JP4802132B2 - 防食鋼管抗およびその製造方法 - Google Patents
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Description
このような防食鋼管抗としては、スパイラル状に溶接形成した高耐食金属の鞘管に鋼管を挿入し、鋼管と鞘管との隙間に樹脂を充填して製造されるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、鋼管杭に樹脂を被覆して樹脂被複層を形成してから、樹脂被複層の表面に接着用樹脂を塗布した後、接着用樹脂が未硬化のうちに所要枚数の高耐食金属板を互いに所定幅ずつラップさせて貼り付け、接着用樹脂が硬化した後に高耐食金属板のラップ部をシーム溶接して製造される防食鋼管抗も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
一方、前記特許文献2に記載された従来の防食鋼管抗では、特許文献1の防食鋼管抗と比較して、樹脂被複層の膜厚が均一にできることから材料コストの増大が防止できるものの、未硬化の接着剤の上に高耐食金属板を設置することが困難であり、製造作業の作業性が低下してしまうという問題がある。すなわち、接着用樹脂を所要の厚さ(例えば、0.1〜10mmの範囲で調整)に塗布しても、金属板を貼り付ける際に末硬化の接着用樹脂が変形して接着層の層厚が変動してしまったり、あるいは金属板がずれてしまうことがある。特に、鋼管径が大きいときには金属板が多数必要になるため、位置合わせが一層困難となって作業効率が悪化してしまう。
また、特許文献2の防食鋼管抗では、高耐食金属板のラップ部を溶接(例えば、シーム溶接)する際、入熱により樹脂被複層や接着用樹脂が変形したり損傷したりする可能性がある。その場合には、溶接中の金属板が変形することにより、金属板同士の接触面積が大きくなって接触抵抗が低下し、溶け込みが不十分となる可能性があり(シーム溶接は抵抗溶接のため)、金属被覆層の溶接の品質が低下し波浪などにより溶接部から破壊しやすくなってしまう。また、溶接熱により樹脂被複層まで変形、損傷した場合には、防食層が劣化して防食耐久性が低下する可能性もある。さらには、溶接熱により樹脂被複層や接着用樹脂が変形して金属板との間に隙間ができると、この隙間が水道となって、接着剤と金属板あるいは樹脂被複層との接着力が早期に低下するなど防食耐久性が低下する可能性もある。
また、高耐食金属板を巻き付けて金属被覆層を形成することで、接着層と金属板とのずれが防止できるとともに、高耐食金属板の位置合わせが容易にでき、高耐食金属板の設置の作業性を良好にして生産効率を向上させることができる。さらに、高耐食金属板に第1厚板部および第2厚板部を設けておき、これらの第1厚板部および第2厚板部に接合帯板を溶接接合して金属被覆層を形成する。これにより、接着層や樹脂被覆層への溶接熱の入熱を抑制して熱による接着層や樹脂被覆層の変形、破損が防止でき、高耐食金属板と接合帯板との溶接品質を確保することができるとともに、接着層と金属板あるいは樹脂被複層との接着力も確保することができる。
従って、樹脂被覆層、接着層および金属被覆層それぞれを高品質に形成することができ、超長期耐久性が確保されかつ耐衝撃性に優れた防食鋼管抗が実現できる。
このような構成によれば、複数の金属板同士を予め溶接接合して所要サイズの1枚の高耐食金属板を製作することで、低コストで高耐食金属板を生産効率よく製造し、金属被覆層の品質を向上させることができる。すなわち、高耐食金属板のサイズとしては、防食鋼管抗の飛沫帯や干満帯に対応した軸方向の長さ寸法Lと、周方向の幅寸法Wとが必要とされるが、高耐食金属板を圧延製造する際の幅寸法W’が限定されるために、製造幅寸法W’が長さ寸法Lおよび幅寸法Wのいずれよりも小さい場合には、1枚の金属板から高耐食金属板を構成することが困難となる。ここで、製造幅寸法W’を任意に大きくすることが可能な圧延製造装置を用いて高耐食金属板を製造することも考えられるが、このような製造装置では、装置コストが増加してしまうという問題が生じる。このため、必要とされる周方向の幅寸法Wを所定数に分割した寸法が製造幅寸法よりも小さくなるように設定し、分割した複数の金属板同士を接合することで、各種径寸法の鋼管に対応した幅寸法Wを有した高耐食金属板を低コストに製造することができる。
また、複数の金属板同士を溶接接合した溶接線の方向を鋼管抗本体の軸方向に平行としたことで、高耐食金属板の巻きつけが容易にできるとともに、巻き付けの際に溶接部分に過大な応力が生じず、巻き付け後の高耐食金属板の品質を確保することができる。
ここで、第1バックアップ材および第2バックアップ材を高耐食金属板に固定する手段としては、溶接や粘着テープ、接着剤等の適宜な手段が利用可能である。
この際、溶接や粘着テープや接着剤によって前記第1バックアップ材および第2バックアップ材を前記高耐食金属板の内周面に固定する際には、高耐食金属板との間に、金属板巻き付けの際に接着剤が入らないように、鋼管の軸方向に沿って2列でシールするように固定することが好ましい。さらに、2列で固定する場合には、1列を連続溶接し、他の1列を粘着テープなどによって固定すると巻きつけ時に高耐食金属板のスプリングバックが小さくなるので高耐食金属板を巻き付けしやすいのでさらに好ましい。
また、第1バックアップ材および第2バックアップ材としては、高耐食金属板と同種の金属材料から構成されたものでもよく、また異種の材料から構成されたものでもよいが、防食上は同種の材料を用いて第1バックアップ材および第2バックアップ材を構成することが好ましい、すなわち同種の材料を用いれば、異種金属接触腐食を防止することができる。一方、バックアップ材に高耐食金属板と異種の材料を用いる場合は、設置される環境(海洋環境)において高耐食金属板より卑な電位を示し、かつ高耐食金属板との電位差が小さい材料を用いるのが好ましい。
このような構成によれば、高耐食金属板の内周面、すなわち接着層および樹脂被覆層の側に第1バックアップ材および第2バックアップ材を設けたことで、接合帯板を溶接接合する際の溶接熱が分散され、接着層および樹脂被覆層に対する溶接熱の影響を軽減することができる。
このような構成によれば、鋼管本体の軸方向に沿った長尺の接合帯板を第1厚板部および第2厚板部に対して連続的にシーム溶接することができ、溶接品質を確保しつつコストを低減することができる。さらに、樹脂被覆層および接着層に重なった高耐食金属板の外面側からシーム溶接する際に、第1厚板部および第2厚板部を設けたことで、電気抵抗値が安定するため溶接品質(ピール強度)を向上させることができる。また、連続的にシーム溶接することで溶接部からの腐食因子の侵入を防止することができる。さらにまた、シーム溶接によれば、アーク溶接よりも低コストで溶接できるほか、前記接着層や前記樹脂被覆層等の樹脂への入熱を抑制することができる。
さらに、本発明の防食鋼管抗では、前記高耐食金属板の上端縁と前記樹脂被覆層との間、および前記高耐食金属板の下端縁と前記樹脂被覆層との間のうち、少なくとも一方が樹脂でシールされることが好ましい。
このような構成によれば、接合帯板を溶接接合した後に接合帯板の内面と高耐食金属板の外面とに隙間ができたり、高耐食金属板の上端縁および下端縁の少なくとも一方と樹脂被覆層とに隙間ができたりしても、これらの隙間を樹脂で塞ぐことで、海水の浸入を防止することができ、耐食性を向上させることができる。
このような構成によれば、高耐食金属板により前記接着層や前記樹脂被覆層の耐食性を高めて防食鋼管抗の超長期耐久性や高耐衝撃性を確保することができる。
また、高耐食金属板を巻き付けて金属被覆層を形成することで、接着層と金属板とのずれが防止できるとともに、高耐食金属板の位置合わせが容易にでき、高耐食金属板の設置の作業性を良好にして生産効率を向上させることができる。さらに、高耐食金属板の第1厚板部および第2厚板部に接合帯板を溶接接合することで、接着層や樹脂被覆層への溶接熱の入熱を抑制し、熱による接着層や樹脂被覆層の変形、破損が防止でき、高耐食金属板と接合帯板との溶接品質を確保することができるとともに、接着層と金属板あるいは樹脂被複層との接着力も確保することができる。
従って、樹脂被覆層、接着層および金属被覆層それぞれを高品質に形成することができ、これにより超長期耐久性が確保されかつ耐衝撃性に優れた防食鋼管抗を製造することができる。
このような構成によれば、鋼管抗本体を回転させて高耐食金属板を巻き付けることで、巻き付け作業の効率化を図り、生産性を高めることができる。さらに、押圧手段により高耐食金属板と樹脂被覆層との間隔を保持した状態で、この間隔部分に樹脂接着剤を充填することで、接着層の層厚を均一にすることができるとともに、高耐食金属板と樹脂被覆層との安定した接着力を得ることができる。
このような構成によれば、樹脂接着剤による所定の接着強度が得られるまで押圧手段で高耐食金属板の終端部を押圧することで、高耐食金属板のずれを防止するとともに接着力を安定させることができ、高耐食金属板と樹脂被覆層とを確実に接着させて高品質な防食鋼管抗を製造することができる。
