JP3454202B2 - Lcフィルタ - Google Patents

Lcフィルタ

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JP3454202B2
JP3454202B2 JP28555799A JP28555799A JP3454202B2 JP 3454202 B2 JP3454202 B2 JP 3454202B2 JP 28555799 A JP28555799 A JP 28555799A JP 28555799 A JP28555799 A JP 28555799A JP 3454202 B2 JP3454202 B2 JP 3454202B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種民生機器等に用
いるLCフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のLCフィルタについて図面
を参照しながら説明する。
【0003】図13は従来のLCフィルタの斜視図、図
14は同LCフィルタの等価回路図、図15は同LCフ
ィルタの周波数特性図である。
【0004】図13、図14において、従来のLCフィ
ルタは、入力端子1と、この入力端子1に接続した第1
のインダクタ部2と、この第1のインダクタ部2に接続
した第2のインダクタ部3と、この第2のインダクタ部
3に接続した出力端子4と、第1のインダクタ部2およ
び第2のインダクタ部3との間の中間点5に接続したコ
ンデンサ部6と、このコンデンサ部6に接続したアース
端子7とを備えている。
【0005】また、第1のインダクタ部2には、インダ
クタと、このインダクタに直列に接続したON−OFF
切替スイッチ8を有したスイッチ付インダクタ9を一つ
設け、さらに第1のインダクタ部2と並列にコンデンサ
部10を設けている。
【0006】このとき、従来のLCフィルタは、実装基
板11に、入力端子1、出力端子4、第1のインダクタ
部2、第2のインダクタ部3、コンデンサ部6、10な
どの各単品部品を実装して構成している。
【0007】そして、スイッチ付インダクタ9のスイッ
チ8をON−OFFすることにより、図15に示すよう
に、周波数特性を可変させるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に、LCフィルタ
を使用する製品において、その製品の使用状況に応じ
て、特定周波数のLCフィルタを使い分けるのではな
く、LCフィルタの周波数特性を可変させ対応させるこ
とがある。
【0009】上記従来の構成では、スイッチ付インダク
タ9のスイッチ8をON−OFFすることにより、周波
数特性を可変させることができるものの、可変幅を広く
すると減衰量が不十分となるので、周波数特性の可変幅
を広くできず、使用が制限されやすいという問題点を有
していた。
【0010】本発明は上記問題点を解決するもので、周
波数特性の可変幅が広く、使用が制限されにくい、使い
勝手の良いLCフィルタを提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、入力端子と、前記入力端子に接続した第1
のインダクタ部と、前記第1のインダクタ部に接続した
第2のインダクタ部と、前記第2のインダクタ部に接続
した出力端子と、前記第1のインダクタ部および前記第
2のインダクタ部との間の中間点に接続した第1のコン
デンサ部と、前記第1のコンデンサ部に接続したアース
端子と、前記第1のインダクタ部に並列に接続した第2
のコンデンサ部とを備え、前記第1のインダクタ部に
は、インダクタと、前記インダクタに直列に接続した
N−OFF切替スイッチを有したスイッチ付インダク
少なくとも一つ設け、前記スイッチ付インダクタのス
イッチは、インダクタ値を可変する可変スイッチであっ
て、前記インダクタと前記スイッチ付インダクタ、およ
び前記インダクタと前記第2のインダクタ部とを磁気結
合させず、前記スイッチ付インダクタと前記第2のイン
ダクタ部のみを磁気結合させ互いの磁束の発生方向を同
方向になるようにして周波数特性の可変幅を大きくさせ
た構成である。
【0012】上記構成により、スイッチ付インダクタと
第2のインダクタ部とを磁気結合させるとともに、互い
