JP3453286B2 - 田植機用苗の積載装置 - Google Patents

田植機用苗の積載装置

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JP3453286B2 JP25841597A JP25841597A JP3453286B2 JP 3453286 B2 JP3453286 B2 JP 3453286B2 JP 25841597 A JP25841597 A JP 25841597A JP 25841597 A JP25841597 A JP 25841597A JP 3453286 B2 JP3453286 B2 JP 3453286B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生育中の田植機用
苗の育苗箱を育苗施設内の地面上に並べたり、苗生育後
の育苗箱を水田横の道路脇などに並べ置いたりする際に
利用する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】育苗箱を用いて田植機用苗を生育する行
程の最終行程として硬化行程があり、出芽行程、緑化行
程を経て硬化行程を迎えた苗は、硬化用環境が得られる
よう構成された育苗施設内の地面上に並べられ、十分な
採光および採風のもとで健苗に仕上げられる。
【0003】また、苗生育後の育苗箱は、田植え作業前
に水田横の道路脇など運搬されて、予め苗補給予定とな
る箇所に適当数づつ並べ置き、植付け作業中の田植機へ
の苗補給が行いやすいようにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】硬化行程を迎えた育苗
箱を育苗施設内で並べ置く作業は極めて手数の要するも
のであり、これを機械化するための配列設備も一部では
実施されてはいるが、大規模な育苗施設用に開発された
ものであるために高価な設備となり、規模の小さい育苗
施設や個人の育苗施設には導入できないものであった。
【0005】また、育成した育苗箱を水田にまで能率良
く運搬するための棚枠などは各種開発され実用化されて
はいるが、水田脇に並べ置く作業は手作業によってお
り、1個数キロある育苗箱を多数取り扱うこの作業には
多大な労力を要するものであった。
【0006】本発明は、このような実情に着目してなさ
れたものであって、上記のような育苗箱の並べ置き作業
を手軽に行うことができるとともに、安価に実施するこ
とのできる田植機用苗の積載装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】〔請求項1に係る発明の
構成、作用および効果〕
【0008】 (構成) 請求項1に係る発明は、走行車体に搭載され
る田植機用苗の積載装置であって、育苗箱を複数段に収
容可能な枠体と、所定の搬入口に供給された生育中ある
いは生育済みの育苗箱を枠体内に複数段に亘って順次積
層収容してゆく積層用搬送装置と、枠体内に収容した育
苗箱を取り出して所定の搬出口から順次送り出す搬出用
搬送装置と、送り出された育苗箱を順次地上に導いて並
べ置いてゆく配列用搬送装置とを装備し、これら装置群
を全体的に縦軸心周りに回動可能に構成し、前記配列用
搬送装置に育苗箱を載置して強制搬送する駆動搬送手段
を備えるとともに、配列用搬送装置を前記枠体に対して
脱着可能に構成し、配列用搬送装置を前記枠体に連結す
ることで配列用搬送装置の駆動搬送手段が前記搬出用搬
送装置に噛合い連動されるように構成してあることを特
徴とする。
【0009】(作用) 上記構成によると、硬化行程を
迎えた育苗箱や生育が終了した育苗箱を本発明に係る積
載装置の搬入口に順次供給すると、この育苗箱を積層用
搬送装置が自動的に枠体内に複数段に亘って積層収容し
てゆく。複数段の積層収容が終了すると、積載装置を軽
トラックなどの走行車体載せて目的の配列場所(例えば
硬化期の育苗箱ならば硬化用ハウスなど、生育済みの育
苗箱ならば水田横など)に運搬し、走行車体を低速で移
動させながら、収容した育苗箱を搬出用搬送装置によっ
て順次搬出口から送りだすとともに、配列用搬送装置に
よって地上まで搬送して、順次並べ置いて行く。
【0010】そして、水田横の道路や畦道の脇に育苗箱
を並べ置く場合、道路や畦道上を走行する走行車体に対
して、配列用搬送装置の終端部が横外方に突出するよう
に、積載装置は走行車体の上で縦軸心周りに少し回動し
て固定される。
【0011】また、配列用搬送装置においては、育苗箱
は駆動力によって載置搬送されるので、先行する育苗箱
