JP3604263B2 - 田植機用苗の積載装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生育中の田植機用苗の育苗箱を育苗施設内の地面上に並べたり、苗生育後の育苗箱を水田横の道路脇などに並べ置いたりする際に利用する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
育苗箱を用いて田植機用苗を生育する行程の最終工程として硬化工程があり、出芽行程、緑化工程を経て硬化工程を迎えた苗は、硬化用環境が得られるよう構成された育苗施設内の地面上に並べられ、十分な採光および採風のもとで健苗に仕上げられる。
【0003】
また、苗生育後の育苗箱は、田植え作業前に水田横の道路脇など運搬されて、予め苗補給予定となる箇所に適当数づつ並べ置き、植付け作業中の田植機への苗補給が行いやすいようにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
硬化工程を迎えた育苗箱を育苗施設内で並べ置く作業は極めて手数の要するものであり、これを機械化するための配列設備も一部では実施されてはいるが、大規模な育苗施設用に開発されたものであるために高価な設備となり、規模の小さい育苗施設や個人の育苗施設には導入できないものであった。
【0005】
また、育成した育苗箱を水田にまで能率良く運搬するための棚枠などは各種開発され実用化されてはいるが、水田脇に並べ置く作業は手作業によっており、多数の育苗箱を扱うこの作業には多大な労力を要するものとなっていた。
【0006】
本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、上記のような育苗箱の配列作業を手軽に行うことができるとともに、安価に実施することのできる田植機用苗の積載装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1に係る発明の構成、作用および効果〕
【0008】
請求項1に係る発明は、育苗箱を複数段に積層収容可能な枠体に、所定の搬入口に供給された生育中あるいは生育済みの育苗箱を枠体内に複数段に亘って順次積層収容してゆく積層用搬送装置と、積層収容した育苗箱を取り出して所定の搬出口から順次送り出す搬出用搬送装置と、送り出された育苗箱を順次地上に導いて並べ置いてゆく配列用搬送装置とを備え、この配列用搬送装置を、送り出されてきた育苗箱を地上に向けて案内移動させる先下がり姿勢と、送り出されてきた育苗箱を載置して水平に並べる作業台姿勢とに切り換え可能に構成し、前記搬入口に供給された育苗箱が、1段収容分の所定数に達すると、それ以上の搬入口への箱供給を牽制阻止する搬入阻止手段を備えてあることを特徴とする。
【0009】
上記構成によると、硬化期を迎えた育苗箱や生育が終了した育苗箱を所定搬入箇所に順次供給すると、この育苗箱を積層用搬送装置が自動的に複数段に積層収容してゆく。複数段の積層収容が終了した配列装置は軽トラックなどの走行車体に載せて、目的の配列場所(例えば硬化期の育苗箱ならば硬化用ハウスなど、育成済みの育苗箱ならば水田脇)に運搬し、走行車体を低速で移動させながら、収容した育苗箱を搬出用搬送装置によって順次搬出口から送り出すとともに、先下がり姿勢にセットした配列用搬送装置によって地上まで搬送して、順次並べ置いて行く。
【0010】
また、目的の配列箇所に走行車体を移動させることができない場合などでは、配列用搬送装置を水平な作業台姿勢にセットすることで、取扱いやすい高さ位置で育苗箱を配列用搬送装置上に送り出し、屈み込むことなく作業台上の育苗箱を取り出して、目的の配列箇所に運び出すことができる。
【0011】
従って、請求項1に係る発明の積載装置によれば、枠体への育苗箱積層積み込みが簡単容易に行えるとともに、育苗施設内の地上や、水田横の地上などでの並べ置きを簡単容易に行うことができ、多数の育苗箱の並べ置き作業の労力を大きく軽減することが可能となった。
【0012】
また、この積載装置は、軽トラックなどの汎用の走行車体に搭載して使用することができるので、大規模な育苗施設のみならず中小の育苗施設での育苗箱並べ置き作業や、一般農家での水田横への育苗箱並べ置き作業にも容易に利用でき、実用上の効果が高いものである。
【0013】
しかも、育苗箱並べ置きに使用する配列用搬送装置を、水平な作業台姿勢に切り換えて使用することもできるので、手作業で並べ置き作業をしなければならない場合でも、枠体から水平作業台に搬出されてきた育苗箱を、楽な姿勢で取り出して持ち運びすることができて、取扱い性および利便性が高いものとなっている。
また、搬入口への過剰な箱搬入が阻止され、不用意な箱供給と先に搬入されて積層上昇される育苗箱とが干渉するといった事故を未然に回避することができ、育苗箱の積み込み作業を安全に行うことができる。
【0014】
〔請求項2に係る発明の構成、作用および効果〕
【0015】
請求項2に係る発明は、育苗箱を複数段に積層収容可能な枠体に、所定の搬入口に供給された生育中あるいは生育済みの育苗箱を枠体内に複数段に亘って順次積層収容してゆく積層用搬送装置と、積層収容した育苗箱を取り出して所定の搬出口から順次送り出す搬出用搬送装置と、送り出された育苗箱を順次地上に導いて並べ置いてゆく配列用搬送装置とを備え、この配列用搬送装置を、送り出されてきた育苗箱を地上に向けて案内移動させる 先下がり姿勢と、送り出されてきた育苗箱を載置して水平に並べる作業台姿勢とに切り換え可能に構成し、前記配列用搬送装置を、上手側搬送部と下手側搬送部とで構成するとともに、前記上手側搬送部を強制搬送構造に、また、下手側搬送部を自由搬送構造にそれぞれ構成してあることを特徴とする。