図1は、本発明の防食鋼管抗を示す一部を断面した斜視図である。図2は、防食鋼管抗を示す断面図である。図3(A),(B)は、それぞれ防食鋼管抗の高耐食金属板を示す断面図および正面図である。
図1〜図3において、本発明の防食鋼管抗1は、鋼管抗本体2と、この鋼管抗本体2の軸方向所定領域の外周面に被覆された樹脂からなる樹脂被覆層3と、この樹脂被覆層3の外面に接着層4を介して巻き付け固定された高耐食金属板51を有した金属被覆層5とを備えて構成されている。この防食鋼管抗1は、海洋の桟橋などで使用されるものであって、主として海面近傍の飛沫帯や干満帯を所定領域として、樹脂被覆層3および金属被覆層5が設けられている。樹脂被覆層3は、ポリエチレンやウレタン樹脂、ポリプロピレン等の防食性に優れた樹脂から構成され、高耐食金属板51は、チタンや耐海水ステンレス鋼(例えばSUS316、SUS317、SUS317にCu、N等を添加して耐孔食性等を改善したステンレス鋼など)の高耐食金属から構成されている。
なお、以上の各部寸法は、一例を示したにすぎず、樹脂被覆層3や接着層4の層厚、高耐食金属板51の板厚等は、設計条件に応じて適宜設定可能である。すなわち、高耐食金属板51の板厚としては、0.1mm以上1.0mm以下の範囲で設定されていることが経済性や製造しやすさや耐衝撃性の点で好ましい。
図4は、防食鋼管抗1の製造装置を示す斜視図である。図5〜図10は、防食鋼管抗1の製造手順を示す断面図である。
本実施形態において、防食鋼管抗1は、鋼管抗本体2を回転可能に支持する回転支持手段としての4つの回転用ロールR1と、この回転用ロールR1で支持された鋼管抗本体2に対して所定の間隔を保持した状態で高耐食金属板51を押圧する押圧手段としての押圧用ロールR2とを有した製造装置を用いて製造される。押圧用ロールR2は、一対のスペーサSを備え、このスペーサSによって鋼管抗本体2に対する所定の間隔が保持できるように構成されている。さらに、製造装置には、樹脂被覆層3と高耐食金属板51との間に接着層4を構成するウレタン樹脂やエポキシ樹脂などの樹脂接着剤4’を充填する充填装置(スプレーやスリットノズルなど、図示略)や、高耐食金属板51に接合帯板58を抵抗シーム溶接するための溶接装置SW(図9)等が設けられている。
(1)すなわち、鋼管抗本体2の外周に樹脂被覆層3を形成してから、その外面に接着層4を介して巻き付け固定した高耐食金属板51で金属被覆層5を形成したので、樹脂被覆層3を所定の層厚に形成することができ、防食耐久性を確保しつつ、樹脂被覆層3の樹脂を節約して材料コストの増加を防止することができる。
例えば、前記実施形態においては、高耐食金属板51として、複数(4枚)の金属板52を互いに溶接した大板としたが、これに限らず、単一(1枚)の大板から高耐食金属板を構成してもよい。また、複数の金属板を互いに溶接して高耐食金属板を構成する場合でも、金属板の枚数は、適宜に設定することができ、2枚や3枚、あるいは5枚以上の金属板で高耐食金属板を構成してもよい。
さらに、前記実施形態では、複数の金属板52を互いに溶接して高耐食金属板51を構成する際に、鋼管抗本体2の軸方向に平行に溶接線Bが形成される方向に金属板52同士を接合したが、これに限らず、次の図11に示すように、金属板52同士を溶接する溶接線Bが鋼管抗本体2の周方向(軸方向と交差する方向)になるように金属板52同士を接合してもよい。
さらに、前記実施形態では、複数の金属板52の端部をラップさせ、この端部同士をシーム溶接して高耐食金属板51を形成したが、これに限らず、複数の金属板の端縁同士を突き合わせてTig溶接やレーザー溶接等で接合したものでもよい。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (10)
- 鋼管抗本体と、この鋼管抗本体の軸方向所定領域の外周面に被覆された樹脂からなる樹脂被覆層と、この樹脂被覆層の外面に接着層を介して巻き付け固定された高耐食金属板を有した金属被覆層とを備えた防食鋼管抗であって、
前記金属被覆層は、前記高耐食金属板と、
前記高耐食金属板における前記樹脂被覆層への巻き付け始端部から周方向に所定距離だけずれて位置しかつ前記鋼管抗本体の軸方向に沿って延びる第1厚板部と、
前記高耐食金属板における巻き付け終端部の近傍に位置しかつ前記鋼管抗本体の軸方向に沿って延びる第2厚板部と、
前記第1厚板部よりも前記始端部側に前記終端部が位置した状態で前記始端部の外面に前記終端部側の前記高耐食金属板を重ねた重複部と、
