを把持した状態を示す側
面図である。図7において、10は光テープ心線、11
は第二フェルール、11aは第二フェルール11の鍔
部、21は幹体、22は装着用把持手段の一例である板
バネ、22aは押し込み用突起、23はフェルールガイ
ド手段の一例であるフェルールガイド、24は治具案内
手段の一例であるガイドレバー、24aはレバーグリッ
プ、24bはレバー支点、24cはガイド部である。
【0042】図7の光コネクタ装着用治具を使って、第
二フェルールを本発明の収納体付き光コネクタに装着す
る方法を説明する、まず、光コネクタ装着治具の一対の
ガイドレバー24のレバーグリップ24aを鋏む方向に
押さえてレバー支点24bの回りに回動させ、ガイドレ
バー24の対向するガイド部24cを両側に広げて作業
空間を作り、図7(D)に示すように、第二フェルール
11を光テープ心線10側を板バネ22の先端部と反対
方向を向くようにしながら、一対の対向する板バネ22
の先端部の間に第二フェルール11を挿入する。
【0043】その時第二フェルール11の一部分である
鍔部11aは、板バネ22の押し込み用突起22aに当
接し、第二フェルール11は、板バネ22の奥にはそれ
以上行かない。また、第二フェルール11の鍔部11a
は、板バネ22の押圧力によって2方向から押圧把持さ
れる。
【0044】また、板バネ22で第二フェルール11を
把持している方向及び第二フェルール11の軸方向に対
して垂直方向に第二フェルール11が板バネ22から位
置ずれしないように保持する横断面コの字型の2つの部
材からなるフェルールガイド23が、コの字型の開口部
が向き合うようにして板バネ22及び第二フェルール1
1の周囲に配置されている。また、このフェルールガイ
ド23は、フェルールガイド手段として装着用把持手段
である板バネ22と第二フェルール11を、収納体の内
部空間の空部分に案内する。なお、フェルールガイド2
3の2本のコの字型部材の間の間隙は、第二フェルール
11に取付けられている光テープ心線10を沿わせて治
具の外側に引出すための空間である。
【0045】板バネ22に第二フェルール11を把持さ
せた後、一対のガイドレバー24のレバーグリップ24
aを放すと、図示しないスプリングバネによってガイド
レバー24のガイド部24cは元に位置に戻る。その状
態で光コネクタ装着治具の幹体21を掴んでそのガイド
部24cを、収納体付き光コネクタの先端部分側から差
し込む。
【0046】図8は、光コネクタ装着用治具を収納体付
き光コネクタの先端部分側に差し込んだ状態のガイドレ
バーを示す図であって、図8(A)は側面図、図8
(B)は平面図、図8(C)は正面図である。図8にお
いて、図1又は図7と同符号のものは、同じものを示
す。なお、29は収納体付き光コネクタである。一対の
ガイドレバー24はフェルールガイド23にレバー支点
24bによって回転可能に連結されており、その先端部
には横断面コの字型のガイド部24cが形成され、一対
のガイド部24cは開口部が向き合うように配置されて
いる。
【0047】また、一対のコの字型ガイド部24cで内
部に出来る矩形の空間は、収納体付き光コネクタの収納
体先端部分の横断面が入る大きさであって、光コネクタ
装着用治具を収納体付き光コネクタの先端側から差し込
んだ時、ガイド部24cが、収納体光コネクタ29の先
端部分3の外周の囲むようにして摺動しながら、差し込
まれる。
【0048】この時、図7(D)に示すように、ガイド
レバー24の先端部内側にある板バネ22に把持された
第二フェルール11の鍔部11aは後方から押し込み用
突起22aで押されるので、第二フェルール11によっ
て収納体付き光コネクタの先端部分3にある係止部3b
の間隔を押し広げる。係止部3bが広がると、第一フェ
ルールの前方の内部空間内に第二フェルール11が挿入
され、第二フェルールと第一フェルールの結合が達成さ
れる。
【0049】なお、第二フェルールの挿入が完了する
と、弾性力によって2つの係止部3bの間隔は狭まるの
で、2つの係止部3bの奥にある第二フェルール11の
鍔部11aが係止される。この状態で光コネクタ装着用
治具の幹体21を掴んで引き抜くと、第二フェルール1
1の鍔部11aは板バネ22から抜け、第二フェルール
