JP3458630B2 - 粒体被覆装置、及び粒体の被覆方法 - Google Patents

粒体被覆装置、及び粒体の被覆方法

Info

Publication number
JP3458630B2
JP3458630B2 JP33159396A JP33159396A JP3458630B2 JP 3458630 B2 JP3458630 B2 JP 3458630B2 JP 33159396 A JP33159396 A JP 33159396A JP 33159396 A JP33159396 A JP 33159396A JP 3458630 B2 JP3458630 B2 JP 3458630B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
tank main
coating
granules
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP33159396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10156167A (ja
Inventor
利雄 藤田
通之 芦原
英明 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chisso Corp filed Critical Chisso Corp
Priority to JP33159396A priority Critical patent/JP3458630B2/ja
Publication of JPH10156167A publication Critical patent/JPH10156167A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3458630B2 publication Critical patent/JP3458630B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05GMIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
    • C05G5/00Fertilisers characterised by their form
    • C05G5/30Layered or coated, e.g. dust-preventing coatings

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Fertilizers (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Glanulating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粒体の被覆装置、及
び同装置を用いる粒体の被覆方法に関する。更に詳述す
れば、肥料、農薬等の粒体を被覆してその溶出を制御す
る際等に用いて有用な粒体被覆装置、及び同被覆装置を
用いる粒体の被覆方法に関する。
【0002】
【従来の技術】噴流方式を用いた粒体の被覆方法として
は、例えば特公昭38−13896号に開示してあるよ
うに、円筒状の槽の底部を逆円錐形とし、その下端側を
水平方向に切断して気体噴出用の絞り部となし、前記絞
り部にオリフィスを形成した噴流塔を用い、前記オリフ
ィスを通して高速な気流体を槽内の垂直方向に噴出させ
ることにより、槽内において被覆すべき粒体を吹き上
げ、これに被覆液を吹き付けて粒体を被覆する方法があ
る。
【0003】また、特公昭38−2294号は、槽内の
中央噴流部に案内管を設け、この案内管を通して粒体を
吹き上げると共に、前記案内管内に設けた噴霧ノズルか
ら被覆液を供給する方法を開示している。更に特公昭5
0−1355号は、槽内の噴流部に案内管を設け、その
周辺環状部にも気体を通して流動状或いはそれに近い浮
遊の状態にしておき、粒体同士の付着等のトラブルを回
避する方法を開示している。
【0004】これらの被覆方法は、何れも医薬品表面の
被覆を目的とするもので、小規模、且つ丁寧に被覆する
場合には好ましい方法であるが、例えば肥料の様に安
価、且つ大量の粒体の被覆を行う場合には適切な方法と
は言い難い。
【0005】安価に、且つある程度大量の粒体を被覆す
る被覆法として、特公平2−31039号においては、
噴流塔内のオリフィス上方に、粒体が通過するガイド管
を垂直に設けた噴流被覆装置を用いて、オリフィスから
塔内に不活性気体を送入するに際し、オリフィスにおけ
る気体の流速を20m/secから70m/secと
し、ガイド管内の流速を20m/sec以下に調節して
粒体の被覆を行う方法を開示している。この被覆方法に
