JP3457797B2 - サンルーフの日差遮蔽板用摺接具 - Google Patents

サンルーフの日差遮蔽板用摺接具

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JP3457797B2 JP09279696A JP9279696A JP3457797B2 JP 3457797 B2 JP3457797 B2 JP 3457797B2 JP 09279696 A JP09279696 A JP 09279696A JP 9279696 A JP9279696 A JP 9279696A JP 3457797 B2 JP3457797 B2 JP 3457797B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のサンルー
フの日差遮蔽板に取り付けられ、凹溝状ガイド内を摺動
する摺接具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のサンルーフには日差
しを遮るための遮蔽板が開閉方向へスライド可能に設け
られている。そのために、天井面に開口する窓部の開口
縁にはガイドレールが対向して設けられ、日差遮蔽板
(以下、サンシェードという。)はこのガイドレールに
沿ってスライドするように組み付けられている。そし
て、特に不用意に開閉動作がなされないよう、日差遮蔽
板には摺接具が装着され、これがガイドレールの内壁面
に押し付けられるようにし、もって必要な摩擦力が得ら
れるようになっていた。
【0003】摺接具の組み込み状況は図12〜図14に
示される通りである。簡単にその構造を説明すると、前
述したように、自動車のルーフに開口された窓部の開口
縁には、断面コの字状に形成された一対のガイドレール
2が前後方向に沿って設けられ、サンシェード1の幅方
向の両端部を嵌め込んで全体をスライド可能に支持して
いる。なお、サンシェード1の前後方向の端部には、ス
トッパ9が取り付けられており、全開・全閉位置におい
てガイドレール2の端部に設けた当接金具2aに当接し
てするようになっている。さて、摺接具3の取付けのた
めに、サンシェード1の幅方向の両端部、つまりガイド
レール2への嵌合部分に対応した部分の適所(前後二箇
所)には、切り欠き1aが形成されている。ここに組み
込まれる摺接具3は、図13に示すように、ハウジング
Hを主体として構成されている。ハウジングHは基板部
分5とケース部分4とを有して一体に形成されており、
全体は切り欠き1aに対して側方から嵌め込まれた後、
基板部分5をリベット8止めすることによって固定がな
されている。
【0004】ガイドレール2内の上下の壁面に対する摺
接は、次のようであり、上壁面に対する摺接はケース部
分4の上面に形成された摺接突条4aによって行われ、
下壁面に対しては摺接突起6によって行われる。すなわ
ち、ハウジングHの内部には摺接突起6と共にバネ7が
組み込まれている。摺接突起6は基板部分5の中央の開
口からその一部を突き出させるようにして組み込まれ、
バネ7によってガイドレール2内の下壁面に弾性力をも
って押し当てられるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】摺接具3は以上のよう
にして組付けがなされていたが、次のような点に検討の
余地があった。
【0006】上記したように、摺接突起6はバネ7と共
にハウジングH内に組み込まれるのであるが、組み込み
のための高さ寸法は小さくならざるを得ず、作業がし難
い。また、ハウジングHはリベット8によってサンシェ
ード1に取り付けられているため、工具を用いたカシメ
作業となって作業性が悪くなる。本発明は上記課題に鑑
みてなされたもので、その目的はサンシェード等の日差
遮蔽板に容易に取り付けることが可能な日差遮蔽板用摺
接具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】<請求
項1の発明> 上記目的を達成するための請求項1に係る発明は、自動
車のサンルーフの日差しを調節するスライド式の日差遮
蔽板に取り付けられ、同日差遮蔽板のスライド方向を案
内する凹溝状ガイドの内壁面に摺接する摺接具であっ
て、上記日差遮蔽板を厚手方向に挟持する一対の挟持片
と、同挟持片が日差遮蔽板を挟持した際に弾性力をもっ
て挟持片相互の係合を可能とする係合機構とを備える
ともに、前記両挟持片が前記日差遮蔽板を挟持している
ときに、両挟持片のうちの一方側で前記日差遮蔽板の外
縁部に凹み形成された切欠部に対応した部分の内面側に
は前記切欠部内に収容されるようにして付勢手段が組み
込まれ、また前記両挟持片のうちの他方側で前記日差遮
