JP3468431B2 - 穿刺機構付き超音波診断装置 - Google Patents

穿刺機構付き超音波診断装置

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JP3468431B2 JP09547894A JP9547894A JP3468431B2 JP 3468431 B2 JP3468431 B2 JP 3468431B2 JP 09547894 A JP09547894 A JP 09547894A JP 9547894 A JP9547894 A JP 9547894A JP 3468431 B2 JP3468431 B2 JP 3468431B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を利用して被検
体内の対象部位の断層像を計測して表示すると共に該対
象部位へ向けて穿刺針を挿入して経皮的生検などを行う
のに用いる穿刺機構付き超音波診断装置に関し、特に上
記挿入された穿刺針のカラーフロー像を対象部位の断層
像と重畳して表示し、該穿刺針の対象部位内での位置を
明確に表示することができる穿刺機構付き超音波診断装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の穿刺機構付き超音波診断
装置は、被検体内へ超音波を送受信する探触子と、この
探触子に隣接して設けられ被検体内の対象部位へ向けて
穿刺針の挿入を案内するメカニカルガイドと、上記探触
子を駆動して超音波を発生させると共に受信した反射エ
コーの信号を処理する超音波送受信部と、この超音波送
受信部からの受信信号を入力し所定の遅延時間を与えて
整相加算する整相部と、この整相部からの処理信号を入
力して被検体内の対象部位の断層像を形成するBモード
像処理部と、同じく整相部からの処理信号を入力して被
検体内の対象部位周辺の運動部分のドプラ周波数偏移信
号を検出してカラーフロー像を形成するカラーフローマ
ッピング部と、上記Bモード像処理部及びカラーフロー
マッピング部で形成された断層像及びカラーフロー像を
重畳して表示可能な表示装置とを備えて成っていた。
【0003】このような穿刺機構付き超音波診断装置を
用いて被検体の例えば腹腔内臓器を経皮的に穿刺する手
技は、電子走査型の超音波診断装置の普及に伴い、対象
部位の断層面と同一断面に穿刺針を挿入する際にその位
置関係を実時間で監視することができるようになったの
で、穿刺手技の安全性と確実性とが大幅に向上したとさ
れている。そして、被検体内に挿入された穿刺針を視認
するには、対象部位の臓器の構造を反映した超音波反射
エコーの強度を映像化するいわゆるBモード像におい
て、同一断面に挿入されてくる穿刺針からの反射エコー
を映像化することにより臓器の断層像の中に一緒に表示
して行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の装置における穿刺針の表示においては、被検体内に
挿入された穿刺針からの超音波の反射エコーは、その超
音波ビームの送信方向と穿刺針の反射面方向とのなす角
度に極めて敏感であり、この角度によってはほとんど反
射エコーが計測できず、穿刺針をまったく表示できない
場合があった。また、穿刺針が表示できる場合でも、そ
の先端部は見えにくいものであった。そこで、穿刺針の
先端部の周面に凹凸を形成したり、先端部に特殊な電鍍
層を施すなどの工夫を行い反射エコーが発生し易いよう
にしているが、それでも針先の臓器内での位置を明確に
把握するのは困難であった。このようなことから、穿刺
針の臓器内での位置を正確に把握するのは、術者の経験
と勘に頼ったものとなり、誰でもできるものではなかっ
た。従って、穿刺手技の安全性と確実性とが向上したと
は言えないものであった。
【0005】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、被検体の対象部位に挿入された穿刺針のカラーフ
ロー像を対象部位の断層像と重畳して表示し、該穿刺針
の対象部位内での位置を明確に表示することができる穿
刺機構付き超音波診断装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による穿刺機構付き超音波診断装置は、被検
体内へ超音波を送受信する探触子と、上記被検体内の対
象部位へ向けて穿刺針の挿入を案内する案内手段と、上
記探触子を駆動し超音波を送受信して反射エコーの信号
を処理する超音波送受信部と、この超音波送受信部から
の受信信号を処理して被検体内の対象部位の断層像を形
成するBモード像処理部と、同じく超音波送受信部から
の受信信号を処理して被検体内の運動部分のドプラ周波