11は収納体付き光コネクタ側に残され、治具だけが引
出されて光コネクタの装着が完了する。なお、以上説明
した光コネクタ装着用治具は、アルミニウム等の金属又
は硬質プラスチックを使って形成することが出来る。
【0050】次に、図9の光コネクタ脱着用治具の実施
形態を説明する。図9(A)は側面図、図9(B)は平
面図、図9(C)は正面図、図9(D)は板バネの先端
部で第二フェルールを把持した状態を示す側面図であ
る。図9において、25は幹体、26は脱着用把持手段
の一例である板バネ、26a、26bは脱着用突起、2
7はフェルールガイド手段の一例であるフェルールガイ
ド、27aは拡幅用傾斜部、28は治具案内手段の一例
であるガイドレバー、28aはレバーグリップ、28b
はレバー支点、28cはガイド部である。
【0051】板バネ26は、装着用治具の板バネ22
と、材質、大きさ、形状共、ほぼ同じものであるが、突
起だけが異なる。板バネ22は押し込み用突起22aを
備えていたのに対し、板バネ26は脱着用突起26a及
び26bを備える。脱着用突起26bは、板バネ26の
先端に有り、その先端側が傾斜している。また、脱着用
突起26aは、脱着用突起26bから第二フェルール1
1の鍔部の厚さだけ離れた位置にあり、図9(D)に示
すようにその2種類の突起の間に第二フェルール11の
鍔部11aを把持することが出来る。
【0052】光コネクタ脱着用治具のフェルールガイド
27は、光コネクタ装着用治具のフェルールガイド23
と、材質、大きさ、形状共、ほぼ同じものであるが、先
端部の外面のみが異なる。光コネクタ装着用治具のフェ
ルールガイド23のコの字型の高さ寸法は、収納体付き
光コネクタの先端部分の2つの係止解除用傾斜部の間を
通過する大きさになっているが、光コネクタ脱着用治具
のフェルールガイド27のコの字型の高さ寸法はそれよ
りも大きく、係止解除用傾斜部間を通過出来ない程度の
大きさである。そしてそのフェルールガイド27の先端
の外周面に係止解除用傾斜部の間隔を拡幅するための拡
幅用傾斜部27aを備えている。
【0053】ガイドレバー28は、装着用治具のガイド
レバー24と、材質、大きさ、形状共、同じものが使用
出来る。
【0054】以上説明した光コネクタ脱着用治具を使っ
て第二フェルールを脱着する方法について図10に従っ
て説明する。図10(A)は側面図、図10(B)は平
面図である。光コネクタ脱着用治具の幹体25を掴ん
で、治具の先端を収納体付き光コネクタの先端部分側か
ら差し込む。そうすると、ガイドレバー28のガイド部
28cが、収納体先端部分の外周の囲むようにして摺動
して挿入される。
【0055】その時、図10に示すように、フェルール
ガイド27の先端が収納体付き光コネクタ29の先端部
分3の係止解除用傾斜部3dに当接して、フェルールガ
イド27の先端の外周面に設けた拡幅用傾斜部27aに
よって、係止解除用傾斜部3dの間隔が広げられる。
【0056】係止解除用傾斜部3dの間隔が広げられる
と、係止解除用傾斜部3dに連設された係止部3bの間
隔も同時に広げられる。またこの時、脱着用把持手段で
ある板バネ26の先端部もフェルールガイド27と一緒
に係止部3bの内側の第二フェルール11の際にまで達
するので、第二フェルール11を図9(D)に示すよう
に把持する。この状態で、光コネクタ脱着用治具の幹体
25を引き抜くと、収納体付き光コネクタの先端部分3
の係止部3bは間隔が広げられて係止状態は解除されて
いるので、脱着用把持手段である板バネに把持された第
二フェルールは、脱着用治具と一緒に引出される。
【0057】その後、図9に示す一対のガイドレバー2
8のレバーグリップ28aを鋏むように押さえて、ガイ
ドレバー28の一対のガイド部28cを開いて作業空間
を作り、内部の第二フェルール11を手指で取出す。こ
の時、第二フェルール11に取付けられた光テープ心線
10は第二フェルールと共に取出される。
【0058】図11は、図7の光コネクタ装着用治具
と、図9の光コネクタ脱着用治具との2つの機能を兼ね
備えた光コネクタ装着・脱着用治具を示す図であって、
図11(A)は側面図、図11(B)は平面図である。
この光コネクタ装着・脱着用治具は、幹体30の一方の
端部に、図7の光コネクタ装着用治具と同様の部材から
