JP4131841B2 - 光コネクタ用楔挿脱部品、楔部品付き光コネクタ - Google Patents
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Description
本発明では、光ファイバを内装固定したフェルールの突き合わせ接続用の先端面に対向する後端側に、前記フェルールの後端側から突出された前記光ファイバと該光ファイバに対して突き合わせ接続された別の光ファイバとを半割りの素子の間にバネの弾性によってクランプして、光ファイバ同士の接続状態を維持するためのクランプ部を有する光コネクタの、前記クランプ部の外側から前記素子の間に割り込ませることによって前記素子間を押し開いて、素子間への前記別の光ファイバの挿脱が可能な状態を維持する楔が突設されている楔付き部品と、前記楔を前記光コネクタの前記クランプ部の素子間に割り込ませて前記光コネクタに取り付けられた前記楔付き部品と該楔付き部品が取り付けられた光コネクタとの間に挿入される離脱用挿入片によって、前記楔付き部品と前記光コネクタとの間を押し開き、前記楔付き部品を前記光コネクタから離脱させる離脱部品とからなることを特徴とする光コネクタ用楔挿脱部品を提供する。
この光コネクタ用楔挿脱部品としては、前記楔付き部品は、前記楔が突設されているベース部の対向する両側から突設された突壁の間のコネクタ収容領域に、前記光コネクタを収容できるようになっており、前記突壁には、前記離脱部品の前記離脱用挿入片を、前記クランプ部の素子間に前記楔を割り込ませることにより該楔付き部品に取り付けられた前記光コネクタと前記ベース部との間に挿入される前記離脱用挿入片が挿通される開口部が形成されており、前記離脱用挿入片の前記コネクタ収容領域から前記開口部を介して前記突壁の外面側に突出された部分に設けられている操作部を操作して前記離脱用挿入片を移動させることで、前記楔付き部品と前記光コネクタとの間を押し開いて、前記楔付き部品を前記光コネクタから離脱できるようになっている構成も採用可能である。
また、前記離脱部品の前記離脱用挿入片には、前記クランプ部の素子間に前記楔が割り込まれた前記光コネクタと前記楔付き部品との間に配置される挿入配置部と、前記光コネクタと前記楔付き部品との間に挿入することで、光コネクタと前記楔付き部品との間を押し開いて、前記楔付き部品を前記光コネクタから離脱せしめるテーパ部とが形成されており、前記離脱部品の前記挿入配置部を前記光コネクタと前記楔付き部品との間に配置したときに、前記光コネクタの前記クランプ部の素子間に前記楔が割り込まれた状態を維持し、前記離脱部品を移動して前記光コネクタと前記楔付き部品との間に前記テーパ部を挿入することで、前記テーパ部によって前記楔付き部品と前記光コネクタとの間を押し開いて、前記楔付き部品を前記光コネクタから離脱できるようになっている構成も採用可能である。
また、本発明では、光ファイバを内装固定したフェルールの突き合わせ接続用の先端面に対向する後端側に、前記フェルールの後端側から突出された前記光ファイバと該光ファイバに対して突き合わせ接続された別の光ファイバとを半割りの素子の間にバネの弾性によってクランプすることで、光ファイバ同士の接続状態を維持するクランプ部を有する光コネクタの外側に、本発明に係る光コネクタ用楔挿脱部品を組み立てて構成されており、前記楔付き部品は、前記クランプ部の素子間に前記楔を割り込ませて前記光コネクタに取り付けられており、前記離脱部品は、前記離脱用挿入片を、前記楔付き部品と前記光コネクタとの間に挿入した状態で前記光コネクタに対して取り付けられていることを特徴とする楔部品付き光コネクタを提供する。
図1〜図4は本発明の第1実施形態による楔部品付き光コネクタ1及び光コネクタ用楔挿脱部品2を示す図であって、図1は分解斜視図である。また、図2〜図4は楔部品付き光コネクタ1及び光コネクタ用楔挿脱部品2の組み立て状態を示す図であって、図2は斜視図、図3は正面図、図4(a)は断面図、図4(b)は下面側から楔付き部品21のベース部212を透視して示した図である。
なお、光コネクタ3としては、前述のSC2形光コネクタに限定されず、各種の光コネクタプラグを採用可能である。
