JP3457661B1 - ペーパーウエブ分離用ストリップ及びその製造方法 - Google Patents

ペーパーウエブ分離用ストリップ及びその製造方法

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Abstract

【要約】 【課題】 厚さ寸法を小さくしても十分な強度を得るこ
とができ、ストリップ跡によるペーパーウエブの損失量
を低減することのできるペーパーウエブ分離用ストリッ
プ及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 ペーパーウエブ分離用ストリップ1を、
帯状に形成された可撓性の合成樹脂フィルムからなる芯
材1aと、芯材1aの一方の面に接合された紙材1bと
から形成したので、薄くても高い強度を有する芯材1a
により、厚さ寸法を小さくしても十分な強度が得られ
る。これにより、紙材のみを折り重ねて形成したもの、
または多数のより紐を互いに幅方向に接合することによ
って形成したものに比べ、同等以上の強度を有するとと
もに、厚さ寸法を大幅に小さくすることができる。従っ
て、ストリップ1の厚さ寸法が小さくなった分、巻き始
めのペーパーウエブに形成されるストリップ跡の量を少
なくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製紙機械等のペー
パーウエブ巻取装置の巻取ロールに巻き取られるペーパ
ーウエブを切断して新たな巻取ロールに巻き取らせるた
めに用いられるペーパーウエブ分離用ストリップ及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、製紙機械または塗工機によって
製造されるペーパーウエブは、多数のガイドローラに案
内されながら乾燥工程を経た後、所定の巻取ロールに巻
き取られる。ペーパーウエブが巻き取られる巻取ロール
の近傍には、空の巻取ロールが待機しており、巻取ロー
ルが所定の巻取量に達すると、ペーパーウエブが切断さ
れて新たな巻取ロールに巻き取られるようになってい
る。この場合、巻取ロールに巻き取られるペーパーウエ
ブを停止させずに新たな巻取ロールに連続的に巻き取ら
せるために、例えば特許文献1に記載されたペーパーウ
エブ分離装置が用いられる。
【0003】この装置は、ペーパーウエブ分離用のスト
リップを巻回したストリップ供給ドラムを巻取ロールの
幅方向一端側に備え、巻取ロールの幅方向に移動可能な
搬送装置によってストリップを巻取ロールの幅方向他端
側まで送り出した後、その先端側を巻取ロールに接着す
るように構成されている。これにより、ストリップが緊
張してペーパーウエブを切断しながらペーパーウエブの
端部と共に巻取ロールに螺旋状に巻回され、ペーパーウ
エブが新たな巻取ロールに巻き取られるようになってい
る。
【0004】また、前記ストリップには、例えば特許文
献2に記載されているように、帯状に形成された紙材を
幅方向に折り重ね、折り重ねた部分を接着剤によって接
着したもの、または多数のより紐を互いに幅方向に接合
することによって形成した紙テープが用いられている。
【0005】
【特許文献1】特開平8−119501号公報
【特許文献2】特開平8−238693号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ペーパ
ーウエブは巻取ロールに巻回されたストリップの上に巻
き取られるため、巻き始めのペーパーウエブにはストリ
ップの跡が形成されるが、このようなストリップ跡が形
成されたペーパーウエブは商品に用いることができず、
不良品として損紙処分される。
【0007】一方、特許文献2に記載された従来のスト
リップは、強度を高めるために紙材を幾重にも折り重ね
ることによって形成されているため、ストリップ自体の
厚さ寸法が大きくなる。しかしながら、ストリップが厚
くなると、ペーパーウエブに前記ストリップ跡が形成さ
れる量が多くなり、ストリップ跡によるペーパーウエブ
の損失量が増大するという問題点があった。
