JP3462180B2 - 検査用マスタブロック及びその製造方法 - Google Patents

検査用マスタブロック及びその製造方法

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JP3462180B2
JP3462180B2 JP2001028999A JP2001028999A JP3462180B2 JP 3462180 B2 JP3462180 B2 JP 3462180B2 JP 2001028999 A JP2001028999 A JP 2001028999A JP 2001028999 A JP2001028999 A JP 2001028999A JP 3462180 B2 JP3462180 B2 JP 3462180B2
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    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
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    • G01B21/042Calibration or calibration artifacts

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元測定機等の
測定機の精度検査や校正を行うために用いられる、検査
用マスタブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用のエンジンや変速機のケ
ース類のような機械部品類の寸法測定には、測定テーブ
ル(ベッド)上にセッティングした被測定物に対してプ
ローブ(測定子)の先端を接触させて測定を行うように
した、3次元測定機等の測定機が広く用いられている。
この種の測定機は、測定精度を維持するために、高精度
に仕上げられた測定マスタを用いて、定期的に精度の検
査や測定誤差の校正が行われている。
【0003】測定マスタは、測定機のプローブが接触す
る基準測定面を備えており、測定機による前記基準測定
面の実測データを基準値と比較することにより、測定機
の精度を検査したり校正を行うことに用いられている。
【0004】従来提案されているこの種の測定マスタと
しては、例えば、特開平11−44527号公報中に記
載されている測定マスタがあり、これは、鋳鉄製の外形
が立方体をなす中空の箱体の上面と側面の一方、および
前面の各4隅にそれぞれ基準孔部材が取り付けられてい
る。
【0005】これらの基準孔部材は、一端にフランジを
備えた円筒形をなし、前記フランジによって箱体にボル
ト止めされており、また、円筒部の内面が精密に仕上げ
られた円孔をなし、測定のための基準孔とされている。
【0006】また、特開平4−160301号公報に記
載されているマスター測定装置においては、低膨張材か
らなる立方体形状あるいは直方体形状の中空の支持ブロ
ックの外側に、線膨張係数が略0値のガラス材料から形
成された棒体を井桁状に組んで固定し、これらの棒体の
両端面を基準測定面としており、また、支持ブロックの
頂面に少なくとも3つの座標基準設定用のガラス材料等
で形成されたボールが取り付けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平11−
44527号公報中に記載されている測定マスタは、基
準孔部材が鋳鉄製の中空の箱体に取り付けられているた
め、鋳鉄製の箱体部分が周囲の温度変化によって膨脹あ
るいは収縮すると、基準孔部材間の相互の間隔や角度が
微妙に変化して検査精度に影響を及ぼす恐れがあった。
【0008】また、特開平4−160301号公報に記
載されているマスター測定装置においては、両端面を基
準測定面とした棒体や座標基準設定用のボールに線膨張
係数が略0値のガラス材料を使用することにより、周囲
の温度変化による棒体やボール自体の膨脹収縮を極力抑
えて検査精度の向上を図っている。
【0009】しかしながら、これらの棒体やボールが鋳
鉄製の箱体に支持されているため、箱体の温度変化によ
る各部寸法の変化や形状の狂いが検査精度に影響を与え
る恐れがあり、また、構造が複雑で製造コストが高くな
る問題があった。
【0010】そこで、本発明は、前述したような従来技
術の問題を解決し、周囲の温度変化による影響を極力除
去して高い検査精度を得ることができる検査用マスタブ
ロック及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の検査用マスタブロックの第1のものは、少
なくとも上面と4つの側面が石英ガラスまたは単結晶石
英の矩形板で構成されている中空直方体状のブロック本
体と、前記ブロック本体の上面と側面に形成された複数
の取付孔にそれぞれ嵌挿固定され、測定機のプローブ先
端を接触させる基準測定面を有する複数の基準部材とを
備えている。なお、本明細書中に記載している「矩形」
という用語は「正方形」を含み、また「直方体」という
用語は「立方体」を含むものとする。
【0012】また、本発明の検査用マスタブロックの第
2のものは、側面が石英ガラスまたは単結晶石英の円筒
管で構成されているとともに、少なくとも上面が石英ガ
ラスまたは単結晶石英の円板で構成されている中空円筒
状のブロック本体と、前記ブロック本体の上面と側面に