の磁束の発生方向を同方向になるようにしているので、
周波数特性の可変幅を広くすることができ、使用が制限
されにくく、使い勝手を向上することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
入力端子と、前記入力端子に接続した第1のインダクタ
部と、前記第1のインダクタ部に接続した第2のインダ
クタ部と、前記第2のインダクタ部に接続した出力端子
と、前記第1のインダクタ部および前記第2のインダク
タ部との間の中間点に接続した第1のコンデンサ部と、
前記第1のコンデンサ部に接続したアース端子と、前記
第1のインダクタ部に並列に接続した第2のコンデンサ
部とを備え、前記第1のインダクタ部には、インダクタ
と、前記インダクタに直列に接続したON−OFF切替
スイッチを有したスイッチ付インダクタを少なくとも一
つ設け、前記スイッチ付インダクタのスイッチは、イン
ダクタ値を可変する可変スイッチであって、前記インダ
クタと前記スイッチ付インダクタ、および前記インダク
タと前記第2のインダクタ部とを磁気結合させず、前記
スイッチ付インダクタと前記第2のインダクタ部のみを
磁気結合させ互いの磁束の発生方向を同方向になるよう
にして周波数特性の可変幅を大きくさせた構成である。
【0014】上記構成により、スイッチ付インダクタと
第2のインダクタ部とを磁気結合させるとともに、互い
の磁束の発生方向を同方向になるようにしているので、
周波数特性の可変幅を広くすることができ、使用が制限
されにくく、使い勝手を向上することができる。
【0015】また、スイッチ付インダクタのインダクタ
値を可変することができるので、このインダクタ値にあ
わせて、周波数特性の可変幅も自由に変えることがで
き、より使い勝手を向上することができる。
【0016】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
記載の発明において、中間点と第1のコンデンサ部との
間に、ON−OFF切替スイッチを有したスイッチ付コ
ンデンサ部の一部を接続するとともに、アース端子に前
記スイッチ付コンデンサ部の他端を接続し、前記スイッ
チ付コンデンサ部のスイッチは、コンデンサ値を可変す
る可変スイッチであって、前記スイッチ付コンデンサ部
のスイッチをONにした状態で、前記スイッチ付インダ
タのスイッチを切り替えるようにして、前記スイッチ
付インダクタのスイッチの切り替えにともなう周波数特
性の乱れを防止した構成である。
【0017】上記構成により、スイッチのON−OFF
切替の時に、切替後の周波数特性が、切替前の周波数特
性に比べて、乱れやすくなる現象を防止し、フィルタと
しての整合性が取れ、通過帯域を平坦化して、信頼性を
向上することができる。
【0018】本発明の請求項記載の発明は、入力端子
と、前記入力端子に接続した第1のインダクタ部と、前
記第1のインダクタ部に接続した第2のインダクタ部
と、前記第2のインダクタ部に接続した出力端子と、前
記第1のインダクタ部および前記第2のインダクタ部と
の間の中間点に接続した第1のコンデンサ部と、前記第
1のコンデンサ部に接続した第3のインダクタ部と、前
記第3のインダクタ部に接続したアース端子とを備え、
前記第3のインダクタ部には、インダクタと、前記イン
ダクタに直列に接続したON−OFF切替スイッチを有
したスイッチ付インダクタを少なくとも一つ設け、前記
スイッチ付インダクタのスイッチは、インダクタ値を可
変する可変スイッチであって、前記インダクタと前記ス
イッチ付イ ンダクタ、および前記インダクタと前記第1
のインダクタ部を磁気結合させず、前記スイッチ付イン
ダクタと前記第2のインダクタ部のみを磁気結合させ
いの磁束の発生方向を同方向になるようにして周波数特
性の可変幅を大きくさせた構成である。
【0019】上記構成により、スイッチ付インダクタと
第2のインダクタ部とを磁気結合させるとともに、互い
の磁束の発生方向を同方向になるようにしているので、
周波数特性の可変幅を大きくすることができ、使用が制
限されにくく、使い勝手を向上することができる。
【0020】また、スイッチ付インダクタのインダクタ
値を可変することができるので、このインダクタ値にあ
わせて、周波数特性の可変幅も自由に変えることがで
