JPH04254307A - ノイズフィルタ用インダクタ - Google Patents
ノイズフィルタ用インダクタInfo
- Publication number
- JPH04254307A JPH04254307A JP3035069A JP3506991A JPH04254307A JP H04254307 A JPH04254307 A JP H04254307A JP 3035069 A JP3035069 A JP 3035069A JP 3506991 A JP3506991 A JP 3506991A JP H04254307 A JPH04254307 A JP H04254307A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- inductor
- noise filter
- windings
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 35
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims abstract description 17
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 3
- 230000035699 permeability Effects 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器等に用いられ
るノイズフィルタ用インダクタに関する。
るノイズフィルタ用インダクタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子機器等における電気接点や
半導体によるスイッチ素子などから発生するノイズには
、発生時点にて少なくとも一対の往復線路間に生ずるノ
ーマルモード成分と、このノーマルモード成分をもとに
おもに分布容量等により線路−アース間あるいは線路−
筐体間に発生して外部への漏洩するコモンモード成分と
がある。ノイズの種類によって両成分の大きさは異なる
が、通常、ノイズの侵入を防止する手段として電源入力
側にノーマルモード用インダクタとコモンモード用イン
ダクタとが接続される。従来、上述したノイズ侵入を防
止する手段として、図4−a、図4−bに示すノーマル
モード用インダクタを2個と、図4−c、図4−dに示
すコモンモード用インダクタとの合計3個のインダクタ
を図5に示すように実装したノイズフィルタ用インダク
タが用いられている。
半導体によるスイッチ素子などから発生するノイズには
、発生時点にて少なくとも一対の往復線路間に生ずるノ
ーマルモード成分と、このノーマルモード成分をもとに
おもに分布容量等により線路−アース間あるいは線路−
筐体間に発生して外部への漏洩するコモンモード成分と
がある。ノイズの種類によって両成分の大きさは異なる
が、通常、ノイズの侵入を防止する手段として電源入力
側にノーマルモード用インダクタとコモンモード用イン
ダクタとが接続される。従来、上述したノイズ侵入を防
止する手段として、図4−a、図4−bに示すノーマル
モード用インダクタを2個と、図4−c、図4−dに示
すコモンモード用インダクタとの合計3個のインダクタ
を図5に示すように実装したノイズフィルタ用インダク
タが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年の電子機
器の小形化、低価格化に伴い、これに用いられるノイズ
フィルタも小型、安価なものが要求されるようになって
いる。この場合、従来のように3個のインダクタで構成
したノイズフィルタ用インダクタは実装スペースが大き
くなり好ましくない。このため従来のものに代わる簡素
な構成のノイズフィルタ用インダクタが所望されている
。本発明の課題は、簡素な構成のノイズフィルタ用イン
ダクタを提供することである。
器の小形化、低価格化に伴い、これに用いられるノイズ
フィルタも小型、安価なものが要求されるようになって
いる。この場合、従来のように3個のインダクタで構成
したノイズフィルタ用インダクタは実装スペースが大き
くなり好ましくない。このため従来のものに代わる簡素
な構成のノイズフィルタ用インダクタが所望されている
。本発明の課題は、簡素な構成のノイズフィルタ用イン
ダクタを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
巻線を閉磁路を形成できる磁心に巻回したノイズフィル
タ用インダクタにおいて、ある巻線による磁束が別の巻
線と鎖交して前記磁心による共通の閉磁路を形成すると
ともに、前記磁心の一部を突出させて該磁心の他の部位
と機械的に接合させることによって、該突出部へ前記巻
線による磁束が分岐して前記複数の巻線のそれぞれに対
応して閉磁路を形成するようにしたことを特徴とするノ
イズフィルタ用インダクタが得られる。
巻線を閉磁路を形成できる磁心に巻回したノイズフィル
タ用インダクタにおいて、ある巻線による磁束が別の巻
線と鎖交して前記磁心による共通の閉磁路を形成すると
ともに、前記磁心の一部を突出させて該磁心の他の部位
と機械的に接合させることによって、該突出部へ前記巻
線による磁束が分岐して前記複数の巻線のそれぞれに対
応して閉磁路を形成するようにしたことを特徴とするノ
イズフィルタ用インダクタが得られる。
【0005】
【作用】本発明では、閉磁路を形成できる磁心に複数の
巻線を巻回し、ある巻線による磁束を別の巻線と鎖交さ
せ磁心による共通の閉磁路を形成させるとともに、磁心
の一部を突出させて磁心の他の部位と機械的に接合させ
ることによって、突出部へ巻線による磁束を分岐させ複
数の巻線のそれぞれに対応した閉磁路を形成させている
から、1つの部品であってもコモンモード成分と、ノー
マルモード成分との両方を除去できる。
巻線を巻回し、ある巻線による磁束を別の巻線と鎖交さ