数偏移信号を検出してカラーフロー像を形成するカラー
フローマッピング部と、上記形成された断層像及びカラ
ーフロー像を重畳して表示可能な表示装置とを備えて成
る穿刺機構付き超音波診断装置において、上記カラーフ
ロー像のカラー感度を増減させるためにゲインを変化す
る可変ゲイン増幅器と、この可変ゲイン増幅器のゲイン
設定を変更するゲイン設定変更手段と、このゲイン設定
変更手段に対してゲイン設定の変更を指令する切換スイ
ッチと、この切換スイッチによって上記被検体内の対象
部位に挿入された穿刺針のカラーフロー像のカラー感度
のゲインを低減し、その穿刺針のカラーフロー像と対象
部位の断層像とを重畳して上記表示装置に表示させる手
段と、を設けたものである。
【0007】また、上記切換スイッチは、可変ゲイン増
幅器のゲイン設定を変更するゲイン設定変更手段に対す
る変更指令を時分割に切り換えるためのコントロール部
を備えたものとしてもよい。
【0008】
【作用】このように構成された穿刺機構付き超音波診断
装置は、切換スイッチでゲイン設定変更手段に対してゲ
イン設定の変更を指令し、これを受けたゲイン設定変更
手段により可変ゲイン増幅器のゲイン設定を変更し、こ
の結果、可変ゲイン増幅器でカラーフロー像のカラー感
度を増減させるためにゲインを変化させ、上記切換スイ
ッチによって被検体内の対象部位に挿入された穿刺針の
カラーフロー像のカラー感度のゲインを低減し、その穿
刺針のカラーフロー像と対象部位の断層像とを重畳して
表示装置に表示させるように動作する。これにより、穿
刺針を表示する際にはカラーフロー像のカラー感度を適
宜低減させて、被検体内の対象部位に挿入された穿刺針
のカラーフロー像と対象部位の断層像とを重畳して表示
することができ、該穿刺針の対象部位内での位置を明確
に表示することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明による穿刺機構付き超音
波診断装置の実施例を示すブロック図である。この穿刺
機構付き超音波診断装置は、超音波を利用して被検体内
の対象部位の断層像を計測して表示すると共に該対象部
位へ向けて穿刺針を挿入して経皮的生検などを行うのに
用いるもので、図1に示すように、探触子1と、メカニ
カルガイド2と、超音波送受信部3と、整相部4と、B
モード像処理部5と、ドプラ処理部6と、参照信号発生
器7と、複素乗算部8と、速度演算部9と、ディジタル
スキャンコンバータ(以下「DSC」と略称する)10
と、表示装置11とを有し、さらに可変ゲイン増幅器1
2と、ゲイン設定ROM13と、切換スイッチ14とを
備えて成る。
【0010】上記探触子1は、被検体15内の対象部位
16へ超音波を送受信するもので、例えば短冊形の小振
動子を多数配列してフェーズドアレイ型に形成されてお
り、被検体15内で超音波ビーム17を構成するように
なっている。メカニカルガイド2は、被検体15の経皮
的生検のために対象部位16へ向けて穿刺針18の挿入
を案内する案内手段となるもので、上記探触子1の長手
方向の延長上に隣接して設けられ、ブロック状の部材に
内向きの傾きを付けてガイド用の針挿入孔が形成されて
いる。
【0011】超音波送受信部3は、上記探触子1を駆動
して超音波を発生させると共に受信した反射エコーの信
号を処理するもので、図示省略したがその内部には、探
触子1に駆動パルスを送出するパルサと、その探触子1
で受信した反射エコー信号を増幅するプリアンプと、そ
れらの制御回路とを有している。また、整相部4は、上
記超音波受信部3から出力された受信信号を入力し所定
の遅延時間を与えて整相加算するもので、図示省略した
がその内部には、各チャンネルの受信信号に遅延時間を
与える遅延回路と、これらの遅延が与えられた後の受信
信号を加算する加算器とを有しており、被検体15内の
対象部位16に超音波ビーム17の焦点を一致させるよ
うになっている。
【0012】Bモード像処理部5は、上記整相部4から
出力されて分配された処理信号を入力して被検体15内
の対象部位16の断層像を形成するもので、整相部4か
らの分配信号を圧縮・検波などのアナログ処理を施した
後に内蔵のA/D変換器でディジタル信号に変換して標
本化するようになっている。また、ドプラ処理部6は、
同じく整相部4から出力されて分配された処理信号を入
力して被検体15内の対象部位16周辺の運動部分のド
プラ周波数偏移信号を検出しドプラモード像を形成する
もので、整相部4からの分配信号について周波数スペク
トラムの時間的変化を抽出した後に内蔵のA/D変換器
でディジタル信号に変換して標本化するようになってい
る。
【0013】複素乗算部8は、同じく整相部4から出力
されて分配された処理信号を入力すると共に参照信号発
生器7からの複素参照信号を入力して両信号を乗算し、