【0008】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、厚さ寸法を小さくし
ても十分な強度を得ることができ、ストリップ跡による
ペーパーウエブの損失量を低減することのできるペーパ
ーウエブ分離用ストリップ及びその製造方法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、ペーパーウエブが巻き取ら
れる巻取ロールの近傍で待機する空の巻取ロールに対
し、巻取ロールの幅方向に沿って配置され、回転する空
の巻取ロールに先端側を接合されることにより、ペーパ
ーウエブを切断しながらペーパーウエブの端部と共に新
たな巻取ロールに螺旋状に巻回され、ペーパーウエブを
新たな巻取ロールに巻き取らせるペーパーウエブ分離用
ストリップにおいて、帯状に形成された可撓性の合成樹
脂フィルムからなる芯材と、芯材の少なくとも一方の面
に重ね合わせて接合される紙材とからなり、芯材及び紙
材の幅方向少なくとも一端側を紙材が外面側になるよう
に折り返すとともに、芯材及び紙材の折り返し部分を厚
さ方向に加圧及び加熱することによって熱融着させてい
る。これにより、薄くても高い強度を有する芯材に紙材
を重ね合わせることによって形成されることから、厚さ
寸法を小さくしても十分な強度が得られる。この場合、
紙材によって薄い芯材の形状、寸法が保持されるととも
に、紙材に粘着テープの貼り付け、または接着剤の塗布
を行うことが可能となる。この場合、芯材及び紙材の幅
方向少なくとも一端側が折り返されていることから、幅
方向の端部の強度を高めることができる。また、芯材及
び紙材の折り返し部分が厚さ方向に加圧及び加熱するこ
とによって熱融着されていることから、折り返し部分を
接着剤によって接着する必要がない。
【0010】また、請求項2では、請求項1記載のペー
パーウエブ分離用ストリップにおいて、前記芯材に厚さ
5ミクロンから100ミクロンの合成樹脂フィルムを用
いている。これにより、請求項1の作用に加え、薄くて
も高い強度を有する芯材が用いられる。
【0011】また、請求項3では、請求項1または2記
載のペーパーウエブ分離用ストリップにおいて、前記芯
材及び紙材の幅方向両端側をそれぞれ同一面側に折り返
すとともに、その折り返し部分によって折り返した側の
面の全体を覆うように形成している。これにより、請求
1または2の作用に加え、折り返した側の面の全体が
紙材で覆われることから、何れの面にも紙材に粘着テー
プの貼り付け、または接着剤の塗布を行うことが可能と
なる。
【0012】また、請求項4では、請求項1または2記
載のペーパーウエブ分離用ストリップにおいて、前記芯
材及び紙材の幅方向両端側をそれぞれ同一面側に折り返
すとともに、その折り返し部分によって折り返した側の
面の幅方向両端部分のみを覆うように形成している。こ
れにより、請求項1または2の作用に加え、折り返し部
分によって幅方向両端部分のみが覆われることから、芯
材及び紙材の使用量が少なくなる。
【0013】また、請求項5では、請求項1または2記
載のペーパーウエブ分離用ストリップにおいて、前記芯
材及び紙材の幅方向一端側を所定の面側に折り返すとと
もに、その折り返し部分に芯材及び紙材の幅方向他端側
を折り重ねることによって形成している。これにより、
請求項1または2の作用に加え、芯材及び紙材が計3重
以上に折り重ねられる。
【0014】また、請求項6では、請求項1または2記
載のペーパーウエブ分離用ストリップにおいて、前記芯
材及び紙材を幅方向所定位置で二つ折りにすることによ
って形成している。これにより、請求項1または2の作
用に加え、二つ折りにすることによって折り返し部分が
一箇所になることから、製造工程を簡素化することがで
きる。
【0015】また、請求項7では、ペーパーウエブが巻
き取られる巻取ロールの近傍で待機する空の巻取ロール
に対し、巻取ロールの幅方向に沿って配置され、回転す
る空の巻取ロールに先端側を接合されることにより、ペ
ーパーウエブを切断しながらペーパーウエブの端部と共
に新たな巻取ロールに螺旋状に巻回され、ペーパーウエ
ブを新たな巻取ロールに巻き取らせるペーパーウエブ分
離用ストリップの製造方法において、帯状に形成された
可撓性の合成樹脂フィルムからなる芯材の一方の面に紙
材を重ね合わせて接合するとともに、芯材及び紙材の幅
方向少なくとも一端側を紙材が外面側になるように折り
返した後、厚さ方向に加圧しながら加熱することによっ
て折り返し部分を熱融着させるようにしている。これに
より、薄くても高い強度を有する芯材に紙材を重ね合わ
せることによってストリップが形成されることから、ス
トリップの厚さ寸法を小さくしても十分な強度が得られ
る。この場合、芯材及び紙材の幅方向少なくとも一端側
が折り返されることから、幅方向の端部の強度を高める
ことができる。また、芯材及び紙材を折り返した後、厚
さ方向に加圧しながら加熱することによって折り返し部
分が熱融着されることから、折り返し部分を接着剤によ
って接着する必要がない。
【0016】
【発明の実施の形態】図1乃至図8は本発明の第1の実
施形態を示すもので、図1はペーパーウエブ分離用スト
リップの部分斜視図、図2はその正面断面図、図3乃至
図6はその製造方法を示す斜視図、図7及び図8は本実
施形態のストリップを用いたペーパーウエブ分離装置を
示す概略図である。
【0017】本実施形態のストリップ1は、帯状に形成
された可撓性の合成樹脂フィルムからなる芯材1aと、
芯材1aの一方の面に接合された紙材1bとから形成さ
れ、芯材1a及び紙材1bは紙材1bが外面側になるよ
うに幅方向両端側を折り返されている。
【0018】芯材1aに用いられる合成樹脂フィルム
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル等からなり、厚さは5〜100ミクロン程度に形成さ
れている。尚、ストリップ1に紙材1bを用いるのは、
紙材1bに粘着テープの貼り付け、または接着剤の塗布
を行うためである。
【0019】次に、前記ストリップ1の製造方法につい
て説明する。まず、図3に示すように芯材1a及び紙材
1bを互いに幅寸法が等しくなるように形成し、図4に
示すように互いに一方の面同士を接合する。その際、接
着性を良好にするために、芯材1aの種類、特性に応
じ、芯材1aにコロナ放電等の表面処理を施すことが好
ましい。
【0020】芯材1a及び紙材1bを互いに接合した後
は、図5に示すように芯材1a及び紙材1bの幅方向両
端部を芯材1a同士が接触するようにそれぞれ所定位置
で同一面側に折り返す。この場合、折り返し部1cの長
さL1 は、それぞれストリップ1の幅寸法L2 のほぼ半
分の長さとし、折り返した側の面の全体が各折り返し部
1cによって覆われるようにする。
【0021】この後、前述のように幅方向両端部を折り
返えされた芯材1a及び紙材1bを、図6に示すように
一対のローラ2によって厚さ方向に加圧しながら加熱す
ることにより、折り返した芯材1a同士を熱融着させ
る。この場合、例えばヒータ等によって加熱したローラ
2で芯材1a及び紙材1bを加圧する。尚、芯材1aと
紙材1bとを接合する際にも、前述のように加圧しなが
ら加熱することによって熱融着させることが可能であ
る。
【0022】以上のようにして形成されたストリップ1
は、例えば図7及び図8に示すペーパーウエブ分離装置
に用いられる。
【0023】この装置は、ペーパーウエブ10を巻き取
る巻取ロール11と、巻取ロール11の近傍に待機する
空の巻取ロール12と、巻取ロール12の下方に配置さ
れた駆動ドラム13とを備え、前記ストリップ1を巻回
したストリップ供給ドラム14を巻取ロール12の幅方
向一端側に備えたものである。
【0024】前記装置においては、図7に示すように製
紙機械によって製造されるペーパーウエブ10が駆動ド
ラム13の上方を介して巻取ロール11に巻き取られ
る。その際、駆動ドラム13の上方には空の巻取ロール
12が回転しながら待機している。また、ストリップ1
は図示しないストリップ供給装置によって巻取ロール1
2の幅方向他端側まで送り出されるとともに、その先端
