JPH0724830U - 連続式アンローダのバケットエレベータ - Google Patents

連続式アンローダのバケットエレベータ

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JPH0724830U
JPH0724830U JP5639193U JP5639193U JPH0724830U JP H0724830 U JPH0724830 U JP H0724830U JP 5639193 U JP5639193 U JP 5639193U JP 5639193 U JP5639193 U JP 5639193U JP H0724830 U JPH0724830 U JP H0724830U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 掻き取り部フレーム全長に亘りチェーンに過
大な負荷をかけずに、バケットの姿勢を確実に保持して
効率よくばら物の掻き取りを行い、チェーンの長寿命化
を図ると共に、ガイドローラとインナ或いはアウタガイ
ドレールの間にばら物が噛み込んだ際にもそれらに過大
な負荷が作用しないようにし、摩耗を最小限とする。 【構成】 内枠フレーム14下部にバケット19のガイ
ドローラ24用のインナガイドレール25を軸30を中
心に揺動自在に配設し、内枠フレーム14下部とインナ
ガイドレール25の間にインナガイドレール25の揺動
を吸収可能な弾性体31を介在せしめ、外枠フレーム1
3下部にガイドローラ24用のアウタガイドレール29
を軸32を中心に揺動自在に配設し、外枠フレーム13
下部とアウタガイドレール29の間にアウタガイドレー
ル29の揺動を吸収可能な弾性体33を介在せしめる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、連続式アンローダのバケットエレベータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、グラブ付アンローダに代る荷役機械として連続式アンローダが採用され るようになっており、該連続式アンローダは、一般に図2に示される如く、岸壁 1に敷設されたレール2上を走行可能な走行フレーム3上に、傾動自在なブーム 4を備えた旋回フレーム5を設け、前記ブーム4先端に、船倉6内の鉄鉱石等の ばら物7を掻き取って船倉6外に搬出可能なバケットエレベータ8を吊り下げる と共に、前記ブーム4内に、前記バケットエレベータ8で掻き取ったばら物7を ブーム4基端側へ搬送可能なブームコンベア9を配設し、前記走行フレーム3に 、前記ブームコンベア9からシュート11を介して送給されるばら物7を走行フ レーム3外に搬出可能な搬出コンベア10を配設してなる構成を有している。
【0003】 前記連続式アンローダにおいては、船倉6内のばら物7は、バケットエレベー タ8によって掻き取られて船倉6外に積み出され、ブームコンベア9によってブ ーム4の先端側から基端側へ搬送され、シュート11を介して搬出コンベア10 上に落下し、該搬出コンベア10により走行フレーム3外へ搬出される。
【0004】 一方、前記バケットエレベータ8は、図2〜図4に示される如く、前記ブーム 4先端に枢着された上下方向に延びる本体フレーム12の下端部に、端面を開放 した外枠フレーム13に対し入れ子状となるよう内枠フレーム14を伸縮自在に 配設してなる掻き取り部フレーム15の前記外枠フレーム13を、昇降フレーム 23を介し略水平に取り付け、該外枠フレーム13の基端と内枠フレーム14の 先端にスプロケット16,17を取り付け、該両スプロケット16,17と前記 本体フレーム12上部に設けたスプロケット18に、多数のばら物掻き取り用の バケット19が取り付けられた無端状のチェーン20を掛け回してなる構成を有 している。
