JP2572053Y2 - 連続式アンローダのバケットエレベータ - Google Patents
連続式アンローダのバケットエレベータInfo
- Publication number
- JP2572053Y2 JP2572053Y2 JP1993056391U JP5639193U JP2572053Y2 JP 2572053 Y2 JP2572053 Y2 JP 2572053Y2 JP 1993056391 U JP1993056391 U JP 1993056391U JP 5639193 U JP5639193 U JP 5639193U JP 2572053 Y2 JP2572053 Y2 JP 2572053Y2
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- JP
- Japan
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- frame
- guide rail
- bucket
- guide roller
- chain
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- Chain Conveyers (AREA)
- Ship Loading And Unloading (AREA)
- Framework For Endless Conveyors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、連続式アンローダのバ
ケットエレベータに関するものである。
ケットエレベータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、グラブ付アンローダに代る荷役機
械として連続式アンローダが採用されるようになってお
り、該連続式アンローダは、一般に図2に示される如
く、岸壁1に敷設されたレール2上を走行可能な走行フ
レーム3上に、傾動自在なブーム4を備えた旋回フレー
ム5を設け、前記ブーム4先端に、船倉6内の鉄鉱石等
のばら物7を掻き取って船倉6外に搬出可能なバケット
エレベータ8を吊り下げると共に、前記ブーム4内に、
前記バケットエレベータ8で掻き取ったばら物7をブー
ム4基端側へ搬送可能なブームコンベア9を配設し、前
記走行フレーム3に、前記ブームコンベア9からシュー
ト11を介して送給されるばら物7を走行フレーム3外
に搬出可能な搬出コンベア10を配設してなる構成を有
している。
械として連続式アンローダが採用されるようになってお
り、該連続式アンローダは、一般に図2に示される如
く、岸壁1に敷設されたレール2上を走行可能な走行フ
レーム3上に、傾動自在なブーム4を備えた旋回フレー
ム5を設け、前記ブーム4先端に、船倉6内の鉄鉱石等
のばら物7を掻き取って船倉6外に搬出可能なバケット
エレベータ8を吊り下げると共に、前記ブーム4内に、
前記バケットエレベータ8で掻き取ったばら物7をブー
ム4基端側へ搬送可能なブームコンベア9を配設し、前
記走行フレーム3に、前記ブームコンベア9からシュー
ト11を介して送給されるばら物7を走行フレーム3外
に搬出可能な搬出コンベア10を配設してなる構成を有
している。
【0003】前記連続式アンローダにおいては、船倉6
内のばら物7は、バケットエレベータ8によって掻き取
られて船倉6外に積み出され、ブームコンベア9によっ
てブーム4の先端側から基端側へ搬送され、シュート1
1を介して搬出コンベア10上に落下し、該搬出コンベ
ア10により走行フレーム3外へ搬出される。
内のばら物7は、バケットエレベータ8によって掻き取
られて船倉6外に積み出され、ブームコンベア9によっ
てブーム4の先端側から基端側へ搬送され、シュート1
1を介して搬出コンベア10上に落下し、該搬出コンベ
ア10により走行フレーム3外へ搬出される。
【0004】一方、前記バケットエレベータ8は、図2
〜図4に示される如く、前記ブーム4先端に枢着された
上下方向に延びる本体フレーム12の下端部に、端面を
開放した外枠フレーム13に対し入れ子状となるよう内
枠フレーム14を伸縮自在に配設してなる掻き取り部フ
レーム15の前記外枠フレーム13を、昇降フレーム2
3を介し略水平に取り付け、該外枠フレーム13の基端
と内枠フレーム14の先端にスプロケット16,17を
取り付け、該両スプロケット16,17と前記本体フレ
ーム12上部に設けたスプロケット18に、多数のばら
物掻き取り用のバケット19が取り付けられた無端状の
チェーン20を掛け回してなる構成を有している。
〜図4に示される如く、前記ブーム4先端に枢着された
上下方向に延びる本体フレーム12の下端部に、端面を
開放した外枠フレーム13に対し入れ子状となるよう内
枠フレーム14を伸縮自在に配設してなる掻き取り部フ
レーム15の前記外枠フレーム13を、昇降フレーム2
3を介し略水平に取り付け、該外枠フレーム13の基端
と内枠フレーム14の先端にスプロケット16,17を
取り付け、該両スプロケット16,17と前記本体フレ
ーム12上部に設けたスプロケット18に、多数のばら
物掻き取り用のバケット19が取り付けられた無端状の
チェーン20を掛け回してなる構成を有している。
【0005】前記外枠フレーム13に対する内枠フレー
ム14の伸縮は、シリンダ21の伸縮作動によって行わ
れるようになっており、又、前記内枠フレーム14の伸
縮に伴いチェーン20の張力変化が生じることをなくす
ために、前記外枠フレーム13は、本体フレーム12に
対しシリンダ22の伸縮作動により昇降可能な昇降フレ
ーム23に連結されており、図3中実線で示すように前
記シリンダ21が伸張して内枠フレーム14が外枠フレ
ーム13に対して伸びるときには、前記シリンダ21の
