JP3467934B2 - 自動変速機のダウンシフト制御装置 - Google Patents

自動変速機のダウンシフト制御装置

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    • F16H61/08Timing control

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機のダウ
ンシフト制御装置、特に踏み込みダウンシフト判断時の
シフトバルブ作動タイミング制御技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機の変速制御装置として
は、特開平2−46362号公報に記載の装置が知られ
ている。
【0003】この公報には、変速の種類にかかわらず良
好な変速制御を行なうことを目的とし、パワーオフアッ
プシフトモード(SYUモード)やパワーオンダウンシ
フトモード(SYDモード)やパワーオンアップシフト
モード(IPUモード)やパワーオフダウンシフトモー
ド(EPDモード)等を設定し、変速過渡期の油圧を変
速モードの種類に応じて独立で設定する技術が記載され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の変速制御装置において、本発明の踏み込みダウンシ
フトに対応するパワーオンダウンシフトモード(SYD
モード)をみると、公報図面の第7B図に示すように、
変速指令による変速判断と同時にシフトバルブを作動さ
せる制御を行なうようにしているため、パワーオフ状態
(以下、アクセル足離し状態をいう)からの踏み込みダ
ウンシフト時と、パワーオン状態(以下、アクセル踏み
込み状態をいう)からの踏み込みダウンシフト時とで
は、変速終了タイミングが異なり、ショックに差が出て
しまう。
【0005】例えば、図11に示すように、3−2踏み
込みダウンシフト時であって、3速ギヤ位置で締結され
ているハイクラッチH/Cをハイクラッチ圧PH/C を抜
くことで解放し、3速ギヤ位置で解放されているバンド
ブレーキB/Bを3速リリース圧P3Rを抜くことで締結
する場合であって、3−2踏み込みダウンシフト判断
(時点t0 )と同時にシフトソレノイドを駆動させてシ
フトバルブを切り換え作動させる制御を行なう場合につ
いて説明する。
【0006】パワーオン状態からの踏み込みダウンシフ
トの場合(スロットル開度3/8→8/8)、ダウンシ
フト判断時にエンジン回転数Ne がタービン回転数NT
を上回っており、動力伝達機構への入力トルクが高いた
め、タービン回転数NT の上昇を伴うダウンシフトが直
ちに開始され、時点t0 から時間T1 が経過した時点t
1 にてダウンシフトが終了する。
【0007】パワーオフ状態からの踏み込みダウンシフ
トの場合(スロットル開度0/8→8/8)、ダウンシ
フト判断時にNe <NT となっており、Ne >NT とな
るまでに時間T3 を要する。よって、時点t0 から時間
T3 が経過した時点からダウンシフトが開始され、これ
からほぼ時間T1 が経過したt2 にてダウンシフトが終
了する。
【0008】すなわち、ダウンシフト終了応答を比べる
と、パワーオン状態よりパワーオフ状態からのダウンシ
フトの方が応答が遅くなるため、例えば、3速リリース
圧P3Rの抜き棚圧をパワーオン状態からの踏み込みダウ
ンシフトで最適なタイミングが得られるように設定した
場合、パワーオフ状態からの踏み込みダウンシフトでは
変速が終了していないのに3速リリース圧P3Rの抜き棚
圧が低下してしまっている、いわゆる、棚はずれ状態と
なってしまい、このために棚はずれひきショックが生じ
る。
【0009】したがって、この問題を解決するには、踏
み込みダウンシフトモードをさらに細分化し、パワーオ
フ状態からの踏み込みダウンシフトモードとパワーオン
状態からの踏み込みダウンシフトモードとに分け、それ
ぞれのモードについて変速過渡油圧特性を独立して設定
する案がある。
【0010】しかし、この場合、モードの細分化によ
り、踏み込みダウンシフトに入る前の状態がパワーオフ
状態かパワーオン状態か判断する必要があるし、設定し
ておく変速過渡油圧特性が多くなる等、変速制御がきわ
めて複雑になってしまう。
【0011】本発明が解決しようとする課題を下記に列
挙する。
【0012】課題1は、変速判断に基づくシフトアクチ
ュエータへの駆動指令によりシフトバルブを切り換えて
変速を達成する自動変速機のダウンシフト制御装置にお
いて、踏み込みダウンシフト判断前のアクセル状態判断
や複数の制御特性の設定を要さない簡単な制御でありな
がら、踏み込みダウンシフト判断時の締結要素のバラツ
キにかかわらず変速中の油圧安定化を図りつつ、パワー
オフ状態からの踏み込みダウンシフトあるいはパワーオ
ン状態からの踏み込みダウンシフトであっても差のない
良好な変速フィーリングを得ることにある。
【0013】
【0014】課題は、最も簡単な遅れ時間の設定によ
り、課題1を達成することにある。
【0015】課題は、踏み込みダウンシフト判断時の
状態のバラツキにかかわらず安定した変速時間が保たれ
る遅れ時間の設定により、課題1を達成することにあ
る。
【0016】課題は、車速やスロットル開度やダウン
シフトの種類や油温の変化に対する最適な遅れ時間の設
定により、課題1を達成することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】(解決手段1) 上記課題1の解決手段1(請求項1)は、図1のクレー
