JP2006352245A - フィルタ回路 - Google Patents

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Abstract


【目的】 小型で良好な帯域特性の得られるフィルタ回路の提供を課題とする。
【構成】 入出力端にストリップ線による半波長共振器14,17を備える共振回路と、特性インピーダンスZの入力線路を特性インピーダンス√(2)Zの線路11により2分岐して後、1/4波長のところで該分岐部同士を特性インピーダンス2Zの抵抗13で結合すると共に、該分岐線の各延長部12c,12dを前記入力側半波長共振器14の両側面に1/4波長に渡ってエッジ結合させた電力分配器と、特性インピーダンスZの出力線路を特性インピーダンス√(2)Zの線路19により2分岐して後、1/4波長のところで該分岐部同士を特性インピーダンス2Zの抵抗20で結合すると共に、該分岐線の各延長部18c,18dを前記出力側半波長共振器17の両側面に1/4波長に渡ってエッジ結合させた電力合成器と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明はフィルタ回路に関し、更に詳しくは、誘電体基板を挟んでストリップ線路と背面の接地板とを備えるマイクロ波のフィルタ回路に関する。
近年における電子機器(携帯電話等)の小型化に伴い、マイクロ波フィルタにも一層の小型化が要求される。
図3は従来技術を説明する図で、マイクロストリップ線による半波長共振器を使用した帯域通過フィルタの例を示している。なお、誘電体基板及び背面の接地板は図を省略している。
図において、入出力の伝送線52,57によって複数の半波長ストリップ線共振器53〜56を挟むと共に、これらの各側面を長さ1/4波長(λ/4)に渡りギャップを介してエッジ結合させている。
この種のフィルタ回路の結合度を増すには、各結合部におけるギャップを狭くすれば良いが、ストリップ線の加工精度には限界があるため、特に、入出力線路52,57と共振器53,56との間の結合度を所定以上に強くすることができない。このため、良好な帯域通過特性が得られない問題があった。
なお、特許文献1には、左,右の結合線路3,3間に配置すると共に、これらのエッジに結合させたストリップ導体2の開放端2Aと対面する位置に複数個の島状導体4〜8を設け、共振器の製造時には、これらの島状導体4〜8を必要に応じて1個ずつ除去することにより、共振周波数の調整作業の効率化、信頼性向上を図ったマイクロストリップ共振器が示されている。
特開2002−299923(要約,図)
しかし、上記従来の様に、中間のストリップ線共振器を入出力線路で挟む方式では、これらの間に十分な結合が得られないため、良好な帯域通過特性が得られない問題があった。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、その目的とする所は、小型で良好な帯域特性の得られるフィルタ回路を提供することにある。
上記の課題は例えば図1の構成により解決される。即ち、本発明(1)のフィルタ回路は、誘電体基板を挟んでストリップ線路と背面の接地板とを備えるマイクロ波のフィルタ回路であって、入出力端にストリップ線による半波長共振器14,17を備える共振回路と、特性インピーダンスZの入力線路を特性インピーダンス√(2)Zの線路11により2分岐して後、1/4波長のところで該分岐部同士を特性インピーダンス2Zの抵抗13で結合すると共に、該分岐線の各延長部12c,12dを前記入力側半波長共振器14の両側面にそれぞれ1/4波長に渡ってエッジ結合させた電力分配器と、特性インピーダンスZの出力線路を特性インピーダンス√(2)Zの線路19により2分岐して
後、1/4波長のところで該分岐部同士を特性インピーダンス2Zの抵抗20で結合すると共に、該分岐線の各延長部18c,18dを前記出力側半波長共振器17の両側面にそれぞれ1/4波長に渡ってエッジ結合させた電力合成器と、を備えたものである。
本発明(1)においては、電力分配器と電力合成器の各延長部12c,12d/18c,18dを半波長共振器14,17に両側面からエッジ結合させたことにより、フィルタ回路入出力端における結合度が大幅に改善され、よって帯域通過特性が改善される。
また、特性インピーダンスZの入力線路を特性インピーダンス√(2)Zの線路11により2分岐するので、入力の信号電力を同位相で等しい電力に分割でき、よって効率よくエッジ結合できる。同様にして、出力側では同位相で合成できる。
また、2分岐後、1/4波長のところで該分岐部同士を特性インピーダンス2Zの抵抗13で結合するので、延長部12側から投入された電力はすべて短絡抵抗13に吸収され、他の端子には現われない。このことは、出力側でも同様である。
本発明(2)では、上記本発明(1)において、分岐線の各延長部12c,12d/18c,18dを出力変成器12a,12b/18a,18bを介して特性インピーダンスZに戻して後、1/4波長に渡って半波長共振器14,17の両側面にエッジ結合させたものである。従って、延長部がわを無反射にでき、よって、投入電力を半分ずつに分配できる。一方、出力側では結合電力を合成できる。
以上述べた如く本発明によれば、入出力線路と共振器間の結合を強くできるため、通過損失を少なくできる。また、より強い結合が得られることから、より比誘電率が高い基板、又は、より薄い基板上にフィルタ回路を構成できるため、回路の小型化が図れる。
以下、添付図面に従って本発明に好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。
図1は実施の形態によるフィルタ回路を説明する図で、共振回路が複数の半波長ストリップ線共振器を各1/4波長の側面エッジで結合させた場合を示している。なお、誘電体基板及び背面の接地板は図を省略している。
入力側において、入力の分岐部11からエッジ結合部12c,12dまでは電力分割器(ウィルキンソン型)を構成している。即ち、特性インピーダンスZの入力線路を特性インピーダンス√(2)Zの線路11で2分岐することにより、入力の信号電力は同位相で等しい電力に2分割される。更に、この分岐部同士を1/4波長(λ/4)のところで特性インピーダンス2Zの吸収抵抗13で結合することにより、出力側から投入された電力の全てを吸収抵抗13で吸収する。従って、出力側から投入された電力は他の端子には現われない。
更に、この分岐線11を延長すると共に、インピーダンス変成器12a,12bを介して特性インピーダンスZの線路に戻して、その端部を特性インピーダンスZのエッジ結合部12c,12dとする。これにより延長部12の側を無反射にすると共に、入力からの投入電力をエッジ結合部12c,12dに2分配できる。
一方、この例のマイクロ波共振回路は、複数の半波長ストリップ線共振器14〜17をそれぞれ1/4波長の側面でエッジ結合させている。そして、エッジ結合部12c,12
dの内側エッジを入力側の半波長ストリップ線共振器14の両側面にそれぞれ1/4波長に渡ってエッジ結合させることにより、共振回路の入力側で強い結合を得ている。
出力側において、出力の分岐部19からエッジ結合部18c,18dまでは電力合成器を構成している。即ち、特性インピーダンスZの出力線路を特性インピーダンス√(2)Zの線路19で2分岐することにより、延長部18における同位相の信号電力は同位相で出力線路に合成される。更に、この分岐部同士を1/4波長のところで特性インピーダンス2Zの吸収抵抗20で結合することにより、エッジ結合部18c,18dから投入された位相の異なる電力を吸収抵抗20で全て吸収する。従って、エッジ結合部18c,18dから投入された位相の異なる電力は他の端子には現われない。
更に、この分岐線19を延長すると共に、インピーダンス変成器18a,18bを介して特性インピーダンスZの線路に戻して、その端部を特性インピーダンスZのエッジ結合部18c,18dとする。そして、エッジ結合部18c,18dの内側エッジを出力側の半波長ストリップ線共振器17の両側面にそれぞれ1/4波長に渡ってエッジ結合させることにより、共振回路の出力側でも強い結合を得ている。
係る構成により、一例の寸法を具体的に言うと、誘電体基板の厚さは0.2 mm、比誘電率は3.48である。半波長ストリップ線共振器14〜17の長さは中心周波数11GHzの半波長に相当する8mmであり、それぞれは1/4波長に相当する4mmの長さで互いにエッジ結合するよう、平行に配置されている。ストリップ共振器14と15の間及びストリップ共振器16と17の間の間隔(ギャップ)は0.22mm、また、ストリップ共振器15と16の間の間隔(ギャップ)は0.33mmである。
更に、入力側のエッジ結合部12c,12dとストリップ共振器14の間の間隔(ギャップ)は0.2mmであり、これらは4mmの長さでエッジ結合している。同様にして、出力側のエッジ結合部18c,18dとストリップ共振器17の間の間隔(ギャップ)も0.2mmであり、これらは4mmの長さでエッジ結合している。
図2に実施の形態によるフィルタ回路の周波数特性を示す。なお、中心周波数は11GHzである。図において、特性a(実線)は従来のフィルタ回路の帯域通過特性、特性b(点線)は本実施の形態によるフィルタ回路の帯域通過特性を示しており、本実施の形態では、フィルタ回路の入出力端部における結合度が増したことにより、帯域通過特性が大幅に改善されている。
また、特性cは従来のフィルタ回路のリターンロス特性、特性dは本実施の形態によるフィルタ回路のリタ−ンロス特性を示しており、本実施の形態では、リターンロスも大幅に改善されている。
なお、上記実施の形態では、半波長ストリップ線共振器を使用した帯域通過フィルタへの適用例を述べたが、これに限らない。例えば、中間部に誘電体共振器などが含まれていても良い。
また、上記実施の形態では分岐部11/19と結合部12c,12d/18c,18dとの間にそれぞれ出力変成部12a,12b/18c,18dを設けたが、特に小型化が要求される場合などには、出力変成部12a,12b及び又は18c,18dを省略しても良い。
また、上記本発明に好適なる実施の形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の構成及びこれらの組合せの様々な変更が行えることは言うまでも無い。
図1は実施の形態によるフィルタ回路を説明する図である。 実施の形態によるフィルタ回路の周波数特性を示す図である。 従来技術を説明する図である。
符号の説明
11、19 分岐部
12a,12b、18a,18b インピーダンス変成器
12c,12d、18c,18d エッジ結合部
13,20 吸収抵抗
14〜17 半波長ストリップ線共振器

Claims (2)

  1. 誘電体基板を挟んでストリップ線路と背面の接地板とを備えるマイクロ波のフィルタ回路であって、
    入出力端にストリップ線による半波長共振器を備える共振回路と、
    特性インピーダンスZの入力線路を特性インピーダンス√(2)Zの線路により2分岐して後、1/4波長のところで該分岐部同士を特性インピーダンス2Zの抵抗で結合すると共に、該分岐線の各延長部を前記入力側半波長共振器の両側面にそれぞれ1/4波長に渡ってエッジ結合させた電力分配器と、
    特性インピーダンスZの出力線路を特性インピーダンス√(2)Zの線路により2分岐して後、1/4波長のところで該分岐部同士を特性インピーダンス2Zの抵抗で結合すると共に、該分岐線の各延長部を前記出力側半波長共振器の両側面にそれぞれ1/4波長に渡ってエッジ結合させた電力合成器と、
    を備えたことを特徴とするフィルタ回路。
  2. 分岐線の各延長部を出力変成器を介して特性インピーダンスZに戻して後、1/4波長に渡って半波長共振器の両側面にエッジ結合させたことを特徴とする請求項1記載のフィルタ回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2713719C1 (ru) * 2019-04-25 2020-02-06 Акционерное общество "Научно-производственное предприятие "Исток" имени А.И. Шокина" (АО "НПП "Исток" им. Шокина") Фильтр СВЧ

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