JP2000314825A - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

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JP2000314825A
JP2000314825A JP11123234A JP12323499A JP2000314825A JP 2000314825 A JP2000314825 A JP 2000314825A JP 11123234 A JP11123234 A JP 11123234A JP 12323499 A JP12323499 A JP 12323499A JP 2000314825 A JP2000314825 A JP 2000314825A
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和宏 瀧澤
Natsuka Imazu
夏香 今津
Toru Arikawa
徹 有川
Yasuhiro Tamaki
康博 玉木
Masaaki Takatani
雅昭 高谷
Shinji Nagasawa
真二 長沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雌側ハウジングに挿入した時に、雌側ハウジ
ング側の係合部と係合する弾性変形可能なラッチを備え
る光コネクタにあっては、挿入完了後のラッチの不用意
な係合解除を防止でき、しかも、挿入作業性も確保でき
る技術の開発が求められていた。 【解決手段】 ハウジング23から突設されて雌側ハウ
ジング29に係合されるラッチ24を、例えば、ポリエ
ーテルイミドにガラスフィラーを10%混合してなる素
材から形成し、ハウジング23とラッチ24との間の隙
間28に引き抜き可能に挿入されるキー30によってラ
ッチ24の押し込み操作を規制した状況下であっても、
ラッチ24が弾性変形して破損する心配無く、雌側ハウ
ジング29への挿入が可能になっている光コネクタ20
を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雌側ハウジングに
挿入することで、内蔵した光コネクタフェルールを雌側
ハウジング側の光コネクタフェルールと突き合わせ接続
する光コネクタに関わり、特に、雌側ハウジングと係脱
可能に係合するラッチを備える光コネクタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来例の光コネクタ1を示
す。この光コネクタ1は、JIS C 5981に制定
される、いわゆるMT形光コネクタフェルール2(Meca
nically Transferable:以下、「フェルール」)をプラ
スチック製ハウジング3内に収納してなるものであり、
例えば、光コネクタアダプタ4等の雌側ハウジングに挿
入することで、フェルール2を別のフェルールと突き合
わせ接続するようになっている。光コネクタアダプタ4
に両側から光コネクタ1を挿入して、フェルール2同士
を突き合わせ接続すると、このフェルール2によって突
き合わせ接続可能に成端された光ファイバ5(主として
多心光ファイバ)が相手側フェルールの光ファイバと光
接続される。この時、光コネクタ1は、ラッチ6と光コ
ネクタアダプタ4とが係合して、光コネクタアダプタ4
からの引き抜きが規制される。具体的には、例えば、ラ
ッチ6から突設された係合突起6aが、光コネクタアダ
プタ4の係合穴4aに、光コネクタアダプタ4内面側か
ら入り込んで係合することで、光コネクタ1の引き抜き
が規制される。ラッチ6と光コネクタアダプタ4との間
の係合構造は、係合突起6aと係合穴4aとの係合に限
定されず、各種構成の採用が可能である。
【0003】前記ラッチ6先端の操作端6bは、光コネ
クタ1を光コネクタアダプタ4に挿入した時であって
も、光コネクタアダプタ4の外側に露出されるようにな
っており、この操作端6bを光コネクタ1のハウジング
3内に押し込むようにしてラッチ6を弾性変形させる
と、係合突起6aと係合穴4aとの係合が解除され、光
コネクタアダプタ4から光コネクタ1を引き抜くことが
可能となる。なお、図11中、符号1aはブーツであ
り、ハウジング3先端に保持されたフェルール2から筒
状のハウジング3を貫通してハウジング3後端から引き
出された光ファイバ5を収納、保護する。フェルール2
の接合端面2aには、光ファイバ5端末に引き出された
裸ファイバ5aが複数本、配列状態に露出されている。
フェルール2が光コネクタアダプタ4側のフェルールと
突き合わせ接続されると、両フェルールの裸ファイバ同
士が突き合わせ接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような光コネクタ1では、係合穴4aと係合突起6aと
の係合状態の維持を、ラッチ6のバネ力に頼っているた
め、操作端6bに不用意に接触しただけでも、操作端6