より、噴流塔を大型化し、一度にある程度大量の被覆を
行なう場合にも、粒体を均等に被覆できるようになり、
得られる被覆粒体は品質が安定したものである。
【0006】一方、特開平6−9303号、特開平6−
9304号、特開平6−72805号、特開平6−80
514号、特公平5−29634号、特開平4−202
078号、特開平4−202079号、特開平6−87
684号は、施用後一定期間内は活性成分を溶出させな
いか、若しくは溶出を極度に抑制した期間(この期間を
以後初期溶出抑制期間と称する)と、一定期間経過後速
やかな溶出を行う期間(この期間を以後溶出期間と称す
る)とを有する、いわゆる時限溶出型の溶出パターンを
有する被膜の形成技術を開示している。
【0007】この技術によれば、直径が200から25
0mmの塔径の小さい噴流塔を用いて皮膜を形成する場
合は、良好な時限溶出型の溶出パターンを持つ皮膜を得
ることができる。しかし、塔径が500mm以上となる
ような大型の噴流塔を用いて皮膜を形成する場合は、溶
出期間の安定性は不十分で、特に初期溶出抑制期間が安
定しない問題がある。そして、この問題は、前記特公平
2−31039号に開示する大量処理技術によっても解
決できていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記大型噴流
被覆装置の問題点、即ち初期溶出抑制期間が不安定であ
るという問題点に鑑みなされたものである。即ち、本発
明者らは、前記問題点の生じる原因が、噴流塔内上方に
噴出する不活性気体により吹き上げられた粒体の落下に
より形成された粒体堆積層において、粒体が順次落下し
てゆく際に、被覆された粒体と噴流塔の槽内壁とが摩擦
を生じ、これによって、槽の壁面や、槽の底部付近の粒
体の流れが悪くなり、槽中における粒体の落下速度にば
らつきが生じることにあると推測し、この槽の内壁と被
覆粒体との接粒部における摩擦を軽減すべく研究を重ね
た。
【0009】ところが驚くべきことに、逆錘状の底部を
有する噴流塔の槽直径が500mm以上であっても、槽
内の底部に気体を噴出させる絞り部を設け、前記絞り部
の中心付近に噴霧ノズルを設けた粒体被覆装置におい
て、前記槽内であって粒体と噴流塔とが接触する部分を
フッ素樹脂面にすると、時限溶出型の溶出パターンの被
膜を有する粒体を確実に製造でき、このものは小型の噴
流塔で製造するものと同等の、十分に安定した初期溶出
抑制期間を有する粒体であることを知得し、本発明を完
成するに至ったものである。
【0010】以上の記述からも明らかなように、本発明
の目的は、大型の噴流方式の粒体被覆装置を用いて大量
に粒体の被覆を行う場合であっても、時限溶出型の様な
精密な溶出制御が安定して可能である粒体被覆装置、及
び粒体の被覆方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、逆錐状に形成した底部を有する内径500
mm以上の槽主体と、前記底部の最下部を貫通して形成
してなり前記槽主体内に気体を噴出させる絞り部と、前
記絞り部の中心軸近傍に配設した噴霧ノズルと、前記槽
主体に設けてなり粒体を槽主体内に投入する粒体投入口
とを少なくとも有する噴流塔を備えた粒体被覆装置にお
いて、槽主体内であって前記粒体が噴流塔と接触する部
分にフッ素樹脂ライニングを施してなることを特徴とす
る粒体被覆装置を提案するものである。
【0012】また本発明は、逆錐状に形成した底部を有
する内径500mm以上の槽主体と、前記底部の最下部
を貫通して形成してなり前記槽主体内に気体を噴出させ
る絞り部と、前記絞り部の上方に配設したガイド管と、
前記絞り部の中心軸近傍に配設した噴霧ノズルと、前記
槽主体に設けてなり粒体を槽主体内に投入する粒体投入
口とを少なくとも有する噴流塔を備えた粒体被覆装置に
おいて、槽主体内であって前記粒体が噴流塔と接触する
部分にフッ素樹脂ライニングを施してなることを特徴と
する粒体被覆装置を提案するものである。
【0013】そして、上記各発明は、噴流部の周縁部を
落下する粒体が堆積して形成する粒体堆積層の下半分側
の槽主体内であって、粒体が噴流塔と接触する部分にフ
ッ素樹脂ライニングを施してなること、粒体が肥料、又
は農薬であることを含むものである。
【0014】また本発明は、逆錐状に形成した底部を有
する内径500mm以上の槽主体と、前記底部の最下部
を貫通して形成してなり前記槽主体内に気体を噴出させ
る絞り部と、前記絞り部の中心軸近傍に配設した噴霧ノ
ズルと、前記槽主体に設けてなり粒体を槽主体内に投入
する粒体投入口とを少なくとも有する噴流塔を備えた粒
体被覆装置において、槽主体内であって前記粒体が噴流
塔と接触する部分にフッ素樹脂ライニングを施してなる
粒体被覆装置を用いて粒体を被覆することを特徴とする
粒体の被覆方法、及び逆錐状に形成した底部を有する内
径500mm以上の槽主体と、前記底部の最下部を貫通
して形成してなり前記槽主体内に気体を噴出させる絞り
部と、前記絞り部の上方に配設したガイド管と、前記絞
り部の中心軸近傍に配設した噴霧ノズルと、前記槽主体
に設けてなり粒体を槽主体内に投入する粒体投入口とを
少なくとも有する噴流塔を備えた粒体被覆装置におい
て、槽主体内であって前記粒体が噴流塔と接触する部分
にフッ素樹脂ライニングを施してなる粒体被覆装置を用
いて粒体を被覆することを特徴とする粒体の被覆方法
で、噴流部の周縁部を落下する粒体が堆積して形成する
粒体堆積層の下半分側の槽主体内であって、粒体が噴流
塔と接触する部分にフッ素樹脂ライニングを施してなる
粒体被覆装置を用いること、粒体が肥料、又は農薬であ
ることを含む。
【0015】以下、本発明を、本発明者らの考察を交え
て説明する。
【0016】従来技術の問題点であった、時限溶出型被
覆粒体中の活性成分の溶出期間、特に初期溶出抑制期間
の不安定化は、噴流塔の槽の内径(以下、槽径)が20
0から250mmと云った比較的小型のものにおいては
見られない。更に、槽径が200から250mmと云っ
た比較的小型の噴流塔においては、本発明において開示
するように、槽内であって粒体が噴流塔と接触する部分
(接粒部)表面にフッ素樹脂ライニングを施しても、得
られる被覆粒体の活性成分の初期溶出抑制期間がより安
定化するようなことは無い。噴流塔の大型化に伴う溶出
の不安定化は、槽径が500mm以上になる場合に観察
され、槽径が700mm以上である場合に明確に発生
し、900mm以上になる場合においては特に著しく、
この範囲では得られる粒体は実用に供することができな
い程度のものとなる。
【0017】推測の域を出ないものの、本発明者らは、
この様な噴流塔の大型化に伴う問題点は、その原因が以
下の点にあると考えている。即ち、槽主体内の噴流部下
部周辺には、上方から落下する粒体が堆積して粒体堆積
層を形成しているが、この粒体堆積層において粒体が順
次落下してゆく際に、噴流塔の槽内壁と被覆粒体との摩
擦によって槽の壁面や槽下端部付近の粒体の流れが悪く
なり、このため該堆積層各部分で粒体の落下速度にばら
つきを生じることにあると、本発明者らは考えている。
【0018】塔径が大きくなり粒体の投入量が増加する
に伴い、槽の壁面や槽下端部付近の粒体にかかる荷重は
増加する。荷重の増加は噴流塔の槽内の各部分であって
粒体が接触する接粒部における摩擦を増大させ、粒体の
流動性もそれに伴い悪くなることから、上記のように塔
径の増大に伴う溶出の不安定化が起こると考えている。
【0019】本発明は初期溶出期間の短期化の現象が著
しい槽径の領域において顕著に作用し、槽の径が500
mm以上、好ましくは700mm以上、更に好ましくは
900mm以上の場合に、その利点が顕著に認められ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
を詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明粒体被覆装置の構成の一例
を示すもので、図中2は垂直に設けた噴流塔である。前
記噴流塔2は、主要部を円筒状の槽主体4で構成し、そ
の内部に円筒状のガイド管6を不図示の固定手段で取り
付けてある。槽主体4の下部側は下方に向かうに従って
徐々に内径を小さく形成した逆錘状の底部8を一体に形
成すると共に、底部8の下端側を貫通して槽主体4より
も小径の絞り部10を形成してある。
【0022】前記絞り部10には、抜き出し管12の一
端が連結してあり、またその他端側は開閉弁14を介し
て被覆粒体抜き出し口16になっている。前記抜き出し
管12には気体供給管18の一端が連結してあり、この
気体供給管18はその中間に気体加熱器20を介して他
端をブロアー22に連結している。これにより、ブロア
ー22から供給される気体は気体加熱器20で加熱され
た後、絞り部10を通って槽主体4内に噴出される。な
お、24は気体供給管に介装した流量計である。
【0023】前記絞り部10の中心近傍には、噴霧ノズ
ル26が配設してある。前記噴霧ノズル26には被覆液
供給ポンプ28を介装した被覆液供給管30の一端が連
結してあると共に、被覆液供給管30の他端は被覆液調
製槽32に連結してある。これにより、被覆液調製槽3
2で調製された被覆液は被覆液供給ポンプ28によって
被覆液供給管30を通って噴霧ノズル26に送られ、そ
の後槽主体4内に噴霧される。なお、34は蒸気加熱用
ジャケットである。
【0024】36は前記槽主体4に形成した粒体投入口
で、この投入口を通して粒体が槽主体4内に供給され、
その表面に被膜が被覆される。なお、38は粒体投入口
バルブである。
【0025】また、40は槽主体4の上部壁42に取り
付けた排出管で、これを通して槽主体4内の気体が外部
に放出される。
【0026】なお、44は噴流部周縁部を落下した粒体
が堆積して形成した粒体堆積層である。
【0027】本発明で使用する槽主体4は中心軸方向を
垂直方向に設けてなる、内径が500mm以上の槽であ
る。
【0028】本発明においては、噴流塔2の槽主体4の
内径の大きさに特に上限を定めるものではないが、槽主
体4の内径を拡大し、容量を増加したとしても、運転条
件や設備上の様々な制約を受け、内径が2500mmを
越える場合には或る一定以上の製造能力の増加は期待で
きない。こう云った面から、実用的には槽主体4の内径
の大きさは最大2500mm以下であることが望まし
い。
【0029】前記槽主体4の形状は特に制限がなく、水
平方向断面の形状が円形であっても、多角形のものであ
ってもよい。しかし、粒体の循環の均一性の面から云え
ば、前記槽主体4の断面の形状は円形であることが望ま
しい。
【0030】また、前記槽主体4の下端側に形成した絞
り部10には別途種々のオリフィス板やベンチュリを挿
入できるように構成してもよい。
【0031】前記ガイド管6の形状としては、円筒状の
他、パイプに穿孔したもの、或いは金網を筒状にしたも
の等が挙げられる。ガイド管6の形状や材質は特に限定
するものではないが、被覆時の被膜の損傷を最小限に抑
えたい場合には、孔や突起物のない平滑なパイプを用い
ることが好ましい。ガイド管は前記絞り部10の上方で
あって槽主体4内に、ガイド管6の軸方向を垂直にして
固定若しくは懸垂する。
【0032】噴霧ノズル26は前記絞り部10の中心軸
方向に沿って絞り部10の近傍にあれば良く、前記絞り
部10よりも高い位置であっても、低い位置であっても
良い。噴霧ノズル10の位置、形状は噴霧液体の性状、
運転条件等によって適宜決定する。
【0033】絞り部10における気体流速は、噴出気体
量と絞り口径とによって決まる。また、ガイド管6内の
気体流速も同じ手法で計算することが出来る。ガイド管
6と絞り部10との間隔は粒体の循環を妨げない範囲で
選定することが好ましい。ガイド管6の口径は絞り部の
口径の1.2から4.0倍が好ましく、1.5から3.
0倍がより好ましい。本発明においては絞り部10にお
ける気体の流速、及びガイド管内における気体の流速は
特に限定するものではないが、品質の安定のためには絞
り部10から装置内に不活性気体を送入する際の、絞り
部10における気体の流速を20〜から70m/sec
とし、ガイド管6内の気体の流速を循環粒体の終端速度
の0.5〜3倍に調節して被覆を行う方法が推奨され
る。
【0034】本発明に用いる気体は粒体及び溶剤に対し
て不活性のものであれば良く、特に限定されるものでは
ない。具体的には、空気、窒素ガス、ヘリウムガス等が
例示できる。
【0035】本発明においては、上記噴流方式の粒体被
覆装置の槽主体内であって、前記粒体が噴流塔と接触す
る部分(接粒部)にフッ素樹脂ライニングを施すもので
ある。
【0036】本発明において接粒部とは、具体的には噴
流塔2の槽主体4内壁、逆錐状の底部8、ガイド管表面
等が例示できる。更に、噴流の脈動防止や粒体堆積層に
おける粒体の固結防止を目的として、噴流塔内に特公昭
63−29580号に開示のような障害部材等を設置す
る場合には、これらの構造物表面も含むものである。
【0037】フッ素樹脂ライニングを行う部分は上記の
ように接粒部であるが、必ずしも接粒部の全てをライニ
ングしなくてもよい。効果的なライニング部位として
は、粒体の荷重が最もかかる槽主体4の底部8、槽主体
高さの下から1/2程度の高さまでの噴流塔内部(槽主
体内に含まれるガイド管その他の構造物を含む)をライ
ニングすれば、溶出の不安定化はかなり改善される。但
し、理想的には接粒部の全てをライニングすべきであ
る。
【0038】本発明において、接粒部にフッ素樹脂をラ
イニングする際の、ライニングの施工方法は、シートラ
イニング、塗布、積層ライニング、粉体被覆等、何れの
方法であってもよい。ライニング材の種類や性状、接着
性や機械強度等の物性にあった施工法を選択すべきであ
る。
【0039】ライニングの厚さはライニング材の種類や
設備の規模、運転条件、運転頻度によって必要な厚さが
異なり、一概に特定することは出来ないが、50μm以
上、好ましくは100μm以上、更に好ましくは1mm
程度以上あれば十分な効果を得ることができる。
【0040】ライニングに用いるフッ素樹脂としては、
現在商品化されているフッ素樹脂の何れであっても使用
でき、これらは何れも非常に優れた効果を発揮する。具
体的には、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)、四フッ
化エチレン・六フッ化プロピレン共重合樹脂(FE
P)、四フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエ
ーテル共重合樹脂(PFA)、四フッ化エチレン・エチ
レン共重合樹脂(ETFE)、三フッ化塩化エチレン樹
脂(PCTFE)、フッ化ビニリデン樹脂(PVD
F)、ポリフッ化ビニル樹脂(PVF)、三フッ化塩化
エチレン・エチレン共重合樹脂(ECTFE)等が例示
できる。これらフッ素樹脂の何れも非常に優れた非粘着
性、耐薬品性、耐熱性を有し、これらの性質は本発明に
おいては非常に好ましいものである。
【0041】上記種々のフッ素樹脂材料から設計上最適
の材料を選択する際には、粒体の被覆材を溶解するのに
用いる溶剤の種類、絞り部から噴出される気体の温度、
粒体との反応性等を勘案することが好ましい。
【0042】フッ素樹脂以外の熱可塑性樹脂、例えば、
塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ナイロン11、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリフェニレンオキサイド等を用いてライニングを
してもある程度は本発明と類似の効果を得ることができ
るが、粒体と噴流塔内壁との接触による摩擦を軽減する
必要性から、ライニングに用いる材料としては、粘着性
の極めて低いフッ素樹脂において、特に顕著な効果が得
られる。
【0043】更に、図1に示す装置例においては、少な
くとも内側表面がフッ素樹脂面であるガイド管を用いて
いる。この装置を用いて時限溶出型の溶出パターンの被
膜を被覆すると、塔径の大型化に伴う初期溶出抑制期間
の短期化が回避できるため、本発明にとって好ましい方
法である。内側表面をフッ素樹脂面とするガイド管の構
成としては、ガイド管がフッ素樹脂を主成分とする材料
で構成されたものであっても、金属等の筒状体の少なく
とも内面にフッ素樹脂ライニングを施したものであって
も良い。
【0044】本発明の被覆装置において、被覆される粒
体には特に制限がないが、本発明の被覆装置による被覆
は、粒体に含まれる活性成分が溶出速度を調節する必要
性のあるものの場合に、特に有効である。活性成分はそ
の使用目的、用途等により異なるが、尿素、硫安、塩
安、硝安、塩化加里、硫酸加里、硝酸加里、硝酸ソー
ダ、燐酸アンモニア、燐酸加里、燐酸石灰、キレート
鉄、酸化鉄、塩化鉄、ホウ酸、ホウ砂、硫酸マンガン、
塩化マンガン、硫酸亜鉛、硫酸銅、モリブデン酸ナトリ
ウム、モリブデン酸アンモニウム、OMUP(クロチリ
デンジウレア)、IBDU(イソブチリデンジウレア)
やオキザマイド等の肥料、殺虫剤、殺菌剤、除草剤等の
農薬等が例示できる。粒体は1種以上の活性成分の粒状
物であっても良く、更には活性成分の1種以上とベント
ナイト、ゼオライト、タルク、クレー、ケイソウ土等の
不活性担体とからなる粒状物であっても良い。更には前
述の活性成分粒体を樹脂や無機物で被覆したものであっ
てもよい。
【0045】これらの粒体の粒径は特に制限はないが、
0.1〜10mm、特に1〜5mmのものが好ましい。
【0046】本発明の被覆装置において用いる粒体の被
覆材は特に限定されるものではないが、粒体に含まれる
活性成分の溶出を厳密に制御できる材料、組成のものを
選択すればよい。このような被覆材としては、硫黄に代
表される無機被覆材や、アルキッド樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、ポリオレフィン、
ポリ塩化ビニリデン等の熱可塑性樹脂が挙げられる。
【0047】これらのうち、肥料や農薬のように厳密、
且つ長期に亘る溶出制御が求められる活性成分の場合に
おいては、被覆材として熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を
用いることが好ましく、より高度な溶出制御が必要であ
れば、熱可塑性樹脂を用いることが特に好ましい。
【0048】好ましい熱可塑性樹脂としては、ポリオレ
フィン及びその共重合体と、ポリ塩化ビニリデン及びそ
の共重合体とを挙げることができる。好ましいポリオレ
フィン及びその共重合体としてはポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・
酢酸ビニル共重合体、エチレン・一酸化炭素共重合体、
エチレン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合体、エチレン
・アクリレート共重合体、エチレン・メタクリル酸共重
合体、ゴム系樹脂、ポリスチレン、ポリメチルメタアク
リレート等を挙げることができ、好ましいポリ塩化ビニ
リデン及びその共重合体としては、ポリ塩化ビニリデ
ン、塩化ビニリデン・塩化ビニル共重合体等を挙げるこ
とができる。更に、ポリ−2−ハイドロキシ−2−アル
キル酢酸、ポリ−3−ハイドロキシ−3−アルキルプロ
ピオン酸等に代表される生分解性ポリエステルも挙げる
ことができる。
【0049】これらの被覆材は有機溶剤に溶解させ、噴
流塔内において噴流状態にある粒体に噴霧して被覆を行
っても良く、また溶融状態で噴霧しても良いが、本発明
においては、上記樹脂の貧溶媒溶液を用い、これを粒体
に噴霧すると共に瞬間乾燥することによって被膜を形成
する製膜法において特に有効である。上記樹脂の貧溶媒
を用いて瞬間乾燥する場合には、樹脂と有機溶剤との組
み合わせにおいて、熱時には高濃度で溶解し、冷時には
樹脂が析出してゼリー状となる性質を有する組み合わせ
が好ましく、この組み合わせによる被膜は非常に緻密な
被膜を形成するので、特に時限溶出型の被膜形成に適し
ている。
【0050】上記以外の被覆材としては、タルクに代表
される無機フィラーや、界面活性剤等を用いることもで
きる。これらの被覆材は溶剤に溶解・分散、若しくは溶
融・分散され、噴霧用ノズルに送られ被覆に共される。
【0051】なお、上記説明においては、槽主体4内に
ガイド管6を設けた噴流塔を有する粒体被覆装置につい
て説明したが、これに限られない。本発明は、ガイド管
を有していない噴流塔を有する粒体被覆装置を含むもの
である。この場合も、上記説明は同様に適用される。
【0052】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を具体
的に説明する。
【0053】1.被覆装置 実施例及び比較例で用いた被覆装置を図1に示す。
【0054】2.被覆方法 ブロアー22を用いて所定の風量と温度に保持した空気
を噴流塔2に送りながら、所定量の粒体を粒体投入口3
6から投入した。次いで塔内の粒体が所定の温度に達し
たら、被覆液供給ポンプ28を作動させて被覆液調製槽
32内の被覆液を所定の速度で噴霧ノズル26に所定時
間送って被覆液を噴霧し、所定の被覆率とした後、ブロ
アー22を止めて被覆粒体抜き出し口16より被覆粒体
を抜き出した。この操作を1試験区につき、20回繰り
返し、評価用の被覆粒体を得た。
【0055】被覆装置のサイズ、運転条件、ライニング
材の材質・構成、及び設定被覆率を表1、2に示す。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】 Dc:噴流塔径 Dp:粒体径(平均) W :噴流塔への粒体の投入量 Q :噴流用空気の流量 uo:絞り部の空気の風速(風速の調節は種々の口径のオリフィス板を用いて 調 節した、風速は計算値) ug:ガイド管内の空気の風速(分速の調節は種々のガイド管径のものを用い て 調節した、風速はピト-管により実測) 被覆率:7.5% 被覆操作中の粒体の温度:65℃ *1:四フッ化エチレン樹脂 *2:四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合樹脂 被覆液は下記表3に示す組成よりなる100℃の溶液で
ある。
【0058】
【表3】 3.製造した被覆粒体の評価 製造した被覆肥料粒体のそれぞれ10gを200ml水
中に浸漬して25℃に静置した。所定期間経過後、肥料
と水とを分離し、水中に溶出した尿素を定量分析により
求めた。肥料には新水を200ml入れて再び25℃に
静置、所定期間後同様の分析を行なった。この様な操作
を反復し、水中に溶出した尿素の溶出累計と日数の関係
をグラフ化して溶出速度曲線を作成し、80%溶出率に
至る日数を求めた。溶出試験の結果を表4に示す。浸漬
開始から10%溶出に至るまでの日数(誘導期間)を
「D1」とし、それ以降80%溶出に至るまでの日数
(溶出期間)を「D2」とし、全溶出期間(D1+D2)
を「DT」と表記した。「D1」「D2」「DT」は各
試験区20サンプルの平均(χ)であり、更に変動係数
(σ/χ)も併記した。
【0059】
【表4】
【0060】
【発明の効果】本発明の被覆装置は、逆錐状に形成した
底部を有する内径500mm以上の槽主体の最下部に、
槽主体内に気体を噴出させるための絞り部を設け、前記
絞り部の中心付近に噴霧ノズルを設けると共に、接粒部
にフッ素樹脂ライニングを施したので、製造される被覆
粒体は溶出が安定しており、特に被膜組成によって決定
される初期溶出抑制期間が安定した被覆粒体を一度に、
大量に製造できる。また、本発明の被覆装置は槽主体内
にガイド管を設けることもでき、この場合には更に安定
した時限溶出型の被覆粒体を簡単に製造できる。
【0061】更に、本発明装置はポリオレフィン等の貧
溶媒を用い、粒体表面にポリオレフィン被膜を均質に被
覆する必要がある場合に特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粒体被覆装置の構成の一例を示す概略
説明図である。
【符号の説明】
2 噴流塔 4 槽主体 6 ガイド管 8 底部 10 絞り部 20 気体加熱器 22 ブロアー 26 噴霧ノズル 32 被覆液調製槽
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−156024(JP,A) 特開 平3−38238(JP,A) 特公 平2−31039(JP,B2) 特公 平2−34652(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 2/00 C05G 3/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】逆錐状に形成した底部を有する内径500
    mm以上の槽主体と、前記底部の最下部を貫通して形成
    してなり前記槽主体内に気体を噴出させる絞り部と、前
    記絞り部の中心軸近傍に配設した噴霧ノズルと、前記槽
    主体に設けてなり粒体を槽主体内に投入する粒体投入口
    とを少なくとも有する噴流塔を備えた粒体被覆装置にお
    いて、槽主体内であって前記粒体が噴流塔と接触する部
    分にフッ素樹脂ライニングを施してなることを特徴とす
    る粒体被覆装置。
  2. 【請求項2】 逆錐状に形成した底部を有する内径50
    0mm以上の槽主体と、前記底部の最下部を貫通して形
    成してなり前記槽主体内に気体を噴出させる絞り部と、
    前記絞り部の上方に配設したガイド管と、前記絞り部の
    中心軸近傍に配設した噴霧ノズルと、前記槽主体に設け
    てなり粒体を槽主体内に投入する粒体投入口とを少なく
    とも有する噴流塔を備えた粒体被覆装置において、槽主
    体内であって前記粒体が噴流塔と接触する部分にフッ素
    樹脂ライニングを施してなることを特徴とする粒体被覆
    装置。
  3. 【請求項3】 噴流部の周縁部を落下する粒体が堆積し
    て形成する粒体堆積層の下半分側の槽主体内であって、
    粒体が噴流塔と接触する部分にフッ素樹脂ライニングを
    施してなる請求項1又は2に記載の粒体被覆装置。
  4. 【請求項4】 粒体が肥料、又は農薬である請求項1乃
    至3のいずれかに記載の粒体被覆装置。
  5. 【請求項5】 逆錐状に形成した底部を有する内径50
    0mm以上の槽主体と、前記底部の最下部を貫通して形
    成してなり前記槽主体内に気体を噴出させる絞り部と、
    前記絞り部の中心軸近傍に配設した噴霧ノズルと、前記
    槽主体に設けてなり粒体を槽主体内に投入する粒体投入
    口とを少なくとも有する噴流塔を備えた粒体被覆装置に
    おいて、槽主体内であって前記粒体が噴流塔と接触する
    部分にフッ素樹脂ライニングを施してなる粒体被覆装置
    を用いて粒体を被覆することを特徴とする粒体の被覆方
    法。
  6. 【請求項6】 逆錐状に形成した底部を有する内径50
    0mm以上の槽主体と、前記底部の最下部を貫通して形
    成してなり前記槽主体内に気体を噴出させる絞り部と、
    前記絞り部の上方に配設してなりその中心軸と槽主体の
    中心軸とを一致させて配設したガイド管と、前記絞り部
    の中心軸近傍に配設した噴霧ノズルと、前記槽主体に設
    けてなり粒体を槽主体内に投入する粒体投入口とを少な
    くとも有する噴流塔を備えた粒体被覆装置において、槽
    主体内であって前記粒体が噴流塔と接触する部分にフッ
    素樹脂ライニングを施してなる粒体被覆装置を用いて粒
    体を被覆することを特徴とする粒体の被覆方法。
  7. 【請求項7】 噴流部の周縁部を落下する粒体が堆積し
    て形成する粒体堆積層の下半分側の槽主体内であって、
    粒体が噴流塔と接触する部分にフッ素樹脂ライニングを
    施してなる粒体被覆装置を用いる請求項5又は6に記載
    の粒体の被覆方法。
  8. 【請求項8】 粒体が肥料、又は農薬である請求項5乃
    至7のいずれかに記載の粒体の被覆方法。
JP33159396A 1996-11-27 1996-11-27 粒体被覆装置、及び粒体の被覆方法 Expired - Lifetime JP3458630B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33159396A JP3458630B2 (ja) 1996-11-27 1996-11-27 粒体被覆装置、及び粒体の被覆方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33159396A JP3458630B2 (ja) 1996-11-27 1996-11-27 粒体被覆装置、及び粒体の被覆方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10156167A JPH10156167A (ja) 1998-06-16
JP3458630B2 true JP3458630B2 (ja) 2003-10-20

Family

ID=18245393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33159396A Expired - Lifetime JP3458630B2 (ja) 1996-11-27 1996-11-27 粒体被覆装置、及び粒体の被覆方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3458630B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001036107A1 (fr) * 1999-11-16 2001-05-25 Chisso Corporation Dispositif de revetement de particules, papillon pour tour de pulverisation et procede de revetement de particules
JP2007216126A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Seiko Epson Corp 造粒装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10156167A (ja) 1998-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE2908136C2 (de) Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung von Harnstoffkörnern im Wirbelbett
EP0607363A1 (en) APPARATUS AND METHOD FOR COATING PARTICLES.
JPH0647321A (ja) 流動床式スプレーコーティング装置
DE3117892A1 (de) Strahlschicht-granulator
US5501874A (en) Method of coating granular material and apparatus therefor
JP3458630B2 (ja) 粒体被覆装置、及び粒体の被覆方法
JP3456355B2 (ja) 粒体被覆装置、及び粒体被覆方法
JPH11512019A (ja) 固体粒子を被覆する装置及び方法
US3411480A (en) Device for coating fine solids
JPH07265683A (ja) 流動層装置および粉粒体の造粒、コーティング、乾燥方法
JP3633148B2 (ja) 粒体の被覆方法
JP3661317B2 (ja) 粒体の被覆装置、及び粒体の被覆方法
JP3921813B2 (ja) 粒体の被覆装置用絞り円盤、同円盤を具備する粒体の被覆装置、及び粒体の被覆方法
CN110586955A (zh) 一种金粉制备装置及方法
IE58681B1 (en) Improved device for introducing the gaseous flow stream in apparatuses for granulating and/or coating particles in a spouted bed
EP0104282B1 (en) Apparatus for granulation or coating
JP3653988B2 (ja) 粒体の被覆装置用絞り円盤、同円盤を具備する粒体の被覆装置、及び粒体の被覆方法
JP3826457B2 (ja) 親水性が改良された被覆粒状物質及びその製造方法
JP2003001091A (ja) 流動層造粒・コーティング方法
JPH0231039B2 (ja)
JPH10113550A (ja) 粒体の被覆装置、及び粒体の被覆方法
JPH11319654A (ja) 粒体の被覆装置用絞り円盤、同円盤を具備する粒体の被覆装置、及び粒体の被覆方法
WO2001036107A1 (fr) Dispositif de revetement de particules, papillon pour tour de pulverisation et procede de revetement de particules
WO2018096495A1 (en) Plant and process for the production of solid urea in granules
EP0023684B1 (en) Granule producing apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term