JP3459843B2 - 着脱自在な壁面構造 - Google Patents

着脱自在な壁面構造

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JP3459843B2
JP3459843B2 JP02797994A JP2797994A JP3459843B2 JP 3459843 B2 JP3459843 B2 JP 3459843B2 JP 02797994 A JP02797994 A JP 02797994A JP 2797994 A JP2797994 A JP 2797994A JP 3459843 B2 JP3459843 B2 JP 3459843B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁面構造を構成するパ
ネルの着脱を簡単に行える着脱自在な壁面構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の着脱自在な壁面構造としては、実
公平5−43128号公報にて開示されたものがある。
即ち、この公報に記載された壁面構造は、天井に設けた
笠木部材の下面に、壁面部材の上部辺を支持する帯状支
持板を当該笠木部材の端部側を除いて設けるとともに、
床面に設けた巾木部材の上面に壁面部材の下部辺に設け
た車輪を支持する軌条を設ける一方、上記笠木部材にお
ける帯状支持板が設けられていない部分の当該笠木部材
と巾木部材の間に、前記帯状支持板が設けられていない
部分の長さと略同幅を有するパネル状の壁面部材をヒン
ジを介して開き戸式に取り付けるとともに、上記笠木部
材と巾木部材の他の部分は、上記開き戸式の壁面部材と
略同じ正面幅を有し、かつ、上部辺が笠木部材における
帯状支持板をスライド可能に挟持する挟持部に形成さ
れ、下部辺に巾木部材の軌条上を転動する車輪を設けて
なるパネル状の壁面部材を、上記笠木部材の帯状支持板
が形成されていない部分から着脱されるように装着した
ことを特徴とする構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の着脱自
在な壁面構造では、開き戸式の壁面部材を開放した後、
まずこの開き戸式の壁面部材と隣接するパネル状の壁面
部材を、開き戸式の壁面部材が位置する帯状支持板が形
成されていない箇所まで、軌条に沿ってスライドさせ、
パネル状の壁面部材を上方に持ち上げることにより車輪
と軌条の係合を解いて取り外すことができ、また同様に
して隣接するパネル状の壁面部材を開き戸式の壁面部材
が位置する帯状支持板が形成されていない箇所までスラ
イドさせ、パネル状の壁面部材を順に取り外していく必
要があるので、作業的に面倒であり、時間がかかるとい
う問題点があった。特にパネル状の壁面部材を全て取り
外す場合には尚更であった。また、逆にパネル状の壁面
部材を取り付ける場合には、開き戸式の壁面部材を開放
した状態で、開き戸式の壁面部材が位置する帯状支持板
が形成されていない箇所で、巾木部材の軌条にパネル状
の壁面部材の車輪を載置して係合し、側方にスライドさ
せてパネル状の壁面部材を順に取り付けていく必要があ
るので、作業的に面倒であり、時間がかかるという問題
点があった。特にパネル状の壁面部材を全て取り付ける
場合には尚更であった。
【0004】そこで、本発明は、パネル部材を側方に少
しスライドさせるだけで、いずれのパネル部材をもその
場所で取り外し、任意の位置に開口部を形成することが
できるとともに、パネル部材を取り外した開口部にパネ
ル部材を取り付けることができ、しかも全てのパネル部
材を着脱する場合であっても簡単に、且つ迅速に行うこ
とができる着脱自在な壁面構造を提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、部屋における天井側の笠木部材と床面側
の巾木部材の間に位置させて、該巾木部材に設けた軌条
上を車輪でスライド可能とした複数個の移動パネルを隣
接させるとともに、これらの移動パネルの側端にヒンジ
を介して開き戸式とした扉とで壁面を形成する壁面構造
であって、軌条及び下方に向けて開放した断面コ字形状
笠木部材を移動パネルが位置する箇所のみならず、扉
が位置する箇所を含めて壁面全域に渡って設け、この笠
木部材内に位置して移動パネルを立起状態に保持すると
ともに笠木部材内面に沿って回転する案内車輪を移動パ
ネル上面に略垂直に設けるとともに、該移動パネルの前
板の上端を前記笠木部材の途中まで外被するように延設
し、該笠木部材との間にパッキンを設けてなり、笠木部
材内の空間及び移動パネル前板の上端と天井までの距離
を軌条と車輪の係合が解ける距離だけ移動パネルを上方
に持ち上げ得る大きさに設定し、更に前記扉の前板の上
端を前記笠木部材の途中まで外被するように延設したこ
とを特徴とするものである。
【0006】また、前記扉と軌条の間に生じる隙間をう
めるために、軟質部材を用いた長尺の扉閉止部材の基端
を扉下部背面に取り付けるともに、該扉閉止部材の先端
を前記軌条表面に当接させて気密性をもたせてなること
が好ましい。
【0007】
【作用】以上の如く本発明に係わる着脱自在な壁面構造
によれば、開き戸式とした扉を開放し、扉と隣接する移
動パネルを、案内車輪が笠木部材内で案内されながら軌
条に沿って扉側にスライドさせた後、隣接する移動パネ
ルを順にスライドさせ、隣接する移動パネルの間を手を
入れて持ち上げることができる距離だけ離し、その位置
で、移動パネルの両側を握って上方に持ち上げることに
より、案内車輪が笠木部材内を上方に移動し、車輪と軌
条の係合を解き、斜め下方に降ろして移動パネルを取り
外すことができる。更に、任意の移動パネルを選択し
て、同様にして移動パネルを取り外すことができる。こ
こで、笠木部材内面に沿って回転する案内車輪を用いて
案内してなるので、移動パネルを軌条に沿ってスライド
させると、案内車輪が笠木部材内面に沿って回転しなが
ら、滑らかに移動パネル全体が移動するのである。ま
た、逆に、取り外した移動パネルを取り付ける場合に
は、移動パネルの両端を手で持ち上げることができる距
離があれば、取り付ける位置を自由に選択し、移動パネ
ルを斜め上方に持ち上げ、案内部材を笠木部材内に上方
に移動させながら、全体を立起させて車輪を軌条に係合
させることにより取り付けることができる。
【0008】また、軟質部材を用いた長尺の扉閉止部材
の基端を扉下部背面に取り付けるともに、該扉閉止部材
の先端を前記軌条表面に当接させた場合には、前記扉と
軌条の間に生じる隙間をうめ気密性をもたせることがで
きる。
【0009】
【実施例】本発明の詳細を更に図示した実施例により説
明する。図1は本発明に係る代表的実施例の着脱自在な
壁面構造の正面図であり、図2は壁面構造の要部を示す
簡略斜視図であり、着脱自在な壁面構造(以下、単に壁
面構造Aと称する)は、壁面を形成する部屋の基礎面1
に支持枠2を離間して並行配設するとともに、この上に
巾木部材3を壁面を形成する方向に沿って設け、該巾木
部材3上面に軌条4を敷設し、一方天井5に前記巾木部
材3と平行に笠木部材6を設け、巾木部材3と笠木部材
6の間における両端に固定パネル7を配し、軌条4上を
スライド可能な複数個の移動パネル8を隣接して設け、
これらの移動パネル8の一方の側端にヒンジ9を介して
開き戸式とした扉10を設けたものである。尚、図中想像
線で示した11は、床仕上げ面である。
【0010】巾木部材3は、図3及び図5に示すように
断面コ字形状の長尺部材を向かい合わせて嵌合した地レ
ール12をアンカーボルト等で固定し、該地レール12上面
に支持ボルト13を螺合して高さ調整を可能とし、この上
に下レール14を載置して形成したものであり、巾木部材
3上に壁面を形成する両端に固定パネル7を立設し、更
に両固定パネル7,7間のおける下レール14上面に、軌
条4を敷設してボルト等で固定している。このように軌
条4を敷設することにより、移動パネル8が位置する箇
所のみならず、扉10が位置する箇所にも軌条4が敷設さ
れるのである。
【0011】笠木部材6は、図3及び図5に示すように
断面コ字形状の長尺の天レール15を、下方に向けて開放
するように前記巾木部材3と対面させて天井5に敷設し
てアンカーボルト等で固定したものである。この笠木部
材6も、巾木部材3と同様に移動パネル8が位置する箇
所のみならず、扉10が位置する箇所にも設けられるので
ある。
【0012】移動パネル8は、図1に示すように前記笠
木部材6と巾木部材3の間に位置する高さを有するとと
もに、壁面を略7等分した長さの幅を有する大きさに設
定され、図5乃至図8に示すように内部にロックウール
16及び石膏ボード17が位置するように表面を板金加工し
たものであり、更に前記軌条4上を走行する一対の車輪
18を移動パネル8下面の両側に設け、これらの車輪18と
対面する箇所である移動パネル8上面の両側に一対の案
内部材19を設けている。
【0013】図例の案内部材19は、図5に示すように、
笠木部材6内に略垂直に案内車輪20を設けたものであ
り、笠木部材6内面に当接して固定軸21を中心に案内車
輪20が回転して移動パネル8全体を滑らかにスライドさ
せることができるものである。
【0014】尚、案内部材19は、車輪18を有する移動パ
ネル8が軌条4上を走行する時に、倒れないように笠木
部材6内で支持されるものであればさまざまな形状の案
内車輪20を用いることができ、また摩擦力の小さな板状
のものや球体等を用いることも可能である。
【0015】また、移動パネル8は、図6及び図7に示
すように、隣接する移動パネル8の側面22において、一
方の側面22の前部を延出させて突部23を形成するととも
に、他方の側面22の後部を延出させて突部23を形成する
ことより、凹凸関係を持たせ、更に図6のように他方の
突部23の前面と側面の2か所に例えばゴム製のパッキン
24を設け、移動パネル8の下方では図7のように凹凸の
間に位置するパッキン24を設けてなり、隣接する移動パ
ネル8同士を当接させると、これらのパッキン24により
移動パネル8間を密着させて遮音効果を確保しつつ、壁
面の前面と後面に手指を入れるための隙間26が形成され
るのであり、更に図5のように移動パネル8を取り付け
た時に、笠木部材6の途中まで外被するように前板8a
の上端を延設し、笠木部材6との間にパッキン24を設け
たものである。
【0016】更に、壁面構造Aは、図5に示すように、
移動パネル8の上面に設けた案内部材19を巾木部材3内
に位置させるとともに、下面の車輪18を軌条4上に係合
させて移動パネル8を取り付けることにより、軌条4に
沿って移動パネル8をスライド可能に取り付けることが
でき、笠木部材6内の空間6a及び、移動パネル前板8
aの上端と天井までの距離を、車輪18と軌条4の係合が
解ける距離だけ移動パネル8を上方に持ち上げることが
できる大きさの空間に設定している。このような位置関
係を持たせれば、移動パネル8の両側を持って上方に持
ち上げることにより、その位置で移動パネル8を取り外
すことができるのである。また、逆に、取り外した移動
パネル8を取り付ける場合には、図5に示すように、移
動パネル8全体を斜め上方に持ち上げ、案内車輪20を笠
木部材6内に位置させた状態で持ち上げ、立起させて車
輪18を軌条4に係合させることにより取り付けることが
できる。尚、上述した例では、笠木部材6として、断面
コ字形状の天レール15を用いているが、かかるものに限
定されるものでもなく、案内部材19が移動できる空間を
有し、下方に向けて開放したものであれば、さまざまな
形状の部材を用いることができる。
【0017】また、上部閉止部材27は、図5に示すよう
に笠木部材6背面から移動パネル8上部背面にかけて外
被する幅を有するゴム、合成樹脂等の軟質部材を用いた
長尺の板体であり、途中を内側にくの字に折曲したもの