bがハウジング3側に押し込まれてしまい、係合穴4a
と係合突起6aとの間の係合が解除されやすいといった
不満があった。前記問題に鑑みて、例えば、ラッチ6と
ハウジング3との間にスライド移動自在のキーを挿入し
て、ラッチ6がハウジング3側に押し込まれることを防
止することが提案されている。しかしながら、この場
合、係合突起6aを含むラッチ6全体について、ハウジ
ング3方向への押し込みを規制してしまうので、キーに
よってラッチ6をロックしたまま、この光コネクタ1を
光コネクタアダプタ4に無理に挿入すると、ラッチ6を
破損する可能性がある。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、(1)キーによりラッチをロックすることにより
雌側ハウジングの係合部と係合突起との係合状態を維持
できる、(2)キーによりラッチをロックした状態であ
っても、ラッチに設けられている変形部の弾性変形によ
って、ラッチを傷めることなく雌側ハウジングへ挿入で
きる、(3)キーによりラッチをロックしたまま雌側ハ
ウジングに挿入しても、係合突起を雌側ハウジング側の
係合部に係合させることができる光コネクタを提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、光ファイバ
を突き合わせ接続可能に成端した光コネクタフェルール
を先端部に収納、保持する筒状のハウジングと、このハ
ウジング側部から突設され、当該ハウジング側面に沿っ
て前記先端部に対向する後端部へ向けて延出する弾性変
形可能なラッチとを備え、前記ハウジングを先端部から
雌側ハウジングに挿入することで、前記光コネクタフェ
ルールが、前記雌側ハウジングに収納された別の光コネ
クタフェルールと突き合わせ接続され、かつ、前記ラッ
チから突設された係合突起が、前記雌側ハウジング側部
の係合部に係脱可能に係合することで、前記光コネクタ
フェルール同士の突き合わせ接続状態が維持されるよう
になっている光コネクタにおいて、前記ラッチは、前記
ハウジングからの突出基端部から突出先端の操作端まで
の間に備えた変形部の弾性変形によって、前記突出基端
部および前記操作端に対する前記係合突起の変位が可能
とされ、しかも、前記ハウジングの側部にて、ハウジン
グ後端部側からハウジング先端部に向かって進退自在に
設けられたキーが、前記ラッチの操作端と前記ハウジン
グとの間の隙間に挿入されることで前記操作端のハウジ
ング方向への押し込みが規制されるように構成されてい
ることを特徴とする光コネクタを前記課題の解決手段と
している。この光コネクタによれば、キーをハウジング
先端部に向けて移動して、前記ラッチの操作端と前記ハ
ウジングとの間の隙間に挿入すれば、前記操作端のハウ
ジング方向への押し込みが規制されるから、雌側ハウジ
ング側の係合部と係合突起とが係合された状態であれ
ば、両者の係合状態を安定に維持でき、雌側ハウジング
からの引き抜きが規制される。キーによって前記操作端
のハウジング方向への押し込みを規制した後、光コネク
タを雌側ハウジングに挿入すると、雌側ハウジングに当
接したラッチの変形部が弾性変形することで係合突起が
適宜変位しつつ雌側ハウジング内に滑り込むようにして
挿入されるため、ラッチを損傷すること無く光コネクタ
を雌側ハウジング内へ挿入できる。挿入完了後には、変
形部の弾性復帰により、係合突起が係合部と正常に係合
するため、雌側ハウジングからの光コネクタの引き抜き
が規制される。また、本発明では、請求項2記載のよう
に、前記係合突起は、前記ラッチの前記ハウジングから
の突出基端部から前記操作端までの中央部に突設され、
少なくとも前記係合突起近傍の数mmの範囲に前記変形
部が設けられている構成も採用可能であり、この構成に
よっても、変形部の変形によって係合突起が変位しつつ
雌側ハウジング内面に沿うようにして雌側ハウジング内
に挿入される。係合突起近傍の少なくとも数mmの範囲
に変形部が設けられていれば、雌側ハウジングに対する
当接によって係合突起に作用した押圧力が変形部に効率
良く作用し、変形部の変形によって係合突起が変位する
ため、ラッチの他の部分に無用な変形力を与えて傷める
といった不都合を防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光コネクタの1実
施形態を図1から図10を参照して説明する。図1は、
本実施形態の光コネクタ20を示す全体斜視図、図2は
図1の光コネクタ20を示す図であって、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は挿入方向先端側から見た
側面図、図3は光コネクタ20のハウジング23を示す
正断面図、図4は光コネクタ20を示す正断面図であ
る。図1および図2に示すように、この光コネクタ20
では、光ファイバ21を突き合わせ接続可能に成端した
光コネクタフェルール22を、筒状のハウジング23の
