JP2006222277A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ビット線、ワード線間の電気的絶縁を確保し、ゲート長の制御性の低下、そしてリーク系不良の増加を誘発するバーズビークを持たないようする。
【解決手段】 半導体基板100上に、下層の絶縁膜101、中層の容量膜102および第1の上層の絶縁膜103からなる3層構造の積層膜104を形成する。次に、半導体基板の所定領域に、列方向に並ぶ複数の前記メモリトランジスタのソースまたはドレインとして機能する拡散層をビット線106として共通に形成する。次に、積層膜上に絶縁膜107を形成する。次に、絶縁膜の所定領域に、行方向に並ぶ複数の前記メモリトランジスタのゲート電極として機能するワード線113を共通に埋め込むための溝を、容量膜表面が露出するように形成する。次に、露出した容量膜表面を熱酸化して第2の上層の絶縁膜110を形成する。次に、溝内部を導電膜で埋め込み、ゲート電極として機能するワード線を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法、特に、半導体基板とゲート電極との間に電荷捕獲機能を有する容量膜及びこれを上下で挟み込む絶縁膜を有する積層膜が設けられている不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に関するものである。
従来から、不揮発性半導体記憶装置として半導体基板表層に形成された不純物拡散層をビット線(埋め込みビット線)とし、ゲート絶縁膜を介してこれらのビット線と直交するように半導体基板上にワード線が形成されてなる不揮発性半導体記憶装置が知られている。
一方、近年、半導体装置の小型化、微細化、高速化、そして高信頼性化が求められており、上記の不揮発性半導体記憶装置を用いると、2層電極構造に比べて構造を簡素化することができ、素子の更なる小型化、微細化、高速化が期待されている。
上記の不揮発性半導体記憶装置の場合、ソース/ドレインとして機能する埋め込みビット線上にゲート絶縁膜を介してワード線が交差するため、ビット線と、ワード線間の電気的絶縁を十分に確保する必要がある。
以下、従来の埋め込みビット線構造の不揮発性半導体記憶装置の製造方法について、図19〜24を参照しながら説明する。尚、図19〜24の各図面において、(a)はそれぞれメモリの平面概略図を、(b)は(a)のA−A’面の断面概略図を、(c)は(a)のB−B’面の断面概略図をそれぞれ示している。
(従来例1)
従来の製造方法は、図19(a)〜(c)で示すように、半導体基板10上に下層のシリコン酸化膜11、中層のシリコン窒化膜12、及び上層のシリコン酸化膜13を順次形成し、ONO積層膜14を形成する。次に、ONO積層膜14上に、ビット線領域に開口を有する第1のマスクパターン15を形成し、第1のマスクパターン15を用いて不純物がONO積層膜14を通過する条件で、半導体基板10の表層に、後にビット線16となる領域にイオン注入する。
次に、図20(a)〜(c)に示すように、第1のマスクパターン15を除去し、不純物活性化アニールすることで埋め込みビット線16を形成し、ONO積層膜14上にゲート電極材料膜17を形成し、ワード線間領域が開口する第2のマスクパターン18を形成する。
次に、図21(a)〜(c)で示すように、ワード線間領域が開口する第2のマスクパターン18をマスクとして、ゲート電極材料膜17をエッチングし、埋め込みビット線16と交差し、ゲート電極として機能するワード線19を形成し、第2のマスクパターン18を除去する。
この後、図示しないが、層間絶縁膜やコンタクト、各種配線等の工程を経て不揮発性半導体記憶装置が完成する。
(従来例2)
次に、第2の従来の製造方法を説明する。
図22(a)〜(c)に示すように、半導体基板20上に犠牲酸化膜21を形成した後、犠牲酸化膜21上に、ビット線領域に開口を有する第3のマスクパターン22を形成する。そして第3のマスクパターン22を用いて不純物が前記犠牲酸化膜21を通過する条件で半導体基板20の表層に、後にビット線23となる領域にイオン注入する。
次に、図23(a)〜(c)に示すように、第3のマスクパターン22を除去し、不純物活性化アニールすることで埋め込みビット線23を形成し、犠牲酸化膜21を除去する。その後に、半導体基板20上に下層のシリコン酸化膜24、中層のシリコン窒化膜25、上層のシリコン酸化膜26を順次形成し、ONO積層膜27を形成する。尚、この時、下層のシリコン酸化膜を熱酸化法により形成することで、酸化膜形成時にビット線23中の不純物に起因して、ビット線領域上のシリコン酸化膜24は増速酸化され、膜厚が増加する。その後、ONO膜27上にゲート電極材料膜28を形成する。
次に、図24(a)〜(c)に示すように、ワード線間領域が開口する前記第4のマスクパターン29をマスクとして、前記ゲート電極材料膜28をエッチングし、前記埋め込みビット線23と交差し、ゲート電極として機能するワード線30を形成する。
