JP3457750B2 - バケットチェーン掘削装置 - Google Patents

バケットチェーン掘削装置

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JP3457750B2 JP26933094A JP26933094A JP3457750B2 JP 3457750 B2 JP3457750 B2 JP 3457750B2 JP 26933094 A JP26933094 A JP 26933094A JP 26933094 A JP26933094 A JP 26933094A JP 3457750 B2 JP3457750 B2 JP 3457750B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は堆積されたばら荷などの
掘削・荷役に使用するバケットチェーン掘削装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】図5は従来技術に係るバケットチェーン
掘削装置の構成図、図6は図5に示すバケットチェーン
掘削装置の要部拡大図、図7は図6のVII方向矢視拡大
図、図8は図7の要部拡大図である。 【0003】図5に示すように、バケットエレベータコ
ラム14の下端部には、上垂直フレーム12a、下垂直
フレーム12bより成る垂直フレーム12と、水平フレ
ーム5とで構成するL字状のフレームが、軸3を介して
接続されている。水平フレーム5は軸6を介して垂直フ
レーム12に接続されている。上垂直フレーム12aに
はチェーン緊張手段19が設けられており、このチェー
ン緊張手段19の伸縮によって下垂直フレーム12bが
伸縮し、バケットチェーン2を緊張又は弛緩させる。ま
たバケットエレベータコラム14の下端部と上垂直フレ
ーム12aの下端部には揺動駆動手段4の両端部が各々
接続され、下垂直フレーム12bの中央部と水平フレー
ム5の中央部には俯仰駆動手段7の両端部が各々接続さ
れている。従って前記L字状フレームは図5中二点鎖線
で示すように、掘削時、揺動駆動手段4によって軸3を
中心に揺動され、その際水平フレーム15が俯仰駆動手
段7により軸6を中心に回動されて水平に保持される。 【0004】一方、軸3,6、水平フレーム5の先端部
及びバケットエレベータコラム14の下端部には、ガイ
ドスプロケット8,9,10及び11が各々設けられて
いる。これらの各ガイドスプロケット8〜11はバケッ
トチェーン2に係合し、このバケットチェーン2がL字
状フレームに沿って巡回するよう案内する。またこのバ
ケットチェーン2には多数のバケット1が支持されてい
る。従って、バケットチェーン2は図示しない駆動スプ
ロケットに駆動されると、ガイドスプロケット8,9,
10,11に案内され、L字状フレームの周囲及びバケ
ットエレベータコラム14内を巡回してバケットを搬送
する。なお図1中の13はバケット1用の保護カバー、
15は船倉の壁、16は船倉に積まれたばら荷である。 【0005】更に図6及び図7に示すように水平フレー
ム5には横向きの溝型のガイド部(ガイド面)18a′
を有する水平状のガイドレール18が固定されており、
バケットチェーン2のバケット取付部2aに設けられた
ガイドローラ17が、このガイド部18a′と係合して
案内されるようになっている。 【0006】従って上述したバケットチェーン掘削装置
によれば、チェーン緊張手段19を伸長させてバケット
チェーン2を緊張させると、図6及び図8(図8中の二
点鎖線)に示すように、ガイドローラ17がガイドレー
ル18′と係合して水平巡回する。一方、チェン緊張手
段19を縮めてバケットチェーン2を緩めると、図6及
び図8(図8中の実線)に示すようにガイドローラ17
がガイドレール18′と係合せず、弛んだ状態(カテナ
リ状態)で巡回する。ガイドローラ17とガイドレール
18′とが係合する水平巡回状態では通常のばら荷16
の荷役を行ない、ガイドローラ17とガイドレール1
8′とが係合しないカテナリ状態では船底や地面に積ま
れた荷の荷役を行う。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術に係るバケットチェーン掘削装置では、ガイドレー
ル18′が水平状態に形成されているので、バケットチ
ェーン2が水平巡回しガイドローラ17とガイドレール
18′とが係合した状態で通常のばら荷16の荷役を行
う際、バケット1に掘削力が作用すると、ガイドローラ
17がガイドレール18′のガイド部18a′より外れ