先端部23aに収納、保持している。このハウジング2
3側部から突設されたラッチ24は、弾性変形可能であ
り、当該ハウジング23側面に沿って前記先端部23a
に対向する後端部23bへ向けて延出する。このハウジ
ング後端部23b近傍には、前記ハウジング23内を通
って後端部23bから引き出された光ファイバ21を保
護収納する柔軟性のブーツ20aが取り付けられてい
る。
【0008】光コネクタフェルール22は、JIS C
5981に制定される、いわゆるMT形光コネクタフ
ェルール(Mecanically Transferable)であり、接合端
面22aから突出するガイドピン22bを備えている。
また、この光コネクタフェルール22の後端(図4中右
側)の鍔部22c近傍には、前記ガイドピン22bをク
ランプ固定するピンクランプ22dが一体的に設けられ
ている。本実施形態では、光ファイバコードである光フ
ァイバ21端末に引き出した多心の光ファイバテープ心
線21aを光コネクタフェルール22に挿入し、さら
に、この光ファイバテープ心線21a先端に露出した複
数本の裸ファイバ21b(図1参照)を、光コネクタフ
ェルール22の接合端面22aに配列状態に露出、固定
して成端した構成を示すが、本発明に係る光コネクタフ
ェルールとしては、これに限定されず、単心あるいは3
心以上の多心の光ファイバコードを成端するもの、コー
ド化されること無く、ハウジング23内に直接引き込ま
れた単心あるいは多心の光ファイバ心線を成端するもの
等、各種構成が採用可能である。
【0009】図4に示すように、光ファイバコードであ
る光ファイバ21は、端末に露出させた抗張力体21c
(ケブラ)を、ハウジング後端部23bに固定した押し
輪25と、その外側のリング26との間に挿入して、両
者の間に挟み込むようにして、かしめや接着剤等により
固定することで引き留められる。押し輪25は、ハウジ
ング後端部23bの押し輪固定部23c(図3参照。凹
所)に係合または嵌合して固定される。前記リング26
の外側には、ブーツ20aが嵌着、接着等により固定さ
れる。図4において、光ファイバ21端末から引き出さ
れた光ファイバテープ心線21aは、前記リング26、
押し輪25を貫通し、さらに、押し輪25とピンクラン
プ22dとの間に収納されたコイルスプリングである付
勢部材27、ピンクランプ22dを貫通して、光コネク
タフェルール22に到達されている。
【0010】ハウジング23内に収納された付勢部材2
7は、前記押し輪25に反力をとり、ピンクランプ22
dを介して光コネクタフェルール22を接続方向前方
(図4中左側)へ付勢する。光コネクタフェルール22
は、ハウジング先端部23a内部に形成された支持部2
3dに鍔部22cが当接することで(若干押し込み可
能)、それ以上の接続方向前方への移動が規制され、ハ
ウジング先端部23aからの抜け落ちが防止される。ま
た、支持部23dに当接した鍔部22cは、ぐらつくこ
と無く拘束されるため、この状態では、光コネクタフェ
ルール22は安定に位置決めされる。
【0011】逆に、光コネクタフェルール22が、相手
側の光コネクタフェルール(例えば、雌側ハウジング2
9側の光コネクタフェルール31)との突き合わせ接続
の際にハウジング後端部23b側に押し込まれ(図4
中、仮想線参照)、支持部23dと当接する位置から移
動した鍔部22cがハウジング23の内部空間23f内
に入り込むと、この内部空間23f内での鍔部22cの
若干の変位が許容されることで、光コネクタフェルール
22にも若干の変位が許容される。支持部23近傍は、
光コネクタフェルール22の鍔部22c以外の部分(鍔
部22cから接合端面22aまでの本体部)を収納可能
な筒状になっており、しかも、その大きさは、光コネク
タフェルール22本体部を若干の変位を許容して収納す
る程度になっているから、この変位の許容範囲と、内部
空間23f内での鍔部22cの可動範囲とによって光コ
ネクタフェルール22の可動量が決まる。
【0012】光コネクタフェルール22の押し込み状態
は、光コネクタフェルール同士の突き合わせ接続完了後
にも、接続解除するまで継続されることが普通である。
例えば、光コネクタ20後端部から引き出されている光
ファイバ21にハウジング23側方への引張力(いわゆ
るサイドプル)が作用してハウジング23に若干の変形
が生じたとしても、内部空間23f内での鍔部22cの
変位によって光コネクタフェルール22の変位が許容さ
れた状態では、変形したハウジング23内面によって光
コネクタフェルール22が押圧されても、その押圧力が
直接的に作用することを避けることができ、光コネクタ
フェルール22を破損したり、光特性を損なわせたり、
光コネクタフェルール同士間の接続状態に変動を来すと
不都合を回避できる。
【0013】図3中、支持部23dにて前記内部空間2
3fに連通させて形成された小溝23gは、光コネクタ
フェルール22の樹脂成形時に生じるパーティング部を