この後、図示しないが、第4のマスクパターン29を除去し、相関絶縁膜やコンタクト、各種配線等の工程を経て半導体装置が完成する。
特開2002-280464号公報
しかしながら、上記に示す不揮発性半導体記憶装置はそれぞれ以下に示す問題を有している。
第1に、従来例1で説明した製造方法の場合、ONO積層膜でビット線と、ワード線間の電気的な絶縁を確保しているが、この製法ではONO積層膜を通過して注入を行うため、ONO積層膜は注入による損傷を受ける。その結果、メモリ特有の書き込み、消去時にソース/ドレインとゲート間の高い電圧差に対する耐圧の確保が困難になるという第1の問題がある。
第2に、従来例2で説明した製造方法の場合、増速酸化によって厚くなった酸化膜によって電気的絶縁と共に、高い電位差の耐圧を確保しているが、増速酸化の影響により、バーズビークが発生する。その結果、バーズビーク長が長くなり、ゲート長の制御性が低下する。さらに、このバーズビークのところでは最も応力集中が起こりやすく、Si基板中に結晶欠陥が発生しやすくなる。その結果、リーク不良を誘発し、歩留まりが低下するという第2の問題がある。
したがって、本発明の目的は、上記の従来の問題点を解決するためのものであって、ビット線とワード線との間の電気的な絶縁と共に、耐圧を十分確保することを第1の目的とし、バーズビークを持たず、ゲート長の制御性を改善し、リーク不良を抑制することを第2の目的とする不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板とゲート電極との間に、電荷捕獲機能を有する容量膜を含む積層膜がゲート絶縁膜として設けられた複数のメモリトランジスタからなる不揮発性半導体記憶装置であって、前記複数のメモリトランジスタは行列状に配置されてメモリセルアレイを構成し、行方向に並ぶ複数の前記メモリトランジスタのゲート電極はワード線として共通に形成され、列方向に並ぶ複数の前記メモリトランジスタのソースまたはドレインとして機能する拡散層はビット線として共通に形成され、前記容量膜は、前記ゲート絶縁膜の一部を構成するとともに、隣接する前記メモリトランジスタ間に亘って形成され、前記容量膜における前記ゲート絶縁膜の一部を構成する部分が、前記容量膜における前記隣接するメモリトランジスタ間に亘って形成された部分より膜厚が小さい。
本発明の請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置において、前記ゲート絶縁膜と、隣接する前記メモリトランジスタ間に亘って形成された第1の層間絶縁膜は、ともに下層の絶縁膜、中層の容量膜および上層の絶縁膜からなる3層構造で形成されている。
請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置は、請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置において、前記ゲート絶縁膜の一部を構成する上層の絶縁膜と、前記第1の層間絶縁膜の一部を構成する上層の絶縁膜とは膜厚が異なる。
請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置において、前記ゲート絶縁膜は、下層の絶縁膜、中層の容量膜および上層の絶縁膜からなる3層構造で形成され、隣接する前記メモリトランジスタ間に亘って形成された第1の層間絶縁膜は、下層の絶縁膜と上層の容量膜からなる2層構造で形成されている。
請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置は、請求項1,2,3または4記載の不揮発性半導体記憶装置において、前記容量膜はシリコン窒化膜よりなる。
請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置は、請求項1,2,3,4または5記載の不揮発性半導体記憶装置において、前記ワード線は前記第1の層間絶縁膜上に形成された第2の層間絶縁膜中に埋め込まれて形成されている。
請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置は、請求項1,2,3,4,5または6記載の不揮発性半導体記憶装置において、前記ワード線の上面にシリサイド層が形成されている。
請求項8記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板とゲート電極との間に、電荷捕獲機能を有する容量膜を含む積層膜がゲート絶縁膜として設けられた複数のメモリトランジスタからなる不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、前記半導体基板上に、下層の絶縁膜、中層の容量膜および第1の上層の絶縁膜からなる3層構造の積層膜を形成する工程と、前記半導体基板の所定領域に、列方向に並ぶ複数の前記メモリトランジスタのソースまたはドレインとして機能する拡散層をビット線として共通に形成する工程と、前記積層膜上に絶縁膜を形成する工程と、前記積層膜上の絶縁膜の所定領域に、行方向に並ぶ複数の前記メモリトランジスタのゲート電極として機能するワード線を共通に埋め込むための溝を、前記容量膜表面が露出するように形成する工程と、前記露出した容量膜表面を熱酸化して第2の上層の絶縁膜を形成する工程と、前記溝内部を導電膜で埋め込み、ゲート電極として機能するワード線を形成する工程とを含む。
