JP3465511B2 - ディジタル形保護継電装置 - Google Patents
ディジタル形保護継電装置Info
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Description
継電装置に係り、特に装置電源の停電時のデータ保護方
式に関する。 【0002】 【従来の技術】ディジタル形保護継電装置は、保護対象
になる電力系統の電圧や電流をサンプリングによりディ
ジタルデータとして取り込み、これらデータを使って系
統の短絡や地絡事故等を検出する各種の保護演算を行
い、保護を必要とするときに系統の遮断器をトリップす
る等の保護出力を得る。 【0003】このような機能を持つディジタル形保護継
電装置は、図2に示すように、コンピュータ1を中枢部
とし、各種の入出力装置2〜5を備えて各種の保護機能
を実現する他に、正常な保護処理機能を維持するための
プロテクト機能をハードウェア又はソフトウェア構成で
備える。 【0004】このプロテクト機能の1つとして、装置電
源6の停電時に現在のデータを保護する機能が用意され
る。このデータ保護機能は、停電検出でコンピュータ1
のCPU11に割り込みをかけ、保護を必要とするデー
タ(計測データや演算処理データ、トリップ状態データ
など)をRAM12やレジスタから不揮発性メモリにな
るEEPROM13に保存し、復電時に不揮発性メモリ
の内容をRAMやレジスタに書き込んで保護演算を再開
する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】従来のデータ保護方式
では、装置電源の停電又はオフ操作時に割込み処理でデ
ータを不揮発性メモリに保存し、復電時又は電源オン操
作時に不揮発性メモリに保存するデータをRAM等の記
憶媒体に書き込む。 【0006】このデータ保護方式において、装置電源の
オンから直後にオフ操作又は停電が発生したとき、すな
わち電源のオンにより不揮発性メモリに保存するデータ
を他の記憶装置に書き込んでいる途中で停電発生や電源
オフ操作が行われると、不定値のデータが他の記憶装置
から不揮発性メモリに再保存されてしまい、復電時又は
次回の電源オン時に不揮発性メモリから他の記憶媒体に
不定値のデータが書き込まれ、結果的に誤った保護演算
を起こしてしまう。 【0007】本発明の目的は、装置電源がオン直後にオ
フ状態になったときにも確実にデータ保護を行うことが
できるディジタル形保護継電装置を提供することにあ
る。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、装置電源オン
で不揮発性メモリから他の記憶媒体にデータを書き込む
処理が完了したか否かをチェックすることにより、電源
オフ時に不揮発性メモリに不定値が保存されるのを無く
すようにしたものであり、以下の方式を特徴とする。 【0009】装置電源の停電又は電源オフ操作時にコン
ピュータに割り込みをかけ、記憶媒体のデータを不揮発
性メモリに保存し、復電時又は電源オン操作時に前記不
揮発性メモリの保存データを前記記憶媒体に書き込んで
保護演算を行うディジタル形保護継電装置において、前
記不揮発性メモリの保存データを前記記憶媒体に書き込
み完了時にキーワードを該記憶媒体に書き込んでおき、
前記記憶媒体のデータを前記不揮発性メモリに保存する
ときに前記キーワードがあらかじめ設定する値に一致す
るときのみ保存する手段を備えたことを特徴とする。 【0010】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
データ保護処理機能の処理手順である。図2の構成にお
いて、装置電源の復電又はオン操作では、不揮発性メモ
リになるEEPROM13に保存するデータを他の記憶
媒体になるRAM12やCPUのレジスタに書き込み
(S1)、この書き込みが完了したときに他の記憶媒体
になるRAM12等に書き込み完了を意味付けるキーワ
ード(例えば、1234H)を書き込む(S2)。 【0011】この状態でコンピュータ1は保護演算を開
始し、保護演算途中で装置電源6が停電発生又はオフ操
作されたとき、電源オフによるCPUへの割込み処理を
起動し(S3)、処理S2で書き込んでおいたキーワー
ドがあらかじめ設定した値と一致するか否かをチェック
する(S4)。 【0012】このチェックでキーワードが同一の場合、
他の記憶媒体に保存するデータをEEPROMへ保存す
る(S5)。また、キーワードが同一でない場合には処
理S5を行うことなく、割込み処理を終了する。 【0013】以上までの処理により、装置電源のオン時
に実行するEEPROMから他の記憶媒体へのデータ書
き込みが完了したか否かをキーワードとして保存してお
くことにより、その後の停電や電源オフ操作時に所定の
キーワードが保存されている場合には正規のデータが他
の記憶媒体に保存されているとしてこれを不揮発性メモ
リに保存し、次回の電源オンに備える。 【0014】したがって、電源オンの直後に電源オフ状
態になる場合に不揮発性メモリに不定値が書き込まれる
のを防止できる。 【0015】 【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、装置電
源オンで不揮発性メモリから他の記憶媒体にデータを書
き込む処理が完了したか否かをチェックすることによ
り、電源オフ時に不揮発性メモリに不定値が保存される
のを無くすようにしたため、電源オン直後にオフ状態に
なる場合にも不揮発性メモリに不定値が書き込まれるの
を防止でき、瞬時停電時等に誤ったデータによる誤った
保護動作を確実に防止できる効果がある。
図。 【図2】ディジタル形保護継電装置の構成図。 【符号の説明】 1…コンピュータ 11…CPU 12…RAM 13…EEPROM(不揮発性メモリ) 2〜5…入出力装置 6…装置電源
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 装置電源の停電又は電源オフ操作時にコ
ンピュータに割り込みをかけ、記憶媒体のデータを不揮
発性メモリに保存し、復電時又は電源オン操作時に前記
不揮発性メモリの保存データを前記記憶媒体に書き込ん
で保護演算を行うディジタル形保護継電装置において、 前記不揮発性メモリの保存データを前記記憶媒体に書き
込み完了時にキーワードを該記憶媒体に書き込んでお
き、前記記憶媒体のデータを前記不揮発性メモリに保存
するときに前記キーワードがあらかじめ設定する値に一
致するときのみ保存する手段を備えたことを特徴とする
ディジタル形保護継電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34699796A JP3465511B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | ディジタル形保護継電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34699796A JP3465511B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | ディジタル形保護継電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10191547A JPH10191547A (ja) | 1998-07-21 |
JP3465511B2 true JP3465511B2 (ja) | 2003-11-10 |
Family
ID=18387230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34699796A Expired - Fee Related JP3465511B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | ディジタル形保護継電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3465511B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP34699796A patent/JP3465511B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10191547A (ja) | 1998-07-21 |
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