【0016】
上記構成によると、硬化期を迎えた育苗箱や生育が終了した育苗箱を所定搬入箇所に順次供給すると、この育苗箱を積層用搬送装置が自動的に複数段に積層収容してゆく。複数段の積層収容が終了した配列装置は軽トラックなどの走行車体に載せて、目的の配列場所(例えば硬化期の育苗箱ならば硬化用ハウスなど、育成済みの育苗箱ならば水田脇)に運搬し、走行車体を低速で移動させながら、収容した育苗箱を搬出用搬送装置によって順次搬出口から送り出すとともに、先下がり姿勢にセットした配列用搬送装置によって地上まで搬送して、順次並べ置いて行く。
この際、上手側搬送部では育苗箱を隙間なく詰めて搬送するとともに、下手側搬送部では、育苗箱を地面との接触による引きずり具合に応じた自由搬送が行われ、積載装置を搭載した走行車体の移動に応じて残し置かれることとなり、重なりや姿勢乱れのない整然とした並べ置きを行える。
また、目的の配列箇所に走行車体を移動させることができない場合などでは、配列用搬送装置を水平な作業台姿勢にセットすることで、取扱いやすい高さ位置で育苗箱を配列用搬送装置上に送り出し、屈み込むことなく作業台上の育苗箱を取り出して、目的の配列箇所に運び出すことができる。
【0017】
従って、請求項2に係る発明の積載装置によれば、枠体への育苗箱積層積み込みが簡単容易に行えるとともに、育苗施設内の地上や、水田横の地上などでの並べ置きを簡単容易に行うことができ、多数の育苗箱の並べ置き作業の労力を大きく軽減することが可能となった。
【0018】
また、この積載装置は、軽トラックなどの汎用の走行車体に搭載して使用することができるので、大規模な育苗施設のみならず中小の育苗施設での育苗箱並べ置き作業や、一般農家での水田横への育苗箱並べ置き作業にも容易に利用でき、実用上の効果が高いものである。
【0019】
しかも、育苗箱並べ置きに使用する配列用搬送装置を、水平な作業台姿勢に切り換えて使用することもできるので、手作業で並べ置き作業をしなければならない場合でも、枠体から水平作業台に搬出されてきた育苗箱を、楽な姿勢で取り出して持ち運びすることができて、取扱い性および利便性が高いものとなっている。
【0020】
請求項3に係る発明の構成、作用および効果〕
【0021】
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載の発明において、前記配列用搬送装置を、その搬送方向中間部で屈折可能に構成してある。
【0022】
上記構成によると、積載装置を搭載した走行車体の荷台高さによって前記配列用搬送装置の前端の高さが変わっても、屈折点より搬送下手側部分の地面に対する傾斜角度を好適に設定することができ、地上に接地した育苗箱を引きずることなく、かつ、大きい衝撃を与えることなく円滑に残し置くことができる。また、この配列用搬送装置を格納可能に構成した場合でも、屈折してコンパクトに格納できて便利となる。
【0023】
請求項4に係る発明の構成、作用および効果〕
【0024】
請求項4に係る発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記配列用搬送装置の終端に、搬送終端に達した育苗箱を載置して地上近くまで滑動案内するガイド部材を備えてある。
【0025】
上記構成によると、ガイド部材を介して育苗箱を地面近くまで案内できるので、大きい落差なく一層円滑にかつ整然と地上に並べ置きすることができるとともに、先に置かれた育苗箱に後続の育苗箱が乗り上がることを回避できる。
【0026】
請求項5に係る発明の構成、作用および効果〕
【0027】
請求項5に係る発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記配列用搬送装置を前記枠体の外側に沿った縦姿勢で格納可能に構成するとともに、この格納状態において、前記搬入口が開放状態にあるよう構成してある。
【0028】
上記構成によると、配列用搬送装置を前記枠体の外側に沿った縦姿勢で格納してあっても、開放状態にある搬入口から育苗箱の供給が可能であり、育苗施設内での育苗箱積み込み作業を配列用搬送装置に邪魔されることなく容易に行える。特に、運搬を終えて育苗施設に帰ってきた状態では、配列用搬送装置が格納されているのであるが、そのまま直ちに次の育苗箱積み込みを行うことができ、積み込み作業能率を高める上で有効となる。
【0029】
請求項6に係る発明の構成、作用および効果〕
【0030】
請求項6に係る発明は、請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記配列用搬送装置を、前端側の支点を中心に上下揺動可能に構成するとともに、配列用搬送装置の終端側に接地追従用の遊転輪を備え、かつ、この遊転輪を前記配列用搬送装置の横幅内に位置させてある。
【0031】
上記構成によると、育苗箱を複数列に亘って並べてゆく際に、配列用搬送装置を先に並べた育苗箱の列に十分近接させることができ、特に、育苗施設で緑化行程の育苗箱を密に並べてゆく場合に有効となる。
【0032】
請求項7に係る発明の構成、作用および効果〕
【0033】