形成された複数の取付孔にそれぞれ嵌挿固定され、測定
機のプローブ先端を接触させる基準測定面を有する複数
の基準部材とを備えている。
【0013】また、本発明の検査用マスタブロックの第
3のものは、少なくとも上面と側面を有し、石英ガラス
または単結晶石英の単一の塊から削り出して製作された
ブロック本体と、前記ブロック本体の上面と側面に形成
された複数の取付孔にそれぞれ嵌挿固定され、測定機の
プローブ先端を接触させる基準測定面を有する複数の基
準部材とを備えている。
【0014】前記検査用マスタブロックの第1乃至第3
のものにおいては、表面を基準測定面としたセラミック
ボールと前記セラミックボールを保持してブロック本体
の取付孔に嵌挿固定されるブッシュから構成された基準
部材を用いることができる。
【0015】また、本発明の検査用マスタブロックの製
造方法の第1のものは、石英ガラスまたは単結晶石英か
らなる矩形板の所定位置に取付孔を加工する第1の工程
と、前記工程で取付孔を加工した矩形板が、4つの側面
の少なくとも一面と上面に配置されるように、複数の石
英ガラスまたは単結晶石英の矩形板どうしを接合して中
空直方体状のブロック本体の少なくとも上面と4つの側
面とを形成する第2の工程と、第2の工程の後、それぞ
れの取付孔に測定機のプローブ先端を接触させる基準部
材を嵌挿固定する第3の工程からなる。
【0016】また、本発明の検査用マスタブロックの製
造方法の第2のものは、石英ガラスまたは単結晶石英の
円板と石英ガラスまたは単結晶石英の円筒管のそれぞれ
の所定位置に取付孔を加工する第1の工程と、少なくと
も前記工程で取付孔を加工した円板を、前記円筒管上面
に接合して中空円筒状のブロック本体を形成する第2の
工程と、第2の工程の後、それぞれの取付孔に測定機の
プローブ先端を接触させる基準部材を嵌挿固定する第3
の工程からなる。
【0017】さらに、本発明の検査用マスタブロックの
製造方法の第3のものは、石英ガラスまたは単結晶石英
の単一の塊から少なくとも上面と側面を有するブロック
本体を削り出す第1の工程と、第1の工程で形成したブ
ロック本体の上面と側面のそれぞれの所定位置に取付孔
を加工する第2の工程と、第2の工程の後、それぞれの
取付孔に測定機のプローブ先端を接触させる基準部材を
嵌挿固定する第3の工程からなる。
【0018】前記検査用マスタブロックの製造方法の第
1乃至第3のものにおいては、第3の工程後にそれぞれ
の基準部材に測定機のプローブ先端を接触させる基準測
定面を仕上げ加工することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の検査用マスタブロック
(以下、単にマスタブロックという。)は、石英ガラス
または単結晶石英製のブロック本体に、不変鋼のような
熱膨張係数の小さい材料で形成された複数の基準部材を
取り付けて、これらの基準部材に測定機のプローブを接
触させる基準測定面を形成している。
【0020】ブロック本体は、少なくとも上面と4つの
側面に石英ガラスまたは単結晶石英製の矩形板を用い、
これらの板を接合して中空直方体状に形成したり、ある
いは側面と少なくとも上面にそれぞれ石英ガラスまたは
単結晶石英製の円筒管と円板を用い、これらの円筒管と
円板を接合して中空円筒状に形成することができる。な
お、矩形板どうしや、円板と円筒管どうしの接合には、
市販の瞬間接着剤が好適である。
【0021】また、それぞれの基準部材は、ブロック本
体を組み立てる前にあらかじめジグボーラ等の加工機に
よって矩形板や円板、円筒管の所定位置に加工された取
付孔に嵌挿固定される。
【0022】また、ブロック本体は、石英ガラスや単結
晶石英の単一の塊からダイヤモンド工具等を用いて直方
体状や円筒状に削り出して製作することもできる。ブロ
ック本体の外形が削り出された後、ブロック本体の上面
と側面には、基準部材を嵌挿固定するための取付孔がジ
グボーラ等の加工機によって形成される。なお、単一の
材料から削り出されるブロック本体は、その重量を軽減
するために、底面が開口された空洞部を有する中空状に
することが望ましい。
【0023】一方、基準部材は、ブロック本体に対して
ねじ等の固定手段によって固定することができるが、こ
の際、基準部材の固定位置がずれないように、取付孔周
縁部と基準部材間に接着剤を塗布して取付孔に対して基
準部材を接着しておくことが望ましい。また、基準部材
はねじ等の固定手段を用いずに、接着剤のみでブロック
本体の取付孔に固定するようにしてもよい。
【0024】また、基準部材はブロック本体に固定した
後に基準測定面を仕上げ加工することで、基準測定面の
取付角度や取付位置の精度を高めることができる。な
お、基準部材は、高精度に仕上げられたセラミックボー
ルの表面を基準測定面として構成してもよい。
【0025】石英ガラスや単結晶石英素材は、熱膨張係
数が非常に小さいため、ブロック本体に取り付けられた
それぞれの基準部材の基準測定面間の間隔や各基準測定
面の向きは、周囲の温度変化の影響をほとんど受けるこ
となく、高い精度が維持される。
【0026】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明のマスタブロックの第1実施例を
示すもので、この実施例におけるマスタブロック1は、
3次元測定機2の測定テーブル3上に載置される治具パ
