JP3459546B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JP3459546B2 JP3459546B2 JP26719697A JP26719697A JP3459546B2 JP 3459546 B2 JP3459546 B2 JP 3459546B2 JP 26719697 A JP26719697 A JP 26719697A JP 26719697 A JP26719697 A JP 26719697A JP 3459546 B2 JP3459546 B2 JP 3459546B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- forming
- gate electrode
- gate
- rom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 58
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 46
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims description 45
- 238000005530 etching Methods 0.000 claims description 47
- 229920002120 photoresistant polymer Polymers 0.000 claims description 33
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 claims description 28
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 25
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 claims description 22
- 238000005468 ion implantation Methods 0.000 claims description 20
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims description 13
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 claims description 9
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 3
- 229910052581 Si3N4 Inorganic materials 0.000 description 19
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 17
- HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N silicon nitride Chemical compound N12[Si]34N5[Si]62N3[Si]51N64 HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 16
- 229910021420 polycrystalline silicon Inorganic materials 0.000 description 14
- 229920005591 polysilicon Polymers 0.000 description 14
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 13
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 11
- 238000004518 low pressure chemical vapour deposition Methods 0.000 description 10
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 9
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 9
- 229910052698 phosphorus Inorganic materials 0.000 description 9
- 239000011574 phosphorus Substances 0.000 description 9
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 8
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 7
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 7
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 7
- 108091006146 Channels Proteins 0.000 description 5
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 5
- KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N Fluorane Chemical compound F KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 102000004129 N-Type Calcium Channels Human genes 0.000 description 3
- 108090000699 N-Type Calcium Channels Proteins 0.000 description 3
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 3
- BPQQTUXANYXVAA-UHFFFAOYSA-N Orthosilicate Chemical compound [O-][Si]([O-])([O-])[O-] BPQQTUXANYXVAA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 2
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 2
- 229910052785 arsenic Inorganic materials 0.000 description 2
- RQNWIZPPADIBDY-UHFFFAOYSA-N arsenic atom Chemical compound [As] RQNWIZPPADIBDY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000005380 borophosphosilicate glass Substances 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 229910021332 silicide Inorganic materials 0.000 description 2
- FVBUAEGBCNSCDD-UHFFFAOYSA-N silicide(4-) Chemical compound [Si-4] FVBUAEGBCNSCDD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N Boron Chemical compound [B] ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 101100524644 Toxoplasma gondii ROM4 gene Proteins 0.000 description 1
- 229910052796 boron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 239000007943 implant Substances 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、更に詳しくいえば、不揮発性半導体記憶装置
であるEEPROMとマスクROMとを内蔵した1チッ
プマイクロコンピュータに適用して有効な技術であり、
マスクROMのROMコード書き込みのための不純物の
イオン注入工程をEEPROMのコントロールゲート形
成工程後に繰り下げることで、TAT(Turn Around Ti
me)の短縮化を図る技術に関する。
法に関し、更に詳しくいえば、不揮発性半導体記憶装置
であるEEPROMとマスクROMとを内蔵した1チッ
プマイクロコンピュータに適用して有効な技術であり、
マスクROMのROMコード書き込みのための不純物の
イオン注入工程をEEPROMのコントロールゲート形
成工程後に繰り下げることで、TAT(Turn Around Ti
me)の短縮化を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の1チップマイクロコンピュータを
見ていると、プログラムデータを記憶する不揮発性半導
体記憶装置として、マスクROMに代わりEEPROM
を内蔵する傾向が高まっている。これは、EEPROM
がマスクROMに無い特徴を持つからである。例えば、
1チップマイクロコンピュータの機能を変更する場合、
マスクROMで対応しようとすると、新しいマスクを設
計及び製造しなければならないため、開発費用が高くな
ると共に開発期間が長くなる等の問題がある。これに対
し、EEPROMで対応すれば、古いプログラムデータ