【0005】 前記外枠フレーム13に対する内枠フレーム14の伸縮は、シリンダ21の伸 縮作動によって行われるようになっており、又、前記内枠フレーム14の伸縮に 伴いチェーン20の張力変化が生じることをなくすために、前記外枠フレーム1 3は、本体フレーム12に対しシリンダ22の伸縮作動により昇降可能な昇降フ レーム23に連結されており、図3中実線で示すように前記シリンダ21が伸張 して内枠フレーム14が外枠フレーム13に対して伸びるときには、前記シリン ダ21の作動と連動してシリンダ22が伸張し昇降フレーム23を介して外枠フ レーム13が本体フレーム12側に引き寄せられる形で上昇する一方、図3中仮 想線で示すように前記シリンダ21が収縮して内枠フレーム14が外枠フレーム 13に対して縮むときには、前記シリンダ21の作動と連動してシリンダ22が 収縮し昇降フレーム23を介して外枠フレーム13が本体フレーム12側から離 される形で下降し、これによりチェーン20の張力が常に一定に保持されるよう になっている。
【0006】 又、前記内枠フレーム14の下部には、図4に示すようにその長手方向に延び 且つバケット19の上面のガイドローラ24を案内可能なインナガイドレール2 5を配設し、前記外枠フレーム13の下部には、チェーン20を案内可能なガイ ドレール26を配設してある。
【0007】 前述の如きバケットエレベータ8においては、船倉6内の奥部からばら物7の 掻き取りを行うために前記内枠フレーム14を外枠フレーム13に対し伸した状 態でチェーン20を駆動すると、バケット19はチェーン20と共に移動し、前 記内枠フレーム14先端のスプロケット17を通過したバケット19は、そのガ イドローラ24が内枠フレーム14のインナガイドレール25に案内された状態 でばら物7を掻き取りつつ移動し、内枠フレーム14の部分を通過した後は、前 記ガイドローラ24がフリーとなる代りにチェーン20が外枠フレーム13のガ イドレール26に案内された状態でばら物7を掻き取りつつ移動し、外枠フレー ム13基端のスプロケット16を経て上昇して行く。
【0008】 尚、図中、27は外枠フレーム13に回転自在に配設され内枠フレーム14を 支持するための支持ローラ、28は本体フレーム12に回転自在に配設され昇降 フレーム23を支持するための支持ローラである。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の如き連続式アンローダのバケットエレベータ8の場合、 いわゆる側面掘削方式(サイドカッティング)、即ち、チェーン20を駆動しつ つバケットエレベータ8全体をバケット19の横方向(図2中紙面と直角な方向 )へ移動させるやり方でばら物7の掘削が行われるため、バケット19には横方 向に大きな力が作用することとなり、バケット19が内枠フレーム14の部分を 通っているときには、該内枠フレーム14のインナガイドレール25に沿ってガ イドローラ24が走行するため、バケット19はその姿勢を確実に保持されつつ 安定して移動し、効率よくばら物7の掻き取りを行えるが、バケット19が内枠 フレーム14の部分を通過後外枠フレーム13の部分を通っているときには、該 外枠フレーム13のガイドレール26に沿ってチェーン20が移動し前記ガイド ローラ24はフリーとなるため、前記バケット19の姿勢を保持し効率よくばら 物7の掻き取りを行うためにはチェーン20に対しばら物7の掻き取りに必要な 張力以上の張力を加える必要が生じ、この結果、チェーン20に大きな負荷が加 わってチェーン20の損耗が激しくなり、チェーン20が短命化するといった問 題を有していた。
【0010】 このため、前述の如き問題を解消しようとして、特願平4−280608号に 記載されたようなものが本願出願人によって出願されており、これは、図5に示 される如く、内枠フレーム14の下部に、その長手方向に延び且つバケット19 のガイドローラ24を外側に接する形で案内するインナガイドレール25を配設 すると共に、外枠フレーム13の下部に、その長手方向に延び且つ前記バケット 19のガイドローラ24を内側に接する形で案内するアウタガイドレール29を 配設したものである。
