JP3455591B2 - 自動巻取り機械の巻取り個所での走行糸の監視方法 - Google Patents

自動巻取り機械の巻取り個所での走行糸の監視方法

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JP3455591B2 JP16425794A JP16425794A JP3455591B2 JP 3455591 B2 JP3455591 B2 JP 3455591B2 JP 16425794 A JP16425794 A JP 16425794A JP 16425794 A JP16425794 A JP 16425794A JP 3455591 B2 JP3455591 B2 JP 3455591B2
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    • B65H63/06Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to presence of irregularities in running material, e.g. for severing the material at irregularities ; Control of the correct working of the yarn cleaner
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は請求項1の上位概念に記
載の自動巻取り機械の巻取り個所での走行糸の監視方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の上位概念が記載の例えばスイス特
許出願第389470号明細書から公知のように、自動
巻取り機械の巻取り個所で、通常は電子式糸クリヤラと
も呼称される電子式糸監視装置により、走行糸が常に監
視される。電子式糸クリヤラの測定ヘッドの測定スリッ
トの中の糸により発生される信号は、増幅後に評価され
る。有利には評価のために整流される発生交流電圧は、
糸の直径の変動を表す。この交流の電圧の許容限界を適
切に定めることにより、糸の直径(又は質量)の変動が
どの範囲まで許容され、どの範囲から変動が、もはや許
容されないとされるかを決めることができる。糸クリヤ
ラが、もはや許容されない糸不規則性を検出すると、糸
切離装置のための切離パルスが発生される。これによ
り、欠陥個所を糸から除去できる。次いで行われる糸継
動作が、巻取り動作の継続のための前提となる。
【0003】糸走行の際に発生する交流電圧を糸の直径
又は質量変動に関して評価することの外に、動的糸信号
すなわちノイズ信号が導出され、この信号により糸走行
が監視される。
【0004】さらに、動的糸信号が欠落した際に例えば
コップ出口を通って糸が測定スリットから出たことを検
出するために、スイス特許出願第467209号明細書
では、糸が測定スリットから出ると発生する負の電圧ピ
ークを評価することが提案されている。これから、例え
ばコップ替えの必要性が導出される。
【0005】より新しい技術的解決方法では、糸送り
が、糸継サイクルの範囲内で検査される(ドイツ特許出
願公開第3937824号公報)。この場合、糸継サイ
クルの開始前すでに糸端部が糸クリヤラを貫通走行した
ことを検出して、この個所でコップ替えに関して決定す
る必要がない。しかし、糸送りの際に糸クリヤラの測定
スリットの中に挿入された糸は測定スリットの中にある
ので、動的糸信号が発生しない。従って、このような電
子式糸クリヤラは、測定スリットの中にある糸の存在を
検出することを可能にする静的糸信号のための別の評価
チャネルを有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に記載の形式の方法を、走行糸の監視が改善されるよう
にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によ
り、請求項1の特徴部分に記載の構成により解決され
る。
【0008】巻取り動作の間でも静的信号を監視する、
すなわち電子式糸クリヤラの測定スリットの中に糸が存
在することを監視することにより、糸が測定スリットか
ら一時的にしか出ない場合でもこれを検出でき、これに
適切に応動することができる。これに対して、糸運動に
起因して生ずるノイズが短時間欠落しても、まったく応
動しない。その理由は、機械の生産性を維持するために
は、このような場合にただちに応動してはならないこと