レット4に固定されて、その精度の検査や校正に用いら
れるものである。
【0027】3次元測定機2は、測定テーブル3の両側
に同図に示すX方向にスライド自在に支持された門型の
可動フレーム5と、前記可動フレーム5にスライド自在
に支持されて前記X方向と直角なY方向にスライド自在
なヘッド部6と、前記ヘッド部6に対し、上下方向すな
わち同図Z方向に上下動自在に支持された昇降軸7とを
有し、昇降軸7の下端に固定されたプローブ8を3次元
方向に移動位置決めできるようになっている。
【0028】前記プローブ8の先端部は、人造ルビーや
セラミックス等の硬質で耐摩耗性のある素材で高精度の
球状に形成されており、通常の測定作業においては3次
元測定機2は測定テーブル3上に載せられたエンジンブ
ロック等のワークの仕上げ面にプローブ8の先端部を接
触させて、前記プローブ8の基準位置からの変位を測定
し、ワークが規定通りの寸法に仕上げられているかどう
かを検査する。
【0029】一方、3次元測定機2自体の精度検査を行
う場合には、ワークの代わりにマスタブロック1に設け
られた不変鋼製の基準部材9の基準測定面に、プローブ
8先端を接触させて、例えば、マスタブロック1に設け
られた2つの基準部材9の基準測定面間の距離を実測し
て基準値と比較し、実測値と基準値との誤差を調べ、ま
た、前記実測誤差に基づいて3次元測定機の校正を行
う。
【0030】図2に示すように、マスタブロック1は略
立方体状のブロック本体1Aと、その上面及び側面にそ
れぞれ取り付けられた基準部材9から構成されている。
前記ブロック本体1Aは、それぞれ略正方形に形成され
た石英ガラス製の上板10、側板11、及び、底板12
を接着剤(市販の瞬間接着剤等)で張り合わせることに
よって構成されている。
【0031】図3は、マスタブロック1の分解斜視図で
あって、上板10と4つの側板11には、それぞれの四
隅近傍に基準部材9を取り付けるための取付孔13が板
厚方向に貫通して形成されている。
【0032】また、上板10には3箇所、側板11には
2箇所、それぞれマスタブロック1の内部と外部との間
で空気を流通させるための通気孔14が形成されてい
る。なお、これらの通気孔14は、温度変化によってブ
ロック本体1A内部と外部の気圧差を生じてブロック本
体1Aに歪みを生じることを防ぐためのもので、底板1
2に空気の流通する開口部等が形成されていれば設けな
くてもよい。
【0033】一方、底板12の中央部分には、円形の透
孔15が形成されていて、前記透孔15には、円形の固
定プラグ16の小径部16Aが嵌合するようになってい
る。前記固定プラグ16には、2本のボルト17が螺合
する一対のねじ孔18が形成されている。
【0034】これらのボルト17は、治具パレット4
(図1参照)側に設けられている固定板19の一対のボ
ルト挿通孔20にそれぞれ下方から挿通し、固定プラグ
16のねじ孔18に螺合することで、マスタブロック1
を固定板19に固定する。なお、固定プラグ16は不変
鋼等の温度の変化で膨脹収縮や歪みを生じ難い材料で製
作することが望ましい。
【0035】また、それぞれの基準部材9は、図4に示
すように、上板10あるいは側板11に形成された取付
孔13に適合する外径を有する円筒部9Aと、取付孔1
3より径の大きいフランジ部9Bとを有し、円筒部9A
側の端面中心部にはボルト21が螺合されるねじ孔が9
Cが形成されている。
【0036】基準部材9の円筒部9Aは、上板10ある
いは側板11の外側から取付孔13にフランジ部9Bが
取付孔13の周縁部に当接するまで差し込むと、上板1
0あるいは側板11の裏側に一部が突出する長さに形成
されている。
【0037】この突出部分には、弾力性のあるウレタン
製のカラー22が装着されている。前記カラー22は、
軸方向に圧縮力を受けていないときの軸方向長が円筒部
9Aの突出部分の長さよりやや長めに形成されており、
前記ボルト21によって円筒部9Aの端面に座金23が
固定されると、上板10あるいは側板11と、座金23
との間にカラー22が弾性圧縮されて挟み込まれ、基準
部材9が上板10あるいは側板11に固定される構造に
なっている。
【0038】なお、上板10あるいは側板11に基準部
材9をボルト21で固定する際、両者の接触部分間には
接着剤(市販の瞬間接着剤等)が塗布され、上板10あ
るいは側板11に対する基準部材9の固定位置のずれが
防止されている。
【0039】また、基準部材9のフランジ部9Bの端面
S1と前記端面S1中央部に形成された円形凹部内周面
S2は、プローブ8(図1参照)先端が接触する基準測
定面として高精度に仕上加工されている。
【0040】次に、前述したように構成されているマス
タブロック1の製造工程を説明すると、先ず、図3に示
すような6枚の石英ガラスまたは単結晶石英を材料とし
た略正方形状の上板10、側板11、底板12を製作
し、このうち、上板10と4つの側板11には、ジグボ
ーラ等の加工機によって、基準部材9の取付孔13と通
気孔14を加工する。また、底板12には、その中央部
に円形の透孔15を同様にジグボーラ等で加工する。
【0041】次いで、4枚の側板11は、それぞれ一方
の端面と、前記端面と反対側の端面に隣接する裏面縁部
とを接着部分として、それぞれ端面と裏面縁部どうし、
接着剤で接着して角筒状に組み立てる。また、これら4
枚の側板11の上下の端面に上板10と底板12を接着