ム対応図に示すように、油圧により締結する第1の締結
要素cと、アプライ圧室とリリース圧室とを有し、アプ
ライ圧室のみに油圧を供給することにより締結し、アプ
ライ圧室とリリース圧室に油圧を供給することにより解
放し、リリース圧室の油圧を排出することにより再度締
結する第2の締結要素dと、ダウンシフト変速判断に基
づくシフトアクチュエータaへの駆動指令によりシフト
バルブbを切り換え、このバルブ切り換えによる油路変
更により、変速前のギヤ位置にて締結されていた第1の
締結要素cから油圧を排出して第1の締結要素cを解放
すると共に、変速前のギヤ位置にてアプライ圧室とリリ
ース圧室とに油圧が供給されることにより解放されてい
た第2の締結要素dのリリース圧室から油圧を排出して
第2の締結要素dを締結し、変速後のギヤ位置を達成す
る自動変速機において、アクセル踏み込み操作によりダ
ウンシフトが行なわれる踏み込みダウンシフト時かどう
かを判断する踏み込みダウンシフト判断手段eと、アク
セル踏み込み操作に伴なうエンジン回転数の上昇を確保
できる遅れ時間を設定する遅れ時間設定手段fと、踏み
込みダウンシフト判断と同時に前記第1及び第2の締結
要素c,dに供給される油圧を、一旦低下させて保ち、
その後、踏み込みダウンシフト判断から設定された遅れ
時間を待って前記第1の締結要素cからの油圧の排出と
前記第2の締結要素dのリリース圧室からの油圧の排出
を開始するよう前記シフトバルブbを切り換える駆動指
令をシフトアクチュエータaへ出力するシフトバルブ作
動タイミング制御手段gと、を備えていることを特徴と
する。
【0018】作用を説明する。
【0019】走行時、踏み込みダウンシフト判断手段e
において、アクセル踏み込み操作によりダウンシフトが
行なわれる踏み込みダウンシフト時かどうかが判断さ
れ、シフトバルブ作動タイミング制御手段gにおいて、
踏み込みダウンシフト判断と同時に、第1及び第2の締
結要素c,dに供給される油圧を一旦低下させて保ち、
その後、設定された遅れ時間を待って第1の締結要素c
からの油圧の排出と第2の締結要素dのリリース圧室か
らの油圧を排出を開始するようシフトバルブbを切り換
える駆動指令がシフトアクチュエータaへ出力される。
そして、このシフトバルブbを切り換えることによる油
路変更により、ダウンシフト前のギヤ位置にて締結され
ていた第1の締結要素cが解放されると共にダウンシフ
ト前のギヤ位置にて解放されていた第2の締結要素dが
締結され、ダウンシフト後のギヤ位置が達成される。
【0020】ここで、遅れ時間は、遅れ時間設定手段f
において、予めの設定あるいは踏み込みダウンシフト判
断後の設定により、少なくともパワーオフ状態からの踏
み込みダウンシフト時においてもアクセル踏み込み操作
に伴なうエンジン回転数の上昇を確保できる時間が設定
される。
【0021】従って、パワーオフ状態からの踏み込みダ
ウンシフト時には、シフトバルブ作動タイミングを踏み
込みダウンシフト判断から遅らせる制御により、この遅
れ時間中にアクセル踏み込み操作に伴なってエンジン回
転数が上昇し、シフトバルブbの切り換えによる変速作
動が開始される時点までにパワーオフ状態からパワーオ
ン状態へと状態変更がなされる。
【0022】一方、パワーオン状態からの踏み込みダウ
ンシフト時には、同様に、シフトバルブ作動タイミング
を踏み込みダウンシフト判断から遅らせる制御が行なわ
れるが、ダウンシフト判断時に既にエンジン回転数が高
くパワーオン状態であり、パワーオン状態のままでの待
機となる。
【0023】よって、シフトバルブbを切り換えての実
際の変速開始時には、パワーオフ状態からの踏み込みダ
ウンシフト時もパワーオン状態からの踏み込みダウンシ
フト時もエンジン回転数が高まっているパワーオンサイ
ドからの変速開始となり、これによりいずれの場合も変
速終了タイミングがほぼ一致することになり、パワーオ
フ状態からの踏み込みダウンシフトであってもパワーオ
ン状態からの踏み込みダウンシフトであっても差のない
良好な変速フィーリングが得られる。
【0024】
【0025】
【0026】また、踏み込みダウンシフト判断と同時
に、第1及び第2の締結要素c,dに供給される油圧を
一旦低下させて保ち、その後、設定された遅れ時間を待
って第1の締結要素cからの油圧の排出と第2の締結要
素dのリリース圧室からの油圧を排出を開始するため、
変速が開始される遅れ時間までの間に締結要素圧が安定
し、踏み込みダウンシフト判断時には締結要素圧がバラ
ツキにより異なっていても、遅れ時間を経過したダウン
シフト開始時には目標とする締結要素圧となり、変速時
間の安定やショックの軽減をもたらす変速中の油圧安定
化が得られる。
【0027】(解決手段) 上記課題の解決手段(請求項)は、請求項1記載
の自動変速機のダウンシフト制御装置において、前記遅
れ時間設定手段fを、予め決められた固定のディレータ
イマ時間を遅れ時間として設定する手段としたことを特
徴とする。
【0028】作用を説明すると、遅れ時間設定手段fで
は、予め決められた固定のディレータイマ時間(例え
ば、0.1秒)が遅れ時間として設定される。
【0029】従って、ディレータイマ時間をセットして
おくだけの最も簡単な遅れ時間の設定となる。
【0030】(解決手段) 上記課題の解決手段(請求項)は、請求項1記載
の自動変速機のダウンシフト制御装置において、前記遅
れ時間設定手段fを、踏み込みダウンシフトが判断され
るとエンジン回転数とタービン回転数を監視し、踏み込
みダウンシフト判断時からエンジン回転数がタービン回
転数を所定回転数上回るまでを遅れ時間として設定する
