JPH0346561Y2 - - Google Patents

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JPH0346561Y2
JPH0346561Y2 JP10980185U JP10980185U JPH0346561Y2 JP H0346561 Y2 JPH0346561 Y2 JP H0346561Y2 JP 10980185 U JP10980185 U JP 10980185U JP 10980185 U JP10980185 U JP 10980185U JP H0346561 Y2 JPH0346561 Y2 JP H0346561Y2
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ground conductor
annular
diode
slit
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  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Waveguides (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はマイクロ波の位相を変化するための
ダイオード移相器に関し、特にその広帯域化に関
するものである。
〔従来の技術〕
第4図は従来のダイオード移相器の一例を示す
斜視図、第5図は第4図のAA断面図、第6図は
第4図の分解斜視図、第7図は第4図の筐体内部
の構造を示す分解斜視図である。
これらの図において1は金属筐体、2は上蓋、
3は誘電体基板、4,5はそれぞれ地導体、6,
7はそれぞれストリツプ導体、8aは入力端子用
コネクタ、8bは出力端子用コネクタ、9は誘電
体基板3の上面に形成された第1の環状細隙、1
0は誘電体基板3の下面に第1の環状細隙に対向
する位置に形成された第2の環状細隙、11は環
状細隙9から環の外方に向けて有限長の線状に分
岐した第1の分岐細隙、12は環状細隙10から
分岐して第1の分岐細隙11に対向する位置に形
成された第2の分岐細隙、13は環状細隙9に囲
まれた地導体面で第1の地導体面という。14は
第1のダイオード、15は第2のダイオード、1
6は第3のダイオード、17は第4のダイオード
であつて、第1のダイオードと第2のダイオード
は互に近接して第1の分岐細隙11に対して互に
反対側に設けられ、第1のダイオード14の一方
の電極は第1の地導体面13に接続され、他方の
電極は第1の環状細隙9を橋渡しするようにして
地導体4の第1の環状細隙9の外方部分(仮に第
2の地導体面という)に接続される。第2のダイ
オード15は第1のダイオード14に対し極性を
逆にして第1の地導体面13と第2の地導体面と
の間に第1の環状細隙を橋底しするようにして接
続される。
地導体5のうち第2の環状細隙に囲まれ、第1
の地導体面に対向する部分を第3の地導体面18
と言い、第2の地導体面に対向する部分を第4の
地導体面という。第3のダイオード16は第1の
ダイオード14に対向する位置に設けられ、第1
のダイオード14と同一極性で第3の地導体面1
8と第4の地導体面の間に接続され、第4のダイ
オード17は第2のダイオード15に対向する位
置に設けられ、第2のダイオード15と同一極性
で第3の地導体面18と第4の地導体面の間に接
続される。
19はスルーホールで、第2のストリツプ導体
7の一端はスルーホール19を介して第1、第3
の地導体面13,18に接続される。
20は高インピーダンス線路、21は低インピ
ーダンス線路、22はバイアス回路、23はバイ
アス端子で各ダイオードへのバイアス電圧はバイ
アス端子23、バイアス回路22、ストリツプ導
体7、スルーホール19を介し第1、第3の地導
体面13,18を経て与えられる。24はバイア
スピンで、バイアスピン24からバイアス端子2
3にバイアス電圧を印加する。
金属筐体1と上蓋2の内部は第5図にその断面
を示すように導波管を構成し、地導体4,5とス
トリツプ導体6,7によつてそれぞれトリプレー
ト形ストリツプ線路を構成し、このトリプレート
形ストリツプ線路は平衡変調器の入出力線路とな
る。
第1、第2の環状細隙9,10及び第1、第2
の分岐細隙11,12は筐体と共にバイラテラル
フインラインを構成する。
以下、従来のダイオード移相器の動作について
説明する。バイアス端子23に印加するバイアス
電圧が正の電圧のとき、ダイオード14,16が
順方向にバイアスされ低インピーダンスになると
すると、ダイオード15,17は逆方向にバイア
スされ高インピーダンスになる。
この状態で入力線路から入射した電波は、対を
なす第1、第2の環状細隙9,10、第1、第2
の分岐細隙11,12と筐体1及び上蓋2とで構
成されるバイラテラルフインラインを、環状細隙
9,10を右廻りする径路で伝搬し、ストリツプ
線路7に変換されて出力線路に現われる。
一方、バイアス電圧を負の電圧にすると、ダイ
オード14,16が逆方向にバイアスされ高イン
ピーダンスになり、ダイオード15,17は順方
向にバイアスされ低インピーダンスになる。
この状態で入力線路から入射した電波は、対を
なす第1、第2の環状細隙9,10を左廻りする
径路で伝搬し、ストリツプ線路7に変換されて出
力線路にあらわれる。
第1、第2の環状細隙9,10を右廻りする径
路で伝搬してストリツプ線路7に変換されて出力
線路にあらわれる電波と、第1、第2の環状細隙
9,10を左廻りする径路で伝搬してストリツプ
線路に変換されて出力線路にあらわれる電波とで
は互に逆位相になるので、バイアス端子23に加
える電圧を正から負に切換えることにより、出力
線路にあらわれる電波の位相が180゜反転し、移相
量180゜のダイオード移相器が実現できることにな
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上に説明したダイオード移相器では、電波伝
搬路として原理的にしや断周波数のないトリプレ
ート形ストリツプ線路、及び導波管のTE20モー
ドに相当して不要モードが励振されないバイラテ
ラルフインラインが用いられ、さらに、トリプレ
ート形ストリツプ線路とバイラテラルフインライ
ンの相互変換は広帯域にわたり低反射の特性を有
するため、移相器自体は広帯域特性を持ている
が、バイアス端子23からバイアス回路22を経
てストリツプ導体7、第3の地導体面18、スル
ーホール19、第1の地導体面13にバイアス電
圧を与える回路にはマイクロ波電力がこのバイア
ス回路22を逆方向に進行してバイアス端子23
から外部へ洩れることがないようにするために、
高インピーダンス線路20、低インピーダンス線
路21が設けられ、これらの回路のインピーダン
ス特性は周波数によつて大幅に変化するので、バ
イアス回路22の周波数帯域巾は相等に狭く、た
とえばVSWR(voltage standing wave ratio)
1.5以下の比帯域が50%程度であり、このため従
来の移相器は総合的に見て使用周波数帯域が狭く
なつているという問題点があつた。
この考案は上記のような問題点を解決するため
になされたもので、使用周波数帯域が広い(たと
えば1オクターブ以上の)移相器を得ることを目
的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案では第1の地導体面の中央バイアス電
源線を接続し、この電源線を第1の地導体面に対
し垂直な方向に金属筐体外に引出すことによつて
マイクロ波電波がバイアス電源に結合するとを防
止した。
〔作用〕
この考案のバイアス電源線にはマイクロ波の周
波数に依存するインピーダンス特性の部分を含む
ことがなくてマイクロ波の結合をしや断すること
ができる。
〔実施例〕
以下この考案の実施例を図面について説明す
る。
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
2図は第1図のAA断面図、第3図は第1図の分
解斜視図である。これらの図において第4図乃至
第7図と同一符号は同一又は相当部分を示し、2
5はバイアス電源線である。
この考案のダイオード移相器が従来のダイオー
ド移相器に対して異なる点は、第7図に示す2
0,21,22,23及び第4図、第6図に示す
24の部分の代りに第1図、第2図、第3図に示
すバイアス電源線25が設けられたことで、其他
の部分は従来の移相器と同様な構成であつて同様
に動作するので重複した説明は省略する。
バイアス電源線25は第3図に示すように第1
の地導体面13の中央部から、この地導体面13
に垂直な方向に配置され、金属筐体1からは絶縁
されて導出されている。従つてバイアス電源線2
5にバイアス電圧を与えることは、従来のバイア
スピン24(第4図参照)にバイアス電圧を与え
ることと同様に容易である。
また、バイラテラルフインラインを伝搬するマ
イクロ波電波は細隙間に集中しているため、細隙
から離れて、かつマイクロ波電波の電界とほぼ直
角な方向に配置されているバイアス電源線25に
マイクロ波電波が結合することは少く、バイアス
電源線25にマイクロ波電圧の周波数に依存する
ようなインピーダンス回路を挿入しなくても電波
が漏洩することはなく、従つてバイアス電源線2
5の存在のために使用周波数帯域が狭められるこ
となく、ダイオード移相器本来の広帯域性をその
まま生かした広帯域特性を有するダイオード移相
器を実現することができる。
なお、この考案は上述の実施例の位相変化180゜
の移相器だけでなく、平衡変調器を2台用いて構
成する位相変化範囲360゜の移相器、あるいは4相
位相変調器にも利用することができる。
また、上述の実施例では第1の地導体面13と
第3の地導体面18とをスルーホール19によつ
て接続しているが、スルーホール19をやめ、第
3の地導体面18からもバイアス電源線をその面
に垂直な方向に配置することができる。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、環状のフイン
ラインを構成する細隙で取り囲む地導体面の中央
にその地導体面に垂直にバイアス電源線を設けた
ためで、広帯域なダイオード移相器を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
2図は第1図のAA断面図、第3図は第1図の分
解斜視図、第4図は従来のダイオード移相器の一
例を示す斜視図、第5図は第4図のAA断面図、
第6図は第4図の分解斜視図、第7図は第4図の
筐体内部の構造を示す分解斜視図である。 1は金属筐体、2は上蓋、3は誘電体基板、
4,5はそれぞれ地導体、6,7はそれぞれスト
リツプ導体、8aは入力端子用コネクタ、8bは
出力端子用コネクタ、9は第1の環状細隙、10
は第2の環状細隙、11は第1の分岐細隙、12
は第2の分岐細隙、13は第1の地導体面、14
は第1のダイオード、15は第2のダイオード、
16は第3のダイオード、17は第4のダイオー
ド、18は第3の地導体面、25はバイアス電源
線である。尚、各図中同一符号は同一又は相当部
分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 導波管を構成する金属筐体と、 この金属筐体の内部においてこの導波管を伝播
    する基本モードの電界に対し平行に装荷した誘電
    体基板と、 この誘電体基板の上下両面に導体膜を被着して
    形成した地導体と、 上記誘電体基板の上面に環状に設けられ上記導
    体膜の被着してない第1の環状細隙及びこの第1
    の環状細隙の1個所から環の外方に向けて有限長
    の線状に設けられ上記導体膜の被着してない第1
    の分岐細隙と、 上記誘電体基板の下面に上記第1の環状細隙及
    び上記第1の分岐細隙に対向して設けられる第2
    の環状細隙及び第2の分岐細隙と、 上記誘電体基板の内部に設けられ上記地導体と
    の間にトリプレート形ストリツプ線路を構成し、
    上記第1及び第2の分岐細隙に結合する入力線路
    と、 上記誘電体基板の内部に設けられ上記地導体と
    の間にトリプレート形ストリツプ線路を構成し上
    記第1及び第2の環状細隙の上記第1及び第2の
    分岐細隙との接続部分の反対側の部分に結合する
    出力線路と、 上記第1の環状細隙と上記第1の分岐細隙との
    接続部分の近辺において上記第1の環状細隙が取
    り囲む第1の地導体面に一方の電極が接続され、
    他方の電極が上記細隙を橋渡しするようにして上
    記第1の環状細隙の外側の第2の地導体面に接続
    される第1のダイオードと、 この第1のダイオードに近接して上記第1の分
    岐細隙に対し上記第1のダイオードの反対側に設
    けられ上記第1のダイオードとは極性を反対にし
    て上記第1の地導体面と上記第2の地導体面とに
    それぞれの電極が接続される第2のダイオード
    と、 上記第1及び第2のダイオードにそれぞれ対向
    する位置において上記第2の環状細隙が取り囲む
    第3の地導体面と上記第2の環状細隙の外部の第
    4の地導体面との間にそれぞれ上記第1及び第2
    のダイオードと同一極性で接続される第3及び第
    4のダイオードと、 上記第1及び第3の地導体面の少なくとも一方
    の地導体面の中央に上記第1、第2、第3及び第
    4のダイオードにバイアス電圧を印加するため地
    導体面に垂直な方向に延長して上記金属筐体から
    絶縁して金属筐体外に取出したバイアス電源線と
    を備えたダイオード移相器。
JP10980185U 1985-07-18 1985-07-18 Expired JPH0346561Y2 (ja)

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