JP3467537B2 - エンジン緊急停止用ケーブルの取付け構造 - Google Patents
エンジン緊急停止用ケーブルの取付け構造Info
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Description
されるエンジンを緊急に停止させるためのケーブルの取
付け構造に関する。
緊急停止用ケーブルの取付け構造と、このケーブルが付
設される移動体の一例としての油圧ショベルの基本構造
を説明する。
ない走行用油圧モータ等が設けられた下部走行体11
と、この下部走行体11に設けられ、旋回用油圧モータ
(図示せず)等により構成された旋回装置12と、この
旋回装置12によって下部走行体11上に旋回可能に搭
載された作業機本体としての上部旋回体13を備える。
さらに上部旋回体13は、骨組み構造をなす旋回フレー
ム14と、旋回フレーム14の前部側に設けられた運転
室15と、運転室15の後部側に位置して旋回フレーム
14上に設けられたカウンタウェイト16と、作業装置
17と、機械室18とから構成されている。
に回動可能に設けられたブーム17Aと、ブーム17A
の先端側に回動可能に設けられたアーム17Bと、アー
ム17Bの先端側に設けられたバケット17Cとから構
成され、これらはそれぞれブームシリンダ17D、アー
ムシリンダ17E、バケットシリンダ17Fによって作
動される。また機械室18の内部には、エンジンと、冷
却ファンと、ラジエータと、油圧ポンプ等が設けられ
る。
図を示す。図4によれば、運転室15には運転者が座る
シート21が設けられ、機械室18には冷却ファン22
を備えたエンジン23が設けられる。24はエンジン緊
急停止用ケーブル(以下、ケーブルという)である。こ
のケーブル24は、その一端がシート21の下側周辺部
に取り付けられ、他端がエンジン23の燃料カットレバ
ー25に取り付けられる。
を詳述する。図に示すように、ケーブル24は、所要の
剛性を有するアウタケーシング31と、アウタケーシン
グ31の内部に挿通されるインナーワイヤ32とからな
る。アウタケーシング31の運転室側の一端にはホルダ
33が設けられ、このホルダ33は、運転室15の床に
固定されたスタンド34のシートブラケット35にアジ
ャストナット36によって固定される。アウタケーシン
グ33の機械室側の一端にはネジ形ケーシングキャップ
37が設けられ、このケーシングキャップ37はワッシ
ャ38とナット39によってエンジンブラケット40に
取り付けられる。またインナーワイヤ32については、
運転室側の一端に操作金具41が設けられ、機械室側の
他の一端にはワイヤエンド42が設けられる。操作金具
41は、上記ホルダ33から前方へ突き出ている。また
ワイヤエンド42はエンジン23の燃料カットレバー2
5に取り付けられる。上記のケーブル構造において、運
転室15のシート21に座る運転者が、シート21の下
側に配置される操作金具41を前方へ引くことにより、
燃料カットレバー25を遠隔操作し、エンジン23を停
止させる。
リア43上に固定され、キャリア43は、スタンド34
に固定されたスライドレール44上に前後にスライド自
在に設けられている。従って、図7に示すようにスライ
ド移動機構によってシート21が前方に移動すると、ス
タンド34のシートブラケット35に取り付けられた操
作金具41が、相対的にシート21の下部であって奥側
に位置することになる。このため、操作金具41が非常
に操作しずらくなり、緊急停止操作に不適当となる。
トが前方に移動したときであっても操作し易いエンジン
緊急停止用ケーブルの取付け構造を提供することにあ
る。
急停止用ケーブルの取付け構造は、油圧ショベル等の移
動体のエンジンと、スライド機構を利用して前後方向に
移動自在に設けられたシートを備える運転室との間に配
置されるケーブルの取付け構造であり、当該ケーブルに
おけるシート前方へ引くことによりインナーワイヤを引
出せる操作部を備えた運転室側端部を、シートと一体的
な部分、すなわちシートそれ自体またはシートの移動と
共に移動する構造物に取り付け、操作部とケーブルがシ
ートの前後方向に移動するように構成される。
ることが好ましい。
ける操作部が設けられた運転室側端部、すなわち操作金
具が設けられた端部を、シートまたはシートと共に移動
する構造物、好ましくはシートの下部でレールに対して
スライド自在に設けられたキャリア部分に取り付けるこ
とにより、シートが前方に移動した場合であっても、操
作金具もシートと一緒に移動するようにし、これにより
上記ケーブルの操作金具を運転者にとって常に操作し易
い位置に配置する。
て説明する。
の取付け構造の代表的な実施例を図1と図2に示す。こ
れらの図において、図3〜図7で説明した要素と実質的
に同一の要素には同一の符号を付している。図1および
図2は、油圧ショベルの運転室15の部分を示したもの
である。
ケーブル24と同じ構造を有し、アウタケーシング3
1、インナーワイヤ32、アウタケーシング31の運転
室側端部のホルダ33、アウタケーシング31の機械室
側端部のネジ形ケーシングキャップ37、インナーワイ
ヤ32の運転室側端部の操作金具41、機械室側端部の
ワイヤエンド42を備える。ケーブル24は、例えば図