を電気消去した後にPROMライタ等を用いて新しいプ
ログラムデータを書き込むことができるため、開発費用
を抑えて開発期間を短縮できる。
見ていると、プログラムデータを記憶する不揮発性半導
体記憶装置として、マスクROMに代わりEEPROM
を内蔵する傾向が高まっている。これは、EEPROM
がマスクROMに無い特徴を持つからである。例えば、
1チップマイクロコンピュータの機能を変更する場合、
マスクROMで対応しようとすると、新しいマスクを設
計及び製造しなければならないため、開発費用が高くな
ると共に開発期間が長くなる等の問題がある。これに対
し、EEPROMで対応すれば、古いプログラムデータ
を電気消去した後にPROMライタ等を用いて新しいプ
ログラムデータを書き込むことができるため、開発費用
を抑えて開発期間を短縮できる。
【0003】このような不揮発性メモリを内蔵した一般
的な1チップマイクロコンピュータについて図面を参照
しながら説明する。先ず、図23はマイクロコンピュー
タのROMをEEPROMに置き換えた構成のものであ
り、図23に示すように当該EEPROM11は、プロ
グラム領域12、データ領域13及び制御回路14から
構成され、15は例えばCPU、I/Oポート等から成
るコア部である。ここで、図23に示す構成のように1
チップマイクロコンピュータのROMを単純にEEPR
OMに置き換えた場合は、EEPROMのデータ書き換
え動作中にEEPROM全体がアクセス禁止となり、マ
イコン側が実行すべきプログラムを読み出すことができ
ずに暴走してしまうという問題が発生する。
的な1チップマイクロコンピュータについて図面を参照
しながら説明する。先ず、図23はマイクロコンピュー
タのROMをEEPROMに置き換えた構成のものであ
り、図23に示すように当該EEPROM11は、プロ
グラム領域12、データ領域13及び制御回路14から
構成され、15は例えばCPU、I/Oポート等から成
るコア部である。ここで、図23に示す構成のように1
チップマイクロコンピュータのROMを単純にEEPR
OMに置き換えた場合は、EEPROMのデータ書き換
え動作中にEEPROM全体がアクセス禁止となり、マ
イコン側が実行すべきプログラムを読み出すことができ
ずに暴走してしまうという問題が発生する。
【0004】これを避けるため、図24に示すように図
23の1チップマイクロコンピュータに比して独立した
複数のEEPROM17、18を有するものが考えられ
る。尚、第1のEEPROM17は、プログラム領域1
9及び制御回路20を有し、第2のEEPROM18
は、データ領域21及び制御回路22を有する構成で、
23はコア部である。
23の1チップマイクロコンピュータに比して独立した
複数のEEPROM17、18を有するものが考えられ
る。尚、第1のEEPROM17は、プログラム領域1
9及び制御回路20を有し、第2のEEPROM18
は、データ領域21及び制御回路22を有する構成で、
23はコア部である。
【0005】しかし、この場合、図24に示すように比
較的広い面積を占有する制御回路も複数必要となり、コ
スト面で問題となる。そこで、図25に示すように第1
の不揮発性メモリとしてのEEPROM24と第2の不
揮発性メモリとしてのマスクROM25を有するものが
考えられた。尚、EEPROM24は、第1のプログラ
ム領域26、データ領域27及び制御回路28を有する
構成で、マスクROM25は、第2のプログラム領域2
9となり、30はコア部である。
較的広い面積を占有する制御回路も複数必要となり、コ
スト面で問題となる。そこで、図25に示すように第1
の不揮発性メモリとしてのEEPROM24と第2の不
揮発性メモリとしてのマスクROM25を有するものが
考えられた。尚、EEPROM24は、第1のプログラ
ム領域26、データ領域27及び制御回路28を有する
構成で、マスクROM25は、第2のプログラム領域2
9となり、30はコア部である。
【0006】前記マスクROM25には、前記EEPR
OM24のデータ書き換えプログラムが記憶されてい
る。そして、当該マスクROM25には、全ての使用者
が必要とするEEPROM24のデータ書き換えプログ
ラムのみを実装し、かつ使用者による書き換えを不可能
にしている。これにより、EEPROM24のデータ書
き換えプログラムをマスクROMで用意し、EEPRO
M24のデータ書き換えが行われてEEPROM24全
体がアクセス禁止となったとしても、マイコン側がマス
クROM上でプログラムを実行できるようにしている。
OM24のデータ書き換えプログラムが記憶されてい
る。そして、当該マスクROM25には、全ての使用者
が必要とするEEPROM24のデータ書き換えプログ
ラムのみを実装し、かつ使用者による書き換えを不可能
にしている。これにより、EEPROM24のデータ書
き換えプログラムをマスクROMで用意し、EEPRO
M24のデータ書き換えが行われてEEPROM24全
体がアクセス禁止となったとしても、マイコン側がマス
クROM上でプログラムを実行できるようにしている。
【0007】以上、説明したように1チップマイクロコ
ンピュータに関して、前述したようなマスクROMとE
EPROMを混載した構造のものがある。以下、このよ
うなマスクROMとEEPROMを混載した構造の1チ
ップマイクロコンピュータにおけるマスクROMのRO
Mコード書き込み工程について図面を参照しながら説明
する。
ンピュータに関して、前述したようなマスクROMとE
EPROMを混載した構造のものがある。以下、このよ
うなマスクROMとEEPROMを混載した構造の1チ
ップマイクロコンピュータにおけるマスクROMのRO
Mコード書き込み工程について図面を参照しながら説明
する。
【0008】先ず、図26において、半導体基板31の
表面を熱酸化することにより膜厚500Å程度のパッド
酸化膜32を形成し、その上に減圧CVD法によって膜
厚2000Å程度のシリコン窒化膜33を形成する。こ
のシリコン窒化膜33をホトレジスト工程によりパター
ニングして開口部34を形成する。図23において、ホ
トレジスト膜(不図示)を除去した後、基板31全体を
1000℃、数時間のスチーム酸化することによりシリ
コン窒化膜33の開口部34に素子分離用のLOCOS
酸化膜35を形成する。
表面を熱酸化することにより膜厚500Å程度のパッド
酸化膜32を形成し、その上に減圧CVD法によって膜
厚2000Å程度のシリコン窒化膜33を形成する。こ
のシリコン窒化膜33をホトレジスト工程によりパター
ニングして開口部34を形成する。図23において、ホ
トレジスト膜(不図示)を除去した後、基板31全体を
1000℃、数時間のスチーム酸化することによりシリ
コン窒化膜33の開口部34に素子分離用のLOCOS
酸化膜35を形成する。
【0009】図28において、選択酸化に用いたシリコ
ン窒化膜33を除去し、更にフッ酸液によりその下のパ
ッド酸化膜32を除去して基板31表面を洗浄した後、
900℃、数十分のドライ酸化により膜厚100Å乃至
200Å程度の、第1のゲート酸化膜36を形成する。
更に第1のゲート酸化膜36の上に減圧CVD法により
膜厚1000Å乃至2000Å程度のノンドープのポリ
シリコン膜37を形成する。
ン窒化膜33を除去し、更にフッ酸液によりその下のパ
ッド酸化膜32を除去して基板31表面を洗浄した後、
900℃、数十分のドライ酸化により膜厚100Å乃至
200Å程度の、第1のゲート酸化膜36を形成する。
更に第1のゲート酸化膜36の上に減圧CVD法により
膜厚1000Å乃至2000Å程度のノンドープのポリ
シリコン膜37を形成する。
【0010】図29において、ポリシリコン膜37にリ
ン(P)を加速電圧40KeV、ドーズ量1×1015/
cm2の条件でイオン注入することによりポリシリコン
膜37に導電性を与え、次いで減圧CVD法により膜厚
2000Å程度のシリコン窒化膜38を形成する。更に
シリコン窒化膜38をホトレジスト工程によりパターニ
ングしてシリコン窒化膜38の開口部39を形成する。
ン(P)を加速電圧40KeV、ドーズ量1×1015/
cm2の条件でイオン注入することによりポリシリコン
膜37に導電性を与え、次いで減圧CVD法により膜厚
2000Å程度のシリコン窒化膜38を形成する。更に
シリコン窒化膜38をホトレジスト工程によりパターニ
ングしてシリコン窒化膜38の開口部39を形成する。
【0011】図30において、基板31全体を900
℃、1時間の酸化性雰囲気中で熱処理することにより、
ポリシリコン膜37を選択酸化して開口部39表面に選
択酸化膜40を形成する。選択酸化膜40は中心部分で
膜厚が厚く、周辺部分で膜厚が薄くなるような形状に形
成される。図31において、選択酸化に用いたシリコン
窒化膜38を除去した後、選択酸化膜40をマスクにし
てポリシリコン膜37を異方性エッチングすることによ
り、EEPROM41のフローティングゲート42を形
成する。この段階で、第1のゲート酸化膜36は残して
おいても良い。
℃、1時間の酸化性雰囲気中で熱処理することにより、
ポリシリコン膜37を選択酸化して開口部39表面に選
択酸化膜40を形成する。選択酸化膜40は中心部分で
膜厚が厚く、周辺部分で膜厚が薄くなるような形状に形
成される。図31において、選択酸化に用いたシリコン
窒化膜38を除去した後、選択酸化膜40をマスクにし
てポリシリコン膜37を異方性エッチングすることによ
り、EEPROM41のフローティングゲート42を形
成する。この段階で、第1のゲート酸化膜36は残して
おいても良い。
【0012】図32において、減圧CVD法により全体
に膜厚300Å程度の、NSG(NonDoped Silicate Gla
ss)膜またはHTO(High Temperature Oxide)膜等を堆
積させた後、熱酸化することにより、前記フローティン
グゲート42を被覆する酸化膜80を形成する。そし
て、この工程が終了した状態で、ROMコードの指示が