作動と連動してシリンダ22が伸張し昇降フレーム23
を介して外枠フレーム13が本体フレーム12側に引き
寄せられる形で上昇する一方、図3中仮想線で示すよう
に前記シリンダ21が収縮して内枠フレーム14が外枠
フレーム13に対して縮むときには、前記シリンダ21
の作動と連動してシリンダ22が収縮し昇降フレーム2
3を介して外枠フレーム13が本体フレーム12側から
離される形で下降し、これによりチェーン20の張力が
常に一定に保持されるようになっている。
ム14の伸縮は、シリンダ21の伸縮作動によって行わ
れるようになっており、又、前記内枠フレーム14の伸
縮に伴いチェーン20の張力変化が生じることをなくす
ために、前記外枠フレーム13は、本体フレーム12に
対しシリンダ22の伸縮作動により昇降可能な昇降フレ
ーム23に連結されており、図3中実線で示すように前
記シリンダ21が伸張して内枠フレーム14が外枠フレ
ーム13に対して伸びるときには、前記シリンダ21の
作動と連動してシリンダ22が伸張し昇降フレーム23
を介して外枠フレーム13が本体フレーム12側に引き
寄せられる形で上昇する一方、図3中仮想線で示すよう
に前記シリンダ21が収縮して内枠フレーム14が外枠
フレーム13に対して縮むときには、前記シリンダ21
の作動と連動してシリンダ22が収縮し昇降フレーム2
3を介して外枠フレーム13が本体フレーム12側から
離される形で下降し、これによりチェーン20の張力が
常に一定に保持されるようになっている。
【0006】又、前記内枠フレーム14の下部には、図
4に示すようにその長手方向に延び且つバケット19の
上面のガイドローラ24を案内可能なインナガイドレー
ル25を配設し、前記外枠フレーム13の下部には、チ
ェーン20を案内可能なガイドレール26を配設してあ
る。
4に示すようにその長手方向に延び且つバケット19の
上面のガイドローラ24を案内可能なインナガイドレー
ル25を配設し、前記外枠フレーム13の下部には、チ
ェーン20を案内可能なガイドレール26を配設してあ
る。
【0007】前述の如きバケットエレベータ8において
は、船倉6内の奥部からばら物7の掻き取りを行うため
に前記内枠フレーム14を外枠フレーム13に対し伸し
た状態でチェーン20を駆動すると、バケット19はチ
ェーン20と共に移動し、前記内枠フレーム14先端の
スプロケット17を通過したバケット19は、そのガイ
ドローラ24が内枠フレーム14のインナガイドレール
25に案内された状態でばら物7を掻き取りつつ移動
し、内枠フレーム14の部分を通過した後は、前記ガイ
ドローラ24がフリーとなる代りにチェーン20が外枠
フレーム13のガイドレール26に案内された状態でば
ら物7を掻き取りつつ移動し、外枠フレーム13基端の
スプロケット16を経て上昇して行く。
は、船倉6内の奥部からばら物7の掻き取りを行うため
に前記内枠フレーム14を外枠フレーム13に対し伸し
た状態でチェーン20を駆動すると、バケット19はチ
ェーン20と共に移動し、前記内枠フレーム14先端の
スプロケット17を通過したバケット19は、そのガイ
ドローラ24が内枠フレーム14のインナガイドレール
25に案内された状態でばら物7を掻き取りつつ移動
し、内枠フレーム14の部分を通過した後は、前記ガイ
ドローラ24がフリーとなる代りにチェーン20が外枠
フレーム13のガイドレール26に案内された状態でば
ら物7を掻き取りつつ移動し、外枠フレーム13基端の
スプロケット16を経て上昇して行く。
【0008】尚、図中、27は外枠フレーム13に回転
自在に配設され内枠フレーム14を支持するための支持
ローラ、28は本体フレーム12に回転自在に配設され
昇降フレーム23を支持するための支持ローラである。
自在に配設され内枠フレーム14を支持するための支持
ローラ、28は本体フレーム12に回転自在に配設され
昇降フレーム23を支持するための支持ローラである。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き連続式アンローダのバケットエレベータ8の場合、
いわゆる側面掘削方式(サイドカッティング)、即ち、
チェーン20を駆動しつつバケットエレベータ8全体を
バケット19の横方向(図2中紙面と直角な方向)へ移
動させるやり方でばら物7の掘削が行われるため、バケ
ット19には横方向に大きな力が作用することとなり、
バケット19が内枠フレーム14の部分を通っていると
きには、該内枠フレーム14のインナガイドレール25
に沿ってガイドローラ24が走行するため、バケット1
9はその姿勢を確実に保持されつつ安定して移動し、効
率よくばら物7の掻き取りを行えるが、バケット19が
内枠フレーム14の部分を通過後外枠フレーム13の部
分を通っているときには、該外枠フレーム13のガイド
レール26に沿ってチェーン20が移動し前記ガイドロ
ーラ24はフリーとなるため、前記バケット19の姿勢
を保持し効率よくばら物7の掻き取りを行うためにはチ
ェーン20に対しばら物7の掻き取りに必要な張力以上
の張力を加える必要が生じ、この結果、チェーン20に
大きな負荷が加わってチェーン20の損耗が激しくな
り、チェーン20が短命化するといった問題を有してい
た。
如き連続式アンローダのバケットエレベータ8の場合、
いわゆる側面掘削方式(サイドカッティング)、即ち、
チェーン20を駆動しつつバケットエレベータ8全体を
バケット19の横方向(図2中紙面と直角な方向)へ移
動させるやり方でばら物7の掘削が行われるため、バケ
ット19には横方向に大きな力が作用することとなり、
バケット19が内枠フレーム14の部分を通っていると
きには、該内枠フレーム14のインナガイドレール25
に沿ってガイドローラ24が走行するため、バケット1
