JP3453826B2 - 積分値または平均値を得る演算器 - Google Patents

積分値または平均値を得る演算器

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、分析計や流量計をはじ
めとする各種検出器の検出信号の時間積分値もしくは時
間平均値を得るための演算器に関する。 【0002】 【従来の技術】各種検出器からの検出信号の時間積分値
または時間平均値を得る手法として、従来、アナログの
積分回路を用いた純アナログ的な方式と、検出信号をA
−D変換器によってデジタル化して積算するデジタル方
式とが広く採用されている。 【0003】純アナログ的な方式においては、一般に、
入力信号に比例した電流を所定時間(例えば1時間平均
値を得る場合には1時間)だけコンデンサ等の電荷蓄積
素子に通電して積分電圧を得ている。一方、デジタル方
式では、A−D変換器で検出信号を刻々とデジタル化
し、そのデジタルデータをコンピュータに採り込んで同
じく所定時間分だけ積算している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】以上の従来の各方式の
うち、純アナログ的方式においては、積分器を構成する
コンデンサ等の電荷蓄積素子は積分量に対応した大きな
静電容量を必要とする。ここで、コンデンサは大容量化
すればするほど漏れ電流が大きくなり、しかも静電容量
の温度係数が増大するという傾向があり、この点が純ア
ナログ方式における積分誤差の原因となり、精度向上の
ネックとなっていた。また、純アナログ式の演算器にお
いては、一般に、信号の絶縁およびホールドを必要とす
る場合、それぞれの機能を有するアナログアンプを内蔵
する必要があり、この点が低コスト化の阻害要因となっ
ている。 【0005】一方、デジタル方式においては、A−D変
換に要する時間は、積分あるいは平均化のための所定時
間中ににおけるデータのない空白時間となり、この空白
時間の存在が演算結果に誤差を生じる原因となってい
る。また、データ採り込み周期(サンプリング周期)も
同じくデータなしの空白時間となり、同様の誤差を生じ
る原因となっていた。 【0006】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
もので、高い分解能のもとに従来の各方式に比して誤差
なく入力信号の時間積分値または時間平均値を得ること
ができ、また、従来の純アナログ的な方式に比して安価
な回路素子を用いて信号の絶縁およびホールドを行うこ
とのできる、積分値または平均値を得る演算器の提供を
目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの構成を、実施例図面である図1を参照しつつ説明す
ると、本発明の積分値または平均値を得る演算器は、入
力信号Vinをコモンラインの電圧Vc を中心として反転
させる入力反転回路2aと、その入力反転回路2aの出
力信号と入力信号Vinとを選択的に積分回路4に供給す
るスイッチ3と、その積分回路4の出力をそれぞれ入力
し、かつ、コモンラインの電圧Vc に対してプラス側お
よびマイナス側に同電位だけ偏った基準電圧(例えばV
c が0Vの場合は+Vref,−Vref )が設定された高低
2つのコンパレータ5a,5bと、その各コンパレータ
5a,5bの出力を入力し、当該各コンパレータ5a,
5bの出力のいずれかが反転するごとにスイッチ3を切
り換えるスイッチ駆動回路6と、各コンパレータ5a,
5bの出力の反転と同期してカウント動作を行うカウン
タ12を備え、そのカウンタ12の出力から入力信号V
inの時間積分値または時間平均値を得るよう構成されて
いることによって特徴づけられる。 【0008】ここで、本発明におけるカウンタ12のカ
ウント動作として、単なるアップカウントのほか、各コ
ンパレータ5a,5bの出力とスイッチ3の切り換え状
態とから積分回路4の出力のコモン電圧に対する極性判
別を行い、その結果に応じてアップまたはダウンカウン