蔽板の外縁部に凹み形成された切欠部に対応した部分に
は前記他方側の日差遮蔽板の長さ方向に沿って内外方向
に撓み可能な可撓部が一体に形成され、かつこの可撓部
の内面側は前記付勢手段によって押され可撓部の外面が
前記内壁面に押し付けられるよう付勢されていることを
特徴とするものである。
【0008】上記の構成とすると、挟持片は日差遮蔽板
を挟み込んだ状態で、係合機構が挟持片相互を弾性的に
係合させるようにして従来のようなリベット止めを廃止
したため、摺接具の組み付け作業を容易にすることがで
きる。 <請求項2の発明>また、請求項2に係る発明は、請求
項1に記載の日差遮蔽板用摺接具において、前記両挟持
片は別体に形成されると共に、各挟持片の一端側には接
離方向への回動を許容した状態で相互を連結する連結部
が形成されていることを特徴とするものである。上記構
成では、別体形成された挟持片の一端側を連結部によっ
て接続することで、アッセンブリー状態で組み付け現場
へ搬入できるため、取扱い性に優れ、また日差遮蔽板へ
の取付け時には挟持片同士を接近方向へ閉じ操作するだ
けでよい。
【0009】<請求項3の発明> さらに、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項
2に記載の日差遮蔽板用摺接具において、前記付勢手段
は板ばねであり、かつ前記一方側の挟持片の内面には前
記板ばねの両端部を支持するバネ支持片が突設されると
ともに、このバネ支持片は前記係合機構を兼用して前記
他方側の挟持片と係合可能であることを特徴とするもの
である。上記によれば、バネ支持片が係合機構の一部を
構成するため、つまり、バネ支持片が係合機構を一部兼
用した構成であるため、その分、摺接具の構成を簡素な
ものとすることができる。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図11に基づい
て本発明の実施形態を説明する。図1は、自動車のサン
ルーフ部分を概略的に示すものである。この図に示され
るように、自動車の天井面にはサンルーフガラスGによ
って開閉される窓部が開設され、さらにここからの日差
しを遮蔽するためにサンルーフガラスGの内側にはサン
シェード10が配されている。このサンシェード10
は、相互の間に所定高さの隙間を保有して二重構造をな
す自動車の天井面内に、スライド可能に組み込まれてい
る。
【0012】より具体的には、自動車の天井面の壁内で
あって窓部の開口縁より外側位置には、サンシェード1
0を支持する一対のガイドレール15が車体の前後方向
に沿って配されている。両ガイドレール15は、断面
「コ」字状をなし、相互の開口同士を対面させるように
して組み込まれている。また、ガイドレール15の端部
にはサンシェード10の開閉位置を規制するためのスト
ッパとなる当接金具16が設けられている。サンシェー
ド10は窓部より大きめの長方形をなす板状に形成さ
れ、その両端部を上記ガイドレール15の開口内にそれ
ぞれ挿入させて前後方向へスライド可能となっている。
また、サンシェード10の外縁のうちガイドレール15
と対応する縁の端部寄りには、本発明に係る摺接具20
に対する取付部11が設定されている。これらは図2に
示すように、サンシェード10のコーナ部分を切り欠い
て形成されたL状切欠部12と、ここからサンシェード
10の外縁に沿って内側へ入り込んだ位置に形成された
凹状切欠部13と、これら両切欠部12,14の間に形
成される凸部14とを備えた構成となっている。
【0013】本発明に係る摺接具20は、上記した各取
付部11に装着され、装着されてサンルーフ用として組
み込まれた後は、この摺接具20のみがガイドレール1
5内の上下の壁面に摺接して他の部分は摺接しないよう
にしてある。摺接具20は、図2に示すように、一対の
挟持片30,40(一方を上側挟持片30、他方を下側
挟持片40という)を有し、それぞれは合成樹脂材によ
って成形されている。そして、両挟持片30,40はそ
れらの一端側に配された連結部21によってアッセンブ
リー可能となっている。連結部21について説明する
と、図9等に示すように、下側挟持片40の一端側は幅
狭に形成され、かつその端部の上面にはピン軸状をなす
連結軸46が一体かつ横向きに形成され、両端側が共に
外方へ等しく突出するように形成されている。
【0014】一方、上側挟持片30における対応する側
の端部にはクリップ部37が形成されている。クリップ
部37は上記した連結軸46を受け入れて両挟持片3
0,40の開閉動作を可能にした状態で挟持片同士を一
体化させる役割を果たすものである。クリップ部37は
下向きのコの字状に形成され、かつ上記連結軸46を挿