手段としたことを特徴とする。
【0031】作用を説明すると、遅れ時間を設定するに
あたって、遅れ時間設定手段fにおいて、踏み込みダウ
ンシフトが判断されるとエンジン回転数とタービン回転
数が監視され、踏み込みダウンシフト判断時からエンジ
ン回転数がタービン回転数を上回ると、シフトバルブb
を切り換える駆動指令がシフトアクチュエータaへ出力
される。すなわち、踏み込みダウンシフト判断時からエ
ンジン回転数がタービン回転数を所定回転数上回るまで
が遅れ時間として設定される。
【0032】このように、エンジン回転数がタービン回
転数を所定回転数上回る時を実際のダウンシフトが開始
される時とすることで、ダウンシフト判断時の状態には
バラツキがあってもダウンシフト開始時のパワーオン状
態はほぼ一定のパワーオン状態となり、これにより安定
した変速時間が保たれる。
【0033】(解決手段) 上記課題の解決手段(請求項)は、請求項1記載
の自動変速機のダウンシフト制御装置において、前記遅
れ時間設定手段fを、車速やスロットル開度やダウンシ
フトの種類や油温の少なくとも1つの因子により決めら
れる可変時間を遅れ時間として設定する手段としたこと
を特徴とする。
【0034】作用を説明すると、例えば、ダウンシフト
開始前のスロットル開度が低開度であるほど遅れ時間を
短くし、高開度であるほど遅れ時間を長くするというよ
うに、スロットル開度の大きさに応じて遅れ時間が可変
時間として設定される。
【0035】従って、車速やスロットル開度やダウンシ
フトの種類や油温の変化にかかわらず最適な遅れ時間が
設定されることになる。
【0036】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)実施の形態1は、解決手段1〜解決手
段3に対応する自動変速機のダウンシフト制御装置であ
る。
【0037】まず、実施の形態1のダウンシフト制御装
置が適用された自動変速機の全体概略を説明する。
【0038】図2は自動変速機の動力伝達機構を示すス
ケルトン図である。
【0039】図2において、INは入力軸、OUTは出
力ギヤ、FPGはフロント遊星ギヤ、RPGはリヤ遊星
ギヤであり、フロント遊星ギヤFPGは、フロントサン
ギヤFSと、フロントリングギヤFRと、両ギヤFS,
FRに噛み合うフロントピニオンFPを有し、リヤ遊星
ギヤRPGは、リヤサンギヤRSと、該ギヤRSに噛み
合うと共にフロントピニオンFPに噛み合うロングピニ
オンLPを有し、両ピニオンFP,ロングピニオンLP
は共通キャリヤPCに支持されている。
【0040】上記ギヤトレーンの構成において、変速に
関与するメンバは、フロントサンギヤFSと、リヤサン
ギヤRSと、共通キャリヤPCと、フロントリングギヤ
FRとの4つのメンバであり、これらのメンバのうち選
択されたメンバを入力軸ISに連結したりケースKに固
定することで、前進4速・後退1速の変速段を得る変速
要素として、リバースクラッチREV/C、ハイクラッ
チH/C、ロークラッチL/C、ロー&リバースブレー
キL&R/B、ローワンウェイクラッチLOW O.W.C 、バ
ンドブレーキB/Bが設けられている。
【0041】前記フロントサンギヤFSは、第1回転メ
ンバM1及びリバースクラッチREV/Cを介して入力
軸INに連結されていると共に、第1回転メンバM1及
びバンドブレーキB/Bを介してケースKに連結されて
いる。
【0042】前記リヤサンギヤRSは、第2回転メンバ
M2及びロークラッチL/Cを介して入力軸INに連結
されている。
【0043】前記共通キャリヤPCは、ハイクラッチH
/C及び第3回転メンバM3を介して入力軸ISに連結
されていると共に、第4回転メンバM4及び並列配置の
ロー&リバースブレーキL&R/Bとローワンウェイク
ラッチLOW O.W.C を介してケースKに連結されている。
【0044】前記フロントリングギヤFRは、第5回転
メンバM5を介して出力ギヤOUTに連結されている。
【0045】なお、この動力伝達機構の特徴は、4−3
ダウンシフト時に変速ショックのない掛け替えタイミン
グを得るために採用されていたワンウェイクラッチと、
このワンウェイクラッチの採用に伴いエンジンブレーキ
を確保するために必要とされる油圧締結によるクラッチ
とを廃止し、変速要素の数を削減することで小型軽量化
を達成した点にある。
【0046】図3は上記動力伝達機構により前進4速・
後退1速の変速段を得る締結論理を示す図である。
【0047】第1速(1st)は、ロークラッチL/C
の油圧締結と、ロー&リバースブレーキL&R/Bの油
圧締結(エンジンブレーキレンジ選択時)もしくはロー
ワンウェイクラッチLOW O.W.C の機械締結(加速時)に
より得られる。すなわち、リヤサンギヤ入力、共通キャ
リヤ固定、フロントリングギヤ出力となる。
【0048】第2速(2nd)は、ロークラッチL/C
とバンドブレーキB/Bの油圧締結により得られる。す
なわち、リヤサンギヤ入力、フロントサンギヤ固定、フ
ロントリングギヤ出力となる。
【0049】第3速(3rd)は、ハイクラッチH/C
とロークラッチL/Cの油圧締結により得られる。すな
わち、リヤサンギヤと共通キャリヤの同時入力、フロン
トリングギヤ出力となる(変速比=1)。
【0050】第4速(4th)は、ハイクラッチH/C
とバンドブレーキB/Bの油圧締結により得られる。す
なわち、共通キャリヤ入力、フロントサンギヤ固定、フ
ロントリングギヤ出力によるオーバドライブ変速段とな
る。
【0051】後退速(Rev)は、リバースクラッチR
EV/Cとロー&リバースブレーキL&R/Bの油圧締
