JP3458088B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP3458088B2
JP3458088B2 JP2000032269A JP2000032269A JP3458088B2 JP 3458088 B2 JP3458088 B2 JP 3458088B2 JP 2000032269 A JP2000032269 A JP 2000032269A JP 2000032269 A JP2000032269 A JP 2000032269A JP 3458088 B2 JP3458088 B2 JP 3458088B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡での観察下
で補助的に用いられる内視鏡に関する。 【0002】 【従来の技術】通常、脳外科や眼科などでは、手術用顕
微鏡を用いて患部を拡大観察しながら微細な手術を行
う。近年では、顕微鏡では死角になって見えない部分を
内視鏡で観察しながら処置を行う術式が普及してきた。
このような場合、顕微鏡での観察下において内視鏡を使
用する。このため、このような使用方法に供する内視鏡
をアシストスコープと呼んでいる(特許第281548
4号公報を参照)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この種のアシストスコ
ープはスコープホルダや脳べラ固定用蛇腹器具等の固定
装置を用いてそれに保持固定して使用される場合と、手
で把持して使用する場合がある。通常のアシストスコー
プでは、手で把持する場合を考慮し、手指で把持し易い
形状と長さを有する把持部が設けられている。 【0004】しかし、アシストスコープを固定装置で保
持する場合、固定装置で保持しづらい形状の把持部を掴
むことになり、保持する状況によっては把持部または固
定装置が顕微鏡と干渉してしまうことがあった。 【0005】一方、固定装置への取り付け性を優先させ
ると、手指でアシストスコープの把持部を持つ場合に非
常に把持しづらいものとなってしまうという問題があっ
た。 【0006】本発明は上記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、固定装置で保持固定して
使用する場合と、必要なときに手で把持して使用する場
合の、両方で使い勝手の良い内視鏡を提供することにあ
る。 【0007】 【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、硬性
の挿入部と、この挿入部の後端側に設けられ、内視鏡固
定装置によって固定される固定部と、上記挿入部の先端
から上記固定部を挿通される像伝達手段と照明光伝達手
段を含み上記固定部の後端から延設されたケーブル部を
有する内視鏡において、術者が手指で把持するための把
持具を上記固定部に着脱自在に装着可能であることを特
徴とするものである。 【0008】内視鏡固定装置等に固定して内視鏡を使用
する場合には手指で把持するための把持具を取り外す。
すると、上記内視鏡固定装置等での固定が可能な固定部
が完全に現れる。この固定部は通常、上記把持具よりも
長手軸方向の長さが短いため、固定部が顕微鏡と干渉し
難くなる。また、不必要に長い部分を形成する必要がな
くなり、内視鏡は内視鏡固定装置等による固定に最適な
寸法形状となる。また、手指で内視鏡を把持する場合に
は上記固定部に把持具を装着することにより、手指で把
持するのに最適な寸法形状になる。 【0009】 【発明の実施の形態】[第1の実施形態]図1〜図3を参
照して本発明の第1の実施形態に係る内視鏡について説
明する。 【0010】(構成)図1はアシストスコープと呼ばれ
る内視鏡全体の外観図である。内視鏡1は、硬質な挿入
部2を有してなり、挿入部2の後端側には図示しない像
伝達手段及び照明光伝達手段等を延設するためのケーブ
ル部3が接続されている。ケーブル部3の後端にはイメ
ージガイドコネクタ4とライトガイドコネクタ5が設け
られている。 【0011】挿入部2はステンレスパイプ等の硬質パイ
プによって構成されている。挿入部2の途中にはクラン
ク状に屈曲したクランク部6が形成されている。クラン
ク部6を設けることにより、手元側部分が顕微鏡の観察
視野をけることがないようになっている。上記ケーブル
