JP3451161B2 - 鋼管杭の防食施工方法 - Google Patents

鋼管杭の防食施工方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば桟橋などの
海洋構造物に用いられている鋼管杭の、飛沫帯や干満帯
の腐食を防止するための、防食施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼管杭の潮の飛沫帯や干満帯は腐食の進
行が早いために、表面に防食テープを巻きあるいは更に
合成樹脂等の保護シートで被覆する等の防食施工方法が
行なわれている。しかし防食テープや合成樹脂は機械的
強度が不十分であるために、流木や小舟の衝突などによ
って損壊し易いという問題点がある。
【0003】図3は実公昭56−9702号公報の防食
被覆体である。即ち鋼管杭11の外面に防食材含浸テー
プ12を配し、その外面に耐食金属のカバー13を配す
る。尚耐食金属のカバー13の両端部には締めつけ部1
5を溶接等により形成し、ボルトナット14で締めつけ
る。図3の方法は、耐食合金のカバー13を有するため
に、流木や小舟が衝突しても損壊し難い。しかし耐食合
金がチタンまたはチタン合金の場合は、チタンまたはチ
タン合金の溶接は格別のシールド下で行うため、溶接に
よる締めつけ部15の形成はコストが高い。またチタン
またはチタン合金のボルト・ナットも高価であり、この
方法はコストが高い。更に施工は海水中で行うが、多数
のボルト・ナットを締めつけるこの方法は効率が悪い。
【0004】図4は特開平7−166568号公報の防
食構造体で(A)は全体の説明図、(B)はTi薄板の
説明図、(C)は図4(A)の矢視イ−イ横断面の拡大
図である。即ち鋼管杭11の外面に耐海水性絶縁材12
を配し、その外面にチタン板13を配する。この際チタ
ン板の両端部には外向きの折曲げ部9を形成し、C形状
に加工したチタンの嵌合部材16を用いて、チタン板1
3の両端部9を連結する。
【0005】図4の防食構造体は、両端の折曲げ部9を
嵌合部材16のC型の内部に一緒に収納することにより
チタン板の両端を簡易に連結することができる。このた
め図3の方法よりもコストが安くまた効率が良い。しか
し図4で両端の折曲げ部9を嵌合部材16のC型の内部
に一緒に収納するためには、耐海水性絶縁材12の外周
長よりも長いチタン板13を用いる。このため耐海水性
絶縁材12とチタン板13の間には隙間が形成され易
く、年数が経過すると耐海水性絶縁材12は隙間に沿っ
て移動して偏在しあるいはチタン板13と擦れ合って損
耗して耐海水性絶縁材12の作用効果が低減するという
問題点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、既設の鋼管
杭に対して容易に施工する事ができ、且つ施工後の年数
が経過しても防食の効果が低減する懸念がない、鋼管杭
の防食方法の提供を課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は(1)鋼管杭の
外周面に密着して設けた防錆層と、該防錆層の外周面を
覆う発泡プラスチック層と、該発泡プラスチック層を外
周から加圧しその外周面を覆うチタンまたはチタン合金
の薄板製の保護カバーとを有する複数の帯状の防食帯
を、鋼管杭の飛沫帯・干満帯に縦方向に竝べて配するこ
とを特徴とする、鋼管杭の防食施工方法である。
【0008】本発明は(2)チタンまたはチタン合金の
薄板製の保護カバーが、両端に5mm〜50mmの外向きの
折り返しを形成した帯状のチタンまたはチタン合金の薄
板を発泡プラスチック層の外周面に沿って配し、両折り
返し部が互に突き合わせ状態になる迄接近させる事によ
り発泡プラスチック層を外周から加圧し、別途作成した
横断面がC字状のサヤ管を用いて両方の折り返しをサヤ
管のC字の内部に一緒に嵌入するこにより両端部を連結
して形成した、チタンまたはチタン合金の薄板製の保護
カバーである事を特徴とする、前記(1)の鋼管杭の防
食施工方法である。
【0009】また(3)チタンまたはチタン合金の薄板
製の保護カバーが、両端に5mm〜50mmの外向きの折り
返しを形成した複数枚のチタンまたはチタン合金の薄板
を発泡プラスチック層の外周面に沿って配し、該外周面
に沿って隣接するチタンまたはチタン合金の薄板の折り
返し部を相互に突き合わせ状態になる迄接近させ、別途
作成した横断面がC字状の複数本のサヤ管のそれぞれを
用いて、一のチタンまたはチタン合金の薄板の折り返し
と、該外周面に沿って隣接する他のチタンまたはチタン
合金の薄板の折り返しとを同一のサヤ管のC字の内部に
一緒に収納する事により、複数枚のチタンまたはチタン
