JP3469476B2 - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JP3469476B2 JP27775098A JP27775098A JP3469476B2 JP 3469476 B2 JP3469476 B2 JP 3469476B2 JP 27775098 A JP27775098 A JP 27775098A JP 27775098 A JP27775098 A JP 27775098A JP 3469476 B2 JP3469476 B2 JP 3469476B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体フィルタの
構造に係るもので、特に、その入出力端の共振器と端子
電極との間の接続を得るための導体パターンの構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】UHF帯からマイクロ波帯といった高周
波領域において各種の誘電体フィルタが用いられてい
る。その中でも、貫通孔を具えてその部分に内導体が形
成され、外周面に外導体が形成されたTEM共振器を組
み合わせた誘電体フィルタが多く用いられている。個別
の共振器を接続して構成するものと、誘電体のブロック
に一体化されたものとがある。
【0003】それらの誘電体フィルタにおいては、入出
力の結合容量を入出力段の共振器の内導体との間で形成
しなければならない。この結合容量を得る手段として、
コンデンサを接続したり、コンデンサを形成した誘電体
基板を用いる方法がある。また、誘電体を被覆した金属
棒を内導体の形成された貫通孔内に挿入したり、内導体
の近傍の誘電体に設けた孔に金属棒を挿入したり、外周
面に外導体と別の金属皮膜を形成したりする方法があ
る。
【0004】誘電体フィルタの分野でも、小型化、薄型
化の要求があり、また、周波数帯の上昇にしたがって波
長が短くなるため寸法も小さくしなければならない。そ
れに伴って入出力結合容量を得ることも難しくなる。そ
こで、特開平6-125204号において二枚の誘電体基板を貼
り合わせ、その貼り合わせた面に導体パターンを形成し
て、インピーダンス整合点に直接入出力用の導体パター
ンを接続する誘電体フィルタが提案されている。
【0005】図2は、その誘電体フィルタの一例の組立
前の分解斜視図である。二本の平行な凹溝24を具えた第
一の誘電体基板21の凹溝24のある面に平板の第二の誘電
体基板22をガラス等で接着する。これによって、二本の
平行な貫通孔を具えた誘電体ブロックが形成される。誘
電体基板22の接着面にはあらかじめ導体パターン26を形
成しておくが、この導体パターン26は凹溝の伸びる方向
に平行な端面から凹溝に対向する部分まで伸びるように
形成しておき、接着後に内導体と接続される。
【0006】図3は接着後に導体膜を形成した誘電体フ
ィルタを示す斜視図である。誘電体基板21と誘電体基板
22とが接着されてなる誘電体ブロックに貫通孔25が形成
された構造となっている。この貫通孔25内には内導体が
形成され、その貫通孔25の伸びる方向に平行な外周面に
は外導体27が形成される。外導体に囲まれた端子電極28
が形成され、図2に示した導体パターン26が接続され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにインピー
ダンス整合点で直接入出力を得るタイプで、高い周波数
帯域で狭帯域の誘電体フィルタを得ようとすると、イン
ピーダンス整合点は短絡端面に非常に近くなる。
【0008】インピーダンス整合点から端面に引き出す
導体パターンは端子電極と接続されるので、その場合端
子電極が短絡端面にかかってしまうことがあり、端子電
極を形成することが困難となる。端子電極は誘電体ブロ
ックの端面に周囲を外導体で囲まれて形成されることが
特性維持の面で好ましい。本発明は、短絡端面から離れ
た位置に端子電極を形成できる誘電体フィルタを提供す
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、入出力用の導
体パターンを改良することによって、上記の課題を解決
するものである。
【0010】すなわち、二枚の誘電体基板が接着されて
複数の共振器が一体に形成された誘電体フィルタにおい
て、直線的に伸びる複数の平行な凹溝を具えた第一の誘
電体基板の、凹溝のある表面上に平板の第二の誘電体基
板が接着されて複数の貫通孔が形成された誘電体ブロッ
クの、貫通孔内の表面に内導体が形成され、第一の誘電
体基板と第二の誘電体基板の接着面に対向するそれぞれ
の表面と、凹溝の伸びる方向に平行な両端面に外導体が
形成され、貫通孔の開口する端面の一方に短絡導体が形
成されて複数の共振器が誘電体ブロック内に一体に構成
