JP3460153B2 - コンクリート構造物デッキ板用鉄筋屈曲成形装置 - Google Patents
コンクリート構造物デッキ板用鉄筋屈曲成形装置Info
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- JP3460153B2 JP3460153B2 JP35862892A JP35862892A JP3460153B2 JP 3460153 B2 JP3460153 B2 JP 3460153B2 JP 35862892 A JP35862892 A JP 35862892A JP 35862892 A JP35862892 A JP 35862892A JP 3460153 B2 JP3460153 B2 JP 3460153B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D7/00—Bending rods, profiles, or tubes
- B21D7/06—Bending rods, profiles, or tubes in press brakes or between rams and anvils or abutments; Pliers with forming dies
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21F—WORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
- B21F1/00—Bending wire other than coiling; Straightening wire
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
- E04G21/00—Preparing, conveying, or working-up building materials or building elements in situ; Other devices or measures for constructional work
- E04G21/12—Mounting of reinforcing inserts; Prestressing
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- Architecture (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Wire Processing (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート構造物デッ
キ板用鉄筋屈曲成形法およびその装置に係り、コンクリ
ート構造物のデッキ板に配設される鉄筋を比較的軽度の
操作力で簡易且つ的確に屈曲成形し、しかもその屈曲成
形状態を適宜に変更、調整することのできる方法および
装置を提供しようとするものである。 【0002】 【従来の技術】コンクリート構造物を得るに当っては鉄
筋を用いることは周知の如くであり、特に建築物を得る
ような場合においては金属板と屈曲鉄筋とを複合させた
デッキ板が用いられている。 【0003】然して前記のようなデッキ板を得るための
屈曲鉄筋は従来において金型間における押圧屈曲成形法
が採用されており、この押圧屈曲成形で得られる屈曲鉄
筋を金属板に対し交叉状に配設し、溶接してコンクリー
ト構造物を得るためのデッキ板を得るものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記したような従来技
術によるものにおいても目的の屈曲鉄筋を得しめること
は当然であるが、金型間における屈曲加工は必ずしも容
易でなく、また屈曲加工時において金型などの損耗も大
きい不利があり、加工工数も大きい。 【0005】また、この金型による場合においては具体
的に得られる屈曲成形鉄筋材の屈曲寸法が特定されたも
のとならざるを得ないところ、実際に必要な屈曲鉄筋材
としてはその屈曲高さや屈曲角度が夫々の施工条件にお
いて異るのが普通であり、そうした施工条件の変化に即
応するためには相当に多数の金型を準備しておくことが
必要である。即ち金型代が相当に嵩み、またそうした多
数の金型の保管整理に特別な設備と考慮を必要とし、し
かも金型交換操作に関してそれなりの工数と作業中断が
要請される。 【0006】加うるに実際の施工に好ましい前記鉄筋材
はコンクリート層の高さおよび必要強度などの関係から
してその寸法、配筋密度などが種々多様に変化するので
夫々の場合において適切な鉄筋材を必ずしも得ることが
できない。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来技術における課題を解決することについて検討を重
ね、金型を使用することのない屈曲加工手段を採用して
平易に屈曲加工せしめ、またその形状や寸法を適宜に変
えた製品を金型なしで自在に得しめることに成功したも
のであって、以下の如くである。 【0008】 【0009】送り台に定置された固定チャック台と該固
定チャック台方向に設けられたガイド手段に沿って移動
操作される可動チャック台を有し、これらのチャック台
間に上記ガイド手段の配設方向に対し交叉した方向を採
って設けられた案内機構により案内される屈曲手段を設
け、該屈曲手段に対して曲げ操作シリンダーを設けると
共に前記可動チャック台に対してもチャック戻しシリン
ダーを設け、しかも上記固定チャック台と共に可動チャ
ック台を送り台に取付け、該送り台と機台との間に送り
シリンダーを設けると共に前記可動チャック台と送り台
との間に間隔調整手段を設け、固定チャック台から送り
出される山形屈曲栓材の変位ないし捩れを防止し適正保
持するためのガイド手段及び保持手段を配設したことを
特徴とするコンクリート構造物デッキ板用鉄筋屈曲成形
装置。 【0010】 【作用】適宜に矯正処理された鉄筋を固定チャック台と
該固定チャック台に対しスライド可能に設けられた可動
チャック台により所定間隔を採って把持張設することに
より特別な金型を必要としないで鉄筋に対する屈曲可能
状態を形成する。 【0011】鉄筋に対する前記のような把持張設条件下
で前記鉄筋の軸線方向に交叉した方向に作動する押圧屈
曲手段を張設鉄筋の中間部に作用せしめることにより該
鉄筋に対し適切な屈曲加工を行なわせる。 【0012】上記可動チャック台のスライド条件下で前
記鉄筋の各チャック台による把持部間を屈曲加工するこ
とにより可動チャック台による把持拘束とスライド条件
下において円滑な対象的屈曲加工を点的な押圧屈曲手段
で円滑に遂行せしめる。 【0013】送り台に定置された固定チャック台と該固
定チャック台方向に設けられたガイド手段に沿って移動
操作される可動チャック台を有し、これらのチャック台
間に上記ガイド手段の配設方向に対し交叉した方向を採
って設けられた案内機構により案内される屈曲手段を設
けたことによって固定チャック台と可動チャック台とに
加工すべき鉄筋を把持せしめた条件下で該鉄筋に的確な
屈曲加工を行なわせる。 【0014】前記のように設けられた屈曲手段に対して
曲げ操作シリンダーを設けると共に前記可動チャック台
に対してもチャック戻しシリンダーを設けたことにより
上記したような屈曲操作に当って鉄筋に適当な引張力を
作用させ、均衡した引張条件下で曲げ加工し曲げ部両側
を直線状態とした屈曲成形を行なわせる。 【0015】上述したような固定チャック台と共に可動
チャック台を送り台に取付け、該送り台と機台との間に
送りシリンダーを設けると共に前記可動チャック台と送
り台との間に間隔調整手段を設けたことにより、両チャ
ック台を送り台により機台上で移動操作し、しかも間隔
調整手段によって可動チャック台の移動量を調整設定せ
しめて屈曲加工による鉄筋の高さを可変せしめる。なお
上述したような案内機構に上記屈曲手段の作動範囲に対
する調整手段を設けることによって該屈曲手段による屈
曲加工量を調整設定して鉄筋に対する屈曲加工角度を変
化せしめ、前記高さ変化と相俟って間隔と高さが種々に
変化した屈曲加工を得しめる。 【0016】 【実施例】上記したような本発明によるものの具体的な
実施態様を添付図面に示すものについて説明すると、機
台1に設けられた案内軸11に対して送り台2のガイド
部12が係合され、別に機台1の一側に設けた取付座1
8に送りシリンダー17を設けて前記送り台2をガイド
部12にそって移動操作するように成っている。 【0017】前記のような送り台2に設けられているの
が固定チャック台3と該固定チャック台3部分から延出
して設けられたスライド軸21に沿って移動操作される
可動チャック台5であり、可動チャック台5と機台1と
の間にはチャック戻しシリンダー23が設けられ、固定
チャック台3と可動チャック台5との間に設けられた曲
げロールガイド4に沿って作動するように送り台2に設
けられた曲げ操作シリンダー4aによって曲げロール4
1が押圧屈曲手段として作動する。 【0018】即ち、固定チャック台3に対してはチャッ
クシリンダー19が設けられ、また可動チャック台5の
チャック部5aに対してもチャックシリンダー15が設
けられていて、それらのチャック台3、5のチャック部
3a、5a部分に挿通されている線材30を把持し、こ
のような線材30の把持条件下で曲げロール41が作動
するとチャック戻しシリンダー23による抵抗条件下で
線材30が曲げ加工される。 【0019】つまり線材30が屈曲されることにより固
定チャック台3と可動チャック台5との間隔が小となる
から可動チャック台5が固定チャック台3の方向に引き
寄せられ、曲げロール41による屈曲部の両側に線材3
0の傾斜直線部分が形成されたものとして屈曲され、こ
の屈曲完了後に可動チャック台5のチャック部5aによ
る把持を解放すると共にチャック戻しシリンダー23の
作用で可動チャック台5を複動せしめ、線材30の新し
いチャック位置をチャック部5aで把持する。 【0020】上記したような操作が行われた後に送りシ
リンダー17を作動させることによって送り台2上の固
定チャック台3が可動チャック台5と共に屈曲線材把持
状態で別に機台1の他端側に設けられた切断機7、8方
向に押進され、機台1上には新しい直線状態の線材が送
り込まれる。また上記のような送りシリンダー17の作
用で一定長さの屈曲線材が押出された後に切断機7、8
が操作されることによって一定の長さの屈曲加工線材が
得られることは明らかである。 【0021】送り台2には可動チャック台5の移動間隔
を調整するための間隔調整手段27が設けられており、
該調整手段27を調整設定することにより可動チャック
台5の作動範囲を規定し、従って線材30の引出し量と
それに伴う線材の屈曲高さを調整する。また曲げロール
ガイド4には前記したような曲げロール41の作動範囲
(高さ)を制限規定する調整制限手段28が図3に示す
ように設けられており、このような制限手段28によっ
て線材を屈曲成形して得られる屈曲幅を自在に調整し、
これらの手段27、28による調整を複合することによ
り多様な線材の屈曲状態を選ぶことができる。 【0022】前記したような線材30の屈曲加工に当っ
ては曲げロール41による屈曲過程において捩れ力が作
用し、先行して屈曲成形された山形屈曲の方向が一定と
ならない傾向が顕われる。即ちこのような屈曲線材山形
方向の変位ないし捩れを防止する手段の1例は図3にお
いて併せて示す如くであり、山形屈曲線材30aを受入
れて案内するガイド手段31および山形屈曲頂部30b
を受入れて保持する保持手段32の如きを配設し、屈曲
成形して上述したような固定チャック台3から送り出さ
れる山形屈曲線材30aを適正な状態に支持せしめ、斯
うした適正保持状態で屈曲成形することにより整然とし
た山形屈曲を連続的に形成する。 【0023】なお図2に示すように図1に示したような
本発明の設備は機台1の両側において平行に設けられ、
その線材に対する屈曲加工を対向状態で実施することが
能率的であると共に線材屈曲加工をバランスした安定条
件下で遂行する所以である。 【0024】前記したような線材(鉄筋)の屈曲加工に
より得られる鉄筋材を用いて得られるコンクリート構造
物用デッキ板の1例は図4と図5に示される如くであ
り、例えば径が5〜6mmの軟鋼線材をラチス線材101
として用い、このラチス線材101に対し例えば間隔1
70mmで高さが120mmの折曲を施した第1のラチス材
101aと高さが60mmである第2のラチス材101b
とを準備し、これらの各ラチス材101a、101bの
折曲角部に径12mmの弦材102aおよび102bをそ
の折曲角度の上下に添着溶接し、しかもこのようにして
得られたトラス130に径4mmの線材を上記したような
本発明方法により屈曲加工した吊材103を溶接したも
のを例えば厚さ1mmで吊材103a、103bの折曲間
隔に即応させ上記吊材103の垂下部分に1例として高
さ8mmの浮上部104bを屈曲形成すると共に該浮上部
104bに高さ2mmの小突条104aを形成した金属板
104を添設し電極間に挟圧して抵抗溶接したデッキ板
を得た。 【0025】即ちこのようにして得られたデッキ板は、
該デッキ板上に厚さ150mm程度にコンクリートを打設
施工しても小突条による溶接部が総べて健全で剥離部の
ないものであることが確認された。 【0026】 【発明の効果】以上説明したような本発明によるときは
特別な金型を用いることなしにデッキ板用鉄筋の屈曲成
形を能率的且つ円滑に実施し得るものであり、金型など
の損耗なしに目的の屈曲を行わせると共に金型類を多数
準備し、その管理や取変えにコストと工数を消費するこ
となしに有利な成形目的を達し得るものであるから工業
的にその効果の大きい発明である。
キ板用鉄筋屈曲成形法およびその装置に係り、コンクリ
ート構造物のデッキ板に配設される鉄筋を比較的軽度の
操作力で簡易且つ的確に屈曲成形し、しかもその屈曲成
形状態を適宜に変更、調整することのできる方法および
装置を提供しようとするものである。 【0002】 【従来の技術】コンクリート構造物を得るに当っては鉄
筋を用いることは周知の如くであり、特に建築物を得る
ような場合においては金属板と屈曲鉄筋とを複合させた
デッキ板が用いられている。 【0003】然して前記のようなデッキ板を得るための
屈曲鉄筋は従来において金型間における押圧屈曲成形法
が採用されており、この押圧屈曲成形で得られる屈曲鉄
筋を金属板に対し交叉状に配設し、溶接してコンクリー
ト構造物を得るためのデッキ板を得るものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記したような従来技
術によるものにおいても目的の屈曲鉄筋を得しめること
は当然であるが、金型間における屈曲加工は必ずしも容
易でなく、また屈曲加工時において金型などの損耗も大
きい不利があり、加工工数も大きい。 【0005】また、この金型による場合においては具体
的に得られる屈曲成形鉄筋材の屈曲寸法が特定されたも
のとならざるを得ないところ、実際に必要な屈曲鉄筋材
としてはその屈曲高さや屈曲角度が夫々の施工条件にお
いて異るのが普通であり、そうした施工条件の変化に即
応するためには相当に多数の金型を準備しておくことが
必要である。即ち金型代が相当に嵩み、またそうした多
数の金型の保管整理に特別な設備と考慮を必要とし、し
かも金型交換操作に関してそれなりの工数と作業中断が
要請される。 【0006】加うるに実際の施工に好ましい前記鉄筋材
はコンクリート層の高さおよび必要強度などの関係から
してその寸法、配筋密度などが種々多様に変化するので
夫々の場合において適切な鉄筋材を必ずしも得ることが
できない。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来技術における課題を解決することについて検討を重
ね、金型を使用することのない屈曲加工手段を採用して
平易に屈曲加工せしめ、またその形状や寸法を適宜に変
えた製品を金型なしで自在に得しめることに成功したも
のであって、以下の如くである。 【0008】 【0009】送り台に定置された固定チャック台と該固
定チャック台方向に設けられたガイド手段に沿って移動
操作される可動チャック台を有し、これらのチャック台
間に上記ガイド手段の配設方向に対し交叉した方向を採
って設けられた案内機構により案内される屈曲手段を設
け、該屈曲手段に対して曲げ操作シリンダーを設けると
共に前記可動チャック台に対してもチャック戻しシリン
ダーを設け、しかも上記固定チャック台と共に可動チャ
ック台を送り台に取付け、該送り台と機台との間に送り
シリンダーを設けると共に前記可動チャック台と送り台
との間に間隔調整手段を設け、固定チャック台から送り
出される山形屈曲栓材の変位ないし捩れを防止し適正保
持するためのガイド手段及び保持手段を配設したことを
特徴とするコンクリート構造物デッキ板用鉄筋屈曲成形
装置。 【0010】 【作用】適宜に矯正処理された鉄筋を固定チャック台と
該固定チャック台に対しスライド可能に設けられた可動
チャック台により所定間隔を採って把持張設することに
より特別な金型を必要としないで鉄筋に対する屈曲可能
状態を形成する。 【0011】鉄筋に対する前記のような把持張設条件下
で前記鉄筋の軸線方向に交叉した方向に作動する押圧屈
曲手段を張設鉄筋の中間部に作用せしめることにより該
鉄筋に対し適切な屈曲加工を行なわせる。 【0012】上記可動チャック台のスライド条件下で前
記鉄筋の各チャック台による把持部間を屈曲加工するこ
とにより可動チャック台による把持拘束とスライド条件
下において円滑な対象的屈曲加工を点的な押圧屈曲手段
で円滑に遂行せしめる。 【0013】送り台に定置された固定チャック台と該固
定チャック台方向に設けられたガイド手段に沿って移動
操作される可動チャック台を有し、これらのチャック台
間に上記ガイド手段の配設方向に対し交叉した方向を採
って設けられた案内機構により案内される屈曲手段を設
けたことによって固定チャック台と可動チャック台とに
加工すべき鉄筋を把持せしめた条件下で該鉄筋に的確な
屈曲加工を行なわせる。 【0014】前記のように設けられた屈曲手段に対して
曲げ操作シリンダーを設けると共に前記可動チャック台
に対してもチャック戻しシリンダーを設けたことにより
上記したような屈曲操作に当って鉄筋に適当な引張力を
作用させ、均衡した引張条件下で曲げ加工し曲げ部両側
を直線状態とした屈曲成形を行なわせる。 【0015】上述したような固定チャック台と共に可動
チャック台を送り台に取付け、該送り台と機台との間に
送りシリンダーを設けると共に前記可動チャック台と送
り台との間に間隔調整手段を設けたことにより、両チャ
ック台を送り台により機台上で移動操作し、しかも間隔
調整手段によって可動チャック台の移動量を調整設定せ
しめて屈曲加工による鉄筋の高さを可変せしめる。なお
上述したような案内機構に上記屈曲手段の作動範囲に対
する調整手段を設けることによって該屈曲手段による屈
曲加工量を調整設定して鉄筋に対する屈曲加工角度を変
化せしめ、前記高さ変化と相俟って間隔と高さが種々に
変化した屈曲加工を得しめる。 【0016】 【実施例】上記したような本発明によるものの具体的な
実施態様を添付図面に示すものについて説明すると、機
台1に設けられた案内軸11に対して送り台2のガイド
部12が係合され、別に機台1の一側に設けた取付座1
8に送りシリンダー17を設けて前記送り台2をガイド
部12にそって移動操作するように成っている。 【0017】前記のような送り台2に設けられているの
が固定チャック台3と該固定チャック台3部分から延出
して設けられたスライド軸21に沿って移動操作される
可動チャック台5であり、可動チャック台5と機台1と
の間にはチャック戻しシリンダー23が設けられ、固定
チャック台3と可動チャック台5との間に設けられた曲
げロールガイド4に沿って作動するように送り台2に設
けられた曲げ操作シリンダー4aによって曲げロール4
1が押圧屈曲手段として作動する。 【0018】即ち、固定チャック台3に対してはチャッ
クシリンダー19が設けられ、また可動チャック台5の
チャック部5aに対してもチャックシリンダー15が設
けられていて、それらのチャック台3、5のチャック部
3a、5a部分に挿通されている線材30を把持し、こ
のような線材30の把持条件下で曲げロール41が作動
するとチャック戻しシリンダー23による抵抗条件下で
線材30が曲げ加工される。 【0019】つまり線材30が屈曲されることにより固
定チャック台3と可動チャック台5との間隔が小となる
から可動チャック台5が固定チャック台3の方向に引き
寄せられ、曲げロール41による屈曲部の両側に線材3
0の傾斜直線部分が形成されたものとして屈曲され、こ
の屈曲完了後に可動チャック台5のチャック部5aによ
る把持を解放すると共にチャック戻しシリンダー23の
作用で可動チャック台5を複動せしめ、線材30の新し
いチャック位置をチャック部5aで把持する。 【0020】上記したような操作が行われた後に送りシ
リンダー17を作動させることによって送り台2上の固
定チャック台3が可動チャック台5と共に屈曲線材把持
状態で別に機台1の他端側に設けられた切断機7、8方
向に押進され、機台1上には新しい直線状態の線材が送
り込まれる。また上記のような送りシリンダー17の作
用で一定長さの屈曲線材が押出された後に切断機7、8
が操作されることによって一定の長さの屈曲加工線材が
得られることは明らかである。 【0021】送り台2には可動チャック台5の移動間隔
を調整するための間隔調整手段27が設けられており、
該調整手段27を調整設定することにより可動チャック
台5の作動範囲を規定し、従って線材30の引出し量と
それに伴う線材の屈曲高さを調整する。また曲げロール
ガイド4には前記したような曲げロール41の作動範囲
(高さ)を制限規定する調整制限手段28が図3に示す
ように設けられており、このような制限手段28によっ
て線材を屈曲成形して得られる屈曲幅を自在に調整し、
これらの手段27、28による調整を複合することによ
り多様な線材の屈曲状態を選ぶことができる。 【0022】前記したような線材30の屈曲加工に当っ
ては曲げロール41による屈曲過程において捩れ力が作
用し、先行して屈曲成形された山形屈曲の方向が一定と
ならない傾向が顕われる。即ちこのような屈曲線材山形
方向の変位ないし捩れを防止する手段の1例は図3にお
いて併せて示す如くであり、山形屈曲線材30aを受入
れて案内するガイド手段31および山形屈曲頂部30b
を受入れて保持する保持手段32の如きを配設し、屈曲
成形して上述したような固定チャック台3から送り出さ
れる山形屈曲線材30aを適正な状態に支持せしめ、斯
うした適正保持状態で屈曲成形することにより整然とし
た山形屈曲を連続的に形成する。 【0023】なお図2に示すように図1に示したような
本発明の設備は機台1の両側において平行に設けられ、
その線材に対する屈曲加工を対向状態で実施することが
能率的であると共に線材屈曲加工をバランスした安定条
件下で遂行する所以である。 【0024】前記したような線材(鉄筋)の屈曲加工に
より得られる鉄筋材を用いて得られるコンクリート構造
物用デッキ板の1例は図4と図5に示される如くであ
り、例えば径が5〜6mmの軟鋼線材をラチス線材101
として用い、このラチス線材101に対し例えば間隔1
70mmで高さが120mmの折曲を施した第1のラチス材
101aと高さが60mmである第2のラチス材101b
とを準備し、これらの各ラチス材101a、101bの
折曲角部に径12mmの弦材102aおよび102bをそ
の折曲角度の上下に添着溶接し、しかもこのようにして
得られたトラス130に径4mmの線材を上記したような
本発明方法により屈曲加工した吊材103を溶接したも
のを例えば厚さ1mmで吊材103a、103bの折曲間
隔に即応させ上記吊材103の垂下部分に1例として高
さ8mmの浮上部104bを屈曲形成すると共に該浮上部
104bに高さ2mmの小突条104aを形成した金属板
104を添設し電極間に挟圧して抵抗溶接したデッキ板
を得た。 【0025】即ちこのようにして得られたデッキ板は、
該デッキ板上に厚さ150mm程度にコンクリートを打設
施工しても小突条による溶接部が総べて健全で剥離部の
ないものであることが確認された。 【0026】 【発明の効果】以上説明したような本発明によるときは
特別な金型を用いることなしにデッキ板用鉄筋の屈曲成
形を能率的且つ円滑に実施し得るものであり、金型など
の損耗なしに目的の屈曲を行わせると共に金型類を多数
準備し、その管理や取変えにコストと工数を消費するこ
となしに有利な成形目的を達し得るものであるから工業
的にその効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って屈曲成形装置の1例を示した側
面図である。 【図2】その平面図である。 【図3】その曲げロール部分より送り出し側についての
構成1例を示した斜面図である。 【図4】本発明方法による鉄筋を用いて得られたデッキ
板の1例を示した一側面図である。 【図5】その他側面図である。 【符号の説明】 1 機台 2 送り台 3 固定チャック台 3a そのチャック部 4 曲げロールガイド 4a 曲げ操作シリンダー 5 可動チャック台 5a そのチャック部 7 切断機 8 切断機 11 案内軸 12 ガイド部 15 チャックシリンダー 17 送りシリンダー 18 取付座 19 チャックシリンダー 21 スライド軸 23 チャック戻しシリンダー 27 間隔調整手段 28 調整制限手段 30 線材 30a 山形屈曲線材 30b 山形屈曲頂部 31 ガイド手 32 保持手段 41 曲げロール(押圧屈曲手段) 101 ラチス線材 101a 第1のラチス材 101b 第2のラチス材 103 吊り材 103a 吊り材 103b 吊り材 104 金属板
面図である。 【図2】その平面図である。 【図3】その曲げロール部分より送り出し側についての
構成1例を示した斜面図である。 【図4】本発明方法による鉄筋を用いて得られたデッキ
板の1例を示した一側面図である。 【図5】その他側面図である。 【符号の説明】 1 機台 2 送り台 3 固定チャック台 3a そのチャック部 4 曲げロールガイド 4a 曲げ操作シリンダー 5 可動チャック台 5a そのチャック部 7 切断機 8 切断機 11 案内軸 12 ガイド部 15 チャックシリンダー 17 送りシリンダー 18 取付座 19 チャックシリンダー 21 スライド軸 23 チャック戻しシリンダー 27 間隔調整手段 28 調整制限手段 30 線材 30a 山形屈曲線材 30b 山形屈曲頂部 31 ガイド手 32 保持手段 41 曲げロール(押圧屈曲手段) 101 ラチス線材 101a 第1のラチス材 101b 第2のラチス材 103 吊り材 103a 吊り材 103b 吊り材 104 金属板