【0011】 図5に示されるものの場合、船倉6内の奥部からばら物7の掻き取りを行うた めに前記内枠フレーム14を外枠フレーム13に対し伸した状態でチェーン20 を駆動しつつバケットエレベータ8全体をバケット19の横方向(図2中紙面と 直角な方向)へ移動させると、バケット19はチェーン20と共に移動し、前記 内枠フレーム14先端のスプロケット17を通過したバケット19は、そのガイ ドローラ24が内枠フレーム14のインナガイドレール25の外側に接する形で 案内された状態でばら物7を掻き取りつつ移動し、内枠フレーム14の部分を通 過した後は、前記ガイドローラ24が外枠フレーム13のアウタガイドレール2 9の内側に接する形で案内された状態でばら物7を掻き取りつつ移動し、外枠フ レーム13基端のスプロケット16を経て上昇して行く。
【0012】 この結果、ばら物7の掘削時に、バケット19に横方向に大きな力が作用して も、バケット19が内枠フレーム14の部分を通っているときには、該内枠フレ ーム14のインナガイドレール25に沿ってガイドローラ24が走行し、又、バ ケット19が外枠フレーム13の部分を通っているときには、該外枠フレーム1 3のアウタガイドレール29に沿ってガイドローラ24が走行するため、バケッ ト19はその姿勢を確実に保持されつつ安定して移動し、効率よくばら物7の掻 き取りが行われ、しかも、このとき、チェーン20に対しばら物7の掻き取りに 必要な張力以上の張力を加える必要はなく、チェーン20に大きな負荷は加わら ずチェーン20の損耗が大幅に減少し、チェーン20が長寿命化する。
【0013】 しかしながら、図5に示される如き連続式アンローダのバケットエレベータに おいては、ガイドローラ24とインナガイドレール25或いはアウタガイドレー ル29との間にばら物7が噛み込んでしまった場合、前記インナガイドレール2 5は内枠フレーム14に、又、前記アウタガイドレール29は外枠フレーム13 に夫々完全に固定されているため、ガイドローラ24とインナガイドレール25 或いはアウタガイドレール29に大きな負荷が加わって好ましくないと共に、ガ イドローラ24とインナガイドレール25或いはアウタガイドレール29の摩耗 も大きくなるという不具合を有していた。
【0014】 本考案は、斯かる実情に鑑み、伸縮自在な掻き取り部フレームの全長に亘って チェーンに過大な負荷をかけることなく、バケットの姿勢を保持して効率よくば ら物の掻き取りを行うことができ、チェーンの長寿命化を図り得ると共に、ガイ ドローラとインナガイドレール或いはアウタガイドレールとの間にばら物が噛み 込んでしまった場合にもそれらに過大な負荷が作用することを防止し得、ガイド ローラとインナガイドレール或いはアウタガイドレールの摩耗を最小限に抑え得 る連続式アンローダのバケットエレベータを提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本考案は、外枠フレームに対し入れ子状となるよう内枠フレームを伸縮自在に 配設して掻き取り部フレームを形成し、該掻き取り部フレームの外枠フレームと 内枠フレームのうちのいずれか一方のフレームを上下方向に延びる本体フレーム の下端部に上下方向に移動可能に且つ略水平に取り付け、前記した一方のフレー ムの基端と他方のフレームの先端にスプロケットを取り付け、該両スプロケット と前記本体フレーム上部に設けたスプロケットに、多数のばら物掻き取り用のバ ケットが取り付けられた無端状のチェーンを掛け回してなる連続式アンローダの バケットエレベータであって、前記内枠フレームの下部に、その長手方向に延び 且つバケットのガイドローラを外側に接する形で案内するインナガイドレールを 、前記内枠フレームの長手方向に延びる軸を中心として揺動自在に配設し、且つ 前記内枠フレームの下部と前記インナガイドレールとの間に、該インナガイドレ ールを支持し且つ前記ガイドローラから離反する方向へのインナガイドレールの 揺動を吸収可能な弾性体を介在せしめると共に、前記外枠フレームの下部に、そ の長手方向に延び且つ前記バケットのガイドローラを内側に接する形で案内する アウタガイドレールを、前記外枠フレームの長手方向に延びる軸を中心として揺 動自在に配設し、且つ前記外枠フレームの下部と前記アウタガイドレールとの間 に、該アウタガイドレールを支持し且つ前記ガイドローラから離反する方向への アウタガイドレールの揺動を吸収可能な弾性体を介在せしめたことを特徴とする ものである。