9はその姿勢を確実に保持されつつ安定して移動し、効
率よくばら物7の掻き取りを行えるが、バケット19が
内枠フレーム14の部分を通過後外枠フレーム13の部
分を通っているときには、該外枠フレーム13のガイド
レール26に沿ってチェーン20が移動し前記ガイドロ
ーラ24はフリーとなるため、前記バケット19の姿勢
を保持し効率よくばら物7の掻き取りを行うためにはチ
ェーン20に対しばら物7の掻き取りに必要な張力以上
の張力を加える必要が生じ、この結果、チェーン20に
大きな負荷が加わってチェーン20の損耗が激しくな
り、チェーン20が短命化するといった問題を有してい
た。
【0010】このため、前述の如き問題を解消しようと
して、特願平4−280608号に記載されたようなも
のが本願出願人によって出願されており、これは、図5
に示される如く、内枠フレーム14の下部に、その長手
方向に延び且つバケット19のガイドローラ24を外側
に接する形で案内するインナガイドレール25を配設す
ると共に、外枠フレーム13の下部に、その長手方向に
延び且つ前記バケット19のガイドローラ24を内側に
接する形で案内するアウタガイドレール29を配設した
ものである。
して、特願平4−280608号に記載されたようなも
のが本願出願人によって出願されており、これは、図5
に示される如く、内枠フレーム14の下部に、その長手
方向に延び且つバケット19のガイドローラ24を外側
に接する形で案内するインナガイドレール25を配設す
ると共に、外枠フレーム13の下部に、その長手方向に
延び且つ前記バケット19のガイドローラ24を内側に
接する形で案内するアウタガイドレール29を配設した
ものである。
【0011】図5に示されるものの場合、船倉6内の奥
部からばら物7の掻き取りを行うために前記内枠フレー
ム14を外枠フレーム13に対し伸した状態でチェーン
20を駆動しつつバケットエレベータ8全体をバケット
19の横方向(図2中紙面と直角な方向)へ移動させる
と、バケット19はチェーン20と共に移動し、前記内
枠フレーム14先端のスプロケット17を通過したバケ
ット19は、そのガイドローラ24が内枠フレーム14
のインナガイドレール25の外側に接する形で案内され
た状態でばら物7を掻き取りつつ移動し、内枠フレーム
14の部分を通過した後は、前記ガイドローラ24が外
枠フレーム13のアウタガイドレール29の内側に接す
る形で案内された状態でばら物7を掻き取りつつ移動
し、外枠フレーム13基端のスプロケット16を経て上
昇して行く。
部からばら物7の掻き取りを行うために前記内枠フレー
ム14を外枠フレーム13に対し伸した状態でチェーン
20を駆動しつつバケットエレベータ8全体をバケット
19の横方向(図2中紙面と直角な方向)へ移動させる
と、バケット19はチェーン20と共に移動し、前記内
枠フレーム14先端のスプロケット17を通過したバケ
ット19は、そのガイドローラ24が内枠フレーム14
のインナガイドレール25の外側に接する形で案内され
た状態でばら物7を掻き取りつつ移動し、内枠フレーム
14の部分を通過した後は、前記ガイドローラ24が外
枠フレーム13のアウタガイドレール29の内側に接す
る形で案内された状態でばら物7を掻き取りつつ移動
し、外枠フレーム13基端のスプロケット16を経て上
昇して行く。
【0012】この結果、ばら物7の掘削時に、バケット
19に横方向に大きな力が作用しても、バケット19が
内枠フレーム14の部分を通っているときには、該内枠
フレーム14のインナガイドレール25に沿ってガイド
ローラ24が走行し、又、バケット19が外枠フレーム
13の部分を通っているときには、該外枠フレーム13
のアウタガイドレール29に沿ってガイドローラ24が
走行するため、バケット19はその姿勢を確実に保持さ
れつつ安定して移動し、効率よくばら物7の掻き取りが
行われ、しかも、このとき、チェーン20に対しばら物
7の掻き取りに必要な張力以上の張力を加える必要はな
く、チェーン20に大きな負荷は加わらずチェーン20
の損耗が大幅に減少し、チェーン20が長寿命化する。
19に横方向に大きな力が作用しても、バケット19が
内枠フレーム14の部分を通っているときには、該内枠
フレーム14のインナガイドレール25に沿ってガイド
ローラ24が走行し、又、バケット19が外枠フレーム
13の部分を通っているときには、該外枠フレーム13
のアウタガイドレール29に沿ってガイドローラ24が
走行するため、バケット19はその姿勢を確実に保持さ
れつつ安定して移動し、効率よくばら物7の掻き取りが
行われ、しかも、このとき、チェーン20に対しばら物
7の掻き取りに必要な張力以上の張力を加える必要はな
く、チェーン20に大きな負荷は加わらずチェーン20
の損耗が大幅に減少し、チェーン20が長寿命化する。
【0013】しかしながら、図5に示される如き連続式
アンローダのバケットエレベータにおいては、ガイドロ
ーラ24とインナガイドレール25或いはアウタガイド
レール29との間にばら物7が噛み込んでしまった場
合、前記インナガイドレール25は内枠フレーム14
に、又、前記アウタガイドレール29は外枠フレーム1
3に夫々完全に固定されているため、ガイドローラ24
とインナガイドレール25或いはアウタガイドレール2
9に大きな負荷が加わって好ましくないと共に、ガイド
ローラ24とインナガイドレール25或いはアウタガイ
ドレール29の摩耗も大きくなるという不具合を有して
いた。
アンローダのバケットエレベータにおいては、ガイドロ
ーラ24とインナガイドレール25或いはアウタガイド
レール29との間にばら物7が噛み込んでしまった場
合、前記インナガイドレール25は内枠フレーム14
に、又、前記アウタガイドレール29は外枠フレーム1