なされ、ROMコーティング用マスクが完成するまで待
機する。
に膜厚300Å程度の、NSG(NonDoped Silicate Gla
ss)膜またはHTO(High Temperature Oxide)膜等を堆
積させた後、熱酸化することにより、前記フローティン
グゲート42を被覆する酸化膜80を形成する。そし
て、この工程が終了した状態で、ROMコードの指示が
なされ、ROMコーティング用マスクが完成するまで待
機する。
【0013】図33において、ROMコードの指示があ
ると、これに基づいてROMコーディング用マスクを作
成する。そして、このROMコーディング用マスクとし
ての開口部81を持つホトレジスト膜82を用いて、リ
ン(P)を加速電圧100KeV、ドーズ量1.0×1
014/cm2の条件でイオン注入する。これにより、マ
スクROM43内の選択されたトランジスタのチャネル
部分にN−型のチャネル拡散領域83を形成する。
ると、これに基づいてROMコーディング用マスクを作
成する。そして、このROMコーディング用マスクとし
ての開口部81を持つホトレジスト膜82を用いて、リ
ン(P)を加速電圧100KeV、ドーズ量1.0×1
014/cm2の条件でイオン注入する。これにより、マ
スクROM43内の選択されたトランジスタのチャネル
部分にN−型のチャネル拡散領域83を形成する。
【0014】図34において、マスクROM43側の酸
化膜80を除去した後、全面を熱酸化することにより、
EEPROM41の第2のゲート酸化膜となるトンネル
酸化膜84とマスクROM43のゲート酸化膜85を形
成する。次いで、全面に減圧CVD法により膜厚200
0Å乃至3000Å程度のポリシリコン膜を堆積し、こ
れをリンドープした後、ホトレジスト工程によりフロー
ティングゲート42から基板31上にかけて跨る、EE
PROM41のコントロールゲート46と、マスクRO
M43のゲート電極86を形成する。尚、ポリシリコン
膜と金属シリサイド膜との積層構造としても良い。
化膜80を除去した後、全面を熱酸化することにより、
EEPROM41の第2のゲート酸化膜となるトンネル
酸化膜84とマスクROM43のゲート酸化膜85を形
成する。次いで、全面に減圧CVD法により膜厚200
0Å乃至3000Å程度のポリシリコン膜を堆積し、こ
れをリンドープした後、ホトレジスト工程によりフロー
ティングゲート42から基板31上にかけて跨る、EE
PROM41のコントロールゲート46と、マスクRO
M43のゲート電極86を形成する。尚、ポリシリコン
膜と金属シリサイド膜との積層構造としても良い。
【0015】図35において、開口部50を有するホト
レジスト膜51を全面に形成した後、リン(P)を加速
電圧40Kev、ドーズ量1×1015/cm2程度イオン
注入することにより、EEPROM41のフローティン
グゲート42の一端部に隣接するように共通のソース領
域52を形成する。図36において、全体に膜厚200
Å程度のCVD酸化膜87を堆積した後、基板31上に
開口部55を持つホトレジスト膜56を形成し、上方か
らヒ素(As)をイオン注入することによりEEPRO
M41のフローティングゲート42の他端部側に位置し
たコントロールゲート46の一端部に隣接するようにド
レイン領域57を、マスクROM43内のゲート電極8
6の両端部に隣接するようにソース・ドレイン領域58
を形成する。
レジスト膜51を全面に形成した後、リン(P)を加速
電圧40Kev、ドーズ量1×1015/cm2程度イオン
注入することにより、EEPROM41のフローティン
グゲート42の一端部に隣接するように共通のソース領
域52を形成する。図36において、全体に膜厚200
Å程度のCVD酸化膜87を堆積した後、基板31上に
開口部55を持つホトレジスト膜56を形成し、上方か
らヒ素(As)をイオン注入することによりEEPRO
M41のフローティングゲート42の他端部側に位置し
たコントロールゲート46の一端部に隣接するようにド
レイン領域57を、マスクROM43内のゲート電極8
6の両端部に隣接するようにソース・ドレイン領域58
を形成する。
【0016】図37において、イオン注入した不純物を
活性化するためのアニール処理を約900℃、数時間行
った後、全体にBPSG膜等から成る層間絶縁膜59を
堆積し、前記ドレイン領域57上にコンタクトホール6
7を形成した後、該コンタクトホール67を介してドレ
イン領域57にコンタクトするアルミニウム素材の配線
68を形成する。
活性化するためのアニール処理を約900℃、数時間行
った後、全体にBPSG膜等から成る層間絶縁膜59を
堆積し、前記ドレイン領域57上にコンタクトホール6
7を形成した後、該コンタクトホール67を介してドレ
イン領域57にコンタクトするアルミニウム素材の配線
68を形成する。
【0017】そして、Si3N4膜等の保護膜を形成し
て、EEPROMとマスクROMを内蔵した1チップマ
イクロコンピュータを完成している。
て、EEPROMとマスクROMを内蔵した1チップマ
イクロコンピュータを完成している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た製造方法によると、ROMコード書き込みのための工
程をゲート電極86の形成前のイオン注入工程で行って
いたので、その後完成までの製造工数が多く、よってR
OM受注から完成までの期間、TATが長いという欠点
を有していた。
た製造方法によると、ROMコード書き込みのための工
程をゲート電極86の形成前のイオン注入工程で行って
いたので、その後完成までの製造工数が多く、よってR
OM受注から完成までの期間、TATが長いという欠点
を有していた。
【0019】従って、本発明ではEEPROMとマスク
ROMを内蔵した1チップマイクロコンピュータにおい
て、ROMコード書き込みのための工程をできる限り後
の工程に繰り下げることによって、TATの短縮化を図
ることを目的とする。
ROMを内蔵した1チップマイクロコンピュータにおい
て、ROMコード書き込みのための工程をできる限り後
の工程に繰り下げることによって、TATの短縮化を図
ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
欠点に鑑みなされたもので、一導電型の半導体基板上に
形成したゲート酸化膜を介して第1の導電膜を形成した
後、該導電膜をパターニングしてEEPROMのフロー
ティングゲートとマスクROMのゲート電極を形成す
る。次に、全面に形成した酸化膜を介して第2の導電膜
を形成した後、該導電膜をパターニングして前記フロー
ティングゲート上にコントロールゲートと前記ゲート電
極上にエッチングストッパ膜を形成する。続いて、開口
部を有するホトレジスト膜をマスクにして基板表層に逆
導電型の不純物をイオン注入して前記フローティングゲ
ートの一端部に隣接するように逆導電型の第1の拡散領
域を形成し、更に該第1の拡散領域上をホトレジスト膜
でマスクして逆導電型の不純物をイオン注入して前記フ
ローティングゲートの他端部側に位置したコントロール
ゲートの一端部に隣接するように逆導電型の第2の拡散
領域とゲート電極の両端部に隣接するように逆導電型の
第3の拡散領域を形成する。また、全面に層間絶縁膜を
形成し、前記第2の拡散領域上を開口するコンタクトホ
ールとマスクROM内の選択されたトランジスタのゲー
ト電極上に形成された前記エッチングストッパ膜上まで
を露出する露出部を形成した後、該露出部上を開口する
開口部を有するホトレジスト膜をマスクにして逆導電型
の不純物をイオン注入することにより露出部を介して前
記エッチングストッパ膜及びゲート電極を貫通して基板
表層に逆導電型の第4の拡散領域を形成するものであ
る。
欠点に鑑みなされたもので、一導電型の半導体基板上に
形成したゲート酸化膜を介して第1の導電膜を形成した
後、該導電膜をパターニングしてEEPROMのフロー
ティングゲートとマスクROMのゲート電極を形成す
る。次に、全面に形成した酸化膜を介して第2の導電膜
を形成した後、該導電膜をパターニングして前記フロー
ティングゲート上にコントロールゲートと前記ゲート電
極上にエッチングストッパ膜を形成する。続いて、開口
部を有するホトレジスト膜をマスクにして基板表層に逆
導電型の不純物をイオン注入して前記フローティングゲ
ートの一端部に隣接するように逆導電型の第1の拡散領
域を形成し、更に該第1の拡散領域上をホトレジスト膜
でマスクして逆導電型の不純物をイオン注入して前記フ
ローティングゲートの他端部側に位置したコントロール
ゲートの一端部に隣接するように逆導電型の第2の拡散
領域とゲート電極の両端部に隣接するように逆導電型の
第3の拡散領域を形成する。また、全面に層間絶縁膜を
形成し、前記第2の拡散領域上を開口するコンタクトホ
ールとマスクROM内の選択されたトランジスタのゲー
ト電極上に形成された前記エッチングストッパ膜上まで
を露出する露出部を形成した後、該露出部上を開口する
開口部を有するホトレジスト膜をマスクにして逆導電型
の不純物をイオン注入することにより露出部を介して前
記エッチングストッパ膜及びゲート電極を貫通して基板
表層に逆導電型の第4の拡散領域を形成するものであ
る。
【0021】また、本発明は一導電型の半導体基板上に
形成したゲート酸化膜を介して第1の導電膜を形成した
後、該導電膜をパターニングしてEEPROMのフロー
ティングゲートとマスクROMのゲート電極を形成す
る。次に、全面に形成した酸化膜を介して第2の導電膜
を形成した後、該導電膜をパターニングして前記フロー
ティングゲート上にコントロールゲートと前記ゲート電
極上にエッチングストッパ膜を形成する。続いて、開口
部を有するホトレジスト膜をマスクにして基板表層に逆
導電型の不純物をイオン注入して前記フローティングゲ
ートの一端部に隣接するように逆導電型の第1の拡散領
域を形成し、更に該第1の拡散領域上をホトレジスト膜