請求項9記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板とゲート電極との間に、電荷捕獲機能を有する容量膜を含む積層膜がゲート絶縁膜として設けられた複数のメモリトランジスタからなる不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、前記半導体基板上に、下層の絶縁膜および上層の容量膜からなる2層構造の積層膜を形成する工程と、前記半導体基板の所定領域に、列方向に並ぶ複数の前記メモリトランジスタのソースまたはドレインとして機能する拡散層をビット線として共通に形成する工程と、前記積層膜上に絶縁膜を形成する工程と、前記積層膜上の絶縁膜の所定領域に、行方向に並ぶ複数の前記メモリトランジスタのゲート電極として機能するワード線を共通に埋め込むための溝を、前記容量膜表面が露出するように形成する工程と、前記露出した容量膜表面を熱酸化して上層の絶縁膜を形成する工程と、前記溝内部を導電膜で埋め込み、ゲート電極として機能するワード線を形成する工程とを含む。
請求項10記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、請求項8または9記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、前記容量膜はシリコン窒化膜よりなる。
請求項11記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、請求項8,9または10記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、前記ワード線の上面にシリサイド層をさらに形成する工程を含む。
本発明の請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置によれば、容量膜は、ゲート絶縁膜の一部を構成するとともに、隣接するメモリトランジスタ間に亘って形成され、容量膜におけるゲート絶縁膜の一部を構成する部分は、その上に形成される上層のシリコン酸化膜を一度除去した後に再度形成し直すため、イオン注入後に容量膜表面を熱酸化してゲート絶縁膜の上層の絶縁膜を形成することになる。この結果、容量膜におけるゲート絶縁膜の一部を構成する部分は、容量膜における隣接するメモリトランジスタ間に亘って形成された部分より膜厚が小さくなる。このため、ゲート絶縁膜を通過してイオン注入を行っても、ビット線とワード線との間の電気的な絶縁と共に、耐圧を十分確保することができる。またイオン注入後にゲート絶縁膜を形成する場合の増速酸化により生じるバーズビークを持たず、注入プロファイルの変化、ゲート長制御性の低下、そしてリーク電流の増加を抑制した不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。
請求項2では、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置において、ゲート絶縁膜と、隣接するメモリトランジスタ間に亘って形成された第1の層間絶縁膜は、ともに下層の絶縁膜、中層の容量膜および上層の絶縁膜からなる3層構造で形成されていることが好ましい。このようにすると、前記ゲート絶縁膜と前記メモリトランジスタ間に亘って形成された下層の絶縁膜、中層の容量膜は連続的かつ、平坦に広がっており、応力の少ない安定したゲート構造を実現することができる。
請求項3では、ゲート絶縁膜の一部を構成する上層の絶縁膜と、第1の層間絶縁膜の一部を構成する上層の絶縁膜とは膜厚が異なっても構わない。
請求項4では、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置において、ゲート絶縁膜は、下層の絶縁膜、中層の容量膜および上層の絶縁膜からなる3層構造で形成され、隣接するメモリトランジスタ間に亘って形成された第1の層間絶縁膜は、下層の絶縁膜と上層の容量膜からなる2層構造で形成されていることが好ましい。このようにすると、前記ゲート絶縁膜と前記メモリトランジスタ間に亘って形成された第1の層間絶縁膜は平坦に広がっており、端面の少ない安定した構造を実現することができる。
請求項5では、請求項1,2,3または4記載の不揮発性半導体記憶装置において、容量膜はシリコン窒化膜よりなることが好ましい。このようにすると、メモリゲート絶縁膜中に電荷をトラップするタイプの、メモリ装置を実現することができる。