請求項7に係る発明は、請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記配列用搬送装置の終端側に、水田周囲に形成された水路等の構造物に対する案内体を備えてある。
【0034】
上記構成によると、積載装置を搭載した走行車体が通れる道路と水田との間に、灌漑用の水路や、コンクリート畦畔などの構造物がある場合、この構造体に沿って配列用搬送装置の終端を案内移動させることで、この構造体に沿って育苗箱を整然と並べ置くことができて便利である。
【0035】
請求項8に係る発明の構成、作用および効果〕
【0036】
請求項8に係る発明は、請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の発明において、前記配列用搬送装置に、搬送される育苗箱に薬剤や水を散布する散布装置を備えてある。
【0037】
上記構成によると、育苗箱の並べ置き作業と同時に、育苗箱に殺菌あるいは防虫用のための薬剤散布や、乾燥防止用の散水を行うことができ、付随作業の省力化を図ることができる。
【0038】
請求項9に係る発明の構成、作用および効果〕
【0039】
請求項9に係る発明は、請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の発明において、前記配列用搬送装置の終端部に、搬送終端に達した育苗箱の複数を、積層状態、あるいは、もたれ掛け縦姿勢で並べ置く整列機構を装備してある。
【0040】
上記構成によると、単に平面的に並べ置く場合に比較して、同じ数の育苗箱を狭い面積に並べ置くことができ、道路脇に置く場合に邪魔になりにくい。また、田植え作業中の苗補給時に並べ置いた育苗箱を取り上げやすくなる。また、育苗箱の一部が重なることで乾燥しにくくなる利点もある。
【0041】
請求項10に係る発明の構成、作用および効果〕
【0042】
請求項10に係る発明は、請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の発明において、前記配列用搬送装置の終端部での箱搬送状態の検出に基づいて強制搬送を制御する配列用搬送制御手段を備えてある。
【0043】
上記構成によると、配列用搬送装置の終端部で詰まりが発生したり箱同志の間に間隙ができたりすることがあっても、その状況に応じて箱搬送状態を制御する。例えば、詰まり気味になっていれば搬送速度を遅くして無理な押し出しによる育苗箱の乗り上がりや姿勢乱れを未然に回避し、また、箱間隔が開くと、搬送速度を上げて間隔を詰め、これによって連続した並べ置きが可能となる。
【0044】
請求項11に係る発明の構成、作用および効果〕
【0045】
請求項11に係る発明は、請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の発明において、前記枠体が走行車体に搭載装備されるとともに、この走行車体の移動速度に応じて前記配列用搬送装置の搬送速度を自動変更する配列用搬送制御手段を備えてある。
【0046】
上記構成によると、走行車体に移動速度が早くなるほど、配列用搬送装置の終端に至った育苗箱の地上への引きずり降ろし速度も早くなるので、走行車体の移動速度が早くなるほど配列用搬送装置の搬送速度を早くして、前後に隣接する育苗箱が大きく開かないようにし、また、走行車体の移動速度が遅くなると配列用搬送装置の搬送速度も遅くして、育苗箱の乗り重ねが発生しないようにし、もって、育苗箱を密に整然と並べ置くことができる。
【0047】
請求項12に係る発明の構成、作用および効果〕
【0048】
請求項12に係る発明は、請求項11記載の発明において、前記配列用搬送制御手段が、遊転自在な接地輪の回転によって前記配列用搬送装置を駆動するよう構成したものである。
【0049】
上記構成によると、走行車体に移動速度が早くなるほど、接地輪の回転速度が早くなり、配列用搬送装置の搬送速度も自動的に早くなる。従って、配列用搬送装置の搬送速度を走行車体に移動速度に対応させて変化させる構造が簡単に構成できる。
【0050】
請求項13に係る発明の構成、作用および効果〕
【0051】
請求項13に係る発明は、請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の発明において、前記枠体を走行車体に搭載装備するとともに、前記配列用搬送装置の終端部が走行車体より横外方に突出するよう、配列用搬送装置を走行車体の進行方向に対して傾斜させた姿勢に切り換え可能に構成してある。
【0052】
上記構成によると、走行車体を道路の路肩ぎりぎりに走行させなくても、配列用搬送装置の終端部のみを路肩、あるいは路肩を越えた斜面に位置させて、ここに育苗箱を並べ置くことができ、育苗箱を道路の邪魔にならない、かつ、水田に近い位置に並べ置くことができるものでありながら、走行車体を容易に運転操縦することができる。
【0053】
請求項14に係る発明の構成、作用および効果〕
【0054】
請求項14に係る発明は、請求項1ないし請求項13のいずれか一項に記載の発明において、前記配列用搬送装置を搬送方向に伸縮可能に構成してある。
【0055】
上記構成によると、枠体の高さによって配列用搬送装置に前端位置の高さが変わっても、配列用搬送装置を伸縮することで配列用搬送装置終端部の地面に対する傾斜角を調節することができ、育苗箱を落下衝撃なく円滑に地上に並べ置くことができる。
【0056】
請求項15に係る発明の構成、作用および効果〕
【0057】