でマスクして逆導電型の不純物をイオン注入して前記フ
ローティングゲートの他端部側に位置したコントロール
ゲートの一端部に隣接するように逆導電型の第2の拡散
領域とゲート電極の両端部に隣接するように逆導電型の
第3の拡散領域を形成する。また、全面に第1の層間絶
縁膜を形成した後、前記第2の拡散領域上を開口するコ
ンタクトホールを形成し該コンタクトホールを介して第
2の拡散領域にコンタクトする配線を形成する。そし
て、全面に第2の層間絶縁膜を形成した後、前記マスク
ROM内の選択されたトランジスタのゲート電極上に形
成された前記エッチングストッパ膜上までを露出する露
出部を形成し、該露出部上を開口する開口部を有するホ
トレジスト膜をマスクにして逆導電型の不純物をイオン
注入することにより露出部を介して前記エッチングスト
ッパ膜及びゲート電極を貫通して基板表層に逆導電型の
第4の拡散領域を形成するものである。
形成したゲート酸化膜を介して第1の導電膜を形成した
後、該導電膜をパターニングしてEEPROMのフロー
ティングゲートとマスクROMのゲート電極を形成す
る。次に、全面に形成した酸化膜を介して第2の導電膜
を形成した後、該導電膜をパターニングして前記フロー
ティングゲート上にコントロールゲートと前記ゲート電
極上にエッチングストッパ膜を形成する。続いて、開口
部を有するホトレジスト膜をマスクにして基板表層に逆
導電型の不純物をイオン注入して前記フローティングゲ
ートの一端部に隣接するように逆導電型の第1の拡散領
域を形成し、更に該第1の拡散領域上をホトレジスト膜
でマスクして逆導電型の不純物をイオン注入して前記フ
ローティングゲートの他端部側に位置したコントロール
ゲートの一端部に隣接するように逆導電型の第2の拡散
領域とゲート電極の両端部に隣接するように逆導電型の
第3の拡散領域を形成する。また、全面に第1の層間絶
縁膜を形成した後、前記第2の拡散領域上を開口するコ
ンタクトホールを形成し該コンタクトホールを介して第
2の拡散領域にコンタクトする配線を形成する。そし
て、全面に第2の層間絶縁膜を形成した後、前記マスク
ROM内の選択されたトランジスタのゲート電極上に形
成された前記エッチングストッパ膜上までを露出する露
出部を形成し、該露出部上を開口する開口部を有するホ
トレジスト膜をマスクにして逆導電型の不純物をイオン
注入することにより露出部を介して前記エッチングスト
ッパ膜及びゲート電極を貫通して基板表層に逆導電型の
第4の拡散領域を形成するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明
する。尚、従来の構成と同等な構成については同符号を
付して説明を簡略する。先ず、図1において、半導体基
板31の表面を熱酸化することにより膜厚500Å程度
のパッド酸化膜32を形成し、その上に減圧CVD法に
よって膜厚2000Å程度のシリコン窒化膜33を形成
する。このシリコン窒化膜33をホトレジスト工程によ
りパターニングして開口部34を形成する。
半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明
する。尚、従来の構成と同等な構成については同符号を
付して説明を簡略する。先ず、図1において、半導体基
板31の表面を熱酸化することにより膜厚500Å程度
のパッド酸化膜32を形成し、その上に減圧CVD法に
よって膜厚2000Å程度のシリコン窒化膜33を形成
する。このシリコン窒化膜33をホトレジスト工程によ
りパターニングして開口部34を形成する。
【0023】図2において、ホトレジスト膜(不図示)
を除去した後、基板31全体を1000℃、数時間のス
チーム酸化することによりシリコン窒化膜33の開口部
34に素子分離用のLOCOS酸化膜35を形成する。
図3において、選択酸化に用いたシリコン窒化膜33を
除去し、更にフッ酸液によりその下のパッド酸化膜32
を除去して基板31表面を洗浄した後、900℃、数十
分のドライ酸化により膜厚100Å乃至200Å程度
の、第1のゲート酸化膜36を形成する。更に第1のゲ
ート酸化膜36の上に減圧CVD法により膜厚1000
Å乃至2000Å程度のノンドープのポリシリコン膜3
7を形成する。
を除去した後、基板31全体を1000℃、数時間のス
チーム酸化することによりシリコン窒化膜33の開口部
34に素子分離用のLOCOS酸化膜35を形成する。
図3において、選択酸化に用いたシリコン窒化膜33を
除去し、更にフッ酸液によりその下のパッド酸化膜32
を除去して基板31表面を洗浄した後、900℃、数十
分のドライ酸化により膜厚100Å乃至200Å程度
の、第1のゲート酸化膜36を形成する。更に第1のゲ
ート酸化膜36の上に減圧CVD法により膜厚1000
Å乃至2000Å程度のノンドープのポリシリコン膜3
7を形成する。
【0024】図4において、ポリシリコン膜37にリン
(P)を加速電圧40KeV、ドーズ量1×1015/c
m2の条件でイオン注入することによりポリシリコン膜
37に導電性を与え、次いで減圧CVD法により膜厚2
000Å程度のシリコン窒化膜38を形成する。更にシ
リコン窒化膜38をホトレジスト工程によりパターニン
グしてシリコン窒化膜38の開口部39を形成する。
(P)を加速電圧40KeV、ドーズ量1×1015/c
m2の条件でイオン注入することによりポリシリコン膜
37に導電性を与え、次いで減圧CVD法により膜厚2
000Å程度のシリコン窒化膜38を形成する。更にシ
リコン窒化膜38をホトレジスト工程によりパターニン
グしてシリコン窒化膜38の開口部39を形成する。
【0025】図5において、基板31全体を900℃、
1時間の酸化性雰囲気中で熱処理することにより、ポリ
シリコン膜37を選択酸化して開口部39表面に選択酸
化膜40を形成する。選択酸化膜40は中心部分で膜厚
が厚く、周辺部分で膜厚が薄くなるような形状に形成さ
れる。図6において、選択酸化に用いたシリコン窒化膜
38を除去した後、前記ポリシリコン膜37を選択酸化
膜40とホトレジスト工程によりパターニングすること
により、EEPROM41のフローティングゲート42
を形成すると共に、マスクROM43のゲート電極44
を形成する。この段階で、第1のゲート酸化膜36は残
しておいても良い。
1時間の酸化性雰囲気中で熱処理することにより、ポリ
シリコン膜37を選択酸化して開口部39表面に選択酸
化膜40を形成する。選択酸化膜40は中心部分で膜厚
が厚く、周辺部分で膜厚が薄くなるような形状に形成さ
れる。図6において、選択酸化に用いたシリコン窒化膜
38を除去した後、前記ポリシリコン膜37を選択酸化
膜40とホトレジスト工程によりパターニングすること
により、EEPROM41のフローティングゲート42
を形成すると共に、マスクROM43のゲート電極44
を形成する。この段階で、第1のゲート酸化膜36は残
しておいても良い。
【0026】図7において、減圧CVD法により全体に
膜厚300Å程度の、NSG(Non Doped Silicate Glas
s)膜またはHTO(High Temperature Oxide)膜等を堆積
させた後、熱酸化することにより、前記フローティング
ゲート42及びゲート電極44を被覆する第2のゲート
酸化膜45を形成する。尚、EEPROM41上の第2
のゲート酸化膜45は、トンネル酸化膜を構成する。
膜厚300Å程度の、NSG(Non Doped Silicate Glas
s)膜またはHTO(High Temperature Oxide)膜等を堆積
させた後、熱酸化することにより、前記フローティング
ゲート42及びゲート電極44を被覆する第2のゲート
酸化膜45を形成する。尚、EEPROM41上の第2
のゲート酸化膜45は、トンネル酸化膜を構成する。
【0027】図8において、全面にフローティングゲー
ト42及びゲート電極44を被覆するように、第2のゲ
ート酸化膜45上に減圧CVD法により膜厚2000Å
乃至3000Å程度のポリシリコン膜を堆積し、これを
リンドープした後、ホトレジスト工程によりフローティ
ングゲート42から基板31上にかけて跨る、EEPR
OM41のコントロールゲート46と、マスクROM4
3のゲート電極44上にエッチングストッパ膜47とを
形成する。尚、ポリシリコン膜と金属シリサイド膜との
積層構造としても良い。
ト42及びゲート電極44を被覆するように、第2のゲ
ート酸化膜45上に減圧CVD法により膜厚2000Å
乃至3000Å程度のポリシリコン膜を堆積し、これを
リンドープした後、ホトレジスト工程によりフローティ
ングゲート42から基板31上にかけて跨る、EEPR
OM41のコントロールゲート46と、マスクROM4
3のゲート電極44上にエッチングストッパ膜47とを
形成する。尚、ポリシリコン膜と金属シリサイド膜との
積層構造としても良い。
【0028】図9において、開口部50を持つホトレジ
スト膜51を形成し、リン(P)を加速電圧40Ke
v、ドーズ量1×1015/cm2程度イオン注入すること
により、EEPROM41のフローティングゲート42
の一端部に隣接するように共通のソース領域52を形成
する。図10において、全体に膜厚200Å程度のCV
D酸化膜53を堆積した後、基板31上に開口部55を
持つホトレジスト膜56を形成し、上方からヒ素(A
s)をイオン注入することにより、EEPROM41に
はフローティングゲート42の他端部に隣接するように
ドレイン領域57を、マスクROM43にはゲート電極
44の両端部に隣接するようにソース・ドレイン領域5
8を形成する。
スト膜51を形成し、リン(P)を加速電圧40Ke
v、ドーズ量1×1015/cm2程度イオン注入すること
により、EEPROM41のフローティングゲート42
の一端部に隣接するように共通のソース領域52を形成
する。図10において、全体に膜厚200Å程度のCV
D酸化膜53を堆積した後、基板31上に開口部55を
持つホトレジスト膜56を形成し、上方からヒ素(A