【0016】
【作用】
従って、掻き取り部フレームの外枠フレームを上下方向に延びる本体フレーム の下端部に上下方向に移動可能に且つ略水平に取り付け、前記外枠フレームの基 端と内枠フレームの先端にスプロケットを取り付けた連続式アンローダのバケッ トエレベータの場合、船倉内の奥部からばら物の掻き取りを行うために掻き取り 部フレームの外枠フレームに対し内枠フレームを伸した状態でチェーンを駆動し つつバケットエレベータ全体をバケットの横方向へ移動させると、バケットはチ ェーンと共に移動し、前記内枠フレーム先端のスプロケットを通過したバケット は、内枠フレームに対して弾性支持されたインナガイドレールの外側にガイドロ ーラが接する形で案内された状態で、ばら物を掻き取りつつ移動し、前記バケッ トが内枠フレームの部分を通過した後は、外枠フレームに対して弾性支持された アウタガイドレールの内側に前記ガイドローラが接する形で案内された状態で、 バケットがばら物を掻き取りつつ移動し、外枠フレーム基端のスプロケットを経 て上昇して行き、この結果、ばら物の掘削時に、バケットに横方向に大きな力が 作用しても、バケットが内枠フレームの部分を通っているときには、該内枠フレ ームに対して弾性支持されたインナガイドレールに沿ってガイドローラが走行し 、又、バケットが外枠フレームの部分を通っているときには、該外枠フレームに 対して弾性支持されたアウタガイドレールに沿ってガイドローラが走行するため 、バケットはその姿勢を確実に保持されつつ安定して移動し、効率よくばら物の 掻き取りが行われ、しかも、このとき、チェーンに対しばら物の掻き取りに必要 な張力以上の張力を加える必要はなく、チェーンに大きな負荷は加わらずチェー ンの損耗が大幅に減少し、チェーンが長寿命化する。
【0017】 一方、ばら物の掻き取り中に、ガイドローラとインナガイドレールとの間にば ら物が噛み込んでしまった場合には、内枠フレームの下部とインナガイドレール との間に介在された弾性体が圧縮されて変形することにより、インナガイドレー ルが軸を中心としてガイドローラから離反する方向へ揺動するため、ガイドロー ラとインナガイドレールに大きな負荷が作用することはなく、ガイドローラとイ ンナガイドレールの摩耗も最小限に抑えられ、又、ガイドローラとアウタガイド レールとの間にばら物が噛み込んでしまった場合には、外枠フレームの下部とア ウタガイドレールとの間に介在された弾性体が圧縮されて変形することにより、 アウタガイドレールが軸を中心としてガイドローラから離反する方向へ揺動する ため、ガイドローラとアウタガイドレールに大きな負荷が作用することはなく、 ガイドローラとアウタガイドレールの摩耗も最小限に抑えられる。
【0018】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0019】 図1は本考案の一実施例であって、図中、図5と同一の符号を付した部分は同 一物を表わしており、基本的な構成は図5に示すものと同様であるが、本実施例 の特徴とするところは、図1に示す如く、内枠フレーム14の下部に、その長手 方向に延び且つバケット19のガイドローラ24を外側に接する形で案内するイ ンナガイドレール25を、前記内枠フレーム14の長手方向に延びる軸30を中 心として揺動自在に配設し、且つ前記内枠フレーム14の下部と前記インナガイ ドレール25との間に、該インナガイドレール25を支持し且つ前記ガイドロー ラ24から離反する方向へのインナガイドレール25の揺動を吸収可能なスプリ ングやウレタンゴム等の弾性体31を介在せしめると共に、前記外枠フレーム1 3の下部に、その長手方向に延び且つ前記バケット19のガイドローラ24を内 側に接する形で案内するアウタガイドレール29を、前記外枠フレーム13の長 手方向に延びる軸32を中心として揺動自在に配設し、且つ前記外枠フレーム1 3の下部と前記アウタガイドレール29との間に、該アウタガイドレール29を 支持し且つ前記ガイドローラ24から離反する方向へのアウタガイドレール29 の揺動を吸収可能なスプリングやウレタンゴム等の弾性体33を介在せしめた点 にある。
