JP3470039B2 - 記録装置および記録媒体 - Google Patents

記録装置および記録媒体

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JP3470039B2
JP3470039B2 JP10436998A JP10436998A JP3470039B2 JP 3470039 B2 JP3470039 B2 JP 3470039B2 JP 10436998 A JP10436998 A JP 10436998A JP 10436998 A JP10436998 A JP 10436998A JP 3470039 B2 JP3470039 B2 JP 3470039B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーやインクな
どの消耗品について、消耗度を検出するための監視機構
を持っているプリンタ装置、複写機等に利用されるもの
である。例えば、プリンタ装置において印刷を行う際
は、トナーやインク等の消耗品が消費され、これらの消
耗品が無くなると印刷結果がかすれたり、一部白抜けに
なる等の印刷障害が発生する。そのため、プリンタ装置
の中には消耗品の残量を監視する監視機構を備えた装置
が多くある。
【0002】しかし、消耗品の残量の検出を厳密に行う
ことは難しいため、通常は印刷障害が発生する時点より
多少前に消耗品無しが検出されるようになっている。従
って、前記消耗品の残量を監視する監視機構により消耗
品無しの検出後も、しばらくは正常に印刷を行うことが
できることになるが、前記消耗品無し検出時に残ってい
る消耗品が有効に利用されず、無駄になる場合が多く、
この点の改善が要望されていた。
【0003】
【従来の技術】以下、従来例を説明する。従来、プリン
タ装置において、消耗品無しを検出した後の動作は、大
きく分けて二種類存在する。その一つは、消耗品無し検
出で印刷を停止し、新しい消耗品と交換するまでは印刷
が行えない装置である。また、他の一つは、消耗品無し
を検出してもオペレータパネルへの表示や警告を行うだ
けで印刷を継続して行える装置である。
【0004】前者の場合、消耗品無し検出でプリンタ装
置が停止するので、印刷障害が発生することはないが、
消耗品が多少残っている状態で新しい消耗品と交換する
ため、消耗品が無駄になる。また、後者の場合は、消耗
品交換はプリンタ装置の使用者が印刷結果から判断して
行うことになるが、使用者の不注意で大量の印刷を行っ
た場合には、印刷結果の途中からカスレ等の印刷障害が
発生し、使用できない印刷結果が大量に発生することも
あり得る。
【0005】そこで、消耗品無しを検出した後は、一定
枚数の印刷を行うと、一旦、プリンタ装置を停止させ、
使用者の確認の元、印刷を再開させる等の対策が採られ
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :プリンタ装置において、消耗品無し検出後も、一
定枚数毎に装置を停止させる場合、停止するまでの印刷
枚数を全ての使用者に対して満足できる数値にするのは
非常に困難である。
【0007】(2) :プリンタ装置を停止させることの意
味は、印刷障害が発生する前後で消耗品の交換を行って
もらうためであるが、停止間隔が長いと、印刷障害が発
生しているにも関わらずそのまま印刷を継続してしまう
可能性があるし、逆に停止間隔が短いと、使用者は何度
もプリンタ装置まで行って印刷の継続操作を繰り返さな
ければならない。
【0008】また、使用者によって一枚当たりに消費す
る消耗品の量も異なることから、適切な停止間隔も使用
者によって異なることになるが、使用者毎に適切な停止
間隔を設定することはできなかった。
【0009】本発明は、このような従来の課題を解決
し、消耗品無し検出後も印刷を継続して行うことで消耗
品の無駄を省き、消耗品が完全に無くなった場合に発生
する印刷障害を最小限に抑えることができるようにする
と共に、使用者の操作も最小限に抑えることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は前記の目的を達成するため、次のよ
うに構成した。
【0011】
【0012】(A)外部からの印字情報に基づいて印字
を行う印字手段を備え、前記印字手段の印字動作により
消費される消耗品の補充または交換の必要を検知した後
も外部からの指示により前記印字手段の印字動作を継続
する記録装置において、前記消耗品が補充または交換さ
れた状態から新たな消耗品の補充または交換の必要を検
知するまでに前記印字手段が印字動作を行った印字枚数
を検知する検知手段と、前記消耗品の補充または交換の
必要を検知した後、前記印字手段が所定の印字枚数の印
字動作を継続すると前記印字手段の印字動作を停止させ
る印字制御手段と、前記検知手段検知した印字枚数に
基づき、前記消耗品の補充または交換の必要を検知した
後の前記印字手段による印字動作の継続回数に応じて前
記所定の印字枚数を設定する印字量設定手段とを備え
た。
【0013】(B)外部からの印字情報に基づいて印字
を行う印字手段を備え、前記印字手段の印字動作により
消費される消耗品の補充または交換の必要を検知した後
も外部からの指示により前記印字手段の印字動作を継続
する記録装置において、前記消耗品の補充または交換の
必要を検知した後、前記消耗品の補充または交換を行う
までに前記印字手段が印字動作を行った印字枚数を記憶
する記憶手段と、前記消耗品の補充または交換の必要を
検知した後、前記印字手段が所定の印字枚数の印字動作
を継続すると前記印字手段の印字動作を停止させる印字
制御手段と、前記記憶手段に記憶された印字枚数に基づ
き、前記消耗品の補充または交換の必要を検知した後の
前記印字手段による印字動作の継続回数に応じて前記所
定の印字枚数を設定する印字量設定手段とを備えた。
【0014】(C)コンピュータに、外部からの印字情
報に基づいて印字を行う印字手段を備え、前記印字手段
の印字動作により消費される消耗品の補充または交換の
必要を検知した後も外部からの指示により前記印字手段
の印字動作を継続する記録装置の消耗品の補充または交
換の必要を検知した後、印字手段が所定の印字枚数の印
字動作を継続すると印字手段の印字動作を停止させる印
字制御手段と、前記記録装置に備えられた前記消耗品が
補充または交換された状態から新たな消耗品の補充また
は交換の必要を検知するまでに前記印字手段が印字動作
を行った印字枚数を検知する検知手段が検知された印字
枚数に基づき、消耗品の補充または交換の必要を検知し
た後の印字手段による印字動作の継続回数に応じて所定
の印字枚数を設定する印字量設定手段の機能を実現させ
るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体。
【0015】(D)コンピュータに、外部からの印字情
報に基づいて印字を行う印字手段を備え、前記印字手段
の印字動作により消費される消耗品の補充または交換の
必要を検知した後も外部からの指示により前記印字手段
の印字動作を継続する記録装置の消耗品の補充または交
換の必要を検知した後、印字手段が所定の印字枚数の印
字動作を継続すると印字手段の印字動作を停止させる印
字制御手段と、消耗品の補充または交換の必要を検知し
た後、前記消耗品の補充または交換を行うまでに前記印
字手段が印字動作を行った印字枚数を記憶する記憶手段
に記憶された印字枚数に基づき、消耗品の補充または交
換の必要を検知した後の印字手段による印字動作の継続
回数に応じて所定の印字枚数を設定する印字量設定手段
の機能を実現させるためのプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体。
【0016】(作用)前記構成に基づく本発明の作用を
説明する。例えば、図1に示したの時点で消耗品2を
新品と交換し、印刷を開始したとする。この時の印刷枚
数は0である。その後、印刷を行い、の1000枚印