請求項15に係る発明は、請求項1ないし請求項14のいずれか一項に記載の発明において、前記枠体を走行車体に搭載装備するとともに、2組の前記配列用搬送装置を左右両側に配置してある。
【0058】
上記構成によると、道路の左右両脇に一挙に育苗箱を並べ置くことができ、作業能率の向上に有効となる。
【0059】
請求項16に係る発明の構成、作用および効果〕
【0060】
請求項16に係る発明は、請求項1ないし請求項15のいずれか一項に記載の発明において、前記枠体を走行車体に搭載装備するとともに、この走行車体の後進に連動して育苗箱搬出作動が停止されるよう構成してある。
【0061】
後進中に育苗箱搬出を行うと、接地した育苗箱は地面に引っ掛かってひっくり返ったり、押し戻されて配列用搬送装置上で詰まりが発生したりするが、上記のように構成することで、後進中に誤って育苗箱搬出を行ったとしても、自動的に育苗箱搬出作動が停止されて、上記事故が回避される。
【0062】
請求項17に係る発明の構成、作用および効果〕
【0063】
請求項17に係る発明は、請求項1ないし請求項16のいずれか一項に記載の発明において、前記枠体を走行車体に搭載装備するとともに、前記配列用搬送装置の終端部に、地面に係止される対地係止部材を備え、走行車体の後進によって対地係止部材が地面に係止されることで、配列用搬送装置が折り込み短縮されるよう構成してある。
【0064】
配列用搬送装置の終端部を接地させたままで走行車体を後進させると、配列用搬送装置は地面に引っ掛かって損傷するおそれがあるが、上記のように構成することで、配列用搬送装置の終端部を接地させたまま誤って走行車体を後進させても、対地係止部材が地面に係止されて配列用搬送装置が折り込み短縮されるので、配列用搬送装置の損傷が未然に回避される。
【0065】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。
この例の積載装置Aは、主として育成の済んだ田植機用苗の育苗箱wを多段に積層収容して、軽トラックなどの走行車体Bを用いて運搬するよう構成されている。
【0066】
積載装置Aは、育苗箱wを多段に積層収容する枠体1と、育苗箱wを枠体1内に複数段に亘って順次積層収容してゆく積層用搬送装置Cと、積層収容した育苗箱を取り出して順次送り出す搬出用搬送装置Dと、送り出された育苗箱wを順次地上に導いて並べ置いてゆく配列用搬送装置Eとを備えて構成されており、以下、各部の構造とその機能を説明する。
【0067】
前記枠体1は、4本の支柱2を横フレーム3群で連結して中空の箱枠状に構成したたものであり、横向きにした育苗箱wを前後に複数個(図では6個)収容できる前後幅および横幅を有するとともに、育苗箱w群を所定の上下間隔をもって複数段(図では10段)に積層できる高さを有している。また、この枠体1全体が基台4に対して縦軸心P周りに回動できるよう支持されている。
【0068】
前記積層用搬送装置Cは搬出用搬送装置Dと兼用された構造となっており、枠体1の左右両側に配備した一対の棚エレベータ5と、枠体1の最下部に配備した前後に長いベルトコンベア6とで構成されている。
【0069】
前記棚エレベータ5は、4本のチェーン7を上下に巻回し、前後のチェーン7に亘って前後に長い棚部材8を枠体内方に突出するよう前後水平に架設して構成されており、前後一対のチェーン7が、その下端において共通の駆動軸9によって駆動されるとともに、左右の駆動軸9が駆動ケース10に備えられた一対の出力軸11にチェーン連動され、かつ、両出力軸11は互いに逆方向に同調回転するよう連動連結されるとともに、電動モータ12の出力で駆動されるようになっており、電動モータ12が正転あるいは逆転されることで、左右の各棚部材8が互いに左右から対向した状態で同調して上下移動される。なお、図19に示すように、前記電動モータ12は搬入出指令や停止指令を行う操作ボックス51と共に制御装置52に接続されている。
【0070】
前記ベルトコンベア6は、前記棚エレベータ5の下端よりも高い位置において左右一対の搬送ベルト13を枠体1の前端から後端に亘って水平に巻回して構成されており、その後端部において電動モータ14に連動連結した駆動軸15によって正逆転可能に駆動されるようになっている。
【0071】
このベルトコンベア6の後端部には、育苗箱wの搬入口16と搬出口17を兼用した開口部Fが設けられており、ベルトコンベア6を前進移動するよう正転駆動しながら前記開口部Fから育苗箱wを1箱づつベルトコンベア6上に横向き姿勢で供給することで、育苗箱wを枠体1内の前方に向けて順次水平搬送し、最前端の育苗箱wを枠体の前端に備えたストッパ18に接当して位置規制するとともに、後続の育苗箱wを前後に突き合わせて並べられるようになっている。
【0072】
ここで、積み込み初期セット状態では、棚エレベータ5における最上端の棚部材8がベルトコンベア6の搬送面より少し下方に位置されており、この状態で前記開口部Fから育苗箱wが供給される。そして、前記開口部Fには、搬入された育苗箱wの数を計数する光センサ式あるいは接触センサ式の計数機構19が備えられており、ベルトコンベア6上に所定数(6個)の育苗箱wが供給満載されたことが検知されると、前記棚エレベータ5が1ピッチ(棚ピッチ)だけ上昇方向に駆動され、これによって、ベルトコンベア6上に並べられた育苗箱w群は上昇移動する棚部材8によって左右からすくい上げ支持されて一挙に持ち上げられる。以下、上記したベルトコンベア6上への育苗箱wの供給と棚エレベータ5のピッチ移動が順次行われ、最終的には6個並びの育苗箱w群が上下10段に亘って枠体内に積層収納されることになるのである。