図5、図6は光コネクタ3の構造を示す図であり、図5は分解斜視図、図6は断面図である。図5、図6において、この光コネクタ3は、フェルール31と、このフェルール31の接合端面(符号31a。先端面)に対向する後端側に配置されたクランプ部32と、フェルール31を収納するようにしてその外側にフェルール31の軸回りの回転を規制して装着されるスリーブ状のプラグフレーム33と、プラグフレーム33の後端(図6右側)に係合して取付けられ、前記クランプ部32を収容するストップリング34と、このストップリング34内に内装されたスプリング35とを備えている。
なお、符号34a、34bは、光コネクタ用楔挿脱部品2(開放部材)の楔22(図4等参照)を差し込む差込口を示し、符号36は、ストップリング34の後端に装着されるブーツを示す。
クランプ部付きフェルール37のクランプ部32は、スリーブ状のストップリング34の軸方向に移動自在としてストップリング34に収納されている。スプリング35は、ストップリング34の後端部に反力を取ってクランプ部32を光コネクタ3の先端側(図6左側)に押圧することで、クランプ部付きフェルール37全体を光コネクタ3先端側に付勢するものであり、例えば、光コネクタ3を光コネクタアダプタ等に挿入して別の光コネクタと接続する時に、フェルール31に、接続の相手側の光コネクタとの間の突き合わせ力を与える機能を果たす。
なお、クランプ部付きフェルール37は、フェルール31のフランジ部31bが、プラグフレーム33内に突設されているストッパ突起33aに当接することで、ストップリング34に対する光コネクタ3先端側へのそれ以上の移動(ストップリング34に対する相対的な移動)が規制される。
図6〜図8に示すように、クランプ部32は、フェルール31のフランジ部31bから延びる延出部31cと、この延出部31cの合わせ面324a上に配置された蓋側素子321a、321aとを、断面C形のスリーブ状のバネ322(C形バネ)の内側に収容した構造になっている。延出部31aは、クランプ部32を構成する半割りの素子の一方(以下、素子31aと称する場合もある)、二つの蓋側素子321a、321bは、クランプ部32を構成する半割りの素子の他方(素子321)を構成しており、クランプ部32は、一対の半割り素子31a、321の間で、光ファイバをクランプする構造になっている。二つの蓋側素子321a、321bは、一方(素子321a)が他方(素子321b)よりもフェルール31側となるようにして、光コネクタ3の前後方向(図6左右)に配列されているが、バネ322は、二つの蓋側素子321a、321bの間の境界付近でバネ322に形成されているスリット322aによって、該バネ322の弾性を、二つの蓋側素子321a、321bに別個に作用させるようになっている。然るに、一方の蓋側素子321aと延出部31aの組、他方の蓋側素子321bと延出部31aの組は、それぞれ、独立のクランプ部としても機能し得る。
また、ストップリング34の2つの差込口34(34a、34b)は、2つの蓋側素子321に対応する2つのクランプ部に対応する位置に開口されており、光コネクタ用楔挿脱部品2の楔付き部品21の一対の側壁22b、22cを連結する底壁22eから、収容凹所211内に突出されている2つの楔22は、2つの差込口34を介して、素子31cと素子321aとの間、素子31cと素子321bとの間に、それぞれ挿入されている。
なお、バネ322の形状は、断面コ字形のものなど、各種採用可能である。
図1〜図4に示すように、光コネクタ用楔挿脱部品2は、光コネクタ3の外側に装着するようにして取り付けられる楔付き部品21と、この楔付き部品21を前記光コネクタ3から離脱させるための離脱部品23の、2部品によって構成されている。
ここで、光コネクタ用楔挿脱部品2の楔付き部品21及び離脱部品23は、それぞれ合成樹脂製の一体成形品であるが、本発明においては、これに限定されず、複数部品によって形成されたものであっても構わない。前記楔付き部品21は、楔22も含めて全体が樹脂成形された1部品になっている。
ここで、両突壁213は、収容凹所211に収容した光コネクタ3を衝突物から保護したり、離脱部品23を使用した離脱作業時に作用する力や衝突物の衝突に対して、クランプ部32に対する楔22の挿入向きを安定に保って、クランプ部32の変形や損傷を防止する等の役割を果たす。各突壁213のベース部212側の突出基端部に形成された開口部214は、離脱部品23の離脱用挿入片231を通すためのものである。