ドプラ周波数偏移を反映した複素信号を得るもので、図
示省略のA/D変換器でディジタル信号に変換して標本
化するようになっている。また、速度演算部9は、上記
複素乗算部8からのドプラ周波数偏移を反映した複素信
号を速度成分に変換し、速度の方向に応じた色調を反映
したディジタルデータとして出力するものである。そし
て、上記参照信号発生器7と複素乗算部8と速度演算部
9とで、被検体15内の対象部位16周辺の運動部分の
ドプラ周波数偏移信号を検出してカラーフロー像を形成
するカラーフローマッピング部を構成している。
【0014】DSC10は、上記Bモード像処理部5及
びドプラ処理部6並びに速度演算部9からの3種類のデ
ィジタルデータを入力して混合処理し、内部の記憶手段
に書き込むと共に読み出し、D/A変換器でアナログ信
号に変換して出力するものである。また、表示装置11
は、上記DSC10から出力されるアナログの画像信号
を入力して白黒の断層像及びカラーフロー像などを重畳
して表示するもので、例えばカラーのテレビモニタから
成る。
【0015】ここで、本発明においては、上記カラーフ
ローマッピング部を構成する複素乗算部8の入力部に、
可変ゲイン増幅器12とゲイン設定ROM13と切換ス
イッチ14とが設けられている。上記可変ゲイン増幅器
12は、カラーフロー像のカラー感度を増減させるため
にゲインを変化するもので、例えば乗算型D/A変換器
から成り、参照電圧入力として前記整相部4からの分配
信号が供給され、ディジタル入力信号として後述のゲイ
ン設定ROM13からのディジタル信号が供給され、両
信号の乗算によってその出力が定まり可変ゲインの動作
を実現するようになっている。また、ゲイン設定ROM
13は、上記可変ゲイン増幅器12のゲイン設定を変更
するゲイン設定変更手段となるもので、アドレスに対応
してゲイン設定値を記憶しており、後述の切換スイッチ
14の切り換えによりそのアドレスが選択されるように
なっている。さらに、切換スイッチ14は、上記ゲイン
設定ROM13に対してゲイン設定の変更を指令するも
ので、該ゲイン設定ROM13のアドレスを選択するよ
うになっており、例えば図示省略の操作パネル上に設け
られている。
【0016】次に、このように構成された穿刺機構付き
超音波診断装置の動作について説明する。まず、超音波
送受信部3及び探触子1の動作により、被検体15内の
対象部位16へ向けて超音波ビーム17を送受信し、上
記超音波送受信部3から出力される受信信号を整相部4
及びBモード像処理部5で処理し、DSC10を介して
表示装置11に上記対象部位16の断層像19を表示す
る。この状態で、超音波穿刺手技においては、術者が被
検体15の対象部位16に向けて穿刺針18をメカニカ
ルガイド2の案内により挿入する。このとき、上記穿刺
針18はメカニカルガイド2を介して手動によって挿入
されるが、上記メカニカルガイド2の針挿入孔の孔径が
やや大きいことから、術者の手の微妙な振動によって穿
刺針18自身も微妙に振動している。
【0017】上記において、超音波送受信部3により探
触子1から打ち出された超音波パルスは被検体15内で
超音波ビーム17を構成し、対象部位16及び挿入中の
穿刺針18から反射されたエコーを上記探触子1で受信
し、超音波送受信部3で増幅された受信信号は整相部4
に並列入力される。そして、この整相部4により、上記
対象部位16に超音波ビーム17の焦点が一致するよう
に整相加算される。次に、この整相加算処理された受信
信号は、Bモード像処理部5とドプラ処理部6とカラー
フローマッピング部の複素乗算部8とに分配される。
【0018】上記Bモード像処理部5は、整相部4から
の分配信号を圧縮・検波などのアナログ処理を施した後
に内蔵のA/D変換器で標本化し、画像形成処理を行う
DSC10へ供給する。また、ドプラ処理部6は、同じ
く整相部4からの分配信号よりドプラ周波数偏移を検出
し、周波数スペクトラムの時間的変化を抽出して、内蔵
のA/D変換器で標本化し、画像形成を行うDSC10
へ供給する。さらに、複素乗算部8は、整相部4からの
分配信号を可変ゲイン増幅器12を介して入力し、この
可変ゲイン増幅器12からの出力信号と参照信号発生器
7からの複素参照信号とを乗算し、ドプラ周波数偏移を
反映した複素信号を得て、図示省略のA/D変換器で標
本化し、速度演算部9へ供給する。この速度演算部9で
は、上記のドプラ周波数偏移を速度に変換し、速度の方
向に応じた色調を反映するディジタルデータとしてDS
C10へ供給する。そして、以上の3種類のディジタル
データは、DSC10において混合処理され、表示装置
11上に例えば対象部位16は断層像(Bモード像)1
9として、穿刺針18はカラーフロー像20として重畳
