JPH10190315A - サーキュレータ及びアイソレータ - Google Patents

サーキュレータ及びアイソレータ

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JPH10190315A
JPH10190315A JP34723296A JP34723296A JPH10190315A JP H10190315 A JPH10190315 A JP H10190315A JP 34723296 A JP34723296 A JP 34723296A JP 34723296 A JP34723296 A JP 34723296A JP H10190315 A JPH10190315 A JP H10190315A
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JP
Japan
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branch line
circulator
present
input
magnetic material
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JP34723296A
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English (en)
Inventor
Takayuki Takeuchi
孝之 竹内
Toshiyuki Asahi
俊行 朝日
Hiroyuki Hase
裕之 長谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分岐線路型サーキュレータおよびアイソレー
タにおいて、希望する周波数の円形TM110モードを
充分励振できる内部導体構造にし、高性能化する事。 【解決手段】 3個の入出力端20から延長された分岐
線路12が磁性体13に接し始める部分から前記分岐線
路12が接合面部11に結合する部分へと至る間に、前
記接合面部11の中心と前記結合部を結ぶ直線上からは
ずれる部分を有する構成とすることにより、接合面部1
1を円形に近い形のまま希望する周波数の円形TM11
0モードで共振する寸法に近づけ、広帯域、低損失の特
性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分岐線路型サーキュ
レータおよびアイソレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の分岐線路型サーキュレータは、内
部導体中の接合面部のインピーダンスと入出力端子に接
続される50Ωの入出力線路との整合をとるために、イ
ンピーダンス変成器の役割をする1/4波長(λg/
4)の長さの分岐線路が用いられている。この分岐線路
を磁性体の外部に設けるとサーキュレータの寸法を大き
くするため、特公昭61−17402号公報に開示され
ているように磁性体中に分岐線路と整合用低インピーダ
ンス線路を用いることにより、小型化が図られてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図12は従来の広帯域
サーキュレータの内部平面図である(特公昭61−17
402号公報参照)。図のように、磁性体上に引き込ま
れた分岐線路2がストレートに接合面部1に結合する構
成では、線路長を確保するために磁性体上に占める接合
面部1の面積が磁性体の面積(磁性体の面積はサーキュ
レータの中心周波数の円形TM110モードで共振する
寸法である)の約1/2となり、これによるサーキュレ
ータの動作周波数のずれと帯域幅の狭帯化を補償するた
めに、図中3で示された整合用の低インピーダンス線路
を付加する必要があった。また、従来はこの接合面部の
面積を磁性体の面積に近づけるため、図13に示すよう
な電極構造が用いられてきたが、何れの場合も真円から
はずれた構造であるため、希望する周波数の円形TM1
10モードを充分に励振させることができず、整合線路
による特性の改善には限界があった。なお、図13にお
いて、131は接合面部、132は分岐線路、133は
磁性体、134は整合用突起である。
【0004】また、サーキュレータの1つの入出力端に
終端抵抗を付加してアイソレータとして用いる場合、付
加される終端抵抗に動作周波数でリアクタンス成分が多
く含まれる場合、これを補償するため整合回路が別途必
要であった。
【0005】本発明は、このような従来の分岐線路型サ
ーキュレータ、アイソレータの課題を考慮し、接合面部
を円形に近い形のまま磁性体の面積に近づけることによ
り希望する周波数の円形TM110モードを充分に励振
できる分岐線路型サーキュレータ、アイソレータを提供