3に夫々完全に固定されているため、ガイドローラ24
とインナガイドレール25或いはアウタガイドレール2
9に大きな負荷が加わって好ましくないと共に、ガイド
ローラ24とインナガイドレール25或いはアウタガイ
ドレール29の摩耗も大きくなるという不具合を有して
いた。
【0014】本考案は、斯かる実情に鑑み、伸縮自在な
掻き取り部フレームの全長に亘ってチェーンに過大な負
荷をかけることなく、バケットの姿勢を保持して効率よ
くばら物の掻き取りを行うことができ、チェーンの長寿
命化を図り得ると共に、ガイドローラとインナガイドレ
ール或いはアウタガイドレールとの間にばら物が噛み込
んでしまった場合にもそれらに過大な負荷が作用するこ
とを防止し得、ガイドローラとインナガイドレール或い
はアウタガイドレールの摩耗を最小限に抑え得る連続式
アンローダのバケットエレベータを提供しようとするも
のである。
掻き取り部フレームの全長に亘ってチェーンに過大な負
荷をかけることなく、バケットの姿勢を保持して効率よ
くばら物の掻き取りを行うことができ、チェーンの長寿
命化を図り得ると共に、ガイドローラとインナガイドレ
ール或いはアウタガイドレールとの間にばら物が噛み込
んでしまった場合にもそれらに過大な負荷が作用するこ
とを防止し得、ガイドローラとインナガイドレール或い
はアウタガイドレールの摩耗を最小限に抑え得る連続式
アンローダのバケットエレベータを提供しようとするも
のである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本考案は、外枠フレーム
に対し入れ子状となるよう内枠フレームを伸縮自在に配
設して掻き取り部フレームを形成し、該掻き取り部フレ
ームの外枠フレームと内枠フレームのうちのいずれか一
方のフレームを上下方向に延びる本体フレームの下端部
に上下方向に移動可能に且つ略水平に取り付け、前記し
た一方のフレームの基端と他方のフレームの先端にスプ
ロケットを取り付け、該両スプロケットと前記本体フレ
ーム上部に設けたスプロケットに、多数のばら物掻き取
り用のバケットが取り付けられた無端状のチェーンを掛
け回してなる連続式アンローダのバケットエレベータで
あって、前記内枠フレームの下部に、その長手方向に延
び且つバケットのガイドローラを外側に接する形で案内
するインナガイドレールを、前記内枠フレームの長手方
向に延びる軸を中心として揺動自在に配設し、且つ前記
内枠フレームの下部と前記インナガイドレールとの間
に、該インナガイドレールを支持し且つ前記ガイドロー
ラから離反する方向へのインナガイドレールの揺動を吸
収可能な弾性体を介在せしめると共に、前記外枠フレー
ムの下部に、その長手方向に延び且つ前記バケットのガ
イドローラを内側に接する形で案内するアウタガイドレ
ールを、前記外枠フレームの長手方向に延びる軸を中心
として揺動自在に配設し、且つ前記外枠フレームの下部
と前記アウタガイドレールとの間に、該アウタガイドレ
ールを支持し且つ前記ガイドローラから離反する方向へ
のアウタガイドレールの揺動を吸収可能な弾性体を介在
せしめたことを特徴とするものである。
に対し入れ子状となるよう内枠フレームを伸縮自在に配
設して掻き取り部フレームを形成し、該掻き取り部フレ
ームの外枠フレームと内枠フレームのうちのいずれか一
方のフレームを上下方向に延びる本体フレームの下端部
に上下方向に移動可能に且つ略水平に取り付け、前記し
た一方のフレームの基端と他方のフレームの先端にスプ
ロケットを取り付け、該両スプロケットと前記本体フレ
ーム上部に設けたスプロケットに、多数のばら物掻き取
り用のバケットが取り付けられた無端状のチェーンを掛
け回してなる連続式アンローダのバケットエレベータで
あって、前記内枠フレームの下部に、その長手方向に延
び且つバケットのガイドローラを外側に接する形で案内
するインナガイドレールを、前記内枠フレームの長手方
向に延びる軸を中心として揺動自在に配設し、且つ前記
内枠フレームの下部と前記インナガイドレールとの間
に、該インナガイドレールを支持し且つ前記ガイドロー
ラから離反する方向へのインナガイドレールの揺動を吸
収可能な弾性体を介在せしめると共に、前記外枠フレー
ムの下部に、その長手方向に延び且つ前記バケットのガ
イドローラを内側に接する形で案内するアウタガイドレ
ールを、前記外枠フレームの長手方向に延びる軸を中心
として揺動自在に配設し、且つ前記外枠フレームの下部
と前記アウタガイドレールとの間に、該アウタガイドレ
ールを支持し且つ前記ガイドローラから離反する方向へ
のアウタガイドレールの揺動を吸収可能な弾性体を介在
せしめたことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】従って、掻き取り部フレームの外枠フレームを
上下方向に延びる本体フレームの下端部に上下方向に移
動可能に且つ略水平に取り付け、前記外枠フレームの基
端と内枠フレームの先端にスプロケットを取り付けた連
続式アンローダのバケットエレベータの場合、船倉内の
奥部からばら物の掻き取りを行うために掻き取り部フレ
ームの外枠フレームに対し内枠フレームを伸した状態で
チェーンを駆動しつつバケットエレベータ全体をバケッ
トの横方向へ移動させると、バケットはチェーンと共に
移動し、前記内枠フレーム先端のスプロケットを通過し
たバケットは、内枠フレームに対して弾性支持されたイ
ンナガイドレールの外側にガイドローラが接する形で案
内された状態で、ばら物を掻き取りつつ移動し、前記バ
ケットが内枠フレームの部分を通過した後は、外枠フレ
ームに対して弾性支持されたアウタガイドレールの内側
に前記ガイドローラが接する形で案内された状態で、バ
ケットがばら物を掻き取りつつ移動し、外枠フレーム基
端のスプロケットを経て上昇して行き、この結果、ばら