部3は可撓性を有しており、その外装部材はシリコンチ
ューブやポリウレタンチューブ等で形成されている。 【0012】内視鏡1の内部には図示しないイメージガ
イドファイバ等による像伝達手段が挿入部2の先端から
イメージガイドコネクタ4まで内蔵した状態で延設され
ている。また、同じく図示しないライトガイドファイバ
等による照明光伝達手段が挿入部2の先端からライトガ
イドコネクタ5まで、内蔵した状態で延設されている。 【0013】上記イメージガイドコネクタ4は図示しな
いテレビカメラ装置に接続され、そのテレビカメラ装置
によって撮像した視野の像を同じく図示しないモニタに
表示するようになっている。 【0014】上記ライトガイドコネクタ5は図示しない
光源装置に接続され、その光源装置からの照明光を照明
光伝達手段に供給するようになっている。 【0015】上記挿入部2の、ケーブル部3との接続部
近傍には、図示しない内視鏡固定装置等で把持される固
定部10が介在的に設けられている。この固定部10は
平板状で且つ方形の部材11によって形成されるもので
あり、挿入部2からケーブル部3に向かう軸方向に板面
方向が一致し、且つ各部が一直線上に位置した状態で配
置されている。 【0016】上記固定部10の前方端部には挿入部2を
構成する硬質パイプに半田や接着剤等で固着されてい
る。さらに、固定部10の前方端部には雌ネジ12が長
手軸方向に沿って設けられている。この雌ネジ12の直
径は固定部10を構成する板状の部材11の板厚よりも
大きい。このため、円周上の一部が切り欠かれた状態に
開口している。 【0017】固定部10の前方端に接続される挿入部2
と固定部10の前方端に接続されるケーブル部3の各接
続部分は一直線上に位置しており、固定部10の長手方
向に平行である。また、雌ネジ12は上記接続線に平行
でその下側に配置され、この雌ネジ12の位置は挿入部
2のクランク部6の方とは反対側に位置する。 【0018】図2は手指用把持具20の外観(一部透
視)図である。手指用把持具20は略円柱状の部材21
によって作られており、その部材21内には図3の各断
面図に示す形状の空間22が設けられている。空間22
は上記部材21の上面において全長にわたりスリット状
に開口するように形成されている。 【0019】このとき、図2中A−A矢視線で断面した
空間22の部分は図3の(a)の断面図で示すように、
上記固定部10の板状の部材11が嵌り込むと共に上記
雌ネジ12の前方に同心的に位置する部分が広くなる空
洞23が形成されている。図2中B−B矢視線で断面し
た空間22の部分は図3の(b)の断面図で示すよう
に、上記固定部10の板状の部材11全体が比較的密に
嵌り込むことができる形状である。図2中C−C矢視線
で断面した空間22の部分は図3の(c)の断面図で示
すように、ケーブル部3が入り込んで上記固定部10の
板状の部材11が嵌合できる形状に設けられている。 【0020】上記手指用把持具20の部材21における
前端壁には図4で示すような状態で、上記内視鏡1の固
定部10に設けられた雌ネジ12と螺合する雄ネジ25
が設けられている。この雄ネジ25は図2および図4で
示すように、把持具20の部材21における前端壁を貫
通する軸部26が付設されている。軸部26の外径は雄
ネジ25の外径よりも細い。軸部26の突出端にはツマ
ミ27が設けられている。雄ネジ25とツマミ27が軸
部26の径より太いため、雄ネジ25は把持具20から
抜けない。しかし、把持具20に対して回転自在であ
る。 【0021】(作用)内視鏡1に対し上記手指用把持具
20を装着する手順は次の通りである。まず、把持具2
0の後端側からスリット状に開口した空間22内に内視
鏡1の挿入部2の先端側部分を長手軸方向に沿って嵌め
合わせる。このとき、把持具20の後端側部分が図3の
(c)で示す断面図で示すような形状に切り欠かれてい
るため、内視鏡1の挿入部2、固定部10およびケーブ
ル部3に干渉することなく、長手軸方向に嵌め込むこと
が可能である。 【0022】把持具20を長手軸方向の前方へ移動して
部材21における前端壁に突き当てた状態では内視鏡1
の固定部10とスリット状の空間部22の平坦な内面が
密着する。このため、把持具20が回転することが防止
される。 【0023】次に、把持具20に設けられたツマミ27