離脱用挿入片231は、先端に尖鋭部234aを有する板状の挿入配置部234(板状部)と、この挿入配置部234よりも、前記離脱用挿入片231の前記操作部232からの突出基端部の側に位置し、前記挿入配置部234よりも厚い板状に形成された基端部235とを有している。また、基端部235と前記挿入配置部234との間には、前記挿入配置部234側から基端部235側に行くに従って次第に厚みが増大するテーパ状のテーパ部236が形成されている。このテーパ部236は、前記楔付き部品21のベース部212と前記光コネクタ3との間に挿入することで、前記楔付き部品21と光コネクタ3との間を押し開く機能を果たすものである。
クランプ部32の素子31c、321間に割り込まれた前記楔22は、クランプ部32のバネ322の弾性によって素子31c、321間にクランプ保持されて、容易には引き抜けないようになっている。このため、この楔部品付き光コネクタ1では、例えば出荷後の搬送等によって、光コネクタ3から楔付き部品21や離脱部品23が脱落するといった不都合が生じにくくなっている。テーパ部236は、楔付き部品21(詳しくはベース部212)と光コネクタ3との間に割り込まない位置に配置されることは言うまでも無い。また、操作部232は、一方の突壁213(区別のため、符号213aを付して説明する場合がある。なお、この突壁213aに対して収容凹所211を介して対向する突壁には、符号213bを付して説明する場合がある)の外面側に配置され、光コネクタ3から楔付き部品21を離脱させる際に、離脱部品23を操作するためのハンドルとして機能する。
なお、光ファイバとしては、光ファイバ心線に限定されず、例えば光ファイバ素線、光ファイバコード等も採用可能である。
すなわち、離脱部品23の、楔付き部品21に対する押し込みは、例えば、使用者が手指で、離脱部品23の操作部232を押圧して、離脱部品23の離脱用挿入片231の楔付き部品21に対する挿入量を深くする。すなわち、楔付き部品21に対する離脱部品23の押し込み開始前には、楔付き部品21の一対の突壁213の内、離脱部品23の操作部232が配置されている側の突壁213aの外面と操作部232との間に、離脱用挿入片231の露出長L(図4(a)参照)が確保されているが、操作部232を突壁213aに向かって押圧するようにして離脱部品23を押圧操作することで、前記露出長を縮小、あるいは、無くすようにする。これにより、前記光コネクタ3と前記楔付き部品21(詳しくはベース部212)との間に、離脱用挿入片231の前記テーパ部236が割り込ませるようにして挿入されて、前記テーパ部236によって前記楔付き部品21と前記光コネクタ3との間が押し開かれる。
なお、楔付き部品21の楔22が、一対の素子31c、321の間から抜け出ても、光コネクタ3は、一対の突壁213の間に保持されているが、一対の突壁213の間から光コネクタ3を取り出すことは、小さい力で簡単に行える。
なお、楔付き部品21に対する離脱部品23の移動をガイドする手段としては、前述の楔22、及び、一対の突壁213(具体的には開口部214内面)の、合計3つの内の、少なくとも2つの組み合わせであっても良い。また、一対の突壁213の開口部214や、楔22の他、例えば、楔付き部品21のベース部2212に形成したガイド溝や、楔22以外に形成したガイド突起など、各種構成が採用可能である。
しかしながら、本発明に係る楔部品付き光コネクタ1並びに光コネクタ用楔挿脱部品2では、楔付き部品21に対する離脱用挿入片231のスライド移動によって、3本の離脱用挿入片231a、231b、231cにそれぞれ形成されているテーパ部236が、楔付き部品21のベース部212と光コネクタ3との間に、同時に割り込まれるようになっており、2つの楔22について、一対の素子31c、321の間からの引き抜きが同時になされるようになっているため、クランプ部32において、蓋側素子321aと延出部31cとによって光ファイバ4a、38をクランプ保持する動作が、蓋側素子321bと延出部31cとによる光ファイバ4のクランプ保持の完了後になるといった現象は生じにくい。
