JP2001213576A - 糸条の巻取方法及び巻取装置 - Google Patents
糸条の巻取方法及び巻取装置Info
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- JP2001213576A JP2001213576A JP2000023493A JP2000023493A JP2001213576A JP 2001213576 A JP2001213576 A JP 2001213576A JP 2000023493 A JP2000023493 A JP 2000023493A JP 2000023493 A JP2000023493 A JP 2000023493A JP 2001213576 A JP2001213576 A JP 2001213576A
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- yarn
- roll
- winding
- guide
- spindle
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Abstract
(57)【要約】
【課題】光電、静電容量式、接触式等のセンサを使用し
て糸自体の有無を検出する方式では、検知が困難であっ
た着色糸等の反射率の低い物、もしくは細糸等の判定ス
ポットの小さい糸の巻き取り異常の検知を可能とする。 【解決手段】ロール、ガイドおよびスピンドルを用いる
糸条の巻取方法において、ロール軸、ガイドおよびスピ
ンドル軸のうち１以上の振動を検知しつつ糸条を巻き取
ることを特徴とする糸条の巻取方法。これに用いる装
置。
て糸自体の有無を検出する方式では、検知が困難であっ
た着色糸等の反射率の低い物、もしくは細糸等の判定ス
ポットの小さい糸の巻き取り異常の検知を可能とする。 【解決手段】ロール、ガイドおよびスピンドルを用いる
糸条の巻取方法において、ロール軸、ガイドおよびスピ
ンドル軸のうち１以上の振動を検知しつつ糸条を巻き取
ることを特徴とする糸条の巻取方法。これに用いる装
置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸条の巻取方法及
び巻取装置に関するものである。
び巻取装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】糸条の巻取方法及び巻取装置に於いて、
糸切れを検知するには綾振り箇所へ光電センサを取付
け、糸条の有無を検知することが一般的であった。また
ロールへの糸の巻き付き異常を検知するには、ロールへ
光電センサーもしくは接触式センサーを取付け、巻き付
き異常を検知する方法が一般的であった。
糸切れを検知するには綾振り箇所へ光電センサを取付
け、糸条の有無を検知することが一般的であった。また
ロールへの糸の巻き付き異常を検知するには、ロールへ
光電センサーもしくは接触式センサーを取付け、巻き付
き異常を検知する方法が一般的であった。
【０００３】従来の糸切れ検知方法の例を図３に示す。
ゴデロール１により糸８の延伸を行った後、ロール２に
より、糸道を左右の振り分け、ガイド７を経由して、ト
ラバース３により綾振りを行いパッケージ６に巻き取っ
ている。このうち、綾振り箇所へ光電センサー４を取付
け、糸条の有無の検知を行うが、この方式では反射率の
小さい着色糸や細糸等の判定スポットの小さい物体の場
合、検知が不可能である。
ゴデロール１により糸８の延伸を行った後、ロール２に
より、糸道を左右の振り分け、ガイド７を経由して、ト
ラバース３により綾振りを行いパッケージ６に巻き取っ
ている。このうち、綾振り箇所へ光電センサー４を取付
け、糸条の有無の検知を行うが、この方式では反射率の
小さい着色糸や細糸等の判定スポットの小さい物体の場
合、検知が不可能である。
【０００４】次に、自動切替式ワインダーを用いた従来
の別の例を図４に示す。同様にガイド７とトラバース３
の間に光電センサー４を取付け、糸条の有無の検知を行
うが、反射率の小さい着色糸や細糸等の場合、上記の例
と同様に検知が不可能である。
の別の例を図４に示す。同様にガイド７とトラバース３
の間に光電センサー４を取付け、糸条の有無の検知を行
うが、反射率の小さい着色糸や細糸等の場合、上記の例
と同様に検知が不可能である。
【０００５】また、光電センサーや、接触式センサーを
取付ける場合、糸条近傍に設置するため、センサーに糸
が絡みつかないように配慮する必要があった。
取付ける場合、糸条近傍に設置するため、センサーに糸
が絡みつかないように配慮する必要があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の糸切れや巻き付き異常を検知する方法の問題点を解消
することを課題とする。
の糸切れや巻き付き異常を検知する方法の問題点を解消
することを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の糸条の巻取方法は、主として次の構成を有
する。すなわち、ロール、ガイドおよびスピンドルを用
いる糸条の巻取方法において、ロール軸、ガイドおよび
スピンドル軸のうち１以上の振動を検知しつつ糸条を巻
き取ることを特徴とする糸条の巻取方法、である。
め、本発明の糸条の巻取方法は、主として次の構成を有
する。すなわち、ロール、ガイドおよびスピンドルを用
いる糸条の巻取方法において、ロール軸、ガイドおよび
スピンドル軸のうち１以上の振動を検知しつつ糸条を巻
き取ることを特徴とする糸条の巻取方法、である。
【０００８】また、本発明の糸条の巻取装置は、主とし
て次の構成を有する。すなわち、ロール、ガイドおよび
スピンドルを含む糸条の巻取装置において、ロール軸、
ガイドおよびスピンドル軸のうち１以上に振動センサー
が取り付けられ、該振動センサーの信号処理器を備える
ことを特徴とする糸条の巻取装置、である。
て次の構成を有する。すなわち、ロール、ガイドおよび
スピンドルを含む糸条の巻取装置において、ロール軸、
ガイドおよびスピンドル軸のうち１以上に振動センサー
が取り付けられ、該振動センサーの信号処理器を備える
ことを特徴とする糸条の巻取装置、である。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の糸条の巻取方法及
び巻取装置に関して説明する。
び巻取装置に関して説明する。
【００１０】本発明の実施例は図１に示すように、ロー
ル２のロール軸１２に振動センサー１０及び該センサー
の信号処理器１１が取付けられている。該振動センサー
が検知する振動を信号処理器１１により電気信号に変換