s)をイオン注入することにより、EEPROM41に
はフローティングゲート42の他端部に隣接するように
ドレイン領域57を、マスクROM43にはゲート電極
44の両端部に隣接するようにソース・ドレイン領域5
8を形成する。
【0029】図11において、イオン注入した不純物を
活性化するためのアニール処理を約900℃、数時間行
った後、全体にBPSG膜等の層間絶縁膜59を堆積す
る。そして、この工程が終了した状態で、ROMコード
の指示がなされ、ROMコーディング用マスクが完成す
るまで待機する。図12において、ROMコードの指示
があると、これに基づいてROMコーディング用マスク
を作成する。そして、このROMコーディング用マスク
(不図示)を用いて前記層間絶縁膜59をパターニング
する。これにより、図12に示すように前記EEPRO
M41のドレイン領域57上にコンタクトホール60を
形成すると共に、マスクROM43のROMコードする
トランジスタのゲート電極44上のエッチングストッパ
膜47が露出するまで層間絶縁膜59及びCVD酸化膜
53を除去して露出部61を形成する。このとき、ゲー
ト電極44上にEEPROM41のコントロールゲート
48の形成膜から成るエッチングストッパ膜47を形成
しておくことで、エッチングストッパとなり、ゲート電
極44にダメージを与えるおそれがなく、デバイス特性
の信頼性の低下を抑制することができる。
活性化するためのアニール処理を約900℃、数時間行
った後、全体にBPSG膜等の層間絶縁膜59を堆積す
る。そして、この工程が終了した状態で、ROMコード
の指示がなされ、ROMコーディング用マスクが完成す
るまで待機する。図12において、ROMコードの指示
があると、これに基づいてROMコーディング用マスク
を作成する。そして、このROMコーディング用マスク
(不図示)を用いて前記層間絶縁膜59をパターニング
する。これにより、図12に示すように前記EEPRO
M41のドレイン領域57上にコンタクトホール60を
形成すると共に、マスクROM43のROMコードする
トランジスタのゲート電極44上のエッチングストッパ
膜47が露出するまで層間絶縁膜59及びCVD酸化膜
53を除去して露出部61を形成する。このとき、ゲー
ト電極44上にEEPROM41のコントロールゲート
48の形成膜から成るエッチングストッパ膜47を形成
しておくことで、エッチングストッパとなり、ゲート電
極44にダメージを与えるおそれがなく、デバイス特性
の信頼性の低下を抑制することができる。
【0030】図13において、開口部62を有するホト
レジスト膜63を全面に形成した後、リン(P)を加速
電圧400KeV〜600KeV、ドーズ量5×1014
/cm2の条件でイオン注入する。これにより、前記工
程で露出したエッチングストッパ膜47及びゲート電極
44部分をリン(P)が貫通して、選択されたトランジ
スタのチャネル部分にN−型のチャネル拡散領域64を
形成する。これにより、ROMコードの書き込みが完了
する(Nチャネル型トランジスタにおけるディプレッシ
ョン化が行われる。)。このとき、本発明では、ROM
コードされるトランジスタ上の層間絶縁膜59をエッチ
ングストッパ膜47が露出するまでエッチングすること
で、基板表層までの距離を短くすることができるため、
通常、使用されている加速電圧400KeV乃至600
KeV程度の装置で対応できるため、1000KeV乃
至1MeV級の高エネルギーのイオン注入装置を使用す
る必要がなく、低コスト化が図れる。
レジスト膜63を全面に形成した後、リン(P)を加速
電圧400KeV〜600KeV、ドーズ量5×1014
/cm2の条件でイオン注入する。これにより、前記工
程で露出したエッチングストッパ膜47及びゲート電極
44部分をリン(P)が貫通して、選択されたトランジ
スタのチャネル部分にN−型のチャネル拡散領域64を
形成する。これにより、ROMコードの書き込みが完了
する(Nチャネル型トランジスタにおけるディプレッシ
ョン化が行われる。)。このとき、本発明では、ROM
コードされるトランジスタ上の層間絶縁膜59をエッチ
ングストッパ膜47が露出するまでエッチングすること
で、基板表層までの距離を短くすることができるため、
通常、使用されている加速電圧400KeV乃至600
KeV程度の装置で対応できるため、1000KeV乃
至1MeV級の高エネルギーのイオン注入装置を使用す
る必要がなく、低コスト化が図れる。
【0031】更に、マスクROM43内のLOCOS酸
化膜上に積極的にエッチングストッパ膜47を形成する
ことで、LOCOS酸化膜下へのROMコード書き込み
のために注入するイオンの突き抜けを防止することがで
きる。図14において、ホトレジスト膜63を除去し、
全面にアルミニウム素材の堆積とホトレジスト工程によ
り電極65を形成した後、Si3N4膜から成る保護膜6
6を形成して、EEPROMとマスクROMを内蔵した
1チップマイクロコンピュータが完成する。
化膜上に積極的にエッチングストッパ膜47を形成する
ことで、LOCOS酸化膜下へのROMコード書き込み
のために注入するイオンの突き抜けを防止することがで
きる。図14において、ホトレジスト膜63を除去し、
全面にアルミニウム素材の堆積とホトレジスト工程によ
り電極65を形成した後、Si3N4膜から成る保護膜6
6を形成して、EEPROMとマスクROMを内蔵した
1チップマイクロコンピュータが完成する。
【0032】以下、本発明の一実施形態の特徴である前
述したマスクROM43内の選択されたトランジスタに
ROMコード書き込みを行う工程について、一実施形態
の構成を模式的に示した図15乃至図17を基に説明す
る。図15はマスクROM43形成領域を示す平面図で
あり、図16は図15のA−A線断面図で、図17は図
15のB−B線断面図である。
述したマスクROM43内の選択されたトランジスタに
ROMコード書き込みを行う工程について、一実施形態
の構成を模式的に示した図15乃至図17を基に説明す
る。図15はマスクROM43形成領域を示す平面図で
あり、図16は図15のA−A線断面図で、図17は図
15のB−B線断面図である。
【0033】これらの図面に示すようにマスクROM4
3内のゲート電極44上にはEEPROM41のコント
ロールゲート形成膜から成るエッチングストッパ膜47
が形成され、ホトレジスト工程により該エッチングスト
ッパ膜47が露出するまで層間絶縁膜59をエッチング
することで、通常の加速エネルギーを有するイオン注入
装置でROMコード書き込みを行うことができ、更に図
16に示すようにLOCOS酸化膜35上には積極的に
エッチングストッパ膜47を存在させることで、ROM
コーディングの際のイオンがLOCOS酸化膜35下に
突き抜けることがなく、フィールド反転電圧の低下を招
くことを防止できる。
3内のゲート電極44上にはEEPROM41のコント
ロールゲート形成膜から成るエッチングストッパ膜47
が形成され、ホトレジスト工程により該エッチングスト
ッパ膜47が露出するまで層間絶縁膜59をエッチング
することで、通常の加速エネルギーを有するイオン注入
装置でROMコード書き込みを行うことができ、更に図
16に示すようにLOCOS酸化膜35上には積極的に
エッチングストッパ膜47を存在させることで、ROM
コーディングの際のイオンがLOCOS酸化膜35下に
突き抜けることがなく、フィールド反転電圧の低下を招
くことを防止できる。
【0034】以上説明したように1層配線構造の1チッ
プマイクロコンピュータでは、EEPROM41のドレ
イン領域57上にコンタクトするコンタクトホール60
の形成と同時にROMコードするトランジスタのゲート
電極44上の層間絶縁膜59を除去することで、製造工
数の増大を招くことなしに、ROMコード書き込みのた
めの工程をEEPROM41のコントロールゲート46
の形成後に繰り下げることができるので、その後の製造
工数が従来例よりも少なくなり、よってTATの大幅な
短縮化が図れる。
プマイクロコンピュータでは、EEPROM41のドレ
イン領域57上にコンタクトするコンタクトホール60
の形成と同時にROMコードするトランジスタのゲート
電極44上の層間絶縁膜59を除去することで、製造工
数の増大を招くことなしに、ROMコード書き込みのた
めの工程をEEPROM41のコントロールゲート46
の形成後に繰り下げることができるので、その後の製造
工数が従来例よりも少なくなり、よってTATの大幅な
短縮化が図れる。
【0035】また、マスクROM43内の選択されたト
ランジスタのゲート電極44上の層間絶縁膜59を除去
して、ROMコード書き込みのためのイオン注入を行っ
ているため、通常の加速エネルギーを有するイオン注入
装置で対応でき、コストの高騰を押さえることができ
る。また、前記ゲート電極44上を露出する工程におい
て、ゲート電極44上にEEPROM41のコントロー
ルゲート46の形成膜から成るエッチングストッパ膜4
7を形成しておくことで、エッチングストッパとなり、
ゲート電極44にダメージを与えるおそれがなく、デバ
イス特性の信頼性の低下を抑制することができる。
ランジスタのゲート電極44上の層間絶縁膜59を除去
して、ROMコード書き込みのためのイオン注入を行っ
ているため、通常の加速エネルギーを有するイオン注入
装置で対応でき、コストの高騰を押さえることができ
る。また、前記ゲート電極44上を露出する工程におい
て、ゲート電極44上にEEPROM41のコントロー
ルゲート46の形成膜から成るエッチングストッパ膜4
7を形成しておくことで、エッチングストッパとなり、
ゲート電極44にダメージを与えるおそれがなく、デバ
イス特性の信頼性の低下を抑制することができる。
【0036】更に、マスクROM43内のLOCOS酸
化膜35上に積極的にエッチングストッパ膜47を形成
することで、LOCOS酸化膜35下へのROMコード
書き込みのために注入するイオンの突き抜けを防止する