3に示した油圧ショベルにおいて、機械室18に配置さ
れたエンジン23と、運転室15の前後方向にスライド
移動可能に配置されたシート21との間に配置される。
シート21は下部にキャリア43を備え、このキャリア
43は、運転室15の床に固定されたスタンド34上に
設けられたスライドレール44に移動自在に配置され
る。このスライド機構によって、シート21に座る運転
者はシートを前後に動かし最適な位置に設定することが
できる。
付け構造は、図5を参照して説明した構造と同じであ
る。またケーブル24のシート21側の端部の取付け構
造では、図1および図2に示すように、操作金具41が
設けられる運転室15側のケーブル24の端部ホルダ3
3を取り付けるためのシートブラケット51が、シート
21の下側の設けられたキャリア43の前部に設けられ
る。従って、操作金具41は、シート21の下部前側に
位置する。
ャリア43は一体構造物となっているので、シート21
をスライドレール44の上で前方にスライド移動させる
と、シートブラケット51もシート21と一体となって
前方に移動する。このため、ケーブル24の操作金具4
1の位置は、シート21に対して常に同一の位置にな
り、操作し易い位置にある。このようにシート21をど
のようにスライド移動させても、ケーブル24の操作金
具41はシート21と一体であるため、常に適正なケー
ブル操作を行うことができる。
ト21の移動と共に移動するが、所要の移動を行えるよ
うに、その途中が余裕を持った状態で振れ止めクランプ
機構(図示せず)で固定される。
側端部をシートブラケットを用いてキャリア43に固定
したが、シート21と共に移動する一体的部分上の箇所
であれば、望ましい任意の箇所に取り付けられることが
できる。また上記では本発明に係るケーブル取付け構造
を油圧ショベルに設ける実施例について説明したが、同
様な構造を有する建設機械等の移動体に、本発明に係る
ケーブル取付け構造を設けることができるのは勿論であ
る。
れば、油圧ショベル等に設けられたエンジン緊急停止用
ケーブルの運転室側端部の取付け構造に関し、シートと
一緒に動く一体的部分に取付け部を設けるようにしたた
め、操作金具は常にシートと共に移動し、常に適正なケ
ーブル操作を行える場所に位置させることができる。
の要部を示す側面図である。
態を示す側面図である。
る。
の側面図である。
した状態を示す側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 前後方向にスライド移動自在なシートを
備える運転室とエンジンとの間に配置されるケーブルで
あって、前記エンジンを緊急に停止させるための前記ケ
ーブルの取付け構造において、前記ケーブルにおけるシ
ート前方へ引くことによりインナーワイヤを引出せる操
作部を備えた運転室側端部を、前記シートと一体的な部
分に取り付け、前記操作部と前記ケーブルが前記シート
の前後方向に移動するようにしたことを特徴とするエン
ジン緊急停止用ケーブルの取付け構造。 - 【請求項2】 前記運転室側端部はシートキャリアに固
定されることを特徴とする請求項1記載のエンジン緊急
停止用ケーブルの取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10025895A JP3467537B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | エンジン緊急停止用ケーブルの取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10025895A JP3467537B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | エンジン緊急停止用ケーブルの取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08270015A JPH08270015A (ja) | 1996-10-15 |
JP3467537B2 true JP3467537B2 (ja) | 2003-11-17 |
Family
ID=14269201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10025895A Expired - Fee Related JP3467537B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | エンジン緊急停止用ケーブルの取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3467537B2 (ja) |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP10025895A patent/JP3467537B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08270015A (ja) | 1996-10-15 |
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