結により得られる。すなわち、フロントサンギヤ入力、
共通キャリヤ固定、フロントリングギヤ出力となる。
【0052】尚、図3の右部に記載の2Aはバンドブレ
ーキB/Bを作動させるバンドサーボピストンの2速ア
プライ圧室、3Rは3速リリース圧室、4Aは4速アプ
ライ圧室で、2Aのみの油圧作用により2速時にバンド
ブレーキB/Bは締結され、2Aと3Rの油圧作用によ
り3速時にバンドブレーキB/Bは解放され、2Aと3
Rと4Aの油圧作用により4速時にバンドブレーキB/
Bは締結される。
【0053】図4は上記変速段のうちDレンジ1速〜4
速の自動変速を達成するための締結要素とコントロール
バルブ部と電子制御部を示す制御システム図である。
【0054】図4には締結要素として、ロークラッチL
/Cと、バンドブレーキB/B(2Aは2速アプライ圧
室、3Rは3速リリース圧室、4Aは4速アプライ圧
室)と、ハイクラッチH/Cが設けられている。
【0055】図4のコントロールバルブ部には、オイル
ポンプ1と、プレッシャレギュレータバルブ2と、プレ
ッシャモディファイヤバルブ3と、アキュムレータコン
トロールバルブ4と、ロークラッチシーケンスバルブ5
と、ロークラッチタイミングバルブ6と、マニュアルバ
ルブ7と、シフトバルブ(A)8と、シフトバルブ
(B)9と、ロークラッチアキュムレータ10と、サー
ボリリースアキュムレータ11と、1−2アキュムレー
タ12が設けられている。
【0056】前記プレッシャレギュレータバルブ2は、
モディファイヤ圧PMFの大きさに応じてオイルポンプ吐
出圧をライン圧PL に調圧する。
【0057】前記プレッシャモディファイヤバルブ3
は、パイロット圧PP を減圧しモディファイヤ圧PMFを
調圧する。
【0058】前記アキュムレータコントロールバルブ4
は、モディファイヤ圧PMFの大きさに応じてライン圧P
L を減圧しアキュムレータコントロール圧PACCMを調圧
する。
【0059】前記ロークラッチシーケンスバルブ5及び
ロークラッチタイミングバルブ6は、4速へのシフトア
ップ時または4速からのシフトダウン時のロークラッチ
L/Cの締結・解放タイミングをロークラッチアキュム
レータ10の背圧制御により適切にする。
【0060】前記マニュアルバルブ7は、セレクトレバ
ー13のポジションに応じてライン圧PL を必要なコン
トロールバルブへ配送する。
【0061】前記シフトバルブ(A)8及びシフトバル
ブ(B)9は、両シフトソレノイドの作動に応じて1速
〜4速(OD)の各変速段での油路切り替えを行なう。
【0062】前記ロークラッチアキュムレータ10は、
ロークラッチL/Cの締結をな滑らかにする他、ローク
ラッチL/Cの締結・解放タイミングを適切にする。
【0063】前記サーボリリースアキュムレータ11
は、2−3変速時のハイクラッチ締結とブレーキバンド
解放を滑らかにする。
【0064】前記1−2アキュムレータ12は、1−2
変速時のバンドブレーキB/Bの締結を滑らかにする。
【0065】図4の電子制御部には、A/Tコントロー
ルユニット20からの駆動指令に応じて油圧を制御する
アクチュエータとして、シフトソレノイド(A)21
と、シフトソレノイド(B)22と、タイミングソレノ
イド23と、ライン圧ソレノイド24が設けられてい
る。各ソレノイドのうち、ライン圧ソレノイド24はデ
ューティ比の大きさにより油圧レベルを可変に制御する
デューティソレノイドであり、シフトソレノイド(A)
21とシフトソレノイド(B)22とタイミングソレノ
イド23は、パイロット圧PP を供給するかドレーンす
るかの切り換えを行なうオンオフソレノイドである。
【0066】また、A/Tコントロールユニット20へ
入力情報をもたらす情報源として、スロットル開度を検
出するスロットルセンサ25と、車速を検出する車速セ
ンサ26と、タービン回転を検出するタービンセンサ2
7と、油温を検出する油温センサ28と、他のセンサ・
スイッチ類29が設けられている。
【0067】次に、作用を説明する。
【0068】[電子制御の基本作用] (1) 変速制御 Dレンジ時に1速〜4速を自動的に変速する変速制御
は、A/Tコントロールユニット20からシフトソレノ
イド(A)21とシフトソレノイド(B)22に対して
出力されるオンまたはオフの指令により行なわれる。
【0069】すなわち、図6に示すような変速点特性モ
デル図と検出されたスロットル開度及び車速に基づき、
アップシフトあるいはダウンシフトの変速線を横切った
時に変速指令が出され、この変速指令により次に移行す
るギヤ位置が決定され、決定されたギヤ位置を得るべく
図5に示すシフトソレノイド作動表にしたがってシフト
ソレノイド(A)21または/及びシフトソレノイド
(B)22に対しオンまたはオフの指令を出すことで制
御される。
【0070】(2) ライン圧制御 ライン圧PL の制御は、A/Tコントロールユニット2
0からライン圧ソレノイド24に対して出力されるデュ
ーティ比駆動指令により行なわれる。
【0071】すなわち、プレッシャモディファイヤバル
ブ3において、ライン圧ソレノイド24からの出力ソレ
ノイド圧に応じてパイロット圧PP からモディファイヤ
圧PMFが調圧され、このモディファイヤ圧PMFを作動信
号圧とするプレッシャレギュレータバルブ2でライン圧
PL が作り出される。
【0072】このライン圧PL は、Dレンジ時に油路の
切り換えを行なうマニュアルバルブ7とシフトバルブ
(A)8または/及びシフトバルブ(B)9を経過し、
ロークラッチL/Cのクラッチ油室とバンドブレーキB