刷した時点(タイミングt0)で消耗品無しを検出した
とすると、記録装置では一端印刷動作を停止し、使用者
に対して消耗品2が無くなったことを通知(例えば、操
作パネル4の表示画面に表示)する。
【0017】この時、使用者が消耗品2を交換せず、そ
のまま印刷を継続する旨の指示を出した場合、最初は消
耗品無しを検出した直後なので、実際はまだ消耗品2が
残っていることになる。従って、この時、の50枚印
刷した時点(タイミングt1)で印刷動作を一旦停止さ
せる。
【0018】ここで、再び消耗品無しで停止したことを
使用者に通知し、それでも消耗品2の交換を行わずに印
刷を継続した場合、今度は消耗品2の残量が減っている
ので、停止までの印刷枚数を減らし、の30枚印刷し
た時点(タイミングt2)で停止させる。そして、再
度、印刷を継続させると、次の停止は、20枚(タイミ
ングt3)、その次は10枚(タイミングt4、t5・
・・)、というように、段々と停止間隔を短くしてい
く。
【0019】このようにすることで、消耗品無し検出直
後の未だ消耗品2が残っていると予想される時点では停
止間隔を長くすることで使用者の操作回数を減らし、印
刷を継続して消耗品2が本当に無くなった時点は停止間
隔を短くすることで、の印刷障害が発生した時点(タ
イミングt4)での被害を最小限に抑えることができ
る。
【0020】このようにして、消耗品無し検出後も印刷
を継続して行うことで消耗品の無駄を省き、消耗品が完
全に無くなった場合に発生する印刷障害を最小限に抑え
ることができると共に、使用者の操作も最小限に抑える
ことができる。
【0021】すなわち、消耗品無し検出後も印刷を継続
して行うことで消耗品の無駄を省き、消耗品が完全に無
くなった場合に発生する印刷障害を最小限に抑えること
ができるようにすると共に、使用者の操作も最小限に抑
えることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する例は、
本発明に係る記録装置をプリンタ装置に適用した例であ
る。
【0023】§1:プリンタ装置の説明・・・図2、図
3参照 図2は装置構成図、図3はコントローラの構成図であ
る。以下、図2、図3に基づいてプリンタ装置を説明す
る。図2に示したように、プリンタ装置1には、該プリ
ンタ装置1の制御を行うコントローラ6と、該コントロ
ーラ6により制御されるプリンタエンジン5と、使用者
が操作するための操作パネル4を備えている。また、プ
リンタエンジン5には、カートリッジ等に収納されたト
ナー、インク等の消耗品2を備えており、該消耗品2に
は、該消耗品2が無くなったことを検出するセンサ(例
えば、トナーセンサ)3を備えている。
【0024】前記操作パネル4には、使用者が操作する
ためのキーと、各種情報を表示するためのディスプレイ
装置(例えば、液晶表示パネル)を備えている。なお、
このプリンタ装置1は、消耗品2の残量を監視するセン
サ3により、消耗品2が無くなったことを検出した後
も、使用者の判断で印刷を継続して行うことが可能な装
置である。
【0025】また、プリンタ装置1には、印刷枚数をカ
ウントする印刷枚数カウント手段が設けてあり、この印
刷枚数カウント手段からのデータをコントローラ6が取
り込み、印刷枚数を検出することができるようになって
いる。そして、コントローラ6は、前記センサ3からの
検出信号や、前記印刷枚数カウント手段からの印刷枚数
信号を取り込み、消耗品2の残量や印刷枚数を検出する
制御を行うと共に、操作パネル4の制御、或いは、プリ
ンタエンジン5の制御も行う。
【0026】前記プリンタ装置1の運用時には、該プリ
ンタ装置1をホスト(ホストコンピュータ)7に接続し
て運用する。このホスト7には、ホストの制御を行うC
PU8と、メモリ15と、LAN等の通信回線に接続さ
れ、各種通信制御を行う通信制御部9と、フレキシブル
ディスクドライブ(FDD)10と、ハードディスク装
置(HDD)11と、CD−ROMドライブ12等を備
えている。また、ホスト7には、各種情報を表示するた
めのディスプレイ装置13と、キーボード14等が接続
してある。
【0027】前記コントローラ6の詳細な構成を図3に
示す。図3に示したように、コントローラ6には、該コ
ントローラ6内の各種制御を行うCPU20と、メモリ
21と、印刷枚数等の各種データを格納するためのEE
PROM(Electrically Erasable Programmable ROM:
電気的にデータの消去、及び書き込みが可能な不揮発性
メモリ)22と、CPU20が実行するためのプログラ
ムやパラメータ等を格納したROM23と、操作パネル
4の制御を行う操作パネル制御部24と、プリンタエン
ジン5に対し印刷時の制御を行う印刷制御部25と、印
刷対象の画像データを格納する画像メモリ26と、印刷
対象画像データの処理を行う画像処理部27と、フォン
トデータを格納したROM28と、センサ3の制御を行
うセンサ制御部29と、ホスト7とのインターフェース
制御を行うホストインターフェース部30等を備えてい
る。
【0028】そして、操作パネル制御部24は操作パネ
ル4に接続され、印刷制御部25はプリンタエンジン5
に接続され、センサ制御部29はセンサ3に接続される
と共に、ホストインタフェース部30は、運用時にホス
ト7に接続される。なお、CPU20は、ROM23に
格納されたプログラムを読み出して実行することで、以
下に説明する印刷動作時の各種制御を行う。
【0029】プリンタ装置1がホスト7に接続され、プ
リンタ装置1が運用状態になると、コントローラ6が印
刷制御や操作パネル4の制御を行って印刷を行う。この
場合、消耗品2は交換式になっており、残量が無くなっ
た時点で交換を行う。そして、コントローラ6はセンサ
3からの検出信号を取り込むことで消耗品2の残量を監
視しており、その状態を操作パネル4に表示することで
使用者に通知し、消耗品2の交換要求等を行う。
【0030】例えば、ホスト7がプリンタ装置1に対し
て、印刷コマンドを発行したとすると、プリンタ装置1
ではホストインターフェース部30が前記印刷コマンド
を受信し、一旦、バッファメモリ(図示省略)に格納す
る。その後、CPU20の指示により、画像処理部27
がROM28内のフォントデータ等を使用して、前記受
信した印刷データを印刷形式の画像データに変換し、画
像メモリ26に展開(ビットマップ展開)する。
【0031】次に、CPU20の指示により、印刷制御
部25は画像メモリ26に展開された画像データをプリ
ンタエンジン5へ転送し、該プリンタエンジン5を制御
して印刷を行わせる。このようにして前記印刷コマンド
で指示された枚数の印刷を行う。
【0032】このような印刷動作の過程で、センサ3か
らの検出信号をセンサ制御部29が取り込み、この検出
信号を基にCPU20が消耗品2の残量を監視する。ま
た、CPU20の指示により操作パネル制御部24は操
作パネル4を制御し、CPU20から指示されたメッセ
ージの表示制御等を行う。また、CPU20は、印刷さ
れた枚数のデータをEEPROM22に記憶させる処理
等も行う。
【0033】なお、前記センサ3により消耗品無しが検
出されると、センサ3は消耗品2が交換されるまで、消
耗品無し状態を表す検出信号を出し続けている。従っ
て、センサ3により消耗品無しが検出された状態で、印
刷を終了し、電源が切断された場合でも、再び電源を投
入すると、センサ3は消耗品無しを検出した状態となっ
ている。
【0034】なお、前記記録制御ユニットはコントロー
ラ6に対応する。また、前記消耗品2の消費を段階的に
検知する検知手段はEEPROM22に対応するが、こ
の手段は、消耗品2に備えられたセンサ3に設けても良
い。以下、各例について、詳細に説明する。
【0035】§2:例1の説明 以下、図4〜図7に基づいて例1を説明する。 (1) :例1の処理説明・・・図4、図5参照 図4は例1の説明図、図5はテーブルデータ説明図であ
る。例1は、前記プリンタ装置1において、消耗品無し
を検出した時点で装置を停止(印刷停止)し、使用者が