にある。質量又は容積の変動がまったくない又はほどん
どない短時間の平滑な糸部分区間が、繊維が突き出して
おらず、除去しなければならない糸の欠陥もないのに発
生することが頻繁にあることを考慮しなければならな
い。従って、ノイズが、例えば0.5〜1.0mの走行
距離にわたり欠落すると初めて(例えば巻取りプロセス
の停止及び糸継機の始動等の)ステップが導入される。
【0009】チーズボビンに巻取られた例えば小形スナ
ール又は大形スナール等の欠陥糸は、これらが糸クリヤ
ラの測定スリットを貫通走行しなかったことにより検出
することはできないことが分かった。この場合、糸を再
び測定スリットの中に入り込ませた後に糸が、許容でき
ない不規則性を有しても、動的糸信号の欠落時間が短い
ことに起因して切離パルスも発生されない。
【0010】本発明では、従来は検出されなかった欠陥
糸の場合にも、糸欠陥の除去を可能にする切離パルスを
発生する。
【0011】さらに、糸が測定スリットから出た場合で
も、糸クリヤラの領域内の例えば電磁障害によりノイズ
が検出され、ひいては動的糸信号が維持されることがあ
る。このような場合、巻取り動作は中断されない。これ
により、巻取りボビンは、動的糸信号が維持されている
間は駆動され、その際に糸は巻取られない事態が発生す
る。これにより、このプロセスの持続時間に依存してチ
ーズボビン又はパッケージの表面が著しく損傷される。
さらに糸端部は、少なくとも自動的にはもはやサーチ不
可能な程に中に押しつぶされる。
【0012】本発明では、糸の欠如を静的糸信号の欠落
により検出し、切離パルスを発生する。この場合、原理
的に切離パルスにより巻取り個所が停止されることが前
提とされている。
【0013】静的信号が、最後に記載の理由から欠落し
て再び発生しない場合、糸が破断された確率が高い。従
って、切離動作は行わずに巻取り個所をスイッチオフす
るだけで十分であることもある。しかし、糸が、例えば
測定スリットの外部をまだ走行しているか又は短縮され
なければならないこともあるので、それでも切離パルス
を発生すると有利である。何故ならば、切離パルスは少
なくとも、糸が切離装置の領域内に位置する又はその領
域内を走行する場合には有効であるからである。
【0014】前述のようにして、従来検出されなかった
糸のすべての欠陥を検出でき、付加的に、糸クリヤラ自
身におけるその他の障害の効果的な監視も可能となる。
【0015】本発明の有利な実施例は、請求項2〜5に
記載されている。
【0016】本発明の範囲内で電子式糸クリヤラの測定
スリットの領域内に光電検出装置例えばライトバリヤの
形の糸存在センサを付加的に設けて静的糸信号を形成す
ることが可能であっても、この静的糸信号を、糸クリヤ
ラが走行糸を検出して発生する交流電圧信号からも導出
し、これをデジタル化すると有利である。
【0017】糸が測定スリットから一時的に出たことに
起因して糸が切離された後に、有利には糸端部捕捉動作
が行われる。この場合まず初めに、従来の技術からも公
知の巻取り個所のための別のスイッチオフ基準が有効と
なるかどうかを待って確認する。
【0018】これにより、最適なスイッチオフ方法を選
択できる。例えばコップ出口で、糸端部が貫通走行する
前に、突然張力を失った糸が短時間測定スリットから出
て再び入り込むことがある。この場合、静的糸信号が短
時間欠落したことに起因して直ちに切離を行うと、最後
の糸部分が切離され、制御されずに巻取り個所の中に残
留するか又はパッケージに巻取られることがある。何故
ならば、カット個所の背後にあるこの糸部分は、通常は
切離装置の領域内に配置されている糸捕捉ノズルにより
吸込まれないからである。従ってこの糸部分は、後に障
害の原因となることがある。切離装置の領域内に糸がな
い場合に切離装置を作動することも望ましくない。静的
糸信号が短時間欠落したことに起因して糸を遅延して切
離することにより、切離装置が正しい切離動作を走行糸
に行うことが保証される。この場合、切離動作が、例え
ば太い個所が検出された場合(糸クリヤラカット)と、
糸クリヤラと巻取りパッケージとの間の(従って走行し
ていることも静止していることもある)糸の破断の場合
とでは異なって行われることを考慮しなければならな
い。糸クリヤラカットの場合、まず初めに切離ナイフが
作動され、それに直接続いて初めて、上流に配置されて
いるクランプ装置が作動される。糸破断の場合、糸クリ
ヤラの上流で、まず初めににクランプされ、次いで通常
は、下流に位置する糸捕捉ノズルによりすでに前に吸込
