JPH04254308A - ノイズフィルタ用インダクタ - Google Patents

ノイズフィルタ用インダクタ

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Publication number
JPH04254308A
JPH04254308A JP3035070A JP3507091A JPH04254308A JP H04254308 A JPH04254308 A JP H04254308A JP 3035070 A JP3035070 A JP 3035070A JP 3507091 A JP3507091 A JP 3507091A JP H04254308 A JPH04254308 A JP H04254308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic core
inductor
noise filter
windings
Prior art date
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Pending
Application number
JP3035070A
Other languages
English (en)
Inventor
Hatsuo Matsumoto
初男 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Publication of JPH04254308A publication Critical patent/JPH04254308A/ja
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  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器等に用いられ
るノイズフィルタ用インダクタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子機器等における電気接点や
半導体によるスイッチ素子などから発生するノイズには
、発生時点にて少なくとも一対の往復線路間に生ずるノ
ーマルモード成分と、このノーマルモード成分をもとに
おもに分布容量等により線路−アース間あるいは線路−
筐体間に発生して外部への漏洩するコモンモード成分と
がある。ノイズの種類によって両成分の大きさは異なる
が、通常、ノイズの侵入を防止する手段として電源入力
側にノーマルモード用インダクタとコモンモード用イン
ダクタとが接続される。従来、上述したノイズ侵入を防
止する手段として、図6−a、図6−bに示すノーマル
モード用インダクタを2個と、図6−c、図6−dに示
すコモンモード用インダクタとの合計3個のインダクタ
を図5に示すように実装したノイズフィルタ用インダク
タが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年の電子機
器の小形化、低価格化に伴い、これに用いられるノイズ
フィルタも小型、安価なものが要求されるようになって
いる。この場合、従来のように3個のインダクタで構成
したノイズフィルタ用インダクタは実装スペースが大き
くなり好ましくない。このため従来のものに代わる簡素
な構成のノイズフィルタ用インダクタが所望されている
。本発明の課題は、簡素な構成のノイズフィルタ用イン
ダクタを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
巻線を閉磁路を形成できる第1の磁心に巻回したノイズ
フィルタ用インダクタにおいて、ある巻線による磁束が
別の巻線と鎖交して前記第1の磁心による共通の閉磁路
を形成するとともに、第2の磁心を前記第1の磁心を短
絡するように機械的に接合させることによって、該第2
の磁心へ前記巻線による磁束が分岐して前記複数の巻線
のそれぞれに対応して閉磁路を形成するようにしたこと
を特徴とするノイズフィルタ用インダクタが得られる。
【0005】
【作用】本発明では、閉磁路を形成できる第1の磁心に
複数の巻線を巻回し、ある巻線による磁束を別の巻線と
鎖交させ磁心による共通の閉磁路を形成させるとともに
、第2の磁心を第1の磁心を短絡するように機械的に接
合させることによって、第2の磁心へ巻線による磁束を
分岐させ複数の巻線のそれぞれに対応して閉磁路を形成
させているから、1つの部品であってもコモンモード成
分と、ノーマルモード成分との両方を除去できる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1を参照すると本発明の第1の実施例によるノ
イズフィルタ用インダクタは、第1の磁性体から成り側
部脚111、121と中央脚112、122とで略E形
を成している磁心11、12(第1の磁心)と、第2の
磁性体から成り略口形を成している磁心13(第2の磁
心)と、巻線が巻回されている巻線ボビン15、16と
で構成されている。巻線ボビン14、15および磁心1
3の中心部には磁心11、12の中央脚112、122
の断面よりやや大きい孔が形成されている。図2を参照
すると、巻線ボビン14と15とは磁心13を介して直
列に配設されている。(図2)磁心11、12はこれら
を中央脚112、122によって貫通するとともに、中
央脚および側部脚相互で機械的に接合している。これに
より図4に示すように各巻線ボビン14、15の一方の
巻線による磁束が他方の巻線と鎖交して磁心11、12
による共通の閉磁路u、u´が形成され、コモンモード
用インダクタとして利用できる。さらに、磁心13へは
閉磁路uを形成する磁束のうち所定量が分岐して閉磁路
v、v´が形成される。これにより巻線ボビン14、1
5相互間のリーケージ・インダクタンス成分を向上させ
ることが可能となり、ノーマルモード用インダクタとし
て利用できる。尚、図中破線、一点鎖線はそれぞれ巻線
ボビン14、15による磁束を示している。また、磁心
13の第2の磁性体の透磁率あるいは磁束密度を適宜設
定することによって上記した磁束の分岐量を自由に設定
でき、ノーマルモード用インダクタとしてのインダクタ