請求項6では、請求項1,2,3,4または5記載の不揮発性半導体記憶装置において、ワード線は第1の層間絶縁膜上に形成された第2の層間絶縁膜中に埋め込まれて形成されていることが好ましい。このようにすると、前記メモリトランジスタ間領域にシリサイド層を形成することなく、ワード線上面のみにシリサイド層を形成し、メモリトランジスタ間の短絡を防ぐことができる。
請求項7では、請求項1,2,3,4,5または6記載の不揮発性半導体記憶装置において、ワード線の上面にシリサイド層が形成されていることが好ましい。
本発明の請求項8記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法によれば、ワード線を共通に埋め込むための溝を、容量膜表面が露出するように形成する工程と、露出した容量膜表面を熱酸化して第2の上層の絶縁膜を形成する工程と、溝内部を導電膜で埋め込み、ゲート電極として機能するワード線を形成する工程とを含むので、請求項1と同様にビット線とワード線との間の電気的な絶縁と共に、耐圧を十分確保することができ、同時にバーズビークを持たず、注入プロファイルの変化、ゲート長制御性の低下、そしてリーク電流の増加を抑制した不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。また、ゲート絶縁膜とメモリトランジスタ間に亘って形成された下層の絶縁膜、中層の容量膜は連続的かつ、平坦に広がっており、応力の少ない安定したゲート構造を実現することができる。
本願発明の請求項9記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法によれば、ワード線を共通に埋め込むための溝を、容量膜表面が露出するように形成する工程と、露出した容量膜表面を熱酸化して上層の絶縁膜を形成する工程と、溝内部を導電膜で埋め込み、ゲート電極として機能するワード線を形成する工程とを含むので、請求項1と同様にビット線とワード線との間の電気的な絶縁と共に、耐圧を十分確保することができ、同時にバーズビークを持たず、注入プロファイルの変化、ゲート長制御性の低下、そしてリーク電流の増加を抑制した不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。また、ゲート絶縁膜とメモリトランジスタ間に亘って形成された積層膜は平坦に広がっており、端面の少ない安定した構造を実現することができる。
請求項10では、請求項8または9記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、容量膜はシリコン窒化膜よりなることが好ましい。このようにすると、メモリゲート絶縁膜中に電荷をトラップするタイプの、メモリ装置を実現することができる。
請求項11では、請求項8,9または10記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、ワード線の上面にシリサイド層をさらに形成する工程を含むことが好ましい。このようにすると、ワード線の低抵抗化を実現することができる。
以下、本発明の第1の実施形態に関わる半導体記憶装置を図1〜図9に基づいて詳細に説明する。尚、図1(a)はメモリの平面概略図を示し、図1(b)は図1(a)におけるA−A’線の断面概略図を、図1(c)は図1(a)におけるB−B’線の断面概略図をそれぞれ示している。
図1(a)〜(c)に示すように、半導体基板100の上に例えば膜厚7nmの下層のシリコン酸化膜101、膜厚15nmの中層のシリコン窒化膜102、及び膜厚40nmの上層のシリコン酸化膜103を有するONO積層膜104が形成されている。また半導体基板100表面領域には不純物拡散層よりなり、メモリトランジスタのソース領域、又はドレイン領域として機能するビット線106が形成されている。ビット線106と交差する構成のワード線113は絶縁膜例えばTEOS(Tetra Ethylene Ortho Silicate)膜107に埋め込まれており、ワード線113の上面はシリサイド層114が形成されており、ワード線113下の領域においては、シリコン窒化膜102表面から形成された膜厚20nmのシリコン酸化膜よりなる上層のゲート絶縁膜109、シリコン酸化膜形成に伴い、膜厚がゲート線間のシリコン窒化膜102より7nm薄くなった中層のシリコン窒化膜よりなる容量膜110、及び下層のシリコン酸化膜101よりなるゲート絶縁膜111が形成されている。
以下、第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について、図2〜9を参照しながら説明する。尚、図2〜9の各図面において、(a)はそれぞれメモリの平面概略図を、(b)は(a)のA−A’面の断面概略図を、(c)は(a)のB−B’面の断面概略図を、それぞれ示している。