まれている糸端部が切離され、次いで糸端部は、糸捕捉
ノズルにより吸込まれる。
【0019】前述のように、静的糸信号が短時間欠落し
たことに起因して糸を遅延して切断することにより必然
的に、パッケージに巻取られ欠陥個所の背後にある糸部
分区間が、巻取り動作が早期に中断されるその他の場合
に比してより長くなる。これに応じて、糸継サイクルの
範囲内で吸込ノズルにより吸込まれた糸部分区間を相応
に長くして、欠陥個所を一緒に吸込み、これにより、糸
継動作のサイクルで再び供給することがないようにする
ことを考慮しなければならない。
【0020】
【実施例】次に本発明を実施例に基づき図を用いて詳細
に説明する。
【0021】図1の略示図は、本発明の方法を実施する
のに適したいくつかの重要なユニットのみを示す。
【0022】電子式糸クリヤラの測定ヘッド2の測定ス
リット2′を貫通案内される糸1は、測定スリット2′
の中で有利には光学的又は容量的にすなわち無接触で監
視される。この場合、測定装置に依存して、糸の走行に
より常時変化する糸の容積又は糸の質量が検出される。
この場合に発生する交流電圧は、処理装置3で分離さ
れ、3つの評価チャネル4′〜4′′′にそれぞれ供給
される。
【0023】評価チャネル4′では、糸クリヤラカット
信号が形成される。これは、低域フィルタを用いて復調
の形で、すなわち測定ヘッドの中に発生した交流電圧信
号の振幅変動をろ波して取出すことにより行われる。許
容上限値を上回ると(太い個所)又は許容下限値を下回
ると(細い個所)、通常は許容限界値を超過している時
間長にも依存して、この場合には糸クリヤラカットパル
スと呼称される切離パルスが導出される。切離パルス
は、この場合には信号増幅も行う制御装置5を介し、制
御線6′を介して切離装置6に伝送される。時間的にず
れて制御線7′を介して糸継機のための駆動装置7が始
動される。別の制御線8′を介して弁8が制御される。
弁8は、吸入空気源10から到来する吸入空気導管1
0′を、巻取りパッケージ側の糸を捕捉するための吸込
ノズル9につながる吸入空気導管9′に所定の時間にわ
たり接続する。この時間(糸サーチ時間)は、通常は弁
8も制御する駆動装置7を休止させることにより変化で
きる。弁8の制御を、駆動装置7のみにより実現する場
合、制御線8′は駆動装置7と弁8との間に配置しなけ
ればならない。しかし図1に示したように、弁8を制御
装置5により直接に制御するか又は付加的に制御するこ
とが可能である。
【0024】本実施例では切離装置6は、切断装置の記
号のみにより示されているが、しかし通常は、切離ナイ
フの形の純粋な切断装置と、クランプ装置とから成る。
これらは共働して切離装置として動作する。種々の切離
動作を以下に説明する。
【0025】処理装置3から評価チャネル4′′に、交
流電圧信号から導出されたデジタル化された静的な糸信
号が供給される。なお、本発明で静的糸信号とは、丸い
糸から取出される信号のことではなく、糸クリヤラの測
定スリット2′の中の糸の、糸運動とは無関係な存在信
号である。糸存在信号は、測定ヘッド2の中に発生する
交流電圧信号の整流及びデジタル化により形成される。
この場合、切換え閾値は、例えば細い個所を静的糸信号
を介して検出することがないように正常な糸の太さの例
えば25%に設定される。糸の欠落は、この信号により
ミリ秒の領域内でも検出される。これにより、糸の”跳
躍”により測定スリット2′からの糸の逸脱が検出可能
であり、ひいては評価可能である。
【0026】静的糸信号から糸の運動の関する情報は得
られないが、これは、動的糸信号(ノイズ信号)のため
の第3の評価チャネル4′′′で可能である。しかし、
糸の運動により発生する”ノイズ”は、例えば比較的平
滑な糸部分区間ではほぼ完全に欠落するすることもある
ので、これは、この部分区間が延長してより長くなると
初めて巻取りプロセスを中断することができる。従って
原理的にはこの評価チャネル4′′′は、動的糸信号が
例えばノイズの欠落から50ミリ秒経過すると初めて降
下して巻取り個所を停止させるような慣性を備える。
【0027】駆動ドラム11につながる制御線11′
は、糸サーチのためのドラム逆戻り時間が調整可能であ
ることを示す。これに関する詳細を以下に説明する。
【0028】図2〜4には、巻取り中断の3つの場合を
例として、それぞれの場合の信号列の時間変化を示す時
間線図が示されている。
【0029】図2には、12により、走行する糸により
発生された交流電圧の経過が示されている。12′は、
糸1が測定スリット2′から逸脱したことに起因してこ
の信号列が中断されている平滑な短い部分区間が示され
ている。その直後に、糸の太い個所を示す正の電圧ピー
ク12′′が続く。これに、再び、正常の糸走行を示す
部分区間が続く。これに続く部分区間12′′′は、糸
がもはや動いていないことを示す。その原因は、切離装
置6のための信号経過16の中の切離パルス16′にあ
る。
【0030】参照番号13により、静的糸信号(評価チ
ャネル4′′)の信号経過が示されている。13′は、
測定スリット2′から糸1が短時間にわたり逸脱したこ
とを示す。信号の落込み13′′は、より後の時点で発
生する、すなわち糸継サイクルの範囲内で、繰出しボビ
ン側の糸がフィーダにより捕捉され、その際に、測定ス
リット2′の中に位置する糸部分区間も吸込まれると初
めて発生する。
【0031】糸クリヤラカット信号変化14(評価チャ
ネル4′)で、14′により、糸が測定スリット2′′
から逸脱している部分区間が示され、14′′により、
太い個所に起因する振幅偏差が示されている。1
4′′′は、糸が切離信号16′に起因して停止したの
で交流電圧信号が欠落し、従って振幅変動がもはや検出
できないことを示す。信号変化15(評価チャネル
4′′′)は、切離信号15′に対して時間的にずれて
降下する動的糸信号を示す。糸継機の始動を示す信号変
化17において、17′により糸継サイクルの開始が示
されている。
【0032】図2から、測定スリット2′の中に糸が再
び入り込んだ後に太い個所が検出されると切離信号が発
生することが分かる。これにより、静的信号の欠落に起
因して発生された切離パルスが消去される。この場合、
切離は、まず初めに糸のカットが行われ、その直接後に
上流の位置で糸のクランプが行われる。図3に示されて
いる例では糸クリヤラと巻取りパッケージとの間で糸の
破断が発生した。この場合、113′における静的信号
113が示すように、まず初めに短時間にわたり糸1が
測定スリット2′から逸脱する。交流電圧曲線112に
おいて112′は、その個所から交流電圧信号が欠落す
ることを示す。これは糸が、測定スリットの中に再び入
り込んだ後もはや動かないことを意味する。これに相応
する信号経過が、糸クリヤラカット信号114に発生す
る。動的糸信号115の信号経過は、115′において
この信号の降下を示し、これにより糸継サイクルが個所
117′で信号経過117において発生する。切離パル
スの信号経過116は切離信号116′が、動的糸信号
の降下115′の直接後に出力されることを示す。しか
しこの切離信号は、第1の例とは逆の切離順序を引き起
こす。すなわちまず初めにクランプされ、次いで、通常
は糸捕捉ノズルの中に吸込まれた糸端部が切離され、次
いでこの糸端部が完全に吸込まれる。
【0033】図3に示されている時間間隔Δt1は、ノ
イズの欠落時点と動的糸信号の降下との間の前述の遅延
を示す。
【0034】図4に示されている第3の変形例では、本
発明の最も重要な場合が示されている。この場合、従来
は検出不可能であった糸欠陥の巻取りが防止される。個
所212′,213′,214′において、糸1が測定
スリット2′から短時間逸脱しているのが分かる。この
場合、評価のために、相応する静的信号213′のみが
利用可能である。交流電圧変化212′′が、信号経過
214において評価可能な糸クリヤラカット信号を発生
することもなく、この領域内に静的信号の欠落も発生し
ない。何故ならば前述のように糸は短時間しか測定スリ
ットから逸脱しないからである。この場合、Δt1より
長い時間間隔Δt2の経過後に、静的信号213′に起
因して、(信号経過216において)記憶された切離信
号216′が出力される。これにより、交流電圧の信号
経過212において、平滑化された部分区間21
2′′′が形成され、糸クリヤラカット信号経過におい
て部分区間214′′が形成される。切離後、Δt1
相当する別の時間間隔の後に動的糸信号215も個所2
15′で降下するが、しかし、糸が前に切離されている
のでなんらの影響もない。これに続いて、信号経過21
7が示すように217′において糸継サイクルが開始さ
れる。
【0035】図5のフローチャートにより、どのような
重要なステップが本発明の範囲内で行われるかを明確に
する。巻取り個所の始動の後、すなわち例えば糸継ステ
ップ又はコップ替えステップの後、その前にフラグA
が、走行する糸の静的糸信号の欠落に起因してセットさ
れた場合にはまず初めにそのフラグAがオフにされる。
次いで動的糸信号の検出動作が行われ、検出されない
と、静止している糸の静的糸信号の検出動作が行われ
る。検出されないと、これは、糸クリヤラと巻取りボビ
ンとの間で糸の破断が発生したことを意味する。この場
合、クランプの後、捕捉ノズルにより吸込まれた糸端部
が、クランプされた糸端部から切離され、捕捉ノズルの
中に吸込まれるいわゆる捕捉ノズルカットが行われる。
次いで、糸継ステップが開始される。この糸継ステップ
の範囲内で、繰出しボビン側の糸が供給されないと、こ
のステップの範囲内でコップ替えも行われる(コップ替
えステップ)。静止糸の静的糸信号が検出されない場
合、糸が繰出しボビンと糸クリヤラとの間で破断され、
従って捕捉ノズルカットが無益であると判断される。従
ってその直接後に糸継ステップが開始される。
【0036】動的糸信号が検出されると、糸の不規則性
に起因して糸クリヤラカット信号を送出することの必要
性の検出動作が行われる。信号が送出された場合、カッ
トが行われ、次いでクランプが行われる。次いで、同様
に糸継ステップが開始される。
【0037】糸クリヤラカット信号が送出されない場
合、フラグA(前述)の検出動作が行われる。これが消
去されている又はオンにされていない場合、静的糸信号
の検出動作が、動的糸信号の欠落とは無関係に行われ
る。検出されない場合、検出動作サイクルが再び、動的
糸信号の検出動作から開始する。(瞬時に)静的糸信号
が検出されない場合、フラグAがオンにされる。カウン
タが零又は初期値にセットされる。次いで、動的糸信号
の検出動作へ逆戻りする。この信号は、ノイズの欠落の
直後にはまだ降下していない。糸クリヤラカット信号が
検出されないと、フラグAの検出動作が行われる。フラ
グAは、この時点でセットされている。従って、例えば
通常の場合と同様に監視されているドラム回転の検出動
作が行われる。ドラム回転が完全には行われていないか
ぎり、再び前述の検出動作サイクルが開始する。ドラム
回転が1回行われると、カウンタは1だけ増加する。次
いで、カウンタで、前に入力された最大値又は閾値に到
達したことの検出動作が行われる。検出されないと、検
出動作サイクルが再び行われる。これは、ドラム回転数
が、セットされたカウンタ最大値に到達するまで繰返さ
れる。これが終了すると、カットが行われ、これにより
次いで糸継ステップが開始される。
【0038】フローチャートの説明で、検出動作サイク
ルが常に動的糸信号及び糸クリヤラカット信号の検出動
作を常に繰返し含むことが分かる。これにより、静的糸
信号の欠落に起因するカットが、動的糸信号及び糸クリ
ヤラカット信号が前に切離パルスの発生をトリガしなか
った場合に初めて行われることが保証される。
【0039】図5に破線により示されている方形によ
り、フローチャートの範囲内のいずれの個所に本発明の
要旨が存在するかが明確にされている。
【0040】さらに図5のフローチャートから分かるよ
うに、静的糸信号の欠落に起因して形成可能な切離パル
スは、静的糸信号の欠落の持続時間とは無関係に、直ち
にフラグAがセットされることにより発生される。これ
により、糸が測定スリットから非常に短時間にわたり逸
脱したことも、長期的に逸脱したことも検出される。こ
のようにして、糸の破断又は測定スリットからの糸の逸
脱も、巻取り個所に隣接する電気装置が発生した障害電
磁波による偽の動的糸信号が動的糸信号として検出され
ても検出できる。これにより得られる利点は前に説明し
た。
【0041】図4でΔt2により示されている時間間隔
は、通常は糸の欠陥個所と糸の切離個所との間の時間間
隔より大きいので、欠陥個所の後でより大きい糸長が巻
取りパッケージに巻取られる。このことを配慮するため
に、切離動作が静的糸信号の欠落のみに起因して行われ
た場合には巻取りパッケージ側の糸の糸捕捉時間を延長
しなければならない。この場合、吸込ノズル9の吸込時
間も、駆動ドラム11の逆戻り回転時間も増加する。こ
の制御は、図1に示されている制御線8′及び11′を
介して行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する範囲内で必要なユニッ
トのブロック回路図である。
【図2】糸が測定スリットに再び入り込んだ後に続く太
い個所での信号列の時間経過を示す時間線図である。
【図3】糸クリヤラと巻取りパッケージとの間に糸の破
断が発生した場合の信号列を示す時間線図である。
【図4】静的糸信号が短時間欠落したことに起因して切
離信号が時間的にずれて伝送される場合の信号列を示す
時間線図である。
【図5】本発明の方法のステップを示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 糸 2 測定ヘッド 2′ 測定スリット 3 処理装置 4′〜4′′′ 評価チャネル 5 制御装置 6 切離装置 7 駆動装置 7′ 制御線 8′ 制御線 9 吸込ノズル 10 吸入空気源 11 駆動装置ドラム 11′ 制御線 12 交流電圧の変化曲線 12′ 平滑な部分区間 12′′′ 部分区間 13 静的糸信号 13′ 糸が測定スリットから逸脱した部分区間 13′′ 信号の落込み 14 糸クリヤラカット信号変化曲線 14′ 糸が測定スリットから逸脱した部分区間 14′′ 振幅偏差 15 動的糸信号の変化曲線 16 信号変化曲線 16′ 切離パルス 17 糸継機の始動の信号変化曲線 17′ 糸継サイクルの開始 112 交流電圧曲線 112′ 交流電圧の降下 113 静的信号 113′ 糸が逸脱している部分区間 114 糸クリヤラカット信号 115 動的糸信号 115′ 信号の降下 116 切離パルスの信号変化曲線 117 信号変化曲線 117′ 糸継サイクルの開始 212′ 糸が逸脱している部分区間 212′′ 交流電圧変化曲線 213′ 糸が逸脱している部分区間 214′ 糸が逸脱している部分区間 216 信号変化曲線 215 動的糸信号 215′ 動的糸信号の降下 217 信号変化曲線 217′ 糸継サイクルの開始 A フラグ Δt1,Δt2 時間間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホルスト キッペ ドイツ連邦共和国 メンヒェングラート バッハ ゲルケラーター ヴェーク 24 (56)参考文献 特開 平3−167330(JP,A) 特開 平2−52864(JP,A) 特開 昭55−145973(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 63/032 D01H 13/22

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子式糸クリヤラが、発生交流電圧信号
    から、糸走行に起因するノイズ信号である動的糸信号
    と、走行糸の糸質量又は糸体積の変動を示す糸信号であ
    る糸クリヤラカット信号とを導出し、糸の不規則性が許
    容範囲を越える場合には糸クリヤラカット信号を介して
    糸切離装置のための切離パルスを発生する電子式糸クリ
    ヤラによる自動巻取り機械の巻取り個所での走行糸の監
    視方法において、 付加的に、測定スリットの中に糸が存在することのみを
    示す存在信号である静的糸信号を発生し、糸が前記測定
    スリットから逸脱したことに起因して前記静的糸信号が
    欠落した場合にも切離パルスを発生する自動巻取り機械
    の巻取り個所での走行糸の監視方法。
  2. 【請求項2】 静的糸信号を交流電圧信号から導出して
    デジタル化することを特徴とする請求項1に記載の自動
    巻取り機械の巻取り個所での走行糸の監視方法。
  3. 【請求項3】 静的糸信号が短時間欠落したことに起因
    して発生された切離パルスを記憶し、糸が測定スリット
    の中に再び入り込んだ直接後に糸の許容できない不規則
    性に起因して発生された信号に起因して切離パルスが発
    生されない場合に取出して伝送することを特徴とする請
    求項1又は2に記載の自動巻取り機械の巻取り個所での
    走行糸の監視方法。
  4. 【請求項4】 静的糸信号が欠落して発生された切離パ
    ルスを記憶し、動的糸信号が所定時間間隔内に降下しな
    い場合に初めて取出して伝送することを特徴とする請求
    項1から請求項3のうちのいずれか1つの請求項に記載
    の自動巻取り機械の巻取り個所での走行糸の監視方法。
  5. 【請求項5】 静的糸信号が欠落したことに起因して切
    離パルスが発生された場合、巻取りボビン側の捕捉され
    た糸を巻戻す際に巻戻す糸長を、静的糸信号の欠落の原
    因である糸部分区間が吸込まれる程の長さに増加するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか
    1つの請求項に記載の自動巻取り機械の巻取り個所での
    走行糸の監視方法。
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