を回し、把持具20の雄ネジ25を内視鏡1の固定部1
0に設けられた雌ネジ12に螺合させることにより、装
着を完了する。図4は把持具10の装着が完了した状態
での縦断面図である。 【0024】(効果)上記構成における把持具20には
可動部がなく、耐久性に優れる。 【0025】[第2の実施形態]図5および図6を参照し
て本発明の第2の実施形態に係る内視鏡の把持具につい
て説明する。 【0026】(構成)本実施形態の手指用把持具30は
略円柱状の部材31によって作られるが、円柱状の部材
31を長手軸方向に沿ってその軸中心を通る平面で2分
割してなり、2分割した各々の部分31a,31bをヒ
ンジ32で開閉可能に連結した構成になっている。ヒン
ジ32の反対側において一方の部分31aには止め具3
3が設けられており、他方の部分31bには止め具33
と左右対称に位置して突起34が設けられている。そし
て、各々の部分31a,31bが閉じた状態では止め具
33が突起34に係合し、止め具33と突起34の係合
を外すことにより図5で示すように各々の部分31a,
31bを開くことができる。 【0027】手指用把持具30の内部には部分31a,
31bの向き合う割り面に形成した溝35a,35bに
よって、内視鏡1の挿入部2、固定部10、ケーブル部
3に相当する形状の空間36が形成されるようになって
いる。上記空間36は上述した第1の実施形態の空間2
2に相当する形にある。また、空間36には雄ネジ25
および軸部26が入る領域も併せて形成される。この他
の構成については前述した第1の実施形態のものと同様
である。 【0028】(作用)内視鏡1に対し手指用把持具30
を装着する手順について説明する。まず、把持具30を
図5で示すように止め具33を外して、2分割した各々
の部分31a,31bを開いた状態にする。次に、内視
鏡1の挿入部2の基端部分、固定部10、ケーブル部
3、および雄ネジ25の軸部26をサンドイッチするよ
うに把持具30の各々の部分31a,31bを嵌め合わ
せて、手指用把持具30を閉じ、最後に止め具33を突
起34に掛けることで装着が完了する。 【0029】(効果)本実施形態によれば、把持具30
の各々の部分31a,31bを開いて把持具30を装着
するので、その装着が容易である。 【0030】(第3の実施形態)図7を参照して本発明
の第3の実施形態に係る内視鏡について説明する。 【0031】(構成)本実施形態の内視鏡1はケーブル
部3においての、固定部10近傍に、半硬性(曲げ固定
可能)のチューブ体38を被覆したものである。その他
の構成は第1の実施形態のものと同様である。また、ケ
ーブル部3の固定部10近傍が半硬性(曲げ固定可能)
のチューブ体より直接に構成したものでもよい。 【0032】(作用)ケーブル部3を横方向に曲げたま
まで固定しておきたい時にはチューブ体38を曲げるこ
とによってその形状が保持される。 【0033】(効果)この実施形態によれば、ケーブル
部3を邪魔にならない方向に保持しておくことが出来
る。 【0034】(内視鏡用アイピースとTVカメラヘッド
の接続構造の例)特開平7−47054号公報で示され
るように、従来の硬性鏡等の内視鏡には接眼部のアイピ
ース形状としてDIN規格に準じた形状を採用している
ものがあった。この場合、異なる製造メーカの内視鏡と
TVカメラを自由に組み合わせて使用することが出来
る。 【0035】ところが、アイピース側には回転を規制す
る手段が設けられていないため、内視鏡画像がモニタに
写る位置(回転方向)を使用者が目視で合わせて、TV
カメラヘッドに設けられたネジ等の回転規制手段によっ
て位置決め固定していた。しかし、この作業は煩わし
い。 【0036】そこで、内視鏡のアイピースとTVカメラ
ヘッドの回転方向の位置決めが容易に出来ると共に確実
に固定出来る接続構造を提供することが課題となる。 【0037】以下に図8および図9を参照してその具体
的な形態の内視鏡について説明する。図8で示すよう
に、内視鏡のアイピース51の形状はDIN規格に準じ
た形状に形成されている。アイピース51の斜面52に
は少なくとも1つの凹部53が設けられている。このア
イピース51には図9で示すように、図示しないTVカ
メラヘッドを内蔵したTVカメラアダプタ54が装着さ
れる。 【0038】TVカメラアダプタ54は上記DIN規格
のアイピース51に着脱出来る形状に構成されている。
TVカメラアダプタ54の、アイピース51を嵌め込む
嵌合内側面には上記アイピース51の凹部53に嵌合し
て係止する爪(突起部)55が突没自在に設けられてい
る。 【0039】アイピース51にTVカメラアダプタ54
を着脱する際には爪55を引っ込めておく。アイピース
51とTVカメラアダプタ54を嵌合させた後、爪55
を突出させ、アイピース51を回転させると爪55がア
イピース51の凹部53に落ち込み、装着が完了する。 【0040】この形態の構成によれば、爪55の出し入
れが自由なので、内視鏡またはTVカメラ以外のもので
も自在に組み合わせて使用可能である。 【0041】図10および図11で示す例はアイピース
51の端部側面にV字状の溝57が少なくとも1つ以上
設けられている。図10で示すように、TVカメラアダ
プタ54の、アイピース51を嵌め込む嵌合内側面には
上記アイピース51のV字状の溝57に嵌合して係止す
るV字状の突起58が固定状態で設けられている。 【0042】図11は内視鏡のアイピース51にTVカ
メラアダプタ54を装着した状態を示している。すなわ
ち、アイピース51のV字状の溝57にTVカメラアダ
プタ54のV字状の突起58を位置合わせした状態で嵌
合させて係合することにより装着が完了する。この構成
によれば、TVカメラアダプタ54の構造の簡略化が図
れる。 【0043】この内視鏡用アイピースとTVカメラヘッ
ドの接続構造の例によれば、モニタの画面を見なくても
TVカメラヘッドとアイピースの回転位置合わせが容易
に出来る。しかも、従来のDIN規格のアイピースに本
TVカメラの接続が可能であり、逆に本アイピースに従
来のTVカメラも接続可能であるため、システム性を損
なうことがない。 【0044】(ライトガイドケーブルの例)内視鏡では
光源のランプ光をライトガイドケーブルで伝送し、この
ライトガイドケーブルを内視鏡に内蔵したライトガイド
ファイバに着脱自在に接続して照明光を供給している。 【0045】ライトガイドケーブルと内視鏡の接続部で
の光量損失を最小限に留めるためにはライトガイドケー
ブルのファイバ束の太さと、内視鏡に内蔵したファイバ
束の太さを全く同じにすることが望ましい。しかし、通
常は接続時の軸ずれを考慮してライトガイドケーブルの
ファイバ束を太くしている。 【0046】しかし、ライトガイドケーブルや光源の事
情により、ライトガイドケーブルのファイバ束を太く出
来ない場合がある。この場合、図14で示すように、軸
ずれによって光を伝送しない部分(図14のS)が発生
するため、光量を損失し、且つ、まとまった面積部分に
光が全く入射しないため、照明配光が悪くなってしまっ
ていた。 【0047】そこで、着脱可能なライトガイドファイバ
束同士の接続部において、光量損失が少なく、出射時の
配光も良好なライトガイドケーブルを提供することが課
題となる。 【0048】以下に図12および図13を参照してその
具体的な形態のライトガイドケーブルについて説明す
る。図12はライトガイドケーブル内のライトガイドフ
ァイバ束61を示す。このライトガイドファイバ束61
の光源に接続する側の端部62は円状に成形され、固め
られている。もう一方の端部63は図示しない内視鏡に
着脱自在に接続されるものである。 【0049】この内視鏡に接続される側の端部63は光
源に接続する側の端部62と同様に円状に成形され、固
められているが、ライトガイドファイバ束61の素線間
には、ステンレス線、ピアノ線、グラスファイバ素線等
の擬似線材64がランダムに埋め込まれ、擬似線材64
はライトガイドファイバ束61と一緒に成形され、固め
られている。 【0050】このため、内視鏡に接続される側の端部6
3は光源に接続する側の端部62よりも直径が大きく形
成されている。擬似線材64の長さは特に規制されない
が、端部63の近傍で切れていても何ら支障ない。 【0051】図13は内視鏡のライトガイドファイバ束
65と、本例のライトガイドファイバ61を接続した状
態を示す。図13(a)の形態では内視鏡のライトガイ
ドファイバ束65の直径と、ライトガイドファイバ61
の端部63の直径が同じである。この場合、光源に接続
する側端部62の径が内視鏡のライトガイドファイバ束
65の直径より小さくても配光が良い。 【0052】図13(b)では内視鏡のライトガイドフ
ァィバ束65の直径よりも内視鏡に接続される側の端部
63の直径を大きくしてある。この場合、接続部での軸
ずれが多少起こっても、内視鏡のライトガイドファイバ
束65の端面にライトガイドファイバ61の端面が全面
的に当接するため、光量のロスが少なく、配光も良い。 【0053】通常のライトガイドケーブルにあってはラ
イトガイドファイバ束の断面積が、内視鏡のライトガイ
ドファイバ束の断面積と全く同じ場合、軸ずれによって
端面の半分がずれると光量のロスは50%になる。 【0054】一方、本例のような場合はライトガイドケ
ーブルの、内視鏡との接続部側端部に、ライトガイドフ
ァイバ束の疑似線材をランダムに混入し、断面積を増加
させ、例えば元は内視鏡のライトガイドファイバ束の断
面積と同じものを1.5倍の面積にしたから、ライトガ
イドファイバ束の密度(実際に光を伝送する部分)は1
÷1.5×100=約67%となる。 【0055】このようなライトガイドケーブルを内視鏡
に接続し、内視鏡のライトガイドファイバ束がライトガ
イドケーブルからはみ出さなければ、光量のロスは密度
の薄くなった分、すなわち約33%となる。ライトガイ
ドケーブル側の断面積が大きいため、多少の軸ずれは許
容できることになる。 【0056】(観察窓洗浄用水路を設けた内視鏡の例)
内視鏡を使用している場合において、挿入部先端にある
対物レンズ(観察窓)に血液等が付着して観察ができな
くなることがある。従来の内視鏡にあってはその付着物
を洗い流すために先端ノズルと送水管路を設けていた。
また、洗浄用シースを内視鏡に被せて使用するタイプの
ものも提案されていた。 【0057】しかし、これらのものにあっては内視鏡の
挿入部分が太くなる、内視鏡器具の洗浄消毒が煩わし
い、構造が複雑になる、高価になるなどの問題があっ
た。 【0058】そこで、以上の問題点を解決し得る以下の
ような内視鏡を提供することが課題となる。以下に図1
5および図16を参照してその具体的な形態の内視鏡に
ついて説明する。 【0059】図15で示すものは硬性内視鏡70の挿入
部71上にその手元から対物レンズ72まで雨樋形状の
水路73を設けた例である。 【0060】使用中において、対物レンズ72に血液等
が付着して観察ができなくなった場合、シリンジ75や
図示しない送水チューブを用いて水路73に手元側から
洗浄水を注入し、水路73を通じて対物レンズ72に洗
浄水を導き、対物レンズ72の表面に付着した血液等を
洗い落とす。 【0061】この種の内視鏡70は顕微鏡観察下で使用
するアシストスコープにも適用できる。 【0062】本例の内視鏡70では挿入部71を太くす
ることなく、対物レンズ72の表面に付着した血液等を
洗い落とす構成にすることができる。 【0063】図16で示すものは硬性内視鏡70の挿入
部71の上側外面にその手元から対物レンズ72まで雨
樋形状の水路76を凹溝状に設けた例である。挿入部7
1の外面に凹溝状の水路76を形成するため、図15で
示したもののような出っ張りがなくなる。 【0064】また、上下左右等、複数の水路76を設け
れば、挿入部71を軸回りに回転させたとしても何れか
が上に位置するので、上側に位置する水路76を利用し
て対物レンズ72の洗浄を行うことが可能である。 【0065】なお、本例の内視鏡70においても吸引管
路を組み込んで、使用済みの洗浄水を吸引除去するよう
にして送水吸引機能を持たせるようにしてもよい。 【0066】本発明は上記の実施形態のものに限定され
るものではない。また、上記説明によれば以下の付記に
挙げる各項およびそれらの項を任意に組み合わせたもの
が得られる。 【0067】〔付記〕 (1群) 1.硬性の挿入部と、この挿入部の後端側に設けられ、
内視鏡固定装置によって固定される固定部と、上記挿入
部の先端から上記固定部を挿通される像伝達手段と照明
光伝達手段を含み上記固定部の後端から延設されたケー
ブル部を有する内視鏡において、術者が手指で把持する
ための把持具を上記固定部に着脱自在に装着可能である
ことを特徴とする内視鏡。 【0068】2.把持具を固定部から外したとき、内視
鏡固定装置によって固定される固定部が露出することを
特徴とする第1項に記載の内視鏡。 【0069】3.固定部が平板状に形成されたことを特
徴とする第1項に記載の内視鏡。 【0070】4.ケーブル部の固定部近傍が半硬性(曲
げ固定可能)のチューブ体より構成されていることを特
徴とする第1項に記載の内視鏡。 【0071】(2群) (内視鏡用アイピースとTVカメラヘッドの接続構造の
例) 1.DlN規格に準じた形状を有する内視鏡のアイピー
スと、このアイピースに着脱自在に接続するTVカメラ
用アダプタにおいて、アイピースの外面には1個所以上
の凹部を設け、TVカメラ用アダプタの、上記アイピー
スの外面の凹部に対応する部分にはこの凹部に係合する
突起部を形成し、アイピースに対するTVカメラヘッド
の回転を規制することが可能であることを特徴とする、
内視鏡およびTVカメラヘッドの接続構造。 【0072】2.突起部が突没自在であり、凹部が形成
されていないアイピースに接続する場合には上記突起部
が没することにより接続可能となる上記1のTVカメラ
ヘッドの接続構造。 【0073】アイピースに設けた凹部にTVカメラアダ
プタの爪等の突起部が係合し、回転方向の位置決め及び
回転防止が出来る。 【0074】(3群) 1.内視鏡に接続し、照明光を供給するためのライトガ
イドケーブルにおいて、内視鏡との接続部側端部に、ラ
イトガイドファイバの擬似線材をランダムに混入し、面
積を増加させたことを特徴とする内視鏡用ライトガイド
ケーブル。 【0075】2.ライトガイドケーブルの、内視鏡との
接続部側端部のライトガイドファイバ束の面積を、内視
鏡のライトガイドファィバ束の面積よりも大きくしたこ
とを特徴とする第1項に記載のライトガイドケーブル。 【0076】3.ライトガイドケーブルの、内視鏡との
接続部側端部のライトガイドファイバ束の面積を、内視
鏡のライトガイドファイバ束の面積と略同一にしたこと
を特徴とする第1項に記載のライトガイドケーブル。 【0077】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、把
持具を着脱することによって、内視鏡固定装置等による
固定時、手指による把持時、それぞれの場合に最適な把
持部の形状にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】 【図1】第1の実施形態に係る内視鏡全体の外観図であ
る。 【図2】第1の実施形態に係る内視鏡に装着される手指
用把持具の外観図である。 【図3】図2中のA−A矢視線、図2中のB−B矢視
線、および図2中のC−C矢視線でそれぞれ手指用把持
具を断面して示す断面図である。 【図4】第1の実施形態に係る内視鏡に手指用把持具を
装着した状態での縦断面図である。 【図5】第2の実施形態に係る手指用把持具の横断面図
である。 【図6】第2の実施形態に係る手指用把持具の縦断面図
である。 【図7】第3の実施形態に係る内視鏡全体の斜視図であ
る。 【図8】TVカメラヘッドを装着する内視鏡のアイピー
スの外観図である。 【図9】上記内視鏡のアイピースにTVカメラアダプタ
を装着した状態での断面図である。 【図10】TVカメラヘッドを装着する他のアイピース
の外観図である。 【図11】内視鏡のアイピースにTVカメラアダプタを
装着した状態での断面図である。 【図12】ライトガイドファイバ束の説明図である。 【図13】ライトガイドケーブルの説明図である。 【図14】従来のライトガイドケーブルの説明図であ
る。 【図15】水路を設けた硬性内視鏡の斜視図である。 【図16】水路を設けた他の硬性内視鏡の斜視図であ
る。 【符号の説明】 1…内視鏡、2…挿入部、3…ケーブル部、10…固定
部、12…雌ネジ、20…手指用把持具、22…空間、
25…雄ネジ、27…ツマミ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 A61B 19/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】硬性の挿入部と、この挿入部の後端側に設
    けられ、内視鏡固定装置によって固定される固定部と、
    上記挿入部の先端から上記固定部を挿通される像伝達手
    段と照明光伝達手段を含み上記固定部の後端から延設さ
    れたケーブル部を有する内視鏡において、 術者が手指で把持するための把持具を上記固定部に着脱
    自在に装着可能であることを特徴とする内視鏡。
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