/Bの各油室2A,3R,4AとハイクラッチH/Cの
クラッチ油室に送られ締結圧となる。
【0073】よって、基本的には、締結要素の滑りを抑
えての締結を確保するため、スロットル開度対応制御や
レンジ位置対応制御等により伝達されるトルクの大きさ
に応じたライン圧PL に制御される。
【0074】(3) アキュムレータ背圧制御 ロークラッチアキュムレータ10の背圧制御は、A/T
コントロールユニット20からタイミングソレノイド2
3に対して出力されるオンまたはオフの指令により行な
われる。
【0075】すなわち、タイミングソレノイド23への
オン指令時であって、アキュムレータ背圧が入っている
1速〜3速時には、4速アプライ圧P4Aが発生するまで
は、ロークラッチシーケンスバルブ5を介してアキュム
レータコントロール圧PACCMがロークラッチアキュムレ
ータ10に供給されるバルブ位置が保持される。
【0076】そして、3速から4速へのアップシフト時
で、4速アプライ圧P4Aが発生すると、ロークラッチシ
ーケンスバルブ5がドレーン側に切り換えられ、ローク
ラッチアキュムレータ10の背圧が抜かれる。
【0077】また、タイミングソレノイド23へのオン
指令時であって、アキュムレータ背圧が抜かれている4
速から3速へのダウンシフト時には、ギヤ比を監視しな
がらタイミングソレノイド23への指令をオンからオフ
に変えることでロークラッチアキュムレータ10の背圧
が上昇する。
【0078】よって、3−4アップシフト時には、4速
アプライ圧P4Aの発生によりロークラッチL/Cを解放
する最適なアップシフトタイミングを得ることができ、
また、4−3ダウンシフト時には、変速油圧とは無関係
にタイミングソレノイド23への指令によりロークラッ
チL/Cを締結する最適なダウンシフトタイミグを得る
ことができる。
【0079】[3−2踏み込みダウンシフト制御作用]
図7はハイクラッチH/C(第1の締結要素に相当)が
解放されバンドブレーキB/B(第2の締結要素に相
当)が締結される3−2踏み込みダウンシフト時にA/
Tコントロールユニット41で行なわれるダウンシフト
制御作動の流れを示すフローチャートで、以下、各ステ
ップについて説明する。
【0080】ステップ71では、3−2踏み込みダウン
シフト時かどうかが判断される。この判断は、図6に示
す変速点モデル特性上で3−2ダウンシフト線を横切っ
て3−2ダウンシフト指令信号が出力されているという
条件と、スロットル開度が増加方向に変化している条件
の2つの条件を同時に満足している時に3−2踏み込み
ダウンシフト時と判断される。(請求項の踏み込みダウ
ンシフト判断手段に相当)。
【0081】尚、スロットル開度の変化は、例えば、ス
ロットルセンサからのスロットル開度検出値THの微分
値dTHを演算し、この微分値dTHがdTH>0であ
ることで増加方向変化であると判断される。
【0082】ステップ72では、3−2踏み込みダウン
シフト時であると判断されると、ライン圧ソレノイド2
4(ライン圧アクチュエータに相当)に対し、ライン圧
PLを設定した低圧レベルに保つ一定のデューティ比D0
による指令が出力される(請求項のライン圧制御手段
に相当)。
【0083】ステップ73では、3−2踏み込みダウン
シフト判断時からの経過時間をあらわすタイマ値Tが、
予め設定されているシフトディレータイマ値T2 (例え
ば、0.1秒に相当する数値)以上であるかどうかが判
断される。
【0084】ステップ74では、ステップ73でNOと
判断された時、タイマ値TがT+1により増加される。
尚、ステップ73での判断は数値1に相当する時間周期
毎に実行される。
【0085】ステップ75では、ステップ73でYES
と判断された時、シフトソレノイド(B)22(シフト
アクチュエータに相当)に対しON指令が出力される。
【0086】尚、ステップ73〜ステップ75は、請求
項の遅れ時間設定手段及びシフトバルブ作動タイミング
制御手段に相当する。
【0087】ステップ76では、3−2踏み込みダウン
シフト判断時からの経過時間をあらわすタイマ値Tが、
予め設定されている変速終了タイマ値TS (例えば、1
秒に相当する数値)以上であるかどうかが判断される。
【0088】ステップ77では、ステップ76でNOと
判断された時、タイマ値TがT+1により増加される。
尚、ステップ76での判断は数値1に相当する時間周期
毎に実行される。
【0089】ステップ78では、ステップ76でYES
と判断された時、ライン圧ソレノイド24に対する制御
をデューティ比D0 による変速時ライン圧制御から通常
のライン圧制御に復帰させる。また、タイマ値Tをゼロ
リセットさせる。
【0090】図8は上記ダウンシフト制御が行なわれた
場合の3−2踏み込みダウンシフト作用を示すタイムチ
ャートである。
【0091】まず、3−2踏み込みダウンシフトは、図
5に示すように、シフトソレノイド(A)21はOFF
のままでシフトソレノイド(B)22のみをOFFから
ONに切り換えることで行なわれる。これにより、シフ
トバルブ(B)9(請求項のシフトバルブに相当)のス
プールがストロークして油路が切り換えられ、3速ギヤ
位置で締結されているハイクラッチH/Cのハイクラッ
チ圧PH/C と3速ギヤ位置で解放されているバンドブレ
ーキB/Bの3速リリース圧P3Rが抜かれ、ハイクラッ
チH/Cを解放し、バンドブレーキB/Bを締結するこ
とで、変速後のギヤ位置である2速ギヤ位置が達成され
る。
【0092】この3−2踏み込みダウンシフトにおい
て、図7に示す制御、すなわち、3−2踏み込みダウン