前記第1厚板部および第2厚板部の外面に跨って設けられかつ前記鋼管抗本体の軸方向に沿って延びる接合帯板と
を有して構成され、
前記高耐食金属板の終端部側に向かう巻き付け方向に沿って前記第2厚板部、終端部、第1厚板部の順で設けられ、前記鋼管杭本体の径方向における前記終端部の外側を前記接合帯板が覆って設けられるとともに、当該接合帯板の両端部と前記第1厚板部および第2厚板部とが溶接接合されたことを特徴とする防食鋼管抗。 - 請求項1に記載の防食鋼管抗において、
前記高耐食金属板は、前記鋼管抗本体の軸方向に沿って長尺な複数の金属板の長手端縁同士を互いに溶接接合して構成されることを特徴とする防食鋼管抗。 - 請求項1または請求項2に記載の防食鋼管抗において、
前記第1厚板部および第2厚板部は、それぞれ前記高耐食金属板の内周面に固定された第1バックアップ材および第2バックアップ材を含んで構成されることを特徴とする防食鋼管抗。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の防食鋼管抗において、
前記第1厚板部および第2厚板部と前記接合帯板とがシーム溶接で接合されることを特徴とする防食鋼管抗。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の防食鋼管抗において、
前記接合帯板の内面と前記高耐食金属板の外面との間に樹脂が充填されることを特徴とする防食鋼管抗。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の防食鋼管抗において、
前記高耐食金属板の上端縁と前記樹脂被覆層との間、および前記高耐食金属板の下端縁と前記樹脂被覆層との間のうち、少なくとも一方が樹脂でシールされることを特徴とする防食鋼管抗。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の防食鋼管抗において、
前記高耐食金属板がチタンまたは耐海水ステンレス鋼からなることを特徴とする防食鋼管抗。 - 鋼管抗本体と、この鋼管抗本体の軸方向所定領域の外周面に被覆された樹脂からなる樹脂被覆層と、この樹脂被覆層の外面に接着層を介して巻き付け固定された高耐食金属板からなる金属被覆層とを備えた防食鋼管抗の製造方法であって、
前記鋼管抗本体の外周面に樹脂被覆層を被覆するとともに、
前記高耐食金属板における前記樹脂被覆層への巻き付け始端部から周方向に所定距離だけずれた位置に前記鋼管抗本体の軸方向に沿って延びる第1厚板部を形成し、
前記高耐食金属板における巻き付け終端部の近傍位置に前記鋼管抗本体の軸方向に沿って延びる第2厚板部を形成しておき、
前記高耐食金属板の始端部を前記樹脂被覆層外面の所定位置に位置決めしてから、これらの高耐食金属板と樹脂被覆層との間に樹脂接着剤を充填しつつ前記高耐食金属板を前記樹脂被覆層の外面に巻き付け、
前記第1厚板部よりも前記始端部側に前記終端部が位置した状態で前記始端部の外面に前記終端部側の高耐食金属板を重ね、当該高耐食金属板の終端部側に向かう巻き付け方向に沿って前記第2厚板部、終端部、第1厚板部の順で配置しておき、
前記鋼管抗本体の軸方向に沿って延びる接合帯板を前記第1厚板部および第2厚板部の外面に跨って配置し、前記鋼管杭本体の径方向における前記終端部の外側を前記接合帯板で覆うとともに、当該接合帯板の両端部と前記第1厚板部および第2厚板部とを溶接接合することを特徴とする防食鋼管抗の製造方法。 - 請求項8に記載の防食鋼管抗の製造方法において、
前記鋼管抗本体を回転可能に支持する回転支持手段と、この回転支持手段で支持された前記鋼管抗本体に対して所定の間隔を保持した状態で前記高耐食金属板を押圧する押圧手段とを有した製造装置を用い、
前記回転支持手段により前記鋼管抗本体を回転させて前記高耐食金属板を前記樹脂被覆層の外面に巻き付けるとともに、前記押圧手段により前記高耐食金属板を前記樹脂被覆層に向かって押圧しつつ当該高耐食金属板と樹脂被覆層との間隔を保持し、この間隔に前記樹脂接着剤を充填することを特徴とする防食鋼管抗の製造方法。 - 請求項9に記載の防食鋼管抗の製造方法において、
前記高耐食金属板の終端部側が始端部の外面に重なるまで当該高耐食金属板を巻き付けてから、前記樹脂接着剤による所定の接着強度が得られるまで前記押圧手段で前記終端部を押圧した後に、前記接合帯板と前記第1厚板部および第2厚板部とを溶接接合することを特徴とする防食鋼管抗の製造方法。
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