の後端に接当すれば育苗箱は駆動搬送体上で滑って待機
することになり、育苗箱を前後に詰めた状態で整然と並
べ置くのに有効となる。
【0012】 (効果) 従って、本発明装置によれば、枠体への積層
積み込みが簡単容易に行えるとともに、特に、育苗施設
内の地上や、水田横の地上などへの並べ置き作業を簡単
容易に行うことができ、多数の育苗箱の並べ置き作業の
労力を大きく軽減することが可能となった。しかも、本
発明の積載装置は、軽トラックなどの走行車体に搭載し
て使用することができるので、大規模な育苗施設のみな
らず中小の育苗施設での育苗箱並べ置き作業や、一般農
家での水田横への育苗箱並べ置き作業にも容易に利用で
き、実用上の効果が高いものである。
【0013】〔請求項2に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0014】 (構成) 請求項3に係る発明は、請求項1記載の発明
において、前記配列用搬送装置を、育苗箱を載置して強
制搬送する上手側搬送部と、育苗箱を載置して自由移動
させる下手側搬送部とを連結して構成してある。
【0015】(作用・効果) 上記構成によると、配列
用搬送装置においては、育苗箱は駆動力によって載置搬
送されるので、先行する育苗箱の後端に接当すれば育苗
箱は駆動搬送体上で滑って待機することになり、育苗箱
を前後に詰めた状態で整然と並べ置くのに有効となる。
また、育苗箱は自由移動して地上に到達し、接地したも
のから順に無理なく地上に置かれてゆくことになり、整
然とした並べ置きが無理なく行われる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて説明する。この例の積載装置Aは、主
として育成の済んだ田植機用苗の育苗箱wを多段に積層
収容して、軽トラックなどの走行車体Bを用いて運搬す
るよう構成されている。
【0017】積載装置Aは、育苗箱wを多段に積層収容
する枠体1と、育苗箱wを枠体1内に複数段に亘って順
次積層収容してゆく積層用搬送装置Cと、積層収容した
育苗箱を取り出して順次送り出す搬出用搬送装置Dと、
送り出された育苗箱wを順次地上に導いて並べ置いてゆ
く配列用搬送装置Eとを備えて構成されており、以下、
各部の構造とその機能を説明する。
【0018】前記枠体1は、4本の支柱2を横フレーム
3群で連結して中空の箱枠状に構成したものであり、横
向きにした育苗箱wを前後に複数個(図では6個)収容
できる前後幅および横幅を有するとともに、育苗箱w群
を苗葉を傷めない所定の上下間隔をもって複数段(図で
は10段)に積層できる高さを有している。また、この
積載装置A1全体が基台4に対して縦軸心P周りに回動
できるよう支持されている。
【0019】前記積層用搬送装置Cは搬出用搬送装置D
と兼用された構造となっており、枠体1の左右両側に配
備した棚エレベータ5と、枠体1の最下部に配備した前
後に長いベルトコンベア6とで構成されている。
【0020】前記棚エレベータ5は、4本のチェーン7
を上下に巻回し、前後のチェーン7に亘って前後に長い
棚部材8を枠体内方に突出するよう前後水平に架設して
構成されており、前後一対のチェーン7が、その下端に
おいて共通の駆動軸9によって駆動されるとともに、左
右の駆動軸9が駆動ケース10に備えられた一対の出力
軸11にチェーン連動され、かつ、両出力軸11は互い
に逆方向に同調回転するよう連動連結されるとともに、
電動モータ12の出力で駆動されるようになっており、
電動モータ12が正転あるいは逆転されることで、左右
の各棚部材8が互いに左右から対向した状態で同調して
上下移動される。
【0021】前記ベルトコンベア6は、前記棚エレベー
タ5の下端よりも少し高い位置において左右一対の搬送
ベルト13を枠体1の前端から後端に亘って水平に巻回
して構成されており、その後端部において電動モータ1
4に連動連結した駆動軸15によって正逆転可能に駆動
されるようになっている。
【0022】このベルトコンベア6の後端部には、育苗
箱wの搬入口16と搬出口17を兼用した開口部Fが設
けられており、ベルトコンベア6を前進移動するよう正
転駆動しながら前記開口部Fから育苗箱wを1箱づつベ
ルトコンベア6上に横向き姿勢で供給することで、育苗
箱wを枠体1内の前方に向けて順次水平搬送し、最前端
の育苗箱wを枠体の前端に備えたストッパ18に接当し
て位置規制するとともに、後続の育苗箱wを前後に突き
合わせて並べられるようになっている。
【0023】ここで、積み込み初期セット状態では、棚