物の掘削時に、バケットに横方向に大きな力が作用して
も、バケットが内枠フレームの部分を通っているときに
は、該内枠フレームに対して弾性支持されたインナガイ
ドレールに沿ってガイドローラが走行し、又、バケット
が外枠フレームの部分を通っているときには、該外枠フ
レームに対して弾性支持されたアウタガイドレールに沿
ってガイドローラが走行するため、バケットはその姿勢
を確実に保持されつつ安定して移動し、効率よくばら物
の掻き取りが行われ、しかも、このとき、チェーンに対
しばら物の掻き取りに必要な張力以上の張力を加える必
要はなく、チェーンに大きな負荷は加わらずチェーンの
損耗が大幅に減少し、チェーンが長寿命化する。
上下方向に延びる本体フレームの下端部に上下方向に移
動可能に且つ略水平に取り付け、前記外枠フレームの基
端と内枠フレームの先端にスプロケットを取り付けた連
続式アンローダのバケットエレベータの場合、船倉内の
奥部からばら物の掻き取りを行うために掻き取り部フレ
ームの外枠フレームに対し内枠フレームを伸した状態で
チェーンを駆動しつつバケットエレベータ全体をバケッ
トの横方向へ移動させると、バケットはチェーンと共に
移動し、前記内枠フレーム先端のスプロケットを通過し
たバケットは、内枠フレームに対して弾性支持されたイ
ンナガイドレールの外側にガイドローラが接する形で案
内された状態で、ばら物を掻き取りつつ移動し、前記バ
ケットが内枠フレームの部分を通過した後は、外枠フレ
ームに対して弾性支持されたアウタガイドレールの内側
に前記ガイドローラが接する形で案内された状態で、バ
ケットがばら物を掻き取りつつ移動し、外枠フレーム基
端のスプロケットを経て上昇して行き、この結果、ばら
物の掘削時に、バケットに横方向に大きな力が作用して
も、バケットが内枠フレームの部分を通っているときに
は、該内枠フレームに対して弾性支持されたインナガイ
ドレールに沿ってガイドローラが走行し、又、バケット
が外枠フレームの部分を通っているときには、該外枠フ
レームに対して弾性支持されたアウタガイドレールに沿
ってガイドローラが走行するため、バケットはその姿勢
を確実に保持されつつ安定して移動し、効率よくばら物
の掻き取りが行われ、しかも、このとき、チェーンに対
しばら物の掻き取りに必要な張力以上の張力を加える必
要はなく、チェーンに大きな負荷は加わらずチェーンの
損耗が大幅に減少し、チェーンが長寿命化する。
【0017】一方、ばら物の掻き取り中に、ガイドロー
ラとインナガイドレールとの間にばら物が噛み込んでし
まった場合には、内枠フレームの下部とインナガイドレ
ールとの間に介在された弾性体が圧縮されて変形するこ
とにより、インナガイドレールが軸を中心としてガイド
ローラから離反する方向へ揺動するため、ガイドローラ
とインナガイドレールに大きな負荷が作用することはな
く、ガイドローラとインナガイドレールの摩耗も最小限
に抑えられ、又、ガイドローラとアウタガイドレールと
の間にばら物が噛み込んでしまった場合には、外枠フレ
ームの下部とアウタガイドレールとの間に介在された弾
性体が圧縮されて変形することにより、アウタガイドレ
ールが軸を中心としてガイドローラから離反する方向へ
揺動するため、ガイドローラとアウタガイドレールに大
きな負荷が作用することはなく、ガイドローラとアウタ
ガイドレールの摩耗も最小限に抑えられる。
ラとインナガイドレールとの間にばら物が噛み込んでし
まった場合には、内枠フレームの下部とインナガイドレ
ールとの間に介在された弾性体が圧縮されて変形するこ
とにより、インナガイドレールが軸を中心としてガイド
ローラから離反する方向へ揺動するため、ガイドローラ
とインナガイドレールに大きな負荷が作用することはな
く、ガイドローラとインナガイドレールの摩耗も最小限
に抑えられ、又、ガイドローラとアウタガイドレールと
の間にばら物が噛み込んでしまった場合には、外枠フレ
ームの下部とアウタガイドレールとの間に介在された弾
性体が圧縮されて変形することにより、アウタガイドレ
ールが軸を中心としてガイドローラから離反する方向へ
揺動するため、ガイドローラとアウタガイドレールに大
きな負荷が作用することはなく、ガイドローラとアウタ
ガイドレールの摩耗も最小限に抑えられる。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。
する。
【0019】図1は本考案の一実施例であって、図中、
図5と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてお
り、基本的な構成は図5に示すものと同様であるが、本
実施例の特徴とするところは、図1に示す如く、内枠フ
レーム14の下部に、その長手方向に延び且つバケット
19のガイドローラ24を外側に接する形で案内するイ
ンナガイドレール25を、前記内枠フレーム14の長手
方向に延びる軸30を中心として揺動自在に配設し、且
つ前記内枠フレーム14の下部と前記インナガイドレー
ル25との間に、該インナガイドレール25を支持し且
つ前記ガイドローラ24から離反する方向へのインナガ
イドレール25の揺動を吸収可能なスプリングやウレタ
ンゴム等の弾性体31を介在せしめると共に、前記外枠
フレーム13の下部に、その長手方向に延び且つ前記バ
ケット19のガイドローラ24を内側に接する形で案内
するアウタガイドレール29を、前記外枠フレーム13
の長手方向に延びる軸32を中心として揺動自在に配設
し、且つ前記外枠フレーム13の下部と前記アウタガイ
ドレール29との間に、該アウタガイドレール29を支
持し且つ前記ガイドローラ24から離反する方向へのア
ウタガイドレール29の揺動を吸収可能なスプリングや
ウレタンゴム等の弾性体33を介在せしめた点にある。