─────────────────────────────────────────────────────
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(56)参考文献 特公 昭38−22128(JP,B1)
特公 昭43−13554(JP,B1)
特公 昭43−11549(JP,B1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B21D 7/06
B21D 7/024
B21F 1/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 送り台に定置された固定チャック台と該
固定チャック台方向に設けられたガイド手段に沿って移
動操作される可動チャック台を有し、これらのチャック
台間に上記ガイド手段の配設方向に対し交叉した方向を
採って設けられた案内機構により案内される屈曲手段を
設け、該屈曲手段に対して曲げ操作シリンダーを設ける
と共に前記可動チャック台に対してもチャック戻しシリ
ンダーを設け、しかも上記固定チャック台と共に可動チ
ャック台を送り台に取付け、該送り台と機台との間に送
りシリンダーを設けると共に前記可動チャック台と送り
台との間に間隔調整手段を設け、固定チャック台から送
り出される山形屈曲栓材の変位ないし捩れを防止し適正
保持するためのガイド手段及び保持手段を配設したこと
を特徴とするコンクリート構造物デッキ板用鉄筋屈曲成
形装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35862892A JP3460153B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | コンクリート構造物デッキ板用鉄筋屈曲成形装置 |
KR1019930015461A KR100229303B1 (ko) | 1992-12-28 | 1993-08-09 | 콘크리트 구조물 데크판용 철근 굴곡성형법 및 그 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35862892A JP3460153B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | コンクリート構造物デッキ板用鉄筋屈曲成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06315721A JPH06315721A (ja) | 1994-11-15 |
JP3460153B2 true JP3460153B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=18460303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35862892A Expired - Fee Related JP3460153B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | コンクリート構造物デッキ板用鉄筋屈曲成形装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3460153B2 (ja) |
KR (1) | KR100229303B1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100820571B1 (ko) * | 2007-04-16 | 2008-04-08 | 김창근 | 강연선 마디 형성용 제작대 |
CN105604330A (zh) * | 2015-12-22 | 2016-05-25 | 济南陆枋志合信息技术有限公司 | 方形钢筋框制作装置 |
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-
1993
- 1993-08-09 KR KR1019930015461A patent/KR100229303B1/ko not_active IP Right Cessation
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Publication number | Publication date |
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