【0073】
また、計数機構19が、所定数の育苗箱wが供給されたことを検知すると、開口部Fの下部に備えたストッパ53がソレノイド等のアクチュエータ54によって突出作動され、後続の育苗箱wの搬入を阻止し、棚エレベータ5が1ピッチ上昇するとストッパ53が退入して次の供給を許容すうよう、計数機構19とアクチュエータ54とが前記制御装置52を介して連係されている。
【0074】
積層収容した育苗箱wを搬出する場合は、上記作動が逆に行われることになる。つまり、搬出初期状態では最下段の棚部材8がベルトコンベア6より少し上がっているが、搬出起動がなされると、搬入時点と同様に最下段の棚部材8がベルトコンベア6より少し下がった位置にくるよう棚エレベータ5が少し逆転作動し、この棚部材8に受け止め支持されていた6個の育苗箱wがベルトコンベア6上に移し替えられ、ベルトコンベア6が逆転駆動されることで育苗箱wはその後端のものから順に開口部Fから搬出されてゆくことになる。そして、最下段の搬出が終了したことが計数機構19により検知されると、棚エレベータ5が1ピッチだけ下降方向に駆動され、これによって、下から2段目の棚部材8に受け止め支持されていた6個の育苗箱wがベルトコンベア6上に移し替えられ、以下、同様にして開口部F(搬出口17)から搬出されてゆく。
【0075】
図8および図9に示すように、前記配列用搬送装置Eは、前記開口部Fから外方(後方)に向けて延出されており、上記のようにして開口部Fから送り出されてきた育苗箱wを載置して強制搬送する上手側搬送部21と、育苗箱wを載置して自由移動させる下手側搬送部22とを連結して構成されており、全体がその前端支点aを中心にして上下揺動自在に枠体1の後端下部に連結されるとともに、後述するように枠体1に対して脱着可能となっている。
【0076】
前記上手側搬送部21は、中抜きの矩形枠状に構成した上手側搬送フレーム23に、左右一対の搬送ベルト24を前後方向に巻回装備してローラ25群で案内するよう構成したものであり、前記ベルトコンベア6から動力を受けて駆動されるようになっている。つまり、図10に示すように、前記搬送ベルト24の前端回転軸26にはギヤ27が固着されるとともに、このギヤ27に、常時噛み合う入力ギヤ28を備えた入力ブラケッ29トが前端回転軸26を中心に回動可能に取り付けられ、この入力ギヤ28が、前記ベルトコンベア6の後端駆動軸15に設けた出力ギヤ30に噛み合わされており、ベルトコンベア6が搬出駆動されると、これに同調して搬送ベルト24が搬出方向に駆動されるようになっている。
【0077】
また、上手側搬送フレーム23における前端部の左右外側面には支点軸31が突設されるとともに、枠体1の後端下部に設けた受け部32に前記支点軸31が上方から係入保持されており、配列用搬送装置E全体がこの支点軸31の軸心を支点aにして上下揺動可能に支持されるとともに、支点軸31を受け部32から外すことで、配列用搬送装置E全体を枠体1から取り外すことができるようになているのである。なお、左右の受け部32に係入された各支点軸31は、一体に揺動操作される左右のフック33によって抜け止め係止されるようになっている。
【0078】
また、前記入力ブラケット29は、これに装備した入力ギヤ28が出力ギヤ30に噛み合わされる方向にねじりバネ34によって回動付勢されるとともに、ベルトコンベア6の後端駆動軸15に横スライド自在に遊嵌装着した連結ブラケット35の連結孔35aを、入力ブラケット29の連結ピン29aに挿嵌することで、この噛み合い駆動部での噛み合い外れの発生が阻止されるとともに、連結ブラケット35をスライド操作して入力ブラケット29とのピン連結を解除することで、この噛み合い駆動部を分離することができるよう構成されている。
【0079】
前記下手側搬送部22は、中抜きの矩形枠状に構成した下手側搬送フレーム37に、育苗箱wを載置転動させるガイドローラ38群と、育苗箱wを底面から摺動案内するガイド棒39を装備して構成されたものであり、下手側搬送フレーム37の前端が上手側搬送フレーム23の後端に支点bを中心に屈折可能に枢支連結されるとともに、その屈折箇所にはロック機構40が設けられている。このロック機構40は、ロックピン41を複数のロック孔42に選択挿入することで、下手側搬送部22を上手側搬送部21に対して直線状に連結固定する状態と、下手側搬送部22を上手側搬送部21に対して任意の屈折角度で連結固定する状態とに切り換え可能に構成されている。
【0080】
また、この下手側搬送フレーム37の終端部には、棒材からなる左右一対のガイド部材43が片持ち状に延出されており、このガイド部材43の先端を地面近くに位置させることで、搬送終端に至った育苗箱wを円滑に地上に摺動案内して段差少なく落とし置くことができるようになっている。なお、このガイド部材43は互いに内向きに回動して格納できるようになっている。
【0081】
配列用搬送装置Eの終端側には、接地追従用の左右一対の遊転輪46が装備されている。この遊転輪46は、上手側搬送フレーム23の後端部に上下揺動可能に取り付けた支持アーム47の遊端部に装備されており、支持アーム47の先端側に架設した横向きステー47aが、下手側搬送フレーム37に下側から接当することで、支持アーム47の上方揺動が制限されるようになっている。
【0082】