であり、先端が隣接する複数の移動パネル8背面に当接
するように基端部を笠木部材6背面にビス止めして固定
することにより、気密性をもたせるものである。下部閉
止部材28は、図5に示すように移動パネル8下部背面か
ら巾木部材3背面にかけて外被する幅を有するゴム、合
成樹脂等の軟質部材を用いた長尺の板体であり、途中を
外側にくの字に折曲するとともに、下方から内側にL字
に折曲したものであり、先端が巾木部材3背面に当接す
るように基端部をそれぞれの移動パネル8背面にビス止
めして固定することにより、気密性をもたせるものであ
る。
【0018】扉10は、図1に示すように移動パネル8と
同様に前記笠木部材6と巾木部材3の間に位置する高さ
を有するとともに、壁面を略7等分した長さの幅を有す
る大きさに設定され、図3及び図4に示すように、内部
にペーパーコア29が位置するように表面を板金加工した
ものであり、ヒンジ9を介して固定パネル7の支柱30に
取り付けて開き戸式とし、この支柱30及び隣接する移動
パネル8の側面に当接するゴム製のパッキン24を設けた
ものである。また、扉10は、笠木部材6の途中まで外被
するように前板10aの上端を延設し、笠木部材6との間
にパッキン24を設けたものであり、更に扉10の下方に軌
条4が敷設されているので、扉10と軌条4の間に隙間が
生じることとなり、この隙間をうめるために、図3に示
すようにゴム、合成樹脂等の軟質部材を用いた長尺の板
体の途中を内側にくの字に折曲した扉閉止部材31の基端
を、扉10下部背面にビス止めするともに、折り返した先
端を軌条4表面に当接させて気密性をもたせるようにし
ている。図中、32aはノブ、32bは、施錠装置である。
【0019】また、壁面構造Aの端部である固定パネル
7と移動パネル8の関係は、図8に示すように、移動パ
ネル8側面の凹部33と支柱30の間にパッキン24を設けて
気密性を保つようにしてものである。
【0020】尚、上述した壁面構造Aでは、図1におい
て複数個の移動パネル8の右側端のみに開き戸式の扉10
を設けているが、左側端にも開き戸式の扉10を設けるこ
とは可能であり、その時には左側端の開き戸式の扉10の
箇所にも、笠木部材6や軌条4を延設する方が好ましい
が、特に延設しなくても、移動パネル8の取り外しは可
能である。また、上述した壁面構造Aでは、移動パネル
8をスライド可能とするために軌条4と車輪18を用いて
いるが、特にこうしたものには限定されず、移動パネル
8底板に軌条4に嵌合しうる凹条を設けてスライド可能
としたり、更に付言するならば軌条4と凹条の間にベア
リングを介在させることも可能である。
【0021】そして、壁面構造Aによれば、図2のよう
に扉10を開放し、図中矢印方向である扉10側に隣接する
移動パネル8を、案内車輪20が笠木部材6内を回転しな
がら軌条4に沿ってスライドさせた後、隣接する移動パ
ネル8を順にスライドさせ、隣接する移動パネル8の間
を手を入れて持ち上げ得る距離だけ離し、その位置で、
例えば図5に示すように、移動パネル8の両側を持って
上方に持ち上げることにより、案内車輪20が笠木部材6
内を上方に移動し、車輪18と軌条4の係合を解き、斜め
下方に降ろして移動パネル8を取り外すことができる。
更に、任意の移動パネル8を選択して、同様にして移動
パネル8を取り外すことができる。また、逆に、取り外
した移動パネル8を取り付ける場合には、図5に示すよ
うに、移動パネル8の両側を手で持ち上げることができ
る距離があれば、取り付ける位置を自由に選択し、移動
パネル8を斜め上方に持ち上げ、案内車輪20を笠木部材
6内に移動させながら、全体を立起させて車輪18を軌条
4に係合させることにより取り付けることができる。
【0022】このように壁面構造Aによれば、開き戸式
の扉10の箇所にも、軌条4及び笠木部材6が設けられて
おり、扉10を開放し、移動パネル8を順にスライドさ
せ、両側に手で持ち上げることができる距離だけ間隔を
あけ、任意の位置にある移動パネル8の両側を持って上
方に持ち上げることにより、案内車輪20が笠木部材6内
を上方に移動し、車輪18と軌条4の係合を解き、斜め下
方に降ろして取り外すことができるので、任意の位置に
自由に大きな開口部を設けることができ、しかも従来の
壁面構造のように、端の移動パネル8から順に取り外す
必要がなく、その場で移動パネル8を順に取り外してい
くことができるので、簡単に、且つ迅速に行うことがで
き、作業性を大幅に改善することができ、特に全ての移
動パネル8を取り外すときには、より効果的である。ま
た、取り外した移動パネル8を取り付ける場合にも、移
動パネル8の両側を手で持ち上げ得る距離があれば、取
り付ける位置を自由に選択し、移動パネル8を斜め上方
に持ち上げ、案内車輪20を笠木部材6内に上方に移動さ
せながら、全体を立起させて車輪18を軌条4に係合させ
ることにより、取り付けることができるので、従来の壁
面構造のように、端から移動パネル8を取り付けて順に
移動させる必要がなく、簡単に、且つ迅速に行うことが
でき、作業性を大幅に改善することができ、特に全ての
移動パネル8を取り付けるときには、より効果的であ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。請求項1記載の着脱自
在な壁面構造によれば、移動パネルが位置する箇所のみ
ならず、開き戸式の扉の箇所にも、軌条及び笠木部材が
設けられており、扉を開放し、移動パネルを順にスライ
ドさせ、隣接する移動パネルの両側を手で持ち上げ得る
距離だけ間隔をあけ、任意の位置にある移動パネルの両
側を握って上方に持ち上げることにより、案内車輪が笠
木部材内を移動し、車輪と軌条の係合を解き、斜め下方
に降ろして取り外すことができるので、任意の位置に自
由に大きな開口部を設けることができ、しかも従来の壁
面構造のように、端の移動パネルから順に取り外す必要
がなく、その場で移動パネルを順に取り外していくこと
ができるので、簡単に、且つ迅速に行うことができ、作
業性を大幅に改善することができ、特に全ての移動パネ
ルを取り外すときには、より効果的である。また、取り
外した移動パネルを取り付ける場合にも、移動パネルの
両端を手で持ち上げ得る距離があれば、取り付ける位置
を自由に選択し、移動パネルを斜め上方に持ち上げ、案
内車輪を笠木部材内に上方に移動させながら、全体を立
起させて車輪を軌条に係合させることにより取り付ける
ことができるので、従来の壁面構造のように、端から移
動パネルを取り付けて順に移動させる必要がなく、簡単
に、且つ迅速に行うことができ、作業性を大幅に改善す
ることができ、特に全ての移動パネルを取り付けるとき
には、より効果的である。また、移動パネルを軌条に沿
ってスライドさせると、案内車輪が笠木部材内面に沿っ
て回転しながら、移動パネル全体が移動するので、力を
要せずにスムースに移動パネルを移動させることができ
る。
【0024】請求項2記載の着脱自在な壁面構造によれ
ば、軌条を移動パネルが位置する箇所のみならず、扉が
位置する箇所を含めて壁面全域に渡って設けているの
で、扉下部背面に基端を取り付けた扉閉止部材の先端を
前記軌条表面に当接させて、前記扉と軌条の間に生じる
隙間をうめ気密性をもたせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】代表的実施例の着脱自在な壁面構造の正面図
【図2】同じく壁面構造の要部を示す簡略斜視図
【図3】図1におけるA−A矢視断面図
【図4】図1におけるB−B矢視断面図
【図5】図1におけるC−C矢視断面図
【図6】図1におけるD−D矢視断面図
【図7】図1におけるE−E矢視断面図
【図8】図1におけるF−F矢視断面図
【符号の説明】
A 着脱自在な壁面構造 1 基礎面 2 支持枠 3 巾木部材 4 軌条 5 天井 6 笠木部材 7 固定パネル 8 移動パネル 9 ヒンジ 10 扉 11 床仕上げ面 12 地レール 13 支持ボルト 14 下レール 15 天レール 16 ロックウー