され、少なくとも一方の誘電体基板の接着面に、凹溝の
伸びる方向に平行な端面で外導体と絶縁分離された端子
電極と接続されるとともに当該端面から入出力共振器と
なる凹溝方向に伸びて入出力共振器の内導体と接続さ
れ、さらに中間部から短絡端面に伸びて短絡導体と接続
された導体パターンを具えたことに特徴を有するもので
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】両端の共振器のインピーダンス整
合点から開放端面寄りの点と端子電極を接続する導体パ
ターンから短絡端面に伸びる導体パターンが付加される
これによって、並列の導体パターンのそれぞれインピー
ダンスの合成されたインピーダンスが50Ωとなるように
し、入出力のインピーダンスが整合されることになる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0013】図1は、その誘電体フィルタの一例の組立
前の分解斜視図である。二本の平行な凹溝14を具えた第
一の誘電体基板11の凹溝14のある面に平板の第二の誘電
体基板12をガラス等で接着する。これによって、二本の
平行な貫通孔を具えた誘電体ブロックが形成される。誘
電体基板12の接着面にはあらかじめ導体パターン16を形
成しておくが、この導体パターン16は凹溝の伸びる方向
に平行な端面から凹溝に対向する部分まで直線的に伸び
ており、途中で直角方向に分岐する導体パターン18を具
えており、この導体パターン18は組み立て後に短絡端面
となる端面19まで引き出される。
【0014】なお、二枚の誘電体基板11、12が貼り合わ
された後に、図3に示したのと同様に、内導体、外導
体、端子電極が形成される。
【0015】導体パターン16は本来の50Ωのインピーダ
ンス整合点よりも開放端面側で内導体と接続される。導
体パターン28は導体パターン26の中間部からアース電位
に接続されることになり、この導体パターン28によって
形成されるインピーダンスが並列に付加されることにな
る。
【0016】本発明を、5.2mm×5.7mm×2.0mmの2500MHz
帯の誘電体フィルタに適用すると、本来入出力用の導
体パターンを短絡端面から0.3mmの位置で接続する必要
があるものを、開放端面側に0.5mm移動させることがで
きた。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、入出力電極を開放端面
側に移動させることができ、端子電極を短絡端面にかか
らないように形成することができ、特性の良好な誘電体
フィルタが得られる。端子電極の形状も制約されず、設
計の自由度の高い誘電体フィルタを実現できる。
【0018】また、導体パターンの形状を変えるのみで
実現できるので、小型で廉価な誘電体フィルタが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の分解斜視図
【図2】 従来の誘電体フィルタの分解斜視図
【図3】 従来の誘電体フィルタの斜視図
【符号の説明】
11、12、21、22:誘電体基板 14、24:凹溝 16、26:導体パターン 18:導体パターン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二枚の誘電体基板が接着されて複数の共
    振器が一体に形成された誘電体フィルタにおいて、直線
    的に伸びる複数の平行な凹溝を具えた第一の誘電体基板
    の、凹溝のある表面上に平板の第二の誘電体基板が接着
    されて複数の貫通孔が形成された誘電体ブロックの、貫
    通孔内の表面に内導体が形成され、第一の誘電体基板と
    第二の誘電体基板の接着面に対向するそれぞれの表面
    と、凹溝の伸びる方向に平行な両端面に外導体が形成さ
    れ、貫通孔の開口する端面の一方に短絡導体が形成され
    て複数の共振器が誘電体ブロック内に一体に構成され、
    少なくとも一方の誘電体基板の接着面に、凹溝の伸びる
    方向に平行な端面で外導体と絶縁分離された端子電極と
    接続されるとともに当該端面から入出力共振器となる凹
    溝方向に伸びて入出力共振器の内導体と接続され、さら
    に中間部から短絡端面に伸びて短絡導体と接続された導
    体パターンを具えたことを特徴とする誘電体フィルタ。
  2. 【請求項2】 導体パターンが平板の誘電体基板に形成
    された請求項1記載の誘電体フィルタ。
JP27775098A 1998-09-30 1998-09-30 誘電体フィルタ Expired - Lifetime JP3469476B2 (ja)

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