側を巻取ロール12と駆動ドラム13との間に臨ませて
いる。その際、ストリップ1の先端側は、紙材1bによ
って薄い芯材1aの形状、寸法が保持される。また、ス
トリップ1の先端側にはストリップ供給装置によって両
面粘着テープが貼り付けられている。この場合、粘着テ
ープに代えて接着剤を塗布するようにしてもよい。
【0025】ここで、巻取ロール11が所定の巻取量に
達すると、ストリップ供給装置によってストリップ1の
先端側が空の巻取ロール12と駆動ドラム13との間に
挿入される。これにより、ストリップ1の先端側が粘着
テープによって巻取ロール12に接着され、図8に示す
ようにストリップ1が巻取ロール12に巻回される。そ
の際、ストリップ1は、ストリップ供給装置によって巻
取ロール12の幅方向一端側で保持されており、これに
よりストリップ1が緊張してペーパーウエブ10を切断
しながらペーパーウエブ10の端部と共に巻取ロール1
2に螺旋状に巻き付く。また、ストリップ1は所定長さ
に切断され、ストリップ供給装置から解放される。
【0026】本実施形態のストリップ1は、合成樹脂フ
ィルムからなる芯材1aに紙材1bを重ね合わせること
によって形成されるため、薄くても高い強度を有する芯
材1aにより、厚さ寸法を小さくしても十分な強度が得
られる。これにより、従来のように紙材のみを折り重ね
て形成したもの、または多数のより紐を互いに幅方向に
接合して形成したものに比べ、同等以上の強度を有する
とともに、厚さ寸法を大幅に小さくすることができる。
従って、ストリップ1の厚さ寸法が小さくなった分、巻
き始めのペーパーウエブ10に形成されるストリップ跡
の量を少なくすることができ、ストリップ跡によるペー
パーウエブ10の損失量を大幅に低減することができ
る。
【0027】また、紙材1bによって薄い芯材1aの形
状、寸法を保持することができるとともに、紙材1bに
粘着テープの貼り付け、または接着剤の塗布を行うこと
ができるので、このような紙材1bの機能と補強部材と
しての芯材1aの機能とを併せ持ったペーパーウエブ分
離用ストリップを実現することができる。
【0028】また、前記ストリップ1は、芯材1a及び
紙材1bの幅方向両端部1cを折り返すことによって形
成されているので、幅方向両端の強度を高めることがで
き、比較的厚いペーパーウエブでも確実に切断すること
ができる。
【0029】この場合、紙材1bが外面側になるように
折り返すとともに、折り返した側の面の全体を各折り返
し部1cで覆うようにしたので、ストリップ1の何れの
面にも紙材1bに粘着テープの貼り付け、または接着剤
の塗布を行うことができ、裏表の何れの向きでも使用す
ることができる。
【0030】また、前記ストリップ1の製造方法におい
て、芯材1a及び紙材1bを折り返した後、厚さ方向に
加圧しながら加熱することによって芯材1a同士を熱融
着させるようにしたので、各折り返し部1cを接着剤に
よって接着する必要がなく、接着剤が不要となる分だけ
コストの低減を図ることができる。更に、接着層が形成
されず、しかも加圧されるので、ストリップ1をより一
層薄く形成することができる。
【0031】尚、前記実施形態では、芯材1a及び紙材
1bを一枚ずつ重ね合わせたものを示したが、芯材1a
及び紙材1bを一枚ずつ交互に複数枚重ね合わせたもの
を用いてもよい。
【0032】また、前記実施形態では、芯材1a及び紙
材1bの幅方向両端部1cを折り返すとともに、折り返
した側の面の全体をストリップ1の幅方向半分の長さの
折り返し部1cでそれぞれ覆うようにしたものを示した
が、このような構成に限定されることはない。
【0033】例えば、図9に示す第2の実施形態のスト
リップ3は、芯材3a及び紙材3bの幅方向両端部をそ
れぞれ折り返すとともに、折り返した側の面の幅方向両
端部分のみを折り返し部3cで覆うようにしたものであ
る。この場合、前記実施形態と同様、幅方向両端の強度
を高めることができるとともに、幅方向両端部分のみを
覆うように折り返しているので、芯材3a及び紙材3b
の使用量を少なくすることができ、低コスト化を図るこ
とができる。
【0034】また、図10に示す第3の実施形態のスト
リップ4は、芯材4a及び紙材4bの幅方向一端側を所
定の面側に折り返すとともに、その折り返し部4cに芯
材4a及び紙材4bの幅方向他端側の折り返し部4dを
折り重ねたものである。この場合、前記実施形態と同
様、幅方向両端の強度を高めることができるとともに、
芯材4a及び紙材4bが計3重に折り重なるので、スト
リップ4の全体の強度を大幅に向上させることができ
る。尚、本実施形態では芯材4a及び紙材4bを互いに
3重に折り重ねたものを示したが、3重よりも多く折り
重ねるようにしてもよい。
【0035】また、図11に示す第4の実施形態のスト
リップ5は、芯材5a及び紙材5bを幅方向中央で二つ
折りにしたものである。この場合、幅方向一端の強度を
高めることができるとともに、折り返し部分が一箇所に
なるので、製造工程を簡素化することができ、低コスト
化を図ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または2
のペーパーウエブ分離用ストリップによれば、厚さ寸法
を小さくしても十分な強度を得ることができるので、従
来のように紙材のみを折り重ねて形成したもの、または
多数のより紐を互いに幅方向に接合することによって形
成したものに比べ、同等以上の強度を有しつつ厚さ寸法
を大幅に小さくすることができる。従って、厚さ寸法を
小さくできる分、巻き始めのペーパーウエブに形成され
るストリップ跡の量を少なくすることができ、ストリッ
プ跡によるペーパーウエブの損失量を大幅に低減するこ
とができる。この場合、幅方向の端部の強度を高めるこ
とができるので、比較的厚いペーパーウエブでも確実に
切断することができる。また、芯材及び紙材の折り返し
部分を接着剤によって接着する必要がないので、接着剤
が不要となる分だけコストの低減を図ることができると
ともに、ストリップをより一層薄く形成することができ
る。
【0037】また、請求項3のペーパーウエブ分離用ス
トリップによれば、請求項1または2の効果に加え、何
れの面にも紙材に粘着テープの貼り付け、または接着剤
の塗布を行うことができるので、裏表の何れの向きでも
使用することができ、実用に際して極めて有利である。
【0038】また、請求項4のペーパーウエブ分離用ス
トリップによれば、請求項1または2の効果に加え、芯
材及び紙材の使用量を少なくすることができるので、低
コスト化を図ることができる。
【0039】また、請求項5のペーパーウエブ分離用ス
トリップによれば、請求項1または2の効果に加え、芯
材及び紙材が計3重以上に折り重ねられるので、ストリ
ップ全体の強度を大幅に向上させることができる。
【0040】また、請求項6のペーパーウエブ分離用ス
トリップによれば、請求項1または2の効果に加え、製
造工程を簡素化することができるので、低コスト化を図
ることができる。
【0041】また、請求項7のペーパーウエブ分離用ス
トリップの製造方法によれば、厚さ寸法を小さくしても
十分な強度の得られるストリップの製造を実現すること
ができる。この場合、ストリップの幅方向の端部の強度
を高めることができるので、比較的厚いペーパーウエブ
でも確実に切断することのできるストリップを製造する
ことができる。また、芯材及び紙材の折り返し部分を接
着剤によって接着する必要がないので、接着剤が不要と
なる分だけコストの低減を図ることができるとともに、
ストリップをより一層薄く形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すペーパーウエブ
分離用ストリップの部分斜視図
【図2】ペーパーウエブ分離用ストリップの正面断面図
【図3】ペーパーウエブ分離用ストリップの製造方法を
示す斜視図
【図4】ペーパーウエブ分離用ストリップの製造方法を
示す斜視図
【図5】ペーパーウエブ分離用ストリップの製造方法を
示す斜視図
【図6】ペーパーウエブ分離用ストリップの製造方法を
示す斜視図
【図7】本実施形態のストリップを用いたペーパーウエ
ブ分離装置を示す概略図
【図8】本実施形態のストリップを用いたペーパーウエ
ブ分離装置を示す概略図
【図9】本発明の第2の実施形態を示すペーパーウエブ
分離用ストリップの部分斜視図
【図10】本発明の第3の実施形態を示すペーパーウエ
ブ分離用ストリップの部分斜視図
【図11】本発明の第4の実施形態を示すペーパーウエ
ブ分離用ストリップの部分斜視図
【符号の説明】
1,3,4,5…ペーパーウエブ分離用ストリップ、1
a,3a,4a,5a…芯材、1b,3b,4b,5b
…紙材、1c,3c,4c,4d…折り返し部、10…
ペーパーウエブ、11,12…巻取ロール。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペーパーウエブが巻き取られる巻取ロー
    ルの近傍で待機する空の巻取ロールに対し、巻取ロール
    の幅方向に沿って配置され、回転する空の巻取ロールに
    先端側を接合されることにより、ペーパーウエブを切断
    しながらペーパーウエブの端部と共に新たな巻取ロール
    に螺旋状に巻回され、ペーパーウエブを新たな巻取ロー
    ルに巻き取らせるペーパーウエブ分離用ストリップにお
    いて、 帯状に形成された可撓性の合成樹脂フィルムからなる芯
    材と、 芯材の少なくとも一方の面に重ね合わせて接合される紙
    材とからなり、 芯材及び紙材の幅方向少なくとも一端側を紙材が外面側
    になるように折り返すとともに、 芯材及び紙材の折り返し部分を厚さ方向に加圧及び加熱
    することによって熱融着させた ことを特徴とするペーパ
    ーウエブ分離用ストリップ。
  2. 【請求項2】 前記芯材に厚さ5ミクロンから100ミ
    クロンの合成樹脂フィルムを用いたことを特徴とする請
    求項1記載のペーパーウエブ分離用ストリップ。
  3. 【請求項3】 前記芯材及び紙材の幅方向両端側をそれ
    ぞれ同一面側に折り返すとともに、その折り返し部分に
    よって折り返した側の面の全体を覆うように形成したこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のペーパーウエブ
    分離用ストリップ。
  4. 【請求項4】 前記芯材及び紙材の幅方向両端側をそれ
    ぞれ同一面側に折り返すとともに、その折り返し部分に
    よって折り返した側の面の幅方向両端部分のみを覆うよ
    うに形成したことを特徴とする請求項1または2記載の
    ペーパーウエブ分離用ストリップ。
  5. 【請求項5】 前記芯材及び紙材の幅方向一端側を所定
    の面側に折り返すとともに、その折り返し部分に芯材及
    び紙材の幅方向他端側を折り重ねることによって形成し
    たことを特徴とする請求項1または2記載のペーパーウ
    エブ分離用ストリップ。
  6. 【請求項6】 前記芯材及び紙材を幅方向所定位置で二
    つ折りにすることによって形成したことを特徴とする請
    求項1または2記載のペーパーウエブ分離用ストリッ
    プ。
  7. 【請求項7】 ペーパーウエブが巻き取られる巻取ロー
    ルの近傍で待機する空の巻取ロールに対し、巻取ロール
    の幅方向に沿って配置され、回転する空の巻取ロールに
    先端側を接合されることにより、ペーパーウエブを切断
    しながらペーパーウエブの端部と共に新たな巻取ロール
    に螺旋状に巻回され、ペーパーウエブを新たな巻取ロー
    ルに巻き取らせるペーパーウエブ分離用ストリップの製
    造方法において、 帯状に形成された可撓性の合成樹脂フィルムからなる芯
    材の一方の面に紙材を重ね合わせて接合するとともに、 芯材及び紙材の幅方向少なくとも一端側を紙材が外面側
    になるように折り返した後、 厚さ方向に加圧しながら加熱することによって折り返し
    部分を熱融着させることを特徴とするペーパーウエブ分
    離用ストリップの製造方法。
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