【0020】 本実施例においては、内枠フレーム14の下部に突設したブラケット34に対 し、インナガイドレール25の基部25aから突設したブラケット35を軸30 を介して枢着し、且つ内枠フレーム14の下部とインナガイドレール25の基部 25aから突設したブラケット36とを弾性体31によって連結すると共に、外 枠フレーム13の下部に突設したブラケット37に対し、アウタガイドレール2 9の基部29aから突設したブラケット38を軸32を介して枢着し、且つ外枠 フレーム13の下部とアウタガイドレール29の基部29aから突設したブラケ ット39とを弾性体33によって連結してある。
【0021】 次に、上記実施例の作動を説明する。
【0022】 船倉6内の奥部からばら物7の掻き取りを行うために前記内枠フレーム14を 外枠フレーム13に対し伸した状態でチェーン20を駆動しつつバケットエレベ ータ8全体をバケット19の横方向(図2中紙面と直角な方向)へ移動させると 、バケット19はチェーン20と共に移動し、前記内枠フレーム14先端のスプ ロケット17を通過したバケット19は、内枠フレーム14に対して弾性支持さ れたインナガイドレール25の外側にガイドローラ24が接する形で案内された 状態で、ばら物7を掻き取りつつ移動し、前記バケット19が内枠フレーム14 の部分を通過した後は、外枠フレーム13に対して弾性支持されたアウタガイド レール29の内側に前記ガイドローラ24が接する形で案内された状態で、バケ ット19がばら物7を掻き取りつつ移動し、外枠フレーム13基端のスプロケッ ト16を経て上昇して行き、この結果、ばら物7の掘削時に、バケット19に横 方向に大きな力が作用しても、バケット19が内枠フレーム14の部分を通って いるときには、該内枠フレーム14に対して弾性支持されたインナガイドレール 25に沿ってガイドローラ24が走行し、又、バケット19が外枠フレーム13 の部分を通っているときには、該外枠フレーム13に対して弾性支持されたアウ タガイドレール29に沿ってガイドローラ24が走行するため、バケット19は その姿勢を確実に保持されつつ安定して移動し、効率よくばら物7の掻き取りが 行われ、しかも、このとき、チェーン20に対しばら物7の掻き取りに必要な張 力以上の張力を加える必要はなく、チェーン20に大きな負荷は加わらずチェー ン20の損耗が大幅に減少し、チェーン20が長寿命化する。
【0023】 一方、ばら物7の掻き取り中に、ガイドローラ24とインナガイドレール25 との間にばら物7が噛み込んでしまった場合には、弾性体31が圧縮されて変形 することにより、インナガイドレール25が軸30を中心としてガイドローラ2 4から離反する方向へ揺動するため、ガイドローラ24とインナガイドレール2 5に大きな負荷が作用することはなく、ガイドローラ24とインナガイドレール 25或いはアウタガイドレール29の摩耗も最小限に抑えられ、又、ガイドロー ラ24とアウタガイドレール29との間にばら物7が噛み込んでしまった場合に は、弾性体33が圧縮されて変形することにより、アウタガイドレール29が軸 32を中心としてガイドローラ24から離反する方向へ揺動するため、ガイドロ ーラ24とアウタガイドレール29に大きな負荷が作用することはなく、ガイド ローラ24とアウタガイドレール29の摩耗も最小限に抑えられる。
【0024】 こうして、伸縮自在な掻き取り部フレーム15の全長に亘ってチェーン20に 過大な負荷をかけることなく、バケット19の姿勢を確実に保持して効率よくば ら物7の掻き取りを行うことができ、チェーン20の長寿命化を図ることが可能 となると共に、ガイドローラ24とインナガイドレール25或いはアウタガイド レール29との間にばら物7が噛み込んでしまった場合にもそれらに過大な負荷 が作用することを防止でき、ガイドローラ24とインナガイドレール25或いは アウタガイドレール29の摩耗を最小限に抑えることができる。