シフト判断と同時にライン圧PL を一定の低ライン圧に
保つライン圧制御と、3−2踏み込みダウンシフト判断
時からシフトディレータイマ値T2 による遅れ時間の経
過を待ってシフトソレノイド(B)22に対しON指令
を出力し、シフトバルブ(B)9を切り換えて実際の変
速を開始するタイミング制御が行なわれる。
【0093】従って、変速判断から変速開始までの遅れ
時間領域では、締結要素圧であるライン圧PL を低圧レ
ベルに保つライン圧制御が行なわれることで、図8の中
段の油圧特性図に示すように、変速が開始されるまでの
間にハイクラッチ圧PH/C 及び3速リリース圧P3Rが安
定する。
【0094】また、パワーオフ状態からの踏み込みダウ
ンシフト時には(スロットル開度0/8→8/8)、変
速判断から変速開始までの遅れ時間中にアクセル踏み込
み操作に伴なってエンジン回転数Ne が上昇し(図8の
下段のNe POFF 実線特性)、変速開始時点ではパワー
オン状態からの踏み込みダウンシフト時とほぼ同レベル
のエンジン回転数Ne までに達する。すなわち、変速開
始時点でエンジン回転数Ne をみた場合、パワーオフ状
態からパワーオン状態へと状態変更がなされたことにな
る。
【0095】一方、パワーオン状態からの踏み込みダウ
ンシフト時には(スロットル開度3/8→8/8)、変
速判断時に既にエンジン回転数Ne が高く遅れ時間を設
定してもエンジン回転数Ne の上昇は小さく抑えられ
(図8の下段のNe PONの1点鎖線特性)、パワーオン
状態のままでの待機となる。
【0096】よって、シフトソレノイド(B)22に対
しON指令を出力し、シフトバルブ(B)9を切り換え
ての実際の変速開始時には、パワーオフ状態からの踏み
込みダウンシフト時もパワーオン状態からの踏み込みダ
ウンシフト時もエンジン回転数Ne が高まっているパワ
ーオンサイドからの変速開始となり、これにより変速判
断前の状態がパワーオン・オフのいずれの状態であるに
かかわらず変速終了タイミングがほぼ一致する。
【0097】この結果、サーボリリースアキュムレータ
11の容積設定等により3速リリース圧P3Rの抜き棚圧
をパワーオン状態からの踏み込みダウンシフトで最適な
タイミングが得られるように設定した場合、図8の下段
の伝達トルクTQ の特性に示すように、パワーオフ状態
からの踏み込みダウンシフトであっても従来のように棚
はずれひきショックの発生がなく、パワーオン状態から
の踏み込みダウンシフトと差のない良好な変速フィーリ
ングが得られる。
【0098】加えて、ライン圧制御により変速判断時点
でのハイクラッチ圧PH/C 及び3速リリース圧P3Rのバ
ラツキにかかわらず、変速開始時点ではハイクラッチ圧
PH/C 及び3速リリース圧P3Rがほぼ同じレベルの安定
した圧力となり、しかも、変速開始から変速終了までの
領域でも安定したライン圧PL が維持される。
【0099】この結果、ダウンシフト中の棚圧持続時間
が、変速判断時点でのライン圧PLのバラツキにかかわ
らずほぼ一定に保たれ、変速時間の安定化を図ることが
できるし、また、変速終了タイミングも一定化すること
でタイミングズレによるショックの悪化を防止すること
ができる。
【0100】次に、効果を説明する。
【0101】(1)3−2踏み込みダウンシフト判断
後、シフトディレータイマ値T2 により設定された遅れ
時間を待ってシフトバルブ(B)9を切り換えるON指
令をシフトソレノイド(B)22へ出力するシフトバル
ブ作動タイミング制御を行なう装置としたため、3−2
踏み込みダウンシフト判断前のアクセル状態判断や複数
の制御特性の設定を要さない簡単な制御でありながら、
パワーオフ状態からの3−2踏み込みダウンシフトある
いはパワーオン状態からの3−2踏み込みダウンシフト
であっても差のない良好な変速フィーリングを得ること
ができる。
【0102】(2)3−2踏み込みダウンシフト判断と
同時にライン圧PL を低圧レベルに保つデューティ比駆
動指令をライン圧ソレノイド24に出力する変速時ライ
ン圧制御を行なう装置としたため、3−2踏み込みダウ
ンシフト判断時のハイクラッチ圧PH/C 及び3速リリー
ス圧P3Rのバラツキにかかわらず、変速時間の安定やシ
ョックの軽減をもたらす変速中の油圧安定化を図ること
ができる。
【0103】(3)遅れ時間を設定するにあたって、予
め決められた固定のシフトディレータイマ値T2 により
遅れ時間を設定する装置としたため、最も簡単に遅れ時
間を設定することができる。
【0104】(実施の形態2)図9は請求項4記載の遅
れ時間設定手段に相当する遅れ時間設定作動の流れを示
すフローチャートである。
【0105】ステップ79では、エンジン回転数Ne が
タービン回転数NT に設定回転数α(αは0以上で任意
設定)を加えた回転数以上かどうかが判断される。
【0106】ステップ80では、ステップ79でNOと
判断された時、新たにエンジン回転数Ne とタービン回
転数NT が読み込まれる。
【0107】従って、3−2踏み込みダウンシフトが判
断された後、エンジン回転数Ne とタービン回転数NT
が監視され、Ne >NT +αの条件を満足すると、シフ
トバルブ(B)9を切り換えるON指令がシフトソレノ
イド(B)22へ出力される。すなわち、3−2踏み込
みダウンシフト判断時からNe >NT +αの条件を満足
するまでの経過時間が遅れ時間として設定される。
【0108】このように、エンジン回転数Ne がタービ
ン回転数NT を上回る時を実際のダウンシフトが開始さ
れる時とすることで、ダウンシフト判断時の状態にはバ
ラツキがあってもダウンシフト開始時のパワーオン状態