収納する。これにより、ハウジング23に収納された光
コネクタフェルール22は、光コネクタフェルール22
外側へのパーティング部の突出が多少大きくても、ハウ
ジング23内に拘束されること無く、筒状のハウジング
23の軸方向へ自由に移動することが可能である。図4
において、付勢部材27は、コイルスプリングである
が、これに限定されず、例えば、板バネ、ゴム等の弾性
体等の、各種構成が採用可能である。
【0014】ハウジング23は、ラッチ24を含めて、
全体がプラスチック等の樹脂から一体成形されている。
ラッチ24は、ハウジング先端部23aから後端部23
bに向けて突出され、ハウジング23側面に沿って、こ
のハウジング23側面との間に隙間28を介して延在
し、この隙間28の範囲で弾性変形可能になっている。
このラッチ24は、前記ハウジング23からの突出基端
部24aから突出先端の操作端24bまでの中間位置
に、前記雌側ハウジング29(ここでは、光コネクタア
ダプタ)側の係合部29aと係脱可能に係合する係合突
起24cを備えている。なお、光コネクタ20を挿入す
る雌側ハウジング29としては、光コネクタアダプタ以
外、光コネクタレセプタクル等、各種構成が採用可能で
ある。
【0015】ハウジング23の材質としては、例えば、
ポリエーテルイミドにガラスフィラーを10%程度混入
したもの等が好適に用いられる。具体的には、ゼネラル
エレクトリック社の商品「ウルテム(Ultem)21
1OR」が好適である。ポリエーテルイミドにガラスフ
ィラーを10%混入してなる素材の一般的性質として
は、比重1.27、熱変形温度HDT200℃、引張強
さ1,070kgf/cm2、曲げ強度200MP、曲
げ弾性率4500MP、アイゾット衝撃強さ130kg
f・cm/cmである。また、耐熱性、耐薬品性等にも
優れる。しかも、成形加工性にも優れ、特に、射出、押
出し、吹き込み成形などで製品を容易に製造できる。最
適な加工温度340〜410℃にて加工、成形した場
合、成形収縮率は0.5〜0.7%であり、高精度の加
工が可能である。また、ガラスフィラーの添加により、
成形収縮率をさらに抑えることができ、成形精度を確保
できる。これにより、雌側ハウジング29に挿入した光
コネクタ20の位置決め性や、光コネクタ20のハウジ
ング23内での光コネクタフェルール22の位置決め性
等を確保できる。
【0016】前記ハウジング23側部に設けられたキー
30は、前記ハウジング先端部23aに向かって進退自
在であり、前記ハウジング先端部23aに向けて移動す
ると、前記ラッチ24の操作端24bと前記ハウジング
23との間の隙間28に挿入することができ、逆方向へ
移動すると、隙間28から引き抜くことができる。キー
30は、ハウジング23両側のガイド壁23eから離脱
すること無く、このガイド壁23eに沿って移動する。
キー30を隙間28に挿入すると、ラッチ操作端24b
のハウジング23方向へ押し込み操作(図4中下方への
押し込み)が規制され(ロック状態)、キー30を隙間
28から引き抜いた状態でのみ、ラッチ操作端24bの
押し込み操作が可能である(ロック解除)。
【0017】図5は、キー30の詳細を示す図であっ
て、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図
である。図5(a)、(b)、(c)において、キー3
0は、樹脂等から形成された小片であり、両側部に突設
されたリブ状のガイド片30aが、それぞれガイド壁2
3e側のガイド溝23hに挿入されることで、一対のガ
イド壁23eに沿ってスライド移動するようになってい
る。また、キー30の一側部から突設された一対の係合
片30bが、各ガイド壁23eに形成された段部23i
に突き当たることで、キー30のハウジング先端部23
a方向への移動限界が設定される。両係合片30bは、
それぞれ弾性力を以ってガイド壁23eに付勢されてお
り、段部23iに突き当たると同時に、両ガイド壁23
eに形成されている係合凹所23jに係脱可能に係合す
るので、キー30を強制的にハウジング後端部23b方
向へ引き戻さない限り、隙間28への挿入状態は解除さ
れない。両ガイド壁23eのガイド溝23hは、ハウジ
ング後端部23b近傍にて、該ハウジング後端部23b
に装着されたブーツ20aによって塞がれるため、これ
によりキー30のハウジング後端部23b側への移動限
界が設定される。但し、ハウジング後端部23bからブ
ーツ20aを離脱すると、ガイド溝23hの端部が開放
され、キー30を取り出すことが可能である。なお、キ
ー30をガイド壁23eに沿ってスライド移動自在とす
る構成、キー30の隙間28への挿入限界を設定する構
成等は、前述に限定されず、例えば、ガイド壁23e側
に突設されたガイド片が、キー30側のガイド溝にスラ
イド可能に挿入される構成等、各種構成が採用可能であ
る。
【0018】キー30の操作部30cのガイド壁23e