き、より使い勝手を向上することができる。
【0021】本発明の請求項6記載の発明は、入力端子
と、前記入力端子に接続した第1のインダクタ部と、前
記第1のインダクタ部に接続した第2のインダクタ部
と、前記第2のインダクタ部に接続した出力端子と、前
記第1のインダクタ部および前記第2のインダクタ部と
の間の中間点に接続した第1のコンデンサ部と、前記第
1のコンデンサ部に接続した第3のインダクタ部と、前
記第3のインダクタ部に接続したアース端子とを備え、
前記第3のインダクタ部には、インダクタと、前記イン
ダクタに直列に接続したON−OFF切替スイッチを有
したスイッチ付インダクタを少なくとも一つ設け、前記
スイッチ付インダクタのスイッチは、インダクタ値を可
変する可変スイッチであって、前記インダクタと前記ス
イッチ付インダクタ、および前記インダクタと前記第2
のインダクタ部を磁気結合させず、前記スイッチ付イン
ダクタと前記第1のインダクタ部のみを磁気結合させ互
いの磁束の発生方向を同方向になるようにして周波数特
性の可変幅を大きくさせた構成である。
【0022】上記構成により、スイッチ付インダクタと
第1のインダクタ部とを磁気結合さ せるとともに、互い
の磁束の発生方向を同方向になるようにしているので、
周波数特性の可変幅を大きくすることができ、使用が制
限されにくく、使い勝手を向上することができる。
【0023】また、スイッチ付インダクタのインダクタ
値を可変することができるので、このインダクタ値にあ
わせて、周波数特性の可変幅も自由に変えることがで
き、より使い勝手を向上することができる。
【0024】本発明の請求項7記載の発明は、請求項
または請求項6記載の発明において、中間点と第1のコ
ンデンサ部との間に、ON−OFF切替スイッチを有し
たスイッチ付コンデンサ部の一端を接続するとともに、
前記第1のコンデンサ部と第3のインダクタ部との間の
中間点に、前記スイッチ付コンデンサ部の他端を接続
し、前記スイッチ付コンデンサ部のスイッチは、コンデ
ンサ値を可変する可変スイッチであって、前記スイッチ
付コンデンサ部のスイッチをONにした状態で、前記ス
イッチ付インダクタのスイッチを切り替えるようにし
て、前記スイッチ付インダクタのスイッチの切り替えに
ともなう周波数特性の乱れを防止した構成である。
【0025】上記構成により、スイッチのON−OFF
切替の時に、切替後の周波数特性が、切替前の周波数特
性に比べて、乱れやすくなる現象を防止し、フィルタと
しての整合性が取れ、通過帯域を平坦化して、信頼性を
向上することができる。
【0026】本発明の請求項記載の発明は、請求
項1または請求項5または請求項6記載の発明におい
て、スイッチ付インダクタと第1のインダクタ部もしく
は第2のインダクタ部は、同一ボビンの同一巻線溝に、
互いの巻線を少なくとも1ターン以上巻回して、互いを
磁気結合させた構成である。
【0027】上記構成により、スイッチ付インダクタと
第1のインダクタ部もしくは第2のインダクタ部との磁
気結合を容易にすることができる。
【0028】本発明の請求項記載の発明は、請求
または請求項記載の発明において、ボビンは、複
数の巻線溝を有した多連同軸ボビンとした構成である。
【0029】上記構成により、スイッチ付インダクタと
第1のインダクタ部または第2のインダクタ部との磁気
結合を容易にすることができるとともに、複数のインダ
クタ部を多連同軸ボビンに配置できるので、小型化を図
ることもできる。
【0030】(実施の形態1) 以下、本発明の第1の実施の形態におけるLCフィルタ
について、図面を参照しながら説明する。
【0031】図1(a)は本発明の第1の実施の形態に
おけるLCフィルタの斜視図、図1(b)は同LCフィ
ルタの断面図、図2は同LCフィルタの等価回路図、図
3は同LCフィルタの周波数特性図である。
【0032】図1、図2において、本発明の第1の実施
の形態におけるLCフィルタは、入力端子21と、この
入力端子21に接続した第1のインダクタ部22と、こ
の第1のインダクタ部22に接続した第2のインダクタ
部23と、この第2のインダクタ部23に接続した出力
端子24と、第1のインダクタ部22および第2のイン
ダクタ部23との間の中間点25に接続した第1のコン
デンサ部26と、この第1のコンデンサ部26に接続し
