JP3457824B2 - 定着装置及びその製造方法 - Google Patents

定着装置及びその製造方法

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JP3457824B2 JP00988597A JP988597A JP3457824B2 JP 3457824 B2 JP3457824 B2 JP 3457824B2 JP 00988597 A JP00988597 A JP 00988597A JP 988597 A JP988597 A JP 988597A JP 3457824 B2 JP3457824 B2 JP 3457824B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の電子写真プロセスを利用した電子写
真機器に使用する定着装置に関し、特に、フルカラー印
刷が可能な電子写真機器に使用する定着装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より複写機やプリンタ等電子写真機
器に使用される定着装置としては、加熱・加圧された一
対のローラ間に、未定着トナー像をもつ記録材を通過さ
せることにより、トナー像を溶融し記録紙に定着させる
熱ローラ定着方式が一般的に用いられている。この熱ロ
ーラ定着方式においては、記録材上の溶融トナーがロー
ラに付着するいわゆるオフセット現象が発生しやすいと
いった問題があり、特にカラーの電子写真機器において
は、カラートナーが従来の黒トナーに比べてローラに対
する離型性が悪く、この傾向が顕著である。そこで現在
の電子写真機器の定着装置、特にカラーの電子写真機器
の定着装置においては、オフセット現象を防止するため
に、ローラ表面にシリコーンオイル等の表面エネルギー
の小さいオフセット防止剤を塗布することが必要不可欠
となっている。
【0003】従来オイル塗布装置を備えた定着装置は、
上端がオイル塗布ローラに接触し、下端がオイルタンク
内のオイルに浸かるように配設されたオイル塗布フェル
トの毛細管現象により、オイルタンク内のオイルを汲み
上げ、オイル塗布ローラ表面に塗布し、オイル塗布ロー
ラに対し所定の圧力で加圧されたオイル規制ブレードに
よりオイルを所定の量に均一化した後、オイル塗布ロー
ラと定着ローラとの圧接部において、定着ローラ表面に
オイルを転写塗布する構成のものが一般的である。
【0004】上記オイル規制ブレードに用いられる材料
としては、耐熱性に優れ、シリコンオイルに対し膨潤し
ないことが要求されることから、フッ素ゴムが一般的に
用いられている。ところが、ブレードにフッ素ゴムを用
いた場合、 1.定着装置の駆動トルクが大きい。
【0005】2.ブレードエッジ部でのオイル掻き取り
効果が大きすぎるために、オイル塗布量がオフセット防
止のために必要とされる量に満たない。
【0006】3.オイル塗布フェルトから抜け落ちたフ
ェルト繊維や紙粉、オフセットしたトナー等異物がブレ
ードエッジ部に付着しやすく、その結果、異物付着部で
のオイル塗布量が不均一となる。
【0007】といった問題があった。
【0008】これら問題を解決するために、特開昭60
−60673号公報、特開平5−158371号公報等
に記載されているように 1.ブレード表面にフッ素樹脂層をコーティングする 2.ブレード表面にテフロンシートを接着する 3.ブレード表面にテフロンテープを貼りあわせる 等の方法が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ブレード表
面にフッ素樹脂層をコーティングする方法においては、
フッ素樹脂層をブレード表面に塗布した後、4フッ化エ
チレン樹脂(以下、PTFEという)であれば350℃
程度、四フッ化エチレン=パーフルオロアルキルビニル
エーテル共重合樹脂(以下、PFAという)においても
320℃程度の高温で焼成する必要があった。ブレード
ゴム材であるフッ素ゴムの耐熱温度が260℃であるた
め、焼成時にブレードゴム材であるフッ素ゴムが劣化し
てしまうといった問題がある。
【0010】ブレード表面にテフロンシート80を接着