印刷結果の確認をした上で印刷を開始させる場合、前記
のように装置を停止するまでの印刷枚数を段階的に短く
していくようにした例である。
【0036】この例では、図4に示したように、の時
点で消耗品2を新品と交換し、印刷を開始したとする。
この時の印刷枚数は0である。その後、印刷を行い、
の1000枚印刷した時点(停止タイミングt0)で、
消耗品無しを検出したとすると、プリンタ装置1は一
旦、装置を停止(印刷停止)し、使用者に対し消耗品2
が無くなったことを通知する。
【0037】この場合、センサ制御部29がセンサ3か
らの検出信号を受け取り、この検出信号を基にCPU2
0により消耗品2が無くなったことを検出する。そし
て、CPU20の指示により操作パネル制御部24が操
作パネル4を制御して、該操作パネル4の表示画面に消
耗品2が無くなった旨のメッセージを表示する。このよ
うにして使用者に対し、消耗品2が無くなったことを通
知する。
【0038】この時、使用者が消耗品2を交換せず、そ
のまま印刷を継続した場合、最初は消耗品無しを検出し
た直後なので、実際はまだ消耗品2が残っていることに
なる。従って、この時、の50枚印刷した時点(停止
タイミングt1)で装置を一旦停止(印刷停止)させ
る。
【0039】ここで、再び消耗品無しで停止したことを
使用者に通知し、それでも消耗品2の交換を行わずに印
刷を継続した場合、今度は消耗品2の残量が減っている
ので、停止までの印刷枚数を減らし、の30枚印刷し
た時点(停止タイミングt2)で停止させる。そして、
再度、印刷を継続させると、次の停止は、20枚(停止
タイミングt3)、その次は10枚(停止タイミングt
4、t5)、というように、段々と停止間隔を短くして
いく。
【0040】この場合、EEPROM22内には、図5
に示したような印刷停止タイミングと印刷枚数を対応さ
せたテーブルデータを格納しておき、このテーブルを参
照しながら、CPU20の指示で印刷制御部25が装置
停止制御を行う。この例では、印刷停止タイミングが、
1回目は50枚、2回目は30枚、3回目は20枚、4
回目は10枚、5回目は10枚・・・のように、それぞ
れデータを格納しておく。従って、このテーブルデータ
を参照することにより、CPU20は、消耗品無しを検
出してから何枚目で装置停止(印刷停止)とすれば良い
かが分かる。
【0041】このようにすることで、消耗品無し検出直
後の未だ消耗品2が残っていると予想される時点では停
止間隔を長くすることで使用者の操作回数を減らし、印
刷を継続して消耗品2が本当に無くなった時点は停止間
隔を短くすることで、印刷障害が発生した時の被害を少
なくすることができる。
【0042】(2) :遷移図による消耗品交換までの処理
説明・・・図6参照 図6は消耗品交換までの遷移図である。以下、図6に基
づいて消耗品交換までの処理を説明する。なお、図6に
おいて、A1〜A8は各部の処理を示す。
【0043】先ず、プリンタ装置1ではホスト7から印
刷コマンドと印刷データを受信すると、コントローラ6
の制御によりプリンタエンジン5を制御して印刷を開始
する。そして、前記印刷コマンドで指示された印刷を行
う(A1)。このようにして印刷を行う過程で、コント
ローラ6はセンサ3からの検出信号に基づいて、消耗品
無しが検出されたか否か(消耗品無し検出状態か否か)
を監視し(A2)、消耗品無しが検出されるまで、印刷
を行う。
【0044】そして、前記のような監視により消耗品無
しが検出されると(消耗品無し検出状態であれば)、コ
ントローラ6は装置を停止(印刷停止)させる(A
3)。この時、コントローラ6では、操作パネル4を制
御し、該操作パネル4の表示画面に消耗品無しを検出し
た旨の情報(例えば、消耗品無しのメッセージ、或いは
消耗品無しを意味する絵柄等の表示)を行い、使用者に
通知する。
【0045】この表示により、使用者は、消耗品2を交
換せず、そのまま印刷を継続するか、又は、消耗品2の
交換を行うかの何れか一方を選択する。この場合、消耗
品2が交換されると、センサ3の検出信号が変化するの
で、コントローラ6では、このセンサ検出信号から消耗
品2が交換されたことを認識できる。そして、消耗品2
の交換が行われたら(A4)、消耗品交換までの処理を
終了する。
【0046】しかし、消耗品2が交換されない場合は、
使用者による操作パネル4の操作で、印刷継続が指示さ
れたか否かを判断し(A5)、印刷継続が指示されなけ
れば、再び、A4の処理へ移行する。このようにして、
消耗品2を交換せず、そのまま印刷を継続する指示が出
されると、コントローラ6の制御により再び印刷を行う
(A6)。
【0047】この印刷の過程で、コントローラ6は、セ
ンサ3からのセンサ検出信号を基に、消耗品2が交換さ
れたか否かを判断し(A7)、もし、消耗品2が交換さ
れたら、消耗品交換までの処理を終了する。しかし、消
耗品2が交換されなければ、コントローラ6は、一定枚
数印刷されたか否かを判断し(A8)、一定枚数印刷さ
れたら装置を停止(印刷停止)させる(A3)。以上の
処理により消耗品交換までの処理を行う。
【0048】(3) :フローチャートによる印刷時の処理
説明・・・図7参照 図7は、例1の印刷時の処理フローチャートである。以
下、図7に基づいて、例1の印刷時の処理を説明する。
なお、S11〜S19は各処理ステップを示す。
【0049】コントローラ6はホスト7から印刷コマン
ドを受信すると、センサ3の検出信号より消耗品無しを
検出したか(消耗品無し検出状態か)否かを判断する
(S11)。その結果、消耗品無しを検出しなければ、
一枚印刷出力して(S18)、印刷データ(ホスト7か
ら受信した印刷データ)が終了したか否かを判断する
(S19)。その結果、印刷データが終了していなけれ
ば、前記S11の処理から繰り返して行う。しかし、印
刷データが終了したら印刷を終了する。
【0050】そして、前記S11の処理で、消耗品無し
を検出したら(消耗品無し検出状態であれば)、コント
ローラ6は操作パネル4の画面に、消耗品無し状態であ
る旨のメッセージを表示すると共に、装置を停止(印刷
停止)させる(S12)。この時、コントローラ6は消
耗品2が交換されたか否かを判断し(S13)、消耗品
2が交換されたら前記S18の処理へ移行する。しか
し、消耗品2が交換されない場合は、印刷を継続する指
示が操作パネル4から入力されたか否かを判断する(S
14)。
【0051】そして、コントローラ6は、印刷を継続す
る指示が出されない場合(印刷を継続しない場合)は印
刷を終了するが、印刷を継続する指示が出された場合
は、一枚印刷出力して(S15)、停止タイミングか否
かを判断する(S16)。その結果、停止タイミングな
らば、前記S12の処理へ移行する。また、前記S16
の処理で、停止タイミングでなければ、印刷データが終
了したか否かを判断し(S17)、印刷データが終了し
なければ、前記S15の処理へ移行し、印刷データが終
了した場合は印刷動作を終了する。
【0052】§3:例2の説明・・・図8参照 図8は例2の説明図である。例2は、現在使用中の消耗
品2が新品の状態から消耗品無しが検出された時点まで
の印刷枚数を、例えば、EEPROM22に記憶してお
き、その枚数を基に、印刷障害が発生するまでの印刷枚
数を予測し、プリンタ装置1を停止(印刷停止)させる
間隔を調整するようにした例である。以下、詳細に説明
する。
【0053】前記例1では、印刷を開始してから消耗品
無しを検出するまでの印刷枚数を1000枚、そこから
印刷を継続して印刷障害が発生するまでの枚数を110
枚としたが、実際は、同一装置を使用したとしても、印
刷1枚当たりの消耗品2の消費量が異なるため、それぞ
れの枚数は異なる。その違いは、或る使用者に限っても
その時々で異なるが、印刷内容を大きく変更しない限
り、平均すると1枚当たりの消耗品2の消費量は、或る
量に固定される。
【0054】その量が少なければ、図8のA図に示した
ように、消耗品無しを検出するまでの印刷枚数は大きく
なる。逆に、1枚当たりの消耗品消費量が多ければ、図