また、下手側搬送フレーム37に支持ロッド48が枢支連結されるとともに、支持アーム47の横向きステー47aにはボス47bが回動可能に備えられており、支持ロッド48をボス47bに挿通してセットボルト47cで締め込み固定することで、支持アーム47を任意の揺動姿勢で固定することができ、例えば、図17に示すように、配列用搬送装置Eの上手側搬送部21と下手側搬送部22とを直線状に伸展固定した状態で、支持アーム47を大きく下方に振り下げた姿勢に固定することで、接地する遊転輪46を介して配列用搬送装置E全体を水平姿勢に固定することができる。
【0083】
本発明に係る積載装置Aは以上のように構成されたものであり、枠体1内に積層収容した育苗箱wが以下のようにして地上に並べ置かれる。
【0084】
図1および図2は、水田横の道路や畦道の脇に育苗箱wを並べ置く場合を示し、この場合、道路や畦道上を走行する走行車体Bに対して、配列用搬送装置Eの終端部が横外方に突出するように、積載装置Aは走行車体Bの上で縦軸心P周りに少し回動して固定される。また、配列用搬送装置Eでは、上手側搬送部21に対して下手側搬送部22が直線状、あるいは少し谷折り状態となるように固定するとともに、遊転輪46を下手側搬送フレーム37に対して上限に位置させて、配列用搬送装置E全体を遊転輪46を介して接地追従できる状態にする。
【0085】
このような状態で走行車体Bを低速で前進移動させながら、枠体1に収容した育苗箱wを上記したように開口部Fから順次送り出すと、育苗箱wは、先ず上手側搬送部21の搬送ベルト24に載置されて強制搬送され、次いで、下手側搬送部22に至った育苗箱wは、ガイドローラ38群とガイド棒39を介して下方に滑動移動し、最終的にガイド部材43に案内されながら接地し、走行車体Bの移動速度に応じて地上に残し置かれてゆく。そして、後続の育苗箱wが順次先の育苗箱wに隣接して並べ置かれてゆく。
【0086】
一箇所に並べ置く育苗箱wの数は、使用する田植機の条数等によって決めてあり、所定数の並べ置きが終われば次の苗補給予定箇所まで移動して同様な作業を行うのである。
【0087】
なお、走行車体Bが通過できる道路と水田とが離れているような箇所では、搬出した育苗箱wを手作業で畦などに並べ置くこともあり、このような時には、図17に示すように、振り下げ固定した遊転輪46を介して配列用搬送装置Eを水平姿勢に接地支持することで、この配列用搬送装置Eを、送り出された育苗箱wを水平に並べる作業台として使用する。この場合、作業台は数十センチ程度の高さにあるので、屈み込んだりする必要のない楽な姿勢で育苗箱wを取り出すことができる。
【0088】
また、作業を終えて走行する場合には、図18に示すように、配列用搬送装置Eを二つ折りにして枠体1から一旦取り外し、枠体1の後端に備えた掛け金具49を用いて枠体1に沿った縦姿勢で格納保持する。
【0089】
このように配列用搬送装置Eを枠体1に起立格納保持した状態では、前記開口部Fは開放されており、育苗施設に帰って次の積み込みを行う際に、配列用搬送装置Eを枠体に格納保持したままで、開口部Fへの育苗箱wの供給が可能となっている。
【0090】
〔別実施形態〕
本発明は、上記形態の他に各種の形態に変形して実施することも可能であり、以下のそのいくつかを例示する。
(1) 図20に示すように、前記配列用搬送装置Eの終端部に設ける接地追従用の遊転輪46を、配列用搬送装置Eの横幅内に位置させて設置すると、育苗施設内などで育苗箱wを密に並べ置くことが容易となる。この場合、遊転輪46を配列用搬送装置Eの横幅外に位置する状態と、上記のように配列用搬送装置Eの横幅内に位置する状態に、位置変更可能に構成しておくと便利である。
(2) 図21に示すように、前記配列用搬送装置Eの終端側に、水田周囲に形成された水路等の構造物55に対する遊転輪や橇状体などの案内体56を備えておくと、水田にできるだけ近く位置させた状態で構造物54に沿って育苗箱wを並べ置くことができる。
(3) 図22に示すように、前記配列用搬送装置Eに、搬送される育苗箱wの上方から殺菌あるいは防虫用のための薬剤散布を行う散布装置57を設置しておくと、専用の薬剤散布処理が不要となり、省力化に有効となる。なお、この場合、散布装置57の薬剤繰り出し駆動力を配列用搬送装置Eから受けるようにしておくとよい。また、上記散布装置を57を散水用の散布装置にして、地上に並べ置いた苗の乾燥を防止するようにするもよい。
(4) 丈夫な苗を扱う場合には、図23に示すように、前記配列用搬送装置Eの終端部に、搬送されてきた育苗箱wをバネ58で持ち上げ付勢された受け具59上に一旦積層保持し、設定数(2〜3箱が好適)が積層されると自重で地上に落とし置いてゆく整列機構Gを装備しておくこともできる。これによると、スペース少なく育苗箱wを並べ置くことができるとともに、苗の重なりによる乾燥防止効果もある。
(5) 前記整列機構Gとしては、図24に示すように、搬送されてきた数箱の育苗箱wをもたれ掛け縦姿勢で並べ置くものにすることもできる。これによってもスペース少なく育苗箱wを並べ置くことができるとともに、乾燥防止を図ることができる。