トしたり、同じくその結果に応じて任意の極性のみをカ
ウントする等の動作を含む。 【0009】 【作用】入力信号またはそのコモン電圧に対する反転信
号(以下、単に反転信号と称する)は、積分回路4によ
ってコンパレータ5aまたは5bに設定されている高低
2種の基準電圧に到達するまで積分され、その到達ごと
にスイッチ3によって反対の信号に切り換えられる。つ
まり、コンパレータ5aおよび5bは、入力信号または
その反転信号の積分値がそれぞれコモン電圧から同電位
だけずれた基準電圧に到達するごと、換言すると単位積
分量に達するごとに反転する。この反転動作と同期して
カウント動作を行うカウンタ12は、従って、その1カ
ウントが単位積分量を表すことになり、この動作を所定
時間分(例えば1時間)だけ繰り返すことにより、単位
積分量を分解能とした入力信号の所定時間分の積分値ま
たは所定時間当たりの信号量(平均値)を得ることがで
きる。 【0010】上記した極性判別を行う場合には、カウン
タ12は極性判別結果に応じて単位積分量ごとの加減算
を行うことになる。ここで、積分回路4は単位積分量を
積分すれば足りるから、そこに使われる電荷蓄積素子に
要求される静電容量は当該演算器の分解能分の容量があ
ればよいことになり、また、積分回路4はスイッチ3に
よって単位積分量の積分動作を行うごとに反対側への積
分に切り換わるものの、非動作時間はなく、積分ないし
は平均化すべき所定時間中での空白時間は生じない。更
に、積分値または平均値の出力は積分回路4の出力を用
いずにカウンタ12へのパルス供給によるデジタル方式
で行われるため、入力と出力との絶縁およびデータの保
持には特殊な回路素子を必要とせず、所期の目的を達成
できる。 【0011】 【実施例】図1は本発明実施例の構成を示すブロック図
で、この例ではコモンラインの電圧をアースレベルであ
る0Vとした例を示している。 【0012】信号入力端子1は、2つの演算増幅器M1
およびM2を用いた入力回路2に入力され、このうち一
方の演算増幅器M1はその正相入力が信号入力端子1に
接続され、その出力が逆相入力に帰還されているととも
に、他方の演算増幅器M2はその逆相入力が信号入力端
子1に接続され、入力抵抗rと同じ帰還抵抗rを用いて
その出力が入力に帰還され、かつ、正相入力は接地され
て5る。従って、演算増幅器M1は信号入力端子1に供
給される入力信号Vinと等しい信号を出力する一方、演
算増幅器M2は信号入力端子1に供給される入力信号V
inの極性を反転した信号−Vinを出力する入力反転回路
2aとして機能する。 【0013】入力回路2からの入力信号Vinおよびその
反転信号−Vinは、スイッチ3を介してそのいずれかが
選択的に積分回路4の入力に供給される。積分回路4は
演算増幅器M3、入力抵抗RおよびコンデンサCからな
り、スイッチ3からの信号は演算増幅器M3の逆相入力
に供給され、その正相入力はアースされている。 【0014】積分回路4の出力は第1と第2のコンパレ
ータ5aと5bの双方に入力されている。この第1と第
2のコンパレータ5aと5bには、絶対値が同じで互い
に極性の異なる基準電圧+Vref と−Vref がそれぞれ
設定されており、積分回路4の出力はこれら高低2つの
電圧+Vref と−Vref と常に比較される。 【0015】各コンパレータ5aと5bの各出力は、前
記したスイッチ3の切り換え制御信号を供給するための
スイッチ駆動ロジック回路6と、後述するパルス発生ロ
ジック回路7、および単位積分量極性判別ロジック回路
8にそれぞれ入力される。 【0016】スイッチ駆動ロジック回路6は、第1と第
2のコンパレータ5aと5bのいずれか一方の出力がL
レベルからHレベルに反転した時点で、スイッチ3をそ
れまでの状態から反転させるように構成されている。す
なわち、スイッチ3は、積分回路4の出力(積分値)が
+Vref または−Vref に達するごとに、この積分回路
4への入力が入力信号Vinまたはその反転信号−Vinの