剤で接着し、ブロック本体1A(図2参照)を組み立て
る。
【0042】その後、それぞれの取付孔13に基準部材
9の円筒部9Aをブロック本体1Aの外側から挿入して
接着剤によって固定する。また、これらの基準部材9に
は、図4に示すようにカラー22と座金23を装着して
ボルト21で板10、11に締結する。こうして、基準
部材9を接着剤とボルト21の両方でブロック本体1A
に強固に固定する。
【0043】なお、基準部材9へ、カラー22、座金2
3、及びボルト21を装着する作業は、底板12に形成
されている透孔15からブロック本体1A内に手やボッ
クススパナ等の締結工具を差し込んで行うことができ
る。また、固定プラグ16は、ブロック本体1Aの組み
立てが完了する前にあらかじめブロック本体1A内に入
れておく必要がある。
【0044】このようにしてブロック本体1Aに基準部
材9を固定した後、底板12の透孔15に固定プラグ1
6の小径部16Aを嵌合させて図3に示すボルト17に
より図示しない加工機の治具台に固定する。
【0045】この時点までは、図4に示す基準部材9の
フランジ部9Bの端面S1と前記端面S1に形成された
円形凹部内周面S2は未加工のままであり、前記加工機
によって前記端面S1と凹部内周面S2を精密に加工
し、隣り合う基準部材9の凹部内周面S2間の間隔を正
確に基準値に仕上げるとともに、ブロック本体1Aの互
いに直角な面に固定されている基準部材9どうしの端面
S1間の角度が正確に90度をなすように仕上げ、マス
タブロック1の製造工程を完了する。
【0046】次に、図5は、本発明の検査用マスタブロ
ックの第2実施例を示す斜視図、図6はその分解斜視図
であって、本実施例のマスタブロック31は、円筒状の
側面を形成する石英ガラスまたは単結晶石英製の円筒管
32と、前記円筒管32の外径に略等しい直径を有する
上板33、及び、円筒管32より大きい直径を有する底
板34から構成されるブロック本体31Aを備えてい
る。
【0047】図5に示すように、ブロック本体31Aの
上面と側面にはそれぞれ不変鋼製の基準部材35、36
が設けられており、基準部材35は、上板33の外周近
傍に円周方向に等間隔に4箇所取り付けられ、また、基
準部材36は、それぞれの基準部材35に対応する円筒
管32の周方向4箇所でそれぞれ上下方向2箇所の合計
8箇所に取り付けられている。
【0048】図6に示すように、上板33には基準部材
35が取り付けられる4つの取付孔37が円周方向に等
間隔に貫通形成されているとともに、これらの取付孔3
7中心を通る円周上で、各取付孔37に対して上板33
の中心角で45度ずつ位相がずれた位置に、それぞれね
じ挿通孔38が貫通形成されている。
【0049】一方、底板34の中央部には、透孔39が
形成されており、また、前記透孔39の周囲には、上板
33に形成された各取付孔37の直下に対応する位置に
ねじ挿通孔40が形成されている。
【0050】図7に示すように、上板33と底板34
は、円筒管32内を貫通する不変鋼で形成された4本の
連結棒41の両端によって連結されている。すなわち、
連結棒41は、上下対称な形状をしており、上下の両端
にねじ部41Aが形成されている。
【0051】これらのねじ部41Aは、上板33と底板
34の対向位置にそれぞれ形成されているねじ挿通孔3
8、40に挿入され、上板33の上方に突出した部分と
底板34の下方に突出した部分にウレタン製の弾性を有
するカラー42が装着されるとともに、ナット43が螺
合固定され、円筒管32を間に挟んで上板33と底板3
4が一体に連結される構造になっている。
【0052】なお、連結棒41の両端のねじ部41を除
いた部分は、長さが円筒管32の軸方向長に略等しく、
また外径は上板33及び底板34にそれぞれ形成されて
いるねじ挿通孔38、40より大きく形成されている。
【0053】また、それぞれの連結棒41には、長手方
向に離間した2箇所において、前記長手方向に直交する
方向にねじ孔41Bが形成され、これらのねじ孔41B
には、位置合わせボルト44が螺合されている。
【0054】これらの位置合わせボルト44は、円筒管
32内でその半径方向外側に向けられていて、それぞれ
の先端を円筒管32の内周面に当接することで、円筒管
32の中心が上板33と底板34の中心と一致するよう
に位置決めされるようになっている。
【0055】また、それぞれの位置合わせボルト44に
はロックナット45が螺合しており、これらのロックナ
ット45によって、連結棒41に対して位置を調整され
た位置合わせボルト44の螺合位置が固定される。
【0056】次に、図8は、基準部材35の上板33に
対する取付構造を示す部分断面図であって、基準部材3
5は上板33に形成された取付孔37に挿通されるねじ
部35Aと上板33の表面に露出している取付孔37の
径よりも大きな外径を有するフランジ部35Bから構成
されている。
【0057】基準部材35にはその軸方向全長に亘って
中心部に貫通孔が形成されており、フランジ部35Bの
端面S’1と前記貫通孔内周面S’2は、前述した第1
実施例における基準部材9と同様に、プローブ8(図1
参照)先端が接触する基準測定面として高精度に仕上加
工されている。
【0058】また、ねじ部35Aは、フランジ部35B
が上板33の表面に当たるまで取付孔37に挿入した位
置で上板33の裏面に突出する長さを有していて、この
突出部分には、弾力性のあるウレタン製のカラー46と
座金47が装着され、さらにナット48が螺合されるこ
とによって、基準部材35が上板33に固定される。
【0059】なお、本実施例における基準部材35にお
いても、前述した第1実施例の基準部材9と同様に、上
板33と基準部材35の接触部分間は接着剤で接着さ
れ、上板33に対する基準部材35の固定位置のずれが
防止されている。
【0060】次に、図9は、基準部材36の円筒管32
に対する取付構造を示す部分断面図であって、基準部材
36の形状は、前述した基準部材35と同様であり、ね
じ部36Aとフランジ部36Bから構成され、軸方向全
長に亘って中心部に貫通孔が形成されていて、フランジ
部36Bの端面S”1と前記貫通孔内周面S”2は、基
準測定面として高精度に仕上げられている。
【0061】基準部材36は、円筒管32を半径方向に
貫通して形成されている取付孔49にねじ部36Aが挿
入され、円筒管32の内側からナット50を螺合させて
固定されるが、円筒管32の内外周面の曲がりに対応さ
せるため、円筒管32の外側と内側には、ねじ部36A
が貫通する孔が中心部にそれぞれ形成された、外カラー
51と内カラー52が配置されている。
【0062】外カラー51と内カラー52は、ねじ部3
6Aに螺合されたナット50の締め付けで円筒管32内
部に曲げ応力を発生させないように、それぞれ、円筒管
32の内外周面に当接する面が、これらの内外周面の曲
率半径に適合する凹曲面と凸曲面によって形成されてい
る。
【0063】これらの外カラー51と内カラー52は不
変鋼で製作されており、外カラー51と基準部材36の
フランジ部36Bとの間、並びに、外カラー51と円筒
管32との間は接着剤で接着されている。
【0064】次に、前述したように構成されているマス
タブロック31の製造工程を説明すると、先ず、図6に
示すような石英ガラスまたは単結晶石英を材料とした円
筒管32、上板33、底板34を製作する。
【0065】ここで、円筒管32の取付孔49、上板3
3の取付孔37ならびにねじ挿通孔38、及び、底板の
透孔39ならびにねじ挿通孔40は、ジグボーラ等の加
工機により加工する。なお、上板33のねじ挿通孔38
と底板34のねじ挿通孔40は、加工位置のずれを防ぐ
ために、上板と底板34とを同心状に重ねて加工するこ
とが望ましい。
【0066】次に、あらかじめ製作しておいた連結棒4
1を4本、位置合わせボルト44とロックナット45を
それぞれ装着した状態で、円筒管32内に入れて、それ
ぞれの両端のねじ部41Aを上板33のねじ挿通孔38
と底板のねじ挿通孔40に挿入し、それぞれに座金42
を嵌めてナット43で緩く仮止めする。
【0067】次いで位置合わせボルト44の先端を円筒
管32の内周面に当接させて円筒管32、上板33、底
板34が同心になるように正確に位置決め調整し、調整
位置で各位置合わせボルト44が回転しないようにロッ
クナット45で固定する。
【0068】次いで、それぞれのナット43を締め付け
て、円筒管32、上板33、底板34を一体に連結して
ブロック本体31Aの組み立てを完了する。なお、円筒
管32の上下の端面と上板33及び底板34との間に
は、接着剤を塗布して互いに接着させておくことが望ま
しい。
【0069】ブロック本体31Aの組立てが完了した
ら、上板33の取付孔37と円筒管32の取付孔49に
それぞれ、基準部材35、36を装着するが、この際、
上板33の取付孔37には、基準部材35のねじ部35
Aを外側から挿入し、フランジ部35Bと上板33の取
付孔37周縁部との間は接着剤で接着する。また、上板
33の内側からねじ部35Aに図8に示すようにカラー
46と座金47を装着し、ナット48を螺合固定する。
【0070】図9に示すように、円筒管32の取付孔4
9には、外カラー51を装着した基準部材36のねじ部
36Aを外側から挿入し、外カラー51の外面と内面
は、フランジ部36Bと円筒管32の外周面にそれぞれ
接着剤で接着する。また、円筒管32の内側へ突出した
ねじ部36Aには、内カラー52を装着し、ナット50
を螺合固定する。
【0071】なお、カラー46、座金47、内カラー5
2、ナット48、50をブロック本体31A内で基準部
材35、36に装着する作業は、前述した第1実施例の
ものの底板12に形成されている透孔15と同様に、底
板34に形成されている透孔39からブロック本体31
A内に手やボックススパナ等の締結工具を差し込んで行
うことができる。
【0072】また、前記透孔39は、周囲の温度変化に
よって、ブロック本体31Aの内側と外側の間に気圧差
が生じてブロック本体31Aが変形することを防止する
ための通気孔を兼ねている。
【0073】こうして、ブロック本体31Aに基準部材
35、36の取り付けが完了したら、図示していない加
工機の治具台の固定部材にブロック本体31Aの底板3
4の円筒管32外側に鍔状に突出している部分を固定
し、まだ仕上げられていない基準部材35のフランジ部
35Aの端面S’1と貫通孔内周面S’2、及び、基準
部材36のフランジ部36Aの端面S”1と貫通孔内周
面S”2を精密に加工して、マスタブロック31の製造
工程を完了する。
【0074】なお、本実施例においては、基準部材35
の端面S’1と基準部材36の端面S”1は、互いに正
確に直角をなすように仕上げられ、また、基準部材35
の貫通孔内周面S’2と基準部材36の貫通孔内周面
S”のそれぞれの中心位置は、ブロック本体31Aの中
心に対して、中心角90度毎に配置されるように仕上げ
られる。
【0075】次に、図10は、基準部材の別の例を示す
ものであって、同図に示す基準部材53は、ねじ部53
Aとフランジ部53Bとを有する中空のブッシュ53C
と、セラミックボール53Dから構成されている。
【0076】前記セラミックボール53Dは表面が基準
測定面として、所定の直径に精密に仕上げられており、
ブッシュ53Cのセラミックボール53Dに適合する球
面の一部で形成されている固定座面aに接着剤によって
固定されている。
【0077】前記基準部材53は、前述した各実施例の
マスタブロック1、31と同様に、ブロック本体を構成
する石英ガラスまたは単結晶石英の板54の取付孔55
に、外側からねじ部53Aが挿入されて、前記ねじ部5
3Aに板54の裏側から弾力性のあるウレタン製のカラ
ー56が装着され、ナット57が螺合固定される。
【0078】なお、前述した各実施例のマスタブロック
1、31においては、ブロック本体1A、31Aが石英
ガラスまたは単結晶石英からなる底板12、34を備え
ているが、これらの底板12、34を省略して、側板1
1や円筒管32等底板以外の部分が直接治具台等に固定
される構造としてもよい。
【0079】次に、図11は、本発明の検査用マスタブ
ロックの第3実施例を示す斜視図、図12はその分解斜
視図、図13は平面図であって、本実施例のマスタブロ
ック61は、石英ガラスまたは単結晶石英の単一の塊か
ら削り出して製作されたブロック本体61Aを備えてい
る。
【0080】ブロック本体61Aは、平坦な上面62を
有するとともに、円柱状の外周面63の上端から下端近
傍位置まで、周方向の4箇所に平面64を有しており、
また、その内部には、重量を軽減するために、図14に
示すように下方が開放された空間が形成されている。
【0081】ブロック本体61Aには、上面62に4箇
所、4つの平面64に上下に2箇所ずつ、取付孔65が
形成されていて、これらの取付孔65には基準部材66
が固定されている。
【0082】これらの基準部材66は、円筒部66Aと
フランジ部66Bを有しており、前述した各実施例に使
用しているものと同様なものであるが、この実施例の基
準部材66は、取付孔65に円筒部66Aが嵌挿された
状態で、接着剤のみによって固定されている。
【0083】また、図15はブロック本体61Aを下方
から見た図であって、同図に示すように、ブロック本体
61Aの下端面67には、ブロック本体61Aを3次元
測定機の測定テーブル上に安定して載置するための、底
面が平坦な脚部68が周方向に均等な間隔で3箇所に突
出形成されている。
【0084】また、図16に示すように、前記下端面6
7には、ブロック本体61Aの一つの直径方向に対向す
る2箇所に、浅い切欠部69が形成されていて、これら
の切欠部69には、それぞれ、3次元測定機の測定テー
ブル側に突出している位置決めピンが嵌入するための位
置決め穴70が形成されている。
【0085】また、本実施例のマスタブロック61にお
いては、ブロック本体61Aの円柱状の外周面63を部
分的に削り落として形成されている4箇所の平面64の
うちの対向する2つのものの下方には、これらの平面6
4とそれぞれ平行して一対の保持溝71が形成されてい
る。
【0086】これらの一対の保持溝71は、3次元測定
機の測定テーブル上の測定位置に、マスタブロック61
を移動させてセッティングするためのセッティング装置
に取り付けられている支持フォークを差し込むためのも
のであり、マスタブロック61は、3次元測定機の精度
検査を行う際に、セッティング装置の支持フォークで持
ち上げられて、退避位置から測定テーブル上の測定位置
まで移動され、ここで測定テーブル上に降ろされる。
【0087】この際、マスタブロック61は、ブロック
本体61Aに形成されている一対の位置決め穴70に測
定テーブル側から突出している位置決めピンが嵌入する
ことにより測定テーブルに対して位置決めされた状態
で、下端面67に形成された3つの脚部68によって測
定テーブル上の定位置に支持される。
【0088】なお、このようなセッティング装置は、既
に本発明者が提案し、特願2000−017583とし
て出願されているものを用いることができる。また、本
実施例のマスタブロック61は、基準部材66に代えて
前述した図10に示すような、セラミックボールを有す
るものを用いることも可能である。
【0089】次に、前述したマスタブロック61の製造
工程を説明すると、先ず、石英ガラスや単結晶石英の単
一の塊からダイヤモンド工具等を使用した加工機によっ
てブロック本体61Aの外形を削り出す。この際、ブロ
ック本体61Aを軽量化するために、底面が開口された
空洞部も形成する。
【0090】次いで、ブロック本体6Aに形成された上
面62と側面64に、それぞれ基準部材66を取り付け
るための取付孔65をジグボーラ等の加工機によって形
成する。
【0091】取付孔65を加工した後、基準部材66の
円筒部66Aを取付孔65にフランジ部66Bが当接す
るまで挿入する。この際、取付孔65の内周面と基準部
材66の円筒部66A間と、ブロック本体61の上面6
2や側面64と基準部材66のフランジ部66B間の何
れか、或いは、両方に接着剤を使用して基準部材66を
ブロック本体61Aに接着固定する。
【0092】こうして、ブロック本体61Aに基準部材
66を接着固定した後、基準部材66の測定面を加工機
によって所定の精度に仕上げ加工してマスタブロック6
1を完成させる。
【0093】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
発明によれば、石英ガラスまたは単結晶石英の矩形板で
中空直方体状のブロック本体を構成し、その上面と側面
に形成した取付孔に測定機のプローブ先端を接触させる
基準測定面を有する複数の基準部材を嵌挿固定している
ため、周囲の温度変化によるブロック本体の膨脹・収縮
が殆どなく、これらの基準部材の基準測定面間の間隔や
角度を高い精度で一定に維持することができ、検査精度
を向上させることができる。
【0094】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明と同様に、周囲の温度変化によるブロッ
ク本体の膨脹・収縮が殆ど無く、複数の基準部材の基準
測定面間の間隔や角度を高い精度で一定に維持すること
ができ、検査精度を向上させることができるとともに、
ブロック本体の側面部分に石英ガラスまたは単結晶石英
の円筒管を使用したことにより、組立てがより容易にな
り、製造コストも低減することができる。
【0095】また、請求項3記載の発明によれば、基準
部材が固定されるブロック本体を石英ガラスまたは単結
晶石英の単体の塊から削り出して製作しているため、ブ
ロック本体が高い剛性を有し、且つ、温度変化による膨
張・収縮が殆ど無いので、複数の基準部材の基準測定面
間の間隔や角度をより高精度に保つことができる。
【0096】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1乃至3に記載された発明の効果に加え、表面を基準
測定面としたセラミックボールとブロック本体の取付孔
に嵌挿固定されるブッシュから基準部材を構成している
ため、基準測定面の摩耗が低減され、長期に亘って高い
精度を維持することができる。
【0097】また、請求項5記載の発明によれば、石英
ガラスまたは単結晶石英からなる矩形板どうしを接合し
て中空立方体状のブロック本体の少なくとも上面と4つ
の側面を形成しているため、石英ガラスや単結晶石英の
ように高価な材料を用いても比較的安価に製作できると
ともに、ブロック本体の重量を軽くすることができ、且
つ、組み立てが容易で製造コストを安くできる。
【0098】さらに、請求項6記載の発明によれば、石
英の円筒管の使用により、請求項5記載の発明の製造方
法よりさらに、ブロック本体の組み立てが容易となり製
造コストをより安くできる。
【0099】また、請求項7記載の発明によれば、石英
ガラスまたは単結晶石英の単一の塊から削り出して形成
した後、基準部材の取付孔を加工しているため、あらか
じめ取付孔を形成した複数の部分どうしを接合して組み
立てたブロック本体と比較して、取付孔の位置や向きの
精度をより高めることができる。
【0100】さらに、請求項8記載の発明によれば、ブ
ロック本体に形成された取付孔の加工精度に影響される
ことなく、基準部材の基準測定面を高い精度で加工する
ことができる。
【0101】この場合、石英ガラスまたは単結晶石英の
単一の塊から削り出してブロック本体を形成していると
きには、基準部材が固定されるブロック本体の剛性が高
いため、基準測定面の仕上げ加工をより高い精度で行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例における検査用マスタブ
ロックを3次元測定機にセッティングした状態を示す斜
視図である。
【図2】 本発明の検査用マスタブロックにおける第1
実施例を示す斜視図である。
【図3】 本発明の検査用マスタブロックにおける第1
実施例を示す分解斜視図である。
【図4】 基準部材の上板への取付構造を示す部分断面
図である。
【図5】 本発明の検査用マスタブロックにおける第2
実施例を示す斜視図である。
【図6】 本発明の検査用マスタブロックにおける第2
実施例を示す分解斜視図である。
【図7】 図5のA−A線位置における縦断面図であ
る。
【図8】 基準部材の上板への取付構造を示す部分断面
図である。
【図9】 基準部材の円筒管への取付構造を示す部分断
面図である。
【図10】 基準部材の別の態様を示す部分断面図であ
る。
【図11】 本発明の検査用マスタブロックにおける第
3実施例を示す斜視図である。
【図12】 本発明の検査用マスタブロックにおける第
3実施例を示す分解斜視図である。
【図13】 本発明の検査用マスタブロックにおける第
3実施例を示す平面図である。
【図14】 図13のB−B線位置における縦断面図で
ある。
【図15】 本発明の検査用マスタブロックにおける第
3実施例を示す下面図である。
【図16】 図15のC−C線位置における部分断面図
である。
【符号の説明】
1 マスタブロック、 1A ブロック本体、 2
3次元測定機、3 測定テーブル、 4 治具パレ
ット、 5 可動フレーム、6 ヘッド部、 7
昇降軸、 8 プローブ、 9 基準部材、9A
円筒部、 9B フランジ部、 9C ねじ
孔、 10 上板、11 側板、 12 底板、
13 取付孔、 14 通気孔、15 透孔、
16 固定プラグ、 16A 小径部、17
ボルト、 18 ねじ孔、 19 固定板、 20
ボルト、21 ボルト、 22 カラー、 2
3 座金、31 マスタブロック、 31A ブ
ロック本体、 32 円筒管、33 上板、 34
底板、 35 基準部材、 35A ねじ部、
35B フランジ部、 36 基準部材、 36A
ねじ部、36B フランジ部、 37 取付
孔、 38 ねじ挿通孔、39 透孔、 40
ねじ挿通孔、 41 連結棒、41A ねじ部、
41B ねじ孔、 42 カラー、43 ナッ
ト、 44 位置合わせボルト、 45 ロックナ
ット、46 カラー、 47 座金、 48 ナ
ット、 49 取付孔、50 ナット、 51
外カラー、 52 内カラー、53 基準部材、
53A ねじ部、 53B フランジ部、53C
ブッシュ、 53D セラミックボール、 54
板、55 取付孔、 56 カラー、 57
ナット、61 マスタブロック、 61A ブロッ
ク本体、 62 上面、63、64 側面、 65
取付孔、 66 基準部材、66A 円筒部、
66B フランジ部、 67 底面、68 脚
部、 69 切欠部、70 位置決め穴、 71
保持溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 21/00 G01B 1/00 101 G01B 5/00 G01B 21/20 101

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上面と4つの側面が石英ガラ
    スまたは単結晶石英の矩形板で構成されている中空直方
    体状のブロック本体と、 前記ブロック本体の上面と側面に形成された複数の取付
    孔にそれぞれ嵌挿固定され、測定機のプローブ先端を接
    触させる基準測定面を有する複数の基準部材とを備えた
    ことを特徴とする検査用マスタブロック。
  2. 【請求項2】 側面が石英ガラスまたは単結晶石英の円
    筒管で構成されているとともに、少なくとも上面が石英
    ガラスまたは単結晶石英の円板で構成されている中空円
    筒状のブロック本体と、 前記ブロック本体の上面と側面に形成された複数の取付
    孔にそれぞれ嵌挿固定され、測定機のプローブ先端を接
    触させる基準測定面を有する複数の基準部材とを備えた
    ことを特徴とする検査用マスタブロック。
  3. 【請求項3】 少なくとも上面と側面とを有し、石英ガ
    ラスまたは単結晶石英の単一の塊から削り出して製作さ
    れたブロック本体と、 前記ブロック本体の上面と側面に形成された複数の取付
    孔にそれぞれ嵌挿固定され、測定機のプローブ先端を接
    触させる基準測定面を有する複数の基準部材とを備えた
    ことを特徴とする検査用マスタブロック。
  4. 【請求項4】 表面を基準測定面としたセラミックボー
    ルと前記セラミックボールを保持してブロック本体の取
    付孔に嵌挿固定されるブッシュから構成された基準部材
    が用いられていることを特徴とする請求項1乃至3の何
    れかに記載の検査用マスタブロック。
  5. 【請求項5】 石英ガラスまたは単結晶石英からなる矩
    形板の所定位置に取付孔を加工する第1の工程と、 前記工程で取付孔を加工した矩形板が、4つの側面の少
    なくとも一面と上面に配置されるように、複数の石英ガ
    ラスまたは単結晶石英の矩形板どうしを接合して中空直
    方体状のブロック本体の少なくとも上面と4つの側面と
    を形成する第2の工程と、 第2の工程の後、それぞれの取付孔に測定機のプローブ
    先端を接触させる基準部材を嵌挿固定する第3の工程か
    らなることを特徴とする検査用マスタブロックの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 石英ガラスまたは単結晶石英の円板と石
    英ガラスまたは単結晶石英の円筒管のそれぞれの所定位
    置に取付孔を加工する第1の工程と、 少なくとも前記工程で取付孔を加工した円板を、前記円
    筒管上面に接合して中空円筒状のブロック本体を形成す
    る第2の工程と、 第2の工程の後、それぞれの取付孔に測定機のプローブ
    先端を接触させる基準部材を嵌挿固定する第3の工程か
    らなることを特徴とする検査用マスタブロックの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 石英ガラスまたは単結晶石英の単一の塊
    から少なくとも上面と側面を有するブロック本体を削り
    出す第1の工程と、 第1の工程で形成したブロック本体の上面と側面のそれ
    ぞれの所定位置に取付孔を加工する第2の工程と、 第2の工程の後、それぞれの取付孔に測定機のプローブ
    先端を接触させる基準部材を嵌挿固定する第3の工程か
    らなることを特徴とする検査用マスタブロックの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 第3の工程後にそれぞれの基準部材に測
    定機のプローブ先端を接触させる基準測定面を仕上げ加
    工することを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載
    の検査用マスタブロックの製造方法。
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