(6) 図25に示すように、前記配列用搬送装置Eの終端部に、光センサあるいは接触センサを用いた育苗箱通過検出機構61を設けて、その検出情報に基づいて前記電動モータ14を速度制御して、ベルトコンベア6および配列用搬送装置Eの搬送速度を増減するよう構成する。これによると、並べ置き作動が円滑に行われて育苗箱wの移動が滞りなく行われている時には箱検出間隔が短くなり、この検出に基づいてベルトコンベア6および配列用搬送装置Eの強制搬送速度を適当に速くする。また、並べ置き作動が円滑に行われずに詰まり気味になると箱検出間隔が長くなり、この検出に基づいてベルトコンベア6および配列用搬送装置Eの強制搬送速度を遅くする。その結果、通常は育苗箱wを大きく間隔を空けることなく連続して搬送でき、また、例え詰まり気味になっても無理な強制搬送を回避して育苗箱wの乱れを防止することができる。
(7) 図26に示すように、接地追従する前記遊転輪46に回転速度および回転方向を検出できる回転センサ62を設け、遊転輪46の前進側への回転速度の変化に応じてベルトコンベア6および配列用搬送装置Eの搬送速度を同調変更するように、前記電動モータ14の速度を制御する。これによると走行車体Bの移動速度を変化させても、これに応じて箱搬出速度が変化して円滑に育苗箱wを地面に並べ置くことができる。また、回転センサ62が逆転を検知すると、電動モータ14の作動を牽制して箱搬出を停止するようにする。これによって、後進時に誤って搬出起動操作を行っても実際の箱搬出作動を牽制して安全を図ることができる。
(8) また、図27に示すように、配列用搬送装置Eの終端側に設けた遊転輪46が接地追従して回転されるのを利用して、その回転力で配列用搬送装置Eの搬送ベルト24を駆動するように構成しても、構造簡単に上記例と同様な機能を発揮させることができる。なお、この場合は、ベルトコンベア6と搬送ベルト24とは連動させない駆動構造が採用される。
(9) 図28に示すように、配列用搬送装置Eの終端が積載装置Aより横外方に突出するように、配列用搬送装置Eに対して配列用搬送装置Eのみを横方向に傾斜調節可能に構成して、畦道の端に寄せて育苗箱wを並べ置くようにすることもできる。
(10) 図29に示すように、配列用搬送装置Eを、搬送ベルト24を備えた上手側搬送部21に対してローラ25で自由移動させる下手側搬送部22を伸縮可能に構成すると、走行車体Bの高さに応じて配列用搬送装置Eを伸縮することで、下手側搬送部22の地面に対する傾斜傾斜角度を適切に設定こともできる。
(11) 図30に示すように、枠体1の後部に搬出された育苗箱wを左右に横搬送できる振り分け搬送部63を設けるとともに、この振り分け搬送部63の左右から、それぞれ配列用搬送装置Eを延出するように構成すると、道路の左右両脇に育苗箱wを並べ置いたり、道路の左脇または右脇に選択して育苗箱wを並べ置くことが可能となる。
(12) 図31に示すように、配列用搬送装置Eをその中間部で山折り屈折可能に構成するとともに、配列用搬送装置Eに、支点c周りに下方へ揺動付勢されて接地追従する棒状の対地係止部材64を設ける。これによると、走行車体Bが後進しても、対地係止部材64が地面に引っ掛かってそれ以上後方に移動するのが阻止されるとともに、配列用搬送装置Eが山折りに屈折することになり、不用意に走行車体Bを後進させても並べた育苗箱wを押し動かしてしまうことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】並べ置き作業状態の全体側面図
【図2】並べ置き作業状態の全体平面図
【図3】積層装置の側面図
【図4】積層装置の平面図
【図5】積層装置の背面図
【図6】積層装置の正面図
【図7】積層用搬送装置および搬出用搬送装置を示す縦断正面図
【図8】並べ置き作業状態にある配列用搬送装置の側面図
【図9】配列用搬送装置の平面図
【図10】配列用搬送装置の始端伝動部を示す平面図
【図11】配列用搬送装置の分離状態を示す側面図
【図12】配列用搬送装置の始端伝動部を示す側面図
【図13】配列用搬送装置における上手側搬送部の縦断正面図
【図14】配列用搬送装置における下手側搬送部の縦断正面図
【図15】(イ)上手側搬送部と下手側搬送部との屈折部位を示す横断平面図
(ロ)上手側搬送部と下手側搬送部との屈折部位を示す側面図
【図16】全体の伝動系を示す概略平面図
【図17】作業台状態にある配列用搬送装置の側面図
【図18】配列用搬送装置を格納した状態を示す側面図
【図19】制御系のブロック図
【図20】別実施形態(1) の全体の平面図
【図21】(イ)別実施形態(2) の全体の平面図
(ロ)その要部の斜視図
【図22】別実施形態(3) の全体の側面図
【図23】(イ)別実施形態(4) の側面図
(ロ)その要部の正面図
【図24】別実施形態(5) の側面図
【図25】別実施形態(6) の要部側面図
【図26】別実施形態(7) の側面図
【図27】別実施形態(8) の要部の概略平面図
【図28】別実施形態(9) の全体の平面図
【図29】別実施形態(10)の要部の平面図
【図30】別実施形態(11)の全体平面図
【図31】(イ)別実施形態(12)の全体側面図
(ロ)その要部の平面図
【符号の説明】
1 枠体
16 搬入口
17 搬出口
21 上手側搬送部
22 下手側搬送部
43 ガイド部材
46 遊転輪
55 構造物
56 案内体
57 散布装置
64 対地係止部材
B 走行車体
C 積層用搬送装置
D 搬出用搬送装置
E 配列用搬送装置
G 整列機構
w 育苗箱

Claims (17)

  1. 育苗箱を複数段に積層収容可能な枠体に、所定の搬入口に供給された生育中あるいは生育済みの育苗箱を枠体内に複数段に亘って順次積層収容してゆく積層用搬送装置と、積層収容した育苗箱を取り出して所定の搬出口から順次送り出す搬出用搬送装置と、送り出された育苗箱を順次地上に導いて並べ置いてゆく配列用搬送装置とを備え、