まず、図2(a)〜(c)で示すように、半導体基板100において熱酸化法により7nmの厚さを持つ下層のシリコン酸化膜101を形成した後、公知の減圧CVD(Chemical Vapor Deposition)法により、膜厚が15nmの中層のシリコン窒化膜102、そして膜厚が40nmの上層のシリコン酸化膜103を順次堆積し、ONO積層膜104を形成する。その後、ONO積層膜104上にリソグラフィ技術を用いて、ビット線領域に開口を有する第5のマスクパターン105を形成する。
次に、図3(a)〜(c)で示すように、第5のマスクパターン105をマスクにして、ヒ素イオンを加速電圧50keV、ドーズ量:5×1015/cmで注入し、第5のマスクパターン105は灰化処理等により除去し、窒素雰囲気中における例えば900℃の温度下で60分間の熱処理を施すことにより、メモリトランジスタのソース領域及びドレイン領域となるビット線106を形成する。
次に、図4(a)〜(c)で示すように、公知の減圧CVD法にてONO積層膜104上にTEOS膜107を250nm堆積させる。その後、公知のフォトリソグラフィ技術にてゲート電極形成領域がパターニングされたレジスト膜からなる第6のマスクパターン108をTEOS膜107上に形成する。
次に、図5(a)〜(c)で示すように、公知の異方性ドライエッチング技術により、TEOS膜107と、上層のシリコン酸化膜103を所定の深さまでエッチングし、次に、中層のシリコン窒化膜102が露出するまでウェットエッチングし、この後第6のマスクパターン108は灰化処理等によって除去される。
次に、図6(a)〜(c)で示すように、エッチングにより露出した中層のシリコン窒化膜102上に、公知のRTO(Rapid thermal oxidation)法により膜厚20nmのゲート絶縁膜の一部となる上層のシリコン酸化膜109を形成し、ゲート絶縁膜111を形成する。尚、この時形成されるゲート絶縁膜となる上層のシリコン酸化膜109は中層のシリコン窒化膜102中のシリコンと酸素が結合することで形成されるため、上層のシリコン酸化膜109の膜厚は20nm、容量膜となる中層のシリコン窒化膜110は膜厚7nmとなり、容量膜となる中層のシリコン窒化膜110の膜厚はワード線間のシリコン窒化膜102と異なり、小さくなる。
次に、図7(a)〜(c)で示すように、公知の減圧CVD法により多結晶シリコン膜112を300nm堆積した後、燐イオンを加速電圧:10keV、ドーズ量:2×1015/cmで注入し、窒素雰囲気中における例えば800℃の温度下で15分間の熱処理を施す。
次に、図8(a)〜(c)で示すように、多結晶シリコン膜112をTEOS膜107の上面が露出するまで公知のCMP(Chemical Mechanical Polishing)技術により、平坦化を行い、ストライプ状のワード線113を形成する。
次に、図9(a)〜(c)に示すように、公知のサリサイド技術により、ワード線113の上面にシリサイド層114を形成する。この時ゲート電極間はTEOS膜107で埋め込まれており、先のCMP平坦化によりTEOS膜107上面が露出しているため、シリサイド層が形成することなく、ワード線113同士が短絡することは無い。
その後、図示しない金属配線形成工程、保護膜形成工程及びボンディングパッド形成工程が行われるが、これらの工程の説明は省略する。
このように、本実施形態においては、ゲート絶縁膜111は下層のシリコン酸化膜101、容量膜となる中層のシリコン窒化膜110、及び上層のシリコン酸化膜109より構成され、ゲート絶縁膜となる上層のシリコン酸化膜109を形成したことで、ビット線とワード線間の電気的絶縁と共に、耐圧の確保が可能になり、バーズビークを持たない構造を実現することができる。
特に、ビット線とワード線間の電気的絶縁と共に、耐圧の確保が可能になる理由は、イオン注入で最もダメージを受けたONO積層膜104の上層のシリコン酸化膜103を除去した後、あらためて上層のシリコン酸化膜109を形成することでゲート絶縁膜111のダメージを無くすことができるためである。
このような処理の結果、容量膜となる中層のシリコン窒化膜110の膜厚がワード線間のシリコン窒化膜102よりも小さくなる。
また、上層のシリコン酸化膜を形成し直すことにより、結果的にゲート絶縁膜111における上層のシリコン膜109とワード線間における上層のシリコン酸化膜103とは膜厚が異なっても問題はない。
なお、本実施形態においては、CMP平坦化法によりTEOS上面を露出させているが、これに代えてエッチバック技術を用いても良い。
以下、本発明の第2の実施形態に関わる半導体記憶装置を図10〜図18に基づいて詳細に説明する。尚、図10(a)はメモリの平面概略図を示し、図10(b)は図10(a)におけるA−A’線の断面概略図を、図10(c)は図10(a)におけるB−B’線の断面概略図をそれぞれ示している。
図10(a)〜(c)に示すように、半導体基板200上に例えば膜厚5nmの下層のシリコン酸化膜201、膜厚15nmの中層のシリコン窒化膜202を有するON積層膜203が形成されている。また半導体基板200表面領域には不純物拡散層よりなり、メモリトランジスタのソース領域、又はドレイン領域として機能するビット線205が形成されている。ビット線205と交差する構成のワード線212は絶縁膜、例えばTEOS膜206に埋め込まれており、ワード線212の上面はシリサイド層213が形成されており、ワード線212下の領域においては、シリコン窒化膜202表面から形成された膜厚20nmのシリコン酸化膜よりなる絶縁膜208、前記シリコン酸化膜形成に伴い、膜厚がゲート線間のシリコン窒化膜202より7nm薄くなった中層のシリコン窒化膜よりなる容量膜209、及び下層のシリコン酸化膜201よりなるゲート絶縁膜210が形成されている。
以下、第2の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について、図11〜18を参照しながら説明する。尚、図11〜18の各図面において、(a)はそれぞれメモリの平面概略図を、(b)は(a)のA−A’面の断面概略図を、(c)は(a)のB−B’面の断面概略図を、それぞれ示している。
まず、図11(a)〜(c)で示すように、半導体基板200上に熱酸化法により5nmの厚さを持つ下層のシリコン酸化膜201を形成した後、公知の減圧CVD法により、膜厚が15nmの中層のシリコン窒化膜202を堆積し、ON積層膜203を形成する。その後、ON積層膜203上にリソグラフィ技術を用いて、ビット線領域に開口を有する第5のマスクパターン204を形成する。
次に、図12(a)〜(c)に示すように、第5のマスクパターン204をマスクにして、ヒ素イオンを加速電圧50keV、ドーズ量:5×1015/cmで注入する。この後に、第5のマスクパターン204は灰化処理等により除去し、窒素雰囲気中における例えば900℃の温度下で60分間の熱処理を施すことにより、メモリトランジスタのソース領域及びドレイン領域となるビット線205を形成する。
次に、図13(a)〜(c)で示すように、公知の減圧CVD法にて、ON積層膜203上にTEOS膜206を250nm堆積させる。その後、公知のフォトリソグラフィ技術にてゲート電極形成領域がパターニングされたレジスト膜からなる第6のマスクパターン207を形成する。
次に、図14(a)〜(c)で示すように、公知の異方性ドライエッチング技術により、TEOS膜206を所定の深さまでエッチングし、次に、中層のシリコン窒化膜202が露出するまでウェットエッチングし、この後、第6のマスクパターン207は灰化処理等によって除去される。
次に、図15(a)〜(c)で示すように、エッチングにより露出した前記中層のシリコン窒化膜202の上に、公知のRTO法により膜厚20nmのゲート絶縁膜の一部となる上層のシリコン酸化膜208を形成し、ゲート絶縁膜210を形成する。尚、この時形成されるゲート絶縁膜となる上層のシリコン酸化膜208は中層のシリコン窒化膜202中のシリコンと酸素が結合することで形成されるため、上層のシリコン酸化膜208の膜厚は20nm、容量膜となる中層のシリコン窒化膜209の膜厚は7nmとなり、容量膜となる中層のシリコン窒化膜209の膜厚はワード線間のシリコン窒化膜202と異なり、小さくなる。
次に、図16(a)〜(c)で示すように公知の減圧CVD法により多結晶シリコン膜211を300nm堆積した後、燐イオンを加速電圧:10keV、ドーズ量:2×1015/cmで注入し、窒素雰囲気中における例えば800℃の温度下で15分間の熱処理を施す。
次に、図17(a)〜(c)で示すように、多結晶シリコン膜211をTEOS膜206の上面が露出するまで公知のCMP技術により、平坦化を行い、ストライプ状のワード線212を形成する。
次に、図18(a)〜(c)に示すように、公知のサリサイド技術により、ワード線212の上面にシリサイド層213を形成する。この時ゲート電極間はTEOS膜206で埋め込まれており、先のCMP平坦化によりTEOS膜206上面が露出しているため、シリサイド層が形成することなく、前記ストライプ状のメモリゲート212同士が短絡することは無い。
その後、図示しない金属配線形成工程、保護膜形成工程及びボンディングパッド形成工程が行われるが、これらの工程の説明は省略する。
このように、本実施形態においては、ゲート絶縁膜となる上層のシリコン酸化膜208を形成したことで、ビット線とワード線間の電気的絶縁と共に、耐圧の確保が可能になり、バーズビークを持たない構造を実現することができる。
特に、ビット線とワード線間の電気的絶縁と共に、耐圧の確保が可能になる理由は、イオン注入でダメージを受けたON積層膜203の中層のシリコン窒化膜202の上部を除去し、ダメージのない上層のシリコン酸化膜208をあらためて形成することでゲート絶縁膜のダメージを緩和することができるためである。
このような処理の結果、容量膜となる中層のシリコン窒化膜209の膜厚がワード線間のシリコン窒化膜202よりも小さくなる。
また、本実施形態においては、第1の実施形態のような3層構造であるONO積層膜ではなく、2層構造であるON積層膜にしたことで、工程簡略化を実現することができる。
なお、本実施形態においては、CMP平坦化法により前記TEOS上面を露出させているが、これに代えてエッチバック技術を用いても良い。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法は、ワード線とビット線との電気的な絶縁と共に、耐圧を確保することができ、さらにバーズビークを持たず、注入プロファイルの変化、電気的な耐圧不良、そしてリーク電流の増加を抑制した不揮発性半導体記憶装置の実現できるものであり、特に、半導体基板とゲート電極との間に電荷捕獲機能を有する容量膜及びこれを上下で挟み込む絶縁膜を有する積層膜が設けられている不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に有用である。
本発明の第1の実施形態の半導体装置の断面図である。 本発明の第1の実施形態の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 本発明の第1の実施形態の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 本発明の第1の実施形態の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 本発明の第1の実施形態の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 本発明の第1の実施形態の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 本発明の第1の実施形態の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 本発明の第1の実施形態の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 本発明の第1の実施形態の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置の断面図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 従来例1の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 従来例1の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 従来例1の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 従来例1の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 従来例2の半導体装置の製造方法の工程断面図である。 従来例2の半導体装置の製造方法の工程断面図である。
符号の説明
10 半導体基板
11 下層のシリコン酸化膜
12 中層のシリコン窒化膜
13 上層のシリコン酸化膜
14 ONO積層膜
15 第1のマスクパターン
16 ビット線
17 ゲート電極材料膜
18 第2のマスクパターン
19 ワード線
20 半導体基板
21 犠牲酸化膜
22 第3のマスクパターン
23 ビット線
24 下層のシリコン酸化膜
25 中層のシリコン窒化膜
26 上層のシリコン酸化膜
27 ONO膜
28 ゲート電極材料
29 第4のマスクパターン
30 ワード線
100 半導体基板
101 下層のシリコン酸化膜
102 中層のシリコン窒化膜
103 上層のシリコン酸化膜
104 ONO積層膜
105 第5のマスクパターン
106 ビット線
107 絶縁膜(TEOS)
108 第6のマスクパターン
109 ゲート絶縁膜となる上層のシリコン酸化膜
110 容量膜となる中層のシリコン窒化膜
111 ゲート絶縁膜
112 多結晶シリコン膜
113 ワード線
114 ワード線上面のシリサイド層
200 半導体基板
201 下層のシリコン酸化膜
202 中層のシリコン窒化膜
203 ON積層膜
204 第5のマスクパターン
205 ビット線
206 TEOS膜
207 第6のマスクパターン
208 ゲート絶縁膜となる上層のシリコン酸化膜
209 容量膜となる中層のシリコン窒化膜
210 ゲート絶縁膜
211 多結晶シリコン膜
212 ワード線
213 ワード線上面のシリサイド層

Claims (11)

  1. 半導体基板とゲート電極との間に、電荷捕獲機能を有する容量膜を含む積層膜がゲート絶縁膜として設けられた複数のメモリトランジスタからなる不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記複数のメモリトランジスタは行列状に配置されてメモリセルアレイを構成し、
    行方向に並ぶ複数の前記メモリトランジスタのゲート電極はワード線として共通に形成され、
    列方向に並ぶ複数の前記メモリトランジスタのソースまたはドレインとして機能する拡散層はビット線として共通に形成され、
    前記容量膜は、前記ゲート絶縁膜の一部を構成するとともに、隣接する前記メモリトランジスタ間に亘って形成され、
    前記容量膜における前記ゲート絶縁膜の一部を構成する部分が、前記容量膜における前記隣接するメモリトランジスタ間に亘って形成された部分より膜厚が小さいことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記ゲート絶縁膜と、隣接する前記メモリトランジスタ間に亘って形成された第1の層間絶縁膜は、ともに下層の絶縁膜、中層の容量膜および上層の絶縁膜からなる3層構造で形成されている請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記ゲート絶縁膜の一部を構成する上層の絶縁膜と、前記第1の層間絶縁膜の一部を構成する上層の絶縁膜とは膜厚が異なる請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記ゲート絶縁膜は、下層の絶縁膜、中層の容量膜および上層の絶縁膜からなる3層構造で形成され、隣接する前記メモリトランジスタ間に亘って形成された第1の層間絶縁膜は、下層の絶縁膜と上層の容量膜からなる2層構造で形成されている請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記容量膜はシリコン窒化膜よりなる請求項1,2,3または4記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記ワード線は前記第1の層間絶縁膜上に形成された第2の層間絶縁膜中に埋め込まれて形成されている請求項1,2,3,4または5記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記ワード線の上面にシリサイド層が形成されている請求項1,2,3,4,5または6記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 半導体基板とゲート電極との間に、電荷捕獲機能を有する容量膜を含む積層膜がゲート絶縁膜として設けられた複数のメモリトランジスタからなる不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、
    前記半導体基板上に、下層の絶縁膜、中層の容量膜および第1の上層の絶縁膜からなる3層構造の積層膜を形成する工程と、
    前記半導体基板の所定領域に、列方向に並ぶ複数の前記メモリトランジスタのソースまたはドレインとして機能する拡散層をビット線として共通に形成する工程と、
    前記積層膜上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記積層膜上の絶縁膜の所定領域に、行方向に並ぶ複数の前記メモリトランジスタのゲート電極として機能するワード線を共通に埋め込むための溝を、前記容量膜表面が露出するように形成する工程と、
    前記露出した容量膜表面を熱酸化して第2の上層の絶縁膜を形成する工程と、
    前記溝内部を導電膜で埋め込み、ゲート電極として機能するワード線を形成する工程とを含む不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  9. 半導体基板とゲート電極との間に、電荷捕獲機能を有する容量膜を含む積層膜がゲート絶縁膜として設けられた複数のメモリトランジスタからなる不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、
    前記半導体基板上に、下層の絶縁膜および上層の容量膜からなる2層構造の積層膜を形成する工程と、
    前記半導体基板の所定領域に、列方向に並ぶ複数の前記メモリトランジスタのソースまたはドレインとして機能する拡散層をビット線として共通に形成する工程と、
    前記積層膜上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記積層膜上の絶縁膜の所定領域に、行方向に並ぶ複数の前記メモリトランジスタのゲート電極として機能するワード線を共通に埋め込むための溝を、前記容量膜表面が露出するように形成する工程と、
    前記露出した容量膜表面を熱酸化して上層の絶縁膜を形成する工程と、
    前記溝内部を導電膜で埋め込み、ゲート電極として機能するワード線を形成する工程とを含む不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  10. 前記容量膜はシリコン窒化膜よりなることを特徴とする請求項8または9記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  11. 前記ワード線の上面にシリサイド層をさらに形成する工程を含むことを特徴とする請求項8,9または10記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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