表示される。
【0019】この場合、血流の走行状況をカラーによっ
て描画するカラーフローマッピングにおいて、術者の手
動挿入によって微妙に振動している穿刺針18をドプラ
効果によりカラーフロー像20として表示するには、該
穿刺針18が金属でできており超音波の反射強度が大き
いことから、カラー感度を通常の血流描画時に比べ著し
く低減させることにより、通常の血流などの表示を妨げ
てドプラ感度が大きな穿刺針18のみを強調し、該穿刺
針18のカラーフロー像20のみを表示するようにす
る。このとき、上記穿刺針18からの反射ドプラ信号
は、対象部位16の血流からの反射信号に比べて約20〜
30dBも反射強度が強いため、通常のカラーフローマッピ
ングでは両立表示が困難である。
【0020】そこで、可変ゲイン増幅器12のゲインを
変化させてカラーフロー像のカラー感度を低減させる。
すなわち、可変ゲイン増幅器12の参照電圧入力として
整相部4からの分配信号が供給され、ディジタル入力信
号としてゲイン設定ROM13からのディジタル信号が
供給され、両信号の乗算によってその出力が定まり、可
変ゲインの動作が実現される。このとき、前記切換スイ
ッチ14の操作により、対象部位16の血流を描画する
のに好適なゲインを選択する「血流モード」と、穿刺針
18を描画するのに好適なゲインを選択する「穿刺モー
ド」とが手動で切り換えられる。すると、上記可変ゲイ
ン増幅器12は、上記切換スイッチ14によって選択さ
れたゲイン設定ROM13のアドレスに対応したゲイン
を提供し、通常の血流を描画する場合にはゲインを増大
し、穿刺針18を表示する場合には、ゲインを低減す
る。両者のゲインの差は、約20〜30dBに設定することが
望ましい。そして、「穿刺モード」にすると、被検体1
5内の対象部位16へ挿入された穿刺針18のカラーフ
ロー像20と対象部位16の断層像19とを重畳して表
示することができ、該穿刺針18の対象部位16内での
位置を明確に表示することができる。
【0021】図2は本発明の第二の実施例を示すブロッ
ク図である。この実施例は、ゲイン設定ROM13に対
してゲイン設定の変更を指令する切換スイッチ14に対
し、上記ゲイン設定ROM13に対する変更指令を時分
割に切り換えるためのコントロール部21を接続したも
のである。このコントロール部21は、血流描画と穿刺
針描画とを別表示するか同時表示するかのモードを切り
換えるモード選択スイッチ22と、超音波診断装置全体
の動作を制御するCPU(中央処理装置)23と、超音
波ビーム17の送受信のラインアドレスに従って切換ス
イッチ14を血流描画の高ゲイン側と穿刺針描画の低ゲ
イン側とで時分割的に切り換えるデータが記憶されたR
OM24とから成る。なお、この場合、上記切換スイッ
チ14は、例えば電子スイッチとされている。
【0022】そして、モード選択スイッチ22を「別表
示」のモードとすると、図1において切換スイッチ14
を手動で「血流モード」又は「穿刺モード」に切り換え
たように、それぞれ血流描画の画像又は穿刺針描画の画
像が別々に表示される。また、上記モード選択スイッチ
22を「同時表示」のモードとすると、図2において、
CPU23を介してモード信号がROM24へ送られ、
このROM24から血流描画の高ゲイン側と穿刺針描画
の低ゲイン側とで時分割的に切り換えるデータが読み出
され、電子スイッチから成る切換スイッチ14を時分割
的にオン、オフさせる。これにより、図1に示すと同様
に、ゲイン設定ROM13を介して可変ゲイン増幅器1
2のゲインを変化させ、カラーフロー像のカラー感度を
時分割的に低減又は復帰させて、穿刺針描画と血流描画
とを表示装置11の画面に擬似的に同時表示することが
できる。
【0023】この状態を図3を参照して説明すると、R
OM24から読み出したデータにより切換スイッチ14
を時分割的にオン、オフさせ、例えば超音波ビーム17
の送受信方向にてラインアドレスのときは血流描画の
高ゲインに切り換え、それと同一方向にてラインアドレ
スのときは穿刺針描画の低ゲインに切り換え、次の超
音波ビーム17の送受信方向にてラインアドレスのと
きは血流描画の高ゲインに切り換え、それと同一方向に
てラインアドレスのときは穿刺針描画の低ゲインに切
り換えという具合に、一つの超音波ビーム17の送受信
方向にてラインアドレス毎に交互に高ゲインと低ゲイン
とを時分割的に切り換える。これにより、前述のように
穿刺針描画と血流描画とが擬似的に同時表示される。こ
の場合、切換スイッチ14の切り換えの時分割の時間比
率は、術者が血流描画又は穿刺針描画のいずれにより関
心があるかによって、不等間隔としてもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
