JP3461582B2 - 紙幣識別装置 - Google Patents
紙幣識別装置Info
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Description
れる紙幣識別装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】以下、従来の紙幣識別装置について説明
する。 【0003】図3は紙幣識別装置の斜視図であり、図4
は図3のA−A断面図である。図3および図4において
従来の紙幣識別装置は、紙幣の挿入口1と、この挿入口
1に連結された通路2と、この通路2に設けられた搬送
手段3と、この搬送手段3中に設けられた識別センサ4
と、前記挿入口1近傍に設けられた入口レバー5と、こ
の入口レバー5により紙幣の挿入を検知する入金検知セ
ンサ6と、この入金検知センサ6と前記識別センサ4と
の間に設けられ、紙幣の引き抜きを防止し、さらに前記
通路2の開閉を検知する引き抜き防止レバー7とを設
け、前記入金検知センサ6で紙幣を検知すると前記引き
抜き防止レバー7により前記通路2を開とし、その後前
記識別センサ4で紙幣の識別が完了すると前記引き抜き
防止レバー7で前記通路2を閉とする構成となってい
た。 【0004】この紙幣識別装置において、前記入口レバ
ー5と、前記引き抜き防止レバー7とは前記挿入口1近
傍にあり、前記挿入口1より目視にてその位置を確認す
ることが可能であった。また、前記入口レバー5および
引き抜き防止レバー7はそれぞれ左右にのみ一対の突部
8を有する構成となっていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、前記入口レバー5と、前記引き抜
き防止レバー7とは前記挿入口1近傍にあり、前記挿入
口1より目視にてその突部8の位置を確認することが可
能であるため、紙幣の引き抜きも容易であった。 【0006】また、前記入口レバー5および引き抜き防
止レバー7はそれぞれ左右一対のみの突部8を有する構
成となっているため、紙幣をそれぞれの突部8で分割
し、その分割した紙幣をテープ等で仮止めし、さらに引
き抜き用のテープ等をそれぞれの分割した紙幣に貼り付
け、その紙幣を前記挿入口1より挿入すれば、識別完了
後に個々に抜き取るということが可能であった。 【0007】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、簡単に紙幣を引き抜く等の不正行為の防止を図る
紙幣識別装置を提供することを目的としたものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の紙幣識別装置は、挿入口から略90度屈曲さ
せた通路に引き抜き防止レバーを設け、この引き抜き防
止レバーは前記通路側面の一方の端から他方の端の近傍
まで前記通路を遮断するように直線状に設けるととも
に、この引き抜き防止レバーの先端に複数個の突部を形
成し、前記複数個の突部の内少なくとも一つの突部は前
記通路の側面から測って前記識別センサと略同一の位置
に設けられたものである。 【0009】 【作用】この構成により、引き抜き防止レバーは挿入口
から略90度屈曲した位置に設けられているので、挿入
口から引き抜き防止レバーの先端に設けられた突部が見
えないばかりか、この引き抜き防止レバーは通路幅全体
を遮断するように設けられるとともに、その先端には複
数個の突部が形成されているので、挿入された紙幣を挿
入口側へ簡単に引き抜くことはできない。また、識別セ
ンサと引き抜き防止レバーの突部は通路の側面から略同
一距離に形成されるので、引き抜きをするにはこの識別
センサに対応する引き抜き防止レバーの突部の位置で紙
幣を切断しなければならない。このことは結局、識別時
において偽と判定されるためこの段階で紙幣は返却さ
れ、不正行為は防止されることになる。 【0010】 【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例における紙
幣識別装置の断面図である。図1において本発明の紙幣
識別装置は、紙幣の挿入口11と、この挿入口11に連
結された通路12と、この通路12に設けられた搬送手
段13と、この搬送手段13に設けられた光センサ14
aと磁気センサ14bで構成される識別センサ14と、
前記挿入口11近傍に設けられた入口レバー15と、こ
の入口レバー15により紙幣の挿入を検知する入金検知
センサ16と、前記入口レバー15と前記識別センサ1
4との間に紙幣の引き抜きを防止するとともに前記通路
12の開閉を検知する引き抜き防止レバー17とを設
け、前記通路12の終端にスタッカー18を設けた構成
となっている。 【0011】以上のように構成された紙幣識別装置にお
いて、挿入口11から挿入された紙幣は、前記入口レバ
ー15をA方向に回動させ、入金検知センサ16で検知
されると引き抜き防止レバー17により前記通路12を
開とする。そして、搬送手段13によって通路12内を
通過する際、識別センサ14によって紙幣の真偽が識別
される。ここで紙幣が偽ならば、搬送手段13によって
挿入口11側へ返却される。また、真の場合は前記引き
抜き防止レバー17で前記通路12を閉とし、自動販売
機より返却もしくは入金の信号が送られてくるまで通路
12上で一旦保留され待機状態となる。返却信号が送信
されてきた場合、搬送手段13によって挿入口11側へ
返却される。また、入金信号が送られてきた場合には、
搬送手段13によりスタッカー18に収納される。 【0012】また、引き抜き防止レバー17の先端には
複数の突部19が形成され、この突部19は、前記挿入
口11より目視にてその配設位置が確認できないように
