JP3454948B2 - 制水装置 - Google Patents

制水装置

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JP3454948B2
JP3454948B2 JP31264694A JP31264694A JP3454948B2 JP 3454948 B2 JP3454948 B2 JP 3454948B2 JP 31264694 A JP31264694 A JP 31264694A JP 31264694 A JP31264694 A JP 31264694A JP 3454948 B2 JP3454948 B2 JP 3454948B2
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精一 伊東
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開成工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、水路の水位を調節する
制水装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】農業用水路などの水路の水位を調節する
ための制水装置として、扉体を河床上に配設された回転
軸に結合し、この回転軸を中心に回転させることにより
起伏させるようにした回転式の制水装置が広く実施され
ている。 【0003】この種の制水装置は、水路のコンクリート
製の側壁に空間を形成し、この空間内に回転軸の端部を
突入させるとともに、この空間内に配設されたプーリや
ワイヤなどの伝動系とこの回転軸を連動連結させるよう
になっており、伝動系を駆動することにより扉体を回転
軸を中心に回転させて起伏させるようになっている。 【0004】また空間の内部に水路の水、土砂、ゴミな
どが侵入すると、伝動系の故障を生じることから、空間
は側部戸当り板で密閉するようになっているが、従来、
この側部戸当り板は水路の側壁に取りはずし不能に固着
されていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】従来の構造では、側部
戸当り板を側壁に固着した後、回転軸の端部をこの側部
戸当り板に形成された開口部に突入させて回転軸を設置
しなければならないが、回転軸の長さは水路の幅よりも
長いため、側部戸当り板を側壁に固着した後では、側部
戸当り板が障害となって回転軸の端部の突入作業を行い
にくいという問題点があった。 【0006】また上記従来の側部戸当り板は、水路の側
壁に取りはずし不能に固着されていたため、空間内の伝
動系の保守管理が困難であるという問題点があった。 【0007】さらには、扉体を起立させて上流側の水を
セキ止めた状態では、扉体の上流側においては側部戸当
り板にはセキ止められた水圧が作用するのに対し、扉体
の下流側においては側部戸当り板には水圧は作用しない
ため、扉体の上流側と下流側で側部戸当り板に作用する
水圧がアンバランスとなり、上流側に作用する水圧のた
めに側部戸当り板が屈曲変形しやすいという問題点があ
った。 【0008】そこで本発明は上記従来の問題点を解消
し、回転軸の端部の空間への突入作業や側壁の空間内に
配設された伝動系の保守管理を行いやすく、また扉体の
上流側の水圧によって側部戸当り板が屈曲変形すること
のない制水装置を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】このために本発明は、側
壁に形成されて伝動系7〜9,14が配設される空間5
の外側に側部戸当り板20を着脱自在に装着するととも
に、扉体4よりも上流側の空間5内に、戸当り板20の
内面に当接してこれを内方から支持する支持部材25を
配設したものである。 【0010】 【作用】上記構成によれば、回転軸3の端部3aを空間
5内に突入させた後で、端部戸当り板20を装着すれば
よいので、回転軸3の端部3aの突入作業を容易に行う
ことができる。また側部戸当り板20を取りはずすこと
により、空間5内の伝動系7〜9,14の保守管理を容
易に行える。さらには、扉体4の上流側における側部戸
当り板20の内面を支持部材25で内方から支持するこ
とにより、側部戸当り板20に作用する水圧Pによりこ
れが屈曲変形するのを防止できる。 【0011】 【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は側部戸当り板を分離した状態の制水装
置の斜視図、図2は制水装置の側面図、図3は同縦断面
図、図4は同平断面図である。 【0012】図1において、1は水路の側壁、2は河床
であり、コンクリート打ちして構築されている。3は河
床2上に水平に配設された回転軸であり、その上部には
扉体4が立設されている。この扉体4は溶接手段などに
より回転軸3に一体的に結合されており、回転軸3を中
心に回転することにより起伏する。 【0013】側壁1には空間5が形成されている。回転
軸3の端部3aはこの空間5内に突入し、空間5内に設
けられた軸受け6に回転自在に軸受けされている。また
この端部3aにはレバー7が装着されている。レバー7
の上端部には軸受板8が取り付けられており、この軸受
板8にはプーリ9が軸着されている(図3も参照)。プ