する方法においては、図5に示すように接着剤60がブ
レードエッジ部Aへはみ出したり、ブレードエッジ部A
での接着剤60の塗布ムラ等によりブレードエッジ部A
の精度が低下し、オイル塗布が不均一となるといった問
題があった。オイル塗布が不均一となった場合、オイル
の塗布量が少ない箇所でオフセットが発生したり、OH
Pシートに印刷した場合にオイルすじ等の画像欠陥とし
て現れる等の悪影響を生じる。また接着剤に即乾性のも
のを使用した場合は、接着剤がすぐに硬化してしまうの
で、接着剤を均一に塗布することが難しく、またテフロ
ンシートを貼りつける際の作業性が悪く、更に硬化した
後の接着剤の硬度が高い場合テフロンシートやオイル塗
布ローラを傷つけてしまうといった問題があった。
【0011】またブレード表面にテフロンテープを貼り
あわせる方法においては、テフロンテープは耐久性に劣
り、オイル塗布ローラとの摺動によりエッジ部において
摩耗し破断する、またフッ素ゴムとの粘着力が弱く、長
期の使用においてブレードから剥離してしまうといった
問題があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の定着装置は、
上記の課題を解決するために、定着ローラと該定着ロー
ラに圧接するように配設された加圧ローラと、該両ロー
ラの内少なくとも一方のローラ表面に、直接または塗布
ローラを介して離型剤を塗布する離型剤塗布手段と、該
離型剤塗布手段によって塗布された離型剤を均一に均す
ためのブレードを備え、上記定着ローラと加圧ローラの
圧接部にて未定着現像剤像を担持した記録材を侠持搬送
することにより該未定着現像剤像を記録材上に定着せし
める定着装置において、上記ブレードは、耐熱性ゴム材
からなる基材と該基材表面に接着剤により貼り付けられ
たフッ素樹脂シートからなり、該フッ素樹脂シートは該
ブレードのエッジ部を覆うことで該エッジ部に接着剤が
はみ出さないように、上記基材の周面のうち少なくとも
上記エッジ部を構成する2つの面に対して接着されて
り、上記ブレードのエッジ部と上記フッ素樹脂シート
は、塗布ローラによって加圧された状態で接着、固化さ
れていることを特徴としている。
【0013】上記の構成によれば、フッ素樹脂シートが
ブレードエッジ部を覆うように、少なくともエッジ部を
構成する2つの面に対して接着されているため、接着剤
がはみ出した場合でもエッジ部には付着せず、エッジ部
の精度を保つことができる。
【0014】請求項2の定着装置は、上記の課題を解決
するために、請求項1の構成に加えて、フッ素樹脂シー
トは四フッ化エチレン=パーフルオロアルキルビニール
樹脂(PFA)であることを特徴としている。
【0015】上記の構成により、請求項1の作用に加え
て、フッ素樹脂シートの耐久性を向上することができる
ので、長期使用においてもフッ素樹脂シートが破断する
ことなく、装置の寿命を向上させることができる。
【0016】請求項3の定着装置は、上記の課題を解決
するために、請求項2の構成に加えて、フッ素樹脂シー
トの厚みを25μm〜100μmに設定することを特徴
としている。
【0017】上記の構成により、請求項2の作用に加え
て、長期使用時におけるフッ素樹脂シートの摩耗による
破断を防止すると同時に、ブレードに対する接着作業性
を向上させ、更にオイル塗布量過多によるOHPシート
の定着装置へのかみこみ不良や透過率の低下等の問題の
発生を抑えることができる。
【0018】請求項4の定着装置は、上記の課題を解決
するために、請求項1ないし3の何れかの構成に加え
て、接着剤は、1成分室温硬化型シリコーン接着剤であ
ることを特徴としている。
【0019】上記の構成により、請求項1ないし3の何
れかの作用に加えて、接着剤が十分な流動性とタックフ
リータイムを有しているため、接着剤の均一塗布が容易
となり、その結果、フッ素樹脂シートの接着作業性を向
上することができる、また接着剤が硬化した後も適度の
弾力性を有しているため、フッ素樹脂シートやオイル塗
布ローラを傷つける心配がない。
【0020】請求項5のブレードの製造方法は、上記の
課題を解決するために、ブレードの基材表面に接着剤を
塗布した後、上気フッ素樹脂シートを基材に貼り付け、