なるフェルール装着治具部31を備え、幹体30の他方
の端部に、図9の光コネクタ脱着用治具と同様の部材か
らなるフェルール脱着治具部32を備えたものである。
【0059】以上、光コネクタ装着用治具、光コネクタ
脱着用治具、光コネクタ装着・脱着用治具について説明
したが、それらの治具に用いる装着用把持手段又は脱着
用把持手段としては、2つの板バネによって第二フェル
ールの鍔部を把持するものに限るものではない。装着用
把持手段又は脱着用把持手段としては、板バネを使用せ
ずに、フェルールガイド手段であるフェルールガイドの
内側壁面に直接、装着用把持手段又は脱着用把持手段を
設けることも出来る。
【0060】図12は、装着用把持手段の他の実施形態
を示す図であって、図12(A)はフェルールガイド部
分の側面図、図12(B)はフェルールガイド部分の平
面図である。この実施形態の場合は、図7に示すフェル
ールガイド23の内側に板バネを配設せず、フェルール
ガイド23の2つのコの字型部材の先端部の内側にそれ
ぞれ弾性のあるゴム、成形樹脂等からなる弾性部材33
を接着剤等で貼り付ける。また、弾性部材33の先端部
には傾斜を持たせて、2個の弾性部材33の間に第二フ
ェルールの鍔部が入り込み易くする。また、弾性部材3
3の後端側には固い成形樹脂又は金属の押し込み用突起
34を設ける。
【0061】この場合、フェルールガイド手段と装着用
把持手段は一体化されているので、この弾性部材33の
間に第二フェルールを挿入すれば、成形樹脂部材33の
弾性押圧力によって第二フェルールは把持され、フェル
ールガイド23によって把持用手段である弾性部材と共
に第二フェルールを所定の位置に案内することが出来
る。
【0062】また、光コネクタ脱着用治具の場合の脱着
用把持手段も板バネでなく、装着用把持手段と同様の弾
性部材とすることが出来る。なお、脱着用把持手段の場
合は、脱着用突起が無くても弾性部材での把持が確実に
行われるので、脱着用突起は必ずしも必要でない。
【0063】
【発明の効果】本発明の収納体付き光コネクタは、収納
体内の内部空間の一部分に第一フェルールを収納すると
共に該第一フェルールの先端側に第二フェルールを収納
し得る内部空間の空部分を有し、収納体の先端位置には
該第二フェルールを前記内部空間の空部分に収納した時
に第二フェルールを係止する弾性を有する係止部を有す
ると共に、収納体を分離・接合が可能な本体部分と先端
部分とから構成して、本体部分と先端部分とを爪等の接
合手段にて接合したものである。その結果、アダプタ等
別備品を使用することなく、相手フェルールと簡単に接
続することが出来る。
【0064】また、収納体がアダプタとハウジング機能
を兼ねているので、全体寸法を小さくすることが出来
る。更に、収納体付き光コネクタを光テープ心線の端末
に取付けた後であっても、収納体は分離・接合が可能な
本体部分と先端部分とから構成されているので、光コネ
クタ全体を解体することなく先端部分のみを新しいもの
と交換することが出来る。従って、第二フェルールを係
止するための係止用の爪部が破損した時の破損部分の交
換作業も容易である。
【0065】また、収納体の本体部分の側面にパネル係
合溝を設けたので、パネルに本体部分に形成した切り欠
きに嵌め込むだけで固定することが出来、更に本体部分
をパネルへ固定したままで、収納体の先端部分のみの交
換も可能である。
【0066】収納体の先端部分に係止部と連設して係止
解除用傾斜部を設けたので、その部分を拡幅するだけ
で、係止部の係止状態を解除することが出来る。
【0067】また、幹体の端部に、装着用把持手段又は
脱着用把持手段とフェルールガイド手段と治具案内手段
を設けた光コネクタ装着用治具又は光コネクタ脱着用治
具を用意したので、パネル面等に収納体付き光コネクタ
が、その付近に手指が入らない位に高密度に配列されて
いても、幹体を掴んで光コネクタ装着用治具又は光コネ
クタ脱着用治具の先端部を収納体付き光コネクタの先端
部分側から差し込むだけで、相手光コネクタである第二
フェルールを装着したり、脱着したりすることが可能で
ある。
【0068】また、光コネクタ装着・脱着用治具は、幹
体のそれぞれの端部に、フェルール装着治具部とフェル
ール脱着治具部が設けられているので、1本の治具でも
って光コネクタの装着と脱着が可能で、治具の取扱いが
便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の収納体付き光コネクタの実施形態を示
す各部品の斜視図で、(A)は外部に配置される部品
を、(B)は内部に配置される部品を示す。
【図2】本発明の収納体付き光コネクタの実施形態を示
す各部品の展開図であって、(A)はその平面図、
(B)はその側面図である。
【図3】本発明の収納体付き光コネクタの収納体先端部
分の詳細を示す図であって、(A)は側面図、(B)は
正面図、(C)は平面図である。
【図4】本発明の収納体付き光コネクタを組み立てたと
ころを示す図で、(A)はその平面図、(B)はその側
面図である。
【図5】本発明の収納体付き光コネクタを使って相手方
の光コネクタと結合する方法を説明する縦断面図であ
る。
【図6】本発明の収納体付き光コネクタのパネルへの固
定方法を説明する斜視図である。
【図7】本発明の光コネクタ装着用治具の実施形態を示
す図であって、(A)は側面図、(B)は平面図、
(C)は正面図、(D)は板バネの先端部で第二フェル
ールを把持した状態を示す側面図である。
【図8】光コネクタ装着用治具を収納体付き光コネクタ
の先端部分側に差し込んだ状態のガイドレバーを示す図
であって、(A)は側面図、(B)は平面図、(C)は
正面図である。
【図9】本発明の光コネクタ脱着用治具の実施形態を示
す図であって、(A)は側面図、(B)は平面図、
(C)は正面図、(D)は板バネの先端部で第二フェル
ールを把持した状態を示す側面図である。
【図10】フェルールガイドの拡幅用傾斜部の動作を説
明する図であって、(A)は側面図、(B)は平面図で
ある。
【図11】本発明の光コネクタ装着・脱着用治具の実施
形態を示す図であって、図11(A)は側面図、図11
(B)は平面図である。
【図12】本発明の光コネクタ装着用治具、光コネクタ
脱着用治具に用いる装着用把持手段の他の実施形態を示
す図であって、(A)は側面図、(B)は平面図であ
る。
【図13】従来技術によるMPOコネクタの例を示す斜
視図である。
【図14】収納体付き光コネクタの例を示す図であっ
て、(A)は収納体付き光コネクタの部品展開平面図、
(B)は収納体付き光コネクタの部品展開側面図であ
る。
【図15】組み立てた収納体付き光コネクタと相手コネ
クタとの接続例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1:収納体 2:本体部分 2a:内部空間 2b:爪部 2c:パネル係合溝 2d:バネ押え係合爪受け溝 3:先端部分 3a:内部空間 3b:係止部 3c:爪部 3d:係止解除用傾斜部 3e:溝 4:バネ押え 4a:バネ押え係合爪 5:第一フェルール 6:ガイドピン 7:ガイドピン保持部材 8:押圧バネ 9:光テープ心線 10:光テープ心線 11:第二フェルール 11a:鍔部 21:幹体 22:板バネ(装着用把持手段) 22a:押し込み用突起 23:フェルールガイド(フェルールガイド手段) 24:ガイドレバー(治具案内手段) 24a:レバーグリップ 24b:レバー支点 24c:ガイド部 25:幹体 26:板バネ(脱着用把持手段) 26a、26b:脱着用突起 27:フェルールガイド(フェルールガイド手段) 27a:拡幅用傾斜部 28:ガイドレバー(治具案内手段) 28a:レバーグリップ 28b:レバー支点 28c:ガイド部 29:収納体付き光コネクタ
フロントページの続き (72)発明者 兵藤 守 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 中尾 直樹 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−239561(JP,A) 特開 平10−160969(JP,A) 特許2771870(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納体と第一フェルールとを有する光コ
    ネクタであって、前記収納体は分離可能な接合手段によ
    り接合された本体部分と先端部分とからなり、前記収納
    体は本体部分と先端部分に渡って連続して設けられた内