入して組み付けることができるよう、クリップ部37は
拡開方向への適度な撓みが許容されかつその長手方向に
沿って係止溝37aが開口している。また、挿入作業を
円滑に行わせるために、次のような構成も付加されてい
る。連結軸46の両先端の上側には、図6に示すよう
に、テーパ面46a,46aが形成され、一方クリップ
部37の下端面の内側には、テーパ面37bが形成され
ている。両挟持片30,40の連結の際には、クリップ
部37の下端部を連結軸46に押し当てる。すると上記
テーパ面46aとテーパ面37bとが摺接してクリップ
部37を押し広げる方向の変形を案内し、係止溝37a
内に連結軸46が取り込まれると元の状態もどる。これ
にて、両挟持片30,40がアッセンブリー状態とな
る。また、係止溝37aは縦に長穴状となっていて連結
軸46を取り込み易いようにしてある。
【0015】但し、このクリップ部37の内側からは、
上記連結軸46を押さえ付けるための軸受突部38が垂
下されている。また、連結軸46が挿入されたときに連
結軸46の角変位動作が円滑になされるよう、連結軸4
6を取り囲む領域、つまり係止溝37aの端部内周面お
よび軸受突部 38の下面は連結軸46の曲率に適合さ
せた弧面38aとなっている。また、上記連結部21は
サンシェード10に取り付けられると、同サンシェード
10の端面より若干突出するようになっており、サンシ
ェード10の開閉時には、この連結部21がガイドレー
ル15の端部に備えた当接金具16に当接する(図3参
照)。
【0016】両挟持片30,40における対向面のほぼ
中央部には両挟持片30,40を閉じた状態(サンシェ
ード10を挟み込んだ状態)に保持するための係合機構
22が配されている。すなわち、サンシェード10のL
状切欠部12に上記摺接具20の連結部21を合わせて
挟持片30,40を閉じると、図3に示すように、凸部
14を挟持しつつ凹状切欠部13に上記係合機構22が
収まるようになっている。係合機構22は上側挟持片3
0に配された一対のロックアーム35と、下側挟持片4
0においてこのロックアーム35と係合可能に配された
バネ支持片41とを備えて構成されている。(図4、図
5参照) 両ロックアーム35は、摺接具20がサンシェード10
に装着されたときに凹状切欠部13の内壁面にほぼ接す
るような位置に配設されているとともに、その先端には
フック状に形成された係合ロック36が内向きに形成さ
れている。
【0017】バネ支持片41は上記した両ロックアーム
35と対向したときに、これらよりやや内側に位置する
ように配置されている。また、その側面の付け根部分に
は貫通孔44が形成されており、ロックアーム35の係
合ロック36を弾性的に係合させることができる。上記
したバネ支持片41は係合機構22と共にバネ部材50
の取付けを兼用するものとなっている。但し、この実施
形態ではバネ部材50は金属製の板バネを弧状に湾曲し
たものが使用され、またバネ部材50の両端は上向きに
折り返されて支持部51が形成されている。バネ支持片
41はこのバネ部材50の取付けのために、それぞれの
側縁に一対のずれ止め片43が対向するようにして形成
され、これらの間にバネ部材の支持部51を受け入れて
全体の位置ずれを規制するようにしている。さらにバネ
支持片41の上端には抜け止め爪42が内向きに突出し
ており、支持部51を係合させてバネ部材50が上方へ
抜けないようにしている。
【0018】上記バネ部材50に対応して上側挟持片3
0には可撓部32が形成されている。この可撓部32は
上側挟持片30の両側縁寄りを長さ方向に沿って所定長
さ範囲にわたってスリット31をもって切り欠くことで
これらの間を撓み変形可能としたものである。また、可
撓部32の中央部は内外両面共に突起33,34が形成
されており、内側はバネ部材50の頂部によって押圧可
能であり、外側はガイドレール15の内壁面に摺接可能
となっている。但し、図7に示すように、サンシェード
10の組み込み前の状態において両挟持片を閉じたとき
には可撓部32はバネ部材50によって押し上げられて
上方へ撓み変形した状態となるようにしてあり、したが
ってサンシェード10へ組み込まれたときには突起がガ
イドレール15の内壁面に対して弾性力をもって摺接す
ることができる。また、上側挟持片30には図8に示す
ように、前記両スリット31を幅方向から挟むようにし
てかつ両スリットの延長線上において摺接突条30aが
突出形成されている。一方、下側挟持片にも図9に示す
ような摺接突条40aが長さ方向に沿って形成されてお
り、ガイドレール15の内壁面に線接触させることで操
作抵抗の低減が図られている。
【0019】さらに、上側挟持片30の内面には適所に