上記接着剤が完全に固化する前に上記ブレードの少なく
とも塗布ローラに圧接するエッジ部を加圧状態にするこ
とにより塗布ローラの表面形状に沿って均一になるよう
に接着剤を流動せしめ、この状態で接着剤を固化し、上
記フッ素樹脂シートを接着せしめることを特徴としてい
る。上記の構成により、ブレードに接着剤を塗布した際
のエッジ部における接着剤の塗布むらが解消されるた
め、ブレードエッジ部の精度が向上する。
【0021】請求項6のブレード製造方法は、上記の課
題を解決するために請求項5の構成に加えて、加圧状態
における加圧力、加圧方向及び加圧対象物等の加圧条件
は、ブレードの実使用時とほぼ等しい条件に設定するこ
とを特徴としている。
【0022】上記の構成により、請求項5の作用に加え
て、ブレードのエッジ部形状がブレードの実使用状態と
ほぼ同じ形状に維持された状態下でフッ素樹脂シートの
接着が行われるため、ブレードエッジ部の形状を最適形
状とすることができる。請求項7のブレード製造方法
は、上記ブレードの基材表面に接着剤を塗布する際の接
着剤の粘度は、10以上100P以下であることを特徴
としている。 請求項8のブレード製造方法は、上記接着
剤の硬化後の硬度は、40°以下であることを特徴とし
ている。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図4に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0024】尚、本実施例では、定着装置を電子写真機
器としてレーザプリンタに適用した場合について説明す
る。本実施の形態に係るレーザープリンタは、図2に示
すように、給紙部10、画像形成装置20、レーザ走査
部30、定着装置50を有している。
【0025】上記構成のレーザプリンタは、給紙部10
から用紙Pを画像形成装置20に搬送する。画像形成装
置20では、レーザ走査部30によるレーザ光34に基
づいてトナー像が形成されており、このトナー像を、搬
送された記録材としての用紙Pに転写するようになって
いる。そして、トナー像の転写された用紙Pを、定着装
置50に搬送して、トナー像を用紙Pに固定される。最
後に、トナー像が定着された用紙Pは、定着装置50の
用紙搬送下流側に設けられた用紙搬送ローラ41、42
によって装置外部に排出される。つまり、用紙Pは、図
中に示す矢印Eの経路に沿って、給紙トレイ11、画像
形成装置20、定着装置50の順に搬送され、装置外部
に排出される。
【0026】上記給紙部10は、給紙トレイ11、給紙
ローラ12、用紙分離摩擦板13、加圧バネ14、用紙
検知アクチュエータ15、用紙検知センサ16、及び制
御回路17を有している。給紙トレイ11に装着された
用紙Pは、プリント命令を受け、給紙ローラ12、用紙
分離摩擦板13、加圧バネ14の作用により、一枚ずつ
給紙されプリンタ内部に給送される。送り込まれた用紙
Pは用紙検知アクチュエータ15を倒し、用紙検知光学
センサ16に電気信号として出力させ、画像印刷の開始
を指示する。入紙検知アクチュエータ15の動作により
起動された制御回路17は、画像信号をレーザ走査部3
0のレーザダイオード発光ユニット31に送り、発光ダ
イオードの点灯/非点灯を制御する。
【0027】上記レーザ走査部30は、上記レーザダイ
オード発光ユニット31、走査ミラー32、走査ミラー
モータ33、及び反射ミラー35、36、37を備えて
いる。走査ミラー32は走査ミラーモータ33により高
速かつ定速に回転する。即ち、図1において、レーザー
光34は紙面に対して垂直方向に走査することになる。
レーザダイオード発光ユニット31から照射されたレー
ザ光34は、反射ミラー36、35、37を介して後述
の感光体21へ照射される。このとき、レーザ光34
は、上記制御回路17からの点灯/非点灯の情報を基
に、感光体21上に選択的に露光する。
【0028】上記画像形成装置20は、感光体21、転
写ローラ22、帯電部材23、現像ローラ24、現像ユ
ニット25、及びクリーニングユニット26を備えてい
る。上記レーザ光34により、予め帯電部材23により
帯電された感光体表面電荷を選択的に放電させ静電潜像