なっている。すなわち通路12上の奥に挿入口11から
略「L」字形に90度屈曲して設けられている。また、
突部19は図2に示すように10本設けられている。 【0013】従って、通路12はこの10本の突部19
により閉とされるので、紙幣を挿入口11側へ引き抜く
ことができない。また、通路12が略90度屈曲して引
き抜き防止レバー17が設けられているので、突部19
の位置を挿入口11から確認することはできない。 【0014】図2は、通路12の下面側20を前方へ開
放した時の斜視図である。図2において、前記識別セン
サ14は光センサ14aおよび磁気センサ14bとから
構成されており、光センサ14aは前記通路12のほぼ
中央に位置し、磁気センサ14bは前記通路12の中央
より等間隔に左右一対に位置する構成となっている。こ
の光センサ14aおよび磁気センサ14bと引き抜き防
止レバー17の突部19との関係は通路12の側面から
略同一距離に形成されているので、引き抜きをするため
にはこの両センサ14a,14bに対応する引き抜きレ
バー17の突部19の位置で切断しなければならない。
このことは結局、識別時において偽となるため紙幣は返
却される。 【0015】さらに、突部19は両センサ14a,14
bの間にも形成されているので、前記同様突部19の位
置で切断しなければならず、紙幣を挿入口11側へ簡単
に引き抜くことができない。 【0016】また、本発明の紙幣識別装置においては引
き抜き防止レバー17の突部19を10本としたが、通
路12を全て遮断するような直線状の形状とすることに
より引き抜きを防止することもできる。 【0017】 【発明の効果】以上のように本発明の紙幣識別装置によ
れば、引き抜き防止レバーは挿入口から略90度屈曲し
た位置に設けられているので、挿入口から引き抜き防止
レバーの先端に設けられた突部が見えないばかりか、こ
の引き抜き防止レバーは通路幅全体を遮断するように設
けられるとともに、その先端には複数個の突部が形成さ
れているので、挿入された紙幣を挿入口側へ簡単に引き
抜くことはできない。また、識別センサと引き抜き防止
レバーの突部は通路の側面から略同一距離に形成される
ので、引き抜きをするにはこの識別センサに対応する引
き抜き防止レバーの突部の位置で紙幣を切断しなければ
ならない。このことは結局、識別時において偽と判定さ
れるためこの段階で紙幣は返却される。従って、紙幣を
引き抜く等の不正行為を防止することができる。
図 【図3】従来の紙幣識別装置の斜視図 【図4】同、断面図 【符号の説明】 11 挿入口 12 通路 13 搬送手段 14 識別センサ 15 入口レバー 16 入金検知センサ 17 引き抜き防止レバー 19 突部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 紙幣の挿入口と、この挿入口に連結され
た通路と、この通路に設けられた搬送手段と、この搬送
手段中に設けられた識別センサと、前記挿入口近傍に設
けられた入口レバーと、この入口レバーにより紙幣の挿
入を検知する入金検知センサと、この入金検知センサと
前記識別センサとの間に設けられ、紙幣の引き抜きを防
止するとともに前記通路を開閉する引き抜き防止レバー
とを備え、前記入金検知センサで紙幣を検知した後、前
記引き抜き防止レバーにより前記通路を開とし、その後
前記識別センサで紙幣の識別が完了すると前記引き抜き
防止レバーで前記通路を閉とする紙幣識別装置におい
て、前記挿入口から略90度屈曲させた前記通路に前記
引き抜き防止レバーを設け、この引き抜き防止レバーは
前記通路側面の一方の端から他方の端の近傍まで前記通
路を遮断するように直線状に設けるとともに、この引き
抜き防止レバーの先端に複数個の突部を形成し、前記複
数個の突部の内少なくとも一つの突部は前記通路の側面
から測って前記識別センサと略同一の位置に設けられた
紙幣識別装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP17807494A JP3461582B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 紙幣識別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17807494A JP3461582B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 紙幣識別装置 |
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JPH0844927A JPH0844927A (ja) | 1996-02-16 |
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ID=16042170
Family Applications (1)
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JP17807494A Expired - Fee Related JP3461582B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 紙幣識別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-07-29 JP JP17807494A patent/JP3461582B2/ja not_active Expired - Fee Related
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