勝手となり、これを繰り返すうちにガイドレール18′
の下つばが徐々に摩耗し、遂にはガイドローラ17がガ
イドレール18′の下つばに乗り上げるというトラブル
が発生する。また大きな掘削力が作用してバケット1が
傾くと、ガイドレール18′の先端においてガイドロー
ラ17がガイドレール18′と係合しようとするとき
に、ガイドレール18′の先端とガイドローラ17とが
衝突し易くなり、この衝突によってガイドローラ17ま
たはバケット1が損傷する虞がある。更に、バケットチ
ェーン2がカテナリ状態で巡回する際のガイドローラ1
7とガイドレール18′先端とのすき間が小さいため、
このカテナリ運転時、ガイドローラ17とガイドレール
18′の下つばとが衝突することがあり、この衝突によ
ってもガイドローラ17またはバケット1が損傷する虞
がある。 【0008】従って本発明は上記従来技術に鑑み、バケ
ットチェーンを緊張又は弛緩させて巡回する際の、ガイ
ドローラとガイドレールとの摩擦によるガイドレールの
摩耗や、ガイドローラとガイドレールとの衝突によるガ
イドローラ等の損傷が生起しにくいバケットチェーン掘
削装置を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
の構成は、垂直フレームと水平フレームとからなるL
字状のフレームと、このL字状のフレームに沿って巡回
するバケットチェーンと、このバケットチェーンに取付
けられたバケットと、前記水平フレームに固定され前記
バケットチェーンに設けられたガイドローラが係合する
ガイドレールとを備えたバケットチェーン掘削装置にお
いて、前記ガイドレールがカテナリカーブ状に形成さ
、前記ガイドローラと係合する前記ガイドレールのガ
イド部が、上傾斜面と、この上傾斜面の下端部に連続す
る垂直面とで形成されていることを特徴とする。 【0010】 【0011】 【作用】上記構成の本発明によれば、通常のばら荷の荷
役の際に、バケットチェーンが自重でカテナリ状になる
が、ガイドレールがカテナリーカーブ状に形成されてい
るため、このガイドレールとガイドローラとが正しく係
合し、バケットに加わる荷役荷重をこれらのガイドロー
ラ及びガイドレールで支持した状態でバケットチェーン
は安定して巡回する。 【0012】また上記構成の本発明によれば、ガイドレ
ールのガイド部が上傾斜面と垂直面とで形成されている
ため、バケットチェーンの緊張または弛緩に伴うガイド
レールのガイド部へのガイドローラの係合または開放動
作が円滑に行われる。 【0013】 【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。なお従来技術と同一の部分には同一の符号を付
し重複する詳細な説明は省略する。 【0014】図1は本発明の実施例に係るバケットチェ
ーン掘削装置の構成図、図2は図1に示すバケットチェ
ーン掘削装置の要部拡大図、図3は図2のIII 方向矢視
拡大図、図4は図3の要部拡大図である。 【0015】図2及び図3に示すように、垂直フレーム
12と水平フレーム5とが軸6を介して接続され、水平
フレーム5の両端部には、ガイドスプロケット9,10
が設けられている。ガイドスプロケット9,10にはバ
ケットチェーン2が係合し、このバケットチェーン2に
は取付部2aを介して多数のバケット1が支持されてい
る。 【0016】そして、水平フレーム5にはその長手方向
に沿ってガイドレール18が取付けられており、このガ
イドレール18とバケットチェーン2の取付部2aに設
けられたガイドローラ17とが係合し、または係合を開
放できる構成となっている。即ちガイドレール18は、
その長手方向の形状がカテナリカーブ状に形成されてお
り、またそのガイド部(ガイド面)18cが図4に示す
ように上傾斜面18aと、この上傾斜面18aの下端部
に連続する垂直面18bとで形成されている。このため
図4に示すように、ガイドローラ17が図中実線の位置
にあるときにはガイドローラ17とガイドレール18の
ガイド部18cとが係合する一方、ガイドローラ17が
下方に移動すると、ガイドローラ17とガイド部18c
との係合が開放され、ガイドローラ17は図中二点鎖線
で示す状態となる。 【0017】従って上記構成のバケットチェーン掘削装
置によれば、図1に示すようにチェーン緊張手段19の
伸長駆動によりバケットチェーン2を緊張させてばら荷
16を掘削・荷役する際、バケットチェーン2が図2に
示すように自重でカテナリ状になるが、ガイドレール1
8が丁度カテナリカーブ状に形成されていることから、