図5と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてお
り、基本的な構成は図5に示すものと同様であるが、本
実施例の特徴とするところは、図1に示す如く、内枠フ
レーム14の下部に、その長手方向に延び且つバケット
19のガイドローラ24を外側に接する形で案内するイ
ンナガイドレール25を、前記内枠フレーム14の長手
方向に延びる軸30を中心として揺動自在に配設し、且
つ前記内枠フレーム14の下部と前記インナガイドレー
ル25との間に、該インナガイドレール25を支持し且
つ前記ガイドローラ24から離反する方向へのインナガ
イドレール25の揺動を吸収可能なスプリングやウレタ
ンゴム等の弾性体31を介在せしめると共に、前記外枠
フレーム13の下部に、その長手方向に延び且つ前記バ
ケット19のガイドローラ24を内側に接する形で案内
するアウタガイドレール29を、前記外枠フレーム13
の長手方向に延びる軸32を中心として揺動自在に配設
し、且つ前記外枠フレーム13の下部と前記アウタガイ
ドレール29との間に、該アウタガイドレール29を支
持し且つ前記ガイドローラ24から離反する方向へのア
ウタガイドレール29の揺動を吸収可能なスプリングや
ウレタンゴム等の弾性体33を介在せしめた点にある。
【0020】本実施例においては、内枠フレーム14の
下部に突設したブラケット34に対し、インナガイドレ
ール25の基部25aから突設したブラケット35を軸
30を介して枢着し、且つ内枠フレーム14の下部とイ
ンナガイドレール25の基部25aから突設したブラケ
ット36とを弾性体31によって連結すると共に、外枠
フレーム13の下部に突設したブラケット37に対し、
アウタガイドレール29の基部29aから突設したブラ
ケット38を軸32を介して枢着し、且つ外枠フレーム
13の下部とアウタガイドレール29の基部29aから
突設したブラケット39とを弾性体33によって連結し
てある。
下部に突設したブラケット34に対し、インナガイドレ
ール25の基部25aから突設したブラケット35を軸
30を介して枢着し、且つ内枠フレーム14の下部とイ
ンナガイドレール25の基部25aから突設したブラケ
ット36とを弾性体31によって連結すると共に、外枠
フレーム13の下部に突設したブラケット37に対し、
アウタガイドレール29の基部29aから突設したブラ
ケット38を軸32を介して枢着し、且つ外枠フレーム
13の下部とアウタガイドレール29の基部29aから
突設したブラケット39とを弾性体33によって連結し
てある。
【0021】次に、上記実施例の作動を説明する。
【0022】船倉6内の奥部からばら物7の掻き取りを
行うために前記内枠フレーム14を外枠フレーム13に
対し伸した状態でチェーン20を駆動しつつバケットエ
レベータ8全体をバケット19の横方向(図2中紙面と
直角な方向)へ移動させると、バケット19はチェーン
20と共に移動し、前記内枠フレーム14先端のスプロ
ケット17を通過したバケット19は、内枠フレーム1
4に対して弾性支持されたインナガイドレール25の外
側にガイドローラ24が接する形で案内された状態で、
ばら物7を掻き取りつつ移動し、前記バケット19が内
枠フレーム14の部分を通過した後は、外枠フレーム1
3に対して弾性支持されたアウタガイドレール29の内
側に前記ガイドローラ24が接する形で案内された状態
で、バケット19がばら物7を掻き取りつつ移動し、外
枠フレーム13基端のスプロケット16を経て上昇して
行き、この結果、ばら物7の掘削時に、バケット19に
横方向に大きな力が作用しても、バケット19が内枠フ
レーム14の部分を通っているときには、該内枠フレー
ム14に対して弾性支持されたインナガイドレール25
に沿ってガイドローラ24が走行し、又、バケット19
が外枠フレーム13の部分を通っているときには、該外
枠フレーム13に対して弾性支持されたアウタガイドレ
ール29に沿ってガイドローラ24が走行するため、バ
ケット19はその姿勢を確実に保持されつつ安定して移
動し、効率よくばら物7の掻き取りが行われ、しかも、
このとき、チェーン20に対しばら物7の掻き取りに必
要な張力以上の張力を加える必要はなく、チェーン20
に大きな負荷は加わらずチェーン20の損耗が大幅に減
少し、チェーン20が長寿命化する。
行うために前記内枠フレーム14を外枠フレーム13に
対し伸した状態でチェーン20を駆動しつつバケットエ
レベータ8全体をバケット19の横方向(図2中紙面と
直角な方向)へ移動させると、バケット19はチェーン
20と共に移動し、前記内枠フレーム14先端のスプロ
ケット17を通過したバケット19は、内枠フレーム1
4に対して弾性支持されたインナガイドレール25の外
側にガイドローラ24が接する形で案内された状態で、
ばら物7を掻き取りつつ移動し、前記バケット19が内
枠フレーム14の部分を通過した後は、外枠フレーム1
3に対して弾性支持されたアウタガイドレール29の内
側に前記ガイドローラ24が接する形で案内された状態
で、バケット19がばら物7を掻き取りつつ移動し、外
枠フレーム13基端のスプロケット16を経て上昇して
行き、この結果、ばら物7の掘削時に、バケット19に
横方向に大きな力が作用しても、バケット19が内枠フ
レーム14の部分を通っているときには、該内枠フレー
ム14に対して弾性支持されたインナガイドレール25
に沿ってガイドローラ24が走行し、又、バケット19
が外枠フレーム13の部分を通っているときには、該外
枠フレーム13に対して弾性支持されたアウタガイドレ
ール29に沿ってガイドローラ24が走行するため、バ
ケット19はその姿勢を確実に保持されつつ安定して移
動し、効率よくばら物7の掻き取りが行われ、しかも、
このとき、チェーン20に対しばら物7の掻き取りに必