から外側への突出寸法t(図5(b)中上方への突出寸
法)は、ラッチ24の操作端24bのガイド壁23e外
側への突出寸法とほぼ同じになっている。したがって、
キー30は、ハウジング23からの露出部分が充分に確
保されるため容易に操作することができ、隙間28に対
する進退動作を簡単に行うことができる。図8、図9に
示すように、隙間28に挿入したキー30の操作部30
cは、ラッチ操作端24bと並んで近接されるため、誤
ってラッチ操作端24bのみをハウジング23方向へ押
し込み操作することが困難であり、この場合、キー30
の引き抜き操作が必要であることが喚起される。雌側ハ
ウジング29近傍では、別の光コネクタから引き出され
ている光ファイバの錯綜等によって、目的の光コネクタ
20の位置が確認しにくい状況が生じやすいが、ラッチ
操作端24bと同様に、ガイド壁23e外側への突出寸
法の大きいキー操作部30cでは、ハウジング23の外
側からも位置を明瞭に確認でき、ラッチ操作端24bの
押し込み操作の可否が簡単に判るため、光コネクタ20
の引き抜きを効率良く行うことができる。
【0019】この光コネクタ20を雌側ハウジング29
に挿入する方法としては、隙間28からキー30を引き
抜いておく方法(キー30使用しない挿入方法)と、隙
間28にキー30挿入しておく方法(キー30を使用す
る挿入方法)のいずれも採用可能である。
【0020】(キー30を使用しない挿入方法)図6
は、光コネクタ20を雌側ハウジング29に挿入した初
期状態を示す正断面図、図7は、雌側ハウジング29に
挿入した光コネクタ20の係合突起24cが雌側ハウジ
ング29側の係合部29aに係合した状態を示す正断面
図である。図6および図7に示すように、この光コネク
タ20は、先端部23a側から雌側ハウジング29の筒
部29bに挿入することで、先端の光コネクタフェルー
ル22が、前記雌側ハウジング29側に支持された別の
光コネクタフェルール31と突き合わせ接続されるよう
になっている。光コネクタフェルール31の接合端面3
1aに開口されたガイドピン穴31bに、光コネクタフ
ェルール22側のガイドピン22bが挿入、嵌合される
ことにより、両光コネクタフェルール22、31間の位
置決め精度が確保される。
【0021】この挿入方法では、隙間28にキー30を
挿入していないため、ラッチ操作端24bのハウジング
23方向への押し込みが可能であり、光コネクタ20
は、操作端24b近傍を除くラッチ24のほぼ全体をも
含めて雌側ハウジング29にそのまま押し込むことがで
きる。雌側ハウジング29の筒部29bへの光コネクタ
20の押し込み力によって雌側ハウジング29bの筒部
29bに当接したラッチ24は、主として突出基端部2
4a近傍の弾性変形によって、この突出基端部24aか
ら操作端24bまでのほぼ全体がハウジング23側へ押
し込まれる。このため、光コネクタ20は、楽に、雌側
ハウジング29に挿入することができる。この時、ラッ
チ24の係合突起24cは、ラッチ24自身のバネ力に
よって雌側ハウジング筒部29b内面に押し付けられつ
つ摺接しながら押し込まれ、筒部29bに形成された穴
である係合部29aに入り込んで係合する。これによ
り、雌側ハウジング29からの光コネクタ20の引き抜
きが規制され、光コネクタフェルール22、31同士の
突き合わせ接続状態が維持される。また、光コネクタ2
0内蔵の付勢部材27の付勢力が、光コネクタフェルー
ル22、31同士の突き合わせ力として働くため、目的
の低接続損失が安定に得られる。
【0022】なお、雌側ハウジング29側の光コネクタ
フェルール31も図示しない付勢部材によって付勢され
ているため、雌側ハウジング29に挿入された光コネク
タ20の光コネクタフェフール22からの押圧力によっ
て、若干、押し込むことが可能である。光コネクタ20
側の光コネクタフェルール22は、雌側ハウジング29
側の光コネクタフェルール31に突き合わせ接続される
と、雌側ハウジング29側の光コネクタフェルール31
から作用する付勢力によってハウジング後端部23b方
向へ若干押し込まれた位置(図7中、仮想線)で安定す
ることが普通であり、この状態では、内部空間23f内
での鍔部22cの若干の変位によって、光コネクタフェ
ルール22に若干の浮動が許容される。
【0023】ラッチ操作端24bは、光コネクタ20の
雌側ハウジング29への挿入完了時でも、雌側ハウジン
グ29の外側に露出するので、いつでも容易に操作する
ことができる。ラッチ操作端24bをハウジング23方
向(隙間28を縮小する方向)へ押し込み、ラッチ24
全体をハウジング23方向へ向けて変形させると、係合
部29aから係合突起24cを離脱させることができ
る。この状態では、雌側ハウジング29から光コネクタ
20を引き抜くことができる(図4の状態に戻る)。し
かし、図8に示すように、隙間28にキー30が挿入さ
れていると、前記操作端24bのハウジング23方向へ
の押し込みが規制されるため、係合部29aから係合突
起24cを離脱させることはできない。雌側ハウジング
29から光コネクタ20を引き抜くには、隙間28に挿
入されているキー30をハウジング後端部23bへ移
動、退避させて、隙間28から引き抜いてから、操作端
24bの押し込み操作を行って雌側ハウジング29の係
合部29aからラッチ24の係合突起24cを離脱さ
せ、雌側ハウジング29から光コネクタ20を引き抜
く。また、隙間28にキー30が挿入され、ラッチ24
の押し込みがロックされている状態では、操作端24b
への不用意な接触等によって、係合部29aと係合突起
24cとの係合が解除されるといった不都合が防止さ
れ、係合部29aと係合突起24cとの係合状態が安定
に維持される。
【0024】すなわち、予め、キー30をハウジング後
端部23bに退避させた光コネクタ20を雌側ハウジン
グ29に挿入、接続する作業は、従来例の光コネクタと
同様であり、光コネクタ20を雌側ハウジング29に挿
入するだけで良い。
【0025】(キー30を使用する挿入方法)一方、図
9および図10に示すように、この光コネクタ20で
は、キー30によってラッチ24の押し込みをロックし
た状態(ハウジング23とラッチ24との間の隙間28
にキー30を挿入した状態)であっても、雌側ハウジン
グ29への挿入が可能である。すなわち、この光コネク
タ20では、キー30によって、ラッチ24の操作端2
4bの押し込みが規制されていても、全体が弾性変形可
能なラッチ24では、雌側ハウジング29の筒部29b
内面との当接によって破損せずに、弾性変形によって前
記筒部29b内面に追従するようにして変形する。これ
により、操作端24b近傍を除くラッチ24のほぼ全体
が、係合突起24cをも含めて雌側ハウジング29に対
して円滑に挿入できる。
【0026】この時、ラッチ24は、操作端24bの押
し込みを規制するキー30と突出基端部24aとの間で
両持ち状態になっているが、しかし、ラッチ24は全体
が弾性変形の容易な素材から形成された変形部として機
能し、突出基端部24aおよび操作端24bのいずれに
対しても係合突起24cが変位可能になっているため、
光コネクタ20の雌側ハウジング29に対する押し込み
力によって、キー30と突出基端部24aとの間の部分
がハウジング筒部29b内面に対応して下方へ撓むよう
にして適宜弾性変形する。これにより、光コネクタ20
の雌側ハウジング29への挿入が可能になっている。な
お、キー30の係合片30bは挿入方向前方へ行くほど
ハウジング隔壁23kからの突出寸法が小さくなるテー
パ形状になっているから、設計上隙間28が狭い場合で
も挿入が容易であり、奥まで確実に挿入できる。この係
合片30b上に乗り上げた操作片24bは、キー30と
突出基端部24aとの間のラッチ24の弾性変形が大き
くても、係合片30bのテーパ形状により係合片30b
との接触部分が点接触や線接触になりにくく、応力集中
による破損の恐れが小さい。ウルテム211OR等の素
材では、係合突起24cの挿入を可能とする程度のラッ
チ24の弾性変形を容易に実現でき、しかも、充分な強
度を有するため、繰り返し使用(雌側ハウジング29に
対する光コネクタ20の挿入と引き抜き)が可能であ
り、長期にわたって使用できる。
【0027】なお、全体が、例えば、ウルテム211O
R等の弾性変形容易な素材から形成されるラッチ24で
は、全体の湾曲変形が可能であるが、例えば、突出基端
部24a近傍や、操作端24b近傍、係合突起24c近
傍等のみを部分的にウルテム211OR等の素材からな
る変形部とすることも可能である。ラッチ24の弾性変
形は、係合突起24cをハウジング筒部29b内に挿入
可能とすることが重要であり、係合突起24cの挿入を
可能とする構成であれば、必ずしも、ラッチ24全体を
変形部として機能させる必要性は無く、一部のみ変形部
として機能させるようにしても良い。但し、全体を同一
の素材から形成する場合は樹脂一体成形が可能であり、
部分的に異なる素材から形成する場合に比べて製造が容
易であり、低コスト化できる利点がある。また、例え
ば、突出基端部24a近傍や、操作端24b近傍、係合
突起24c近傍等のみを薄肉に形成して、弾性変形を一
層容易にすることも可能である。
【0028】キー30によってラッチ24をロックした
光コネクタ20を雌側ハウジング29に挿入すると、図
10に示すように、雌側ハウジング筒部29b内面に係
合突起24cが当接し、ラッチ24がハウジング23方
向へ若干押し込まれた状態となる。そして、このまま光
コネクタ20の押し込みを継続することで、筒部29b
内面に摺接しつつ係合部29aに到達した係合突起24
cは、ラッチ24のバネ力によって係合部29aに押し
込まれて係合する(最終的に、図8の状態に至る)。し
たがって、雌側ハウジング29への光コネクタ20の挿
入前に、予め、キー30をラッチ24から退避させる作
業は必要無い。この時、ラッチ24を傷める心配は無
い。また、挿入を完了した光コネクタ20の雌側ハウジ
ング29からの引き抜きは、キー30でラッチ24をロ
ックしない方法で挿入した場合と、何等変わりは無く、
隙間28からキー30を引き抜いてから行う。
【0029】このように、この光コネクタ20によれ
ば、ハウジング23とラッチ24との隙間28にキー3
0を挿入していない場合、前記隙間28にキー30を挿
入した場合のいずれも、雌側ハウジング29への光コネ
クタ20挿入が可能であり、しかも、いずれの挿入方法
でも、ラッチ24を傷める心配が無い。また、いずれの
挿入方法で雌側ハウジング29に挿入した光コネクタ2
0も、挿入完了時には、係合突起24cが係合部29a
に係合して引き抜きが規制され、この光コネクタ20内
に収納した光コネクタフェルール22と雌側ハウジング
29側の光コネクタフェルール31との突き合わせ接続
状態が維持されることは同様であり、さらに、雌側ハウ
ジング29からの引き抜き方法も同様である。
【0030】雌側ハウジング29への挿入を完了した光
コネクタ20において、ハウジング23とラッチ24と
の間の隙間28に挿入されたキー30は、ラッチ操作端
24b近傍に位置し、しかも、このキー30の操作部3
0cの両ガイド壁23eからの突出寸法は、ラッチ操作
端24bのガイド壁23e外側への突出寸法とほぼ同じ
であるから、前記ラッチ操作端24bは、雌側ハウジン
グ29とキー操作部30cとの間に挟み込まれるように
なり、例えば、作業者の不用意な接触等によって誤って
押し込まれるといった不都合を極力防止できる。また、
ラッチ操作端24bは、キー30を隙間28から引き抜
なければ押し込み不可能である上、キー操作部30cが
邪魔になって操作しにくいから、ラッチ操作端24bの
押し込み操作前に隙間28からのキー30の引き抜き操
作が喚起される。これにより、キー30の引き抜き操作
後にラッチ24引き抜き操作へ移行する手順で、確実に
光コネクタ20の引き抜きがなされ、ラッチ24押し込
み前の無理な引き抜きによりラッチ24(特に係合突起
24c)を傷める等の不都合を防止できる。
【0031】なお、本発明の光コネクタは、前記実施形
態に限定されず、例えば、ハウジングの断面輪郭形状自
体の変更を適用すること等、各種変更が可能であること
は言うまでも無い。また、雌側ハウジング筒部29b内
に形成した溝や、光コネクタ20側のラッチ24等が、
キーとキー溝の機能を果たすことにより、所定の向き以
外では、雌側ハウジング29に挿入できないようにする
ことが普通である。雌側ハウジングの係合部としては、
穴に限定されず、溝や、突壁、弾性爪等、各種構成が採
用可能である。弾性片の形状、大きさ、ラッチでの形成
位置等は、適宜変更可能であることは言うまでも無い。
【0032】前記実施の形態では、ハウジング全体をウ
ルテム211ORで形成し、ラッチ24全体を変形部と
して機能させた構成を例示したが、請求項2記載のよう
に、前記係合突起は、前記ラッチの前記ハウジングから
の突出基端部から前記操作端までの中央部に突設され、
少なくとも前記係合突起近傍の数mmの範囲に前記変形
部が設けられている構成も採用可能である。前記変形部
の範囲は、係合突起を中心としてラッチの基端側および
先端側(操作端側)の両側に確保することがより好まし
く、係合突起を中心としてラッチの基端側および先端側
(操作端側)へそれぞれ3mm以上確保することが適切
である。この構成によれば、雌側ハウジングに対する当
接によって係合突起に作用した押圧力が変形部に効率良
く作用し、変形部の変形によって係合突起が変位するた
め、ラッチの他の部分に無用な変形力を与えて傷めると
いった不都合を防止できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光コネク
タによれば、ハウジング先端部に向けて移動したキー
を、ラッチの操作端とハウジングとの間の隙間に挿入す
ることで、前記操作端のハウジング方向への押し込みが
規制されるから、雌側ハウジング側の係合部とラッチ係
合突起との係合状態を安定に維持できる。しかも、キー
によって前記操作端のハウジング方向への押し込みを規
制した後、光コネクタを雌側ハウジングに挿入しても、
ラッチの変形部の弾性変形範囲内での係合突起の変位に
より、ラッチを損傷すること無く挿入作業を行うことが
可能であり、係合突起を雌側ハウジングの係合部と係合
させることができ、雌側ハウジングへの光コネクタの挿
入作業性、係合部への係合突起の係合作業性を向上でき
るといった優れた効果を奏する。請求項2記載のよう
に、係合突起近傍の少なくとも数mmの範囲に変形部が
設けられていれば、雌側ハウジングに対する当接によっ
て係合突起に作用した押圧力が変形部に効率良く作用
し、変形部の変形によって係合突起が変位するため、ラ
ッチの他の部分に無用な変形力を与えて傷めるといった
不都合を防止できるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施の形態の光コネクタを示す全