いずれか一方の信号から、他方の信号へと切り換わるよ
うに動作する。 【0017】このスイッチ駆動ロジック回路6からの制
御信号によるスイッチ3の動作と、各コンパレータ5a
と5b、並びに積分回路4の動作を具体的に述べると、
今、スイッチ3がa側にあり、入力信号Vinが正極性で
あるとすると、積分回路4の出力は積分量に比例して負
方向に変化していく。積分回路4の出力が−Vref に達
すると、第2のコンパレータ5bの出力はLレベルから
Hレベルに反転する。これを受けてスイッチ駆動ロジッ
ク回路6はスイッチ3を反転させてb側に切り換える。
この時点で積分回路4へは反転信号−Vinに切り換わ
り、積分出力は今度は正方向へと変化し、その値が+V
ref に達すると第1のコンパレータ5aの出力がLレベ
ルからHレベルに反転する。これを受けてスイッチ駆動
ロジック回路6はスイッチ3を再びa側に反転させる。
このようにして積分回路4は負方向と正方向に順次積分
動作を繰り返す。入力信号Vinが負極性の場合には、ス
イッチ3がa側にあるときは積分回路4の出力は正方向
に、同じくb側にあるときには負方向に変化して、上記
と同様にして順次積分を繰り返す。 【0018】パルス発生ロジック回路7は、第1と第2
のコンパレータ5aと5bのいずれか一方の出力がHレ
ベルに反転するごとに1パルスを発生し、このパルス信
号はフォトカプラ9を経てカウンタ12に供給される。
このパルス発生ロジック回路7からは、従って、積分回
路4による入力信号Vinもしくはその反転信号−Vinの
積分結果の絶対値がVref 、つまり単位積分量に達する
ごとに1つのパルス信号が出力されることになる。 【0019】単位積分量極性判別ロジック回路8は、第
1および第2のコンパレータ5aおよび5bの出力のい
ずれかがHレベルに反転するごとに、スイッチ3の状態
信号(a側かb側か)によって単位積分量の極性を判別
する。この極性判別出力は、次にコンパレータ5aまた
は5bのいずれかの出力がHレベルに反転するまで自己
保持される。 【0020】スイッチ3の状態信号は、スイッチ駆動ロ
ジック回路6からのスイッチング制御信号を遅延回路1
1を介して採り込むことによって得ており、単位積分量
の極性判定時点においてはスイッチ3の反転前の状態に
ある。従って、コンパレータ5aまたは5bのいずれか
の出力がHレベルに反転するまでに至るスイッチ3の状
態が単位積分量極性判別ロジック回路8に採り込まれ、
その状態に基づいて単位積分量の極性判別が行われる。
表1にこの単位積分量極性判別ロジック回路8の真理値
表を示す。 【0021】 【表1】 この表1と前記した積分回路4の積分動作等から明らか
なように、単位積分量極性判別ロジック回路8の出力は
信号入力端子1に供給されている入力信号Vinの極性と
一致する。 【0022】単位積分量極性判別ロジック回路8の判別
出力はフォトカプラ10を介してカウンタ12に供給さ
れる。カウンタ12はカウントモード命令ロジック回路
13からの命令によってそのカウントモードが決定され
る。カウントモードは1)入力信号の正・負極性に応じて
加算・減算するモード、2)入力信号が正の場合のみ加算
するモード、3)同じく負の場合のみ加算するモード、お
よび4)入力信号の極性が正負いずれでも加算するモー
ド、の4つのモードをカウントモード命令外部入力によ
って選択可能となっており、例えば1)のモードを選択し
た場合には、カウンタ12は単位積分量極性判別ロジッ
ク回路8からの出力に基づき、単位積分量ごとに発生す
るパルスを入力信号の極性に応じて加減算する。この場
合、カウンタ12の所定時間(例えば1時間平均の場合
は1時間)分のカウント値は、入力信号の正・負の両極
性にわたる総積分値を、単位積分量を分解能として表す
ことになる。また、2)ないしは3)のモードを選択した場
合には、カウンタ12の所定時間分のカウント値は、入
力信号の正極性成分のみの積分値ないしは負極性成分の
みの積分値を表すことになる。更に、4)のモードを選択
すると、カウンタ12の同時間分のカウント値は、入力