することを目的とする。
【0006】また、本発明はアイソレータとして用いる
場合に別途必要となる整合回路を不要にすることを目的
とする
【0007】
【課題を解決するための手段】前記1番目の課題を解決
するため、本発明のサーキュレータは3個の入出力端か
ら延長された分岐線路が磁性体に接し始める部分から前
記分岐線路が接合面部に結合する部分へと至る間に、前
記接合面部の中心と前記結合部を結ぶ直線上からはずれ
る部分を有する構成とすることにより、接合面部を円形
に近い形のまま前記磁性体の面積に近づけるものであ
る。
【0008】前記2番目の課題を解決するため、本発明
のアイソレータは、終端抵抗の付加された入出力端から
延長された分岐線路の線路幅または線路長またはその両
方を、他の入出力線路と異なる構成とすることにより、
付加された終端抵抗と整合をとるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図11を用いて説明する。
【0010】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1において作製された900MHz帯のサーキュレー
タの内部導体部分の平面図の構成を示したものである。
同図において、11は接合面部、12は分岐線路、13
は磁性体、20は入出力部を表している。分岐線路12
は図1に示すように磁性体13上の分岐線路12が、接
合面部の中心と前記結合部を結ぶ直線上からはずれる部
分を有する構成としている。サーキュレータ全体の構成
としては、図1に示した内部導体の上下両面に磁性体を
配置し、さらにその上下面に接地板を配置し、さらにそ
の上下面に外部磁化印加用の永久磁石を配置したものに
なっている。
【0011】図2に本実施の形態のサーキュレータの入
出力端での反射特性をスミス図で示す。これをみると、
本発明の構成をとることにより接合面部の形状を円形に
保ったまま面積を900MHzの円形TM110モード
で共振する寸法に近づけたため、従来例のように整合用
低インピーダンス回路を付加しなくても50Ωに整合が
とれていることがわかる。
【0012】図3に本実施の形態で得られたサーキュレ
ータの電気的特性を示す。本発明の構成により広帯域、
低損失の電気特性が得られていることがわかる。
【0013】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2において作製された900MHz帯のサーキュレー
タの内部導体部分の平面図の構成を示したものである。
同図において、41は接合面部、42は分岐線路、43
は磁性体、44は整合用突起を表している。分岐線路4
2は図4に示すように磁性体43上の分岐線路42が、
接合面部の中心と前記結合部を結ぶ直線上からはずれる
部分を有する構成となっており、その途中に整合用突起
44が配置されている。サーキュレータ全体の構成は実
施の形態1と同様にした。
【0014】図5に本実施の形態のサーキュレータの入
出力端での反射特性をスミス図で示す。また、図6に本
実施の形態で得られたサーキュレータの電気的特性を示
す。いずれの図中も点線で示したのは図4中の整合用突
起44を付加してない場合の特性である。本実施の形態
では接合面部71の面積を実施の形態1に比べ若干小さ
くしたため、整合用突起44なしでは整合の不完全のた
め動作周波数のシフトと帯域の狭帯化がおこっている。
しかしながら、本発明の請求項2記載の整合用突起44
を付加することにより特性が大きく改善していることが
わかる。
【0015】なお整合用突起44の付加する位置は図4
の位置に特定されるものではなく、例えば図7に示した
位置に付加した場合でも同様の効果が得られる。
【0016】(実施の形態3)実施の形態1で作製した
900MHz帯サーキュレータの1つの入出力端に無反
射終端抵抗を付加し、アイソレータを作製した。
【0017】図8に本実施の形態で得られたアイソレー
タの電気的特性を示す。本発明の構成により広帯域、低
損失の電気特性が得られていることがわかる。
【0018】(実施の形態4)図9は本発明の実施の形
態4において作製された900MHz帯のアイソレータ
の内部導体部分の平面図の構成を示したものである。同
図において、91は接合面部、92〜94は分岐線路1,
2,3、95は磁性体を示している。本実施の形態では9
4の分岐線路3の接続されている入出力端にシート抵抗
(容量成分を含む)を終端抵抗として付加している。分
岐線路3は付加されたシート抵抗の容量成分を補償する
ため分岐線路1、2とは線路長と線路幅を変えている。ア
イソレータ全体の構成は実施の形態1のサーキュレータ
の構成と同様にした。
【0019】図10に本実施の形態で得られたアイソレ
ータの電気特性を示す。容量成分を含む終端抵抗を付加