エレベータ5における最上端の棚部材8がベルトコンベ
ア6の搬送面より少し下方に位置されており、この状態
で前記開口部Fから育苗箱wが供給される。そして、前
記開口部Fには、搬入された育苗箱wの数を計数する光
センサあるいは接触式センサを用いた計数機構19が備
えられており、ベルトコンベア6上に所定数(6個)の
育苗箱wが供給満載されたことが検知されると、前記棚
エレベータ5が1ピッチ(棚ピッチ)だけ上昇方向に駆
動され、これによって、ベルトコンベア6上に並べられ
た育苗箱w群は上昇移動する棚部材8によって左右から
すくい上げ支持されて一挙に持ち上げられる。以下、上
記したベルトコンベア6上への育苗箱wの供給と棚エレ
ベータ5のピッチ移動が順次行われ、最終的には6個並
びの育苗箱w群が上下10段に亘って枠体内に積層収納
されることになるのである。
【0024】積層収容した育苗箱wを搬出する場合は、
上記作動が逆に行われることになる。つまり、搬出初期
状態では最下段の棚部材8がベルトコンベア6より少し
上がっているが、搬出起動がなされると、搬入時点と同
様に最下段の棚部材8がベルトコンベア6より少し下が
った位置にくるよう棚エレベータ5が少し逆転作動し、
この棚部材8に受け止め支持されていた6個の育苗箱w
がベルトコンベア6上に移し替えられ、ベルトコンベア
6が逆転駆動されることで育苗箱wはその後端のものか
ら順に開口部Fから搬出されてゆくことになる。そし
て、最下段の搬出が終了したことが計数機構19により
検知されると、棚エレベータ5が1ピッチだけ下降方向
に駆動され、これによって、下から2段目の棚部材8に
受け止め支持されていた6個の育苗箱wがベルトコンベ
ア6上に移し替えられ、以下、同様にして開口部Fから
搬出されてゆく。
【0025】図8および図9に示すように、前記配列用
搬送装置Eは、前記開口部Fの下部から外方(後方)に
向けて延出されており、上記のようにして開口部Fから
送り出されてきた育苗箱wを載置して強制搬送する上手
側搬送部21と、育苗箱wを載置して自由移動させる下
手側搬送部22とを連結して構成されており、全体がそ
の前端支点aを中心にして上下揺動自在に枠体1の後端
下部に連結されるとともに、後述するように枠体1に対
して脱着可能となっている。
【0026】前記上手側搬送部21は、中抜きの矩形枠
状に構成した上手側搬送フレーム23に、左右一対の搬
送ベルト24を前後方向に巻回装備してローラ25群で
案内するよう構成したものであり、前記ベルトコンベア
6から動力を受けて駆動されるようになっている。つま
り、図10に示すように、前記搬送ベルト24の前端回
転軸26にはギヤ27が固着されるとともに、このギヤ
27に、常時噛み合う入力ギヤ28を備えた入力ブラケ
ッ29が前端回転軸26を中心に回動可能に遊嵌され、
この入力ギヤ28が、前記ベルトコンベア6の後端駆動
軸15に設けた出力ギヤ30に噛み合わされており、ベ
ルトコンベア6が搬出駆動されると、これに同調して搬
送ベルト24も搬出方向に駆動されるようになってい
る。
【0027】また、上手側搬送フレーム23における前
端部の左右外側面には支点軸31が突設されるととも
に、枠体1の後端下部に設けた左右の受け部32に前記
支点軸31が上方から係入保持されており、配列用搬送
装置E全体がこの支点軸31の軸心を支点aにして上下
揺動可能に支持されるとともに、支点軸31を受け部3
2から外すことで、配列用搬送装置E全体を枠体1から
取り外すことができるようになっているのである。な
お、図11に示すように、左右の受け部32に係入され
た各支点軸31は、一体に揺動操作される左右のフック
33によって抜け止め係止されるようになっている。
【0028】また、前記入力ブラケット29は、これに
装備した入力ギヤ28が出力ギヤ30に噛み合わされる
方向にねじりバネ34によって回動付勢されるととも
に、ベルトコンベア6の後端駆動軸15に横スライド自
在に遊嵌装着した連結ブラケット35の連結孔35a
を、入力ブラケット29の連結ピン29aに挿嵌するこ
とで、この噛み合い駆動部での噛み合い外れの発生が阻
止される。また、連結ブラケット35をスライド操作し
て入力ブラケット29とのピン連結を解除することで、
この噛み合い駆動部を分離することができるよう構成さ
れている。
【0029】前記下手側搬送部22は、中抜きの矩形枠
状に構成した下手側搬送フレーム37に、育苗箱wを載
置転動させるガイドローラ38群と、育苗箱wを底面か
ら摺動案内するガイド棒39を装備して構成されたもの