    この配列用搬送装置を、送り出されてきた育苗箱を地上に向けて案内移動させる先下がり姿勢と、送り出されてきた育苗箱を載置して水平に並べる作業台姿勢とに切り換え可能に構成し、
    前記搬入口に供給された育苗箱が、1段収容分の所定数に達すると、それ以上の搬入口への箱供給を牽制阻止する搬入阻止手段を備えてあることを特徴とする田植機用苗の積載装置
  2. 育苗箱を複数段に積層収容可能な枠体に、所定の搬入口に供給された生育中あるいは生育済みの育苗箱を枠体内に複数段に亘って順次積層収容してゆく積層用搬送装置と、積層収容した育苗箱を取り出して所定の搬出口から順次送り出す搬出用搬送装置と、送り出された育苗箱を順次地上に導いて並べ置いてゆく配列用搬送装置とを備え、
    この配列用搬送装置を、送り出されてきた育苗箱を地上に向けて案内移動させる先下がり姿勢と、送り出されてきた育苗箱を載置して水平に並べる作業台用勢とに切り換え可能に構成し、
    前記配列用搬送装置を、上手側搬送部と下手側搬送部とで構成するとともに、前記上手側搬送部を強制搬送構造に、また、下手側搬送部を自由搬送構造にそれぞれ構成してあることを特徴とする田植機用苗の積載装置
  3. 前記配列用搬送装置を、その搬送方向中間部で屈折可能に構成してある請求項1または2記載の田植機用苗の積載装置。
  4. 前記配列用搬送装置の終端に、搬送終端に達した育苗箱を載置して地上近くまで滑動案内するガイド部材を備えてある請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の田植機用苗の積載装置。
  5. 前記配列用搬送装置を前記枠体の外側に沿った縦姿勢で格納可能に構成するとともに、この格納状態において、前記搬入口が開放状態にあるよう構成してある請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の田植機用苗の積載装置。
  6. 前記配列用搬送装置を、前端側の支点を中心に上下揺動可能に構成するとともに、配列用搬送装置の終端側に接地追従用の遊転輪を備え、かつ、この遊転輪を前記配列用搬送装置の横幅内に位置させてある請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の田植機用苗の積載装置。
  7. 前記配列用搬送装置の終端側に、水田周囲に形成された水路等の構造物に対する案内体を備えてある請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の田植機用苗の積載装置。
  8. 前記配列用搬送装置に、搬送される育苗箱に薬剤や水を散布する散布装置を備えてある請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の田植機用苗の積載装置。
  9. 前記配列用搬送装置の終端部に、搬送終端に達した育苗箱の複数を、積層状態、あるいは、もたれ掛け縦姿勢で並べ置く整列機構を装備してある請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の田植機用苗の積載装置。
  10. 前記配列用搬送装置の終端部での箱搬送状態の検出に基づいて強制搬送を制御する配列用搬送制御手段を備えてある請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の田植機用苗の積載装置。
  11. 前記枠体が走行車体に搭載装備されるとともに、この走行車体の移動速度に応じて前記配列用搬送装置の搬送速度を自動変更する配列用搬送制御手段を備えてある請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の田植機用苗の積載装置。
  12. 前記配列用搬送制御手段が、遊転自在な接地輪の回転によって前記配列用搬送装置を駆動するよう構成したものである請求項11記載の田植機用苗の積載装置。
  13. 前記枠体を走行車体に搭載装備するとともに、前記配列用搬送装置の終端部が走行車体より横外方に突出するよう、配列用搬送装置を走行車体の進行方向に対して傾斜させた姿勢に切り換え可能に構成してある請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の田植機用苗の積載装置。
  14. 前記配列用搬送装置を搬送方向に伸縮可能に構成してある請求項1ないし請求項13のいずれか一項に記載の田植機用苗の積載装置。
  15. 前記枠体を走行車体に搭載装備するとともに、2組の前記配列用搬送装置を左右両側に配置してある請求項1ないし請求項14のいずれか一項に記載の田植機用苗の積載装置。
  16. 前記枠体を走行車体に搭載装備するとともに、この走行車体の後進に連動して育苗箱搬出作動が停止されるよう構成してある請求項1ないし請求項15のいずれか一項に記載の田植機用苗の積載装置。
  17. 前記枠体を走行車体に搭載装備するとともに、前記配列用搬送装置の終端部に、地面に係止される対地係止部材を備え、走行車体の後進によって対地係止部材が地面に係止されることで、配列用搬送装置が折り込み短縮されるよう構成してある請求項1ないし請求項16のいずれか一項に記載の田植機用苗の積載装置。
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