ル 17 石膏ボード 18 車輪 19 案内部材 20 案内車輪 21 固定軸 22 側面 23 突部 24 パッキン 26 隙間 27 上部閉止部
材 28 下部閉止部材 29 ペーパーコ
ア 30 支柱 31 扉閉止部材 32aノブ 32b施錠装置 33 凹部
フロントページの続き (73)特許権者 000227618 日比谷総合設備株式会社 東京都港区芝5丁目37番8号 住友三田 ビル (72)発明者 但野 幹男 大阪市城東区今福東1丁目4番12号 株 式会社イトーキクレビオ内 (72)発明者 我妻 俊彦 大阪市城東区今福東1丁目4番12号 株 式会社イトーキクレビオ内 (72)発明者 大岐 一郎 大阪市城東区今福東1丁目4番12号 株 式会社イトーキクレビオ内 (72)発明者 加藤 裕保 大阪市中央区淡路町1丁目6番11号 株 式会社イトーキ内 (72)発明者 岡本 正仁 東京都港区芝五丁目37番8号 日比谷総 合設備株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−37711(JP,U) 実開 昭60−191606(JP,U) 実開 昭51−56032(JP,U) 実開 昭62−56614(JP,U) 実開 昭55−152217(JP,U) 特公 昭46−5758(JP,B1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部屋における天井側の笠木部材と床面側
    の巾木部材の間に位置させて、該巾木部材に設けた軌条
    上を車輪でスライド可能とした複数個の移動パネルを隣
    接させるとともに、これらの移動パネルの側端にヒンジ
    を介して開き戸式とした扉とで壁面を形成する壁面構造
    であって、軌条及び下方に向けて開放した断面コ字形状
    笠木部材を移動パネルが位置する箇所のみならず、扉
    が位置する箇所を含めて壁面全域に渡って設け、この笠
    木部材内に位置して移動パネルを立起状態に保持すると
    ともに笠木部材内面に沿って回転する案内車輪を移動パ
    ネル上面に略垂直に設けるとともに、該移動パネルの前
    板の上端を前記笠木部材の途中まで外被するように延設
    し、該笠木部材との間にパッキンを設けてなり、笠木部
    材内の空間及び移動パネル前板の上端と天井までの距離
    を軌条と車輪の係合が解ける距離だけ移動パネルを上方
    に持ち上げ得る大きさに設定し、更に前記扉の前板の上
    端を前記笠木部材の途中まで外被するように延設したこ
    とを特徴とする着脱自在な壁面構造。
  2. 【請求項2】 前記扉と軌条の間に生じる隙間をうめる
    ために、軟質部材を用いた長尺の扉閉止部材の基端を扉
    下部背面に取り付けるともに、該扉閉止部材の先端を前
    記軌条表面に当接させて気密性をもたせてなる請求項1
    記載の着脱自在な壁面構造。
JP02797994A 1994-02-25 1994-02-25 着脱自在な壁面構造 Expired - Lifetime JP3459843B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010275804A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Kokuyo Co Ltd 扉装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010275804A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Kokuyo Co Ltd 扉装置

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