合金の薄板を円周方向に相互に連結して形成した、チタ
ンまたはチタン合金の薄板製の保護カバーである事を特
徴とする、前記(1)の鋼管杭の防食施工方法である。
【0010】また(4)複数の帯状の防食帯を鋼管杭の
飛沫帯・干満帯に縦方向に竝べて配する方法が、最下部
の防食帯の下に受け台を設け、最下部の防食帯は該受け
台上に鋼管杭とチタンまたはチタン合金の薄板との間に
金属の連結がないように載置する方法であることを特徴
とする、前記(2)または(3)の、鋼管杭の防食施工
方法である。
【0011】また(5)複数の帯状の防食帯を鋼管杭の
飛沫帯・干満帯に縦方向に竝べて配する方法が、上の防
食帯の下端が隣接する下の防食帯の上端の外径の内部に
重ね合わせ状に配される方法である、前記(2)または
(3)または(4)に記載の、鋼管杭の防食施工方法で
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の防食施工方法の例
の説明図である。本発明では鋼管杭1の外周面に密着し
て防錆層2を設ける。防錆層2は、例えば市販の防錆剤
であるペトロラタムを含浸せしめた帯状の布を鋼管杭1
の外面に密着状に巻きつけることによって形成すること
ができる。施工に際しては、例えば鋼管杭の表面付着物
を除去し、サンドブラストで素地調整し、ペトロラタム
のペーストを塗布し、その上からペトロラタムを含浸し
たテープを固く巻きつけて防錆層を形成することが好ま
しい。
【0013】防錆層2の外周面には発泡プラスチック層
4を設けるが、例えば三次元の方向に連通した多数の孔
を有する市販の発泡ポリエチレンの帯状のシートを防錆
層2の外周面に巻きつけることによって形成することが
できる。
【0014】本発明の帯状の防食帯8−1あるいは8−
2は、発泡プラスチック層4を外周から加圧し発泡プラ
スチック層4の外周を覆うチタンまたはチタン合金の薄
板製の保護カバー3を有する。本発明者等の知見による
と、チタンまたはチタン合金は海水中で極めて耐食性が
優れているために、長期間使用しても腐食による損傷が
ない。このため本発明では保護カバーはチタンまたはチ
タン合金の薄板で形成する。チタンまたはチタン合金の
薄板としては板厚が0.3mm〜1.0mmのものが軽量で
あり施工時の取扱いが容易である。
【0015】尚施工に際して、発泡ポリエチレンのシー
トを一方の面に貼りつけたチタンまたはチタン合金の薄
板を予め作成し、発泡ポリエチレンのシートを内側にし
てこれを防錆層の外周に巻きつけると、発泡ポリエチレ
ン層と保護カバーとを同時に簡易に形成することができ
る。
【0016】例えば図1の防食帯8−2において、帯状
のチタンまたはチタン合金の薄板の両端に5mm〜50mm
の巾の外向きの折り返し部6,6’を設け、この帯状の
チタンまたはチタン合金の薄板を発泡プラスチック層4
の外周面に沿って配し、両折り返し部6と6’が互に突
き合わせ状態になる迄接近させると発泡プラスチック層
2は外周から加圧される。
【0017】例えば市販のベルト結束機を補助具として
用いて、ベルトを帯状のチタンまたはチタン合金の薄板
の外周に回し、ベルトを締めつけると、両折り返し部6
と6’を容易に突き合わせ状態になるまで接近させるこ
とができる。この際、別途作成した横断面がC字状のサ
ヤ管を用いて両方の折り返し部6と6’とをサヤ管のC
字の内部に一緒に嵌入すると、図4(C)で述べたと同
様に、帯状のチタンまたはチタン合金の薄板の両端は相
互に結合される。この際本発明では発泡プラスチック層
4を外周から加圧しその外周面を覆うチタンまたはチタ
ン合金の薄板製の保護カバーが形成される。
【0018】図1は、一枚の帯状のチタンまたはチタン
合金の薄板を用いた保護カバー3の例であるが、鋼管杭
1が大径管の場合には帯状のチタンまたはチタン合金の
薄板も長尺のものとなり、施工における取扱いが厄介に
なる。この際には短尺の帯状のチタンまたはチタン合金
の薄板を複数枚円周方向に相互に連結して用いるが、図
1の折り返し部をサヤ管を用いて連結する連結方法は、
複数枚のチタンまたはチタン合金の薄板を相互に連結す
る際にも用いる事ができる。
【0019】即ち複数枚のチタンまたはチタン合金の薄
板を用いる際は、それぞれの帯状のチタンまたはチタン
合金の薄板の両端に5mm〜50mmの巾の折り返し部を形
成し、発泡プラスチック層4の外周面に沿って配し、例
えば市販のベルト結束機のベルトを円周状に竝べた複数
のチタンまたはチタン合金の薄板の外周に回し、ベルト
を締めつけて、隣接するチタンまたはチタン合金の薄板
の折り返し部が相互に突き合わせ状態になるまで接近さ
せる。この状態で突き合わせ部の隣接するチタンまたは
チタン合金の薄板の2ヶの折り返し部を、サヤ管のC字