なお、この場合、離脱部品2の3本の離脱用挿入片231a、231b、231cのテーパ部236の形成位置や形状等は変更する必要は無く、楔付き部品21(詳しくはベース部212)と光コネクタ3との間の押し開き自体は、素子31c、321からの楔22の引き抜き方向が斜めにならないようにしておけば良い。
図11〜図13は、本発明に係る楔部品付き光コネクタ並びに光コネクタ用楔挿脱部品の第2実施形態を示す。
図11〜図13に示す楔部品付き光コネクタ5は、板状の本体51(台座)の上面52上に楔53を突設した構造の楔付き部品54と、概略U字に形成された板状の部材である離脱部品55とを、光コネクタ3に組み付けた構造になっている。この実施形態に係る光コネクタ用楔挿脱部品56は、楔付き部品54と、離脱部品55によって構成されている。
2つの楔53は、ストップリング34の2つの差込口34(34a、34b)に対応(換言すれば、クランプ部32の二つの蓋側素子の対応する2つのクランプ部に対応)させて、クランプ部32に挿入可能な位置に突設されているが、楔53の数、本体51上での突設位置は、光コネクタ3のクランプ部32の構造に応じて適宜設定できる。
また、本体51の前記上面52に対向する下面54を作業台上に載せ、本体51上に突出している楔53に、上から光コネクタ3を押し込むようにすると、簡単に楔53をクランプ部32の一対の素子31c、321間に割り込ませることができる。一対の素子31c、321間に楔53を割り込ませると、素子31c、321間が開放された状態が維持され(以下、この状態を、クランプ部についても開放状態とも呼ぶこととする)、この開放状態では、素子31c、321間への光ファイバ4の挿入が可能である。楔53をクランプ部32の一対の素子31c、321間に割り込ませると、クランプ部32のバネ322の弾性(クランプ力)によって楔53が保持されることにより、楔付き部品54を直接手指で引っ張り操作しても、光コネクタ3から容易には離脱させることはできない。
楔部品付き光コネクタ5においては、離脱部品55は、前記空間553に光コネクタ3を収容して、楔付き部品54の本体51の上面52上に立設するようにして設けられる。離脱部品55の各操作片552a、552bの弾性連結部551からの突出先端には、空間553を介して対向する相手側の操作片に向けて突出する突起である離脱用挿入片554が突設されており、離脱部品55は、両操作片552a、552bの離脱用挿入片554を、それぞれ、光コネクタ3と、クランプ部32への楔53の挿入によって光コネクタ3に取り付けられた楔付き部品54の本体51の上面52との間に、該離脱用挿入片554の先端のみが入り込むようにすることで、光コネクタ3と楔付き部品54とに対して組み付けるようにして取り付けられる。ここで、離脱用挿入片554は、その先端が、楔付き部品54の本体51の上面52と光コネクタ3との間の隙間57に入り込んだ状態が維持されるようにすることで、離脱部品55が楔部品付き光コネクタ5から脱落することを防止するが、隙間57へ強く押し込むような力は作用しておらず、光ファイバ4先端への光コネクタ3の組み立て作業を行うための離脱部品55の操作を行わない限り、光コネクタ3と楔付き部品54との間を押し開く働きをしない。
ここで、離脱部品55の操作は、例えば使用者が手指で一対の操作片552a、552bを互い接近させる。離脱用挿入片554は、操作片552a、552bからの突出基端から突出先端に行くにしたがって太くなるテーパ状に形成されており、各操作片552a、552bの離脱用挿入片554が隙間57に押し込まれ、光コネクタ3と楔付き部品54との間に割り込まれると、光コネクタ3と楔付き部品54との間を押し開くようになり、楔付き部品54の楔53を光コネクタ3のクランプ部32から抜き出す。楔53が光コネクタ3のクランプ部32から抜き出されれば、光コネクタ3から楔付き部品54が離脱され、離脱部品55も光コネクタ3から離脱されることとなる。
なお、離脱部品55の一対の操作片552a、552bを互い接近させる操作は、離脱部品55の弾性連結部551の弾性に抗して行うものであり、この操作力を解除すれば、弾性連結部551の弾性によって、各操作片552a、552bが元の位置(操作前の位置)に復帰することは言うまでも無い。
また、前述の実施形態では、単心用の光コネクタ3を単心光ファイバ先端に組み立てる構成の楔部品付き光コネクタ、及び、これに適用される光コネクタ用楔挿脱部品を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、多心用の光コネクタを多心光ファイバ(光ファイバテープ心線等)の先端や、複数本の単心光ファイバの先端に組み立てる構成の楔部品付き光コネクタ、及び、これに適用される光コネクタ用楔挿脱部品にも応用できる。
Claims (4)
- 光ファイバ(38)を内装固定したフェルール(31)の突き合わせ接続用の先端面(31a)に対向する後端側に、前記フェルールの後端側から突出された前記光ファイバと該光ファイバに対して突き合わせ接続された別の光ファイバ(4、4a)とを半割りの素子(31c、321、321a、321b)の間にバネ(322)の弾性によってクランプして、光ファイバ同士の接続状態を維持するためのクランプ部(32)を有する光コネクタ(3)の、前記クランプ部の外側から前記素子の間に割り込ませることによって前記素子間を押し開いて、素子間への前記別の光ファイバの挿脱が可能な状態を維持する楔(22、53)が突設されている楔付き部品(21、54)と、
前記楔を前記光コネクタの前記クランプ部の素子間に割り込ませて前記光コネクタに取り付けられた前記楔付き部品と該楔付き部品が取り付けられた光コネクタとの間に挿入される離脱用挿入片(231、544)によって、前記楔付き部品と前記光コネクタとの間を押し開き、前記楔付き部品を前記光コネクタから離脱させる離脱部品(23、55)とからなることを特徴とする光コネクタ用楔挿脱部品(2、56)。 - 前記楔付き部品は、前記楔が突設されているベース部(212)の対向する両側から突設された突壁(213、213a、213b)の間のコネクタ収容領域(211)に、前記光コネクタを収容できるようになっており、
前記突壁には、前記離脱部品の前記離脱用挿入片を、前記クランプ部の素子間に前記楔を割り込ませることにより該楔付き部品に取り付けられた前記光コネクタと前記ベース部との間に挿入される前記離脱用挿入片が挿通される開口部(214)が形成されており、
前記離脱用挿入片の前記コネクタ収容領域から前記開口部を介して前記突壁の外面側に突出された部分に設けられている操作部(232)を操作して前記離脱用挿入片を移動させることで、前記楔付き部品と前記光コネクタとの間を押し開いて、前記楔付き部品を前記光コネクタから離脱できるようになっていることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ用楔挿脱部品。 - 前記離脱部品の前記離脱用挿入片には、前記クランプ部の素子間に前記楔が割り込まれた前記光コネクタと前記楔付き部品との間に配置される挿入配置部(234)と、前記光コネクタと前記楔付き部品との間に挿入することで、光コネクタと前記楔付き部品との間を押し開いて、前記楔付き部品を前記光コネクタから離脱せしめるテーパ部(236)とが形成されており、
前記離脱部品の前記挿入配置部を前記光コネクタと前記楔付き部品との間に配置したときに、前記光コネクタの前記クランプ部の素子間に前記楔が割り込まれた状態を維持し、前記離脱部品を移動して前記光コネクタと前記楔付き部品との間に前記テーパ部を挿入することで、前記テーパ部によって前記楔付き部品と前記光コネクタとの間を押し開いて、前記楔付き部品を前記光コネクタから離脱できるようになっていることを特徴とする請求項1又は2記載の光コネクタ用楔挿脱部品。 - 光ファイバを内装固定したフェルールの突き合わせ接続用の先端面に対向する後端側に、前記フェルールの後端側から突出された前記光ファイバと該光ファイバに対して突き合わせ接続された別の光ファイバとを半割りの素子の間にバネの弾性によってクランプすることで、光ファイバ同士の接続状態を維持するクランプ部を有する光コネクタの外側に、請求項1〜3のいずれかに記載の光コネクタ用楔挿脱部品を組み立てて構成されており、
前記楔付き部品は、前記クランプ部の素子間に前記楔を割り込ませて前記光コネクタに取り付けられており、
前記離脱部品は、前記離脱用挿入片を、前記楔付き部品と前記光コネクタとの間に挿入した状態で前記光コネクタに対して取り付けられていることを特徴とする楔部品付き光コネクタ(1、5)。
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