を形成される。現像に供されるトナーは現像ユニット2
5に蓄積されている。現像ユニット25内で適度なかく
はんにより電荷付与されたトナーは現像ローラ24表面
に付着し、現像ローラ24に与えられた現像バイアス電
圧および感光体表面電位の作り出す電界の作用により静
電潜像に応じたトナー像を感光体21上に形成すること
ができる。
【0029】前記給紙部10より搬送された用紙Pは、
感光体21と転写ローラ22に挟まれ送られる。そし
て、転写ローラ22に印加された転写電圧の与える電界
の作用により感光体21上のトナーは電気的に吸引され
用紙P上に転写される。このとき、感光体21上のトナ
ーは転写ローラ22により用紙Pに転写されるととも
に、未転写トナーはクリーニングユニット26により回
収される。その後、用紙Pは定着装置50に搬送され
る。そこで加圧ローラ52及び170℃に保たれた定着
ローラ51により適度な温度と加圧力が与えられる。そ
してトナーは溶解し用紙Pに固定され堅牢な画像とな
る。用紙Pは用紙搬送ローラ41、42により搬送され
機外に排出される。
【0030】次に本発明の定着装置について図1を用い
て詳細に説明する。
【0031】定着ローラ51は、アルミニウム製の中空
芯材51a表面に、シリコンゴムからなる離型層51b
を被覆した構成となっている。加圧ローラ52はステン
レス製の芯材52a表面に、シリコンゴムからなる弾性
層52bを設けた構成となっており、図示していない加
圧手段によって定着ローラ51に対し所定の圧力で加圧
されている。定着ローラ51の内部にはヒーターランプ
53が配設されており、定着ローラ51の表面を所定の
温度に加熱する。
【0032】オイル塗布装置は、オイル塗布ローラ5
4、オイル塗布フェルト55、オイル規制ブレード5
6、加圧スプリング57、オイルタンク58および支持
フレーム59からなる。オイルタンク58内には、例え
ば、粘度300CSのシリコーンオイル70(信越化学
工業社製 KF−96)が充填されている。オイル塗布
ローラ54は、ステンレス製の芯材54a表面にシリコ
ンゴム層54bを被覆した構成で、支持フレーム59に
対し回転自在に支持されている。オイル塗布ローラ54
は、更に定着ローラ51に対し図示していない加圧手段
によって所定の加圧力で加圧されており、図示していな
い駆動手段によって定着ローラ54と同じ周速で回転駆
動する。オイル塗布フェルト55は、例えば、目付量5
50g/m2、厚み2mmのノーメックス(商品名 デ
ュポン社)を用いており、その上端がオイル塗布ローラ
54に接触し、下端がオイルタンク58内のオイル70
に浸かるように配設されている。オイル規制ブレード5
6は、支持フレーム59により56dを中心に回転自在
に支持されており、加圧スプリング57によりオイル塗
布ローラ54に対し所定の圧力で加圧されている。
【0033】以上のように構成されたオイル塗布装置に
おいて、オイル塗布フェルト55の毛細管現象によりオ
イルタンク58内から汲み上げられたオイル70は、オ
イル塗布ローラ55の表面に塗布される。オイル塗布ロ
ーラ54上に塗布されたオイル70は、オイル塗布ロー
ラ54の回転(図中矢印Dの方向)により、オイル塗布
ブレード56の方向に移動し、オイル規制ブレード56
のエッジ部Aにより所定の量に均一化された後、オイル
塗布ローラ54と定着ローラ51との圧接部Bにおい
て、定着ローラ51表面に転写塗布される。
【0034】次にオイル規制ブレード56の構造につい
て図3を用いて詳しく説明する。
【0035】本実施例におけるオイル規制ブレード56
は、ステンレス製のホルダー56aに対し、基材である
フッ素ゴムを一体成形することによりブレード部56b
を形成しており、ブレードエッジ部Aを構成している2
つの面には、厚み30μmのPFAシート56cがエッ
ジ部Aを覆う状態で貼付けられた構成となっている。P
FAシート56cの接着面は、接着性をより向上させる
ために、溶剤処理により表面を荒らしている。PFAシ
ート56cの接着には1成分室温硬化型シリコーン接着
剤61(製品名 東芝シリコーン社製TSE389)を
使用した。
【0036】このようにPFAシート56cがブレード
エッジ部Aを覆う状態で接着されているため、接着工程