    部空間を有し、前記第一フェルールは前記収納体の本体
    部分側の該内部空間内に収納され、該第一フェルールの
    先端側には二フェルールを収納し得る前記内部空間の
    空部分を有し、前記収納体の先端部分の先端には、前記
    内部空間の空部分に該第二フェルールを収納した時に第
    二フェルールを係止する弾性を有する係止部と、該係止
    部に連結して該係止部を解除するための先端に向かって
    広がる係止解除用傾斜部とを有することを特徴とする収
    納体付き光コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の収納体付光コネクタに
    第二フェルールを装着するための治具であって、前記第
    二フェルールをその軸方向と垂直な2方向から把持し、
    該第二フェルールに当接する押し込み用突起を有する装
    着用把持手段と、第二フェルールの軸方向に対して垂直
    方向側に前記第二フェルールが位置ずれしないように保
    持しながら前記装着用把持手段と第二フェルールを前記
    収納体の内部空間の空部分に案内するフェルールガイド
    手段と、該フェルールガイド手段に連結され前記収納体
    先端部分の外側面上を摺動する治具案内手段を備えたこ
    とを特徴とする光コネクタ装着用治具。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の収納体付光コネクタに
    収納された第二フェルールを脱着するための治具であっ
    て、前記第二フェルールをその軸方向と垂直な2方向か
    ら把持する脱着用把持手段と、第二フェルールの軸方向
    に対して垂直方向側に前記第二フェルールが位置ずれし
    ないように保持しながら前記脱着用把持手段を前記収納
    体の内部空間の空部分内に収納された第二フェルールの
    位置に案内するフェルールガイド手段と、該フェルール
    ガイド手段に連結され前記収納体先端部分の外側面上を
    摺動する治具案内手段とを備え、前記フェルールガイド
    手段の先端には前記収納体の先端部分に設けた係止解除
    用傾斜部に当接して該係止解除用傾斜部の間隔を拡幅す
    るための拡幅用傾斜部を備えたことを特徴とする光コネ
    クタ脱着用治具。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の収納体付光コネクタに
    第二フェルールを装 着及び脱着する機能を有する光コネ
    クタ装着・脱着治具であって、幹体の一方の端部に、前
    記第二フェルールをその軸方向と垂直な2方向から把持
    し、該第二フェルールに当接する押し込み用突起を有す
    る装着用把持手段と、第二フェルールの軸方向に対して
    垂直方向側に前記第二フェルールが位置ずれしないよう
    に保持しながら前記装着用把持手段と第二フェルールを
    前記収納体の内部空間の空部分に案内する装着用フェル
    ールガイド手段と、該装着用フェルールガイド手段に連
    結され前記収納体先端部分の外側面上を摺動する装着用
    治具案内手段とからなるフェルール装着治具部を備え、
    前記幹体の他方の端部に、前記第二フェルールをその軸
    方向と垂直な2方向から把持する脱着用把持手段と、第
    二フェルールの軸方向に対して垂直方向側に前記第二フ
    ェルールが位置ずれしないように保持しながら前記脱着
    用把持手段を前記収納体の内部空間の空部分内に収納さ
    れた第二フェルールの位置に案内する脱着用フェルール
    ガイド手段と、該脱着用フェルールガイド手段に連結さ
    れ前記収納体先端部分の外側面上を摺動する脱着用治具
    案内手段とを備え、前記脱着用フェルールガイド手段の
    先端には前記収納体の先端部分に設けた係止解除用傾斜
    部に当接して該係止解除用傾斜部の間隔を拡幅するため
    の拡幅用傾斜部を設けてなるフェルール脱着治具部を備
    えたことを特徴とする光コネクタ装着・脱着用治具。
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