であり、下手側搬送フレーム37の前端が上手側搬送フ
レーム23の後端に支点bを中心に屈折可能に枢支連結
されるとともに、その屈折箇所にはロック機構40が設
けられている。このロック機構40は、ロックピン41
を複数のロック孔42に選択挿入することで、下手側搬
送部22を上手側搬送部21に対して直線状に連結固定
する状態と、下手側搬送部22を上手側搬送部21に対
して任意の屈折角度で連結固定する状態とに切り換え可
能に構成されている。
【0030】また、この下手側搬送フレーム37の終端
部には、棒材からなる左右一対のガイド部材43が片持
ち状に延出されており、このガイド部材43の先端を地
面近くに位置させることで、搬送終端に至った育苗箱w
を円滑に地上に摺動案内して段差少なく落とし置くこと
ができるようになっている。なお、このガイド部材43
は互いに内向きに回動して格納できるようになってい
る。
【0031】配列用搬送装置Eの終端側には、接地追従
用の左右一対の遊転輪46が向き調節可能に装備されて
いる。この遊転輪46は、上手側搬送フレーム23の後
端部に上下揺動可能に取り付けた支持アーム47の遊端
部に装備されており、支持アーム47の先端側に架設し
た横向きステー47aが、下手側搬送フレーム37に下
側から接当することで、支持アーム47の上方揺動が制
限されるようになっている。
【0032】また、下手側搬送フレーム37に支持ロッ
ド48が枢支連結されるとともに、支持アーム47の横
向きステー47aにはボス47bが回動可能に備えられ
ており、支持ロッド48をボス47bに挿通してセット
ボルト47cで締め込み固定することで、支持アーム4
7を任意の揺動姿勢で固定することができ、例えば、図
17に示すように、配列用搬送装置Eの上手側搬送部2
1と下手側搬送部22とを直線状に伸展固定した状態
で、支持アーム47を大きく下方に振り下げた姿勢に固
定することで、接地する遊転輪46を介して配列用搬送
装置E全体を水平姿勢に固定することができる。
【0033】本発明に係る積載装置Aは以上のように構
成されたものであり、枠体1内に積層収容した育苗箱w
が以下のようにして地上に並べ置かれる。
【0034】図1および図2は、水田横の道路や畦道の
脇に育苗箱wを並べ置く場合を示し、この場合、道路や
畦道上を走行する走行車体Bに対して、配列用搬送装置
Eの終端部が横外方に突出するように、積載装置Aは走
行車体Bの上で縦軸心P周りに少し回動して固定され
る。また、配列用搬送装置Eでは、上手側搬送部21に
対して下手側搬送部22が直線状、あるいは少し谷折り
状態となるように固定するとともに、遊転輪46を下手
側搬送フレーム37に対して上限に位置させて、配列用
搬送装置E全体を遊転輪46を介して接地追従できる状
態にする。
【0035】このような状態で走行車体Bを低速で前進
移動させながら、枠体1に収容した育苗箱wを上記した
ように開口部Fから順次送り出すと、育苗箱wは、先ず
上手側搬送部21の搬送ベルト24に載置されて強制搬
送され、次いで、下手側搬送部22に至った育苗箱w
は、ガイドローラ38群とガイド棒39を介して下方に
滑動移動し、最終的にガイド部材43に案内されながら
接地し、走行車体Bの移動速度に応じて地上に残し置か
れてゆく。そして、後続の育苗箱wが順次先の育苗箱w
に隣接して並べ置かれてゆく。
【0036】一箇所に並べ置く育苗箱wの数は、使用す
る田植機の条数等によって決めてあり、所定数の並べ置
きが終われば次の苗補給予定箇所まで移動して同様な作
業を行うのである。
【0037】なお、走行車体Bが通過できる道路と水田
とが離れているような箇所では、搬出した育苗箱wを手
作業で畦などに並べ置くこともあり、このような時に
は、図17に示すように、振り下げ固定した遊転輪46
を介して配列用搬送装置Eを水平姿勢に接地支持するこ
とで、この配列用搬送装置Eを、送り出された育苗箱w
を水平に並べる作業台として使用する。この場合、作業
台は数十センチ程度の高さにあるので、屈み込んだりす
る必要のない楽な姿勢で育苗箱wを取り出すことができ
る。
【0038】また、作業を終えて走行する場合には、配
列用搬送装置Eを二つ折りにして枠体1から一旦取り外
し、図18に示すように、枠体1の後端に備えた掛け金
具49を用いて枠体1に沿った縦姿勢で格納保持する。
【0039】このように配列用搬送装置Eを枠体1に起
立格納保持した状態でも、前記開口部Fは開放されてお
り、育苗施設で育苗箱wの積み込みを行う際に、配列用
搬送装置Eを枠体に格納保持したままで、開口部Fへの