において接着剤がPFAシート56cからはみ出した場
合でも、接着剤は図のC部に付着するだけでエッジ部A
には付着しないため、オイル塗布の均一性を損なう心配
がない。
【0037】次にPFAシート56cの厚みによる耐久
性及びオイル塗布量について実験により確認した結果を
表1に示す。比較例として、特開平5−158371号
公報等で提案されているテフロンテープを用いた場合の
実験結果についても同時に示す。実験は図1に示す定着
装置に本実施例によるPFAシート及びテフロンテープ
(日東電工製 NO.903UL 厚み80μm)を貼
り付けたブレードを装着して行った。ここでオイル塗布
量は、OHPシート(A4サイズ)を通過させた時のO
HPシートに付着したオイル重量であり、また耐久性は
所定時間定着装置を駆動した時のPFAシート及びテフ
ロンテープのエッジ部の様子を目視により観察し、異常
のない場合○、破断等の異常のある場合×とした。
【0038】
【表1】
【0039】この実験結果から、PFAシートはテフロ
ンテープに比べ耐久性に優れ、厚み25μmでも222
時間(12ppm連続通紙換算で約150,000枚プ
リントに相当)の耐久テストにおいてエッジ部の破れ等
がなく特に問題のないことが確認できた。一方、テフロ
ンテープは24時間(12ppm連続通紙換算で約1
7,000枚プリントに相当)でエッジ部に一部破断が
生じ、その部分のオイル塗布量が激減するといった問題
が発生した。
【0040】また同じテストでテフロンテープは、テー
プ端部でブレード基材から剥離していることも確認され
た。これはテフロンテープのブレード基材(フッ素ゴ
ム)に対する粘着力が弱いために、長期間使用した場合
加熱及びシリコーンオイルの浸透により、ブレード基材
から剥離してしまうためと考えられる。一方、PFAシ
ートの場合フッ素ゴムに対し、接着力の強いシリコーン
系の接着剤により接着を行っているため、上記の222
時間の耐久テストにおいてもブレード基材からの剥離は
認められなかった。
【0041】耐久性の点からは、PFAシート56cの
厚みとしては厚いほど良いが、オイル塗布量の点からみ
た場合PFAシート56cの厚みが増加すると、ブレー
ドエッジ部Aの曲率半径が大きくなるため、エッジ部A
でのオイル掻き取り効果が低減し、オイル塗布量が増加
することがわかっている。表1の結果から、PFAシー
ト厚が100μmを超えるとオイル塗布量が急増し、厚
み130μmの場合、オイル塗布量過多のためにOHP
シートのかみこみ不良、OHPシートの透過率の低下等
の問題が発生することが確認された。また厚みが厚くな
るとシートの曲げ剛性が大きくなるため、ブレードへの
接着作業性が悪くなるといった問題もある。特に本実施
例のようにタックフリータイムの長い接着剤を使用して
いる場合、PFAシートの曲げ剛性が大きいと一度貼り
付けたシートが接着剤が硬化する前に剥離してしまう。
従ってPFAシート56cの厚みとしては、25〜10
0μm、より好ましくは30〜50μmが好適である。
【0042】次に本実施例における接着剤61について
詳しく説明する。上述したように、本実施例においては
PFAシート56cの接着剤61として、1成分室温硬
化型シリコーン接着剤を用いるのが好適である。その理
由としては、 1.十分な流動性を有しているため、接着剤61の塗布
量が均一となりやすい。その結果ブレードエッジ部Aの
接着剤塗布むらによるエッジ精度の低下を免れることが
でき、オイルの均一塗布が可能となる。
【0043】2.適度なタックフリータイムを有してい
るため、貼付け作業が容易となる他、PFAシート貼り
付けの際に生じたしわ、気泡の混入等を貼付け後に修正
することが可能となり良品率が向上する。
【0044】3.接着剤が硬化した後も適度の弾力性を
有しているため、PFAシートやオイル塗布ローラを傷
つける心配がない。
【0045】等が挙げられる。
【0046】なお、接着剤61の流動性に関しては、本
発明者等が種々の粘度の接着剤を用いてPFAシートの
貼付け作業を行った結果、接着剤の硬化前の粘度として
は特に10〜100P(25℃時)が好適であることを
見いだした。粘度が10P以下の場合、ブレード基材に
塗布した接着剤がホルダーに流れ落ちてしまい、また1
00P以上の場合接着剤の均一塗布が困難で、PFAシ
ート貼り付け後の修正も容易ではなかった。
【0047】また、タックフリータイムに関しても、本
発明者等が種々のタックフリータイムの接着剤を用いて
貼付け作業を行った結果、タックフリータイムが10〜
60分が好適であることを見いだした。タックフリータ
イムが10分以下の場合は接着剤がすぐに硬化してしま
い、また60分以上の場合は硬化に時間を要し過ぎ、い
ずれも接着作業性は好ましくはなかった。
【0048】また、硬化後の接着剤の硬度についても、
種々の硬度の接着剤を用いて実験を行った。結果を表2
に示す。実験は上述した耐久テストと同じ方法で実施
し、PFAシートには厚み30μmのものを使用した。
【0049】
【表2】
【0050】硬度が60°の場合、222時間の耐久テ
ストの結果、PFAシートのエッジ部に破断が生じ、ま
たオイル塗布ローラ表面にも多数の傷が認められ、オイ
ル塗布量も不均一となることが確認された。従って接着
剤の硬度としては40°以下のものが好適である。
【0051】次にPFAシート56cの、より好ましい
貼付け方法について図4を用いて説明する。接着剤硬化
治具は支持フレーム90、加圧部材91、加圧スプリン
グ92からなり、PFAシート56cをブレード56b
に貼り付け後、接着剤が完全に硬化する前に支持フレー
ム90に装着し、ブレードエッジ部Aが加圧部材91に
より加圧された状態となるよう加圧スプリング92によ
りブレード56を加圧する。この時、接着剤61はまだ
十分に固化しておらず流動性を有しているため、加圧部
材91の圧力によりエッジ部Aの接着剤61は流動し、
加圧部材91の表面形状に沿って均一になるよう移動す
る。この状態で放置し接着剤を固化させることで、接着
剤61の塗布むらが解消され、ブレードエッジ部Aの精
度をより改善することができる。
【0052】この際加圧部材91としては、オイル塗布
ローラ54を使用し、ブレードの加圧力やオイル塗布ロ
ーラ54への当接角も実使用時と同条件とすることがよ
り好ましい。こうすることにより、接着剤が硬化した後
のブレードエッジ部形状が実使用時と即した形状となる
ため、オイル塗布の均一性が更に向上する。また支持フ
レーム90や加圧スプリング92等も実使用時と同じも
のを用いることで、接着剤が硬化した後接着剤硬化治具
をそのまま定着装置の一部のユニットとして定着装置を
組み立てることができるので量産性の向上につながるこ
とは言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明の定着装置によれ
ば、ブレードは、耐熱性ゴム材からなる基材と該基材表
面に接着剤により貼り付けられたフッ素樹脂シートから
なり、該フッ素樹脂シートは該ブレードのエッジ部を覆
うように、上記基材の周面のうち少なくとも上記エッジ
部を構成する2つの面に対して接着されており、接着剤
がはみ出した場合でもエッジ部には付着せず、エッジ部
の精度を保つことができる。
【0054】また、本発明のブレードの製造方法によれ
ば、ブレードの基材表面に接着剤を塗布した後フッ素樹
脂シートを基材に貼り付け、接着剤が固化する前に、ブ
レードのエッジ部を加圧状態にせしめ、この状態で接着
剤を固化させており、ブレードに接着剤を塗布した際の
エッジ部における接着剤の塗布むらが解消され、ブレー
ドエッジ部の精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る定着装置の概略構
成図である。
【図2】図1に示す定着装置を備えたレーザプリンタの
概略構成図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るオイル規制ブレー
ドの概略構成図である。
【図4】フッ素樹脂シートのオイル規制ブレードへの貼
付け方法を説明した図である。
【図5】従来のオイル規制ブレードの概略構成図であ
る。
【符号の説明】
54 オイル塗布ローラ 55 オイル塗布フェルト 56 オイル規制ブレード 56b 基材 56c フッ素樹脂シート 57 加圧スプリング 58 オイルタンク 59 支持フレート 61 接着剤

