JP3471178B2 - 微小寸法測定方法 - Google Patents

微小寸法測定方法

Info

Publication number
JP3471178B2
JP3471178B2 JP23675796A JP23675796A JP3471178B2 JP 3471178 B2 JP3471178 B2 JP 3471178B2 JP 23675796 A JP23675796 A JP 23675796A JP 23675796 A JP23675796 A JP 23675796A JP 3471178 B2 JP3471178 B2 JP 3471178B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
measuring
luminance level
photoelectric conversion
dimension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23675796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1082616A (ja
Inventor
高博 清水
正吾 小菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP23675796A priority Critical patent/JP3471178B2/ja
Publication of JPH1082616A publication Critical patent/JPH1082616A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3471178B2 publication Critical patent/JP3471178B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微小寸法測定装置
に関し、特に磁気ヘッドの一種である片MIGヘッド
(MIG:メタルインギャップ)のギャップ幅を測定す
るに最適な装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の微小寸法測定装置について説明す
る。
【0003】一例として、片MIGヘッドのギャップ幅
を測定する装置について説明する。
【0004】片MIGヘッドのギャップ幅測定装置に
は、図4に示すように光学顕微鏡1による試料2の像を
二次元センサTVカメラ3で光電変換し、測定器4内の
ラインメモリ5に入れて、ラインメモリ内の輝度レベル
の差より寸法を求める装置がある。この装置において、
試料2の像を光学顕微鏡1で拡大し、TVカメラ3で撮
像すると、TVモニタ6の画面7には図5のようなモニ
タ画像7が得られる。
【0005】この画像において、8は片MIGヘッドの
ギャップ部、9はメタル部、13はガラスコート部を示
す。また、この画像に水平カーソル線10、垂直カーソ
ル線11を重畳し、測定位置、測定範囲を設定するため
に用いる。図5の水平カーソル線10の線上の輝度レベ
ルは、図6のようになる。
【0006】図6は横軸がラインメモリの番地、縦軸は
輝度レベルである。同図から理解できるよう、寸法を測
定しようとする試料2である片MIGヘッドのギャップ
幅の部分では輝度レベルが他の部分に比して低下してい
る。
【0007】E番地からS番地に向かって輝度レベルの
最初の立下がり点をe、次の立上り点をdとする。e点
における輝度を100%輝度レベル、d点における輝度
レベルを0%輝度レベルとし、その50%に相当する部
分を左右それぞれ検出して、ラインメモリ番地をG1,
Grとする。ギャップ部8の寸法は、G1,Grの差分
に校正する係数Cを乗算して求める。
【0008】 寸法値=(Gr−G1)・C C:校正する係数 他の従来技術としては、分解能が高い電子顕微鏡を用い
て、同様な手段で測定する方法がある。
【0009】しかし、電子顕微鏡による測定方法では、
電子顕微鏡は高価格であり操作性が悪く、検査工程で使
用するためには多くの時間を要するという欠点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の光学顕微鏡を用
いる測定方法では、製造技術の進歩によりギャップ部分
の寸法が微小になったものを測定しようとすると、ライ
ンメモリ上のギャップ部のコントラストが弱くなってき
て、測定できなくなるという欠点がある。本発明の目的
は、上記従来技術の欠点を除き、ギャップ部の幅寸法が
微小の場合でも、光学顕微鏡を用いて容易に測定可能な
ギャップ幅測定方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、特定の輝度レベルの変化の形状が左右非
対称である部位がある場合、その特徴を利用するもの
で、特定の輝度レベルの左右の立上り部の中心を求め、
次に左右それぞれの輝度レベルデータを取り出し、中心
位置を基準に片側を反転させて重ね合わせ、その差分の
データから得られる面積に所定の係数を乗じて寸法を求
めるようにしたものである。
【0012】例えば磁気ヘッドのギャップ測定において
は、上記課題を解決するために、メタル部の輝度レベル
波形が左右非対称であることを利用するもので、メタル
部の左右の立上り部の中心を求め、次に左右それぞれの
輝度レベルデータを取り出し、中心位置を基準に片側を
反転させて重ね合わせ、その差分のデータから得られる
面積に所定の係数を乗じてギャップ幅を求めるようにし
たものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
一例として、先に述べた片MIGヘッドのギャップ幅測
定について説明する。装置の全体構成は従来と同様であ
る。
【0014】ギャップ部が微小になりコントラストが弱
くなることにより図1のような輝度レベルになる。
【0015】同図において、縦軸は輝度レベル、横軸は
ラインメモリ5のアドレスである。図5の垂直カーソル
11に挟まれた、水平カーソル10の部分の輝度レベル
である。すなわち、図5のギャップ部を含む試料の画像
においてギャップ部の幅が微小になると、水平カーソル
線10上のラインメモリ番地に対応した輝度レベルの波