たアース端子27と、第1のインダクタ部22に並列に
接続した第2のコンデンサ部28とを備えている。
【0033】また、第1のインダクタ部22には、イン
ダクタと、このインダクタに直列に接続したON−OF
F切替スイッチ29を有したスイッチ付インダクタ3
を一つ設け、スイッチ付インダクタ30と第2のインダ
クタ部23とを磁気結合(M結合)させるとともに、互
いの磁束の発生方向を同方向になるようにしている。
【0034】このとき、スイッチ付インダクタ30のス
イッチ29は、インダクタ値を可変する可変スイッチと
している。
【0035】そして、複数の巻線溝31を有した多連同
軸ボビン32を用い、この巻線溝31内に巻線33を巻
回して、第1のインダクタ部22および第2のインダク
タ部23を形成するとともに、コンデンサを配置して、
第1のコンデンサ部26を形成し、さらに、入力端子2
1、出力端子24、アース端子27を形成している。
【0036】さらに、スイッチ付インダクタ30および
第2のインダクタ部23の一部を形成する巻線33を多
連同軸ボビン32の同一巻線溝31内に巻回して、互い
に磁気結合させるとともに、この磁気結合の結合度合い
は隣接する巻線溝31内に巻回する巻線33を分散させ
ることにより調整している。
【0037】そして、スイッチ付インダクタ30のスイ
ッチ29をON−OFFすることにより、図3に示すよ
うに、周波数特性を可変させるものである。
【0038】上記構成のLCフィルタについて、以下そ
の動作を説明する。
【0039】上記構成により、スイッチ付インダクタ3
0と第2のインダクタ部23とを磁気結合させるととも
に、互いの磁束の発生方向を同方向になるようにしてい
るので、インダクタの可変幅が広くなって、周波数特性
の可変幅を広くすることができ、使用が制限されにく
く、使い勝手を向上することができるとともに、スイッ
チ付インダクタ30のインダクタ値を可変することがで
きるので、このインダクタ値にあわせて、周波数特性の
可変幅も自由に設定することができ、より使い勝手を向
上することもできる。
【0040】また、スイッチ付インダクタ30および第
2のインダクタ部23は、同一ボビンの同一巻線溝31
に、互いの巻線33を少なくとも1ターン巻回すれば、
磁気結合を容易にすることができる。
【0041】さらに、ボビンは、複数の巻線溝31を有
した多連同軸ボビン32にしているので、複数のインダ
クタ部を多連同軸ボビン32に配置でき、小型化を図る
こともできる。
【0042】このように本発明の第1の実施の形態によ
れば、周波数特性の可変幅を広くできるとともに、可変
幅も自由に設定でき、使い勝手を向上することができ
る。
【0043】また、スイッチ付インダクタ30および第
2のインダクタ部23の磁気結合を容易にすることがで
きるとともに、多連同軸ボビン32に互いのインダクタ
部を形成する巻線を配置すれば、小型化を図ることもで
きる。
【0044】(実施の形態2) 以下、本発明の第2の実施の形態におけるLCフィルタ
について、図面を参照しながら説明する。
【0045】図4(a)は本発明の第2の実施の形態に
おけるLCフィルタの斜視図、図4(b)は同LCフィ
ルタの断面図、図5は同LCフィルタの等価回路図、図
6は同LCフィルタの周波数特性図である。
【0046】本発明の第2の実施の形態におけるLCフ
ィルタは、第1の実施の形態におけるLCフィルタを改
良したもので、同一構成部分の説明は省略する。
【0047】図4、図5において、本発明の第2の実施
の形態におけるLCフィルタは、第1の実施の形態にお
けるLCフィルタにおいて、中間点25と第1のコンデ
ンサ部26との間に、ON−OFF切替スイッチ34を
有したスイッチ付コンデンサ部35の一端を接続すると
ともに、アース端子36にスイッチ付コンデンサ部35
の他端を接続した構成である。
【0048】上記構成により、スイッチ34をONにす
れば、スイッチ29のON−OFF切替時に、通過帯域
が乱れて減衰帯域における減衰量が低下するという現象
を防止でき、フィルタとしての整合性が取れ、信頼性を
向上することができる。
【0049】このように本発明の第2の実施の形態によ
れば、スイッチ29のON−OFF切替後の周波数特性
の乱れを減少し、フィルタとしての整合性が取れ、通過
帯域を平坦化して、減衰帯域における減衰量の低下を防
止できるので、信頼性を向上することができる。
【0050】(実施の形態3) 以下、本発明の第3の実施の形態におけるLCフィルタ
について、図面を参照しながら説明する。
【0051】図7(a)は本発明の第3の実施の形態に
おけるLCフィルタの斜視図、図7(b)は同LCフィ
ルタの断面図、図8は同LCフィルタの等価回路図、図
9は同LCフィルタの周波数特性図である。
【0052】本発明の第3の実施の形態におけるLCフ
ィルタは、第1の実施の形態におけるLCフィルタを改
良したもので、同一構成部分の説明は省略する。
【0053】図7、図8において、本発明の第3の実施
の形態におけるLCフィルタは、入力端子41と、この
入力端子41に接続した第1のインダクタ部42と、こ
の第1のインダクタ部42に接続した第2のインダクタ
部43と、この第2のインダクタ部43に接続した出力
端子44と、第1のインダクタ部42および第2のイン
ダクタ部43との間の中間点45に接続した第1のコン
デンサ部46と、この第1のコンデンサ部46に接続し
た第3のインダクタ部47と、この第3のインダクタ部
47に接続したアース端子48とを備えている。
【0054】また、第3のインダクタ部47には、イン
ダクタと、このインダクタに直列に 接続したON−OF
F切替スイッチ49およびON−OFF切替スイッチ5
0を有したスイッチ付インダクタ51を一つ設け、この
スイッチ付インダクタ51と第2のインダクタ部43と
を磁気結合(M結合)させるとともに、互いの磁束の発
生方向を同方向になるようにしている。
【0055】このとき、スイッチ付インダクタ51のス
イッチ49、50は、インダクタ値を可変する可変スイ
ッチとしている。
【0056】上記構成により、スイッチ付インダクタ5
1と第2のインダクタ部43とを磁気結合させるととも
に、互いの磁束の発生方向を同方向になるようにしてい
るので、周波数特性の可変幅を広くすることができ、使
用が制限されにくく、使い勝手を向上することができ
る。
【0057】このように本発明の第3の実施の形態によ
れば、周波数特性の可変幅を広くすることができ、使用
が制限されにくく、使い勝手を向上することができる。
【0058】(実施の形態4) 以下、本発明の第4の実施の形態におけるLCフィルタ
について、図面を参照しながら説明する。
【0059】図10(a)は本発明の第4の実施の形態
におけるLCフィルタの斜視図、図10(b)は同LC
フィルタの断面図、図11は同LCフィルタの等価回路
図、図12は同LCフィルタの周波数特性図である。
【0060】本発明の第4の実施の形態におけるLCフ
ィルタは、第3の実施の形態におけるLCフィルタを改
良したもので、同一構成部分の説明は省略する。
【0061】図10、図11において、本発明の第4の
実施の形態におけるLCフィルタは、第3の実施の形態
におけるLCフィルタにおいて、中間点45と第1のコ
ンデンサ部46との間に、ON−OFF切替スイッチ5
2を有したスイッチ付コンデンサ部53の一端を接続す
るとともに、第1のコンデンサ部46と第3のインダク
タ部47との間の中間点54に、スイッチ付コンデンサ
部53の他端を接続した構成である。
【0062】上記構成により、スイッチ52をONにす
れば、スイッチ55のON−OFF切替の時に、切替後
の周波数特性が、切替前の周波数特性に比べて、乱れや
すくなる現象を防止し、フィルタとしての整合性が取
れ、通過帯域を平坦化して、信頼性を向上することがで
きる。
【0063】このように本発明の第4の実施の形態によ
れば、スイッチ55のON−OFF切替後の周波数特性
の乱れを減少し、フィルタとしての整合が取れ、通過帯
域を平坦化して、信頼性を向上することができる。
【0064】なお、本発明の実施の形態では、スイッチ
29、34、49、50、52、55を多連同軸ボビン
32内に形成したが、スイッチ用端子のみを形成して、
スイッチ29、34、49、50、52、55を実装用
のプリント基板に形成してもよい。
【0065】また、スイッチとしては、機構的に接点を
接触させて導通させる機械式スイッチやダイオード、ト
ランジスタ等を利用した電気的スイッチ等がある。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スイッチ
付インダクタのスイッチをON−OFFすることによ
り、周波数特性を可変させた際、周波数特性の可変幅が
広く、使用が制限されにくい、使い勝手の良いLCフィ
ルタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施の形態におけるLC
フィルタの斜視図 (b)同LCフィルタの断面図
【図2】同LCフィルタの等価回路図
【図3】同LCフィルタの周波数特性図
【図4】(a)本発明の第2の実施の形態におけるLC
フィルタの斜視図 (b)同LCフィルタの断面図
【図5】同LCフィルタの等価回路図
【図6】同LCフィルタの周波数特性図
【図7】(a)本発明の第3の実施の形態におけるLC
フィルタの斜視図 (b)同LCフィルタの断面図
【図8】同LCフィルタの等価回路図
【図9】同LCフィルタの周波数特性図
【図10】(a)本発明の第4の実施の形態におけるL
Cフィルタの斜視図 (b)同LCフィルタの断面図
【図11】同LCフィルタの等価回路図
【図12】同LCフィルタの周波数特性図
【図13】従来のLCフィルタの斜視図
【図14】同LCフィルタの等価回路図
【図15】同LCフィルタの周波数特性図
【符号の説明】
21 入力端子 22 第1のインダクタ部 23 第2のインダクタ部 24 出力端子 25 中間点 26 第1のコンデンサ部 27 アース端子 28 第2のコンデンサ部 29 スイッチ 30 スイッチ付インダク 31 巻線溝 32 多連同軸ボビン 33 巻線 34 スイッチ 35 スイッチ付コンデンサ部 36 アース端子 41 入力端子 42 第1のインダクタ部 43 第2のインダクタ部 44 出力端子 45 中間点 46 第1のコンデンサ部 47 第3のインダクタ部 48 アース端子 49 スイッチ 50 スイッチ 51 スイッチ付インダク 52 スイッチ 53 スイッチ付コンデンサ部 54 中間点 55 スイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−88902(JP,A) 特開 昭58−125204(JP,A) 特開 昭61−287310(JP,A) 特開 平2−179014(JP,A) 実開 昭57−117822(JP,U) 実開 昭62−105622(JP,U) 実開 平2−79612(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 5/00 - 7/12

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子と、前記入力端子に接続した第
    1のインダクタ部と、前記第1のインダクタ部に接続し
    た第2のインダクタ部と、前記第2のインダクタ部に接
    続した出力端子と、前記第1のインダクタ部および前記
    第2のインダクタ部との間の中間点に接続した第1のコ
    ンデンサ部と、前記第1のコンデンサ部に接続したアー
    ス端子と、前記第1のインダクタ部に並列に接続した第
    2のコンデンサ部とを備え、前記第1のインダクタ部に
    は、インダクタと、前記インダクタに直列に接続した
    N−OFF切替スイッチを有したスイッチ付インダク
    少なくとも一つ設け、前記スイッチ付インダクタのス
    イッチは、インダクタ値を可変する可変スイッチであっ
    て、前記インダクタと前記スイッチ付インダクタ、およ
    び前記インダクタと前記第2のインダクタ部とを磁気結
    合させず、前記スイッチ付インダクタと前記第2のイン
    ダクタ部のみを磁気結合させ互いの磁束の発生方向を同
    方向になるようにして周波数特性の可変幅を大きくさせ
    たLCフィルタ。
  2. 【請求項2】 中間点と第1のコンデンサ部との間に、
    ON−OFF切替スイッチを有したスイッチ付コンデン
    サ部の一端を接続するとともに、アース端子に前記スイ
    ッチ付コンデンサ部の他端を接続し、前記スイッチ付コ
    ンデンサ部のスイッチは、コンデンサ値を可変する可変
    スイッチであって、前記スイッチ付コンデンサ部のスイ
    ッチをONにした状態で、前記スイッチ付インダクタの