せ磁心による共通の閉磁路を形成させるとともに、磁心
の一部を突出させて磁心の他の部位と機械的に接合させ
ることによって、突出部へ巻線による磁束を分岐させ複
数の巻線のそれぞれに対応した閉磁路を形成させている
から、1つの部品であってもコモンモード成分と、ノー
マルモード成分との両方を除去できる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1を参照すると本発明によるノイズフィルタ用
インダクタは、側部脚111、121と後述する中央脚
112、122とで略E形を成している第1の磁性体か
らなる磁心11、12と、巻線が巻回された巻線ボビン
15、16とで構成されている。巻線ボビン15、16
の中心部は空洞になっており、磁心11、12の側部脚
111、121はこの空洞部を貫通するとともに、側部
脚相互は接合している。これによって図2に示すように
各巻線ボビン15、16による磁束が他方の巻線と鎖交
してそれぞれ閉磁路u、u´が形成され、コモンモード
用インダクタとして利用できる。尚、図中破線、一点鎖
線はそれぞれ巻線ボビン15、16による磁束を示して
いる。磁心11、12の中央からは中央脚112、12
2が側部脚と同方向に突出しており、それらの先端部に
は第1の磁性体と透磁率あるいは磁束密度の異なった第
2の磁性体113、123を接着して成る。中央脚11
2、122はその先端部が相互いに機械的に接合してい
る。このように中央脚相互を機械的に接合させることに
より、図2に示すように中央脚112、122(突出部
)へ閉磁路u、u´を形成する磁束のうち所定量が分岐
して巻線ボビン15、16のそれぞれに対応して閉磁路
v、v´が形成される。これによって、巻線ボビン15
、16相互間のリーケージ・インダクタンス成分を向上
させることが可能となり、ノーマルモード用インダクタ
として利用できる。尚、中央脚112、122の先端部
における第2の磁性体113、123の透磁率あるいは
磁束密度を適宜設定することによって上記した磁束の分
岐量を自由に設定でき、ノーマルモード用インダクタと
してのインダクタンスを所望の値に設定可能である。 また、高周波の大電流が巻線ボビンに流れた時でも、磁
心からの漏れ磁束に起因する高周波銅損が増大すること
がない。以上説明したように、本実施例によるノイズフ
ィルタ用インダクタは、一見1つの部品でありながら、
等価回路は図3のようになり、従来の3個のインダクタ
を実装したものと同様の効果を発揮できる。また、両巻
線ボビン15、16が並列に配設されているからボビン
長を長くしても部品としては大して大型化しないので、
特に高周波ノイズ除去用のインダクタを小形化するには
好適である。尚、磁心11、12の中央脚における第2
の磁性体113、123は磁心11、12と同じ磁性体
で形成してもよい。また、本実施例の説明は、2つの巻
線ボビン(巻線)を並列に磁心に配設(巻回)したもの
を引用したが、3つ以上を配設(巻回)したものでも同
様に適用できる。
する。図1を参照すると本発明によるノイズフィルタ用
インダクタは、側部脚111、121と後述する中央脚
112、122とで略E形を成している第1の磁性体か
らなる磁心11、12と、巻線が巻回された巻線ボビン
15、16とで構成されている。巻線ボビン15、16
の中心部は空洞になっており、磁心11、12の側部脚
111、121はこの空洞部を貫通するとともに、側部
脚相互は接合している。これによって図2に示すように
各巻線ボビン15、16による磁束が他方の巻線と鎖交
してそれぞれ閉磁路u、u´が形成され、コモンモード
用インダクタとして利用できる。尚、図中破線、一点鎖
線はそれぞれ巻線ボビン15、16による磁束を示して
いる。磁心11、12の中央からは中央脚112、12
2が側部脚と同方向に突出しており、それらの先端部に
は第1の磁性体と透磁率あるいは磁束密度の異なった第
2の磁性体113、123を接着して成る。中央脚11
2、122はその先端部が相互いに機械的に接合してい
る。このように中央脚相互を機械的に接合させることに
より、図2に示すように中央脚112、122(突出部
)へ閉磁路u、u´を形成する磁束のうち所定量が分岐
して巻線ボビン15、16のそれぞれに対応して閉磁路
v、v´が形成される。これによって、巻線ボビン15
、16相互間のリーケージ・インダクタンス成分を向上
させることが可能となり、ノーマルモード用インダクタ
として利用できる。尚、中央脚112、122の先端部
における第2の磁性体113、123の透磁率あるいは
磁束密度を適宜設定することによって上記した磁束の分
岐量を自由に設定でき、ノーマルモード用インダクタと
してのインダクタンスを所望の値に設定可能である。 また、高周波の大電流が巻線ボビンに流れた時でも、磁
心からの漏れ磁束に起因する高周波銅損が増大すること
がない。以上説明したように、本実施例によるノイズフ
ィルタ用インダクタは、一見1つの部品でありながら、
等価回路は図3のようになり、従来の3個のインダクタ
を実装したものと同様の効果を発揮できる。また、両巻
線ボビン15、16が並列に配設されているからボビン
長を長くしても部品としては大して大型化しないので、
特に高周波ノイズ除去用のインダクタを小形化するには
好適である。尚、磁心11、12の中央脚における第2
の磁性体113、123は磁心11、12と同じ磁性体
で形成してもよい。また、本実施例の説明は、2つの巻
線ボビン(巻線)を並列に磁心に配設(巻回)したもの
を引用したが、3つ以上を配設(巻回)したものでも同
様に適用できる。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、閉磁路を形成できる磁
心に複数の巻線を巻回したコモンモード用インダクタの
磁心の一部を突出させて磁心の他の部位と機械的に接合
させるという簡単な構造で磁束を分岐して複数の巻線の