8のB図に示したように、消耗品無しを検出するまでの
印刷枚数は少なくなる。そこで、例2では、消耗品交換
から消耗品無し検出までの印刷枚数から印刷障害が発生
するまでの印刷可能枚数を予測し、装置を停止させる間
隔を調整する。
【0055】例えば、消耗品2の消費量が小の場合は、
図8のA図に示したように、2000枚印刷した時点
で、消耗品無しを検出したとすると、プリンタ装置1は
一旦、装置を停止(印刷停止)し、使用者に対し消耗品
2が無くなったことを通知する。
【0056】そして、CPU20の指示により操作パネ
ル制御部24が操作パネル4を制御して、該操作パネル
4の表示画面に消耗品2が無くなった旨のメッセージを
表示する。このようにして使用者に対し、消耗品2が無
くなったことを通知する。この時、使用者が消耗品2を
交換せず、そのまま印刷を継続した場合、最初は消耗品
無しを検出した直後なので、実際はまだ消耗品2が残っ
ていることになる。従って、この時、100枚印刷した
時点で装置を一旦停止(印刷停止)させる。
【0057】ここで、再び消耗品無しで停止したことを
使用者に通知し、それでも消耗品2の交換を行わずに印
刷を継続した場合、今度は消耗品2の残量が減っている
ので、停止までの印刷枚数を減らし、50枚印刷した時
点で停止させる。そして、再度、印刷を継続させると、
次の停止は、30枚、その次は20枚、10枚、10枚
というように、停止するまでの間隔を調整する。
【0058】また、消耗品2の消費量が大の場合は、図
8のB図に示したように、500枚印刷した時点で、消
耗品無しを検出したとすると、プリンタ装置1は一旦、
装置を停止(印刷停止)し、使用者に対し消耗品2が無
くなったことを通知する。そして、CPU20の指示に
より操作パネル制御部24が操作パネル4を制御して、
該操作パネル4の表示画面に消耗品2が無くなった旨の
メッセージを表示する。このようにして使用者に対し、
消耗品2が無くなったことを通知する。
【0059】この時、使用者が消耗品2を交換せず、そ
のまま印刷を継続した場合、最初は消耗品無しを検出し
た直後なので、実際はまだ消耗品2が残っていることに
なる。従って、この時、30枚印刷した時点で装置を一
旦停止(印刷停止)させる。ここで、再び消耗品無しで
停止したことを使用者に通知し、それでも消耗品2の交
換を行わずに印刷を継続した場合、今度は消耗品2の残
量が減っているので、停止までの印刷枚数を減らし、2
0枚印刷した時点で停止させる。そして、再度、印刷を
継続させると、次の停止は、10枚、その次は10枚と
いうように、停止するまでの間隔を調整する。
【0060】このように、過去のデータを基にして消耗
品無し検出後印刷障害が発生するまでの印刷枚数を、実
際の使用状況に則して正確に予測することで、実際の使
用状況に則して、常に適切な停止間隔が設定できる。そ
の結果、消耗品の無駄も最小限に抑えることができると
共に、使用者の操作回数も最小限に抑えることができ
る。
【0061】§4:例3の説明 例3は、消耗品無しを検出してから、使用者が消耗品2
を交換するまでに印刷を行った枚数を、例えば、EEP
ROM22に記憶しておき、プリンタ装置1が消耗品無
しを検出した時に、過去にEEPROM22に記憶して
あるデータから、使用者が消耗品2を交換するまでの枚
数を予測して、装置を停止(印刷停止)させる間隔を調
整するようにした例である。
【0062】使用者によって、印刷1枚当たりの消耗品
消費量が殆ど変わらない場合は、過去に消耗品交換を行
った時の印刷枚数を、例えば、EEPROM22に記憶
させておくことで、使用者が消耗品2を交換する時期を
予測することができる。従って、消耗品2が交換される
と予想されるまでは、装置の停止間隔を大きくとり、交
換時期が近づくと停止間隔を小さくするように調整でき
る。
【0063】すなわち、使用者によって印刷1枚当たり
の消耗品消費量が殆ど変わらない場合には、過去に消耗
品交換を行った時の印刷枚数を記憶しておくことで、使
用者が消耗品2を交換する時期を予測することができ
る。従って、消耗品2が交換されると予測されるまでは
停止間隔を長くとり、消耗品2の交換時期が近づくと停
止間隔を短くするように制御を行うことができる。
【0064】このようにして、実際の使用状況に則し
た、常に適切な停止間隔を設定することができる。その
結果、消耗品の無駄も最小限に抑えることができると共
に、使用者の操作回数も最小限に抑えることができる。
【0065】§5:例4の説明 (1) :例4の処理説明・・・図9参照 図9は例4の説明図である。例4では、前記例1と同じ
ようにして印刷処理を行うが、例4では前記停止タイミ
ングにおいて、装置を停止(印刷停止)させることな
く、操作パネル4への印刷枚数の表示だけを行う例であ
る。すなわち、例4では、消耗品無しを検出している状
態で、継続して印刷している間、最初に消耗品無しを検
出した時からの印刷枚数を操作パネル4の画面に表示す
る(装置を停止させることなく、表示のみを行う)こと
で、使用者が消耗品2の交換時期の目安として用いられ
るようにする。
【0066】このように、消耗品無しを検出してからの
累積印刷枚数を操作パネル4の表示画面に表示しておく
ことで、使用者が印刷結果の確認と合わせて、その枚数
からも消耗品2の交換時期の目安として利用できる。こ
れにより、印刷障害の発生を未然に防ぐことができる。
【0067】例えば、前回、消耗品無しから500枚印
刷した時点で印刷障害となったことを使用者が記憶、又
は紙等に記録していれば、今回、「消耗品無し検出から
300枚印刷した時点では、まだ印刷しても大丈夫であ
る」とか、「450枚印刷したから、そろそろ印刷結果
を注意深く確認する必要がある」などの判断材料として
利用できる。
【0068】例えば、図9において、では、操作パネ
ル4に「印刷中」のメッセージを表示しているが、未
だ、消耗品無しを検出していないため、特に、消耗品交
換に関する表示は行わない。及びでは、消耗品無し
検出状態なので、消耗品無しを検出してからの印刷枚数
(累積印刷枚数)を常に表示(45枚、80枚等を表
示)している。この表示は消耗品2を交換するまで行
う。
【0069】(2) :フローチャートによる処理の説明・
・・図10参照 図10は例4の印刷時の処理フローチャートである。以
下、図10に基づいて例4の処理を説明する。なお、S
41〜S48は各処理ステップを示す。
【0070】コントローラ6は、ホスト7から印刷コマ
ンドを受信すると、センサ3からの検出信号に基づき消
耗品無しを検出したか(消耗品無し検出状態か)否かを
判断する(S41)。その結果、消耗品無しを検出しな
ければ、一枚印刷出力し(S47)、印刷データが終了
したか否かを判断する(S48)。その結果、印刷デー
タが終了しなければ、前記S41の処理へ移行し、印刷
データが終了したら、印刷処理を終了する。
【0071】前記のようにして印刷を行い、消耗品無し
を検出したら(消耗品無し検出状態であれば)(S4
1)、コントローラ6は、消耗品無し検出時からの印刷
枚数を算出して、一旦メモリ21に格納する(S4
2)。次に、前記消耗品無し検出時からの印刷枚数をメ
モリ21から読み出して操作パネル4へ送り、該操作パ
ネル4の表示画面に前記印刷枚数を表示する(S4
3)。
【0072】そして、コントローラ6は消耗品2が交換
されたか否かを判断し(S44)、消耗品2が交換され
ていれば、S47の処理へ移行する。また、消耗品2が
交換されていなければ、一枚印刷出力し(S45)、印
刷データが終了したか否かを判断する(S46)。その
結果、印刷データが終了したら印刷処理を終了するか、
印刷データが終了していなければ、S42の処理へ移行
する。
【0073】以上の処理により、前記例4の処理を行
う。なお、印刷データが終了した場合、前記メモリ21
の印刷枚数をEEPROM22へ格納しておき、次の印
刷時に読み出して使用(累積印刷枚数を算出するために
使用)する。このようにして、消耗品無し検出後も印刷