ボス部30bが突出しており、摺接具20をサンシェー
ド10に装着したときに凸部14に食い込ませることで
摺接具のずれ止めが図られている。上記構成からなる本
実施形態では、摺接具20の組み付けと、同摺接具20
のサシェード10への取り付けは以下のように行う。ま
ず、バネ部材50を下側挟持片40のバネ支持片41間
に装着する。この場合、バネ部材50の支持部51をバ
ネ支持片41のずれ止め片43,43間に嵌め入れかつ
抜け止め爪42によって上方へ抜けないようにしてお
く。これによって、下側挟持片40に対するバネ部材5
0の取付けが完了するが、これら作業は下側挟持片40
単体で行うことができるため、従来のように組み込み高
さに厳しい制限がある場合に比較してバネ部材50の組
み込み作業は容易に行うことができる。
【0020】次に、両挟持片30,40を連結させる。
下側挟持片40の連結軸46の上方に、上側挟持片30
のクリップ部37を対面させて押しつける。すると、ク
リップ部37の弾性力を乗り越えて両挟持片30,40
が開閉可能に連結される。以上のようにして、アッセン
ブリー化された摺接具20は、サンシェード組付場に搬
送され、以下のようにしてサンシェード10に取り付け
られる。挟持片30,40を開いたままで、図10に示
すように、下側挟持片40をサンシェード10の下面に
当接させつつL状切欠部12に連結部21を、凹状切欠
部13にバネ支持片41,41を適合させる。その状態
のまま、上側挟持片30を閉じ、図11に示すように、
貫通孔44とロックアーム35とを係合させる。する
と、上下挟持片30,40間にサンシェード10の凸部
14が挟持され、サンシェード10と摺接具20は一体
的に組み付けられる。この組み付け作業は、従来、工具
を用いたリベットのカシメにてなされていたが、本実施
形態では、工具を要せず、ワンタッチの押し込み作業に
てなされる。
【0021】さらに、従来は、この後、サンシェードに
ストッパを取付け、ガイドレールの当接金具と同ストッ
パが当接するようにしていたが、本実施形態では、摺接
具20の連結部21がそのストッパを兼ねているので、
その作業は不要となり、作業効率の向上及び部品点数の
削減が可能となった。摺接具20を取り付けたサンシェ
ード10をガイドレール15内に組み付けると、ガイド
レール15の下側内壁面(図示15a)には、下側挟持
片40の摺接突条40aが摺接し、上側内壁面(図示1
5b)には、上側挟持片30の突起33がバネ部材50
の弾性力にて押しつけられて摺接するため、同ガイドレ
ール15内でガタつきなくサンシェード10が支持され
る。なお、上側挟持片30の摺接突条30aは、突起3
3が押し下げられたときに上記上側内壁面と摺接する。
【0022】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。 (1)本実施形態においては、二部品から成る上下の挟
持片30,40を連結部21で連結させて一体化し、同
連結部21を中心に挟持片30,40が開閉できるよう
にしているが、連結部を備えずにサンシェードへの組み
付け時に係合機構によって初めて一体化されるものや、
最初から一対の挟持片と連結部とを一体的に形成し、そ
の可撓性を利用して開閉させるものであってもよい。但
し、こうした場合には連結部の弾発力に抗して閉じ作業
を行うことになるが、本実施形態のように、挟持片を二
部品にして連結部で組み付ける構成であれば、閉じ操作
の際に弾発力を受けないため、摺動具をサンシェードの
取り付ける作業が容易となる。また、係る構成のもので
あれば、付勢部材を組み付ける作業においても容易とな
る。 (2)本実施形態では、係合機構22は、両挟持片3
0,40にそれぞれ設けられた一対のロックアーム35
の弾性力をもって貫通孔44に係合させる構成としてあ
るが、弾性力をもって係合する構成であればその形式は
問わず、例えば双方の挟持片にロックアームを設けなく
とも、片側にのみ設け、反対側にはこれを受け入れて係
合させる孔のみを設ける等の構成であってもよい。ま
た、本実施形態では、貫通孔44はバネ支持片41に形
成されているが、それ以外の場所に形成してもよい。但
し、本実施形態のように、バネ支持片に貫通孔44を形
成して係合機構を兼ねるようにすれば、構成が簡素にな
るとともに係合機構を小ペース内に収められる。 (3)本実施形態では、突起33を備えた可撓部32を
上側挟持片にスリット31,31を形成して両持ち梁状
に形成してあるが、「コ」字状にスリットを形成して片
持ち梁状にしてもよい。但し、本実施形態のように両持
ち梁状とすれば、突起33が常にガイドレールに垂直に
当接するため、ガイドレール内でのサンシェードの姿勢