信号の極性に関係なく、その絶対値の積分値を表すこと
になる。 【0023】カウンタ12のカウント値はラッチ回路1
4に採り込まれ、外部から供給されるラッチ命令に従っ
て所定時間ごとに読み出される。このラッチ命令と同期
してカウンタ12は外部からのプリセット命令によって
プリセットされ、以後、次回の所定時間分のカウント動
作に入る。ここで、ラッチ回路14の出力をD−A変換
器15によりアナログ化すると、上記した各積分値のい
ずれかをアナログ出力信号として外部に出力することが
できる。 【0024】以上の本発明実施例において特に注目すべ
き点は、積分回路4は単位積分量だけを積分する能力が
あればよく、従ってこの積分回路4に用いられる電荷蓄
積素子としてのコンデンサCの容量は、当該演算器の分
解能に相当する単位積分量を満足すれば足りる点であ
る。従って、分解能がフルスケールの1/1000とし
た場合には、コンデンサCの容量は従来のアナログ積分
回路を用いた方式の演算器に比して1/1000でよい
ことになり、漏れ電流および温度係数の小さな品種の選
定が容易となり、容易に精度を大幅に向上させることが
できる。 【0025】また、以上の実施例において更に注目すべ
き点は、単位積分量の極性判別を、入力信号そのものの
極性判別を行うのではなく、単位積分量自体の極性判別
によって行う点である。これにより、入力信号そのもの
の極性判別による場合にはその判別時点における瞬間的
な入力信号の極性でもって単位積分量の極性を判別して
誤判別の可能性があるのに対し、上記した本発明実施例
の極性判別法では入力信号に含まれるノイズの吸収効果
が高く、単位積分量の極性判別の信頼性は非常に高いも
のとなる。そして、また、正負両極性の入力信号に対し
て整流回路を用いることなく、正負両極性の積分値を得
ることができ、それに対応した演算値を正負両極性で出
力することが可能であることから、一般例に見られる
「入力信号0〜1V、出力信号0〜1V」などと記され
ている従来のアナログ演算器と異なり、「入力信号0〜
±1V、出力信号0〜±1V」等、両極性の演算器を提
供し得る。 【0026】更にまた、積分ないしは時間平均出力がカ
ウンタ12を介して行われるため、入力と出力との絶縁
はフォトカプラ9ないしは10によることができるとと
もに、データの保持についてもデジタル信号であるが故
に安価なラッチ回路14を用いて行うことができる。 【0027】ここで、以上の実施例では、カウントモー
ド命令ロジック回路13によりカウンタ12のカウント
モードを1)〜4)のモードから自由に選択可能とした例に
ついて述べたが、演算器の用途によってはこれらのモー
ドのいずれかに固定してもよい場合があり、このような
場合、カウントモード命令ロジック回路13は不要であ
り、カウンタを要求されるモードで動作するように固定
すればよい。 【0028】また、この演算器に要求されるモードが、
前記した4)のモード、すなわち入力信号の極性に関係な
くその絶対値の積分値または時間平均値を求めるモード
のみである場合には、カウントモード命令ロジック回路
13に加えて単位積分量極性判別ロジック回路8も不要
となる。本発明はこれらの全てを含む。 【0029】更に、以上の実施例では、コモンラインを
接地レベル、つまり電圧0Vとした場合について述べた
が、本発明はこれに限られることなく、任意の電圧をコ
モンラインとすることができる。すなわち、回路中に用
いる演算増幅器が片電源(例えば0Vと10V)の場
合、コモンラインは片電源の中間値(例えば5V)に設
定する。この場合、入力反転回路2aによる入力信号の
極性反転は、このコモンラインの電圧値を中心として反
転するとともに、第1および第2のコンパレータ5aお
よび5bの基準電圧は、同じくそのコモンラインの電圧
値を中心としてプラスおよびマイナス側に同電位だけ偏
った電圧とする。 【0030】更にまた、以上の実施例では、パルス発生
ロジック回路7によるパルス発生のタイミングを、高低