図4中実線で示すようにガイドローラ17がガイドレー
ル18のガイド部18cと正しく係合して荷役荷重を支
持するため、バケットチェーン2は安定した状態でガイ
ドレール18に沿って巡回する。 【0018】一方、チェーン緊張手段19を縮み駆動さ
せてバケットチェーン2を緩めると、バケットチェーン
2は大きく弛んで図4中二点鎖線で示すようにガイドロ
ーラ17とガイドレール18のガイド部18cとの係合
が開放された状態で巡回するため、船底または地面に載
置された荷の荷役を行うことができる。 【0019】またガイドレール18のガイド部18cが
上傾斜面18aと垂直面18bとによって形成されてい
るため、上述のチェーン緊張手段19によるバケットチ
ェーン2の緊張或るいは弛緩動作に伴って、ガイドロー
ラ17はガイドレール18のガイド部18cと円滑に係
合または開放状態の切替えを行うことができる。 【0020】 【発明の効果】以上実施例と共に具体的に説明したよう
に本発明によれば、ガイドレールがカテナリカーブ状に
形成されているため、緊張されたバケットチェーンがカ
テナリ状態になると、丁度、ガイドローラがガイドレー
ルのガイド部と正しく係合して荷役荷重を支持し、バケ
ットチェーンはガイドレールに沿って安定して巡回す
る。従ってバケットやガイドローラの損傷、ガイドレー
ルの摩耗等が生起しにくい。また緊張されていたバケッ
トチェーンを弛緩すると、ガイドローラとガイドレール
のガイド部との係合が開放され、バケットチェーンはガ
イドレールの下方を巡回して荷役を行うことができる
が、このバケットチェーンの緊張または弛緩に伴うガイ
ドローラのガイドレールのガイド部への係合または開放
状態の切替えが、ガイドレールのガイド部を傾斜面と垂
直面とで形成したことにより円滑に行われる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例に係るバケットチェーン掘削装
置の構成図である。 【図2】図1に示すバケットチェーン掘削装置の要部拡
大図である。 【図3】図2のIII 方向矢視拡大図である。 【図4】図3の要部拡大図である。 【図5】従来技術に係るバケットチェーン掘削装置の構
成図である。 【図6】図5に示すバケットチェーン掘削装置の要部拡
大図である。 【図7】図6のVII方向矢視拡大図である。 【図8】図7の要部拡大図である。 【符号の説明】 1 バケット 2 バケットチェーン 2a バケット取付部 3,6 軸 7 俯仰駆動手段 8,9,10,11 ガイドスプロケット 12 垂直フレーム 12a 上垂直フレーム 12b 下垂直フレーム 13 保護カバー 14 バケットエレベータコラム 15 船倉の壁 16 ばら荷 17 ガイドローラ 18 ガイドレール 18a 上傾斜面 18b 垂直面 18c ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−267607(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 67/60 B65G 65/06 B65G 21/22

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 垂直フレームと水平フレームとからなる
    L字状のフレームと、このL字状のフレームに沿って巡
    回するバケットチェーンと、このバケットチェーンに取
    付けられたバケットと、前記水平フレームに固定され前
    記バケットチェーンに設けられたガイドローラが係合す
    るガイドレールとを備えたバケットチェーン掘削装置に
    おいて、前記ガイドレールがカテナリカーブ状に形成さ
    、前記ガイドローラと係合する前記ガイドレールのガ
    イド部が、上傾斜面と、この上傾斜面の下端部に連続す
    る垂直面とで形成されていることを特徴とするバケット
    チェーン掘削装置。
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CN105523396B (zh) * 2015-12-29 2018-05-04 广船国际有限公司 一种卸船机保护装置及卸船机
CN113979021B (zh) * 2021-11-23 2023-10-20 华能吉林发电有限公司九台电厂 一种适用于门式斗轮堆取料机的尾车防脱落保护装置

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