切換スイッチでゲイン設定変更手段に対してゲイン設定
の変更を指令し、これを受けたゲイン設定変更手段によ
り可変ゲイン増幅器のゲイン設定を変更し、この結果、
可変ゲイン増幅器でカラーフロー像のカラー感度を増減
させるためにゲインを変化させ、上記切換スイッチによ
って被検体内の対象部位に挿入された穿刺針のカラーフ
ロー像のカラー感度のゲインを低減し、その穿刺針のカ
ラーフロー像と対象部位の断層像とを重畳して表示装置
に表示させることができる。これにより、穿刺針を表示
する際にはカラーフロー像のカラー感度を適宜低減させ
て、被検体内の対象部位に挿入された穿刺針のカラーフ
ロー像と対象部位の断層像とを重畳して表示することが
でき、該穿刺針の対象部位内での位置を明確に表示する
ことができる。従って、従来のように術者の経験と勘に
頼ることなく、誰でも穿刺針の対象部位内での位置を正
確に把握することができる。このことから、穿刺手技の
安全性と確実性とを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による穿刺機構付き超音波診断装置の実
施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第二の実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】上記第二の実施例において穿刺針描画と血流描
画とを擬似的に同時表示する状態を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1…探触子 2…メカニカルガイド 3…超音波送受信部 4…整相部 5…Bモード像処理部 6…ドプラ処理部 7…参照信号発生器 8…複素乗算部 9…速度演算部 10…DSC 11…表示装置 12…可変ゲイン増幅器 13…ゲイン設定ROM 14…切換スイッチ 15…被検体 16…対象部位 18…穿刺針 19…断層像 20…カラーフロー像 21…コントロール部 22…モード選択スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−300745(JP,A) 特開 平4−92647(JP,A) 特開 平4−53547(JP,A) 特開 平4−227239(JP,A) Toshihiko Kurohij i et al,Journal of Ultrasound in Med icine,Motion Marki ng in Color Dopple r Ultrasound Needl e and Catheter Vis ualization,1990年 4月, vol.9,no.4,pp.243−245 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体内へ超音波を送受信する探触子と、
    上記被検体内の対象部位へ向けて穿刺針の挿入を案内す
    る案内手段と、上記探触子を駆動し超音波を送受信して
    反射エコーの信号を処理する超音波送受信部と、この超
    音波送受信部からの受信信号を処理して被検体内の対象
    部位の断層像を形成するBモード像処理部と、同じく超
    音波送受信部からの受信信号を処理して被検体内の運動
    部分のドプラ周波数偏移信号を検出してカラーフロー像
    を形成するカラーフローマッピング部と、上記形成され
    た断層像及びカラーフロー像を重畳して表示可能な表示
    装置とを備えて成る穿刺機構付き超音波診断装置におい
    て、上記カラーフロー像のカラー感度を増減させるためにゲ
    インを変化する可変ゲイン増幅器と、この可変ゲイン増
    幅器のゲイン設定を変更するゲイン設定変更手段と、こ
    のゲイン設定変更手段に対してゲイン設定の変更を指令
    する切換スイッチと、この切換スイッチによって上記被
    検体内の対象部位に挿入された穿刺針のカラーフロー像
    のカラー感度のゲインを低減し、その穿刺針のカラーフ
    ロー像と対象部位の断層像とを重畳して上記表示装置に
    表示させる手段と、を設けた ことを特徴とする穿刺機構
    付き超音波診断装置。
  2. 【請求項2】上記切換スイッチは、可変ゲイン増幅器の
    ゲイン設定を変更するゲイン設定変更手段に対する変更
    指令を時分割に切り換えるためのコントロール部を備え
    たものであることを特徴とする請求項1記載の穿刺機構
    付き超音波診断装置。
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Title
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