【0025】 尚、本考案の連続式アンローダのバケットエレベータは、上述の実施例にのみ 限定されるものではなく、外枠フレームの代りに内枠フレームを本体フレームの 下端に設け、内枠フレームに対し外枠フレームを伸縮し得るようにしてもよいこ と、その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること は勿論である。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の連続式アンローダのバケットエレベータによれ ば、伸縮自在な掻き取り部フレームの全長に亘ってチェーンに過大な負荷をかけ ることなく、バケットの姿勢を確実に保持して効率よくばら物の掻き取りを行う ことができ、チェーンの長寿命化を図り得ると共に、ガイドローラとインナガイ ドレール或いはアウタガイドレールとの間にばら物が噛み込んでしまった場合に もそれらに過大な負荷が作用することを防止し得、ガイドローラとインナガイド レール或いはアウタガイドレールの摩耗を最小限に抑え得るという優れた効果を 奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部断面図(図3のIV−
IV断面相当図)である。
【図2】従来の連続式アンローダの一例を表わす全体側
面図である。
【図3】図2のIII部詳細図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】従来の改良例を表わす要部断面図(図3のIV
−IV断面相当図)である。
【符号の説明】
7 ばら物 8 バケットエレベータ 12 本体フレーム 13 外枠フレーム 14 内枠フレーム 15 掻き取り部フレーム 16 スプロケット 17 スプロケット 18 スプロケット 19 バケット 20 チェーン 24 ガイドローラ 25 インナガイドレール 29 アウタガイドレール 30 軸 31 弾性体 32 軸 33 弾性体
フロントページの続き (72)考案者 松田 浩昌 東京都江東区毛利一丁目19番10号 石川島 播磨重工業株式会社江東事務所内 (72)考案者 田畑 宏明 東京都江東区毛利一丁目19番10号 石川島 播磨重工業株式会社江東事務所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠フレームに対し入れ子状となるよう
    内枠フレームを伸縮自在に配設して掻き取り部フレーム
    を形成し、該掻き取り部フレームの外枠フレームと内枠
    フレームのうちのいずれか一方のフレームを上下方向に
    延びる本体フレームの下端部に上下方向に移動可能に且
    つ略水平に取り付け、前記した一方のフレームの基端と
    他方のフレームの先端にスプロケットを取り付け、該両
    スプロケットと前記本体フレーム上部に設けたスプロケ
    ットに、多数のばら物掻き取り用のバケットが取り付け
    られた無端状のチェーンを掛け回してなる連続式アンロ
    ーダのバケットエレベータであって、前記内枠フレーム
    の下部に、その長手方向に延び且つバケットのガイドロ
    ーラを外側に接する形で案内するインナガイドレール
    を、前記内枠フレームの長手方向に延びる軸を中心とし
    て揺動自在に配設し、且つ前記内枠フレームの下部と前
    記インナガイドレールとの間に、該インナガイドレール
    を支持し且つ前記ガイドローラから離反する方向へのイ
    ンナガイドレールの揺動を吸収可能な弾性体を介在せし
    めると共に、前記外枠フレームの下部に、その長手方向
    に延び且つ前記バケットのガイドローラを内側に接する
    形で案内するアウタガイドレールを、前記外枠フレーム
    の長手方向に延びる軸を中心として揺動自在に配設し、
    且つ前記外枠フレームの下部と前記アウタガイドレール
    との間に、該アウタガイドレールを支持し且つ前記ガイ
    ドローラから離反する方向へのアウタガイドレールの揺
    動を吸収可能な弾性体を介在せしめたことを特徴とする
    連続式アンローダのバケットエレベータ。
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