を安定化させることができる。 (4)本実施形態では、可撓部32を付勢する付勢手段
としてバネ部材50を別部品の金属製の板状バネを湾曲
させて形成しているが、挟持片と一体的に樹脂成形して
もよい。但し、本実施形態のように金属製であれば、太
陽熱により高温となる環境で使われても、樹脂製品のよ
うにクリープ変形を起こして弾性を持続できないような
ことがない。また、付勢手段の形状は、コイルバネ形状
等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に摺接具を取り付けられた
サンシェードの取付け状態を示す斜視図である。
【図2】同摺接具とサンシェードの取付け部を示す斜視
図である。
【図3】同摺接具をサンシェードに取付けた状態を示す
斜視図である。
【図4】同摺接具の分解した状態を示す斜視図である。
【図5】同側面図である。
【図6】図5における VI矢視図である。
【図7】摺接具を組み付けた状態を示す側面図である。
【図8】上側挟持片の平面図である。
【図9】下側挟持片の平面図である。
【図10】挟持片を開いてサンシェードに取り付ける状
態を示す側面図である。
【図11】挟持片を開いてサンシェードに取り付けた状
態を示す側面図である。
【図12】同摺接具をサンシェードの取り付けた状態を
示す斜視図である。
【図13】同摺接具を分解した状態を示す斜視図であ
る。
【図14】同摺接具をサンシェードに取り付けた状態を
示す側面図である。
【符号の説明】
20…摺接具 21…連結部 22…係合機構 30…上側挟持片 32…可撓部 35…ロックアーム 36…係合ロック 37…クリップ 37a…係止溝 40…下側挟持片 41…バネ支持片 44…貫通孔 46…連結軸 50…バネ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 博 愛知県春日井市味美白山町2丁目10番地 4 豊和繊維工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平7−23621(JP,U) 実開 平2−2227(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 7/00 - 7/02 F16B 5/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のサンルーフの日差しを調節する
    スライド式の日差遮蔽板に取り付けられ、同日差遮蔽板
    のスライド方向を案内する凹溝状ガイドの内壁面に摺接
    する摺接具であって、 上記日差遮蔽板を厚手方向に挟持する一対の挟持片と、 同挟持片が日差遮蔽板を挟持した際に弾性力をもって挟
    持片相互の係合を可能とする係合機構とを備えるととも
    に、 前記両挟持片が前記日差遮蔽板を挟持しているときに、
    両挟持片のうちの一方側で前記日差遮蔽板の外縁部に凹
    み形成された切欠部に対応した部分の内面側には前記切
    欠部内に収容されるようにして付勢手段が組み込まれ、
    また前記両挟持片のうちの他方側で前記日差遮蔽板の外
    縁部に凹み形成された切欠部に対応した部分には前記他
    方側の日差遮蔽板の長さ方向に沿って内外方向に撓み可
    能な可撓部が一体に形成され、かつこの可撓部の内面側
    は前記付勢手段によって押され可撓部の外面が前記内壁
    面に押し付けられるよう付勢されている ことを特徴とす
    る日差遮蔽板用摺接具。
  2. 【請求項2】 前記両挟持片は別体に形成されると共
    に、各挟持片の一端側には接離方向への回動を許容した
    状態で相互を連結する連結部が形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の日差遮蔽板用摺接具。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段は板ばねであり、かつ前記
    一方側の挟持片の内面には前記板ばねの両端部を支持す
    るバネ支持片が突設されるとともに、このバネ支持片は
    前記係合機構を兼用して前記他方側の挟持片と係合可能
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の日差遮
    蔽板用摺接具。
JP09279696A 1996-04-15 1996-04-15 サンルーフの日差遮蔽板用摺接具 Expired - Fee Related JP3457797B2 (ja)

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