を継続して行うことで消耗品の無駄を省き、消耗品が完
全に無くなった場合に発生する印刷障害を最小限に抑え
ることができると共に、使用者の操作も最小限に抑える
ことができる。
【0074】§6:例5の説明 (1) :例5の処理説明・・・図11参照 図11は例5の説明図である。例5は、消耗品無しを検
出している間、印刷要求が数枚(予め決めた所定枚数以
内)の時は、通常に印刷を行うが、それ以上の大量の印
刷要求があった時には、操作パネル4の画面に、警告メ
ッセージを表示したり、予め設定した一定枚数印刷後
に、装置を停止(印刷停止)させるようにした例であ
る。
【0075】すなわち、例1〜例4までは、消耗品無し
を検出してから、単純に印刷枚数を累計していく方法で
あるが、実際の運用としては、事務所等で使用している
場合は、数枚印刷しては印刷結果を取りに行くといった
運用も多い。この場合には、例えば、消耗品2が無くな
って印刷障害が発生したとしても、直ぐに気がつく可能
性が高い。このような運用で、数枚印刷したら装置を停
止させることはあまり意味がなく、使用者の操作回数を
増やしているだけにすぎない。
【0076】そこで、例5では、印刷枚数が数枚の場合
は途中で装置を停止させず、印刷量が多い場合のみ途中
で一旦装置を停止(印刷停止)させる方が、実運用では
使い勝手が良くなる場合もある。例えば、図11に示し
たように、装置を停止させる予定が、〜の1050
枚、1080枚、1100枚、1110枚であるとする
と、、のように印刷要求が3枚しかない場合は装置
を停止させない。また、の30枚の印刷要求があった
場合でも、停止予定の枚数に達しない場合はそのまま印
刷を行う。更に、のように、印刷枚数が多く、停止予
定枚数に重なる場合には、そこで一旦、装置を停止させ
る。
【0077】(2) :フローチャートによる処理の説明・
・・図12参照 図12は例5の印刷時の処理フローチャートである。以
下、図12に基づいて例5の印刷時の処理を説明する。
なお、S51〜S63は各処理ステップを示す。
【0078】コントローラ6は、ホスト7からの印刷コ
マンドを受信すると、センサ3からの検出信号を基に、
消耗品無しを検出したか(消耗品無し検出状態か)否か
を判断する(S51)。その結果、消耗品無しが検出さ
れない場合は、一枚印刷出力して(S62)、印刷デー
タが終了したか否かを判断する(S63)。その結果、
印刷データが終了したら処理を終了するが、印刷データ
が終了しなければS51の処理へ移行する。
【0079】前記のようにして印刷を行い、消耗品無し
が検出(消耗品無し状態が検出)されると(S51)、
コントローラ6は、数枚印刷か否かを判断する(S5
2)。この場合、「数枚」とは、極めて少ない印刷枚数
のことであり、例えば、3枚、5枚、7枚、9枚等の任
意の枚数(9枚以内の任意の数で良いが、例えば、5枚
以内の数でも良い)である。この数枚のデータは、例え
ば、予め、EEPROM22に格納することで定義し、
この値を使用してコントローラ6のCPU20が判断す
る。
【0080】そして、S52の処理で、数枚印刷と判断
した場合には、消耗品2が交換されたか否かを判断し
(S53)、消耗品2が交換されなければ、一枚印刷出
力し(S54)、印刷データが終了したか否かを判断す
る(S55)。その結果、印刷データが終了しなけれ
ば、S53の処理へ移行する。そして、印刷データが終
了したら、処理を終了する。また、S53の処理で消耗
品2が交換された場合には、S62の処理へ移行する。
このようにして、印刷枚数が数枚であれば、そのまま印
刷を継続して行う。
【0081】前記S52の処理で、数枚印刷でない場
合、すなわち、大量の印刷を行う場合には、一枚印刷出
力して(S56)、消耗品2が交換されたか否かを判断
し(S57)、消耗品2が交換された場合はS62の処
理へ移行する。しかし、消耗品2が交換されない場合
は、停止タイミング(例1の停止タイミングと同じ)か
否かを判断し(S58)、停止タイミングでなければ、
印刷データが終了したか否かを判断する(S59)。そ
の結果、印刷データが終了していない場合は、S56の
処理へ移行し、印刷データが終了したら処理を終了す
る。
【0082】また、前記S58の処理で、停止タイミン
グであれば、操作パネル4の表示画面にメッセージを出
力し、装置を停止(印刷停止)する(S60)。そし
て、印刷は継続するか否かを判断する(S61)。この
場合、前記操作パネル4のメッセージを見た使用者が、
印刷を継続するか、しないかの情報を入力するので、コ
ントローラ6は前記入力情報により印刷を継続するかし
ないかを判断する。その結果、印刷を継続しなければ、
処理を終了する。また、印刷を継続する場合は、S56
の処理へ移行する。以上の処理により、例5の印刷時の
処理を行う。
【0083】前記のようにして、消耗品無しを検出して
いる状態で継続して印刷している場合、印刷要求が予め
決めた一定枚数(数枚)以内であれば、印刷データが終
了するまで継続して印刷を行うと共に、印刷要求が、前
記一定枚数以上(数枚以上)であれば、予め決めた枚数
を印刷する度に印刷を停止させて消耗品無し検出状態で
ある旨の情報を、操作パネル4の表示画面に表示し、使
用者から印刷継続指示が出されたら、印刷を再開させる
制御を行う。
【0084】前記のように、プリンタ装置1の実際の運
用としては、事務所等で使用している場合、数枚印刷し
ては印刷結果を取りに行くといった運用も多い。この場
合には、消耗品2が無くなって印刷障害が発生したとし
ても、直ぐに気が付く可能性が高い。このような運用
で、或る枚数印刷したら装置を停止させることはあまり
意味がなく、使用者の操作回数を増やしているだけにす
ぎない。
【0085】従って、印刷枚数が数枚の場合は、途中で
装置を停止させず、印刷量が多い場合のみ途中で一旦装
置を停止させる方が、実運用では使い勝手が良くなる場
合もある。このようにして、実際の使用状況に則した停
止間隔で印刷制御を行うことができる。その結果、消耗
品の無駄も最小限に抑えることができると共に、使用者
の操作回数も最小限に抑えることができる。このように
して、消耗品無し検出後も印刷を継続して行うことで消
耗品の無駄を省き、消耗品が完全に無くなった場合に発
生する印刷障害を最小限に抑えることができると共に、
使用者の操作も最小限に抑えることができる。
【0086】§7:実施の形態の他の説明 本発明は、次のような形態で実施可能である。 (1) :消耗品2の残量を監視する消耗品残量監視手段
(センサ3、及びコントローラ6の一部)を備え、前記
消耗品残量監視手段が消耗品無しを検出した後も、使用
者の判断で印刷を継続して行うことが可能な記録装置
(例えば、プリンタ装置)において、前記消耗品残量監
視手段が消耗品無しを検出した後、予め決めた枚数を印
刷する度に、印刷を停止させて消耗品無し検出状態であ
る旨の情報を出力(例えば、メッセージを表示)し、外
部(例えば、使用者)から印刷継続指示が出されたら、
印刷を再開させる印刷制御手段(コントローラ6の一
部)と、前記消耗品無し検出後の印刷で、印刷停止まで
の印刷枚数を段階的に短くしていく印刷枚数制御手段
(コントローラ6の一部)を備えている。
【0087】(2) :前記(1) の記録装置において、現在
使用中の消耗品が新品の状態から、消耗品無しが検出さ
れた時点までの印刷枚数を記憶手段(例えば、EEPR
OM22)に記憶しておく印刷枚数記憶制御手段(コン
トローラ6の一部)と、前記記憶手段に記憶された印刷
枚数を基に、消耗品無し検出後、印刷障害が発生するま
での印刷枚数を予測し、その予測データを基に前記印刷
を停止させる間隔を調整する印刷停止間隔制御手段(コ
ントローラ6の一部)を備えている。
【0088】(3) :前記(1) の記録装置において、消耗
品無しを検出してから消耗品2が交換されるまでに印刷
された累積印刷枚数を、毎回、記憶手段(例えば、EE
PROM22)に記憶しておく印刷枚数記憶制御手段
(コントローラ6の一部)と、消耗品無しが検出された
場合、前記記憶手段に記憶されている過去の記録データ
から、使用者が消耗品を交換するまでの印刷枚数を予測
し、その予測データを基に、前記印刷停止の間隔を調整
する印刷停止間隔制御手段(コントローラ6の一部)を
備えている。
【0089】(4) :消耗品2の残量を監視する消耗品残
量監視手段を備え、前記消耗品残量監視手段が消耗品無
しを検出した後も、使用者の判断で印刷を継続して行う
ことが可能な記録装置において、前記消耗品残量監視手
段により消耗品無しを検出している状態で、継続して印
刷している間、最初に消耗品無しを検出した時からの累
積印刷枚数を表示出力する累積枚数表示制御手段(コン
トローラ6の一部)を備えている。
【0090】(5) :消耗品2の残量を監視する消耗品残
量監視手段を備え、前記消耗品残量監視手段が消耗品無
しを検出した後も、使用者の判断で印刷を継続して行う
ことが可能な記録装置において、前記消耗品残量監視手
段により消耗品無しを検出している状態で、継続して印
刷している場合、印刷要求が予め決めた一定枚数以内で
あれば、印刷データが終了するまで継続して印刷を行う
と共に、印刷要求が、前記一定枚数以上であれば、予め
決めた枚数を印刷する度に印刷を停止させて消耗品無し
検出状態である旨の情報を出力し、外部から印刷継続指
示が出されたら印刷を再開させる制御を行う印刷制御手
段(コントローラ6の一部)を備えている。
【0091】(6) :消耗品の残量を監視する消耗品残量
監視手段を備え、前記消耗品残量監視手段が消耗品無し
を検出した後も、使用者の判断で印刷を継続して行うこ
とが可能な記録装置に、前記消耗品残量監視手段による
消耗品無し検出後、予め決めた枚数を印刷する度に印刷
を停止させて消耗品無し検出状態である旨の情報を出力
し、外部から印刷継続指示が出されたら印刷を再開させ
る手順と、前記消耗品無し検出後の印刷で、印刷停止ま
での印刷枚数を段階的に短くしていく手順と、を実行さ
せるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体。
【0092】前記構成に基づく動作、及びそれに伴う効
果等は次の通りである。 (a) :前記(1) について 印刷制御手段は、消耗品残量監視手段が消耗品無しを検
出した後、予め決めた枚数を印刷する度に、印刷を停止
させて消耗品無し検出状態である旨の情報を出力し、外
部から印刷継続指示が出されたら、印刷を再開させる制
御を行う。この場合、印刷枚数制御手段は消耗品無し検
出後の印刷で、印刷停止までの印刷枚数を段階的に短く
していく制御を行う。
【0093】例えば、図1に示したの時点で消耗品2
を新品と交換し、印刷を開始したとする。この時の印刷
枚数は0である。その後、印刷を行い、の1000枚
印刷した時点(タイミングt0)で消耗品無しを検出し
たとすると、記録装置では一端印刷動作を停止し、使用
者に対して消耗品2が無くなったことを通知(例えば、
操作パネル4の表示画面に表示)する。
【0094】この時、使用者が消耗品2を交換せず、そ
のまま印刷を継続する旨の指示を出した場合、最初は消
耗品無しを検出した直後なので、実際はまだ消耗品2が
残っていることになる。従って、この時、の50枚印
刷した時点(タイミングt1)で印刷動作を一旦停止さ
せる。
【0095】ここで、再び消耗品無しで停止したことを
使用者に通知し、それでも消耗品2の交換を行わずに印
刷を継続した場合、今度は消耗品2の残量が減っている
ので、停止までの印刷枚数を減らし、の30枚印刷し
た時点(タイミングt2)で停止させる。そして、再
度、印刷を継続させると、次の停止は、20枚(タイミ
ングt3)、その次は10枚(タイミングt4、t5・
・・)、というように、段々と停止間隔を短くしてい
く。
【0096】このようにすることで、消耗品無し検出直
後の未だ消耗品2が残っていると予想される時点では停
止間隔を長くすることで使用者の操作回数を減らし、印
刷を継続して消耗品2が本当に無くなった時点は停止間
隔を短くすることで、の印刷障害が発生した時点(タ
イミングt4)での被害を最小限に抑えることができ
る。
【0097】このようにして、消耗品無し検出後も印刷
を継続して行うことで消耗品の無駄を省き、消耗品が完
全に無くなった場合に発生する印刷障害を最小限に抑え
ることができると共に、使用者の操作も最小限に抑える
ことができる。
【0098】(b) :前記(2) について 印刷枚数記憶制御手段は、現在使用中の消耗品2が新品
の状態から、消耗品無しが検出された時点までの印刷枚
数を記憶手段(例えば、EEPROM22)に記憶して
おく。そして、印刷停止間隔制御手段は、前記記憶手段
に記憶された印刷枚数を基に、消耗品無し検出後、印刷
障害が発生するまでの印刷枚数を予測し、その予測デー
タを基に前記印刷を停止させる間隔を調整する。
【0099】このように、過去のデータを基にして消耗
品無し検出後印刷障害が発生するまでの印刷枚数を、実
際の使用状況に則して正確に予測することで、実際の使
用状況に則して、常に適切な停止間隔が設定できる。そ
の結果、消耗品の無駄も最小限に抑えることができると
共に、使用者の操作回数も最小限に抑えることができ
る。
【0100】(c) :前記(3) について 印刷枚数記憶制御手段は、消耗品無しを検出してから消
耗品2が交換されるまでに印刷された累積印刷枚数を、
毎回、記憶手段(例えば、EEPROM22)に記憶し
ておく。そして、印刷停止間隔制御手段は、消耗品無し
が検出された場合、前記記憶手段に記憶されている過去
の記録データから使用者が消耗品を交換するまでの印刷
枚数を予測し、その予測データを基に、前記印刷停止の
間隔を調整する。
【0101】すなわち、使用者によって印刷1枚当たり
の消耗品消費量が殆ど変わらない場合には、過去に消耗
品交換を行った時の印刷枚数を記憶しておくことで、使
用者が消耗品2を交換する時期を予測することができ
る。従って、消耗品2が交換されると予測されるまでは
停止間隔を長くとり、消耗品2の交換時期が近づくと停
止間隔を短くするように制御を行うことができる。
【0102】このようにして、実際の使用状況に則し
た、常に適切な停止間隔を設定することができる。その
結果、消耗品の無駄も最小限に抑えることができると共
に、使用者の操作回数も最小限に抑えることができる。
【0103】(d) :前記(4) について 累積枚数表示制御手段は、消耗品残量監視手段により消
耗品無しを検出している状態で継続して印刷を行ってい
る間、最初に消耗品無しを検出した時からの累積印刷枚
数を表示出力(例えば、操作パネル4の表示画面に表
示)する。
【0104】このように、消耗品無しを検出してからの
印刷枚数を、例えば、操作パネル4の画面に表示してお
くことで、使用者は印刷結果の確認と合わせて、その枚
数からも消耗品2の交換時期の目安として利用できる。
また、印刷障害の発生を未然に防ぐことができる。
【0105】例えば、前回、消耗品無しから500枚印
刷した時点で印刷障害となったことを使用者が記憶、又
は紙等に記録していれば、今回、「消耗品無し検出から
300枚印刷した時点では、まだ印刷しても大丈夫であ
る」とか、「450枚印刷したから、そろそろ印刷結果
を注意深く確認する必要がある」などの判断材料として
利用できる。
【0106】このようにして、消耗品無し検出後も印刷
を継続して行うことで消耗品の無駄を省き、消耗品が完
全に無くなった場合に発生する印刷障害を最小限に抑え
ることができると共に、使用者の操作も最小限に抑える
ことができる。
【0107】(e) :前記(5) について 印刷制御手段は、消耗品残量監視手段により消耗品無し
を検出している状態で継続して印刷を行っている場合、
印刷要求が予め決めた一定枚数(例えば、数枚)以内で
あれば、印刷データが終了するまで継続して印刷を行う
と共に、印刷要求が、前記一定枚数以上であれば、予め
決めた枚数を印刷する度に印刷を停止させて消耗品無し
検出状態である旨の情報を出力(例えば、操作パネル4
の表示画面に表示)し、外部(例えば、使用者)から印