の内部に一緒に嵌入する。この方法によると、複数枚の
チタンまたはチタン合金の薄板を円周方向に相互に連結
して形成したチタンまたはチタン合金の薄板製の保護カ
バーを作成することができる。
【0020】本発明では複数の帯状の防食帯を鋼管杭の
飛沫帯・干満帯に縦方向に竝べて配する。この防食施工
は、鋼管杭の表面に2m〜5mの長さに亘って行う事が
多い。長さが2m〜5mの防食施工を、縦方向に分割し
ない一体物として形成する際は、使用する部材が大きく
また重くなるために施工が容易ではない。このため本発
明では縦方向に分割された複数の帯状の防食帯を用い
る。
【0021】図1で、鋼管杭1の干満帯よりも下方に受
け台5を設ける。最下部の防食帯8−1は、該受け台5
上に鋼管杭1とチタンまたはチタン合金の薄板の保護カ
バー3との間に金属の連結がないように載置する。図2
は受け台5の例の説明図である。鋼管杭1の外周に鋼製
のスリーブ5−1を、例えばボルトナット10を用いて
強固に留めつける。鋼製スリーブ5−1上に防食帯8−
1を直接に載置すると鋼管杭1とチタンまたはチタン合
金の薄板の保護カバー3の間に鋼製のスリーブ5−1を
介した金属の連結が発生し、鋼管杭1や鋼製スリーブ5
−1が腐食し易い。従って本発明では、鋼製スリーブ5
−1上に例えばプラスチック製のプレート5−2を配
し、プラスチック製のプレート5−2上に最下部の防食
帯8−1を載置する。この際はプラスチック製のプレー
ト5−2があるために、鋼管杭1とチタンまたはチタン
合金の薄板の保護カバー3の間には金属の連結がなく、
鋼管杭1や鋼製スリーブ5−1の腐食の進行を防止す
る。
【0022】プラスチック製のプレートに代えて例えば
エポキシ樹脂のパテを鋼製のスリーブ5−1の上面に配
し、あるいはプラスチック製のプレート5−2の上面に
更にエポキシ樹脂のパテを配し、エポキシ樹脂のパテ上
に最下部の防食帯8−1を載置すると、簡易にあるいは
更に強力に、鋼管杭とチタンまたはチタン合金の薄板製
の保護カバーとの間の金属の連結を防止することができ
る。
【0023】図1で、上の防食帯8−2は、その下端を
隣接する下の防食帯8−1の上端の外径の内部に重ね合
わせ状に配する事が好ましい。重ね合わせ状に配する
と、8−1と8−2の境目に流木や小舟が衝突しても防
食帯は損傷し難い。また長期間の使用で発泡プラスチッ
ク層4が老化しても保護カバー3の下部から落下し逸散
する事がなく、防錆層2や発泡プラスチック層4は長期
間に亘って施工時と同じ形に保持される。
【0024】この際には上の防食帯8−2の下端の外径
は下の防食帯8−1の上端の外径よりも小さくする事が
必要となるが、これは例えば8−1や8−2を上向き台
型に形成し、あるいは8−2を8−1よりも外径が小さ
い円筒に形成すればよい。またチタンまたはチタン合金
の薄板は板厚が薄く変形し易いために、防食帯8−2を
形成した後で例えば市販のベルト結束機を用いてベルト
を保護カバーの下部の外周に回して強く締め上げると、
チタンまたはチタン合金の薄板は変形し、防食帯8−2
の下部は絞られてその外径は小さくなる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、チタンまたはチタン合金の薄
板製の保護カバー3を有するために、あるいは上の防食
帯8−2は下の防食帯8−1に重ね合わせ状に配されて
いるために、流木や小舟が衝突しても損壊し難い。また
折り返し6とサヤ管7を用いる帯状チタンまたはチタン
合金の薄板の両端の連結は簡易でありコストが安い。ま
た防錆層2とチタンまたはチタン合金製の保護カバー3
との間には隙間がなく、防錆層2は弾力性のある発泡プ
ラスチック層4により押しつけられているために、長期
間に亘っても防錆層2が移動し偏在する懸念はなく、ま
た損耗する懸念もない。また本発明で用いるチタンまた
はチタン合金の薄板は海水中での耐食性が極めて優れて
いるために、板厚が薄く従って軽量のものが使用でき
る。また複数枚の短尺のチタンまたはチタン合金の薄板
を円周方向に連結して使用する事ができ、あるいは複数
に分割した防食帯を用いる。従って施工に際しては大型
の資材の取扱いが不必要であり、海水中での施工が容易
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の防錆施工方法の説明図。
【図2】は受け台の例の説明図。
【図3】は従来の例の説明図。
【図4】は従来の例の説明図。
【符号の説明】
1:鋼管杭、 2:防食層、 3:チタンまたはチタン
合金の薄板製の保護カバー、 4:発泡プラスチック
層、 5:受け台、 6,6’:折り返し部、7:サヤ
管、 8(8−1,8−2):帯状の防食帯、 9:外