したにも関わらず、外部に整合回路を付加しないで、広
帯域、低損失の電気特性が得られていることがわかる。
【0020】なお本実施の形態では容量成分を含むシー
ト抵抗を終端抵抗として用いたが、その他の抵抗を用い
た場合でも特別に考慮された無反射終端抵抗を用いない
限り、抵抗に含まれるリアクタンス成分を補償する必要
があるので、本発明が有効である。
【0021】なお上述した本発明の実施の形態1〜4で
は、いずれも接合面部の形状を真円としたがこれに若干
の突起などを付加しても本発明に示す分岐線路の構成を
取る限り、同様の効果が得られる、例えば、図11に示
すように突起(真円に対して外側に向かって凸状部)を
付加した場合、接合面部がより所望の周波数の円形TM
110モードで共振する寸法に近づくため、優れた効果
が得られる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明は、接合面部の形状を円形に保ったまま面積を所
望の周波数の円形TM110モードで共振する寸法に近
づることができ、その結果優れた特性のサーキュレータ
及びアイソレータを得ることができるものである。
【0023】更に、本発明のサーキュレータの1つの入
出力端に終端抵抗を付加してアイソレータとして用いる
場合、前記終端抵抗にリアクタンス成分が含まれる場合
でも、本発明は終端抵抗の付加された入出力端から延長
された分岐線路の磁性体上の構造を他の分岐線路の構造
と変えることにより整合をとることができ、外部に別途
整合回路を付加することなく優れたアイソレータを得る
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるサーキュレータ
の内部導体部分の平面図
【図2】本発明の実施の形態1におけるサーキュレータ
の入出力端反射特性のスミス図
【図3】本発明の実施の形態1におけるサーキュレータ
の電気的特性図
【図4】本発明の実施の形態2におけるサーキュレータ
の内部導体部分の平面図
【図5】本発明の実施の形態2におけるサーキュレータ
の入出力端反射特性のスミス図
【図6】本発明の実施の形態2におけるサーキュレータ
の電気的特性図
【図7】本発明におけるサーキュレータの内部導体部分
の平面図
【図8】本発明の実施の形態3におけるアイソレータの
電気的特性図
【図9】本発明の実施の形態4におけるアイソレータの
内部導体部分の平面図
【図10】本発明の実施の形態4におけるアイソレータ
の電気的特性図
【図11】本発明におけるサーキュレータの内部導体部
分の平面図
【図12】従来のサーキュレータの内部導体部分の平面
【図13】従来のサーキュレータの内部導体部分の平面
【符号の説明】
11,41,71,91,111,131 接合面部 12,42,72,112,132 分岐線路 92 分岐線路1 93 分岐線路2 94 分岐線路3 13,43,73,95,113,133 磁性体 44,74,114,134 整合用突起 20 入出力部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3個の入出力端から延長された分岐線路お
    よびこれら分岐線路を接続する接合面部とを備えた内部
    導体と、前記内部導体の少なくとも片方の面に前記接合
    面部のすべてと前記分岐線路の少なくとも1部を覆うよ
    うに設けた高抵抗を有する磁性体と、前記磁性体に磁界
    を印加する外部磁気回路と、前記磁性体を支持し接地部
    となる地導体とを備えたサーキュレータにおいて、前記
    分岐線路は、その分岐線路が前記磁性体に接し始める部
    分から前記分岐線路が前記接合面部に結合する部分へと
    至る間に、前記接合面部の中心と前記結合部を結ぶ直線
    上からはずれる部分を有することを特徴とするサーキュ
    レータ。
  2. 【請求項2】分岐線路が磁性体に接し始める部分と前記
    分岐線路が接合面部に結合する部分との間の少なくとも
    一カ所に、整合用の突起部を設けることを特徴とする請
    求項1記載のサーキュレータ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のサーキュレータの1
    つの入出力端に、終端抵抗を付加したことを特徴とする
    アイソレータ。
  4. 【請求項4】分岐線路が磁性体に接し始める部分と前記
    分岐線路が接合面部に結合する部分との間の前記分岐線
    路の線路幅または線路長またはその両方を、終端抵抗を
    付加した入出力端から延長された分岐線路のみ、残りの
    2つの分岐線路と異なる構成にしたことを特徴とする請
    求項3のアイソレータ。
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