刷継続指示が出されたら、印刷を再開させる制御を行
う。
【0108】記録装置(例えば、プリンタ装置)の実際
の運用としては、事務所等で使用している場合、数枚印
刷しては印刷結果を取りに行くといった運用も多い。こ
の場合には、消耗品2が無くなって印刷障害が発生した
としても、直ぐに気が付く可能性が高い。このような運
用で、或る枚数印刷したら装置を停止させることはあま
り意味がなく、使用者の操作回数を増やしているだけに
すぎない。
【0109】従って、印刷枚数が数枚の場合は、途中で
装置を停止させず、印刷量が多い場合のみ途中で一旦装
置を停止させる方が、実運用では使い勝手が良くなる場
合もある。このようにして、実際の使用状況に則した停
止間隔で印刷制御を行うことができる。その結果、消耗
品の無駄も最小限に抑えることができると共に、使用者
の操作回数も最小限に抑えることができる。
【0110】このようにして、消耗品無し検出後も印刷
を継続して行うことで消耗品の無駄を省き、消耗品が完
全に無くなった場合に発生する印刷障害を最小限に抑え
ることができると共に、使用者の操作も最小限に抑える
ことができる。
【0111】(f) :前記(6) について 記録媒体に記録されているプログラムを読み出し、記録
装置に実行させることにより、消耗品残量監視手段によ
る消耗品無し検出後、予め決めた枚数を印刷する度に印
刷を停止させて消耗品無し検出状態である旨の情報を出
力し、外部から印刷継続指示が出されたら印刷を再開さ
せる手順と、前記消耗品無し検出後の印刷で、印刷停止
までの印刷枚数を段階的に短くしていく手順とを行う。
【0112】このようにすることで、消耗品無し検出直
後の未だ消耗品2が残っていると予想される時点では停
止間隔を長くすることで使用者の操作回数を減らし、印
刷を継続して消耗品2が本当に無くなった時点は停止間
隔を短くすることで、の印刷障害が発生した時点(タ
イミングt4)での被害を最小限に抑えることができ
る。
【0113】すなわち、消耗品無し検出後も印刷を継続
して行うことで消耗品の無駄を省き、消耗品が完全に無
くなった場合に発生する印刷障害を最小限に抑えること
ができるようにすると共に、使用者の操作も最小限に抑
えることができる。
【0114】§8:記録媒体とプログラムの説明 前記プリンタ装置1が行う前記例1〜例5の処理は、プ
リンタ装置1内のコントローラ6が、ROM23内のプ
ログラムを実行することにより行うが、このような例に
限らず、次のようにしても実現できる。
【0115】例えば、ホスト7にはハードディスク装置
11が設けてあり、このハードディスク装置11の記録
媒体(ハードディスク)に、前記例1〜例5の処理を実
現するためのプログラムやその他のデータを格納してお
く。そして、前記例1〜例5の処理を行う場合は、CP
U8の制御によりハードディスク装置11の記録媒体に
格納されている前記プログラムやデータを読み出して、
一旦、メモリ15に格納した後、プリンタ装置1へ転送
する。
【0116】そして、プリンタ装置1では、コントロー
ラ6内のCPU20の制御により、ホスト7から受信し
た前記プログラム等をメモリ21へ格納する。その後、
CPU20がメモリ21に格納してあるプログラムの
内、必要なプログラムから順次読み出して実行すること
により、前記例1〜例5の処理を行う。なお、前記ハー
ドディスク装置11の記録媒体に格納するプログラム
は、次のようにして記録(記憶)する。
【0117】:フレキシブルディスク(フロッピィデ
ィスク)に格納されているプログラム(他の装置で作成
したプログラムデータ)を、ホスト7に設けたフレキシ
ブルディスクドライブ(FDD)10により読み取り、
ハードディスク装置(HDD)11の記録媒体(ハード
ディスク)に格納する。
【0118】:光磁気ディスク、或いはCD−ROM
等の記憶媒体に格納されているデータを、前記ホスト7
に設けたドライブ装置(CD−ROMドライブ12等)
により読み取り、ハードディスク装置11の記録媒体
(ハードディスク)に格納する。
【0119】:LAN等の通信回線を介して他の装置
から伝送されたプログラム等のデータを、ホスト7が通
信制御部9を介して受信し、そのデータをハードディス
ク装置11の記録媒体(ハードディスク)に格納する。
【0120】§9:その他の説明 (1) :印刷枚数等のデータを格納する不揮発性メモリ
は、前記EEPROM22に限らず、他の任意の不揮発
性メモリ、例えば、NOV−RAM(不揮発性S−RA
M:Non Volatile Static Random Access Memory)等で
も実現可能である。但し、前記不揮発性メモリは、電気
的に書き込み可能なメモリに限る。
【0121】(2) :前記操作パネル4の表示画面に表示
するメッセージや、印刷枚数等の情報は、コントローラ
6の制御によりホスト7へ送り、ホスト7のディスプレ
イ装置13の表示画面上に表示させても良い。この場
合、プリンタ装置1の操作パネル4とホスト7のディス
プレイ装置13の両方の表示画面に表示させても実現可
能である。
【0122】(3) :本発明は、前記のようなプリンタ装
置に限らず、他の同様な装置、例えば、複写機等にも同
様にして適用できる。 (4) :前記消耗品2としては、トナー、インクに限ら
ず、他の同様な消耗品、例えば、感光ドラム等にも同様
にして適用可能である。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :消耗品無し検出後も印刷を継続して行うことで消
耗品の無駄を省き、消耗品が完全に無くなった場合に発
生する印刷障害を最小限に抑えることができる。また、
その際の使用者の操作も最小限に抑えることができる。
【0124】(2) :消耗品無し検出直後の未だ消耗品が
残っていると予想される時点では停止間隔を長くするこ
とで使用者の操作回数を減らし、印刷を継続して消耗品
が本当に無くなった時点は停止間隔を短くすることで、
印刷障害が発生した時点での被害を最小限に抑えること
ができる。すなわち、消耗品無し検出後も印刷を継続し
て行うことで消耗品の無駄を省き、消耗品が完全に無く
なった場合に発生する印刷障害を最小限に抑えることが
できると共に、使用者の操作も最小限に抑えることがで
きる。
【0125】(3) :過去のデータを基にして、消耗品無
し検出後、印刷障害が発生するまでの印刷枚数を、実際
の使用状況に則して正確に予測することで、実際の使用
状況に則して、常に適切な停止間隔を設定できる。その
結果、消耗品の無駄も最小限に抑えることができると共
に、使用者の操作回数も最小限に抑えることができる。
【0126】(4) :使用者によって印刷1枚当たりの消
耗品消費量が殆ど変わらない場合には、過去に消耗品交
換を行った時の印刷枚数を記憶しておくことで、使用者
が消耗品2を交換する時期を予測することができる。従
って、消耗品が交換されると予測されるまでは停止間隔
を長くとり、消耗品の交換時期が近づくと停止間隔を短
くするように制御を行うことができる。
【0127】このようにして、実際の使用状況に則し
た、常に適切な停止間隔を設定することができる。その
結果、消耗品の無駄も最小限に抑えることができると共
に、使用者の操作回数も最小限に抑えることができる。
【0128】(5) :消耗品無しを検出してからの印刷枚
数を表示しておくことで、使用者は印刷結果の確認と合
わせて、その枚数からも消耗品の交換時期の目安として
利用できる。また、印刷障害の発生を未然に防ぐことが
できる。
【0129】例えば、前回、消耗品無しから500枚印
刷した時点で印刷障害となったことを使用者が記憶、又
は紙等に記録していれば、今回、「消耗品無し検出から
300枚印刷した時点では、まだ印刷しても大丈夫であ
る」とか、「450枚印刷したから、そろそろ印刷結果
を注意深く確認する必要がある」などの判断材料として
利用できる。
【0130】このようにして、消耗品無し検出後も印刷
を継続して行うことで消耗品の無駄を省き、消耗品が完
全に無くなった場合に発生する印刷障害を最小限に抑え