形は図6から図1のようになり、図6におけるGr,G
1に相当する点を決定することが困難となる。
【0016】ここで、メタル部輝度レベルの左右の立下
がりに着目すると、ギャップがついている右側の方が急
峻に立下がっていることがわかる。先に述べたように、
本発明の測定方法は、このメタル部の左右非対称の形状
を利用するものである。
【0017】図1の水平ラインメモリの輝度レベルの立
上り、立下がり点のラインメモリ番地をa,b,c,
d,eとする。a−b間の輝度レベル差を100%とし
たときの50%となる輪部をH,Iとし、この中点をJ
とする。
【0018】図1における、輪部Hから点Sの輝度レベ
ルデータを、中点Jを通る垂直線Lを基準にラインL0
を反転させたラインをL1とし、輪部Iから点Eまでの
輝度レベルデータのラインをL2とし、示したのが図2
である。
【0019】図2に示すL1,L2の差分|L1−L2
|を求めると、図3に示すようなデータが得られる。こ
のデータを面積Sdを画素数として求める。つぎにこの
画素数に校正する係数Cを乗算することにより寸法値と
する。
【0020】 寸法値=Sd・C C:校正する係数 この校正係数Cの求め方について説明する。 Cとは、
前述の画素数に置き換えた面積Sdを寸法値化するため
の係数k(C=k)で式(1)に示す。
【0021】
【数1】
【0022】なお、式(1)において、Nはラインメモ
リ5の番地、VNはN番地の輝度、VLは記憶されたVN
の最大値と最小値を100%とし、任意のスレッシュホ
ールドレベル(50%)の輝度レベル、a,bはスレッ
シュホールドと輝度分布の交点の画素である。
【0023】寸法値Sと、画素数の関係を図7に示す。
【0024】xは測定寸法値である。
【0025】なお、上記説明では、a,b間の輝度レベ
ルの50%となる輪部H,I間の中点をJとしたが、こ
れは50%だけでなく任意の数値に設定可能である。
【0026】以上の説明では片MIGヘッドのギャップ
測定について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、類似の特徴を有するものすべての微小寸法
を測定する装置に応用することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、例えば磁気ヘッドのギ
ャップ部のようにその寸法が0.1μm程度の、輝度レ
ベルがほとんど得られない測定対象物であっても寸法測
定可能となる。このため、高価な電子顕微鏡で測定しな
くても、安価な光学顕微鏡を用いて測定できるので、経
済性及び測定作業効率の上で効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の説明図。
【図2】 本発明の実施例の説明図。
【図3】 本発明の実施例の説明図。
【図4】 システム構成を示すブロック図。
【図5】 本発明の実施例において、試料を撮像したと
きのモニタ画面図。
【図6】 従来技術の説明図。
【図7】 本発明の実施例の説明図。
【図8】 本発明の実施例の説明図。
【符号の説明】
1 光学顕微鏡、2 試料、3 TVカメラ、4 測定
器、5 ラインメモリ、6 TVモニタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物を顕微鏡と光電変換センサで拡
    大した画像より任意部位の寸法を測定する微小寸法測定
    方法において、寸法を測定したい長さ方向の前記画像の
    輝度レベルの変化の傾きが左右非対称である場合に、前
    記左右傾きの立上り部の中心を求め、左右それぞれの輝
    度レベルデータを取り出し、中心位置を基準に前記傾き
    の片側を反転させて重ね合わせ、前記輝度レベルの差分
    のデータから得られる面積に任意の係数を乗じて、寸法
    を求めることを特徴とする微小寸法測定方法。
  2. 【請求項2】 光学顕微鏡と光電変換センサを用いて、
    磁気ヘッドのギャップ幅を測定する方法において、上記
    光電変換センサにより得られた信号からメタル部及びギ
    ャップ部を含む輝度レベル波形データを抽出し、メタル
    部の左右の立上り部の中心を求め、次に左右それぞれの
    輝度レベルデータを取り出し、中心位置を基準に片側を
    反転させて重ね合わせ、その差分のデータから得られる
    面積に所定の係数を乗じてギャップ幅寸法を求めること
    を特徴とする磁気ヘッドの測定方法。
  3. 【請求項3】 光学顕微鏡と光電変換センサを用いて、
    片MIGヘッドのギャップ幅を測定する方法において、
    前記光電変換センサにより得られた信号からメタル部及
    びギャップ部を含む計測したい長さ方向の輝度レベルの
    データを抽出し、前記メタル部前記輝度レベルの左右の
    立上り部の中心位置を求めるステップと、前記左右それ
    ぞれの輝度レベルデータを取り出すステップと、前記中
    心位置を基準に片側のデータを反転させて重ね合わせる
    ステップと、前記左右それぞれの輝度レベルデータの差
    分のデータから得られる面積に所定の係数を乗じてギャ
    ップ幅寸法を求めるステップとを有することを特徴とす
    る磁気ヘッドのギャップ寸法測定方法。
JP23675796A 1996-09-06 1996-09-06 微小寸法測定方法 Expired - Fee Related JP3471178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23675796A JP3471178B2 (ja) 1996-09-06 1996-09-06 微小寸法測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23675796A JP3471178B2 (ja) 1996-09-06 1996-09-06 微小寸法測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1082616A JPH1082616A (ja) 1998-03-31
JP3471178B2 true JP3471178B2 (ja) 2003-11-25