それぞれに対応した閉磁路を形成させ、これによりノー
マルモード用インダクタとして利用できるようにしてい
るので、従来、コモンモード用インダクタと併用するこ
とが必要とされていたノーマルモード用インダクタを省
略することができる。しかも、コモンモード用とノーマ
ルモード用との成分比、インダクタンスの設定、さらに
回路電流条件に対する磁気飽和耐量の設定を任意かつ簡
単に行うことができる。
心に複数の巻線を巻回したコモンモード用インダクタの
磁心の一部を突出させて磁心の他の部位と機械的に接合
させるという簡単な構造で磁束を分岐して複数の巻線の
それぞれに対応した閉磁路を形成させ、これによりノー
マルモード用インダクタとして利用できるようにしてい
るので、従来、コモンモード用インダクタと併用するこ
とが必要とされていたノーマルモード用インダクタを省
略することができる。しかも、コモンモード用とノーマ
ルモード用との成分比、インダクタンスの設定、さらに
回路電流条件に対する磁気飽和耐量の設定を任意かつ簡
単に行うことができる。
【図1】本発明によるノイズフィルタ用インダクタの構
造を示す分解斜視図である。
造を示す分解斜視図である。
【図2】本発明によるノイズフィルタ用インダクタの構
造および閉磁路の状態を示す上面図である。
造および閉磁路の状態を示す上面図である。
【図3】本発明によるノイズフィルタ用インダクタの等
価回路図である。
価回路図である。
【図4】従来のノーマルモード用インダクタおよびコモ
ンモード用インダクタのそれぞれを等価回路と対比させ
て示した図である。
ンモード用インダクタのそれぞれを等価回路と対比させ
て示した図である。
【図5】図4に示す2つのインダクタによるノイズフィ
ルタ用インダクタの等価回路図である。
ルタ用インダクタの等価回路図である。
11、12 磁心
15、16 巻線ボビン
113、123 第2の磁性体
u,u´、v、v´ 閉磁路
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の巻線を閉磁路を形成できる磁心
に巻回したノイズフィルタ用インダクタにおいて、ある
巻線による磁束が別の巻線と鎖交して前記磁心による共
通の閉磁路を形成するとともに、前記磁心の一部を突出
させて該磁心の他の部位と機械的に接合させることによ
って、該突出部へ前記巻線による磁束が分岐して前記複
数の巻線のそれぞれに対応して閉磁路を形成するように
したことを特徴とするノイズフィルタ用インダクタ。 - 【請求項2】 請求項1記載のノイズフィルタ用イン
ダクタにおいて、前記突出部の一部は前記磁心と異なる
透磁率あるいは磁束密度である磁性体からなることを特
徴とするノイズフィルタ用インダクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3035069A JPH04254307A (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | ノイズフィルタ用インダクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3035069A JPH04254307A (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | ノイズフィルタ用インダクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04254307A true JPH04254307A (ja) | 1992-09-09 |
Family
ID=12431727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3035069A Pending JPH04254307A (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | ノイズフィルタ用インダクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04254307A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8810335B2 (en) | 2012-11-08 | 2014-08-19 | Mitsubishi Electric Corporation | Noise filter |
JP2021197504A (ja) * | 2020-06-17 | 2021-12-27 | 愛三工業株式会社 | リアクトル |
WO2022054462A1 (ja) * | 2020-09-08 | 2022-03-17 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | リアクトル、コンバータ、及び電力変換装置 |
-
1991
- 1991-02-06 JP JP3035069A patent/JPH04254307A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8810335B2 (en) | 2012-11-08 | 2014-08-19 | Mitsubishi Electric Corporation | Noise filter |
JP2021197504A (ja) * | 2020-06-17 | 2021-12-27 | 愛三工業株式会社 | リアクトル |
WO2022054462A1 (ja) * | 2020-09-08 | 2022-03-17 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | リアクトル、コンバータ、及び電力変換装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000315 |