ることができると共に、使用者の操作も最小限に抑える
ことができる。
【0131】(6) :記録装置の実際の運用としては、事
務所等で使用している場合、数枚印刷しては印刷結果を
取りに行くといった運用も多い。この場合には、消耗品
が無くなって印刷障害が発生したとしても、直ぐに気が
付く可能性が高い。このような運用で、或る枚数印刷し
たら装置を停止させることはあまり意味がなく、使用者
の操作回数を増やしているだけにすぎない。
【0132】従って、印刷枚数が数枚の場合は、途中で
装置を停止させず、印刷量が多い場合のみ途中で一旦装
置を停止させる方が、実運用では使い勝手が良くなる場
合もある。このようにして、実際の使用状況に則した停
止間隔で印刷制御を行うことができる。その結果、消耗
品の無駄も最小限に抑えることができると共に、使用者
の操作回数も最小限に抑えることができる。
【0133】このようにして、消耗品無し検出後も印刷
を継続して行うことで消耗品の無駄を省き、消耗品が完
全に無くなった場合に発生する印刷障害を最小限に抑え
ることができると共に、使用者の操作も最小限に抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施の形態における装置構成図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態におけるコントローラの構
成図である。
【図4】本発明の実施の形態における例1の説明図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態におけるテーブルデータ説
明図である。
【図6】本発明の実施の形態における消耗品交換までの
遷移図である。
【図7】本発明の実施の形態における例1の印刷時の処
理フローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態における例2の説明図であ
る。
【図9】本発明の実施の形態における例4の説明図であ
る。
【図10】本発明の実施の形態における例4の印刷時の
処理フローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態における例5の説明図で
ある。
【図12】本発明の実施の形態における例5の印刷時の
処理フローチャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ装置 2 消耗品 3 センサ 4 操作パネル 5 プリンタエンジン 6 コントローラ 7 ホスト 8、20 CPU 9 通信制御部 10 フレキシブルディスクドライブ(FDD) 11 ハードディスク装置(HDD) 12 CD−ROMドライブ 13 デイスプレイ装置 14 キーボード 15、21メモリ 22 EEPROM 23、28 ROM 24 操作パネル制御部 25 印刷制御部 26 画像メモリ 27 画像処理部 29 センサ制御部 30 ホストインターフェース部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−285962(JP,A) 特開 平4−269773(JP,A) 特開 平2−162375(JP,A) 特開 平8−118675(JP,A) 特開 平8−328434(JP,A) 実開 昭63−84139(JP,U) 実開 平4−24767(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 29/38 G03G 15/00 G03G 15/36 G03G 21/00 - 21/04 G03G 21/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部からの印字情報に基づいて印字を行う
    印字手段を備え、前記印字手段の印字動作により消費さ
    れる消耗品の補充または交換の必要を検知した後も外部
    からの指示により前記印字手段の印字動作を継続する記
    録装置において、 前記消耗品が補充または交換された状態から新たな消耗
    品の補充または交換の必要を検知するまでに前記印字手
    段が印字動作を行った印字枚数を検知する検知手段と、 前記消耗品の補充または交換の必要を検知した後、前記
    印字手段が所定の印字枚数の印字動作を継続すると前記
    印字手段の印字動作を停止させる印字制御手段と、 前記検知手段検知した印字枚数に基づき、前記消耗品
    の補充または交換の必要を検知した後の前記印字手段に
    よる印字動作の継続回数に応じて前記所定の印字枚数を
    設定する印字量設定手段と、 を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】外部からの印字情報に基づいて印字を行う
    印字手段を備え、前記印字手段の印字動作により消費さ
    れる消耗品の補充または交換の必要を検知した後も外部
    からの指示により前記印字手段の印字動作を継続する記
    録装置において、 前記消耗品の補充または交換の必要を検知した後、前記
    消耗品の補充または交換を行うまでに前記印字手段が印
    字動作を行った印字枚数を記憶する記憶手段と、 前記消耗品の補充または交換の必要を検知した後、前記
    印字手段が所定の印字枚数の印字動作を継続すると前記
    印字手段の印字動作を停止させる印字制御手段と、 前記記憶手段に記憶された印字枚数に基づき、前記消耗
    品の補充または交換の必要を検知した後の前記印字手段
    による印字動作の継続回数に応じて前記所定の印字枚数
    を設定する印字量設定手段と、 を備えたことを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】コンピュータに、外部からの印字情報に基づいて印字を行う印字手段を備
    え、前記印字手段の印字動作により消費される消耗品の
    補充または交換の必要を検知した後も外部からの指示に
    より前記印字手段の印字動作を継続する記録装置の 消耗
    品の補充または交換の必要を検知した後、印字手段が所
    定の印字枚数の印字動作を継続すると印字手段の印字動
    作を停止させる印字制御手段と、前記記録装置に備えられた前記消耗品が補充または交換
    された状態から新たな消耗品の補充または交換の必要を
    検知するまでに前記印字手段が印字動作を行った印字枚
    数を検知する検知手段が 検知された印字枚数に基づき、
    消耗品の補充または交換の必要を検知した後の印字手段
    による印字動作の継続回数に応じて所定の印字枚数を設
    定する印字量設定手段の機能を実現させるためのプログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  4. 【請求項4】コンピュータに、外部からの印字情報に基づいて印字を行う印字手段を備
    え、前記印字手段の印字動作により消費される消耗品の
    補充または交換の必要を検知した後も外部からの指示に
    より前記印字手段の印字動作を継続する記録装置の 消耗
    品の補充または交換の必要を検知した後、印字手段が所
    定の印字枚数の印字動作を継続すると印字手段の印字動
    作を停止させる印字制御手段と、消耗品の補充または交換の必要を検知した後、前記消耗
    品の補充または交換を行うまでに前記印字手段が印字動
    作を行った印字枚数を記憶する 記憶手段に記憶された印
    字枚数に基づき、消耗品の補充または交換の必要を検知
    した後の印字手段による印字動作の継続回数に応じて所
    定の印字枚数を設定する印字量設定手段の機能を実現さ
    せるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
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