Family

ID=17005348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23675796A Expired - Fee Related JP3471178B2 (ja) 1996-09-06 1996-09-06 微小寸法測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3471178B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002092823A (ja) 2000-09-14 2002-03-29 Hitachi Ltd 薄膜磁気ヘッドの製造方法並びに薄膜磁気ヘッドの検査方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1082616A (ja) 1998-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2696044B2 (ja) 合焦検出方法、これを用いた非接触変位測定方法及び装置
JP3706051B2 (ja) パターン検査装置および方法
US20190273845A1 (en) Vibration monitoring of an object using a video camera
JPS61217704A (ja) 線幅測定装置
JP3471178B2 (ja) 微小寸法測定方法
Chen et al. Modal frequency identification of stay cables with ambient vibration measurements based on nontarget image processing techniques
JP2681745B2 (ja) レーザ光を利用したスペックルパターンによる被計測物の上下および横移動量の測定方法。
JP2947361B2 (ja) 画像の動き測定方法および装置
JP4228430B2 (ja) 焦点位置決定方法および装置
JPH1031730A (ja) キャリブレーション方法
JP2000105167A (ja) 画質検査装置のアドレス・キャリブレーション方法
JPH07306038A (ja) 距離測定装置
JPH01219501A (ja) Ccdカメラによる測長方法
JP3111434B2 (ja) 画像処理装置
JP3065699B2 (ja) 合焦位置検出装置
JP3365824B2 (ja) ハンダ高さ検出方法
JP2003035518A (ja) パターン線幅の測定方法
JPS61253994A (ja) テレビカメラの信号波形自動計測装置
JPS62192606A (ja) 線間隔測定装置
JPH02236433A (ja) レンズの歪曲測定方法及び装置
JPS58122414A (ja) 微小寸法測定方法
JPH0513258B2 (ja)
JPS61257097A (ja) テレビ画面歪測定方法
JPH11120355A (ja) 画像処理方法
JPS58169040A (ja) 水銀柱検知装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100912

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees