JP3462115B2 - 色素増感型太陽電池用非水電解液およびそれを用いた太陽電池 - Google Patents

色素増感型太陽電池用非水電解液およびそれを用いた太陽電池

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    • Y02E10/542Dye sensitized solar cells

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な色素増感型
太陽電池用非水電解液およびそれを用いた、主に住宅用
発電システムに用いられる色素増感型太陽電池に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】人類のエネルギー需要は人口の増加等に
より今後も大幅に増加することが予想される。一方、石
油等の埋蔵量にも限界があり、新しいエネルギーの確保
が急務である。最も期待されているのが太陽エネルギー
であり、それを利用した太陽電池への期待は大きくなっ
ている。現在、実用化されている太陽電池のほとんどは
結晶型のシリコン太陽電池である。しかし、結晶の製造
から始まる現行の結晶型シリコン太陽電池はそれ自体の
生産に多大なエネルギーを消費する。そこで、アモルフ
ァス型シリコン太陽電池が省資源、省エネルギー型太陽
電池として期待されている。ところが、このアモルファ
ス型シリコン太陽電池は結晶型シリコン太陽電池と比
べ、光電変換効率が非常に低く充分に満足できるもので
はない。一方、有機材料を利用したいわゆる色素増感型
太陽電池が、低製造コストかつ理論的に高光電変換効率
を有することから実用化に向けて研究が活発になされて
いる。M.Gratzelらはルテニウム系色素を多孔質酸化チ
タンに吸着させた電極および非水電解液を用い、シリコ
ン太陽電池に匹敵する性能の色素増感型太陽電池の可能
性を報告している〔Nature、353、737(1
991)、J.Am.Chem.Soc.、115、6
382(1993)〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際にシリコ
ン型太陽電池に取って代わり、実用化されるためには、
さらなる電解液の低抵抗化、さらなる高光電変換効率お
よびさらに高い短絡電流、開放電圧が必要となる。本発
明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、開放電
圧、短絡電流が大きく、光電変換効率が高く、太陽光に
対して長期間安定で安全性の高い色素増感型太陽電池用
非水電解液および色素増感型太陽電池を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討を行った結果、本発明に至っ
た。すなわち、本発明は、下記一般式(2)で示される
2−イミダゾリン環を有する環状アミジン化合物(a
2)の4級塩(A)を含有する色素増感型太陽電池用非
水電解液;およびカソード電極、アノード電極および該
色素増感型太陽電池用非水電解液からなる色素増感型太
陽電池である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明を詳細に記載す
る。本発明の色素増感型太陽電池用電解液は、下記一般
式(2)で示される2−イミダゾリン環を有する環状ア
ミジン化合物(a2)の4級塩(A)を有することで、
優れたイオン伝導性を示し、高い光電変換効率を与え
る。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【化4】
【0011】式中、R5は、水酸基で置換されていても
よい炭素数1〜20の炭化水素基または水素原子を示
す。たとえば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、ヘキシル基、オクチル基等のアルキル基;アルケ
ニル基;フェニル基等のアリール基;ベンジル基等のア
リールアルキル基等の炭化水素基;これらの末端または
側鎖が水酸基で置換された炭化水素基である。R6は水
酸基で置換されていてもよい炭素数1〜10の炭化水素
基を示す。たとえば、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基等のアルキル
基;アルケニル基;フェニル基等のアリール基;ベンジ
ル基等のアリールアルキル基等の炭化水素基;これらの
末端または側鎖が水酸基で置換された炭化水素基であ
る。Qは、炭素数1〜5の炭化水素基、アミノ基、ニト
ロ基、シアノ基、カルボキシル基もしくはアルデヒド基
で置換されていてもよい、炭素数2〜10のアルキレ
ン、アリーレンもしくはアルケニレン基をしめす。たと
えば、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシ
レン基、オクチレン基等のアルキレン基;アルケニレン
基;フェニレン基等のアリーレン基;ベンジル基等のア
リールアルキレン基等の炭化水素基;およびこれらの末
端または側鎖が炭素数1〜5の炭化水素基、アミノ基、
ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基もしくはアルデヒ
ド基で置換された炭化水素基である。この中で、Qとし
て好ましいものはエチレン、n−またはiso−プロピ
レン、フェニレンおよびビニレン基である。
【0012】前記一般式(2)で示される2−イミダゾ
リン環を有する環状アミジン化合物(a2)として
は、、たとえば、1−メチルイミダゾリン、1,2−ジ
メチルイミダゾリン、1,2,4−トリメチルイミダゾ
リン、1,4−ジメチル−2−エチルイミダゾリン、1
−メチル−2−フェニルイミダゾリン、1−メチル−2
−ベンジルイミダゾリン、1−メチル−2−オキシエチ
ルイミダゾリン、1−メチル−2−ヘプチルイミダゾリ
ン、1−メチル−2−ウンデシルイミダゾリン、1−メ
チル−2−ヘプタデシルイミダゾリン、1−(β−オキ
シエチル)−2−メチルイミダゾリン、1−メチル−2
−エトキシメチルイミダゾリン、1−エトキシメチル−
2−メチルイミダゾリン等があげられる。
【0013】以上化合物(a2)として例示したものの
うち好ましいものは、1,2−ジメチルイミダゾリン、
1,2,4−トリメチルイミダゾリン、1,4−ジメチ
ル−2−エチルイミダゾリン、1−メチル−2−ヘプチ
ルイミダゾリンである。
【0014】該4級塩(A)は、通常前記(a)として
例示した化合物を4級化したカチオンと酸アニオンとか
ら構成される。(a)の4級化の方法を例示すると、
J.Am.Chem.Soc.,69,2269(19
47)に記載のように4級化剤、ハロゲン化アルキルを
用い4級化できる。また、(a)の他の4級化剤として
は、ジアルキル硫酸、スルホン酸エステル(U.S.
S.R.SU176290)、炭酸ジメチル(USP2
635100)、燐酸エステル(Journal o
f.prakt.Chemie.Band317,He
ft5,1975,73)、エポキシ基含有化合物(U
SP2127476)なとも例示できる。
【0015】本発明の色素増感型太陽電池用電解液は、
安定なイオンの酸化還元対で、電荷を十分な速度で電極
間を輸送できる物質が望まれることから、I-/I3 -
Br-/Br3 -対が好ましい。よって、4級塩(A)中
のアニオン成分はヨウ素アニオンまたは臭素アニオンが
好ましい。これらの中でも、特に開放電圧の高いヨウ素
アニオンが好ましい。
【0016】これらの酸化還元対は、たとえばI-/I3
-を作るときには、前記4級塩(A)のヨウ化物とヨウ
素を混合することで得られる。
【0017】本発明の色素増感型太陽電池用非水電解液
は、該4級塩(A)の非水溶液からなり、非水溶剤とし
ては、通常用いられる有機溶剤を用いることができる。
たとえば、環状または鎖状炭酸エステル類、鎖状カルボ
ン酸エステル類、環状または鎖状エーテル類、アルコー
ル類、ラクトン類、ニトリル類、アミド類、リン酸エス
テル類、オキサゾリジノン類およびこれらの混合物を用
いることができる。
【0018】環状炭酸エステル類としては、たとえばプ
ロピレンカーボネート、エチレンカーボネートおよびブ
チレンカーボネート等のアルキレンカーボネートがあげ
られ、鎖状炭酸エステル類としては、たとえばジメチル
カーボネート、メチルエチルカーボネートおよびジエチ
ルカーボネート等のジアルキルカーボネートがあげられ
る。鎖状カルボン酸エステル類としては、たとえば酢酸
メチルおよびプロピオン酸メチル等があげられ、また、
環状もしくは鎖状エーテル類としては、たとえばテトラ
ヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、1,2−ジメト
キシエタン等があげられる。アルコール類としては、メ
チルアルコール、エチルアルコール等の1価アルコー
ル;エチレングリコール、プロピレングリコール等の2
価アルコール;およびグリセリン等の3価アルコールが
あげられる。ラクトン類としては、たとえばγ−ブチロ
ラクトン等があげられ、ニトリル類としては、たとえば
アセトニトリル等があげられ、アミド類としては、たと
えばジメチルフォルムアミド等があげられる。リン酸エ
ステル類としては、たとえばリン酸トリメチル、リン酸
トリエチル、リン酸エチルジメチル、リン酸ジエチルメ
チル、リン酸トリプロピル、リン酸トリブチル、リン酸
トリ(トリフルオロメチル)、リン酸トリ(トリクロロ
メチル)、リン酸トリ(トリフルオロエチル)、リン酸
トリ(トリパーフルオロエチル)、2−エトキシ−1,
3,2−ジオキサホスホラン−2−オン、2−トリフル
オロエトキシ−1,3,2−ジオキサホスホラン−2−
オン、2−メトキシエトキシ−1,3,2−ジオキサホ
スホラン−2−オン等があげられる。オキサゾリジノン
類としては、N−メチル−2−オキサゾリジノン等があ
げられる。その他、WO95/15572号に記載され
ているもの等があげられる。これらのうち、環状および
鎖状炭酸エステル、環状および鎖状エーテル、ラクトン
およびこれらの混合物を用いた場合、高いイオン伝導性
および高光電変換効率特性等の太陽電池性能を示すため
好ましい。
【0019】本発明の色素増感型太陽電池用電解液にお
ける4級塩(A)の含有量は、高イオン伝導性を示す範
囲であれば特に問題なく、通常は0.01〜5.0モル
/Lであり、0.1〜2.0モル/Lがより好ましい。
【0020】また、本発明の色素増感型太陽電池用電解
液におけるヨウ素の含有量は、イオン伝導性および光電
変換効率の観点から、通常0.005〜0.5モル/L
であり、好ましくは0.01〜0.1モル/Lである。
【0021】本発明の色素増感型太陽電池用電解液は、
主に住宅用発電システムに用いられる色素増感型太陽電
池に使用することができる。
【0022】本発明の色素増感型太陽電池は、カソード
電極、アノード電極とともに、前記組成の色素増感型太
陽電池用電解液を使用するものである。カソード電極
は、導電性を有するものであれば特に問題はなく、任意
の導電性材料を用いることができるが、I3 -等の還元反
応を十分な速さで行わせる触媒能を持ったものが好まし
く、たとえば、導電性ガラス等の導電性材料に白金メッ
キや白金蒸着を施したものが好ましい。
【0023】アノード電極は、酸化物半導体の微少な結
晶の表面に色素を吸着させた酸化物半導体層を有してい
る導電性ガラスからなり、酸化物半導体としては、従来
公知のものが使用できる。即ち、Ti、Nb、Zn、S
n、Zr、Y、La、Ta等の遷移金属の酸化物の他、
SrTiO3、CaTiO3等のペロブスカイト系酸化物
等があげられる。また、この酸化物半導体はできるだけ
微粒子であることが好ましく、その平均粒径は5000
nm以下、好ましくは50nm以下である。また、その
比表面積は500cm2/cm以上、好ましくは100
0cm2/cm以上である。酸化物半導体を電極として
用いるには、導電性ガラス等の導電性基板上に固定して
用いる。基板上の酸化物半導体の厚さは1000nm以
上が好ましい。
【0024】酸化物半導体の微少な結晶の表面に吸着さ
せる色素としては、従来公知のものが使用でき、太陽光
を高波長範囲にわたって吸収できる能力を持つものであ
れば特に問題ない。このようなものとして、たとえばル
テニウム錯体、クロロフィル、ローダミン、エオシン、
フロキシン、フルオレセイン、エリスロシン、ウラニ
ン、ローズベンガル等があげられる。
【0025】本発明の色素増感型太陽電池は、電解液と
して以上説明した色素増感型太陽電池用非水電解液を含
み、以上説明したカソード電極、アノード電極を組み合
わせて用いることにより、高光電変換効率を有し、太陽
光に対して長期間安定で、安全性の高い色素増感型太陽
電池とすることができる。
【0026】
【実施例】次に、実施例をあげて本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 <アノード電極の作成>アノード電極は定法により作成
した。即ち、硫酸チタニルを加水分解して得た酸化チタ
ンゾルをアンモニアで中和した後、濾過、洗浄、焼成
(450℃)し所望の酸化チタン粉末を得た(粒径15
nm)。さらにこの酸化チタンを水に懸濁させ、フッ素
をドープした酸化錫をコーティングした導電性ガラスに
塗布し、450℃で焼成して酸化チタン多孔質膜を得た
(膜厚10μm、比表面積1000cm2/cm2)。さ
らに、この酸化チタン多孔質膜を0.5NのHF水溶液
に20分間浸漬してエッチング処理、洗浄して表面が改
質した酸化チタン多孔質膜を得た。この表面を改質した
酸化チタン多孔質膜をシス−(SCN−)2−ビス
(2,2’−ビピリジル−4,4’−ジカルボキシレー
ト)ルテニウム(II)で表される色素を溶解したエタノ
ール溶液に浸し、20分間環流、その後乾燥し、色素吸
着量が酸化チタン多孔質膜1cm2あたり85μgの所
望のアノード電極を得た。
【0027】<色素増感型太陽電池の作成>図1に示す
ような色素増感型太陽電池を作成した。図1において、
1はカソード電極、2は電解液、3は色素、4は酸化物
半導体多孔質膜、5はフッ素をドープした酸化錫、6は
導電性ガラス、7は封止剤、8はリード線、9はカソー
ド電極(3+4+5+6)である。図1に示す色素増感
型太陽電池を以下の手順で作成した。前記アノード電極
9と、白金を担持した導電性ガラスカソード電極1の間
に、γ−ブチロラクトン中に1,2,4−トリメチルイ
ミダゾリンメチル4級塩のヨウ化物を0.5モル/L、
ヨウ素を0.05モル/L溶解した電解液2を注入し
た。さらに、この側面を封止剤7で封入した後リード線
8を取り付け、実施例1の色素増感型太陽電池を作成し
た。
【0028】以上のようにして作成した色素増感型太陽
電池に対し、以下のようにソーラーシュミレーターで照
射強度1000W/m2の光を照射して、短絡電流、開
放電圧、形状因子(ff)および光電変換効率を測定し
た。測定は、無抵抗電流計を備えたポテンシオスタット
を用い、照射2時間後と1000時間後に測定を行っ
た。
【0029】
【0030】比較例1 実施例1において、1,2,4−トリメチルイミダゾリ
ンメチル4級塩のヨウ化物のかわりに、テトラプロピル
アンモニウムヨウ化物を用いる以外は実施例1と同様に
して比較例1の色素増感型太陽電池を作成し、同様の測
定を行った。これらの結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】表1からも明らかなように、本発明の実施
例1の色素増感型太陽電池は比較例1の色素増感型太陽
電池と比べて優れた短絡電流、開放電圧、形状因子およ
び光電変換効率を示した。また、本発明の実施例1の色
素増感型太陽電池はいずれも長時間にわたって安定であ
り、信頼性の高いものである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記一般式(2)で示される2−イミダゾリン環を有する
環状アミジン化合物(a2)の4級塩(A)を含有する
非水電解液を用いた色素増感型太陽電池は、優れた電流
−電圧特性を示し、光電変換効率が高く、太陽光に対し
て長期間安定で安全性の高い色素増感型太陽電池を提供
することができ、その工業価値の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で作成した色素増感型太陽電池
の断面図である。
【符号の説明】
1カソード電極 2電解液 3色素 4酸化物半導体多孔質膜 5フッ素をドープした酸化錫 6導電性ガラス 7アノード電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−90991(JP,A) 特開2000−58891(JP,A) 特開2000−58140(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 14/00 H01L 31/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(2)で示される2−イミダ
    ゾリン環を有する環状アミジン化合物(a2)の4級塩
    (A)を含有する色素増感型太陽電池用非水電解液。 【化1】 (式中R5は、水酸基で置換されていてもよい炭素数1
    〜20の炭化水素基または水素原子;R6は、水酸基で
    置換されていてもよい炭素数1〜10の炭化水素基;Q
    は、炭素数1〜5の炭化水素基、アミノ基、ニトロ基、
    シアノ基、カルボキシル基もしくはアルデヒド基で置換
    されていてもよい、炭素数2〜10のアルキレン、アリ
    ーレンもしくはアルケニレン基を表す。)
  2. 【請求項2】 該4級塩(A)の対イオンが、ヨウ素イ
    オンである請求項1記載の色素増感型太陽電池用非水電
    解液。
  3. 【請求項3】 さらに、ヨウ素と非水溶剤を含有する請
    求項1または2記載の色素増感型太陽電池用非水電解
    液。
  4. 【請求項4】 カソード電極、アノード電極および請求
    項1〜3のいずれか記載の色素増感型太陽電池用非水電
    解液からなる色素増感型太陽電池。
  5. 【請求項5】 カソード電極が、導電性ガラスからなる
    請求項4記載の色素増感型太陽電池。
  6. 【請求項6】 アノード電極が、酸化物半導体の微少な
    結晶の表面に色素を吸着させた酸化物半導体層を有して
    いる導電性ガラスからなる請求項4または5記載の色素
    増感型太陽電池。
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