向きの折曲げ部、 10:嵌合部材、 11:鋼管杭、
12:防食材含浸テープ、 13:耐食金属カバー
(チタン板)、 14:ボルト・ナット、 15:締め
つけ具、16:嵌合部材。
フロントページの続き (72)発明者 石田 雅己 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 新日本製鐵株式会社内 (72)発明者 高橋 康雄 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 新日本製鐵株式会社内 (72)発明者 川端 規之 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 新日本製鐵株式会社内 (72)発明者 土居 一幸 東京都千代田区岩本町二丁目十一番九号 日鉄防蝕株式会社内 (72)発明者 船山 嘉実 東京都千代田区岩本町二丁目十一番九号 日鉄防蝕株式会社内 (72)発明者 斉藤 明宏 東京都千代田区岩本町二丁目十一番九号 日鉄防蝕株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−44948(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 31/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼管杭の外周面に密着して設けた防錆層
    と、該防錆層の外周面を覆う発泡プラスチック層と、該
    発泡プラスチック層を外周から加圧しその外周面を覆う
    チタンまたはチタン合金の薄板製の保護カバーとを有す
    る複数の帯状の防食帯を、鋼管杭の飛沫帯・干満帯に縦
    方向に竝べて配することを特徴とし、かつ、チタンまた
    はチタン合金の薄板製の保護カバーが、両端に5mm〜5
    0mmの外向きの折り返しを形成した帯状のチタンまたは
    チタン合金の薄板を発泡プラスチック層の外周面に沿っ
    て配し、両折り返し部が互に突き合わせ状態になるまで
    接近させる事により発泡プラスチック層を外周から加圧
    し、別途作成した横断面がC字状のサヤ管を用いて両方
    の折り返しをC字の内部に一緒に嵌入することにより両
    端部を連結して形成した、チタンまたはチタン合金の薄
    板製の保護カバーである事を特徴とする、鋼管杭の防食
    施工方法。
  2. 【請求項2】鋼管杭の外周面に密着して設けた防錆層
    と、該防錆層の外周面を覆う発泡プラスチック層と、該
    発泡プラスチック層を外周から加圧しその外周面を覆う
    チタンまたはチタン合金の薄板製の保護カバーとを有す
    る複数の帯状の防食帯を、鋼管杭の飛沫帯・干満帯に縦
    方向に竝べて配することを特徴とし、かつ、チタンまた
    はチタン合金の薄板製の保護カバーが、両端に5mm〜5
    0mmの外向きの折り返しを形成した複数枚のチタンまた
    はチタン合金の薄板を発泡プラスチック層の外周面に沿
    って配し、該外周面に沿って隣接するチタンまたはチタ
    ン合金の薄板の折り返し部を相互に突き合わせ状態にな
    る迄接近させることにより発泡プラスチック層を外周か
    ら加圧し、別途作成した横断面がC字状の複数本のサヤ
    管のそれぞれを用いて、一のチタンまたはチタン合金の
    薄板の折り返しと、該外周面に沿って隣接する他のチタ
    ンまたはチタン合金の薄板の折り返しとを同一のサヤ管
    のC字の内部に一緒に嵌入する事により、複数枚のチタ
    ンまたはチタン合金の薄板を円周方向に相互に連結して
    形成した、チタンまたはチタン合金の薄板製の保護カバ
    ーである事を特徴とする、鋼管杭の防食施工方法。
  3. 【請求項3】複数の帯状の防食帯を鋼管杭の飛沫帯・干
    満帯に縦方向に竝べて配する方法が、最下部の防食帯の
    下に受け台を設け、最下部の防食帯は該受け台上に鋼管
    杭とチタンまたはチタン合金の薄板製の保護カバーとの
    間に金属の連結がないように載置する方法であることを
    特徴とする、請求項1または2に記載の、鋼管杭の防食
    施工方法。
  4. 【請求項4】複数の帯状の防食帯を鋼管杭の飛沫帯・干
    満帯に縦方向に竝べて配する方法が、上の防食帯の下端
    が隣接する下の防食帯の上端の外径の内部に重ね合わせ
    状に配される方法である、請求項1または2または3に
    記載の、鋼管杭の防食施工方法。
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