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ローラと該定着ローラに圧接するよ
    うに配設された加圧ローラと、該両ローラの内少なくと
    も一方のローラ表面に、直接または塗布ローラを介して
    離型剤を塗布する離型剤塗布手段と、該離型剤塗布手段
    によって塗布された離型剤を均一に均すためのブレード
    を備え、上記定着ローラと加圧ローラの圧接部にて未定
    着現像剤像を担持した記録材を侠持搬送することにより
    該未定着現像剤像を記録材上に定着せしめる定着装置に
    おいて、 上記ブレードは、耐熱性ゴム材からなる基材と該基材表
    面に接着剤により貼り付けられたフッ素樹脂シートから
    なり、該フッ素樹脂シートは該ブレードのエッジ部を覆
    うことで該エッジ部に接着剤がはみ出さないように、上
    記基材の周面のうち少なくとも上記エッジ部を構成する
    2つの面に対して接着されており、 上記ブレードのエッジ部と上記フッ素樹脂シートは、塗
    布ローラによって加圧された状態で接着、固化されてい
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 上記フッ素樹脂シートは四フッ化エチレ
    ン=パーフルオロアルキルビニール樹脂であることを特
    徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 上記フッ素樹脂シートの厚みは25μm
    〜100μmであることを特徴とする請求項2記載の定
    着装置。
  4. 【請求項4】 上記接着剤は、1成分室温硬化型シリコ
    ーン接着剤であることを特徴とする請求項1ないし3の
    何れかに記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 定着ローラと該定着ローラに圧接するよ
    うに配設された加圧ローラと、該両ローラの内少なくと
    も一方のローラ表面に、直接または塗布ローラを介して
    離型剤を塗布する離型剤塗布手段と、該離型剤塗布手段
    によって塗布された離型剤を均一に均すためのブレード
    を備え、上記定着ローラと加圧ローラの圧接部にて未定
    着現像剤像を担持した記録材を侠持搬送することにより
    該未定着現像剤像を記録材上に定着せしめる定着装置に
    おいて、 上記ブレードは、耐熱性ゴム材からなる基材と該基材表
    面に接着剤により貼り付けられたフッ素樹脂シートから
    なり、該フッ素樹脂シートは該ブレードのエッジ部を覆
    うように、上記基材の周面のうち少なくとも上記エッジ
    部を構成する2つの面に対して接着されているものであ
    って、 上記ブレードの基材表面に接着剤を塗布した後、上気フ
    ッ素樹脂シートを基材に貼り付け、上記接着剤が完全に
    固化する前に上記ブレードの少なくとも塗布ローラに圧
    接するエッジ部を加圧状態にすることにより塗布ローラ
    の表面形状に沿って均一になるように接着剤を流動せし
    め、この状態で接着剤を固化し、上記フッ素樹脂シート
    を接着せしめることを特徴とするブレードの製造方法。
  6. 【請求項6】 上記加圧状態における加圧力、加圧方向
    及び加圧対象物等の加圧条件は、上記ブレードの実使用
    時とほぼ等しい条件に設定することを特徴とする請求項
    5記載のブレードの製造方法。
  7. 【請求項7】 上記ブレードの基材表面に接着剤を塗布
    する際の接着剤の粘度は、10以上100P以下である
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のブレードの
    製造方法。
  8. 【請求項8】 上記接着剤の硬化後の硬度は、40°以
    下であることを特徴とする請求項5または6に記載のブ
    レードの製造方法。
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