要な張力以上の張力を加える必要はなく、チェーン20
に大きな負荷は加わらずチェーン20の損耗が大幅に減
少し、チェーン20が長寿命化する。
【0023】一方、ばら物7の掻き取り中に、ガイドロ
ーラ24とインナガイドレール25との間にばら物7が
噛み込んでしまった場合には、弾性体31が圧縮されて
変形することにより、インナガイドレール25が軸30
を中心としてガイドローラ24から離反する方向へ揺動
するため、ガイドローラ24とインナガイドレール25
に大きな負荷が作用することはなく、ガイドローラ24
とインナガイドレール25或いはアウタガイドレール2
9の摩耗も最小限に抑えられ、又、ガイドローラ24と
アウタガイドレール29との間にばら物7が噛み込んで
しまった場合には、弾性体33が圧縮されて変形するこ
とにより、アウタガイドレール29が軸32を中心とし
てガイドローラ24から離反する方向へ揺動するため、
ガイドローラ24とアウタガイドレール29に大きな負
荷が作用することはなく、ガイドローラ24とアウタガ
イドレール29の摩耗も最小限に抑えられる。
ーラ24とインナガイドレール25との間にばら物7が
噛み込んでしまった場合には、弾性体31が圧縮されて
変形することにより、インナガイドレール25が軸30
を中心としてガイドローラ24から離反する方向へ揺動
するため、ガイドローラ24とインナガイドレール25
に大きな負荷が作用することはなく、ガイドローラ24
とインナガイドレール25或いはアウタガイドレール2
9の摩耗も最小限に抑えられ、又、ガイドローラ24と
アウタガイドレール29との間にばら物7が噛み込んで
しまった場合には、弾性体33が圧縮されて変形するこ
とにより、アウタガイドレール29が軸32を中心とし
てガイドローラ24から離反する方向へ揺動するため、
ガイドローラ24とアウタガイドレール29に大きな負
荷が作用することはなく、ガイドローラ24とアウタガ
イドレール29の摩耗も最小限に抑えられる。
【0024】こうして、伸縮自在な掻き取り部フレーム
15の全長に亘ってチェーン20に過大な負荷をかける
ことなく、バケット19の姿勢を確実に保持して効率よ
くばら物7の掻き取りを行うことができ、チェーン20
の長寿命化を図ることが可能となると共に、ガイドロー
ラ24とインナガイドレール25或いはアウタガイドレ
ール29との間にばら物7が噛み込んでしまった場合に
もそれらに過大な負荷が作用することを防止でき、ガイ
ドローラ24とインナガイドレール25或いはアウタガ
イドレール29の摩耗を最小限に抑えることができる。
15の全長に亘ってチェーン20に過大な負荷をかける
ことなく、バケット19の姿勢を確実に保持して効率よ
くばら物7の掻き取りを行うことができ、チェーン20
の長寿命化を図ることが可能となると共に、ガイドロー
ラ24とインナガイドレール25或いはアウタガイドレ
ール29との間にばら物7が噛み込んでしまった場合に
もそれらに過大な負荷が作用することを防止でき、ガイ
ドローラ24とインナガイドレール25或いはアウタガ
イドレール29の摩耗を最小限に抑えることができる。
【0025】尚、本考案の連続式アンローダのバケット
エレベータは、上述の実施例にのみ限定されるものでは
なく、外枠フレームの代りに内枠フレームを本体フレー
ムの下端に設け、内枠フレームに対し外枠フレームを伸
縮し得るようにしてもよいこと、その他、本考案の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
エレベータは、上述の実施例にのみ限定されるものでは
なく、外枠フレームの代りに内枠フレームを本体フレー
ムの下端に設け、内枠フレームに対し外枠フレームを伸
縮し得るようにしてもよいこと、その他、本考案の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の連続式ア
ンローダのバケットエレベータによれば、伸縮自在な掻
き取り部フレームの全長に亘ってチェーンに過大な負荷
をかけることなく、バケットの姿勢を確実に保持して効
率よくばら物の掻き取りを行うことができ、チェーンの
長寿命化を図り得ると共に、ガイドローラとインナガイ
ドレール或いはアウタガイドレールとの間にばら物が噛
み込んでしまった場合にもそれらに過大な負荷が作用す
ることを防止し得、ガイドローラとインナガイドレール
或いはアウタガイドレールの摩耗を最小限に抑え得ると
いう優れた効果を奏し得る。
ンローダのバケットエレベータによれば、伸縮自在な掻
き取り部フレームの全長に亘ってチェーンに過大な負荷
をかけることなく、バケットの姿勢を確実に保持して効
率よくばら物の掻き取りを行うことができ、チェーンの
長寿命化を図り得ると共に、ガイドローラとインナガイ
ドレール或いはアウタガイドレールとの間にばら物が噛
み込んでしまった場合にもそれらに過大な負荷が作用す
ることを防止し得、ガイドローラとインナガイドレール
或いはアウタガイドレールの摩耗を最小限に抑え得ると
いう優れた効果を奏し得る。
【図1】本考案の一実施例の要部断面図(図3のIV−
IV断面相当図)である。
IV断面相当図)である。
【図2】従来の連続式アンローダの一例を表わす全体側
面図である。
面図である。
【図3】図2のIII部詳細図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】従来の改良例を表わす要部断面図(図3のIV
−IV断面相当図)である。
−IV断面相当図)である。