ことができる。以下、本発明を2層配線構造の1チップ
マイクロコンピュータに適用した実施形態について図1
8乃至図21を参照しながら説明する。
化膜35上に積極的にエッチングストッパ膜47を形成
することで、LOCOS酸化膜35下へのROMコード
書き込みのために注入するイオンの突き抜けを防止する
ことができる。以下、本発明を2層配線構造の1チップ
マイクロコンピュータに適用した実施形態について図1
8乃至図21を参照しながら説明する。
【0037】先ず、前記一実施形態に示した図11の工
程までは同じであり、全面に層間絶縁膜59を形成した
後、ホトレジスト工程により図18に示すように前記E
EPROM41のドレイン領域57上にコンタクトホー
ル67を形成する。図19において、全面にアルミニウ
ム素材の堆積とホトレジスト工程により配線68を形成
し、全面に上層の層間絶縁膜69を形成する。そして、
この工程が終了した状態で、ROMコードの指示がなさ
れ、ROMコーディング用マスクが完成するまで待機す
る。
程までは同じであり、全面に層間絶縁膜59を形成した
後、ホトレジスト工程により図18に示すように前記E
EPROM41のドレイン領域57上にコンタクトホー
ル67を形成する。図19において、全面にアルミニウ
ム素材の堆積とホトレジスト工程により配線68を形成
し、全面に上層の層間絶縁膜69を形成する。そして、
この工程が終了した状態で、ROMコードの指示がなさ
れ、ROMコーディング用マスクが完成するまで待機す
る。
【0038】図20において、ROMコードの指示があ
ると、これに基づいてROMコーディング用マスクを作
成する。そして、このROMコーディング用マスクとし
ての開口部71を持つホトレジスト膜72を用いて前記
層間絶縁膜69、59をパターニングする。これによ
り、図20に示すように前記マスクROM43のROM
コードするトランジスタのゲート電極44上のエッチン
グストッパ膜47が露出するまで層間絶縁膜69、59
及びCVD酸化膜53を除去して露出部73を形成す
る。
ると、これに基づいてROMコーディング用マスクを作
成する。そして、このROMコーディング用マスクとし
ての開口部71を持つホトレジスト膜72を用いて前記
層間絶縁膜69、59をパターニングする。これによ
り、図20に示すように前記マスクROM43のROM
コードするトランジスタのゲート電極44上のエッチン
グストッパ膜47が露出するまで層間絶縁膜69、59
及びCVD酸化膜53を除去して露出部73を形成す
る。
【0039】図21において、前記ホトレジスト膜72
をマスクにしてリン(P)を加速電圧400KeV〜6
00KeV、ドーズ量5×1014/cm2の条件でイオ
ン注入する。これにより、前記工程で露出したエッチン
グストッパ膜47及びゲート電極44部分をリン(P)
が貫通して、選択されたトランジスタのチャネル部分に
N−型のチャネル拡散領域74を形成する。これによ
り、ROMコードの書き込みが完了する(Nチャネル型
トランジスタにおけるディプレッション化が行われ
る。)。
をマスクにしてリン(P)を加速電圧400KeV〜6
00KeV、ドーズ量5×1014/cm2の条件でイオ
ン注入する。これにより、前記工程で露出したエッチン
グストッパ膜47及びゲート電極44部分をリン(P)
が貫通して、選択されたトランジスタのチャネル部分に
N−型のチャネル拡散領域74を形成する。これによ
り、ROMコードの書き込みが完了する(Nチャネル型
トランジスタにおけるディプレッション化が行われ
る。)。
【0040】以下、全面にSi3N4膜から成る保護膜を
形成して、本実施形態の1チップマイクロコンピュータ
が完成する。以下、本発明の他の実施形態の特徴である
前述したマスクROM43内の選択されたトランジスタ
にROMコード書き込みを行う工程について、他の実施
形態の構成を模式的に示した図22を基に説明する。
尚、図22は前述した一実施形態の図16に相当する箇
所の断面図である。
形成して、本実施形態の1チップマイクロコンピュータ
が完成する。以下、本発明の他の実施形態の特徴である
前述したマスクROM43内の選択されたトランジスタ
にROMコード書き込みを行う工程について、他の実施
形態の構成を模式的に示した図22を基に説明する。
尚、図22は前述した一実施形態の図16に相当する箇
所の断面図である。
【0041】図22に示すようにマスクROM43内の
ゲート電極44上には一実施形態と同様にEEPROM
41のコントロールゲート形成膜から成るエッチングス
トッパ膜47が形成され、ホトレジスト工程により該エ
ッチングストッパ膜47が露出するまで層間絶縁膜59
及び上層の層間絶縁膜69をエッチングすることで、通
常の加速エネルギーを有するイオン注入装置でROMコ
ード書き込みを行うことができ、更にLOCOS酸化膜
35上には積極的にエッチングストッパ膜47及び1層
目の配線68を存在させることで、一実施形態より更に
ROMコーディングの際のイオンがLOCOS酸化膜3
5下に突き抜けることがなく、フィールド反転電圧の低
下を招くことを防止できる。
ゲート電極44上には一実施形態と同様にEEPROM
41のコントロールゲート形成膜から成るエッチングス
トッパ膜47が形成され、ホトレジスト工程により該エ
ッチングストッパ膜47が露出するまで層間絶縁膜59
及び上層の層間絶縁膜69をエッチングすることで、通
常の加速エネルギーを有するイオン注入装置でROMコ
ード書き込みを行うことができ、更にLOCOS酸化膜
35上には積極的にエッチングストッパ膜47及び1層
目の配線68を存在させることで、一実施形態より更に
ROMコーディングの際のイオンがLOCOS酸化膜3
5下に突き抜けることがなく、フィールド反転電圧の低
下を招くことを防止できる。
【0042】以上説明したように2層配線構造の1チッ
プマイクロコンピュータでは、1層配線形成後の2層配
線形成用のコンタクトホール形成と同時にROMコード
するトランジスタのゲート電極44上の層間絶縁膜5
9、69を除去することで、製造工数の増大を招くこと
なしに、ROMコード書き込みのための工程を1層配線
形成後に繰り下げることができるので、その後の製造工
数が一実施形態よりも更に少なくなり、よってTATの
大幅な短縮化が図れる。
プマイクロコンピュータでは、1層配線形成後の2層配
線形成用のコンタクトホール形成と同時にROMコード
するトランジスタのゲート電極44上の層間絶縁膜5
9、69を除去することで、製造工数の増大を招くこと
なしに、ROMコード書き込みのための工程を1層配線
形成後に繰り下げることができるので、その後の製造工
数が一実施形態よりも更に少なくなり、よってTATの
大幅な短縮化が図れる。
【0043】また、マスクROM43内の選択されたト
ランジスタのゲート電極44上の層間絶縁膜59、69
を除去して、ROMコード書き込みのためのイオン注入
を行っているため、通常の加速エネルギーを有するイオ
ン注入装置で対応でき、コストの高騰を押さえることが
できる。また、前記ゲート電極44上を露出する工程に
おいて、ゲート電極44上にEEPROM41のコント
ロールゲート46の形成膜から成るエッチングストッパ
膜47を形成しておくことで、エッチングストッパとな
り、ゲート電極44にダメージを与えるおそれがなく、
デバイス特性の信頼性の低下を抑制することができる。
ランジスタのゲート電極44上の層間絶縁膜59、69
を除去して、ROMコード書き込みのためのイオン注入
を行っているため、通常の加速エネルギーを有するイオ
ン注入装置で対応でき、コストの高騰を押さえることが
できる。また、前記ゲート電極44上を露出する工程に
おいて、ゲート電極44上にEEPROM41のコント
ロールゲート46の形成膜から成るエッチングストッパ
膜47を形成しておくことで、エッチングストッパとな
り、ゲート電極44にダメージを与えるおそれがなく、
デバイス特性の信頼性の低下を抑制することができる。
【0044】更に、マスクROM41内のLOCOS酸
化膜35上に積極的にエッチングストッパ膜47、更に
は1層目の配線68を形成することで、LOCOS酸化
膜35下へのROMコード書き込みのために注入するイ
オンの突き抜けを更に防止することができる。尚、2層
配線以上の多層配線においても、本発明を適用すること
ができる。
化膜35上に積極的にエッチングストッパ膜47、更に
は1層目の配線68を形成することで、LOCOS酸化
膜35下へのROMコード書き込みのために注入するイ
オンの突き抜けを更に防止することができる。尚、2層
配線以上の多層配線においても、本発明を適用すること
ができる。
【0045】また、本実施形態では、EEPROMのメ
モリセル部の構成がフローティングゲート上部及び側部
に跨るようにコントロールゲートが形成されて成る、い
わゆるスプリットゲート型のフラッシュメモリ構造を例
示しているが、本発明はこれに限らずフローティングゲ
ート上にコントロールゲートが積層されて成る、いわゆ
るスタックドゲート型のフラッシュメモリ構造に適用す
ることができる。
モリセル部の構成がフローティングゲート上部及び側部
に跨るようにコントロールゲートが形成されて成る、い
わゆるスプリットゲート型のフラッシュメモリ構造を例
示しているが、本発明はこれに限らずフローティングゲ
ート上にコントロールゲートが積層されて成る、いわゆ
るスタックドゲート型のフラッシュメモリ構造に適用す
ることができる。
【0046】更に、本実施形態では、Nチャネル型トラ
ンジスタにおいてチャネル領域にN型不純物をイオン注
入して、ディプレッション化することで、ROMコード
書き込みを行う工程を例示しているが、本発明はこれに
限らずPチャネル型トランジスタにおいてチャネル領域
にボロン(B)等のP型不純物をイオン注入して、ディ
プレッション化することで、ROMコード書き込みを行
う工程に適用することができ、更に同様にP,Nチャネ
