JP3451021B2 - 半導体レーザ装置、及び半導体レーザ装置の製造方法 - Google Patents

半導体レーザ装置、及び半導体レーザ装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの記録
再生装置用の光源、特に、DVD、CD−Rの両ディス
クの記録再生が可能な記録再生装置用光源に好適な半導
体レーザ装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】DVDを記録再生するには、波長780
nmレーザ光では、光をディスク上のピットの大きさま
で絞り込むことができず、波長が635nm又は650
nmの半導体レーザを備えた装置が必要である。
【0003】一方、CD−Rのディスクに用いられる色
素は、波長635nm又は650nmのレーザ光では、
反射せずに透過していまい、ディスクを読み取ることが
できない。従って、CD−Rのディスクを記録再生する
には、波長780nmの半導体レーザを備えた装置が必
要となる。
【0004】CD、CD−ROM、CD−R、DVD
等、さまざまなディスクが普及している現在では、1つ
の記録再生装置で、すべてのディスクを記録再生するこ
とが必要である。特に、CD−RとDVDとを一つの記
録再生装置で記録、再生することができるようにするた
めには、上記の理由により、波長780nmの半導体レ
ーザと、波長635nm又は650nmの半導体レーザ
の2つを備えた半導体レーザ装置を用いなければならな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】DVDとCD−Rを一
つの記録再生装置で、記録再生するには、現在では、波
長780nmの半導体レーザと、波長635nm又は6
50nmの半導体レーザの2つを備えた半導体レーザ装
置を使用して、ピックアップを作らねばならず、ピック
アップが大型且つ複雑なものになる。
【0006】また、波長780nmの半導体レーザチッ
プと、波長635nm又は650nmの半導体レーザチ
ップの2つを、1つのパッケージ上に水平方向に取り付
けた半導体レーザ装置が提案されているが、これはレー
ザチップ幅やサブマウント幅の影響を受け、2つのレー
ザチップの発光点位置間隔が大きくなってしまうため、
ピックアップを作るのが困難であり、また、たとえ作れ
たとしてもさまざまな制約がある。
【0007】本発明は、DVDとCD−Rとを一つの記
録再生装置で、記録、再生するためのピックアップとし
て使用され、1つのパッケージから2つのレーザ光を出
射することができ、ピックアップを容易に小型化、単純
化することができる半導体レーザ装置およびその製造方
法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)に係
る半導体レーザ装置は、異なる波長を有する複数のレー
ザチップを、1パッケージに搭載した半導体レーザ装置
において、前記複数のレーザチップのうち、少なくとも
1つは、その端面を、そのレーザチップの導波路の端面
とは異なる領域が、前記導波路に対して鋭角の角度をつ
けて形成され、前記鋭角の角度をつけた領域は、反射鏡
として利用可能な、鏡面処理を施してなり、かつ、その
レーザチップの導波路端面は劈開されてなることによっ
て、上記の目的を達成する。
【0009】本発明(請求項2)に係る半導体レーザ装
置は、前記複数のレーザチップは、各光軸間の距離を1
60μm以下に合わせるように搭載されてなることによ
って、上記の目的を達成する。
【0010】本発明(請求項3)に係る半導体レーザ装
置の製造方法は、請求項1または2に記載の半導体レー
ザ装置を製造する際、反射鏡として利用可能な、鏡面処
理を施した後、レーザチップの導波路端面を劈開するこ
とによって、上記の目的を達成する。
【0011】以下、本発明の作用を説明する。
【0012】
【0013】
【0014】本発明においては、波長780nmの半導
体レーザチップと、波長635nm又は650nmの半
導体レーザチップが、光軸間の距離を160μm以下に
合わせるように、1つのパッケージに搭載されているた
め、1つのパッケージの半導体レーザ装置を用いるだけ
で、DVDとCD−Rとを1つの記録再生装置で記録再
生することができ、ピックアップを容易に小型化、単純
化することができる。
【0015】また、パッケージ内に余分な光学部品を設
置する必要がなく、部品数の低減と共に、アセンブリの
簡素化を実現する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施例を図示
により説明する。
【0017】図1はサブマウント3上の、2つのレーザ
チップの配置図を示す。レーザチップ1は、前端面を、
導波路16に対して鋭角の角度をつけて形成し、その前
端面を、自らの発振波長に対しては透明で、他の波長に
対しては反射する膜で端面コートしたレーザチップであ
る。レーザチップ2は、レーザチップ1と異なる波長で
発振するレーザチップである。
【0018】まず、サブマウント3上に、レーザチップ
1をダイボンドする。次にレーザチップ2のレーザ光1
9をレーザチップ1の前端面で反射するようにダイボン
ドを行う。このとき、レーザチップ2のレーザ光の光軸
19を、レーザチップ1のレーザ光の光軸18と一致す
るようにダイボンドすることにより、光学系からみて、
光軸を合わせることが可能になる。
【0019】図2に半導体レーザ装置の概略図を示す。
この図においては、わかりやすくするために、導波路1
6、17、レーザ光の光軸18、19は省略している。
ステム4の素子付け面にサブマウント3を介して、レー
ザチップ1とレーザチップ2とが取り付けられている。
レーザチップ1は、Auワイヤ線6により、リードピン
9に、レーザチップ2は、Auワイヤ線7により、リー
ドピン10に、それぞれ電気的に接続されている。
【0020】ステム4には光出力モニタ用ホトダイオー
ド5が取り付けられており、該光出力モニタ用ホトダイ
オード5は、Auワイヤ線8により、リードピン11に
電気的に接続されている。ステム4上のリードピン9、
10、11は、リードピン周りの絶縁材13、14、1
5により、ステム4とは電気的に絶縁されている。ステ
ム4上のリードピン12は、ステムと接続されている。
【0021】図3は、本発明の半導体レーザ装置の製造
方法を示すフローチャートである。
【0022】以上のごとく、本発明により、波長の異な
る複数個のレーザチップを1パッケージに、光学系から
みて、光軸を合わせるように、搭載することが可能とな
る。
【0023】次に本発明の他の実施例を図示により説明
する。
【0024】図4に、反射鏡として利用可能な鏡面処理
を施した面を持つレーザチップ101を示す。レーザチ
ップ101の導波路116に対して、鋭角の角度を持つ
面120を形成する。導波路116に対して鋭角の角度
を持つ面120に、鏡面処理を行い、反射鏡として利用
できる面120に加工する。その後不要部分121を劈
開により除去することにより、前端面122を形成す
る。これによって、前端面122は、鏡面処理の影響を
受けず、発光点が塞がれることを回避できる。
【0025】図5にサブマウント103上の、2つのレ
ーザチップの配置図を示す。レーザチップ101は、レ
ーザチップ101の導波路116と鋭角の、ある角度を
持って形成された、鏡面処理を施した面120をもつレ
ーザチップである。レーザチップ102は、レーザチッ
プ101と異なる波長で発振するレーザチップである。
【0026】まず、サブマウント103上に、レーザチ
ップ101をダイボンドする。次にレーザチップ102
のレーザ光119をレーザチップ101の鏡面処理を施
した面120で反射するようにダイボンドを行う。この
とき、レーザチップ101のレーザ光の光軸119を、
レーザチップ101のレーザ光の光軸118を平行とな
るようにダイボンドすることにより、光学系からみて、
光軸の距離を160μm以下に合わせることを実現す
る。
【0027】これらのレーザチップを配置した構成は、
最初の実施例の図2に示したものと大差ないので、ここ
では省略する。
【0028】本発明の他の実施例の半導体レーザ装置の
製造方法を示すフローチャートは、最初の実施例の図3
に示すフローチャートと大差ないので、ここでは省略す
る。
【0029】以上のごとく、本発明により、波長の異な
る複数個のレーザチップを1パッケージに、光学系から
みて、光軸間の距離を160μm以下に合わせるように
搭載することが可能となる。
【0030】
【発明の効果】本発明においては、波長780nmの半
導体レーザチップと、波長635nm又は650nmの
半導体レーザチップとが、各光軸を近接して、具体的に
は光軸間の距離を160μm以下に合わせるように、配
置されて、1パッケージに搭載されているため、1つの
パッケージの半導体レーザ装置を用いるだけで、DVD
とCD−Rとを1つの記録再生装置で、記録、再生する
ことが可能となり、ピックアップを小型化、単純化する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る半導体レーザ装置のレ
ーザチップ配置を示す図である。
【図2】本発明の1実施例に係る半導体レーザ装置の斜
視図である。
【図3】本発明の1実施例に係る半導体レーザ装置の製
造方法のフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施例に係るレーザチップの構成
を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る半導体レーザ装置の
レーザチップの配置を示す図である。
【符号の説明】
1、2、101、102 半導体レーザチップ 3 103 サブマウント 4 104 ステム 5 光出力モニタ用ホトダイオード 6、7、8 Auワイヤ線 9、10、11、12 リードピン 13、14、15 絶縁材 16、17、116、117 導波路 18、19、118、119 レーザ光の光軸 120 端面 122 後端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/12 - 7/22 H01S 5/00 - 5/50

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる波長を有する複数のレーザチップ
    を、1パッケージに搭載した半導体レーザ装置におい
    て、 前記複数のレーザチップのうち、少なくとも1つは、そ
    の端面を、そのレーザチップの導波路の端面とは異なる
    領域が、前記導波路に対して鋭角の角度をつけて形成さ
    れ、 前記鋭角の角度をつけた領域は、反射鏡として利用可能
    な、鏡面処理を施してなり、かつ、そのレーザチップの
    導波路端面は劈開されてなることを特徴とする半導体レ
    ーザ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のレーザチップは、各光軸間の
    距離を160μm以下に合わせるように搭載されてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の半導体レーザ
    装置を製造する際、反射鏡として利用可能な、鏡面処理
    を施した後、レーザチップの導波路端面を劈開すること
    を特徴とする半導体レーザ装置の製造方法。
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