育苗箱wの供給が可能となっている。
【0040】〔別実施形態〕 なお、本発明は、以下のような形態で実施することも可
能である。 上記実施形態では、積層用搬送装置Cと
搬出用搬送装置Dとが兼用した構造を例示したが、両搬
送装置C,Dを別手段に構成することも可能である。
上記実施形態では、搬入口16と搬出口17とが同一
にした構造を例示したが、搬入口16を上部に設定する
とともに、搬出口17を下部に設定したり、あるいは、
搬入口16を枠体1の横側部に設定するとともに、搬出
口17を枠体1の後端下部に設定する等、搬入口16と
搬出口17とを異ならせた位置に設けることも可能であ
る。 配列用搬送装置E全体を、強制搬送のみを行う
搬送構造に構成したり、あるいは、自由移動のみを行う
搬送構造に構成することも可能である。 配列用搬送
装置Eでの強制搬送装置としては、搬送ベルトを用いる
他に、駆動ローラを用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】並べ置き作業状態の全体側面図
【図2】並べ置き作業状態の全体平面図
【図3】積層装置の側面図
【図4】積層装置の平面図
【図5】積層装置の背面図
【図6】積層装置の正面図
【図7】積層用搬送装置および搬出用搬送装置を示す縦
断正面図
【図8】並べ置き作業状態にある配列用搬送装置の側面
【図9】配列用搬送装置の平面図
【図10】配列用搬送装置の始端伝動部を示す平面図
【図11】配列用搬送装置の分離状態を示す側面図
【図12】配列用搬送装置の始端伝動部を示す側面図
【図13】配列用搬送装置における上手側搬送部の縦断
正面図
【図14】配列用搬送装置における下手側搬送部の縦断
正面図
【図15】(イ)上手側搬送部と下手側搬送部との屈折
部位を示す横断平面図 (ロ)上手側搬送部と下手側搬送部との屈折部位を示す
側面図
【図16】全体の伝動系を示す概略平面図
【図17】作業台状態にある配列用搬送装置の側面図
【図18】配列用搬送装置を格納した状態を示す側面図
【符号の説明】
1 枠体 16 搬入口 17 搬出口 21 上手側搬送部 22 下手側搬送部 走行車体 C 積層用搬送装置 D 搬出用搬送装置 E 配列用搬送装置 w 育苗箱
フロントページの続き (72)発明者 久保下 竹男 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 大内 久平 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平8−130928(JP,A) 特開 平7−135814(JP,A) 特開 平6−319319(JP,A) 特開 平7−284343(JP,A) 特開 平7−107817(JP,A) 特開 平8−308320(JP,A) 実開 平3−102807(JP,U) 実開 平4−100304(JP,U) 実開 平2−31411(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/00 - 11/02 303 A01G 9/00 - 9/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車体に搭載される田植機用苗の積載
    装置であって、 育苗箱を複数段に収容可能な枠体と、所定の搬入口に供
    給された生育中あるいは生育済みの育苗箱を枠体内に複
    数段に亘って順次積層収容してゆく積層用搬送装置と、
    枠体内に収容した育苗箱を取り出して所定の搬出口から
    順次送り出す搬出用搬送装置と、送り出された育苗箱を
    順次地上に導いて並べ置いてゆく配列用搬送装置とを装
    備し、これら装置群を全体的に縦軸心周りに回動可能に構成
    し、 前記配列用搬送装置に育苗箱を載置して強制搬送する駆
    動搬送手段を備えるとともに、配列用搬送装置を前記枠
    体に対して脱着可能に構成し、配列用搬送装置を前記枠
    体に連結することで配列用搬送装置の駆動搬送手段が前
    記搬出用搬送装置に噛合い連動されるように構成してあ
    る田植機用苗の積載装置。
  2. 【請求項2】 前記配列用搬送装置を、育苗箱を載置し
    て強制搬送する上手側搬送部と、育苗箱を載置して自由
    移動させる下手側搬送部とを連結して構成してある請求
    項1記載の田植機用苗の積載装置。
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