ル型トランジスタにおいて特定のトランジスタをエンハ
ンスメント化することで、ROMコード書き込みを行う
工程に適用することができる。
ンジスタにおいてチャネル領域にN型不純物をイオン注
入して、ディプレッション化することで、ROMコード
書き込みを行う工程を例示しているが、本発明はこれに
限らずPチャネル型トランジスタにおいてチャネル領域
にボロン(B)等のP型不純物をイオン注入して、ディ
プレッション化することで、ROMコード書き込みを行
う工程に適用することができ、更に同様にP,Nチャネ
ル型トランジスタにおいて特定のトランジスタをエンハ
ンスメント化することで、ROMコード書き込みを行う
工程に適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の一実施形態
の1層配線構造の1チップマイクロコンピュータによれ
ば、ROMコード書き込みのための工程をEEPROM
のコントロールゲート形成後に繰り下げることができる
ので、その後の製造工数が従来例よりも少なくなり、よ
ってTATを大幅に短縮することが可能である。
の1層配線構造の1チップマイクロコンピュータによれ
ば、ROMコード書き込みのための工程をEEPROM
のコントロールゲート形成後に繰り下げることができる
ので、その後の製造工数が従来例よりも少なくなり、よ
ってTATを大幅に短縮することが可能である。
【0048】また、マスクROM内の選択されたトラン
ジスタのゲート電極上の層間絶縁膜を除去して、ROM
コード書き込みのためのイオン注入を行うため、通常の
加速エネルギーを有するイオン注入装置で対応でき、コ
ストの高騰を抑制できる。更に、前記ゲート電極上を露
出する工程において、ゲート電極上にEEPROMのコ
ントロールゲートの形成膜であるエッチングストッパ膜
を形成しておくことで、エッチングストッパとなり、ゲ
ート電極にダメージを与えるおそれがなく、デバイス特
性の信頼性の低下を抑制することができる。
ジスタのゲート電極上の層間絶縁膜を除去して、ROM
コード書き込みのためのイオン注入を行うため、通常の
加速エネルギーを有するイオン注入装置で対応でき、コ
ストの高騰を抑制できる。更に、前記ゲート電極上を露
出する工程において、ゲート電極上にEEPROMのコ
ントロールゲートの形成膜であるエッチングストッパ膜
を形成しておくことで、エッチングストッパとなり、ゲ
ート電極にダメージを与えるおそれがなく、デバイス特
性の信頼性の低下を抑制することができる。
【0049】また、マスクROMのLOCOS酸化膜上
に積極的にエッチングストッパ膜を形成することで、L
OCOS酸化膜下へのROMコード書き込みのために注
入するイオンの突き抜けを防止することができる。ま
た、本発明の他の実施形態に示す2層配線構造の1チッ
プマイクロコンピュータによれば、1層配線形成後の2
層配線形成用のコンタクトホール形成と同時にROMコ
ードするトランジスタのゲート電極上の層間絶縁膜及び
上層の層間絶縁膜を除去することで、製造工数の増大を
招くことなしに、ROMコード書き込みのための工程を
1層配線形成後に繰り下げることができるので、その後
の製造工数が一実施形態よりも更に少なくなり、よって
TATの大幅な短縮化が図れる。
に積極的にエッチングストッパ膜を形成することで、L
OCOS酸化膜下へのROMコード書き込みのために注
入するイオンの突き抜けを防止することができる。ま
た、本発明の他の実施形態に示す2層配線構造の1チッ
プマイクロコンピュータによれば、1層配線形成後の2
層配線形成用のコンタクトホール形成と同時にROMコ
ードするトランジスタのゲート電極上の層間絶縁膜及び
上層の層間絶縁膜を除去することで、製造工数の増大を
招くことなしに、ROMコード書き込みのための工程を
1層配線形成後に繰り下げることができるので、その後
の製造工数が一実施形態よりも更に少なくなり、よって
TATの大幅な短縮化が図れる。
【0050】また、マスクROM内の選択されたトラン
ジスタのゲート電極上の層間絶縁膜及び上層の層間絶縁
膜を除去して、ROMコード書き込みのためのイオン注
入を行っているため、通常の加速エネルギーを有するイ
オン注入装置で対応でき、コストの高騰を押さえること
ができる。更に、前記ゲート電極上を露出する工程にお
いて、ゲート電極上にEEPROMのコントロールゲー
トの形成膜から成るエッチングストッパ膜を形成してお
くことで、エッチングストッパとなり、ゲート電極にダ
メージを与えるおそれがなく、デバイス特性の信頼性の
低下を抑制することができる。
ジスタのゲート電極上の層間絶縁膜及び上層の層間絶縁
膜を除去して、ROMコード書き込みのためのイオン注
入を行っているため、通常の加速エネルギーを有するイ
オン注入装置で対応でき、コストの高騰を押さえること
ができる。更に、前記ゲート電極上を露出する工程にお
いて、ゲート電極上にEEPROMのコントロールゲー
トの形成膜から成るエッチングストッパ膜を形成してお
くことで、エッチングストッパとなり、ゲート電極にダ
メージを与えるおそれがなく、デバイス特性の信頼性の
低下を抑制することができる。
【0051】また、マスクROM内のLOCOS酸化膜
上に積極的にエッチングストッパ膜及び1層配線を形成
することで、LOCOS酸化膜下へのROMコード書き
込みのために注入するイオンの突き抜けを更に防止する
ことができる。
上に積極的にエッチングストッパ膜及び1層配線を形成
することで、LOCOS酸化膜下へのROMコード書き
込みのために注入するイオンの突き抜けを更に防止する
ことができる。
【図1】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す第1の断面図である。
示す第1の断面図である。
【図2】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す第2の断面図である。
示す第2の断面図である。
【図3】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す第3の断面図である。
示す第3の断面図である。
【図4】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す第4の断面図である。
示す第4の断面図である。
【図5】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す第5の断面図である。
示す第5の断面図である。
【図6】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す第6の断面図である。
示す第6の断面図である。
【図7】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す第7の断面図である。
示す第7の断面図である。
【図8】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す第8の断面図である。
示す第8の断面図である。
【図9】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す第9の断面図である。
示す第9の断面図である。
【図10】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法
を示す第10の断面図である。
を示す第10の断面図である。
【図11】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法
を示す第11の断面図である。
を示す第11の断面図である。
【図12】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法
を示す第12の断面図である。
を示す第12の断面図である。
【図13】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法
を示す第13の断面図である。
を示す第13の断面図である。
【図14】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法
を示す第14の断面図である。
を示す第14の断面図である。
【図15】本発明の一実施形態のROMコーディング方
法を説明するための平面図である。
法を説明するための平面図である。
【図16】図15のA−A線断面図である。
【図17】図15のB−B線断面図である。
【図18】本発明の他の実施形態の半導体装置の製造方
法を示す第1の断面図である。
法を示す第1の断面図である。
【図19】本発明の他の実施形態の半導体装置の製造方
法を示す第2の断面図である。
法を示す第2の断面図である。
【図20】本発明の他の実施形態の半導体装置の製造方
法を示す第3の断面図である。
法を示す第3の断面図である。
【図21】本発明の他の実施形態の半導体装置の製造方
法を示す第4の断面図である。
法を示す第4の断面図である。
【図22】本発明の他の実施形態のROMコーディング
方法を説明するための断面図である。
方法を説明するための断面図である。
【図23】従来の一般的な1チップマイクロコンピュー
タを示す図である。
タを示す図である。
【図24】従来の一般的な1チップマイクロコンピュー
タを示す図である。
タを示す図である。
【図25】従来の一般的な1チップマイクロコンピュー
タを示す図である。
タを示す図である。
【図26】従来の半導体装置の製造方法を示す第1の断
面図である。
面図である。
【図27】従来の半導体装置の製造方法を示す第2の断
面図である。
面図である。
【図28】従来の半導体装置の製造方法を示す第3の断
面図である。
面図である。
【図29】従来の半導体装置の製造方法を示す第4の断
面図である。
面図である。
【図30】従来の半導体装置の製造方法を示す第5の断
面図である。
面図である。
【図31】従来の半導体装置の製造方法を示す第6の断