ンスを所望の値に設定可能である。さらに、高周波の大
電流が巻線ボビンに流れた時でも、磁心からの漏れ磁束
に起因する高周波銅損が増大することがない。図5は第
2の実施例によるノイズフィルタ用インダクタの構造を
示す分解斜視図である。同図を参照すると、このインダ
クタは、第1の磁性体から成り略コ形を成している磁心
51、52(第1の磁心)と、第2の磁性体から成り略
I形を成している磁心53(第2の磁心)と、巻線が巻
回されている巻線ボビン54、55とで構成されている
。巻線ボビン54、55の中心部には磁心51、52の
側部の断面よりやや大きい孔が形成されている。また、
磁心53の両端部には磁心51、52の中央部断面に適
応する大きさの凹部が設けられている。巻線ボビン54
と55とは磁心53を中央に介して並列に配設されるよ
うになっている。磁心51、52は巻線ボビン54、5
5を側部によって貫通するとともに、中央部では磁心5
3が機械的に接合するようになっている。このような構
成とすることにより、各巻線ボビン54、55の一方の
巻線による磁束が他方の巻線と鎖交して磁心51、52
による共通の閉磁路が形成されるとともに、磁心53へ
はこの閉磁路を形成する磁束のうち所定量が分岐して別
の閉磁路が形成される。これにより第1の実施例と同様
にコモンモードおよびノーマルモード用インダクタとし
て利用できる。また、磁心53を成す第2の磁性体の透
磁率あるいは磁束密度を適宜設定することによって、ノ
ーマルモード用インダクタとしてのインダクタンスを所
望の値に設定可能なこと、さらに、高周波の大電流が巻
線ボビンに流れた時でも、磁心からの漏れ磁束に起因す
る高周波銅損が増大することがないことはいうまでもな
い。尚、本実施例では両巻線ボビン54、55が並列に
配設されているからボビン長を長くしても部品としては
大して大型化しないので、特に高周波ノイズ除去用のイ
ンダクタを小形化するには好適である。以上説明したよ
うに、本発明によるノイズフィルタ用インダクタは、一
見1つの部品でありながら、等価回路は図3のようにな
り、従来の3個のインダクタを実装したものと同様の効
果を発揮できる。尚、第2の磁心は第1の磁心と同じ磁
性体で形成してもよい。また、実施例の説明はいずれも
2つの巻線ボビン(巻線)を直列あるいは並列に磁心に
配設(巻回)したものを引用したが、3つ以上を配設(
巻回)したものでも同様に適用できる。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、閉磁路を形成できる第
1の磁心に複数の巻線を巻回したコモンモード用インダ
クタにおいて、第2の磁心を第1の磁心を短絡するよう
に機械的に接合させるという簡単な構造で磁束を分岐し
て複数の巻線のそれぞれに対応した閉磁路を形成して、
これによりノーマルモード用インダクタとして利用でき
るようにしているので、従来、コモンモード用インダク
タと併用することが必要とされていたノーマルモード用
インダクタを省略することができる。しかも、コモンモ
ード用とノーマルモード用との成分比、インダクタンス
の設定、さらに回路電流条件に対する磁気飽和耐量の設
定を任意かつ簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるノイズフィルタ用
インダクタの構造を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示すノイズフィルタ用インダクタの構造
を示す斜視図である。
【図3】本発明によるノイズフィルタ用インダクタの等
価回路図である。
【図4】閉磁路の状態を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例によるノイズフィルタ用
インダクタの構造を示す分解斜視図である。
【図6】従来のノーマルモード用インダクタおよびコモ
ンモード用インダクタのそれぞれを等価回路と対比させ
て示した図である。
【図7】図6に示す2つのインダクタによるノイズフィ
ルタ用インダクタの等価回路図である。
【符号の説明】
11、12、13  磁心 14、15  巻線ボビン 51、52、53  磁心 54、55  巻線ボビン u、u´、v、v´  閉磁路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の巻線を閉磁路を形成できる第1
    の磁心に巻回したノイズフィルタ用インダクタにおいて
    、ある巻線による磁束が別の巻線と鎖交して前記第1の
    磁心による共通の閉磁路を形成するとともに、第2の磁
    心を前記第1の磁心を短絡するように機械的に接合させ
    ることによって、該第2の磁心へ前記巻線による磁束が
    分岐して前記複数の巻線のそれぞれに対応して閉磁路を
    形成するようにしたことを特徴とするノイズフィルタ用
    インダクタ。
  2. 【請求項2】  請求項1記載のノイズフィルタ用イン
    ダクタにおいて、前記第2の磁心は前記第1の磁心と異
    なる透磁率あるいは磁束密度である磁性体からなること
    を特徴とするノイズフィルタ用インダクタ。
JP3035070A 1991-02-06 1991-02-06 ノイズフィルタ用インダクタ Pending JPH04254308A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004079902A1 (ja) * 2003-03-05 2004-09-16 Tdk Corporation ノイズ抑制回路
JP2021019030A (ja) * 2019-07-18 2021-02-15 矢崎総業株式会社 磁気結合型インダクタ
JP2021512500A (ja) * 2018-10-22 2021-05-13 ビュルト エレクトロニク アイソス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 誘導性コンポーネント用コア及び誘導性コンポーネント

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