2つのコンパレータ5aおよび5bの出力のいずれかが
Hレベルに反転するごととしているが、これら2つのコ
ンパレータ5aおよび5bの出力が各1回ずつHレベル
に反転するごととしてもよい。この場合、単位積分量は
前記した実施例の2倍となる。 【0031】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力信号をコモンラインの電圧を中心として反転させる
入力反転回路を設け、その入力反転回路の出力信号と入
力信号とをスイッチにより選択的に積分回路に供給する
とともに、その積分回路の出力を、コモンラインの電圧
に対してプラス側およびマイナス側に同電位だけ偏った
基準電圧が設定された高低2つのコンパレータによって
各基準電圧との大小を比較し、その各コンパレータの出
力のいずれかが反転するごとに上記スイッチ切り換え、
そして各コンパレータの出力の反転と同期してカウント
動作を行うカウンタを備えた構成としているから、積分
回路に用いる電荷蓄積素子に必要とされる静電容量は、
単位積分量分、つまり当該演算器の分解能相当分で足り
るから、従来の純アナログ式の演算器におけるそれの例
えば1/1000程度で済む結果、漏れ電流が少なく、
温度係数の小さいものを容易に選定して使用することが
可能となり、演算精度が飛躍的に向上する。 【0032】また、入力信号は積分回路によって単位積
分量ずつ刻々と逆方向へ積分されることから、従来のデ
ジタル方式のように積分ないしは平均化すべき所定時間
中に空白時間が生じず、それによる誤差も生じない。 【0033】更に、入力信号の積分結果は単位積分量ご
とに離散的な量としてカウントされて出力となるから、
入力と出力の絶縁はフォトカプラ等の安価な素子を用い
て行うことができるとともに、出力データの保持につい
てもデジタル量での保持でよいことからラッチ回路等の
安価なICで行うことができる。また、CPUやRAM
等のコンピュータ機能を必要とせず、簡単なデジタルロ
ジックによって回路を構成できるという利点もある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明実施例の回路構成を示すブロック図 【符号の説明】 1 信号入力端子 2 入力回路 2a 入力反転回路 3 スイッチ 4 積分回路 5a 第1のコンパレータ 5b 第2のコンパレータ 6 スイッチ駆動ロジック回路 7 パルス発生ロジック回路 8 単位積分量極性判別ロジック回路 9,10 フォトカプラ 11 遅延回路 12 カウンタ 13 カウントモード命令ロジック回路 14 ラッチ回路 15 D−A変換器

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 入力信号をコモンラインの電圧を中心と
    して反転させる入力反転回路と、その入力反転回路の出
    力信号と上記入力信号とを選択的に積分回路に供給する
    スイッチと、その積分回路の出力をそれぞれ入力し、か
    つ、上記コモンラインの電圧に対してプラス側およびマ
    イナス側に同電位だけ偏った基準電圧が設定された高低
    2つのコンパレータと、その各コンパレータの出力を入
    力し、当該各コンパレータの出力が立ち上がるごとに上
    記スイッチ切り換えるスイッチ駆動回路と、上記スイ
    ッチの状態と各コンパレータの出力に基づいて、単位積
    分量の極性を判別する極性判別回路と、その極性判別回
    路の判別結果に応じたカウントモードを設定するカウン
    トモード回路と、そのカウントモード回路により設定さ
    れたカウントモードに従って、上記各コンパレータの出
    力の立ち上がりと同期するカウント動作を行なうカウン
    タとを備え、そのカウンタの出力から上記入力信号の時
    間積分値または時間平均値を得るよう構成されてなる、
    積分値または平均値を得る演算器。
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