面図である。
面図である。
【図32】従来の半導体装置の製造方法を示す第7の断
面図である。
面図である。
【図33】従来の半導体装置の製造方法を示す第8の断
面図である。
面図である。
【図34】従来の半導体装置の製造方法を示す第9の断
面図である。
面図である。
【図35】従来の半導体装置の製造方法を示す第10の
断面図である。
断面図である。
【図36】従来の半導体装置の製造方法を示す第11の
断面図である。
断面図である。
【図37】従来の半導体装置の製造方法を示す第12の
断面図である。
断面図である。
【図38】従来の半導体装置の製造方法を示す第13の
断面図である。
断面図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
H01L 29/788
29/792
(56)参考文献 特開 平5−299613(JP,A)
特開 平2−3181(JP,A)
特開 平5−75071(JP,A)
特開 平4−370969(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01L 27/10
H01L 27/112
H01L 27/115
H01L 21/8246
H01L 21/8247
H01L 29/788
H01L 29/792
Claims (3)
- 【請求項1】 EEPROMとマスクROMとを内蔵し
た半導体装置の製造方法において、 前記EEPROMのコントロールゲートを形成すると共
に、前記マスクROMのゲート電極上にエッチングスト
ッパ膜を形成する工程と、 全面に層間絶縁膜を形成する工程と、 前記マスクROM内の選択されたトランジスタのゲート
電極上に形成された前記層間絶縁膜を前記エッチングス
トッパ膜をエッチングストッパとしてエッチングして前
記エッチングストッパ膜を露出する工程と、 前記エッチングストッパ膜及び前記ゲート電極を貫通し
て不純物を前記トランジスタのチャネル部分に注入する
ことにより、前記トランジスタへのROMコーディング
を行うことを有することを特徴とする 半導体装置の製造
方法。 - 【請求項2】 一導電型の半導体基板上にゲート酸化膜
を介してEEPROM用のフローティングゲートとマス
クROM用のゲート電極を形成する工程と、 全面に酸化膜を形成した後に前記フローティングゲート
上にコントロールゲートを形成すると共に前記ゲート電
極上にエッチングストッパ膜を形成する工程と、 ホトレジスト膜をマスクにして基板表層に逆導電型の不
純物をイオン注入して前記EEPROM用の第1及び第
2の拡散領域を形成すると共に前記マスクROM用の第
3の拡散領域を形成する工程と、 全面に層間絶縁膜を形成した後に前記マスクROM内の
選択されたトランジスタのゲート電極上に形成された前
記エッチングストッパ膜上までを露出する露出部を形成
する工程と、 ホトレジスト膜をマスクに逆導電型の不純物をイオン注
入して前記露出部下方の基板表層にROMコーディング
を行う工程とを有することを特徴とする半導体装置の製
造方法。 - 【請求項3】 一導電型の半導体基板上にゲート酸化膜
を介してEEPROM用のフローティングゲートとマス
クROM用のゲート電極を形成する工程と、 全面に酸化膜を形成した後に前記フローティングゲート
上にコントロールゲートを形成すると共に前記ゲート電
極上にエッチングストッパ膜を形成する工程と、 ホトレジスト膜をマスクにして基板表層に逆導電型の不
純物をイオン注入して前記EEPROM用の第1及び第
2の拡散領域を形成すると共に前記マスクROM用の第
3の拡散領域を形成する工程と、 全面に層間絶縁膜を形成した後に前記第2の拡散領域上
を開口するコンタクトホールと前記マスクROM内の選
択されたトランジスタのゲート電極上に形成された前記
エッチングストッパ膜上までを露出する露出部を形成す
る工程と、 前記露出部上を開口する開口部を有するホトレジスト膜
をマスクにして逆導電型の不純物をイオン注入すること
により露出部を介して前記エッチングストッパ膜及びゲ
ート電極を貫通して基板表層に第4の拡散領域を形成す
る工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26719697A JP3459546B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26719697A JP3459546B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11111934A JPH11111934A (ja) | 1999-04-23 |
JP3459546B2 true JP3459546B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=17441466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26719697A Expired - Fee Related JP3459546B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3459546B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100518583B1 (ko) * | 2003-07-02 | 2005-10-04 | 삼성전자주식회사 | 반도체 메모리 소자 및 그 제조방법 |
KR100603694B1 (ko) * | 2005-04-26 | 2006-07-20 | 매그나칩 반도체 유한회사 | 반도체 소자의 제조방법 |
US8202778B2 (en) * | 2010-08-31 | 2012-06-19 | Freescale Semiconductor, Inc. | Patterning a gate stack of a non-volatile memory (NVM) with simultaneous etch in non-NVM area |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP26719697A patent/JP3459546B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11111934A (ja) | 1999-04-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4610840B2 (ja) | モノスゲート構造を有する不揮発性メモリ素子の製造方法 | |
JP2509706B2 (ja) | マスクromの製造方法 | |
JPH0697457A (ja) | 不揮発性メモリ装置とその製造方法 | |
JP3430084B2 (ja) | 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 | |
JP4037750B2 (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
US6417086B1 (en) | Method of manufacturing semiconductor device having nonvolatile memory and logic circuit using multi-layered, inorganic mask | |
JP3124334B2 (ja) | 半導体記憶装置およびその製造方法 | |
US5200636A (en) | Semiconductor device having E2 PROM and EPROM in one chip | |
JPH0864706A (ja) | 不揮発性半導体メモリ装置の製造方法 | |
JPH11265987A (ja) | 不揮発性メモリ及びその製造方法 | |
JPH1079495A (ja) | 不揮発性半導体メモリおよびその製造方法 | |
JPH04348072A (ja) | 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 | |
JPH08306889A (ja) | 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 | |
US7429511B2 (en) | Method of forming a tunneling insulating layer in nonvolatile memory device | |
JPH10335611A (ja) | 不揮発性メモリデバイス並びにその製造方法 | |
JP2003347511A (ja) | 半導体記憶装置及びその製造方法 | |
JP3459546B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH0817949A (ja) | 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 | |
JPH11111935A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH0750396A (ja) | Nand型不揮発性半導体メモリ装置およびその製造方法 | |
JPH03194967A (ja) | 半導体不揮発性メモリの製造方法 | |
JP2003023117A (ja) | 半導体集積回路装置の製造方法 | |
JP3461107B2 (ja) | 半導体集積回路の製造方法 | |
JP2003031770A (ja) | 半導体記憶装置及びその製造方法 | |
JP2006222277A (ja) | 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |