JP2589562B2 - 巻糸機におけるガイドローラへの糸巻き付き防止装置 - Google Patents

巻糸機におけるガイドローラへの糸巻き付き防止装置

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  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、巻糸機において巻糸ドラムに設けられたガ
イドローラに糸が巻き付くことを防止するための装置に
関する。
〔従来技術〕
従来、自動ワインダーと称される巻糸機において、糸
切れを生じると、糸の切断端がガイドローラーに巻き付
いてしまうことが知られている。
このため、ガイドローラに糸が巻き付いた状態を投光
器及び受光器から成る検出器により検出し、巻糸機の運
転を停止させるようにした装置が提案されている。
前記従来の装置によれば、検出器による検出が可能と
なる程度にまで相当量の糸がガイドローラに巻き付かな
ければ、巻糸機の運転を停止することができないため、
糸が巻き付き始めてからガイドローラの回転が停止する
間に多量の糸が巻き付いてしまい、これを除去するのに
手間がかかるため、長時間、巻糸機の運転を休止させな
ければならず、しかも、ガイドローラに巻き付いた多量
の糸を無駄にするという問題がある。
そこで、この点の問題を解決したものとして、糸むら
を検出する検知器に、糸速が一定速度よりも低下したと
き信号を発する糸走行検知回路を接続すると共に、該糸
走行検知回路の出力信号を微分回路を経てカッター作動
回路に入力せしめるように構成したドラム巻き付き防止
機能を有するヤーンクリヤラーが公知である(特公昭61
−19542号)。
この公知のヤーンクリヤラーによれば、糸走行検知回
路からの信号出力は、糸が正常に走行しているときにOF
Fであるが、糸切れ時にONとなり、カッター作動回路を
介してカッターを作動せしめる。そして、糸切れ後に糸
が停止しているとき、糸走行検知回路からの信号がONの
ままでカッターを繰り返し空打ちすることを防止するた
め、糸走行検知回路とカッター作動回路の間に微分回路
を設け、これにより糸走行検知回路の信号がONされる糸
切れの瞬間に生じた信号によってのみカッターを作動せ
しめる構成を採用している。また、糸を巻き尽くしたと
きのカッター空打ちを防止するため、検知器からの糸む
ら信号により示される糸の太さが一定値以下に細くなっ
たことを検出する比較器を設け、該比較器により前記微
分回路とカッター作動回路の間のゲート回路を閉鎖する
構成を採用している。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前記公知のヤーンクリヤラーは、糸走行検
知回路により、糸速が一定速度よりも低下したときに信
号を出力するように構成されているが、その具体的手段
について未解決であるばかりか、糸むら状態を異にする
種々の糸に対応することができず、糸切れを正しく判定
できないという欠点がある。
例えば、糸むらの大きさは、糸の番手等の違いにより
相対的に相違するから、これに応じて糸むらを検知でき
るように構成しなければ、糸むらに基づく糸の走行有無
を正しく検出することができない。
更に重要なことに、本発明者が知見したところによる
と、糸むら周期の波長は、繊維の長さに起因し、例え
ば、コットンの場合には産地により繊維長が異なり、ま
た、ポリエステル等の化学繊維の場合でも糸の用途等に
より繊維長が異なる。しかも、通常、細番手の糸は繊維
長が長く、太番手の糸は繊維長が短い。そこで、繊維長
に起因する糸むら周期の波長の相違に対応する点の課題
を解決しなければ、走行中の糸が減速したかどうかを正
しく判定することはできない。
従って、この課題が解決されていない前記公知のヤー
ンクリヤラーでは、監視すべき糸の種類の相違により、
糸の走行有無の点と、糸の走行又は停止の点を、正しく
検出することができず、誤動作を生じることになる。
更に、前記公知のヤーンクリヤラーにおいては、糸の
巻き尽くし時におけるカッター空打ちを防止するため、
別途、ゲート回路を閉鎖させるための専用の比較器や、
該比較器に入力される糸むら信号を濾波するための専用
の濾波器を必要とし、構造の大型化とコスト高を招来す
るという問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、糸の瞬間的停止現象を検知するために
は、糸の太さ等の物理量変動に応じて電圧が変化するモ
ニター信号Uを出力する測定回路を設け、このモニター
信号Uを処理するに際し、モニター信号Uの電圧を予め
設定された基準電圧Vmとを比較して、モニター信号Uの
基準電圧Vmを越える電圧部分をパルス信号Upとして出力
する第一の比較回路3と、前記比較回路3からのパルス
信号Upが予め設定された時間内に少なくとも一個入力さ
れないときこれを糸切れとみなして糸停止信号Usを一定
時間出力する第二の比較回路4とを構成することが有利
であることを知得した。
前述のように、糸の番手の相違により、糸むらの大き
さは相対的に異なるものとなるが、このような番手の相
違に対して、本発明によれば、前記基準電圧Vmを可変可
能に設定する電圧設定器31を設けることにより対応する
ことができるので、糸走行の有無の点に誤判を生じな
い。
ところで、前記モニター信号Uは、糸の走行速度が高
いと波長が短く、糸の走行速度が低いと波長が長くな
り、従って、このような波長の長短を検知すれば糸速の
高低を判断できるから、糸切れ瞬間の糸停止ないし減速
を検出するためには、第一の比較回路3からのパルス信
号Upが予め設定された時間内に少なくとも一個入力され
ないときこれを糸切れとみなして糸停止信号Usを一定時
間出力する第二の比較回路4を構成することが有利であ
る。そこで、前述のように本発明者が知見したところに
よると、糸むら周期の波長は、繊維長の長短により異な
るものとなるが、このような繊維長に起因する糸むら周
期の波長の相違に対して、本発明によれば、第二の比較
回路4が糸走行信号Upを捕捉する時間間隔を調節可能に
設定する間隔設定器41を設けることにより好適に対応す
ることができるので、糸走行の走行又は停止の点を正し
く判定することが可能になり誤判を生じない。
更に、糸切れを示す糸停止信号Usによりカッターを駆
動し糸を切断するに際しては、カッター駆動回路を作動
するための検出信号Udを出力するアンド回路を設け、該
アンド回路と前記測定回路の間に、測定回路のモニター
信号Uを直接にアンド回路に入力する第一条件入力経路
と、前記第一の比較回路及び第二の比較回路を含み前記
糸停止信号Usをアンド回路に入力する第二条件入力経路
を設けることが極めて有利である。これにより、モニタ
ー信号Uと糸停止信号Usの両方の入力があったときにの
みアンド回路により検出信号Udを出力する構成であるか
ら、糸の巻き尽くし時には、モニター信号Uが途絶えた
という現象だけでカッター空打ちを防止することがで
き、別途、空打ち防止のための専用部品を必要としな
い。
このため、本発明が手段として構成したところは、測
定ヘッド21と、該測定ヘッド中を通過する糸の太さ等の
物理量変動に応じて電圧が変化するモニター信号Uを出
力する測定回路2と、糸を切断するカッターを駆動させ
るカッター駆動回路6とを備えた構成において:前記カ
ッター駆動回路6を作動せしめる検出信号Udを出力する
アンド回路5を設け;該アンド回路5と測定回路2の間
には、測定回路2のモニター信号Uを直接にアンド回路
5に入力する第一条件入力経路C1と、測定回路2からの
モニター信号Uに基づいて糸停止を判断したときに糸停
止信号Usをアンド回路5に入力する第二条件入力経路C2
とを設け;第一条件入力経路C1からのモニター信号Uと
第二条件入力経路C2からの糸停止信号Usの両方の入力が
あるときにのみアンド回路5により前記検出信号Udを出
力せしめるように構成して成り:前記第二条件入力経路
C2は、モニター信号Uの電圧と予め設定された基準電圧
Vmとを比較して、モニター信号Uの基準電圧Umを越える
電圧部分をパルス信号Upとして出力する第一の比較回路
3と、前記基準電圧Vmを可変可能に設定する電圧設定器
31を備えると共に;第一の比較回路3からのパルス信号
Upが予め設定された時間内に少なくとも一個入力されな
いときこれを糸切れとみなして糸停止信号Usを一定時間
出力する第二の比較回路4と、該第二の比較回路4がパ
ルス信号Upを捕捉する時間間隔を調節可能に設定する間
隔設定器41を備えて成る:点にある。
〔発明の実施の形態〕
図面において、ボビンから供給される糸は、巻糸機の
巻糸ドラム72に巻き取られており、該巻糸ドラム72は、
駆動装置7により回転駆動されるガイドローラ71を介し
て回転される。
公知のヤーンクリヤラーと同様に、糸欠陥モニター1
と、カッター駆動回路6が設けられている。
糸欠陥モニター1は、測定コンデンサー等の電気容量
式、或いは光電式又は音波式等の測定ヘッド21と、該測
定ヘッド中を通過する糸の太さ等の物理量変動に応じて
電圧が変化するモニター信号Uを出力する測定回路2と
から構成されている。
本発明の目的の下でカッター駆動回路6を作動させる
ために、検出信号Udを出力するアンド回路5が設けられ
ている。
前記測定回路2とアンド回路5の間には、測定回路2
のモニター信号Uを直接にアンド回路5に入力する第一
条件入力経路C1と、測定回路2からのモニター信号Uに
基づいて糸停止信号Usをアンド回路5に入力する第二条
件入力経路C2とが設けられており、第一条件入力経路C1
からのモニター信号Uと第二条件入力経路C2からの糸停
止信号Usの両方の入力があるときにのみアンド回路5に
より検出信号Udを出力せしめ、カッター駆動回路6を作
動させるように構成されている。
第二条件入力経路C2には、第一の比較回路3と第二の
比較回路4が設けられ、これによりモニター信号Uを処
理する。
第一の比較回路3は、入力されたモニター信号Uの電
圧と、予め設定された基準電圧Vmとを比較して、モニタ
ー信号Uの基準電圧Vmより高い電圧部分をパルス信号Up
として出力する。
前記第一の比較回路3は、前記基準電圧Vmを可変可能
に設定する設定器31を設けており、これにより監視すべ
き糸の番手の違い等に応じて基準電圧Vmを可変可能とし
ている。
前記パルス信号Upは、第二の比較回路4に入力され、
該第二の比較回路4は、前記パルス信号Upが予め設定さ
れた時間内に少なくとも一個入力されないときにこれを
糸停止とみなして糸停止信号Usを一定時間だけ出力す
る。
前記第二の比較回路4は、該比較回路4がパルス信号
Upを捕捉する時間間隔を調節可能に設定する間隔設定器
41を設けており、これにより監視すべき糸における糸む
ら周期の波長の相違に応じた時間間隔を調節可能として
いる。
従って、前記アンド回路5は、第一条件入力経路C1を
介してモニター信号Uが入力されている状態において、
第二条件入力経路C2から糸停止信号Usの入力があったと
きのみ検出信号Udを出力する。そして、検出信号Udは、
カッター駆動回路6に入力され、該カッター駆動回路6
が作動すると、糸を切断するためのカッターが駆動され
る。尚、図示省略しているが、カッター駆動回路6が作
動すると、巻糸機の駆動装置7を自動的に停止せしめる
ように構成しておくことが好ましい。
次に、上記実施態様の作用を説明する。
(糸の正常な走行時) 糸が測定ヘッド21中を正常に走行し巻糸ドラム72に巻
き取られている状態においては、測定回路2からモニタ
ー信号Uが出力され、該モニター信号Uにより従来のヤ
ーンクリヤラーと同様に糸欠陥の監視が行われる。
このとき、第二条件入力経路C2においては、測定回路
2からのモニター信号Uを受けて、第一の比較回路3が
設定時間内に少なくとも一個のパルス信号Upを出力す
る。従って、第二の比較回路4は、設定時間内のパルス
信号Upの入力を受けているので、出力信号零、即ち、糸
停止信号Usを出力しない状態を保持する。その結果、カ
ッター駆動回路6は作動しない。
(糸切れ等の異常時) ところで、巻糸ドラム72に巻き取られていた糸がガイ
ドローラ71に巻き付く前兆としてガイドローラ上で糸切
れ、たわみ等が生じると、走行中の糸は瞬間的にきわめ
て短時間一旦停止ないし減速する現象が起こる。その結
果、第一の比較回路3から出力されるパルス信号Upが瞬
間的に途切れるので、この途切れた時間が設定時間より
も長いときには、第二の比較回路4により糸停止があっ
たと判定し、設定時間経過後にパルス信号Upの入力があ
ても糸停止信号Usを一定時間だけ出力する。
従って、測定ヘッド21中に糸がある限りモニター信号
Uが常時入力されているアンド回路5は、前記糸停止信
号Usの入力により作動して検出信号Udを出力し、カッタ
ー駆動回路6を作動せしめ、走行している糸を切断す
る。この糸の切断と同時に巻糸機の駆動装置7は停止
し、ガイドローラ71の回転を停止する。切断された糸を
ノッティング装置により結んだ後、再び巻糸作業を開始
し、前述の糸監視が行われる。
このような糸巻付き防止のための糸切れ検知は、予
め、電圧設定器31により第一の比較回路3の基準電圧Vm
を設定すると共に、間隔設定器41により第二の比較回路
4のパルス信号捕捉時間の間隔を設定することにより行
われる。
上述したように、糸の番手が相違すると、糸むらの大
きさは相対的に異なるものとなるため、例えば、糸むら
変動量の小さい糸の場合、糸が正常に走行しているにも
かかわらず、万一、第一の比較回路3が糸むら周期を看
過すると、パルス信号Upが途切れてしまうので、第二の
比較回路4が「糸の走行無し」と誤認して糸停止信号Us
を出力するという誤動作を生じる虞れがある。この点に
関して、前記構成によれば、電圧設定器31により第一の
比較回路3の基準電圧Vmを設定することにより、このよ
うな番手の相違に起因する糸むら感度を適切な値に設定
することができるので、誤動作の虞れはない。即ち、第
一の比較回路3及び電圧設定器31により、番手等の相違
に影響されない「糸の走行有無を正しく検知する手段」
が構成されている。
また、上述したように、異なる繊維長の糸の場合、モ
ニター信号Uの波長が異なるものとなり、例えば、繊維
長が長いと糸むら周期の波長が長くなるため、パルス信
号Upの間隔も長くなる結果、第二の比較回路4がこれに
より「糸速の低下有り」と誤認して糸停止信号Usを出力
するという誤動作を生じる虞れがあるが、前記構成によ
れば、間隔設定器41により捕捉すべきパルスUpの時間間
隔を調整することにより、このような繊維長の相違に起
因するパルス間隔に対応せしめることができるので、誤
動作の虞れはない。即ち、第二の比較回路4及び間隔設
定器41により、繊維長の相違に影響されない「糸の走行
又は停止を正しく検知する手段」が構成されている。
(糸の巻き尽くし時) 走行中の糸が測定ヘッド21から飛び出したり、糸を巻
き尽くして測定ヘッド21中の糸が欠乏した場合、第二条
件入力経路C2においては、第一の比較回路3が「糸の走
行無し」と判断してパルス信号Upの出力を中止するの
で、第二の比較回路4は「糸の停止」と判断して糸停止
信号Usを出力する。然しながら、この場合、測定回路2
からのモニター信号Uが零となるため、アンド回路5
は、第二条件入力経路C2から糸停止信号Usを一定時間入
力されても、第一条件入力経路C1からはモニター信号U
が入力されないので、検出信号Udを出力することはな
く、カッター駆動回路6を作動しない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ガイドローラ71に糸が巻き付く前兆
として起こる走行中の糸の瞬間停止ないし瞬間減速の現
象を検出して糸を切断することができるので、該ガイド
ローラ71に糸が巻き付くことを好適に防止できるという
効果がある。
特に、本発明によれば、次のような格別顕著な効果が
ある。
糸切れ検出のための基本的手段を、糸欠陥モニター
1から出力されるモニター信号Uの電圧と予め設定され
た基準電圧Vmとを比較して、モニター信号Uの基準電圧
Vmを越える電圧部分をパルス信号Upとして出力する第一
の比較回路3と、前記比較回路3からのパルス信号Upが
予め設定された時間内に少なくとも一個入力されないと
きこれを糸切れとみなして糸停止信号Usを一定時間出力
する第二の比較回路4とから構成し、更に、電圧設定器
31と間隔設定器41を設けたものであるから、糸走行の有
無の点と、糸の走行又は停止の点との二つの状態を正し
く検出することが可能になる。
その結果、監視すべき糸の種類が異なる場合でも、そ
れに対応した糸の走行有無の点と糸の走行又は停止の点
を正しく検出することができ、糸切れ検知能力に優れた
誤動作を生じない糸巻き付き防止装置を提供できるとい
う効果がある。
即ち、糸は、番手の違い等により糸むらの大きさを
相対的に相違するので、糸むら変動量が小さい糸の場
合、糸が正常に走行していても、第一の比較回路3が糸
むら周期を看過してパルス信号Upの途切れを生じ、第二
の比較回路4が「糸の走行無し」と誤認して糸停止信号
Usを出力するという誤動作を生じる虞れがあるのに対し
て、本発明によれば、電圧設定器31により第一の比較回
路3の基準電圧Vmを設定することにより、異なる番手の
糸に対応せしめ、常に糸走行の有無を正しく検出するこ
とが可能になる。
また、糸むら周期に基づくモニター信号Uの波長
は、糸の繊維長の相違により波長を異にし、繊維長が長
いと波長が長くなるので、このような場合、第一の比較
回路3から出力されるパルス信号Upの間隔も長くなり、
第二の比較回路4が「糸の走行停止」と誤認する虞れが
あるのに対して、本発明によれば、間隔設定器41により
第二の比較回路4の設定時間間隔を調節することによ
り、このような繊維長の違いに起因するパルス間隔の相
違に対応せしめ、常に糸の走行又は停止の点を正しく検
出することが可能になる。
更に、本発明によれば、カッター駆動回路6の作動
手段として、第一条件入力経路C1からのモニター信号U
と第二条件入力経路C2からの糸停止信号Usの両方の入力
があるときにのみ検出信号Udを出力するアンド回路5を
設けた構成であるから、走行中の糸が測定ヘッド21から
飛び出したり、糸を巻き尽くして測定ヘッド21中の糸が
欠乏した場合、第二条件入力経路C2において「糸の停
止」と判断して糸停止信号Usを出力しても、第一条件入
力経路C1においてモニター信号Uが途絶えるという現象
だけで、カッターの空打ちを防止することができ、特
に、このような空打ち防止のための専用部品を別に必要
としないので、構造の小型化と低コストの点において極
めて有利である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施形態を例示した電気回路図である。 1……糸欠陥モニター、2……測定回路、21……測定ヘ
ッド、3……第一の比較回路、31……電圧設定器、4…
…第二の比較回路、41……間隔設定器、5……アンド回
路、6……カッター駆動回路、7……駆動装置、71……
ガイドローラ、72……巻糸ドラム、C1……第一条件入力
経路、C2……第二条件入力経路、U……モニター信号、
Up……パルス信号、Us……糸停止信号、Ud……検出信
号、Vm……基準電圧。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定ヘッド21と、該測定ヘッド中を通過す
    る糸の太さ等の物理量変動に応じて電圧が変化するモニ
    ター信号Uを出力する測定回路2と、糸を切断するカッ
    ターを駆動させるカッター駆動回路6とを備えた構成に
    おいて: 前記カッター駆動回路6を作動せしめる検出信号Udを出
    力するアンド回路5を設け;該アンド回路5と測定回路
    2の間には、測定回路2のモニター信号Uを直接にアン
    ド回路5に入力する第一条件入力経路C1と、測定回路2
    からのモニター信号Uに基づいて糸停止を判断したとき
    に糸停止信号Usをアンド回路5に入力する第二条件入力
    経路C2とを設け;第一条件入力経路C1からのモニター信
    号Uと第二条件入力経路C2からの糸停止信号Usの両方の
    入力があるときにのみアンド回路5により前記検出信号
    Udを出力せしめるように構成して成り: 前記第二条件入力経路C2は、モニター信号Uの電圧と予
    め設定された基準電圧Vmとを比較して、モニター信号U
    の基準電圧Vmを越える電圧部分をパルス信号Upとして出
    力する第一の比較回路3と、前記基準電圧Vmを可変可能
    に設定する電圧設定器31を備えると共に;第一の比較回
    路3からのパルス信号Upが予め設定された時間内に少な
    くとも一個入力されないときこれを糸切れとみなして糸
    停止信号Usを一定時間出力する第二の比較回路4と、該
    第二の比較回路4がパルス信号Upを捕捉する時間間隔を
    調節可能に設定する間隔設定器41を備えて成る: ことを特徴とする巻糸機におけるガイドローラへの糸巻
    き付き防止装置。
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