(Ne とNT の関係)は、ほぼ一定のパワーオン状態と
なり、これにより安定した変速時間が保たれる。
【0109】(実施の形態3)図10は請求項5記載の
遅れ時間設定手段に相当する遅れ時間設定作動の流れを
示すフローチャートである。
【0110】ステップ81では、変速判断前のスロット
ル開度THの大きさによりシフトディレータイマ値TS'
が設定される。
【0111】ステップ82では、変速判断からの経過時
間を表すタイマ値Tがシフトディレータイマ値TS'以上
かどうかが判断される。
【0112】ステップ83では、タイマ値TがT+1に
より増加される。
【0113】従って、3−2踏み込みダウンシフトが判
断されると、判断前のスロットル開度THの大きさによ
り、ダウンシフト開始前のスロットル開度THが低開度
であるほど遅れ時間を短くし、高開度であるほど遅れ時
間を長くするというように、シフトディレータイマ値T
S'が可変時間として設定される。そして、シフトディレ
ータイマ値TS'による遅れ時間が経過すると、シフトバ
ルブ(B)9を切り換えるON指令がシフトソレノイド
(B)22へ出力される。
【0114】このように、スロットル開度THの大きさ
により可変の遅れ時間を設定するようにしていること
で、ダウンシフト判断前のスロットル開度THの大きさ
にかかわらず、ほぼ一定の変速終了タイミングを得るこ
とができる最適な遅れ時間を設定することができる。
【0115】従って、車速やスロットル開度やダウンシ
フトの種類や油温の変化にかかわらず最適な遅れ時間が
設定されることになる。
【0116】(その他の実施の形態)実施の形態1〜3
では、3−2踏み込みダウンシフトの例を示したが、4
−3踏み込みダウンシフトや4−2踏み込みダウンシフ
トの場合、あるいは、自動変速機が5速の場合には5−
4ダウンシフトや5−3ダウンシフトの場合にも本発明
のダウンシフト制御を適用することができる。
【0117】実施の形態3では、スロットル開度により
可変の遅れ時間を設定する例を示したが、車速の高低や
ダウンシフトの種類や油温の高低により可変の遅れ時間
を設定するようにしても良いし、車速,スロットル開
度,ダウンシフトの種類,油温のうち、2つ以上を組み
合わせたパラメータにより可変の遅れ時間を設定するよ
うにしても良い。
【0118】請求項1記載の発明にあっては、油圧によ
り締結する第1の締結要素と、アプライ圧室とリリース
圧室とを有し、アプライ圧室のみに油圧を供給すること
により締結し、アプライ圧室とリリース圧室に油圧を供
給することにより解放し、リリース圧室の油圧を排出す
ることにより再度締結する第2の締結要素と、ダウンシ
フト変速判断に基づくシフトアクチュエータへの駆動指
令によりシフトバルブを切り換え、このバルブ切り換え
による油路変更により、変速前のギヤ位置にて締結され
ていた第1の締結要素から油圧を排出して第1の締結要
素を解放すると共に、変速前のギヤ位置にてアプライ圧
室とリリース圧室とに油圧が供給されることにより解放
されていた第2の締結要素のリリース圧室から油圧を排
出して第2の締結要素を締結し、変速後のギヤ位置を達
成する自動変速機において、アクセル踏み込み操作によ
りダウンシフトが行なわれる踏み込みダウンシフト時か
どうかを判断する踏み込みダウンシフト判断手段と、ア
クセル踏み込み操作に伴なうエンジン回転数の上昇を確
保できる遅れ時間を設定する遅れ時間設定手段と、踏み
込みダウンシフト判断と同時に前記第1及び第2の締結
要素に供給される油圧を、一旦低下させて保ち、その
、踏み込みダウンシフト判断から設定された遅れ時間
を待って前記第1の締結要素からの油圧の排出と前記第
2の締結要素のリリース圧室からの油圧の排出を開始す
るよう前記シフトバルブを切り換える駆動指令をシフト
アクチュエータへ出力するシフトバルブ作動タイミング
制御手段と、を備えた構成としたため、踏み込みダウン
シフト判断前のアクセル状態判断や複数の制御特性の設
定を要さない簡単な制御でありながら、踏み込みダウン
シフト判断時の締結要素のバラツキにかかわらず変速中
の油圧安定化を図りつつ、パワーオフ状態からの踏み込
みダウンシフトあるいはパワーオン状態からの踏み込み
ダウンシフトであっても差のない良好な変速フィーリン
グを得ることができる
【0119】
【0120】請求項記載の発明にあっては、請求項1
記載の自動変速機のダウンシフト制御装置において、遅
れ時間設定手段を、予め決められた固定のディレータイ
マ時間を遅れ時間として設定する手段としたため、最も
簡単な遅れ時間の設定により、上記請求項1記載の発明
の効果を達成することができる。
【0121】請求項記載の発明にあっては、請求項1
記載の自動変速機のダウンシフト制御装置において、遅
れ時間設定手段を、踏み込みダウンシフトが判断される
とエンジン回転数とタービン回転数を監視し、踏み込み
ダウンシフト判断時からエンジン回転数がタービン回転
数を所定回転数上回るまでを遅れ時間として設定する手
段としたため、踏み込みダウンシフト判断時の状態のバ
ラツキにかかわらず安定した変速時間が保たれる遅れ時
間の設定により、上記請求項1記載の発明の効果を達成
することができる。
【0122】請求項記載の発明にあっては、請求項1
記載の自動変速機のダウンシフト制御装置において、遅
れ時間設定手段を、車速やスロットル開度やダウンシフ
トの種類や油温の少なくとも1つの因子により決められ
る可変時間を遅れ時間として設定する手段としたため、
車速やスロットル開度やダウンシフトの種類や油温の変
化に対する最適な遅れ時間の設定により、上記請求項1