ーリ9にはワイヤ12が周回している。ワイヤ12の一
端部は空間5内に設けられた止具13に取り付けられて
いる。またワイヤ12はプーリ14を周回し、側壁1の
上部に配設された巻上げ用ドラム18に巻回されてい
る。この巻上げ用ドラム18は、手動ハンドルあるいは
回転動力装置により回転し、ワイヤ12を巻上げる。な
お巻上げ用ドラム18の支持構造や、手動ハンドル、回
転動力装置などは周知の機構であり、説明は省略する。 【0014】図3において、空間5の内壁には箱形の内
板15が内張りされているが、この内板15の上面には
ワイヤ12を導出するための開口部16が形成されてお
り、また側壁1にもワイヤ12を上方へ導出するための
導出口17が形成されている。 【0015】図1において、20は側部戸当り板であ
り、その周縁部にはビス孔21が形成されている。また
その下部には回転軸3の端部3aに嵌合するための切欠
部22が形成されている。また内板15の周縁部には、
ビス孔21に合致するビス孔23が形成されている。し
たがって側部戸当り板20を空間5の外面に張り合わ
せ、ビス孔21,23にビス24を挿着することによ
り、側部戸当り板20は空間5の外側に装着され、空間
5の内部を密閉する。ビス24を取りはずすことによ
り、側部戸当り板20は着脱自在になっている。 【0016】空間5の内部には支持部材としてのピン2
5が突設されている。図2および図4に示すように、こ
のピン25は扉体4よりも上流側に位置しており、その
先端部は側部戸当り板20の内面に内方から当接してい
る。 【0017】この制水装置は上記のように構成されてお
り、図1において巻上げ用ドラム18に巻回されたワイ
ヤ12を巻き戻すと、扉体4は回転軸3を中心に回転
し、河床2上に倒伏する。またワイヤ12を巻き上げる
と、回転軸3を中心に回転して起立する(矢印N参
照)。 【0018】図2に示すように、扉体4が起立した状態
で、上流側の水はセキ止められる。図中、Hは水位であ
る。上流側の水をセキ止めた状態で、扉体4の上流側に
おける側部戸当り板20には大きな水圧P(図4)作用
するが、側部戸当り板20の内面はピン25により内方
から支持されているので、水圧Pが作用しても側部戸当
り板20が屈曲変形することはない。 【0019】またビス24を取りはずして、側部戸当り
板20を取りはずせば、空間5内のレバー7、軸受板
8、プーリ9,14などの伝動系の保守管理を容易に行
うことができる。またこの制水装置を水路に構築する場
合には、図1に示すように側部戸当り板20を空間5に
装着する前に、回転軸3の端部3aを空間5内に突入さ
せて軸受け6に支持させ、さらにレバー7やプーリ9,
14などを組み立ててワイヤ12を調帯した後で、側部
戸当り板20をビス24で装着して空間5を密閉する。
このように、その制水装置によれば、回転軸3の配設や
空間5内の伝動系の保守管理を容易に行える。 【0020】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転軸3の端部3aを空間5内に突入させた後で、端部戸
当り板20を装着すればよいので、回転軸3の端部3a
の突入作業を容易に行うことができる。また側部戸当り
板20を取りはずすことにより、空間5内の伝動系7〜
9,14の保守管理を容易に行える。さらには、扉体4
の上流側における側部戸当り板20の内面を支持部材2
5で内方から支持することにより、側部戸当り板20に
作用する水圧Pによりこれが屈曲変形するのを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の制水装置の斜視図 【図2】本発明の制水装置の側面図 【図3】本発明の制水装置の縦断面図 【図4】本発明の制水装置の平断面図 【符号の説明】 1 側壁 2 河床 3 回転軸 3a 端部 4 扉体 5 空間 7 レバー 8 軸受板 9,14 プーリ 12 ワイヤ 20 側部戸当り板 25 ピン(支持部材)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 水路の河床2上に水平に設置された回転
    軸3と、この回転軸3に結合されてこの回転軸3を中心
    に回転することにより起伏する扉体4と、水路の側壁1
    に形成された空間5に配設された伝動系7〜9,14と
    を備え、前記回転軸3の端部3aを前記空間5に突入さ
    せて前記伝動系7〜9,14と連動連結させるようにし
    た制水装置において、 前記空間5の外側に側部戸当り板20を着脱自在に装着
    するとともに、前記扉体4よりも上流側の前記空間5内
    に、前記戸当り板20の内面に当接してこれを内方から
    支持する支持部材25を配設したことを特徴とする制水
    装置。
JP31264694A 1994-11-22 1994-11-22 制水装置 Expired - Lifetime JP3454948B2 (ja)

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JPH08144246A JPH08144246A (ja) 1996-06-04
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