体斜視図である。
【図2】 図1の光コネクタを示す図であって、(a)
は平面図、(b)は正面図、(c)は挿入方向先端側か
ら見た側面図である。
【図3】 図1の光コネクタのハウジングを示す正断面
図である。
【図4】 図1の光コネクタを示す正断面図である。
【図5】 図1の光コネクタのキーの詳細を示す図であ
って、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面
図である。
【図6】 図1の光コネクタの雌側ハウジングへの挿入
工程を示す図であり、挿入初期段階を示す正断面図であ
る。
【図7】 図1の光コネクタの雌側ハウジングへの挿入
工程を示す図であり、ラッチの係合突起を雌側ハウジン
グの係合部に係合した状態を示す正断面図である。
【図8】 雌側ハウジングに挿入完了した光コネクタの
ラッチをキーでロックする工程を示す正断面図である。
【図9】 図1の光コネクタを雌側ハウジングに挿入す
る工程を示す図であり、雌側ハウジングへの挿入前にラ
ッチをキーでロックした状態を示す正断面図である。
【図10】 ラッチをキーでロックした光コネクタを雌
側ハウジングに挿入する挿入初期段階を示す正断面図で
ある。
【図11】 従来例の光コネクタを示す斜視図である。
【符号の説明】
20…光コネクタ、21…光ファイバ(光ファイバコー
ド)、21a…光ファイバ(光ファイバテープ心線)、
21b…光ファイバ(裸ファイバ)、22…光コネクタ
フェルール、23…ハウジング、23a…ハウジング先
端部、23b…ハウジング後端部、24…ラッチ,変形
部、24a…突出基端部、24b…操作端、24c…係
合突起、28…隙間、29…雌側ハウジング、29a…
係合部(穴)、30…キー、31…光コネクタフェルー
ル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今津 夏香 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 有川 徹 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 玉木 康博 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 高谷 雅昭 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 長沢 真二 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H036 JA01 QA02 QA22 QA31 QA49 QA55 QA56

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ(21、21a、21b)を
    突き合わせ接続可能に成端した光コネクタフェルール
    (22)を先端部(23a)に収納、保持する筒状のハ
    ウジング(23)と、このハウジング側部から突設さ
    れ、当該ハウジング側面に沿って前記先端部に対向する
    後端部(23b)へ向けて延出する弾性変形可能なラッ
    チ(24)とを備え、前記ハウジングを先端部から雌側
    ハウジング(29)に挿入することで、前記光コネクタ
    フェルールが、前記雌側ハウジングに収納された別の光
    コネクタフェルール(31)と突き合わせ接続され、か
    つ、前記ラッチから突設された係合突起(24c)が、
    前記雌側ハウジング側部の係合部(29a)に係脱可能
    に係合することで、前記光コネクタフェルール同士の突
    き合わせ接続状態が維持されるようになっている光コネ
    クタにおいて、 前記ラッチは、前記ハウジングからの突出基端部(24
    a)から突出先端の操作端(24b)までの間に備えた
    変形部の弾性変形によって、前記突出基端部および前記
    操作端に対する前記係合突起の変位が可能とされ、 しかも、前記ハウジングの側部にて、ハウジング後端部
    側からハウジング先端部に向かって進退自在に設けられ
    たキー(30)が、前記ラッチの操作端と前記ハウジン
    グとの間の隙間(28)に挿入されることで前記操作端
    のハウジング方向への押し込みが規制されるように構成
    されていることを特徴とする光コネクタ(20)。
  2. 【請求項2】 前記係合突起は、前記ラッチの前記ハウ
    ジングからの突出基端部から前記操作端までの中央部に
    突設され、少なくとも前記係合突起近傍の数mmの範囲
    に前記変形部が設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の光コネクタ。
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