    スイッチを切り替えるようにして、前記スイッチ付イン
    ダクタのスイッチの切り替えにともなう周波数特性の乱
    れを防止した請求項1に記載のLCフィルタ。
  3. 【請求項3】 スイッチ付インダクタと第2のインダク
    タ部は、同一ボビンの同一巻線溝に、互いの巻線を少な
    くとも1ターン以上巻回して、互いを磁気結合させた請
    求項に記載のLCフィルタ。
  4. 【請求項4】 ボビンは、複数の巻線溝を有した多連同
    軸ボビンとした請求項に記載のLCフィルタ。
  5. 【請求項5】 入力端子と、前記入力端子に接続した第
    1のインダクタ部と、前記第1のインダクタ部に接続し
    た第2のインダクタ部と、前記第2のインダクタ部に接
    続した出力端子と、前記第1のインダクタ部および前記
    第2のインダクタ部との間の中間点に接続した第1のコ
    ンデンサ部と、前記第1のコンデンサ部に接続した第3
    のインダクタ部と、前記第3のインダクタ部に接続した
    アース端子とを備え、前記第3のインダクタ部には、
    ンダクタと、前記インダクタに直列に接続したON−O
    FF切替スイッチを有したスイッチ付インダクタを少な
    くとも一つ設け、前記スイッチ付インダクタのスイッチ
    は、インダクタ値を可変する可変スイッチであって、前
    記インダクタと前記スイッチ付インダクタ、および前記
    インダクタと前記第1のインダクタ部を磁気結合させ
    ず、前記スイッチ付インダクタと前記第2のインダクタ
    部のみを磁気結合させ互いの磁束の発生方向を同方向に
    なるようにして周波数特性の可変幅を大きくさせたLC
    フィルタ。
  6. 【請求項6】 入力端子と、前記入力端子に接続した第
    1のインダクタ部と、前記第1のインダクタ部に接続し
    た第2のインダクタ部と、前記第2のインダクタ部に接
    続した出力端子と、前記第1のインダクタ部および前記
    第2のインダクタ部との間の中間点に接続した第1のコ
    ンデンサ部と、前記第1のコンデンサ部に接続した第3
    のインダクタ部と、前記第3のインダクタ部に接続した
    アース端子とを備え、前記第3のインダクタ部には、
    ンダクタと、前記インダクタに直列に接続したON−O
    FF切替スイッチを有したスイッチ付インダクタを少な
    くとも一つ設け、前記スイッチ付インダクタのスイッチ
    は、インダクタ値を可変する可変スイッチであって、前
    記インダクタと前記スイッチ付インダクタ、および前記
    インダクタと前記第2のインダクタ部を磁気結合させ
    ず、前記スイッチ付インダクタと前記第1のインダクタ
    部のみを磁気結合させ互いの磁束の発生方向を同方向に
    なるようにして周波数特性の可変幅を大きくさせたLC
    フィルタ。
  7. 【請求項7】 中間点と第1のコンデンサ部との間に、
    ON−OFF切替スイッチを有したスイッチ付コンデン
    サ部の一端を接続するとともに、前記第1のコンデンサ
    部と第3のインダクタ部との間の中間点に、前記スイッ
    チ付コンデンサ部の他端を接続し、前記スイッチ付コン
    デンサ部のスイッチは、コンデンサ値を可変する可変ス
    イッチであって、前記スイッチ付コンデンサ部のスイッ
    チをONにした状態で、前記スイッチ付インダクタの
    イッチを切り替えるようにして、前記スイッチ付インダ
    タのスイッチの切り替えにともなう周波数特性の乱れ
    を防止した請求項5または請求項6に記載のLCフィル
    タ。
  8. 【請求項8】 スイッチ付インダクタと第1のインダク
    タ部もしくは第2のインダクタ部は、同一ボビンの同一
    巻線溝に、互いの巻線を少なくとも1ターン以上巻回し
    て、互いを磁気結合させた請求項5または請求項6に記
    載のLCフィルタ。
  9. 【請求項9】 ボビンは、複数の巻線溝を有した多連同
    軸ボビンとした請求項に記載のLCフィルタ。
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