する。糸８がロール２に接触している場合、ロール２は
回転しており、ロール軸１２の振動は大きい。一方、糸
が、ロールに接触していない場合、つまり、糸の無い場
合、振動レベルは小さくなる。したがって、図２に示す
ように、ある時間帯（Ｔ）において、振動レベルがあら
かじめ設定された上限及び下限を超えない場合には糸が
無い、つまり糸切れが起こっていると判定することが可
能である。
ル２のロール軸１２に振動センサー１０及び該センサー
の信号処理器１１が取付けられている。該振動センサー
が検知する振動を信号処理器１１により電気信号に変換
する。糸８がロール２に接触している場合、ロール２は
回転しており、ロール軸１２の振動は大きい。一方、糸
が、ロールに接触していない場合、つまり、糸の無い場
合、振動レベルは小さくなる。したがって、図２に示す
ように、ある時間帯（Ｔ）において、振動レベルがあら
かじめ設定された上限及び下限を超えない場合には糸が
無い、つまり糸切れが起こっていると判定することが可
能である。
【００１１】また、ロール２に糸が巻き付いた場合、振
動レベルは通常巻取時と比較して、大きくなるため、ロ
ールへの糸の巻き付き異常が起こった場合の検知も同様
に可能である。
動レベルは通常巻取時と比較して、大きくなるため、ロ
ールへの糸の巻き付き異常が起こった場合の検知も同様
に可能である。
【００１２】以上の糸切れ、巻取異常等の検知方法は、
ゴデットロール１、ガイド７、スピンドル５のいずれに
も適応可能であり、本発明においてはこれらの１以上に
振動センサーを取り付けるものである。
ゴデットロール１、ガイド７、スピンドル５のいずれに
も適応可能であり、本発明においてはこれらの１以上に
振動センサーを取り付けるものである。
【００１３】
【発明の効果】本発明においては、糸自体を検知するの
ではなく、間接的にロール軸、スピンドル軸やガイドの
振動を検知するため、糸に接触させたり糸の至近距離に
センサーを設置しなくてもよい。したがって、従来のセ
ンサー方式で問題となっていた糸巻き付きなどのトラブ
ルを起こすことなく糸の巻き付き異常を検知することが
できる。
ではなく、間接的にロール軸、スピンドル軸やガイドの
振動を検知するため、糸に接触させたり糸の至近距離に
センサーを設置しなくてもよい。したがって、従来のセ
ンサー方式で問題となっていた糸巻き付きなどのトラブ
ルを起こすことなく糸の巻き付き異常を検知することが
できる。
【００１４】また、光電センサーでは不可能であった、
反射率の小さい着色糸や細糸の糸切れや巻き付きなどの
巻取異常の検出を、容易に行うことが可能となった。
反射率の小さい着色糸や細糸の糸切れや巻き付きなどの
巻取異常の検出を、容易に行うことが可能となった。
【図１】ロール軸に振動センサーを取り付けた例を示す
側面図。
側面図。
【図２】図３の例で得られた振動レベルの経時変化。
【図３】従来の光電センサーを用いて糸切れ検知を行う
巻取装置の例を示す概略正面図。
巻取装置の例を示す概略正面図。
【図４】従来の光電センサーを用いて糸切れ検知を行う
自動切替式巻取装置の例を示す概略正面図。
自動切替式巻取装置の例を示す概略正面図。
１…ゴデットロール ２…Ｓロール ３…トラバース ４…光電センサー（糸切れ検知器） ５…スピンドル ６…パッケージ ７…ガイド ８…糸 ９…待機側スピンドル １０…振動センサ １１…信号変換器 １２…ロール軸
Claims (2)
- 【請求項１】ロール、ガイドおよびスピンドルを用いる
糸条の巻取方法において、ロール軸、ガイドおよびスピ
ンドル軸のうち１以上の振動を検知しつつ糸条を巻き取
ることを特徴とする糸条の巻取方法。 - 【請求項２】ロール、ガイドおよびスピンドルを含む糸
条の巻取装置において、ロール軸、ガイドおよびスピン
ドル軸のうち１以上に振動センサーが取り付けられ、該
振動センサーの信号処理器を備えることを特徴とする糸
条の巻取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000023493A JP2001213576A (ja) | 2000-02-01 | 2000-02-01 | 糸条の巻取方法及び巻取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000023493A JP2001213576A (ja) | 2000-02-01 | 2000-02-01 | 糸条の巻取方法及び巻取装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001213576A true JP2001213576A (ja) | 2001-08-07 |
Family
ID=18549645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000023493A Pending JP2001213576A (ja) | 2000-02-01 | 2000-02-01 | 糸条の巻取方法及び巻取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001213576A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2479130A3 (en) * | 2011-01-25 | 2015-10-14 | Murata Machinery, Ltd. | Yarn winding device |
| CN110541236A (zh) * | 2019-08-31 | 2019-12-06 | 嘉兴伊乔莹贸易有限公司 | 一种帆布生产用同步进线且带有提醒的设备 |
-
2000
- 2000-02-01 JP JP2000023493A patent/JP2001213576A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2479130A3 (en) * | 2011-01-25 | 2015-10-14 | Murata Machinery, Ltd. | Yarn winding device |
| CN110541236A (zh) * | 2019-08-31 | 2019-12-06 | 嘉兴伊乔莹贸易有限公司 | 一种帆布生产用同步进线且带有提醒的设备 |
| CN110541236B (zh) * | 2019-08-31 | 2020-12-29 | 嘉兴科禾能源科技有限公司 | 一种帆布生产用同步进线且带有提醒的设备 |
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