記載の発明の効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機のダウンシフト制御装置を
示すクレーム対応図である。
【図2】実施の形態1の油圧制御装置が適用された自動
変速機の動力伝達機構を示すスケルトン図である。
【図3】実施の形態1の油圧制御装置が適用された自動
変速機の締結論理表を示す図である。
【図4】実施の形態1のダウンシフト制御装置が適用さ
れた油圧制御部及び電子制御部を示す全体システム図で
ある。
【図5】実施の形態1の油圧制御装置のシフトソレノイ
ド作動表を示す図である。
【図6】実施の形態1の油圧制御装置の変速点特性モデ
ルの一例を示す図である。
【図7】実施の形態1のA/Tコントロールユニットに
より行なわれる3−2踏み込みダウンシフト制御作動の
流れを示すフローチャートである。
【図8】実施の形態1の3−2踏み込みダウンシフト制
御作用を示すタイムチャートである。
【図9】実施の形態2での遅れ時間の設定作動を示すフ
ローチャートである。
【図10】実施の形態3での遅れ時間の設定作動を示す
フローチャートである。
【図11】変速判断と同時に変速を開始する従来の3−
2踏み込みダウンシフト制御作用を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
a シフトアクチュエータ b シフトバルブ c 第1の締結要素 d 第2の締結要素 e 踏み込みダウンシフト判断手段 f 遅れ時間設定手段 g シフトバルブ作動タイミング制御手段 h ライン圧アクチュエータ i ライン圧制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F16H 59:72 F16H 59:72 103:12 103:12 (56)参考文献 特開 平2−118261(JP,A) 特開 平3−14960(JP,A) 特開 昭62−106159(JP,A) 特開 昭62−184269(JP,A) 特開 平6−331016(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/26 F16H 63/40 - 63/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧により締結する第1の締結要素と、 アプライ圧室とリリース圧室とを有し、アプライ圧室の
    みに油圧を供給することにより締結し、アプライ圧室と
    リリース圧室に油圧を供給することにより解放し、リリ
    ース圧室の油圧を排出することにより再度締結する第2
    の締結要素と、 ダウンシフト変速判断に基づくシフトアクチュエータへ
    の駆動指令によりシフトバルブを切り換え、このバルブ
    切り換えによる油路変更により、変速前のギヤ位置にて
    締結されていた第1の締結要素から油圧を排出して第1
    の締結要素を解放すると共に、変速前のギヤ位置にてア
    プライ圧室とリリース圧室とに油圧が供給されることに
    より解放されていた第2の締結要素のリリース圧室から
    油圧を排出して第2の締結要素を締結し、変速後のギヤ
    位置を達成する自動変速機において、 アクセル踏み込み操作によりダウンシフトが行なわれる
    踏み込みダウンシフト時かどうかを判断する踏み込みダ
    ウンシフト判断手段と、 アクセル踏み込み操作に伴なうエンジン回転数の上昇を
    確保できる遅れ時間を設定する遅れ時間設定手段と、踏み込みダウンシフト判断と同時に前記第1及び第2の
    締結要素に供給される油圧を、一旦低下させて保ち、そ
    の後 、踏み込みダウンシフト判断から設定された遅れ時
    間を待って前記第1の締結要素からの油圧の排出と前記
    第2の締結要素のリリース圧室からの油圧の排出を開始
    するよう前記シフトバルブを切り換える駆動指令をシフ
    トアクチュエータへ出力するシフトバルブ作動タイミン
    グ制御手段と、 を備えていることを特徴とする自動変速機のダウンシフ
    ト制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動変速機のダウンシフ
    ト制御装置において、 前記遅れ時間設定手段を、予め決められた固定のディレ
    ータイマ時間を遅れ時間として設定する手段としたこと
    を特徴とする自動変速機のダウンシフト制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動変速機のダウンシフ
    ト制御装置において、 前記遅れ時間設定手段を、踏み込みダウンシフトが判断
    されるとエンジン回転数とタービン回転数を監視し、踏
    み込みダウンシフト判断時からエンジン回転数がタービ
    ン回転数を所定回転数上回るまでを遅れ時間として設定
    する手段としたことを特徴とする自動変速機のダウンシ
    フト制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の自動変速機のダウンシフ
    ト制御装置において、 前記遅れ時間設定手段を、車速やスロットル開度やダウ
    ンシフトの種類や油温の少なくとも1つの因子により決
    められる可変時間を遅れ時間として設定する手段とした
    ことを特徴とする自動変速機のダウンシフト制御装置。
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