7 ばら物 8 バケットエレベータ 12 本体フレーム 13 外枠フレーム 14 内枠フレーム 15 掻き取り部フレーム 16 スプロケット 17 スプロケット 18 スプロケット 19 バケット 20 チェーン 24 ガイドローラ 25 インナガイドレール 29 アウタガイドレール 30 軸 31 弾性体 32 軸 33 弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松田 浩昌 東京都江東区毛利一丁目19番10号 石川 島播磨重工業株式会社 江東事務所内 (72)考案者 田畑 宏明 東京都江東区毛利一丁目19番10号 石川 島播磨重工業株式会社 江東事務所内 (56)参考文献 特開 昭63−267606(JP,A) 特開 平1−150613(JP,A) 特開 昭63−267607(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 67/60 - 67/62 B65G 65/00 - 65/28 B65G 17/12 B65G 21/22
Claims (1)
- 【請求項1】 外枠フレームに対し入れ子状となるよう
内枠フレームを伸縮自在に配設して掻き取り部フレーム
を形成し、該掻き取り部フレームの外枠フレームと内枠
フレームのうちのいずれか一方のフレームを上下方向に
延びる本体フレームの下端部に上下方向に移動可能に且
つ略水平に取り付け、前記した一方のフレームの基端と
他方のフレームの先端にスプロケットを取り付け、該両
スプロケットと前記本体フレーム上部に設けたスプロケ
ットに、多数のばら物掻き取り用のバケットが取り付け
られた無端状のチェーンを掛け回してなる連続式アンロ
ーダのバケットエレベータであって、前記内枠フレーム
の下部に、その長手方向に延び且つバケットのガイドロ
ーラを外側に接する形で案内するインナガイドレール
を、前記内枠フレームの長手方向に延びる軸を中心とし
て揺動自在に配設し、且つ前記内枠フレームの下部と前
記インナガイドレールとの間に、該インナガイドレール
を支持し且つ前記ガイドローラから離反する方向へのイ
ンナガイドレールの揺動を吸収可能な弾性体を介在せし
めると共に、前記外枠フレームの下部に、その長手方向
に延び且つ前記バケットのガイドローラを内側に接する
形で案内するアウタガイドレールを、前記外枠フレーム
の長手方向に延びる軸を中心として揺動自在に配設し、
且つ前記外枠フレームの下部と前記アウタガイドレール
との間に、該アウタガイドレールを支持し且つ前記ガイ
ドローラから離反する方向へのアウタガイドレールの揺
動を吸収可能な弾性体を介在せしめたことを特徴とする
連続式アンローダのバケットエレベータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993056391U JP2572053Y2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 連続式アンローダのバケットエレベータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993056391U JP2572053Y2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 連続式アンローダのバケットエレベータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0724830U JPH0724830U (ja) | 1995-05-12 |
JP2572053Y2 true JP2572053Y2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=13025929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993056391U Expired - Fee Related JP2572053Y2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 連続式アンローダのバケットエレベータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2572053Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110510428B (zh) * | 2019-09-19 | 2023-10-03 | 大连华锐重工集团股份有限公司 | 链斗式连续卸船机带缓冲导轮装置的链斗 |
CN110510429A (zh) * | 2019-09-19 | 2019-11-29 | 大连华锐重工集团股份有限公司 | 链斗式卸船机用多层导轨式取料装置 |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP1993056391U patent/JP2572053Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0724830U (ja) | 1995-05-12 |
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Date | Code | Title | Description |
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S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323113 |
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R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
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